JP3866007B2 - 車両用灯具用レンズの成形方法および装置 - Google Patents

車両用灯具用レンズの成形方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄肉部の一部に厚肉部を形成した車輌用灯具構成部材である合成樹脂製レンズの成形方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、全体が薄肉に形成された意匠面部のほぼ中央に、光を集光(屈折透過)させる厚肉部1aが形成された合成樹脂製前面レンズ1を備えたクリアランスランプを示し、符号2はランプボディ、符号3はバルブである。ランプボディ2の内周面には、放物面形状のリフレクタが一体に形成されており、バルブ3の光は、リフレクタで反射されてほぼ平行な光となって、前面レンズ1の意匠面部の薄肉部1bから前方に出射する。また、バルブ3から直接前方に向かう光は、前面レンズ1の厚肉部1aで屈折されてほぼ平行な光となって、前面レンズ1から前方に出射する。
【0003】
図11は、図10に示す前面レンズ1を成形する従来の成形装置を示し、型締めされた対向する一対の金型4,5間には、成形しようとするレンズ1に対応するキャビテイ6が設けられており、ゲート7を介して樹脂がキャビテイ6に射出される。符号8はスプルー部9に延びるスプルーブッシュで、図示しないノズルからスプルーブッシュ8に注入された溶融樹脂は、スプルー部9、ゲート7を介してキャビテイ6内に射出、充填される。そして、樹脂を所定の充填圧に保持する保圧工程を経て、冷却固化されて、所定の形状に成形される。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】
しかし、キャビテイ6内における樹脂の固化速度は、薄肉部1bに比べて厚肉部1aではどうしても遅くなるため、図12に示すように、厚肉部1aにおいてヒケが発生しやすく、目的とする厚肉部の面形状が得られないとか、レンズ全体が変形する等の不具合が発生するおそれがあった。
【0005】
そこで従来の成形方法では、保圧工程およびその後の冷却工程時間を長くとることで、前記した不具合の解消を図っており、レンズの成形に要す時間が長くなるという問題があった。
【0006】
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は成形時間を短縮でき、しかもレンズにヒケや変形といった欠陥の生じないレンズの成形方法および装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】
前記目的を達成するために、請求項1に係る車両用灯具用レンズの成形方法においては、対向配置された一対の金型にまたがって形成されたキャビテイ内に樹脂を射出し充填する充填工程と、樹脂を充填したキャビテイ内を所定圧に保持する保圧工程とを備え、薄肉部の一部に厚肉部を形成した車両用灯具用合成樹脂製レンズを射出成形する車両用灯具用レンズの成形方法において
前記金型に、レンズ薄肉部と厚肉部にそれぞれ対応する薄肉部成形キャビテイと厚肉部成形キャビテイを設け、
前記キャビテイ内に樹脂がほぼ充填されるか、または充填の完了した段階で、少なくとも前記厚肉部成形キャビテイ内の樹脂をレンズ厚さ方向に圧縮する圧縮工程を設け、
前記レンズ厚肉部は、ほぼ同一厚さの平坦な薄肉の意匠面部における前面側または背面側のいずれかの側にその凸表面が膨出する形状で、前記圧縮工程では、前記薄肉部成形キャビテイの成形面から分割された厚肉部成形キャビテイの分割成形面が、前記レンズ厚肉部の凸表面全体を圧縮するように構成した。
また、請求項4に係る車両用灯具用レンズの成形装置においては、対向配置された一対の金型にまたがって形成されたキャビテイ内に樹脂を射出し充填する充填工程と、樹脂を充填したキャビテイ内を所定圧に保持する保圧工程とを備え、薄肉部の一部に厚肉部を形成した車両用灯具用合成樹脂製レンズを射出成形する車両用灯具用レンズの成形装置において、
前記金型に、レンズ薄肉部と厚肉部にそれぞれ対応する薄肉部成形キャビテイと厚肉部成形キャビテイを設け、
前記厚肉部成形キャビテイを形成する対向成形面の少なくとも一方の成形面を、前記薄肉部成形キャビテイを形成する成形面から分割して、前記分割成形面を設けた分割金型を金型本体に対しレンズ厚さ方向に摺動可能に設けるとともに、
前記分割金型を、金型駆動機構による金型の型締め動作に連係摺動して、厚肉部成形キャビテイ内の樹脂をレンズ厚肉部厚さ方向に圧縮するように構成し、
前記レンズ厚肉部は、ほぼ同一厚さの平坦な薄肉の意匠面部における前面側または背面側のいずれかの側にその凸表面が膨出する形状で、前記分割金型が前記レンズ厚肉部の凸表面全体を圧縮するように構成した。
(請求項1および請求項の作用)
充填工程においてキャビテイ内に充填された樹脂は、保圧工程において、その表面がある程度硬化して熱収縮するが、キャビテイ内に樹脂がほぼ充填された段階で、厚肉部成形キャビテイ内の樹脂がレンズ厚さ方向に圧縮されるため、保圧工程における厚肉部成形キャビテイ内の樹脂には、薄肉部成形キャビテイ内の樹脂に作用するよりも大きな圧力が作用し、従来の成形方法における保圧工程のように、キャビテイ全体に均一の圧力が作用する場合に比べて、レンズ厚肉部での熱収縮に伴うヒケの発生や変形が抑制される。
即ち、レンズ厚肉部における熱収縮量は、レンズ薄肉部における熱収縮量に比べて大きく、それだけヒケや変形が発生し易いが、熱収縮量の大きい厚肉部成形キャビテイ内の樹脂には、熱収縮量の小さい薄肉部成形キャビテイ内の樹脂に作用する圧力よりも大きな圧力が作用する。このため、厚肉部成形キャビテイ内の樹脂(レンズ厚肉部)が熱収縮したとしても、厚肉部成形キャビテイ(の成形面)がキャビテイ内の樹脂(レンズ厚肉部)に押圧密着した形態に保持されるので、ヒケの発生や変形が抑制される。
また、レンズ厚肉部の凸表面を成形する分割成形面を設けた分割金型が、もともと段差部のあるレンズ厚肉部の凸表面全体を押圧してレンズ厚肉部を成形するので、レンズの凸表面非形成側は平坦面のまま保持される。
請求項2においては、請求項1に記載の車両用灯具用レンズの成形方法において、前記圧縮を主に前記保圧工程中に行うように構成した。
(作用)充填工程後の保圧工程では、レンズ厚肉部の表層部は硬化するものの、その内部はまだ硬化しない柔らかい状態であって、その熱収縮量が大きい時期であり、この熱収縮量が大きい状態下で、レンズ厚肉部を圧縮するため、厚肉部成形キャビテイ(の成形面)が常にキャビテイ内の樹脂(レンズ厚肉部)に押圧密着した形態に保持されるので、ヒケの発生や変形が確実に抑制される。
請求項3においては、請求項1または2に記載の車両用灯具用レンズの成形方法において、前記圧縮工程では、厚肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮に先立って、薄肉部成形キャビテイ内の樹脂をレンズ厚さ方向に圧縮するように構成した。
また、請求項5においては、請求項に記載の車両用灯具用レンズの成形装置において、前記分割金型を、レンズ厚肉部の凸表面側を圧縮する第1の分割金型と、前記第1の分割金型に対向し、レンズ厚肉部の凸表面非形成側からレンズ薄肉部にかけての平坦な領域を圧縮する第2の分割金型から構成し、
前記第1,第2の分割金型と金型本体との間に、前記分割金型を互いに離間する方向に付勢する第1,第2のばね部材を備えた付勢保持手段をそれぞれ介装するとともに、
前記第2の分割金型によるレンズ薄肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮開始後に、前記第1の分割金型によるレンズ薄肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮が開始されるように、前記第1、第2のばね部材のばね定数を設定するようにした。
(請求項および請求項の作用)まず、薄肉部成形キャビテイ内の樹脂が圧縮されることで、薄肉部成形キャビテイ内の樹脂の一部が厚肉部成形キャビテイ内に移動し、次いで厚肉部成形キャビテイ内の樹脂が圧縮されるので、レンズ薄肉部およびレンズ厚肉部での熱収縮に伴うヒケの発生や変形が抑制される。特に、レンズ薄肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮終了後に、レンズ薄肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮が開始される場合は、レンズ薄肉部およびレンズ厚肉部での熱収縮に伴うヒケの発生や変形が確実に抑制される。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の第1の実施例を示し、図1は、本発明によって成形された、意匠面部ほぼ中央に光を集光させるための厚肉部を形成したクリアランスランプ用前面レンズの斜視図、図2は本発明の第1の実施例であるレンズ成形装置の固定側分割金型を型開き状態にした断面図、図3は金型を型締め状態にした同成形装置の断面図、図4は金型の型締め開始時における同成形装置の断面図、図5は前面レンズ成形工程を説明する説明図である。
図1において、クリアランスランプ用前面レンズ10は、円形状の意匠面部11の周縁部にシール脚13が形成され、意匠面部11の中央部を除いた全体がほぼ同一の厚さの平坦な薄肉部12とされるとともに、意匠面部11の中央部に厚肉部14が形成された構造となっている。厚肉部14は、裏面側が周辺の薄肉部12と面一に形成されるとともに、その表面が前方に球面状に膨出する形状で、図9符号1aに示すように、光源からの直射光を屈折してほぼ平行な光にして前方に出射する作用がある。なお、図1の前面レンズ10は、意匠面部11の中央部における縦断面が図示されている。そして、レンズ10は、図2に示す成形装置によって成形される。
【0009】
レンズ成形装置は、樹脂注入ノズル90から樹脂が注入される側の固定側金型100と、固定側金型100に対向し、固定側金型100に対し接近離反方向(図2上下方向)に摺動可能な可動側金型200とから、主として構成されている。なお、可動側金型200は、図示しない金型駆動機構である油圧シリンダ機構の押圧力P(図2,3参照)によって摺動動作できる。
【0010】
固定側金型100と可動側金型200間には、前面レンズ10に対応したキャビテイCが形成されており、固定側金型100に設けられたスプルーブッシュ102に注入された溶融樹脂は、スプルー部104,ゲート106を介して、キャビテイCに射出・充填される。
【0011】
キャビテイCは、意匠面部11のレンズ厚肉部14周りからシール脚13にかけてのレンズ薄肉部12を成形するレンズ薄肉部成形キャビテイC1と、キャビテイC1に連通し、レンズ厚肉部14を成形するレンズ厚肉部成形キャビテイC2とから構成されている。
【0012】
固定側金型100は、レンズ意匠面部11における薄肉部12の前面を成形する成形面112が形成された固定側金型本体110と、レンズ厚肉部14の凸表面側を成形する成形面122が形成され、固定金型本体110に設けた円孔114に係合する円柱状の固定側分割金型120とから構成されている。固定側金型本体110は、図示しないボルト・ナットによって後述する可動側金型本体210に締結されることで、金型本体110,120同士が型締めされている。
【0013】
固定側分割金型120は、固定側金型本体110に対応する大きさの固定側補助金型124に一体化されて、固定側分割金型ユニットU1を構成するとともに、相対摺動面である円孔114に沿って軸方向(図2上下方向)に摺動できるように固定側型本体110に組み付けられている。符号126は、締結ボルトを示す。
【0014】
また、固定側金型本体110と固定側補助金型124間には、ばね付勢手段である皿ばね128が介装されて、固定側補助金型124と固定側金型本体110とが互いに離反する方向に付勢されるとともに、両者110、124を貫通するガイドボルト130の先端部にナット132が螺着されて、両者110、124間に隙(最大型開き量)Hが設定されている。
【0015】
即ち、ガイドボルト130は、固定側補助金型124に固定されるとともに、固定側金型本体124に設けた貫通孔118を貫通し、その先端部にナット132が螺着されて、固定側金型本体110と固定側補助金型124間が所定値H以上に離間しないように構成されている。このように、皿ばね128とガイドボルト130とナット132は、固定側分割金型120(成形面122)の固定側金型本体110に対する最大型開き量H(固定側金型本体110の固定側補助金型124に対する最大型開き量H)を設定している。
【0016】
符号129は、固定側金型本体110および固定側補助金型124に設けたばね受け部115、125内に皿ばね128を固定保持するためのボルトである。そして、固定側補助金型124に固定されて固定側金型本体110側に突出するボルト129の先端部は、固定側金型本体110側の挿通孔116に挿通されて、挿通孔116とボルト129が軸方向に相対摺動可能に構成されている。
【0017】
また、固定側金型本体110と固定側補助金型124間を貫通して設けられたスプルーブッシュ102は、固定側補助金型124に固定されるとともに、固定側金型本体110側のブッシュ挿通孔101に沿って相対摺動できるように構成されている。即ち、樹脂注入ノズル90に対し固定保持される固定側分割金型ユニットU1に対して、固定側金型本体110が接近離反方向に摺動可能に設けられている。
【0018】
一方、可動側金型200は、レンズ薄肉部12の一部であるシール脚13の外周面を成形する成形面212が形成された可動側金型本体210に、レンズ10の内側全体(レンズ意匠面部11の背面側およびシール脚13の内側)にかけての領域を成形する成形面222が形成された可動側分割金型である入り子220が一体化された構造で、可動側金型200(可動側金型本体210)は、図示しない油圧式シリンダ機構によって、固定金型100に対し接近離反方向に摺動動作できるとともに、固定側金型100(固定側分割金型ユニットU1)に対する押圧力Pを調整できるように構成されている。なお、入り子220は円柱形で、可動側金型本体210に設けた円穴214に嵌合固定されて、可動側金型200として一体化されている。
【0019】
そして、図2に示すように、固定側分割金型ユニットU1(固定側分割金型120および固定側補助金型124)と固定側金型本体110が、Hだけ型開きした状態で、油圧シリンダ機構を作動させて、可動側金型200を固定側金型100に接近する方向に移動させて固定側分割金型120を型締めすると、固定側金型本体110と固定側補助金型124間に介装されている皿ばね128のばね付勢力(固定側金型本体110を固定側補助金型124から離間する方向に作用する皿ばね128のばね力)に抗して、可動側金型200および固定側金型本体110が固定側分割金型ユニットU1に接近して固定金型本体110と固定側分割金型ユニットU1(固定側補助金型124)間の隙Hが0となる。
【0020】
このように、固定側分割金型120と固定側金型本体110とは、円孔114に沿って相対摺動して、成形面122と成形面222で画成されるレンズ厚肉部成形キャビティC2の間隙を狭める。
【0021】
このため、キャビティCに樹脂が充填されている場合には、レンズ厚肉部成形キャビティC2内のレンズ厚肉部凸面側に、可動側金型200と固定側金型100間の型締め力(固定側分割金型120と固定側金型本体110間を型締めする型締め力)に対応した圧力P1(図3参照)が作用する。
【0022】
即ち、固定側分割金型120(固定側補助金型ユニットU1)は、油圧シリンダ機構作動による金型の型締め動作に連係して、固定側金型本体110に対し相対摺動し、厚肉部成形キャビティC2内の樹脂をレンズ厚さ方向に圧縮するように動作する。
【0023】
また、金型(固定側金型本体110,固定側分割金型120,可動側分割金型210および入り子220)内には、多数の水挿通孔(図示せず)が設けられている。そして、この水挿通孔には、外部の冷却水循環供給機構(図示せず)によって冷却水が循環供給されて、金型の温度が一定に管理されており、キャビテイC内に充填された樹脂は効果的に冷却・固化される。
【0024】
次ぎに、図2に示す成形装置を用いて前面レンズ10を成形する工程を、図2〜図5に基づいて説明する。
【0025】
まず、図2に示すように、可動側金型本体210と固定側金型本体110とを型締めするとともに、固定側金型本体110と固定側補助金型124(固定側分割金型120)間がHだけ離間する、固定側分割金型の開き形態において、油圧シリンダ機構を作動させ、可動側金型200を固定側補助金型ユニットU1側に移動させて、固定側補助金型124と固定側金型本体110間の隙間をHから所定の値hにする。次に、金型のキャビテイC内に樹脂を射出し充填する充填工程を行う。即ち、スプルーブッシュ102を介して樹脂を注入し、キャビテイC内に樹脂を射出・充填する。
【0026】
次に、固定側金型100と可動側金型200間を型締めするべく、油圧シリンダ機構をさらに作動させ、可動側金型200を固定側補助金型ユニットU1側に摺動させる。そして、固定側金型本体110が固定側補助金型124に密着するようにして、固定側金型100と可動側金型200間を型締めした形態(図3参照および図5における符号A1〜A2,符号A1〜A3または符号B1〜B2参照)のまま保圧工程を行った後、キャビテイC内に射出圧を作用させない冷却工程を経て、成形品を取り出す。
【0027】
なお、金型100,200は、前記した冷却水の循環によって、常に一定の温度に保持されているので、キャビテイC内に射出圧が作用している保圧工程下では勿論、樹脂が充填されつつある充填工程下においても、キャビテイC内の樹脂における金型の成形面と接触する部位から順次硬化が始まっている。
【0028】
そして、この保圧工程において、キャビテイC内の樹脂は、冷却されて硬化が進行するに従って熱収縮するが、厚肉部成形キャビテイC2内のレンズ厚肉部14の凸面側には、分割金型120の成形面122の相対摺動量に等しい圧縮量hに相当する圧縮応力が成形面122を介して作用している。このため、厚肉部成形キャビテイC2内の樹脂(レンズ厚肉部14)が冷却により熱収縮したとしても、成形面122および成形面222における成形面122と対向する部位が常にキャビテイC2内の樹脂(レンズ厚肉部)に押圧密着した形態に保持されるので、レンズ厚肉部14におけるヒケの発生や変形が抑制される。
【0029】
従って、保圧工程および冷却工程時間を従来の成形方法における保圧工程および冷却工程時間よりも短縮したとしても、成形された成形品(レンズ10)にヒケが発生したり変形したりしないので、レンズの成形に要す時間を短縮できる。
【0030】
また、レンズ厚肉部成形キャビテイC2内の樹脂を圧縮する時期および時間は、図5に示すように、例えば3種のパターンが考えられる。
【0031】
第1のパターンは、図5符号A1〜A2に示すように、充填工程終了前の、樹脂の充填がほぼ終了した段階で、レンズ厚肉部の圧縮(分割金型120の相対摺動)が開始され、保圧工程終了とほぼ同時に圧縮が終了する(固定側補助金型124と固定側金型本体110間が密着する)ように、可動側金型200を駆動させる場合である。この場合は、レンズ厚肉部の熱収縮量がもっとも大きいと思われる保圧工程全体にわたって、レンズ厚肉部に圧縮応力が作用するので、レンズ厚肉部でのヒケの発生を確実に抑制できる。
【0032】
また、第2のパターンは、図5符号A1〜A3に示すように、充填工程終了前の、樹脂の充填がほぼ終了した段階で、レンズ厚肉部の圧縮(分割金型120の相対摺動)が開始され、保圧工程の前半に圧縮が終了する(固定側補助金型124と固定側金型本体110間が密着する)ように、可動側金型200を駆動させる場合である。この場合は、金型の駆動時間が短時間でよいという利点がある。
【0033】
さらに、第3のパターンは、図5符号B1〜B2に示すように、保圧工程に入った直後にレンズ厚肉部の圧縮(分割金型120の相対摺動)が開始され、保圧工程終了後の冷却工程前半に圧縮が終了する(固定側補助金型124と固定側金型本体110間が密着する)ように、可動側金型200を駆動させる場合である。この場合は、キャビテイC内に樹脂が確実に充填された後に、レンズ厚肉部を圧縮するので、レンズ厚肉部のみならず、レンズ薄肉部でのヒケの発生も抑制できる。
【0034】
図6〜9は、本発明の第2の実施例を示し、図6はレンズ成形装置の固定側分割金型および可動側分割金型を型開き状態にした断面図、図7は金型を型締め状態にした同成形装置の断面図、図8は金型の型締め開始時における同成形装置の断面図、図9は同成形装置に用いられた皿ばねの特性を示す図である。
【0035】
前記した第1の実施例では、レンズ10の内側全体を成形する成形面222の形成された入り子220が可動側金型本体210に固定一体化されて、可動側金型200が構成されていたが、本実施例では、可動側分割金型である入り子220が可動側金型本体210に対し相対摺動できるように構成されている。
【0036】
即ち、可動側分割金型である入り子220は、固定側補助金型本体124に対応する大きさの可動側補助金型224に固定一体化されるとともに、相対摺動面である円孔214Aに沿って相対摺動できるように可動側金型本体210に組み付けられている。
【0037】
また、入り子220とともに分割金型ユニットU2を構成する可動側補助金型224と可動側金型本体210との間には、皿ばね228が介装されて、可動側金型本体210と可動側補助金型224が互いに離間する方向に付勢されるとともに、両者224,210を貫通するガイドボルト140の先端部にナット142が螺着されて、両者224,210間に隙(最大型開き量H2)が設定されている。即ち、皿ばね228とガイドボルト140とナット142とは、可動側分割金型220(成形面222)の可動側金型本体210に対する最大型開き量H2を設定している。
【0038】
符号229は、可動側金型本体210および可動側補助金型224に設けたばね受け部215、225内に皿ばね228を固定保持するためのボルトである。そして、可動側補助金型224に固定されて可動側金型本体210側に突出するボルト229の先端部は、可動側金型本体210側の挿通孔216に挿通されて、挿通孔216とボルト229が軸方向に相対摺動可能に構成されている。
【0039】
そして、可動側分割金型220(可動側補助金型ユニットU2)は、油圧シリンダ機構作動による金型の型締め動作に連係して、可動側金型本体210に対し相対摺動し、薄肉部成形キャビティC1内の樹脂をレンズ厚さ方向に圧縮するように動作する。
【0040】
なお、固定側金型本体110と固定側補助金型124間には、図示しないが、第1の実施例で示したボルト130、挿通孔118、ナット132が設けられて、皿ばね128と協働して固定側分割金型120の最大型開き量H1を設定している。
【0041】
また、固定側金型100の皿ばね128のばね定数k1と、可動側金型200の皿ばね228のばね定数k2とは、図8に示すように、可動側分割金型ユニットU2の摺動に伴って、まず可動側金型200内の皿ばね228が圧縮され、ついで固定側金型100内の皿ばね128が圧縮されるように設定されている。さらに、ばね定数k1,k2は、入り子220の成形面222によってレンズ裏面側がH2だけ圧縮された後に、固定側分割金型120の成形面122によってレンズ厚肉部凸表面側がH1だけ圧縮される、所定の値(k2<k1)に設定されている。
【0042】
その他は前記した実施例と同一であり、同一の符号を付すことにより、その重複した説明は省略する。
【0043】
次ぎに、図6に示す成形装置を用いて前面レンズ10を成形する工程を、図6〜図9に基づいて説明する。
【0044】
まず、図6に示すように、可動側金型本体210と固定側金型本体110間を型締めするとともに、固定側金型本体110と固定側補助金型124(固定側分割金型120)間がH1だけ離間し、かつ可動側金型本体210と可動側補助金型224(可動側分割金型220)間がH2だけ離間する、固定側分割金型120および可動側分割金型220の型開き形態において、金型のキャビテイC内に樹脂を射出し充填する充填工程を行う。即ち、スプルーブッシュ102を介して樹脂を注入し、キャビテイC内に樹脂を射出する。
【0045】
次に、金型100,200間を型締めするべく、油圧シリンダ機構を作動させ、可動側金型200を固定側補助金型ユニットU1側に摺動させると、まず可動側補助金型224が可動側金型本体210に密着し、ついで、固定側金型本体110も固定側補助金型120に密着する。そして、可動側補助金型224が可動側金型本体210に密着し、さらに固定側金型本体110が固定側補助金型124に密着するようにして、金型100,200間を型締めした形態(図7および図5参照)のまま保圧工程を行う。
【0046】
保圧工程において、キャビテイC内の樹脂は、冷却されて硬化が進行するに従って熱収縮するが、薄肉部成形キャビテイC1内の樹脂には、固定側分割金型220の相対摺動量に等しい圧縮量H2に相当する圧縮応力(圧縮力P2)が成形面222を介して作用し、さらに厚肉部成形キャビテイC2内の樹脂には、可動側分割金型120の相対摺動量に等しい圧縮量H1に相当する圧縮応力(圧縮力P’1)が成形面122を介して作用している。
【0047】
特に、レンズ薄肉部が圧縮されてレンズ薄肉部内の樹脂の一部が確実にレンズ厚肉部に移動した後に、レンズ厚肉部が圧縮されるので、保圧工程において、熱収縮量の大きいレンズ厚肉部が確実に成形面に密着した形態に保持されて、レンズ10(レンズ薄肉部12およびレンズ厚肉部14)におけるヒケの発生や変形がより有効に抑制される。
【0048】
従って、保圧工程および冷却工程時間を従来の成形方法における保圧工程および冷却工程時間よりも短縮したとしても、従来の方法で成形した場合と比べては勿論のこと、前記第1の実施例方法および装置で成形した成形品と比較しても、ヒケの発生や変形がより少ないので、レンズの成形に要す時間をさらに短縮することができる。
【0049】
なお、分割金型220,120がキャビティC内の樹脂を圧縮する時期および時間は、前記第1の実施例と同様、図5に示すパターンが考えられる。即ち、図5に示す符号A1〜A2,A1〜A3,B1〜B2の間に、レンズ薄肉部が圧縮され、次いでレンズ厚肉部が圧縮されるのである。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る車両用灯具用レンズの成形方法および装置によれば、レンズ厚肉部での熱収縮に伴うヒケの発生や変形が抑制されるので、保圧工程や冷却工程時間を短縮でき、ひいてはレンズの成形に要す時間を短縮できる。
また、レンズの凸表面非形成側は平坦面に形成されるとともに、レンズ厚肉部の凸表面側の段差部によって分割成形面の押圧跡が全く目立たないので、適正な形状のレンズを成形できる。
請求項2の方法によれば、レンズ厚肉部の熱収縮量が大きい保圧工程中に、レンズ厚肉部を圧縮するので、レンズ厚肉部での熱収縮に伴うヒケの発生や変形が確実に抑制されて、保圧工程や冷却工程時間をより短縮でき、ひいてはレンズの成形に要す時間をさらに短縮できる。
請求項の方法および請求項の装置によれば、レンズ薄肉部および厚肉部での熱収縮に伴うヒケの発生や変形が抑制されて、保圧工程や冷却工程時間を一層短縮でき、ひいてはレンズの成形に要す時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって成形された前面レンズの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例であるレンズ成形装置の固定側分割金型を型開き状態にした断面図である。
【図3】金型を型締め状態にした同成形装置の断面図である。
【図4】金型の型締め開始時における同成形装置の断面図である。
【図5】前面レンズ成形工程を説明する説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例であるレンズ成形装置の固定側分割金型および可動側分割金型を型開き状態にした断面図である。
【図7】金型を型締め状態にした同成形装置の断面図である。
【図8】金型の型締め開始時における同成形装置の断面図である。
【図9】同成形装置に用いられた皿ばねの特性を示す図である。
【図10】薄肉の意匠面部に光を集光する厚肉部を設けた前面レンズを使用したクリアランスランプの断面図である。
【図11】従来のレンズ成形装置の断面図である。
【図12】従来のレンズ成形装置で成形されたレンズの断面図である。
【符号の説明】
10 前面レンズ
11 レンズ意匠面部
12 レンズ薄肉部
14 レンズ厚肉部
100 固定側金型
110 固定側金型本体
120 第1の分割金型である固定側分割金型
122 レンズ厚肉部凸表面成形用の分割成形面
124 固定側補助金型
128 第1のばね部材である皿ばね
200 可動側金型
210 可動側金型本体
212 第2の分割成形面である可動側分割成形面
220 第2の分割金型である可動側分割金型(入り子)
222 レンズ厚肉部の凸表面非形成側からレンズ薄肉部を成形する成形面
224 可動側補助金型
228 第2のばね部材である皿ばね
C キャビテイ
C1 薄肉部成形キャビテイ
C2 厚肉部成形キャビテイ
U1 固定側分割金型ユニット
U2 可動側分割金型ユニット

Claims (5)

  1. 対向配置された一対の金型にまたがって形成されたキャビテイ内に樹脂を射出し充填する充填工程と、樹脂を充填したキャビテイ内を所定圧に保持する保圧工程とを備え、薄肉部の一部に厚肉部を形成した車両用灯具用合成樹脂製レンズを射出成形する車両用灯具用レンズの成形方法において
    前記金型には、レンズ薄肉部と厚肉部にそれぞれ対応する薄肉部成形キャビテイと厚肉部成形キャビテイが設けられ、
    前記キャビテイ内に樹脂がほぼ充填されるか、または充填の完了した段階で、少なくとも前記厚肉部成形キャビテイ内の樹脂をレンズ厚さ方向に圧縮する圧縮工程が設けられ、
    前記レンズ厚肉部は、ほぼ同一厚さの平坦な薄肉の意匠面部における前面側または背面側のいずれかの側にその凸表面が膨出する形状で、前記圧縮工程では、前記薄肉部成形キャビテイの成形面から分割された厚肉部成形キャビテイの分割成形面が、前記レンズ厚肉部の凸表面全体を圧縮することを特徴とする車両用灯具用レンズの成形方法。
  2. 前記圧縮は、主に前記保圧工程中に行われることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具用レンズの成形方法。
  3. 前記圧縮工程では、厚肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮に先立って、薄肉部成形キャビテイ内の樹脂をレンズ厚さ方向に圧縮することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具用レンズの成形方法。
  4. 対向配置された一対の金型にまたがって形成されたキャビテイ内に樹脂を射出し充填する充填工程と、樹脂を充填したキャビテイ内を所定圧に保持する保圧工程とを備え、薄肉部の一部に厚肉部を形成した車両用灯具用合成樹脂製レンズを射出成形する車両用灯具用レンズの成形装置において、
    前記金型には、レンズ薄肉部と厚肉部にそれぞれ対応する薄肉部成形キャビテイと厚肉部成形キャビテイが設けられ、
    前記厚肉部成形キャビテイを形成する対向成形面の少なくとも一方の成形面が、前記薄肉部成形キャビテイを形成する成形面から分割されて、前記分割成形面を設けた分割金型が金型本体に対しレンズ厚さ方向に摺動可能に設けられるとともに、
    前記分割金型は、金型駆動機構による金型の型締め動作に連係摺動して、厚肉部成形キャビテイ内の樹脂をレンズ厚肉部厚さ方向に圧縮するように構成され、
    前記レンズ厚肉部は、ほぼ同一厚さの平坦な薄肉の意匠面部における前面側または背面側のいずれかの側にその凸表面が膨出する形状で、前記分割金型が前記レンズ厚肉部の凸表面全体を圧縮するように構成されたことを特徴とする車両用灯具用レンズの成形装置。
  5. 前記分割金型は、レンズ厚肉部の凸表面を圧縮する第1の分割金型と、前記第1の分割金型に対向し、レンズ厚肉部の凸表面非形成側からレンズ薄肉部にかけての平坦な領域を圧縮する第2の分割金型から構成され、
    前記第1,第2の分割金型と金型本体との間には、前記分割金型を互いに離間する方向に付勢する第1,第2のばね部材を備えた付勢保持手段がそれぞれ介装されるとともに、
    前記第2の分割金型によるレンズ薄肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮開始後に、前記第1の分割金型によるレンズ薄肉部成形キャビテイ内の樹脂の圧縮が開始されるように、前記第1,第2のばね部材のばね定数が設定されたことを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具用レンズの成形装置。
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