JP3885600B2 - 無人搬送車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床面に敷設された誘導帯に沿って自動で走行する無人搬送車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、床面に敷設された誘導帯に沿って自動で走行する無人搬送車がある。この種の無人搬送車には誘導帯に対する左右方向の位置を検知するセンサが設けられており、無人搬送車はこのセンサによる位置情報に基づいて自動で進行方向を変化させつつ走行するように構成されている。
進行方向を変化させつつ走行するための機構については図7の(A)から(E)に示すように、従来より種々のものが提案されているので、以下これらの機構について説明する。
なお、この説明で、「操舵輪」とは操舵でき、かつ無人搬送車を走行させるための駆動力(以下、単に「駆動力」という)を付与されない車輪をいい、「駆動輪」とは駆動力を付与され、かつ向きが固定された車輪をいい、「固定従動輪」とは、向きが固定で、かつ駆動力を付与されない車輪をいい、「自在従動輪」とは所謂キャスタであって車輪の接地点と、その車輪の向きを変化させるために車輪を支持する縦軸の中心の延長線と地面との交点が一致せずに、車輪が縦軸を中心として縦軸の移動方向を向くように回動する車輪であり、かつ駆動力を付与されない車輪をいう。また、「駆動操蛇輪」とは操舵でき、かつ駆動力が付与されるものをいう。
【0003】
まず、(A)は、左右の前輪を駆動輪300Aとし、左右の後輪を固定従動輪600Aとして、左右の駆動輪300Aの回転数に差を付けることにより進行方向を変化させるものである。
つぎに、(B)は、左右の前輪を駆動輪300Bとし、左右の後輪を自在従動輪450Bとして、(A)と同様に左右の駆動輪300Bの回転数に差を付けることにより進行方向を変化させるようにしたものである。
(C)は、左右の前輪を左右の回転数が同一の駆動操舵輪340Cとし、左右の後輪を固定従動輪600Cとしたものである。
また、(D)は、左右の前輪を操舵輪400Dとし、左右の後輪を左右の回転数が同一の駆動輪300Dとしたものである。
(E)は、左右の後輪を固定従動輪600Eとし、左右の前輪を操舵輪200Eとし、この左右の操舵輪200Eの間に一輪の駆動操舵輪300Eを操舵輪200Eと同一方向を向くように操舵輪200Eと一体に操舵可能に支持したものである。
なお、410C、410Dは、各々の操舵リンク420C、420Dを介して前輪の向きを操舵するシリンダであり、490Eは、操舵輪200Eと操舵駆動輪300Eが同一方向を向くように回動させる操舵モータである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、(A)では、前後輪の向きが固定されているため、進行方向を変化させるときに、前輪または後輪に横滑り現象が発生し、安定して走行することが困難である。
(B)では、自在従動輪450Bの方向が定まらず、蛇行するという問題がある。
(C)では、左右の駆動操舵輪340Cの回転数が同一であるため、回転半径が小さいと左右の駆動操舵輪340Cの軌跡長の差を吸収することができずに予定した軌跡から外れるという問題がある。
また、(D)でも、左右の駆動輪300Dの回転数が同一であるため、回転半径が小さいと左右の駆動輪300Dの軌跡長の差を吸収することができずに予定した軌跡から外れるという問題がある。
(E)では、中央に駆動操蛇輪300Eを有するので、この駆動操蛇輪300Eが床面に敷設された誘導帯上を走行することとなり、誘導帯として安価なガイドテープを用いるとガイドテープを剥がしたり切断したりするという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、誘導帯に対する追従性が高く、誘導帯を破損することがない無人搬送車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明に係る無人搬送車は、床面に敷設された誘導帯に沿って自動で走行する無人搬送車において、左右方向で前記誘導帯の幅よりも広い間隔を空けて設けられ、前記誘導帯をまたいで走行する左右一対の駆動輪と、該駆動輪を駆動する左右一対の駆動装置と、左右方向で前記誘導帯の幅よりも広い間隔を空けて設けられ、前記誘導帯をまたいで走行する左右一対の操舵輪と、該操舵輪を操舵する操舵装置と、前記誘導帯に対する左右方向の位置を検知するセンサと、該センサが検知した情報に基づいて前記操舵装置及び前記駆動装置を制御し、前記操舵輪を所定の方向に操舵するとともに、前記操舵輪の方向に応じて前記両駆動輪に回転数差を生じさせる制御装置と、これら駆動輪と操舵輪とが取り付けられたベースと、前記ベースの上部の前後方向の一端に前後方向の一端が上下方向に回動可能に結合し、他端に従動輪が設けられた、荷物を載置可能な荷物載置台と、を備えることを特徴とする。
よって、左右の前輪を操舵輪とし、この操舵輪の操舵角度に応じて左右の後輪の駆動輪に回転数差を設けるので、回転半径が小さくとも左右の駆動輪の軌跡の差を吸収することができ、誘導帯に対する追従性が高い安定した走行ができる無人搬送車を提供することができる。
また、駆動輪、操蛇輪は左右方向で誘導帯の幅よりも広い間隔を空けて設けられ、誘導帯をまたいで走行するようにしたので、誘導帯上を横切ることがなく、誘導帯を破損することがない無人搬送車を提供することができる。
さらに、駆動輪、駆動装置、操舵輪および操舵装置を配置したベースと荷物を載置する荷物載置台とを個別のものとしたので、積載する荷物の大きさや形状等により荷物載置台を種々準備すれば前記ベースは共用可能となり、さらに積荷の重量が大きくても駆動輪に積荷の大荷重が掛かることがないので円滑に走行することができる。
【0007】
また、請求項2に記載の本発明に係る無人搬送車は、前記荷物載置台の上方に設けられ、該荷物載置台を貫通して上下方向に伸縮する複数の弾発部材を介して前記ベースに接続され、その上面に積荷が載置されていないときは前記弾発部材により前記荷物載置台の上面と所定の間隙を空けて支持された荷積プレートを備え、前記荷積プレート上に積荷が搭載されて該荷積プレートが前記荷物載置台上に接触すると、積荷の重量の一部が荷物載置台を介して従動輪と操舵輪に掛かり、残りの重量が前記弾発部材を介して駆動輪に掛かるようにしたことを特徴とする。
【0008】
よって、荷積プレート上に載置した積荷により掛かる荷重の一部をベースに取り付けた駆動輪に配分することができ、また、弾発部材の仕様を選択することにより、駆動輪に掛かる荷重を適正に設定でき、これにより駆動輪の滑りをなくすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る無人搬送車の一の実施の形態について図面を参照して以下に説明する。
ここで、図1は、本発明に係る無人搬送車の基本構成を示す概念図であり、図2は、無人搬送車の側面図である。図3は、無人搬送車の回路図を兼ねた平面図である。
【0010】
(構成)
本発明に係る無人搬送車の構成について説明する。
本発明に係る無人搬送車の基本的な概念は、図1に示すように、左右の前輪を操舵装置40により操舵される操舵輪400R、400Lとし、左右の後輪を駆動装置30R、30Lにより駆動される駆動輪300R、300Lとし、センサ500が検知した誘導帯(ガイドテープ)800に対する左右方向の位置情報に基づいて制御装置50が操舵輪400R、400Lの操舵角度を制御するとともに、左右の駆動輪300R、300Lの回転数を制御するようにしたものである。
【0011】
すなわち、本実施の形態の無人搬送車10は、図2、図3に示すように、該無人搬送車10のフレームとなる矩形板状のベース60と、該ベース60の前面に取り付けたセンサ500と、該ベース60の下面前部に配置される操舵装置40と、該操舵装置40により操舵される操舵輪400R、400Lと、同じく下面の操舵装置40より後方に配置される左右の駆動装置30R、30Lと、該駆動装置30R、30Lにより駆動される駆動輪300R、300Lと、これら駆動装置30R、30L、操舵装置40を制御する制御装置50と、前記ベース60の前端に上下方向に回動可能に結合され、前記ベース60の上方に所定の間隔を空けて配設された荷物載置台20と、荷物載置台20の後端に設けられた固定従動輪200R、200Lと、荷物載置台20の上方に設けられた荷積プレート70と、荷物載置台20に設けた貫通孔28を貫通して荷積プレート70とベース60との間に取り付けられた弾発部材75とから構成されている。
【0012】
センサ500は、図示はしないが、ベース60の左右方向中心から左右に16個の磁気検出素子(磁気近接スイッチ)を誘導帯800の幅より広い等間隔で埋設した合成樹脂製の板状のものである。図4に示すように、No.8とNo.9の近接スイッチの間がベース60の左右方向の中心となる。
左右の操舵輪400R、400Lは、ベース60の前方下面に誘導帯800の幅より広い間隔で左右対称に取り付けられている。
操舵装置40は、ベース60の下面で左右の操舵輪400R、400Lとの間に設けられ、操舵輪400R、400Lを左右方向に回動可能に連結する操舵用リンク42R、42Lと、該操舵用リンク42R、42Lを連結する連結棒421と、連結棒421を左右方向に摺動する操舵シリンダ41と、操舵シリンダ41の出力軸と連結棒421とを連結する押圧腕422とから構成されている。なお、操舵シリンダ41は電動シリンダである。
【0013】
左右の駆動輪300R、300Lは、前記操舵輪400R、400Lより後方でベース60の下面に誘導帯800の幅より広い間隔で取り付けられている。
左右の駆動装置30R、30Lは、操舵装置40より後方において、ベース60の下面の左右両端に固定された駆動モータ31R、31Lにより構成されている。駆動モータ31R、31Lはブラケット311R、311Lを介してベース60の下面に左右対称に固定されている。
制御装置50は、図3の回路図に示すように、センサ500が検知した位置情報をX−Y座標軸に置き換えるシーケンサ53と、該シーケンサ53の出力値により操舵シリンダ41に操舵輪400R、400Lの操舵角度を指示するシリンダドライバ52と、同じくシーケンサ53の出力値により左右の駆動モータ31R、31Lに各々の回転数を指示するモータドライバ51と、これらに電力を供給するバッテリ59とから構成されている。そして、この制御装置50は上記の構成品を箱体に収納してベース60の下面の後部に配置される。
【0014】
荷物載置台20は、その前端で前記ベース60の前端にヒンジ21により上下方向に回動可能に連結され、後端に左右方向で誘導帯800の幅より広い間隔を空けて固定従動輪200R、200Lが取り付けられており、この固定従動輪200R、200Lにより後端の上下方向を支持されて前記ベース60の上方に所定の間隔を空けて設けられている。
なお、荷物載置台20の大きさをベース60と略同一の大きさとする場合は、固定従動輪200R、200Lの取り付け位置に対応するベース60の部分を切欠き、また、積荷が大きい場合は、荷物載置台20の大きさ(投影面積)を大きくするなど、ベース60の大きさにかかわらずに設定することができる。
【0015】
荷積プレート70は、図2に示すように、荷物載置台20の略全面を覆うように設けられた上部板71と、該上部板71の外周縁に上部板71の下面から下方に突出し、荷物載置台20の外周縁に接触するように設けられた外周フランジ72とから構成されている。
そして、この荷積プレート70は、荷物載置台20の適所に設けた複数の貫通孔28を貫通してベース60の上面と荷積プレート70の下面との間に設けられた弾発部材75により、荷積プレート70の上面に積荷が載置されていないときは荷物載置台20の上面と所定の間隙を空けてベース60に支持されている。
【0016】
(作用)
次に、上記のように構成された本実施の形態の無人搬送車10の動作について、無人搬送車10の運転動作と積荷積載時の動作に分けて説明する。
まず、無人搬送車10の操舵と走行の運転動作について説明する。無人搬送車10は、図4(A)に示すように、床面に敷設された誘導帯800が有する磁場をセンサ500が検知するが、センサ500の中心位置に対する誘導帯800の位置をズレ量として、近接スイッチ(図4(A)のNo.1〜16で示したもの)により検知する。
例えば、センサ500に対して誘導帯800の磁場が図4(A)のXgで示す無人搬送車10の進行方向右側の位置にある場合、センサ500はNo.6とNo.7の近接スイッチが作動することによりその磁場を検知し、前述のシーケンサ53にNo.6とNo.7の近接スイッチが動作したことを入力する。
シーケンサ53はその入力により、プログラムされたとおりに近接スイッチのNo.6とNo.7の間隔が中心から右へ2番目であることを判断して、誘導帯800とセンサ500の中心Xoとのズレ量2を出力する。
【0017】
シーケンサ53はこの情報をシリンダドライバ52に伝達し、該シリンダドライバ52は操舵装置40の操舵シリンダ41に、操舵輪42が前記ズレ量2に対応する角度で操舵されるように押圧腕422を所定量移動させる指令を出す。
すなわち、図4(B)に示すように、ズレ量1当たりの操舵角度は最大操舵角度である45゜を7分割した約6.4゜であるから、ズレ量2に対応する操舵角度はその2倍の約12.8゜となり、操舵シリンダ41はこの指令に基づき、連結棒421を介して操舵輪400R、400Lがこの角度だけ右方向に回動されるように連結棒421を押圧する押圧腕422を所定量所定方向(この場合は左方向)に移動させる。
【0018】
さらに、シーケンサ53からの前記情報がモータドライバ51に伝達され、該モータドライバ51は内輪となる右側の駆動輪300Rを駆動する駆動モータ31Rの回転数を左側の駆動輪300Lを駆動する駆動モータ31Lの回転数より少なくするように指令する。
すなわち、図4(C)に示すように、ズレ量1当たりの左右の駆動モータ31R、31Lの回転数差は、直進時は0rpmであり、旋回時の最大回転数差を100rpmとすると、100rpmを7分割した約14rpmであるから、ズレ量2に相当する回転数差はその2倍の約28rpmとなり、駆動モータ31Rはこの指令に基づき、右の駆動輪300Rの回転数が左の駆動輪300Lの回転数より28rpmだけ少なくなるように制御される。
逆に、図示は省略したが、左側の駆動輪300Lを駆動する駆動モータ31Lの回転数を右側の駆動輪300Rを駆動する駆動モータ31Rの回転数より多くするように指令するようにプログラムしてもよい。
なお、無人搬送車10の速度を大きくするため上記の駆動モータ31R、31Lの回転数を上げた場合でも、左右の駆動モータ31R、31Lの回転数差を比例して制御すればよい。
【0019】
つぎに、無人搬送車10への積荷積載時の動作について説明する。
図5(A)に示すように、荷積プレート70に荷物が積載されていない無負荷時には、荷積プレート70は弾発部材75により荷物載置台20の上方に所定の間隙を空けて支持されており、荷物載置台20の上面と荷積プレート70の下面との間に隙間tの空間が生じている。
この無負荷状態から、図5(B)に示すように、荷積プレート70上に積荷Mを搭載すると、積荷Mの重量Fにより弾発部材75が押圧されて隙間tの分だけ撓み、荷積プレート70が荷物載置台20上に接触して積荷Mによる重量Fの一部が荷物載置台20を介して固定従動輪200R、200Lと操舵輪400R、400Lに掛かり、弾発部材75によりベース60にさらに積荷Mによる残りの重量が付与され、その重量が駆動輪300R、300Lに掛かり駆動輪300R、300Lのスリップが防止される。
【0020】
すなわち、駆動輪300R、300Lに付与したい荷重をW、弾発部材75の個数をm、弾発部材75のバネ定数をk、弾発部材75の撓み代(前記隙間と略同じ)をtとすると、
W=mkt
となり、弾発部材75の個数m、バネ定数k、撓み代tを自由に設定することにより駆動輪300R、300Lに付与したい荷重Wを設定することができる。
そして、図6に示すように、駆動輪300R、300Lに掛かる荷重Wは、積荷Mの重量Fが0すなわち無負荷の状態でも制御装置50やベース60等の自重によりWoの荷重が掛かり、積荷Mの重量Fが増加すると荷重Wも増加するが、撓み代が最大すなわち隙間tが0となって荷積プレート70がベース60の上面に接触する状態となる重量Fnからは荷重Wn以上は駆動輪300R、300Lに掛からず、残余の荷重は操舵輪400R、400Lと固定従動輪200R、200Lに分散されることとなる。
【0021】
このように、本実施の形態の無人搬送車10は、左右の前輪を左右方向で誘導帯800の幅よりも広い間隔を空けて設けられた操舵輪400R、400Lとし、左右の後輪を左右方向で誘導帯800の幅よりも広い間隔を空けて設けられた駆動輪300R、300Lとし、操舵輪400R、400Lの操舵角度に応じて左右の駆動輪300R、300Lの駆動モータ31R、31Lの回転数に差を設けるようにしたので、誘導帯に対する追従性が高く安定した走行が可能となり、また、誘導帯を横切ることがないため、誘導帯を破損することがなくなった。
駆動輪300R、300Lや操蛇輪400R、400Lが取り付けられたベース60と、実際に積荷を載置する荷物載置台20とを別体とし、積荷Mの荷重Wを荷物載置台20に設けた固定従動輪200R、200Lとベース60に設けた駆動輪300R、300Lや操蛇輪400R、400Lとで分担して支持するため、駆動輪300R、300Lに積荷の大荷重が掛かって走行不能になることがなく、円滑に走行することができる。
また、駆動輪300R、300Lが取り付けられたベース60に弾発部材75を介して積荷Mによる荷重Wの一部を負荷するようにしたので、駆動輪300R、300Lに掛かる荷重を適正に設定でき、駆動輪300R、300Lの滑りを防止することが可能になった。
【0022】
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、センサ500に16個の磁気検出素子(磁気近接スイッチ)を有するものを採用したが、これに限られず、さらに細かく左右32個等の検出素子を有するものを採用することも可能である。この場合は、操舵輪の操舵角度及び左右の駆動輪の回転数差をさらに精度よく制御することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、床面に敷設された誘導帯に沿って自動で走行する無人搬送車であって、床面に敷設された誘導帯に対する荷物載置台の左右方向の位置をセンサにより検知し、該センサが検知した情報に基づいて操舵装置及び駆動装置を制御し、操舵輪を所定の方向に操舵するとともに、操舵輪の方向に応じて左右の駆動輪に回転数差を生じさせるように構成したので、操舵輪の操舵角度に応じて駆動輪を差動させることができ、誘導帯に対する追従性が高く安定して走行することができる無人搬送車を提供することが可能となった。
また、左右の操舵輪、駆動輪等は、左右方向で誘導帯の幅より広い間隔を空けて設けたので、誘導帯を横切ることがなく、誘導帯を破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態に係る無人搬送装置の基本構成を示す概念図である。
【図2】 本発明の一の実施の形態に係る無人搬送装置の側面図である。
【図3】 本発明の一の実施の形態に係る無人搬送装置の回路図を兼ねた平面図である。
【図4】 本発明の一の実施の形態に係る無人搬送装置の操舵角と左右の駆動モータの回転数差の関係を表すグラフである。
【図5】 本発明の一の実施の形態に係る無人搬送装置の後部の拡大断面図で、(A)は無負荷状態、(B)は、荷積状態を示す。
【図6】 本発明の一の実施の形態に係る無人搬送装置の積荷重量と駆動輪に掛かる荷重との関係を示すグラフである。
【図7】 従来の各種の無人搬送車の基本構成を示す概念図である。
【符号の説明】
10 無人搬送車
20 荷物載置台
30 駆動装置
31 駆動モータ
40 操舵装置
41 操舵シリンダ
42 操舵用リンク
50 制御装置
53 シーケンサ
60 ベース
70 荷積プレート
75 弾発部材
200 固定従動輪
300 駆動輪
400 操舵輪
500 センサ
800 誘導帯

Claims (2)

  1. 床面に敷設された誘導帯に沿って自動で走行する無人搬送車において、
    左右方向で前記誘導帯の幅よりも広い間隔を空けて設けられ、前記誘導帯をまたいで走行する左右一対の駆動輪と、
    該駆動輪を駆動する左右一対の駆動装置と、
    左右方向で前記誘導帯の幅よりも広い間隔を空けて設けられ、前記誘導帯をまたいで走行する左右一対の操舵輪と、
    該操舵輪を操舵する操舵装置と、
    前記誘導帯に対する左右方向の位置を検知するセンサと、
    該センサが検知した情報に基づいて前記操舵装置及び前記駆動装置を制御し、前記操舵輪を所定の方向に操舵するとともに、前記操舵輪の方向に応じて前記両駆動輪に回転数差を生じさせる制御装置と、
    これら駆動輪と操舵輪とが取り付けられたベースと、
    前記ベースの上部の前後方向の一端に前後方向の一端が上下方向に回動可能に結合し、他端に従動輪が設けられた、荷物を載置可能な荷物載置台と、
    を備えることを特徴とする無人搬送車。
  2. 前記荷物載置台の上方に設けられ、該荷物載置台を貫通して上下方向に伸縮する複数の弾発部材を介して前記ベースに接続され、その上面に積荷が載置されていないときは前記弾発部材により前記荷物載置台の上面と所定の間隙を空けて支持された荷積プレートを備え、
    前記荷積プレート上に積荷が搭載されて該荷積プレートが前記荷物載置台上に接触すると、積荷の重量の一部が荷物載置台を介して従動輪と操舵輪に掛かり、残りの重量が前記弾発部材を介して駆動輪に掛かるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の無人搬送車。
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