JP2009178095A - 走行車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行車体2の操縦席に設けた操向方向を決めるハンドル34の操作に連動して進行方向に向かって左右に設けられた前後輪10,11の向きを変更できるステアリング機構(175,180など)と、該ステアリング機構(175,180など)に連動して旋回内側の後輪11の駆動力を断つか制動するクラッチ操作アーム86I,ブレーキ操作アーム86Jなどの旋回連動機構Aを備え、旋回時に旋回内側の後輪11の駆動力を旋回連動機構Aにより断続的に断つか制動するする周期を車速が遅ければ遅いほど短く、車速が速ければ速いほど長くする走行車両である。
【選択図】図6
Description
そこで本発明の課題は8条植えなどの多条植え用であっても適切な位置で苗の植え付けができる旋回連動制御装置を備えた乗用型作業機などの走行車両を提供することである。
請求項1記載の発明は、走行車体(2)と、該走行車体(2)の操縦席(31)に設けた操向方向を決める操向手段(34)と、該操向手段(34)の操作に連動して進行方向に向かって左右に設けられた走行推進体(10,11)の向きを変更できるステアリング機構(175,180など)と、該ステアリング機構(175,180など)に連動して旋回内側の走行推進体(11)の駆動力を断つか制動する旋回連動機構(A)と、走行推進体(11)の伝動軸回転数検出手段(205)と、走行車体(2)の旋回時に旋回内側の走行推進体(11)の駆動力を旋回連動機構(A)により断続的に断つか制動する周期を伝動軸回転数検出手段(205)により検出される車速が遅いければ、遅いほど短く、車速が速ければ、速いほど長くする制御装置(163)を備えた走行車両である。
図1及び図2は本発明を用いた一実施例である粉粒体繰出し装置として施肥装置を装着した乗用型田植機の側面図と平面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
また、ロータ上下位置調節レバー81の下端部には折曲片82が固着されており、該折曲片82は支持枠体65に回動自在に支持されている。そして前記レバー81が車両の左右方向に回動操作されると、支持枠体65の両側辺部材65bに回動自在に支持された梁部材66に固着支持された突出部66aの近くを折曲片82が上下に回動する。折曲片82は前記突出部66aの下方を係止しているので、該突出部66aがレバー81の機体右方向の回動で、上向きに梁部材66を中心として回動する。該突出部66aの前記回動により第一リンク部材76の梁部材66との連結部と反対側の端部も梁部材66を中心として上向きに回動する。この第一リンク部材76の上方への回動により第二リンク部材77とスプリング78を介してロータ27bを上方に上げることができる。ロータ27bを上方に移動させると、駆動軸70bと駆動軸70aを介してロータ27aも同時に上方に移動する。
なお、ロータ上下位置調節レバー81は車体2のほぼ中央部に設けているので、ロータ27a,27bの上下動を行う場合に左右のバランスを取りやすい。
ステアリングハンドル34は、フロントカバー32内に設けられたステアリング軸上部に固定されており、ステアリング軸の回転はミッションケース12内に設けられたステアリング変速歯車を介して減速されて出力軸174に伝動される。そして、出力軸174の下端は、ミッションケース12底面から突出してピットマンアーム175が固定されている。該ピットマンアーム175の前部左右側と左右前輪ファイナルケース13,13(図1)とは左右ロッド176、176(図4)にて連結されている。
これらの図3、図4に示す部材175〜183を旋回連繋機構Aと言うことにする。
まず、左右の後輪11,11の伝動軸の回転数を伝動軸回転数センサ205で検出し、また設定値N1(旋回開始から機体90°旋回までの内側ドライブシャフト(伝動軸)回転信号設定値)、N2(機体90°旋回から植付クラッチ「入り」までのドライブシャフト回転信号設定値)、θ1((直進操作時のハンドル切り設定角度の)下限値)、θ2((直進操作時のハンドル切り設定角度の)上限値)をセットする。
なお、前記サイドクラッチを制御するのに代えて、後輪11を制動するサイドブレーキを制御する構成としてもよい。
右旋回の場合にも左旋回時と全く同様の制御が行われる。
前記植始め調節ダイヤル212の回転角度に応じて前記走行距離を適宜選択できる構成であるが、該ダイヤル212の前記走行距離の調節範囲より外れたダイヤル旋回角度領域(しかも自動植付開始モードに入る前のダイヤル旋回角度領域)に、車両の旋回開始時に自動的的に苗植付装置4を上昇させる制御モードを選択できるオ−トリフト機能及び車両の後進時に自動的に苗植付装置4を上昇させる制御モードを選択できるバックリフト機能を兼用させている。
こうしてスリップし易い条件下での車両の旋回走行を容易に行うことができるようになる。
また、本実施例の田植機では副変速レバー17(図1)が路上走行を選択しているとき又は左右の車輪の各ブレーキペダル(図示せず)同士を連結して、左右のブレーキペダルを同時に作動させるとき(このブレーキペダルの連結により、左右一方のサイドブレーキのみが作動することによる急激な操向による不具合を回避することができる。)には、旋回内側の車輪(後輪11)の伝動軸のサイドクラッチを切りながら旋回する通常の旋回モードとすることで旋回をスムーズに行うことができる。
ハンドル34で旋回動作させる際に、ハンドル34の操作により作動するピットマンアーム175に出力軸174を介して作動ローラ177を連動させ、該作動ローラ177に従動体179を連動させて左右の後輪11の伝動軸のサイドクラッチ操作アーム86Iを作動させるクラッチ連動用の左右ロッド180が設けられているが、該クラッチ連動用左右ロッド180とサイドクラッチ操作アーム86Iとの間は左右のプルシリンダ217で連結した構成となっている。
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 粉粒体繰出し装置 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 15 メインフレーム
16 変速レバー 17 副変速レバー
18 後輪ギヤケース 19 苗植付レバー
20 エンジン 21 ベルト伝動装置
22 株間レバー 23 HST
25 植付クラッチケース 26 植付伝動軸
27(27a,27b) ロータ 28 施肥伝動機構
29 センターマスコット 30 エンジンカバー
31 座席 32 フロントカバー
33 操作盤 34 ハンドル
35 フロアステップ 36 リヤステップ
38 予備苗載台 40 上リンク
41 下リンク 42 リンクベースフレーム
43 縦リンク 44 連結軸
45 ケーブル 46 昇降油圧シリンダ
47 車速規制プレート 50 苗植付伝動ケース
50a 伝動軸 51 苗載台
51a 苗取出口 51b 苗送りベルト
52 苗植付装置 53 ブロア用電動モータ
55 センターフロート 56 サイドフロート
57 ミドルフロート 58 ブロア
59 エアチャンバ 60 肥料ホッパ
61 繰出部 62 施肥ホース
63 散布装置 65 支持枠体
65a 支持ローラ 65b 両側辺部材
66 梁部材 66a 突出部
67 支持アーム 68 ロータ支持フレーム
70 駆動軸 71 連結部材
76,77 リンク部材 78 スプリング
81 ロータ上下位置調節レバー 82 折曲片
85J,85J 左右シフタ
86I、86I 左右クラッチ操作アーム
86J,86J 左右ブレーキ操作アーム
90 チェンジレバー(前後進レバー)
166 フィンガーレバー 169 センターフロートセンサ
170 カウンター軸 171 アーム
172L・172R 左右連結ロッド
174 出力軸 175 ピットマンアーム
176、176 左右ロッド 177 作動ローラ
178 切欠き部 178a 左側面
178b 右側面 179 従動体
180 左右ロッド 182 左右センサ押片
183 オートリフトスイッチ
184 旋回制御のスタートボタン(スイッチ)
186 ブザー 190 接当片
191 バックリフトスイッチ 192 自動リフト切替スイッチ
193 ハンドル切れ角センサ 205 伝動軸回転数センサ
206a〜208b 設定ダイヤル
210 ポンピングクラッチ調節ダイヤル
212 植始め調節ダイヤル 217 プルシリンダ
221 電磁バルブ A 旋回連繋機構
Claims (1)
- 走行車体(2)と、該走行車体(2)の操縦席(31)に設けた操向方向を決める操向手段(34)と、該操向手段(34)の操作に連動して進行方向に向かって左右に設けられた走行推進体(10,11)の向きを変更できるステアリング機構(175,180など)と、
該ステアリング機構(175,180など)に連動して旋回内側の走行推進体(11)の駆動力を断つか制動する旋回連動機構(A)と、
走行推進体(11)の伝動軸回転数検出手段(205)と、
走行車体(2)の旋回時に旋回内側の走行推進体(11)の駆動力を旋回連動機構(A)により断続的に断つか制動する周期を伝動軸回転数検出手段(205)により検出される車速が遅いければ、遅いほど短く、車速が速ければ、速いほど長くする制御装置(163)
を備えたことを特徴とする走行車両。
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JP2008020435A JP5656344B2 (ja) | 2008-01-31 | 2008-01-31 | 走行車両 |
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JP2004196000A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Kubota Corp | 水田作業機 |
JP2004344020A (ja) * | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Iseki & Co Ltd | 乗用型作業機 |
JP2005096507A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Kubota Corp | 乗用型作業車 |
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