JP3873419B2 - 苗移植機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、苗移植機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、歩行型の野菜苗移植機等の苗移植機において、機体の上部に前後に長い苗載置台を設け、車輪やクローラ等の走行推進体に動力を伝達する走行伝動部を前記苗載置台の下方に設け、前記苗載置台の後側に設けた苗取出口から苗を一株分づつ取り出して圃場に植え付ける苗植付装置を設けると共に、前記苗載置台を左右移動させて苗を一株分づつ前記苗取出口に供給するよう構成した苗移植機がある。そして、前記走行伝動部からの動力を苗載置台の後部の下方に設けた左右移動用伝動部に伝達し、前記左右移動用伝動部から苗載置台の後部に連結される連結機構を介して苗載置台を左右移動させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の苗移植機においては、苗載置台を機体の上部に前後に長く配置しているので、機体の低重心化を図りながら前記苗載置台に多量の苗を載置することができる。また、走行推進体に動力を伝達する走行伝動部を前記苗載置台の下方に設けることにより、前記走行推進体を機体の前後バランスが良好となる位置に配置できる。
【0004】
ところが、苗載置台の後部の下方に左右移動用伝動部を設けているので、その分苗載置台ひいては苗取出口が高くなり苗植付装置による苗取出口から圃場面までの苗の移送距離が長くなり、苗の植付姿勢が安定しなかったり苗植付装置に保持した苗が脱落したりすることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決すべく次の技術的手段を講じた。すなわち、機体の上部に前後に長い苗載置台(23)を設け、走行推進体(3,3)に動力を伝達する走行伝動部(5)を前記苗載置台(23)の下方に設け、前記苗載置台(23)の後側に設けた苗取出口(42)から苗を一株分づつ取り出して圃場に植え付ける苗植付装置(30)を苗載置台(23)の後方に設け、前記苗載置台(23)を左右移動させて苗を一株分づつ前記苗取出口(42)に供給するよう構成すると共に、植付の入切及び走行推進体(3,3)の昇降操作が行える植付・昇降レバー(57)を設けた苗移植機において、前記走行伝動部(5)からの動力を植付伝動軸(25)、前記走行伝動部(5)の後方に設けた植付伝動ケース(26)及び植付チェーンケース(28)を介して苗植付装置駆動ケース(29)ヘ伝達して前記苗植付装置(30)を駆動し、前記苗植付装置駆動ケース(29)から動力を分岐して苗載置台(23)の上側に配設した苗載置台左右移動ケース(31)へ伝達し、前記苗載置台左右移動ケース(31)内の動力により左右移動軸(35)を左右移動させ、該軸(35)の両端部の第一支持アーム(36)、左右支持軸(37)及び左右の第二支持アーム(38)を介して苗載置台(23)を左右移動させる構成とし、前記左右の第二支持アーム(38)間が苗載置台(23)の幅と略等しくなるように該第二支持アーム(38)を苗載置台(23)側に設けて左右支持軸37端部と第二支持アーム38とにより苗載置台(23)の側方に機体外方からの空間部(S)を形成したことを特徴とする苗移植機とした。
【0006】
【発明の効果】
よって、本発明の苗移植機は、苗載置台(23)を機体の上部に前後に長く配置しているので、機体の低重心化を図りながら前記苗載置台(23)に多量の苗を載置することができる。また、走行推進体(3,3)に動力を伝達する走行伝動部(5)を前記苗載置台(23)の下方に設けることにより、前記走行推進体(3,3)を機体の前後バランスが良好となる位置に配置できる。
【0007】
さらに、走行伝動部(5)からの動力を植付伝動軸(25)、前記走行伝動部(5)の後方に設けた植付伝動ケース(26)及び植付チェーンケース(28)を介して苗植付装置駆動ケース(29)ヘ伝達して前記苗植付装置(30)を駆動し、前記苗植付装置駆動ケース(29)から動力を分岐して苗載置台(23)の上側に配設した苗載置台左右移動ケース(31)へ伝達し、前記苗載置台左右移動ケース(31)内の動力により左右移動軸(35)を左右移動させ、該軸(35)の両端部の第一支持アーム(36)、左右支持軸(37)及び左右の第二支持アーム(38)を介して苗載置台(23)を左右移動させる構成とし、前記左右の第二支持アーム(38)間が苗載置台(23)の幅と略等しくなるように該第二支持アーム(38)を苗載置台(23)側に設けて左右支持軸37端部と第二支持アーム38とにより苗載置台(23)の側方に機体外方からの空間部(S)を形成したので、従来の苗載置台の後部の下方に左右移動用伝動部を設けた構成のものと比較して苗載置台(23)の下方の伝動構成をコンパクトにでき、その分苗載置台(23)ひいては苗取出口(42)を低く構成でき苗植付装置(30)による苗取出口(42)から圃場面までの苗の移送距離が短くなり、苗の植付姿勢の向上や苗植付装置(30)による確実な苗の保持を図ることができると共に、前記空間部(S)から苗載置台(23)のメンテナンスを容易に行える。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。図1は、成形苗である野菜苗を移植する歩行型の苗移植機1を示すものであり、この歩行型の苗移植機1は、左右一対の前輪2,2及び後輪3,3により、圃場に造成された畦をまたいで走行する構成である。機体の前部にエンジン4を搭載し、該エンジン4からの出力により走行伝動部である主伝動ケース5、左右の後輪駆動チェーンケース6,6を介して左右の後輪3,3を駆動する。前記エンジン4は、前記主伝動ケース5から前方に延びるエンジン支持フレーム部7に載置された構成となっている。前記主伝動ケース5の後部には左右方向に延びる左右フレーム8を設け、該左右フレーム8から後方に延びる主フレーム9を機体の右寄りに設け、該主フレーム9の後端部にハンドル10を設けている。尚、前記左右の前輪2,2は、下部が内側に向くように傾斜して設けられたキャンバ角を有する転動輪であり、左右の後輪3,3のそれぞれ前方に設けられている。また、左右の後輪駆動チェーンケース6,6も左右の後輪3,3の下部が内側に向くように若干の傾斜を有している。尚、前記後輪駆動チェーンケース6,6の減速前の入力のスプロケットに対して前記チェーンケース6,6を傾斜して設け前記チェーンケース6,6内の伝動チェーンを若干ひねる構成としたので、後輪駆動チェーンケース6,6に対して後輪3,3を傾斜させるよりも簡素な構成とすることができる。
【0009】
前記左右一対の前輪2,2は、左右方向に延びる前輪支持軸11の左右両端部に該前輪支持軸11に対して上下位置調節可能に設けられている。そして、前記前輪支持軸11は、エンジン支持フレーム部7の下部に前後方向のローリング軸12を介して設けられ、機体に対して左右にローリング可能となっている。機体の前後左右の略中央に、油圧式の後輪昇降シリンダ13を設けている。また、主伝動ケース5の左側には油圧ポンプ14、前記主伝動ケース5の後部には油圧切替バルブケース15を固着して設けている。前記後輪昇降シリンダ13は、前記油圧切替バルブケース15内の後輪昇降操作バルブを操作することにより前記油圧ポンプ14からの油圧を切り替えて作動するようになっている。前記後輪昇降シリンダ13のシリンダロッド端には、左右に延びる横杆16を固着している。この横杆16の左右端部にそれぞれ後輪昇降ロッド17,18を枢着し該ロッド17,18の他端をそれぞれの後輪駆動チェーンケース6,6に固着された上側アーム6a,6aに枢着して、前記横杆16と後輪駆動チェーンケース6,6とを連結した構成となっている。従って、前記後輪昇降シリンダ13の伸縮により前記横杆16、前記後輪昇降ロッド17,18を介して後輪駆動チェーンケース6,6の入力軸6b,6b回りに後輪駆動チェーンケース6,6を回動し、該後輪駆動チェーンケース6,6の回動により後輪3,3が上下して機体が昇降する構成となっている。
【0010】
また、右側の後輪昇降ロッド18の中途部には油圧式のローリングシリンダ19を設けており、該ローリングシリンダ19の作動により右側の後輪昇降ロッド18のロッド長を変更して左側の後輪3に対する右側の後輪3の高さを相違させることができる。前記ローリングシリンダ19は、油圧切替バルブケース15内のローリング操作バルブを操作することにより作動するようになっている。前記ローリング操作バルブは該バルブの前方に前後方向の回動軸20回りに回動自在に設けた振り子体21の回動により操作され、圃場の凹凸部を走行しても機体の左右傾斜姿勢を所定の状態に維持するように構成されている。
【0011】
尚、右側の後輪駆動チェーンケース6の上方への回動を規制するストッパー22を主伝動ケース5に設けている。該ストッパー22により、ローリングシリンダ19が介在する分左側の後輪3より上下動範囲が大きくなる右側の後輪3が上方の苗載置台23や苗載置台左右移動機構24等に干渉するのを防止している。主伝動ケース5からの動力により植付伝動軸25を介して主伝動ケース5の後方の植付伝動ケース26に伝動される。また、機体の走行速度に比例した速度となるよう前記主伝動ケース5から前記植付伝動ケース26へ伝動される構成である。尚、前記植付伝動ケース26は、主伝動ケース5の後部に固着した左右フレーム8から機体の左寄りに設けた植付伝動ケース支持フレーム27を介して支持された構成となっている。前記植付伝動ケース26からの動力により植付チェーンケース28を介して苗植付装置駆動ケース29に動力を伝達し、苗植付装置30を駆動すると共に前記苗植付装置駆動ケース29から動力を分岐し苗載置台左右移動ケース31に伝動する構成となっている。前記苗載置台左右移動ケース31内で苗植付装置30が苗を掻き取るときに左右移動速度が遅くなるようにした緩速伝動機構32やリードカム33、リードカム軸34等を介して伝動し苗載置台左右移動ケース31を左右に貫通して設けられた左右移動軸35を左右移動し、該軸35の両端部の第一支持アーム36,36、左右支持軸37、左右の第二支持アーム38,38を介して苗載置台23を左右移動させる構成となっている。これらにより、苗載置台左右移動機構24を構成している。尚、苗載置台23は、前側案内部39、後側案内板40により支持及び案内されて左右移動する構成となっている。
【0012】
そして、苗載置台23を苗の一株分づつ左右移動させると共に、該苗載置台23の左右移動終端において苗載置台23上の苗を一株分づつ後方へ送る苗送りベルト41を備え、後側案内板40に備える苗取出口42において苗載置台23上のペーパーポット苗を一株づつ苗載置台23の後方の苗植付装置30により掻き取り、該苗植付装置30が掻き取った苗を土壌面まで搬送して圃場に植え付ける構成となっている。尚、前記苗送りベルト41は、植付伝動ケース26からの伝動により駆動する。また、前記苗植付装置30の前方には昇降して圃場面に間欠的に植付穴を形成する作溝体43を設けており、該作溝体43で形成した植付穴に前記苗植付装置30が苗を植え付けるようになっている。また、前記苗植付装置30は、上下方向に長い閉ループ状の軌跡Tを描きながら作動するようになっている。その後、左右一対の覆土輪44,44により、植え付けた苗の周辺に土壌を覆土する構成となっている。尚、前記覆土輪44,44は、機体に対して前端部の左右方向の回動軸45回りに上下方向に回動するように設けた覆土輪支持フレーム46の後部に取り付けられている。また、前記覆土輪支持フレーム46の後端部には、覆土輪44,44の覆土圧を維持するためのウエイト47を設けている。
【0013】
苗載置台左右移動機構24の左右の第二支持アーム38,38間が苗載置台23の幅と略等しくなるように前記第二支持アーム38,38を苗載置台23側に設けているので、苗載置台23の側方に機体外方からの空間部Sができ、この空間部Sから苗送りベルト41等の苗載置台23のメンテナンスを容易に行える。また、苗載置台23の後部の後側案内板40に近いところに第二支持アーム38,38を取り付けているので、苗取出口42付近の苗の左右移動が確実となり前記苗取出口42に苗を一株分づつ精度良く供給する。
【0014】
そして、主伝動ケース5からの動力を前後方向で苗載置台23の苗取出口42側を経由して苗載置台23の上側に配設した苗載置台左右移動ケース31へ伝達し、前記苗載置台左右移動ケース31からの動力により前記苗載置台23を左右移動させるように構成したので、従来の苗載置台23の後部の下方に苗載置台左右移動ケースを設けた構成のものと比較して苗載置台23の下方の伝動構成をコンパクトにでき、その分苗載置台23ひいては苗取出口42を低く構成でき苗植付装置30による苗取出口42から圃場面までの苗の移送距離が短くなり、苗植付装置30の作動軌跡Tを小さくできるので該苗植付装置30が土壌内に突入する前後長を小さくでき、苗の植付姿勢の向上や苗植付装置30による確実な苗の保持を図ることができる。
【0015】
また、前記作溝体43の前方には圃場面感知プレート48を設けている。該圃場面感知プレート48は左右方向の軸49回りに回動可能に設けられ、接地することによる該プレート48の回動に伴ってロッド50等を介して油圧切替バルブケース15内の後輪昇降操作バルブを操作して苗植付装置30により所定の植付深さとなるように後輪3,3を昇降するようになっている。尚、圃場面感知プレート48の接地面側には該プレート48の回動支点軸側の端部のみ接着したビニール製のフィルム51を設けており、該フィルム51により前記圃場面感知プレート48及び前記フィルム51に土壌が付着しにくいようにしている。
【0016】
前記圃場面感知プレート48は、左右の後輪3,3間に設けられると共に、主フレーム9、左右フレーム8及び植付伝動ケース支持フレーム27で構成される平面視コの字型で囲まれた部分に配置され、植付伝動ケース26の前方に該プレート48の一部が配置されている。従って、圃場面感知プレート48は、主フレーム9、左右フレーム8、植付伝動ケース支持フレーム27及び植付伝動ケース26で囲まれた部分に配置されているので、外部から該プレート48を変形させたりするのを抑制している。
【0017】
ところで、後輪昇降シリンダ13により前後移動する横杆16の後方には後輪昇降シリンダ13が所定以上伸びたときに前記横杆16が当接するローラ52を設けている。該ローラ52は、植付伝動ケース26に支持される回動アーム53の先端部に取り付けられ、前記回動アーム53から覆土輪昇降用ロッド54を介して覆土輪支持フレーム46に連結されている。従って、後輪3,3が所定高さより下降すると(機体が所定高さより上昇すると)、前記回動アーム53が回動して覆土輪支持フレーム46が上方に回動し、覆土輪44,44が強制的に上昇する。これにより、機体の旋回時に、覆土輪44,44が圃場の畝を崩すようなことを抑制すると共にオペレータが旋回操作を行いやすい。尚、この苗移植機1は、旋回時に、後輪3,3を下降するのに伴って機体に対して昇降しない前輪2,2が圃場に対して上昇するので、前記前輪2,2が圃場の畝を崩すようなことを抑制すると共にオペレータが旋回操作を行いやすい構成となっている。
【0018】
また、主フレーム9にはスタンド55を設けている。このスタンド55は、前輪2,2を接地した状態で後輪3,3を浮かせられる構成となっており、主に後輪3,3の組替え時やトレッド調節をすべく後輪3,3の左右位置を変更するときに使用する。前記スタンド55は、L字型の棒材で構成され、前記主フレーム9に対して上下位置変更可能で且つ非使用時に前後方向に向く接地部55aを使用時に左右方向に向けて固定できるように上下方向の軸回りに回動可能なっている。従って、左右の前輪2,2と左右方向に延びる前記接地部55aにより機体を安定して支持できると共に、スタンド55非使用時には前記接地部55aを前後方向に向けて主フレーム9に沿わせるので覆土輪支持フレーム46の回動の邪魔にならない。尚、該スタンド55の使用状態で苗植付装置30を作動させても、該苗植付装置30が土壌内に突入しないようになっている。
【0019】
ハンドル10の近傍には後輪3,3及び植付伝動ケース26への伝動を断つことができる主クラッチレバー56、植付の入切及び後輪3,3の昇降操作が行える植付・昇降レバー57、前記植付・昇降レバー57により後輪3,3を下降させた状態で植付の駆動が行える空苗植えレバー58を設けている。前記植付・昇降レバー57は、前後方向に操作するように設けられ、レバー後端の後輪下降位置から前方に操作するに従って後輪昇降固定位置、圃場面感知プレート48により後輪3,3を昇降させる後輪自動昇降位置があり、更に前方に操作すると植付系統が駆動するようになっている。
【0020】
前記植付・昇降レバー57を植付の駆動位置に操作すべく前方に操作すると、該レバー57と一体回転する植付用アーム57aを介して植付用リンク57bの下端に設けたピン57cを上昇させ、前記ピン57cと係合する植付クラッチワイヤ59の端部に設けたワイヤ引き用プレート60の長孔部60aを介して前記植付クラッチワイヤ59を引っ張って植付を駆動する構成となっている。前記空苗植えレバー58を植付を駆動すべく後上方に操作すると、該レバー58と一体回転する空苗植え用アーム58aを介して空苗植え用リンク58bの下端に設けたピン58cを上昇させ、前記ピン58cと係合するワイヤ受けプレート61、前記ワイヤ引き用プレート60を介して植付クラッチワイヤ59を引っ張って植付を駆動する構成である。このとき、植付用リンク57bのピン57cと前記ワイヤ引き用プレート60とは長孔部60aを介して係合しているので、空苗植えレバー58を後上方に操作することにより前記植付・昇降レバー57の操作位置に拘らず植付が駆動するようになっている。
【0021】
また、機体の後部には走行速度を有段変速する変速レバー62を設けている。該変速レバー62を左右方向に回動操作することにより中途部にユニバーサルジョイント63を備える回動操作伝達軸64を回動させ、該軸64の回転により主伝動ケース5内のギヤの噛み合いを切り替えて前進高速、前進低速、後進速及び中立に操作できる構成となっている。前記回動操作伝達軸64は、機体の側面視で主フレーム9、植付伝動ケース支持フレーム27及び植付伝動軸25に沿うように略水平に設けられ、苗載置台23の低位置化に寄与している。また、回動操作伝達軸64は、中途部のユニバーサルジョイント63により植付伝動ケース26の左側を迂回するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型の苗移植機の側面図
【図2】歩行型の苗移植機の平面図
【図3】苗載置台左右移動機構を示す側面図
【図4】苗載置台左右移動機構を判りやすく示した平面図
【図5】空苗植えレバーと植付昇降レバーとの関係を示す側面図
【図6】空苗植えレバーと植付昇降レバーとの関係を示す背面断面図
【符号の説明】
1…歩行型の苗移植機、3,3…後輪、5…主伝動ケース、23…苗載置台、25…植付伝動軸、26…植付伝動ケース、28…植付チェーンケース、29…苗植付装置駆動ケース、30…苗植付装置、31…苗載置台左右移動ケース、35…左右移動軸、36…第一支持アーム、37…左右支持軸、38…第二支持アーム、42…苗取出口、57…植付・昇降レバー、S…空間部
Claims (1)
- 機体の上部に前後に長い苗載置台(23)を設け、走行推進体(3,3)に動力を伝達する走行伝動部(5)を前記苗載置台(23)の下方に設け、前記苗載置台(23)の後側に設けた苗取出口(42)から苗を一株分づつ取り出して圃場に植え付ける苗植付装置(30)を苗載置台(23)の後方に設け、前記苗載置台(23)を左右移動させて苗を一株分づつ前記苗取出口(42)に供給するよう構成すると共に、植付の入切及び走行推進体(3,3)の昇降操作が行える植付・昇降レバー(57)を設けた苗移植機において、前記走行伝動部(5)からの動力を植付伝動軸(25)、前記走行伝動部(5)の後方に設けた植付伝動ケース(26)及び植付チェーンケース(28)を介して苗植付装置駆動ケース(29)ヘ伝達して前記苗植付装置(30)を駆動し、前記苗植付装置駆動ケース(29)から動力を分岐して苗載置台(23)の上側に配設した苗載置台左右移動ケース(31)へ伝達し、前記苗載置台左右移動ケース(31)内の動力により左右移動軸(35)を左右移動させ、該軸(35)の両端部の第一支持アーム(36)、左右支持軸(37)及び左右の第二支持アーム(38)を介して苗載置台(23)を左右移動させる構成とし、前記左右の第二支持アーム(38)間が苗載置台(23)の幅と略等しくなるように該第二支持アーム(38)を苗載置台(23)側に設けて左右支持軸37端部と第二支持アーム38とにより苗載置台(23)の側方に機体外方からの空間部(S)を形成したことを特徴とする苗移植機。
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JPH11206206A JPH11206206A (ja) | 1999-08-03 |
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