JP3877553B2 - スタック型電子部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスタック型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からスタック型電子部品は公知であり、図4に示すように、通常両端部に外部電極1、2を有する複数個の電子部品3a、3bを、前記外部電極1、2が上下に配列するように、重ねるとともに、前記外部電極1、2に導電性材料からなる一対の板状脚部4、5を固着し、さらに脚部4、5の先端部を最下位の電子部品3bより下方に延ばして回路基板Bに接地可能にしたスタック型電子部品6は公知である(特開平11−102834号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この構造の電子部品は、それを回路基板に実装する場合それが占める設置面積を所定以上に増大させることなく回路の並列度を向上させることができるという利点を有しているが、スタック電子部品の組み立て時、回路基板に対する実装時、又は同様に実装された後においてなお次のような問題がある。
【0004】
まず、第一に複数個の電子部品を重ねてそれらの電極に対して前記板状脚部を固着するとき、その脚部に対して最下位にはんだ付けして取り付けられる電子部品の設置位置を正確に決定しなければならない。というのは最下位に取り付けられる電子部品と回路基板との間に所定の放熱空間を設ける必要があるからである。
【0005】
第二に、回路基板にスタック型電子部品をロボットにより取り付ける場合において前記電子基板に対してスタック電子部品を当接するとき、電子基板に対して衝撃が加わらないように当接しなければならない。なぜならば、電子基板の印刷回路又は他の電子部品を損傷しないようにする必要があるからである。第三に、前記脚部の設置がスタック型電子部品に通電させとき発する熱の放散面積をより大きくしなければならない。
【0006】
そこで、本発明者は前記問題を解消し得るスタック型電子部品を提案すべく鋭意研究した結果、前記板状脚部を特定の形状・構造にすればよいという事実を見出し、本発明を完成した。従って本発明の課題は、両端部に外部電極を有する複数個の電子部品を重ねて、それら電子部品の外部電極に板状脚部を固着してスタック型電子部品を組み立てるとき、その板状脚部に対する最下位の電子部品の位置決めを容易にするとともに、回路基板に対してスタック型電子部品の実装するとき、両者の当接衝撃及び熱衝撃性を抑制し、さらにスタック型電子部品を使用するときに発生する熱が放熱し易い構造のスタック型電子部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明は前記の課題を解決するために、両端部に外部電極を有する複数個の電子部品を、前記外部電極が上下に配列するように、重ねるとともに、導電性材料からなる板状脚部を前記外部電極に固着してその先端部を最下位の電子部品より下方に延ばして回路基板に接地可能にしたスタック型電子部品において、前記板状脚部に対し、その上部に前記外部電極に固着される平坦な切残し部を存在させつつ、該切残し部からその下方に位置する部位を脚部下端に達するように、上下方向に切込みを入れて、該板状脚部に3個の帯状の舌状片を形成するとに、それら舌状片のうちの幅方向中央の舌状片を、前記外部電極に固着せしめつつ、その先端部を内方に折り曲げて最下位の電子部品を支承する位置決め手段とする一方、残りの幅方向両側の舌状片を、該外部電極から離隔するように、外方に曲げ、更に下方に曲げ形成して、前記外部電極との間に放熱空間を設けるという手段を採用する。
【0009】
請求項発明は前記導電性材料としてりん青銅を採用して放熱を促進する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照しながら本発明の好ましい実施態様を詳述する。本発明の対象となるスタック型電子部品としては、セラミックコンデンサ及びセラミックバリスタ等があり、図1及び図2に示すように、回路基板Bに実装される。このスタック型電子部品10を構成する単位電子部品11は、直方体状のセラミック体12の中に所定間隔をおいて内部電極(図示なし)が多数枚上下方向に積層されている。そしてそれらの内部電極が1枚おきに前記セラミック体11の水平方向の左右端に露出し、その露出部に外部電極13、14が取り付けられている。
【0011】
上記単位電子部品11は、複数個、熱硬化性接着剤を介して、前記外部電極13、14が上下に配列するように、重ねられている。そして、前記単位電子部品11の長手方向における外部電極13、14の端面には導電性材料、好ましくはりん青銅からなる一対の板状脚部15、16が固着されており、その先端部が下方に延びている。
【0012】
前記板状脚部15、16は直方形板状体を機械加工することにより形成されており、その基端部が前記単位電子部品11のうち少なくとも最最上部の単位電子部品11の外部電極13、14にはんだ付けされているとともに、その先端部が幅方向に3分割されるよう長手方向に切り裂かれて分岐し、3つの舌状片15a、15b、15c、16a、16b、16cになっている。そして各板状脚部15、16の舌状片のうち、中央にある中央舌状片15b、16bは、他の舌状片である外方舌状片15a、15c、16a、16cより短く切断されているとともに、その先端部が内方に曲げ形成されて、スタック電子部品10を下方から支承する位置決め手段になっている。
【0013】
他方、前記外方舌状片15a、15c、16a、16cはその途中が外方に稲妻形状に曲げ形成されているとともに、それらの先端部が中央舌状片15b、16bより下位において内方に曲げ形成されている。従って、スタック電子部品10の水平方向において外部電極13、14又は中央舌状片15b、16bと外方舌状片15a、15c、16a、16cとの間に所定の放熱空間S1が形成されているとともに、前記回路基板Bとスタック型電子部品10との間にも所定の放熱空間S2が形成され、それらの放熱空間S1、S2が通電時の発熱又は回路基板Bに対して外部電極13、14の接地体としての外方舌状片15a、15c、16a、16cをはんだ付けする際の発熱を放散するようになっている。
【0014】
このように構成されるスタック電子部品10を回路基板Bに実装する場合、まず単位電子部品11を複数個熱硬化型の接着剤を使用して仮止めしながら外部電極13、14が上下に配列するように積み重ねてスタック型電子部品10を作る。次いで本発明に係る板状脚部15、16を準備してその中央舌状片15b、16bに前記スタック型電子部品10を係止しながら、少なくとも最上部の単位電子部品11の外部電極13、14と板状脚部15、16との間をはんだ付けする。この過程で前記中央舌状片15b、16bの先端部が曲げ加工されているので、板状脚部15、16に対してスタック型電子部品10を所定の位置に位置決めできるという効果を発揮する。
【0015】
このようにしてスタック型電子部品10に対して相対向する一対の外部電極13、14を固着したら、回路基板Bに対して外方舌状片15a、15c、16a、16cをロボットにより所定の位置に当接させてから、印刷回路の一部分にはんだ付けして実装する。この過程では外方舌状片15a、15c、16a、16cの途中に稲妻形の屈曲部が存在するので、板状脚部15、16のついたスタック型電子部品10を回路基板Bに当接してもその衝撃が前記屈曲部で吸収緩和され、その結果回路基板B上に既に設置されている他の電子部品や印刷回路を損傷することがない。
【0016】
回路基板Bにおいてはんだ付けされたスタック型電子部品10からの発熱はそれと板状脚部15、16との間に形成されている放熱空間S1、S2から放熱されるので、本発明に係るスタック型電子部品10は熱衝撃を著しく緩和するという効果を発揮する。加えて中央舌状片15b、16bと外方舌状片15a、15c、16a、16cとの間に存在する放熱空間S1はスタック型電子部品10の通電時の発熱も放散するという効果を発揮する。
【0017】
本発明はその根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度で前記実施の態様を一部分変更して実施することができる。例えば、図3に示すように、板状脚部15、16の先端部寄り中央部を切り欠いて中央舌状片15b、16bにすることもできるし、また中央舌状片に代えて複数個の外方舌状片の一つを位置決め手段にすることもできる。さらに舌状片を二つ形成してそのうちの一つを前記位置決め手段にして他の舌状片を接地体とすることもできる。さらに前記位置決め手段の横幅を接地体の横幅より著しく狭くすることもできる。
【0018】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明は、両端部に外部電極を有する複数個の電子部品を重ねて、それら電子部品の外部電極に板状脚部を固着してスタック型電子部品を組み立てるとき、それらの板状脚部に対する最下位の電子部品の位置決めを容易にするとともに、回路基板に対してスタック型電子部品の実装するとき、両者の当接衝撃及び熱衝撃性を抑制し、さらに回路基板上での使用時に発生する熱を放熱し易くするという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスタック型電子部品の一実施態様を示す斜視図である。
【図2】同様に正面図を示す。
【図3】同様に他の実施態様を示す斜視図である。
【図4】従来技術の斜視図である。
【符号の説明】
10 スタック型電子部品
11 電子部品
12 セラミック
13、14 外部電極
15、16 板状脚部
15a、15b、15c、16a、16b、16c 舌状片
S1、S2 放熱空間
B 回路基板。

Claims (2)

  1. 両端部に外部電極(13,14)を有する複数個の電子部品(11)を、前記外部電極が上下に配列するように、重ねるとともに、導電性材料からなる板状脚部(15、16)を前記外部電極に固着してその先端部を最下位の電子部品より下方に延ばして回路基板(B)に接地可能にしたスタック型電子部品(10)において、前記板状脚部(15、16)に対し、その上部に前記外部電極に固着される平坦な切残し部を存在させつつ、該切残し部からその下方に位置する部位を脚部下端に達するように、上下方向に切込みを入れて、該板状脚部に3個の帯状の舌状片(15a、15b、15c;16a、16b、16c)を形成するとに、それら舌状片のうちの幅方向中央の舌状片(15b、16b)を、前記外部電極に固着せしめつつ、その先端部を内方に折り曲げて最下位の電子部品を支承する位置決め手段とする一方、残りの幅方向両側の舌状片(15a、15c;16a、16c)を、該外部電極から離隔するように、外方に曲げ、更に下方に曲げ形成して、前記外部電極との間に放熱空間(S1)を設けたことを特徴とするスタック型電子部品。
  2. 前記導電性材料は、りん青銅である請求項1記載のスタック型電子部品。
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