JP3868240B2 - 仮設構造物における連結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支保工や仮設足場等の仮設構造物において、該仮設構造物を構成する支柱と水平梁部材との連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンクリート床やコンクリート壁面等を構築する場合、支保工によって型枠を指示させ、該型枠にコンクリートを打設することが行われている。又、建築時や補修工事時には仮設足場を利用することが行われている。
【0003】
このような支保工や仮設足場等の仮設構造物としては、一定長さの多数本の鋼管よりなる支柱を施工空間の幅方向及び長さ方向に所定間隔毎に立設し、隣接する支柱間を水平梁部材で連結して組み立ててなるものが広く知られている。
【0004】
そして、支柱と水平梁部材との連結手段としては、支柱の一定高さ位置の外周面四方に、金属板を平面コ字状に屈折形成してなる受け金具を固着し、この受け金具と支柱外周面との対向面間に上下方向に貫通する係止孔を形成する一方、水平梁部材の端部に下方に向かって係止片を突設し、この水平梁部材の係止片を上記支柱の受け金具の係止孔に上方から挿入、係止させることによって支柱と水平梁部材とを連結させている。
【0005】
しかしながら、上記支柱と上記水平梁部材との連結手段では、水平梁部材の係止片を支柱の係止孔に上方から挿入、係止させているだけにすぎないことから、水平梁部材の係止片と支柱の係止孔との係止状態が不測に解除してしまうことがあるといった問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、支保工や仮設足場等の仮設構造物において、該仮設構造物を構成する支柱と水平梁部材との連結状態を確実に保持し得る連結構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の仮設構造物における連結構造は、前後左右に間隔を存して支柱を立設すると共に隣接する支柱に固着している受け金具に水平梁部材の両端部に一体的に設けられた係止金具を連結、固定させることにより組み立てられる仮設構造物において、上記支柱に固着した受け金具は、上記支柱の外周面に隙間を存して固着されている垂直板部を有する一方、上記水平梁部材に一体的に設けられた係止金具は、この水平梁部材の端面に突設された連結板の先端部に一体的に固着されて上記支柱の外周面と上記受け金具の垂直板部との間に形成された隙間に挿入する係止板部と、上記連結板に跨設され且つ下半部を上記係止板部側に向かってく字状に弾性変形可能に屈曲させてなる挟圧部材と、この挟圧部材と上記水平梁部材の端面との対向面間における上記連結板に上下方向に変位可能に跨設されて上記挟圧部材を上記垂直板部側に押圧させる楔部材とからなり、この楔部材の打ち込みによって上記挟圧部材を直状に弾性変形させながら垂直板部の外面に圧接させて係止板部と挟圧部材とによって垂直板部を挟圧させるように構成していることを特徴とする。
【0008】
又、請求項2における仮設構造物における連結構造は、請求項1に記載の仮設構造物における連結構造において、挟圧部材の下端部に係止部を一体的に設けてあり、上記係止金具の楔部材の打ち込みによって上記挟圧部材を垂直板部の外面に圧接させた状態において、上記挟圧部材の係止部が上記受け金具の下端に係止することによって上記受け金具の垂直板部に対する上記挟圧部材の圧接状態を維持するように構成していることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明の仮設構造物における連結構造では、支柱の外周面と受け金具の垂直板部との間に形成された隙間に係止金具の係止板部を挿入させた後、係止金具の楔部材を打ち込むことにより上記係止金具の挟圧部材を上記受け金具の垂直板部外面に圧接させ、上記挟圧部材と上記係止板部とにより上記垂直板部を挟圧させることによって上記支柱の受け金具と上記水平梁部材の係止金具とを一体化させる。
【0010】
このように、本発明の仮設構造物における連結構造によれば、係止金具の楔部材を打ち込むといった簡単な作業で上記支柱の受け金具と上記水平梁部材の係止金具とを強固に一体化させることができる。
【0011】
又、上記支柱と上記水平梁部材とを分離させるには、上記楔部材を引き抜くことによって上記挟圧部材の上記垂直板部の外面に対する圧接状態を解除すればよく、上記支柱と上記水平梁部材との分離作業も円滑に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の仮設構造物における連結構造の一例を図面を参照しつつ説明する。図1乃至図3において、1は一定長さを有する鋼管からなる支柱であり、その外周面の前後左右の四方に受け金具2を一体的に固着し、これら四方の受け金具2、2・・・を一組として数組の受け金具2、2・・・を支柱1の長さ方向に一定間隔毎に配設してある。
【0013】
なお、図2では各組の受け金具2は、それぞれ支柱1の周方向の同一円周上に配設してあるが、前後の受け金具2、2と左右の受け金具2、2とを小間隔を存して上下方向にずらし配設してもよい。又、受け金具2は支柱の左右と前部側の三方、或いは、周方向に等間隔毎に4箇所以上、配設しておいてもよい。
【0014】
上記受け金具2は、図1及び図3に示したように、内周面が上記支柱1の外周面に固着された一定厚みを有するリング体21と、該リング体21の上面に配設、固定された受止部材22とからなる。
【0015】
上記受止部材22は、一定厚みを有する縦長長方形状の金属製板状体の左右端部の夫々を一定の左右幅でもって同一方向(支柱1側)に直角に屈曲させた平面コ字状に形成されており、屈曲させた左右端部を除いた縦長長方形状の中央部を垂直板部221 に形成してなる。
【0016】
更に、上記受止部材22の垂直板部221 における左右方向の中央部には、垂直板部221 の下端近傍から上端面に向かって開口する一定の左右幅を有する縦長長方形状の差し込み凹部221aが凹設されている。なお、上記差し込み凹部221aの上端開口部は面取りされて広幅に形成されている。
【0017】
又、上記受止部材22における垂直板部221 の下端面中央部には下方に向かって取付用突部221bが突設されている一方、上記リング体21の外周端面における前後左右部の夫々には、上記取付用突部221bが嵌合可能で且つ上下方向に貫通した取付用凹部211 が凹設されている。
【0018】
そして、上記受止部材22を4個用意し、これら受止部材22の下端面を上記リング体21の上面に当接させると共に、受止部材22の垂直板部221 の取付用突部221bを上記リング体21の各取付用凹部211 に嵌合、固着させることによって、上記支柱1外周面における前後左右部の夫々に受け金具2を一体的に配設してあり、支柱1外周面と各受止部材22の垂直板部221 との対向面間には、後述する水平梁部材3の係止板部33を上方から挿入可能な隙間4が形成されている。
【0019】
又、図1及び図2に示したように、上記水平梁部材3は、一定長さを有する鋼管からなり、両端部には係止金具3Aが一体的に設けられている。この係止金具3Aは、上記支柱1の外周面と上記受け金具2の垂直板部221 との間に形成された隙間4に挿入する係止板部33と、この係止板部33と上記水平梁部材3の端部との間に配設された挟圧部材34及び楔部材35とからなる。
【0020】
具体的には、上記水平梁部材3の長さ方向の両端面の夫々に端面板31を固着してあり、これら端面板31の中央部には、上記垂直板部221 の差し込み凹部221aの左右幅よりも僅かに薄い厚みを有し且つ差し込み凹部221aの上下寸法に略合致した上下寸法を有する側面横長長方形状の連結板32が水平梁部材3の長さ方向に突設されている。
【0021】
そして、上記連結板32の先端部には係止板部33が一体的に設けられているが、この係止板部33は、図4及び図5に示したように、左右幅が上記隙間4の左右幅に略合致し且つ上下幅が上記隙間4の上下深さよりも若干長い正面縦長長方形状の一定厚みを有する板状体から形成され、その中央部には上記連結板32の断面形状に合致した縦長長方形状の貫通孔331 が両面間に亘って貫通した状態に貫設されており、この係止板部33の貫通孔331 を上記連結板32の先端部に被嵌、固着させることによって上記係止板部33を上記連結板32の先端部に一体的に設けている。
【0022】
更に、上記端面板31と上記係止板部33との間における上記連結板32には、該連結板32の長さ方向に移動可能に門形形状の挟圧部材34が跨設されている。具体的には、上記挟圧部材34は、図1及び図6に示したように、下向き開口の門形形状に形成されており、具体的には、上記受け金具2の垂直板部221 の上下寸法よりも長い上下寸法で且つ垂直板部221 の左右寸法よりも若干狭い左右寸法である一定厚みを有する縦長長方形状板体の左右方向の中央部に、上記連結板32の厚みよりも若干広い一定の左右幅でもって上端部近傍から下端面に向かって開口するスリット部341 を凹設していると共に板体の下半部を係止板部33側に向かってく字状に弾性変形可能に屈曲させてなる。
【0023】
そして、上記挟圧部材34をそのスリット部341 の下端開口部から上記連結板32にスリット部341 の上端内面が上記連結板32の上端面に当接した状態に跨設し、更に、上記挟圧部材34における係止板部33に対向した左右下端面には、挟圧部材34の左右幅に合致した長さを有する四角柱状の係止部342 が挟圧部材34の左右下端部間に架設状態に固着されており、上記挟圧部材34は、上記連結板32の長さ方向及び上下方向に変位可能であるが上記連結板32から上方に抜け出ないように構成されている。
【0024】
更に、図1及び図7に示したように、上記挟圧部材34と上記端面板31との対向面間における連結板32には楔部材35が跨設されている。具体的には、上記楔部材35は、一定長さ、一定厚みを有する帯状板体をその長さ方向の中央部から逆U字状に屈曲させてなり、該楔部材35の左右部351 、351 の対向内面間には、上記連結板32の厚みよりも若干広い左右幅を有し且つ下方に向かって開口した連結板挿入空間部352 が形成され、更に、上記楔部材35における左右部351 、351 の下半部は、その挟圧部材34側が側面L字状に切り欠かれて幅狭く形成されている。
【0025】
そして、上記楔部材35をその連結板挿入空間部352 の下端開口部から上記連結板32に跨設していると共に、上記連結板32から下方に突出した上記楔部材35の左右部351 、351 下端間には軸体353 が架設されており、上記楔部材35は、上記連結板32に上下方向に変位可能に且つ上記連結板32から上方に不抜状態に跨設されている。
【0026】
又、上記楔部材35をその軸体353 の上面が上記連結板32の下端面に当接するまで上方に引き上げた状態においては、上記楔部材35の下半部が幅狭く形成されていることから、上記挟圧部材34は上記連結板32の長さ方向に上記楔部材35側に移動可能となり、上記挟圧部材34を上記楔部材35側に引き寄せると、上記挟圧部材34と上記係止板部33との対向面間に上記受け金具2の垂直板部221 が挿入可能な隙間が形成されるように構成されている。
【0027】
なお、受け金具2を備えている上記支柱1には、その下端部に図2に示したように下側補助支柱11が延長方向に伸縮、固定自在に挿嵌されてあり、更に、下側補助支柱11には該下側補助支柱11の開口部に螺合した螺杆からなる長さ調整可能な脚部材12が設けられている。
【0028】
次に、上記の如く構成された受け金具2を備えた支柱1と、係止金具3Aを備えた水平梁部材3とから仮設構造物の例として仮設足場を組み立てるには、図2及び図8に示したように、2本の支柱1、1を足場板5の横幅よりも若干広い間隔(水平梁部材3の長さ)を存して立設し、こららの支柱1、1に設けている同一高さ位置にある任意の受け金具2、2間を水平梁部材3によって連結して建枠Aを組み立て、この建枠Aを図2及び図8に示したように、所定間隔(足場板5の長さ)毎に並設すると共に、これら隣接する建枠A、Aにおける対向する支柱1、1間を水平梁部材3によって連結することにより組み立てられる。
【0029】
更に、上記仮設構造物を構成する場合における、支柱1と水平梁部材3との連結方法を説明すると、隣接する支柱1、1における対向する受け金具2、2間に水平梁部材3を介在させ、続いて、楔部材35を上方に引き上げると共に挟圧部材34を楔部材35側に連結板32に沿って移動させて係止板部33と挟圧部材34との対向面間に垂直板部221 が挿入可能な空間部を形成した上で、受け金具2の隙間4に係止金具3Aの係止板部33を上方から落とし込むと共に、挟圧部材34と係止板部33との対向面間に下方から受け金具2の垂直板部221 を挿入し、これと同時に、受け金具2の垂直板部221 の差し込み凹部221aに、係止金具3Aにおける係止板部33と挟圧部材34との間の連結板32を上方から挿入する。なお、この状態においては、挟圧部材34の係止部342 は支柱1のリング体21の下端面に係止した状態となっている。
【0030】
しかる後、上方に引き上げた状態の楔部材35をその上端面を金槌等で殴打して挟圧部材34と端面板31との間に打ち込む。すると、楔部材35の左右部351 、351の上半部は下半部に比して幅広く形成されていることから、楔部材35の打ち込みに伴って、楔部材35と垂直板部221 との間に形成された空間部が狭められ、挟圧部材34は直状に弾性変形しながら垂直板部221 の外面に圧接させられる。
【0031】
そして、水平梁部材3は、楔部材35及び端面板31を介して挟圧部材34から弾性変形に伴う反力を受け、支柱1の受け金具2の垂直板部221 から離間する方向に押圧され、これに伴って水平梁部材3の端部に突設された連結板32の先端部に固着された係止板部33は受け金具2の垂直板部221 内面に圧着させられて、係止板部33と挟圧部材34とによって垂直板部221 が強固に挟圧され、支柱1と水平梁部材3とが受け金具2及び係止金具3Aとによって強固に且つ確実に連結される。
【0032】
又、この状態においては、挟圧部材34の係止部342 は受け金具3Aのリング体21の下面に係止した状態となっていて、挟圧部材34が楔部材35と垂直板部221 との対向面間から不測に抜け出るのを確実に防止しており、よって、挟圧部材34は楔部材35と垂直板部221 との間に確実に配設、保持され、挟圧部材34の垂直板部221 への圧接状態は確実に支持され、支柱1と水平梁部材3とは、上述の如く、挟圧部材34の弾性変形に伴う反力によって強固に且つ確実に連結される。そして、図8に示したように、隣接する建枠A、Aにおける同一高さ位置に対向する水平梁部材3、3間に足場板5を架設して仮設足場を作製することができる。
【0033】
そして、仮設足場の使用が終わって、仮設足場を分解するには、係止金具3Aの楔部材35を下方から上方に向かって金槌等で殴打することによって、楔部材35を挟圧部材34と端面板31との間から上方に向かって引き抜く。
【0034】
すると、楔部材35と垂直板部221 との間において弾性変形させられていた挟圧部材34が開放されて元の状態に弾性復元して水平梁部材3に加えられていた挟圧部材34からの反力が開放され、係止板部33の垂直板部221 に対する圧着が解かれる。
【0035】
しかる後、挟圧部材34を楔部材35側に変位させて、挟圧部材34の係止部342 とリング体21下面との係止状態を解除した上で、水平梁部材3を上方に向かって持ち上げて、水平梁部材3における係止金具3Aの連結板32を垂直板部221 の差し込み凹部221aから、係止板部33を隙間4から上方に引き抜くことによって、支柱1と水平梁部材3とを簡単に且つ確実に分離させることができる。
【0036】
なお、上記実施例では仮設足場を組み立てる要領について説明したが、支保工に対しても適用することができる。かかる場合においては、上記支柱1の上端部には、図9に示したように、上側補助支柱13が延長方向に伸縮、固定自在に挿嵌されてあり、該上側補助支柱13の開口部に螺合した螺杆からなる長さ調整可能な支持部材14が設けられている。
【0037】
そして、支持しようとする型枠6の長さ方向に配設した隣接する支柱1、1の支持部材14間に大引7を載置すると共にこれらの大引7間に根太8を架設状態で載置し、この根太8上に上記型枠6を取り付けた後、コンクリートを打設するものである。
【0038】
【発明の効果】
請求項1に記載の仮設構造物における連結構造は、前後左右に間隔を存して支柱を立設すると共に隣接する支柱に固着している受け金具に水平梁部材の両端部に一体的に設けられた係止金具を連結、固定させることにより組み立てられる仮設構造物において、上記支柱に固着した受け金具は、上記支柱の外周面に隙間を存して固着されている垂直板部を有する一方、上記水平梁部材に一体的に設けられた係止金具は、この水平梁部材の端面に突設された連結板の先端部に一体的に固着されて上記支柱の外周面と上記受け金具の垂直板部との間に形成された隙間に挿入する係止板部と、上記連結板に跨設され且つ下半部を上記係止板部側に向かってく字状に弾性変形可能に屈曲させてなる挟圧部材と、この挟圧部材と上記水平梁部材の端面との対向面間における上記連結板に上下方向に変位可能に跨設されて上記挟圧部材を上記垂直板部側に押圧させる楔部材とからなり、この楔部材の打ち込みによって上記挟圧部材を直状に弾性変形させながら垂直板部の外面に圧接させて係止板部と挟圧部材とによって垂直板部を挟圧させるように構成していることを特徴とするので、係止金具の係止板部を、支柱の外周面と受け金具の垂直板部との間に形成された隙間に挿入した後、楔部材と打ち込むといった簡単な作業でもって受け金具と係止金具とを確実に一体化し、支柱と水平梁部材とを強固に連結させることができる。
【0039】
又、請求項2に記載の仮設構造物における連結構造は、請求項1に記載の仮設構造物における連結構造において、挟圧部材の下端部に係止部を一体的に設けてあり、上記係止金具の楔部材の打ち込みによって上記挟圧部材を垂直板部の外面に圧接させた状態において、上記挟圧部材の係止部が上記受け金具の下端に係止することによって上記受け金具の垂直板部に対する上記挟圧部材の圧接状態を維持するように構成していることを特徴とするので、挟圧部材の係止部が受け金具の下端に係止することにより挟圧部材が垂直板部と楔部材との間から不測に離脱するといったことはなく、挟圧部材の垂直板部に対する挟圧状態は確実に維持され、よって、上記仮設構造物における連結構造によれば、振動等が加えられた場合にあっても支柱と水平梁部材との連結構造を確実に保持し、安定的に仮設足場や支保工等の仮設構造物を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮設構造物における連結構造を示した分解斜視図である。
【図2】本発明の仮設構造物における連結構造を用いて組み立てられた仮設足場を示した側面図である。
【図3】仮設構造物における連結構造の要部を示した平面図である。
【図4】本発明の仮設構造物の連結構造を示した一部縦断面図である。
【図5】本発明の仮設構造物の連結構造を示した斜視図である。
【図6】係止金具の挟圧部材を示した図である。
【図7】係止金具の楔部材を示した図である。
【図8】本発明の仮設構造物における連結構造を用いて組み立てられた仮設足場の平面図である。
【図9】本発明の仮設構造物における連結構造を用いて組み立てられた支保工の側面図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 受け金具
221 垂直板部
3 水平梁部材
31 端面板
32 連結板
33 係止板部
34 挟圧部材
342 係止部
35 楔部材
3A 係止金具
4 隙間
5 足場板
A 建枠

Claims (2)

  1. 前後左右に間隔を存して支柱を立設すると共に隣接する支柱に固着している受け金具に水平梁部材の両端部に一体的に設けられた係止金具を連結、固定させることにより組み立てられる仮設構造物において、上記支柱に固着した受け金具は、上記支柱の外周面に隙間を存して固着されている垂直板部を有する一方、上記水平梁部材に一体的に設けられた係止金具は、この水平梁部材の端面に突設された連結板の先端部に一体的に固着されて上記支柱の外周面と上記受け金具の垂直板部との間に形成された隙間に挿入する係止板部と、上記連結板に跨設され且つ下半部を上記係止板部側に向かってく字状に弾性変形可能に屈曲させてなる挟圧部材と、この挟圧部材と上記水平梁部材の端面との対向面間における上記連結板に上下方向に変位可能に跨設されて上記挟圧部材を上記垂直板部側に押圧させる楔部材とからなり、この楔部材の打ち込みによって上記挟圧部材を直状に弾性変形させながら垂直板部の外面に圧接させて係止板部と挟圧部材とによって垂直板部を挟圧させるように構成していることを特徴とする仮設構造物における連結構造。
  2. 挟圧部材の下端部に係止部を一体的に設けてあり、上記係止金具の楔部材の打ち込みによって上記挟圧部材を垂直板部の外面に圧接させた状態において、上記挟圧部材の係止部が上記受け金具の下端に係止することによって上記受け金具の垂直板部に対する上記挟圧部材の圧接状態を維持するように構成していることを特徴とする請求項1に記載の仮設構造物における連結構造。
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