JP3862580B2 - 現像装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真画像形成プロセスを用いる画像形成装置に関し、特に、現像剤収容部に収容する現像剤の残量を逐次検知することのできる現像剤量検出手段を備えた現像装置およびプロセスカートリッに関するものである。
【0002】
ここで、画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する装置であり、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター(例えばLEDプリンター、レーザービームプリンター等)、電子写真ファクシミリ装置、および、電子写真ワードプロセッサー等が含まれる。
【0003】
また、プロセスカートリッジとしては、潜像担持体である電子写真感光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に現像剤を供給する現像手段、電子写真感光体をクリーニングするクリーニング手段等を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの、あるいは、少なくとも電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】
複写機やレーザービームプリンター等の電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置は、画像情報に対応したレーザー光を潜像担持体である電子写真感光体に照射して潜像を形成し、この潜像に現像手段で記録材料である現像剤を供給して顕像化し、さらに、電子写真感光体から記録媒体へ現像剤像を転写することで記録媒体上に画像を形成している。現像手段には現像剤収納部である現像剤収納容器が連結されており、画像を形成することで現像剤収納容器内の現像剤は消費されていく。現像剤収納容器や現像手段は、電子写真感光体や帯電手段等とともにプロセスカートリッジとして一体的に構成されていることが多く、現像剤が消費されて現像剤収納容器内の現像剤が無くなると、ユーザーがプロセスカートリッジを交換することで、再び画像を形成することができる。
【0005】
したがって、プロセスカートリッジ内の画像形成に供することができる現像剤が消費されてその残量がどれくらいあるのかを随時ユーザーに知らせることが必要である。現像剤が消費された場合にカートリッジの交換時期に合わせて新たなカートリッジの準備や交換を的確にかつ効率よく行うようにユーザーに促すために、現像剤残量レベルを逐次検出できる現像剤量検出手段をプロセスカートリッジあるいは画像形成装置本体に備えているものが多い。
【0006】
このような現像剤量検出手段の一方式として、プレートアンテナ方式がある。この方式におけるプレートアンテナは、図10に示すように、所定の間隔をもって対向する一対の電極131、132であり、これらのプレートアンテナ131、132間の現像剤量に応じて静電容量が異なることを利用するものである。すなわち、現像剤収納容器114内の現像剤が減少するにしたがって、両プレートアンテナ131、132間の現像剤が減少するようにプレートアンテナ131、132を配置することで、現像剤収納容器114内の現像剤残量とプレートアンテナ131、132間の静電容量との対応づけが可能であり、両プレートアンテナ131、132間の静電容量を測定することにより、随時、現像剤収納容器114内の現像剤量を知ることができる。両プレートアンテナ間の静電容量は、一方のプレートアンテナに一定の交流バイアスを印加し、その際にもう一方のプレートアンテナの導電部に流れる電流を測定することにより知ることができる。
【0007】
また、電子写真感光体(感光体ドラム)107上の静電潜像を現像する方法として、現像剤担持体である現像ローラ110に現像交流バイアスを印加する方式がある。この現像方式を用いる構成では、現像ローラ110を前記プレートアンテナの一方の電極とし、この現像ローラ110に対して平行に対向するように配設した平面板金や棒形状のアンテナを他方の電極131とする現像剤量検出手段も一般的に採用されている。
【0008】
このような現像剤量検出手段によって検出された現像剤量の情報を基にして現像剤の残量を表示手段に表示することができ、この現像剤の残量に関する表示によって、ユーザーに、もうすぐ現像剤がなくなるから次の新しいプロセスカートリッジあるいは現像剤の補給カートリッジの準備を促し、また、大量のプリントをする際には現像剤が大量のプリントに充分に足りるか否かの判断材料とする等、画像形成作業を効率良く行うことを可能にし、さらには、プロセスカートリッジを有効に使うことを可能にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のプロセスカートリッジは、通常、感光体ユニットと現像装置ユニットから構成されている。プロセスカートリッジの感光体ユニットには、潜像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、単に感光体ドラムともいう)、感光層表面を一様に帯電させるための帯電手段である帯電ローラおよび記録媒体(転写媒体)に転写されずに感光体ドラムに残留付着している残留現像剤を感光体ドラム表面から掻き落として除去現像剤容器に貯蔵するためのクリーニング手段が配置されている。
【0010】
また、プロセスカートリッジの現像装置ユニットには、感光体ドラムに形成された静電潜像に現像剤を供給して静電潜像を現像して可視画像を形成するための現像剤担持体である現像ローラや現像ローラ表面上の現像剤の量を規制して均一な現像剤層を形成する現像剤規制部材(以下、現像ブレードともいう)等が現像枠体に保持され、この現像枠体を現像剤を収納する現像剤収納容器に一体的に結合して現像装置ユニットを構成している。
【0011】
この種のプロセスカートリッジにおいては、現像ローラや現像ブレード等からなる現像手段は通常プロセスカートリッジの現像枠体内に固定されているが、稀に、現像ローラの感光体ドラム(潜像担持体)への押しつけを軽減する目的で、現像剤収納容器に収容されている現像剤の重みが現像ローラに直接かからないように、そして、現像剤の画像形成に伴う消費により現像剤量が変動することによる現像ローラの感光体ドラムへの押圧力の変動を防ぐように、現像ローラだけが感光体ドラムに対して接離(遠近)移動可能に構成されたものがある。これは基本的に現像ローラだけが感光体ドラム方向にばね等の付勢手段によって押圧され、感光体ドラムに対して接離移動可能な構成になっている。
【0012】
このように稀な構成ではあるが、現像手段が固定されていても現像ローラだけを感光体ドラムの方向に接離移動可能な構成とするものにおいては、現像ローラと現像剤量検出用の電極としてのプレートアンテナや現像ブレードとの相対位置がずれる場合がある。図10において、現像ローラ110の近傍に配置された電極131は、通常、「現像剤なし(白抜け)」寸前の状態を検知するために配置されたものであり、現像ローラ110の感光体ドラム107に対して接近あるいは離間する方向の移動により、現像ローラ110と電極131の相対位置がずれてしまうと、「現像剤なし(白抜け)」の検知タイミングに大きな誤差を生じてしまう。
【0013】
現像ローラ110が感光体ドラム107に対する接離方向に移動することによって、例えば、現像ローラ110と電極131が接近した場合には、現像ローラ110と電極間131の静電容量は大きく検知され、あたかも現像剤が多くあるように検知し、「現像剤なし」の警告よりも早く白抜けを起こしてしまう可能性があり、「現像剤なし」の警告そのものの信頼性を著しく低下させてしまうことはもとより、白抜けした画像を出力してしまい、記録媒体が無駄に使用されてしまうことになる。逆に、現像ローラ110と電極131が大きく離間した時には、現像ローラ110と電極131間の静電容量は小さく検知され、あたかも現像剤が少ないように検知され、実際には現像剤が十分あるにも関わらず、「現像剤なし」の警告を発してしまうという欠点がある。このような「現像剤なし」の警告にしたがってプロセスカートリッジや現像装置を交換してしまうと、現像剤を無駄に捨ててしまうこととなり、資源の無駄使いをしてしまうことになる。
【0014】
また、「現像剤なし」の検知寸前に現像剤が残る部分は、図10に示すように、現像ブレード111が現像ローラ110に当接している先端部付近であるので、現像ブレード111と現像ローラ110の当接部分がずれると、「現像剤なし」の検知寸前に現像剤tが残る部分もずれることになる。つまり、残りの現像剤tが上記電極131の位置とずれることになり、残り現像剤量を誤検知する可能性が出てくる。このように、現像剤の残量検知が実際の現像剤量よりも大きくずれて検出すると現像剤や記録媒体等の資源の無駄が生じてしまう。
【0015】
そこで、本発明は、前述した従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであって、現像剤収容部に収容する現像剤の残量を逐次検知することのできる現像剤量検出手段を備えた現像装置およびプロセスカートリッジ提供することを目的とするものであり、さらに詳細には、現像ローラ(現像剤担持体)を感光体ドラム(潜像担持体)に対して接離移動可能に配設する構成において、高精度に現像剤量検出を行うことができる現像装置およびプロセスカートリッジ提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の現像装置は、画像形成装置本体に着脱可能現像装置において、電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像ローラと、前記現像剤を収納するための現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器が一体的に結合した現像枠体と、前記現像枠体に移動可能に設けられた移動枠体であって、回動可能に支持された前記現像ローラと、前記現像ローラとの間の現像剤量を前記画像形成装置本体に設けられた検出部で検出するために、前記現像ローラに対向するように固定された電極であって、前記現像ローラに現像バイアス電圧を印加することによって生じる静電容量を測定するための電極と、を有し、前記現像ローラが前記電子写真感光体ドラムに当接するように押圧される移動枠体と、を有することを特徴とする。
【0017】
【0018】
【0019】
本発明のプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、(i)電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムを支持するドラム枠体と、を有する感光体ユニットと、( ii )前記感光体ユニットに結合した現像装置ユニットであって、前記電子写真感光体ドラムに形成され静電潜像を現像剤を用いて現像する現像ローラと、前記現像剤を収納するための現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器が一体的に結合した現像枠体と、前記現像枠体に移動可能に設けられた移動枠体であって、回動可能に支持された前記現像ローラと、前記現像ローラとの間の現像剤量を前記画像形成装置本体に設けられた検出部で検出するために前記現像ローラに対向するように固定された電極であって、前記現像ローラに現像バイアス電圧を印加することによって生じる静電容量を測定するための電極と、を有し、前記現像ローラが前記電子写真感光体ドラムに当接するように押圧される移動枠体と、を有する現像装置ユニットと、を有することを特徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【作用】
本発明によれば、現像ローラと現像剤規制部材と現像ローラに対向している電極をそれらの相対位置が常に同じになるように構成することにより、現像剤量の検出を高精度にかつ正確に行うことを可能にし、「現像剤なし」寸前の現像剤量を精度良く検出することができ、さらに、「現像剤なし」警告自身の信頼性や精度を向上させることができる。これにより、現像装置やプロセスカートリッジ内の正確な現像剤残量をユーザーに随時知らせることができ、現像装置やプロセスカートリッジの交換時期を的確に把握させ、現像剤や記録媒体等の資源の無駄使いを回避することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1画像形成装置の一を示す概略構成図であり、図2は本発明プロセスカートリッジの一実施例の断面図である。図3は本発明おける現像剤量検出手段の概略構成を示す模式図であり、図4は本発明における現像剤量検出手段の一実施例の構成を示すブロック図である。また、図5は本発明の現像剤量検出手段により現像剤量を測定しそして現像剤量を確定するためのフロー図であり、図6は本発明における現像剤量検出手段における現像バイアスと残検バイアスの印加タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【0029】
先ず、本発明に基づいて構成されるプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置について、図1および図2を参照して説明する。なお、本実施例では、特に、電子写真式のレーザービームプリンターを例にとって説明する。
【0030】
図1に図示する画像形成装置Aは、静電潜像を形成する潜像担持体としてのドラム形状の電子写真感光体(以下、単に、感光体ドラムともいう)7を有し、感光体ドラム7は、帯電手段である帯電ローラ8によって均一に帯電される。次いで、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラー等を有する光学手段1から画像情報に応じたレーザー光を照射することによって感光体ドラム7に画像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は、後述する現像手段によって現像剤を用いて現像され、可視像すなわち現像剤像とされる。
【0031】
現像手段は、現像剤担持体である現像ローラ10、現像ローラ10の表面上の現像剤に摩擦帯電電荷を付与するとともに所定厚の現像剤層を形成するための現像剤量規制部材としての現像ブレード11を備えている。これらは現像枠体13内に収容されており、この現像枠体13は現像剤を収容する現像剤収納容器14に溶着して一体とし、図2に示すように現像装置ユニット19を構成している。
【0032】
現像剤収納容器14内には現像剤を撹拌するとともに現像剤を現像枠体13内の現像室13aへ送り込む撹拌部材15a、15bが設けられている。現像剤収納容器14内の現像剤は、撹拌部材15a、15bの回転によって、現像室13a内の現像ローラ10へと送り出される。現像枠体13内には、現像ローラ10の近傍に現像剤撹拌部材16を備えており、現像室13a内の現像剤を循環させる。現像室13a内の現像剤は、現像剤撹拌部材16により撹拌されながら、現像ローラ10へ送り込まれる。現像剤は、マグネットローラを内蔵している現像ローラ10の表面に付着し、現像ローラ10の回転によって搬送され、現像ブレード11にて摩擦帯電電荷が付与されるとともに所定厚の現像剤層が現像ローラ10上に形成され、感光体ドラム7の現像領域へと搬送される。感光体ドラム7の現像領域へ供給された現像剤は、前記感光体ドラム7上の潜像へ転移され、現像剤像を形成する。なお、現像ローラ10は、図3に概略的に示すように、現像バイアス印加手段40に接続されており、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
【0033】
一方、給紙カセット3aにセットした記録媒体2は、現像剤像の形成と同期して、ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3eにより転写位置へと搬送される。転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加することによって、感光体ドラム7上の現像剤像を記録媒体2に転写する。
【0034】
現像剤像が転写された記録媒体2は、搬送ガイド3fを介して定着手段5へと搬送される。定着手段5は、駆動ローラ5cおよびヒータ5aを内蔵した定着ローラ5bを備え、通過する記録媒体2に熱および圧力を印加して転写された現像剤像を記録媒体2上に定着する。記録媒体2は、その後、排出ローラ対3g、3hで搬送し、反転経路3iを経由して排出トレイ6へと排出される。この排出トレイ6は、画像形成装置Aの上面に設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3jを動作させ、反転経路3iを介することなく記録媒体2を排出することもできる。前記ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3e、搬送ガイド3f、および排出ローラ対3g、3h等が記録媒体2の搬送手段3を構成している。
【0035】
転写ローラ4によって現像剤像を記録媒体2に転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段17によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング手段17は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード17aによって感光体ドラム7上の残留現像剤を掻き落として除去現像剤溜め17bへと集める。
【0036】
以上のように構成される画像形成装置本体に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジBは、図2に示すように構成されている。すなわち、プロセスカートリッジBは、現像剤を収納するとともに撹拌部材15a、15bを配設した現像剤収納容器14に、現像ローラ10や現像ブレード11等の現像手段を収容する現像枠体13を溶着等により一体として形成した現像装置ユニット19と、感光体ドラム7、クリーニングブレード17a等のクリーニング手段17および帯電ローラ8等をドラム枠体18に取付けて形成した感光体ユニット20とからなる。これらの現像装置ユニット19と感光体ユニット20は図2に示すように一体的に結合することによってカートリッジ化されている。
【0037】
本実施例の現像装置ユニット19においては、現像ローラ10や現像ブレード11等からなる現像手段は移動枠体12(図2参照)に取付けられている。この移動枠体12は、現像枠体13の突出アーム13bに回転軸12aを介して回動可能に軸支されている。すなわち、本実施例における移動枠体12は、回転軸12aを介して矢印Eの方向に揺動可能に現像枠体13に軸支されている。そして、移動枠体12は、その上に配設された現像ローラ10を感光体ドラム7の方へ押圧するように図示しないばねにより押圧付勢されている。また、現像ローラ10はその両端部にスペーサコロ10a(図2)が配設されており、現像ローラ10は、移動枠体12を付勢するばね(不図示)によりスペーサコロ10aが感光体ドラム7に当接するように押圧され、スペーサコロ10aを介して所定の間隔をもって感光体ドラム7に押圧される。
【0038】
このように、現像ローラ10を支持する移動枠体12を現像枠体13に移動(揺動)可能に取り付け、この現像枠体13を現像剤収納容器14に一体的に結合することで現像装置ユニット19を構成して、現像装置ユニット19を感光体ユニット20へ結合する際に、現像ローラ10は、移動枠体12を付勢するばね(不図示)により、両端部に配設したスペーサコロ10aを介して所定の間隔をもって感光体ドラム7に押圧される。そして、この構成によって、現像剤収納容器14内の現像剤の荷重が直接現像ローラ10に掛かることを防止するとともに、現像剤収納容器14内の現像剤量が変動しても現像ローラ10の感光体ドラム7への押圧力を安定させることができる。
【0039】
また、本実施例の現像剤収納容器14は、現像剤収納部14a、14bの2つの収納部により構成され、2つの底面が交わる個所に収納部14bから現像剤の汲み上げる高さを規制するための底部仕切り部14cが形成されており、収納部14bから収納部14aへの現像剤の供給は底部仕切り部14cの上方に形成された開口部を通して行われる。そして、現像剤収納部14a、14bの内部にはそれぞれ撹拌部材15a、15bが配設されており、現像ローラ10に近い(すなわち、現像室13aに隣接する現像剤収納部14a内の)下流側の撹拌部材15aは撹拌部材15bより相対的に下方向に配置されている。現像剤収納部14b内の撹拌部材15bは矢印の方向に回転して現像剤収納部14b内の現像剤を撹拌しながら開口部を通して現像剤収納部14aに送り込み、そして、現像剤収納部14a内の撹拌部材15aも同様に矢印の方向に回転して現像剤収納部14a内の現像剤を撹拌しながら供給開口部14dを介して現像枠体13内の現像室13aへ送り込んでいる。このように、一つの現像剤収納容器14を底部仕切り部14cによって2つの現像剤収納部14a、14bに分割し、それぞれの現像剤収納部14a、14bに撹拌部材15a、15bを設けて、底部仕切り部14cの高さまで現像剤を汲み上げる構成にすることにより、現像剤の重量が分散されるので現像剤の自重によるフェーディングや物流時の現像剤のタッピングによるトルクの増加を防止することができる。
【0040】
次に、現像剤の消費にしたがって減少する現像剤の残量を逐次検出することができる現像剤量検出手段(現像剤残量検出手段)について説明する。
【0041】
本実施例における現像剤量検出手段は、特に図2および図3に示すように、現像剤量測定用の電極部材として、現像ローラ10、第一の電極31および第二の電極32を備え、第一の電極31と第二の電極32は、現像枠体13内の現像室13aの内部と現像剤収納容器14の現像剤収納部14aの内部にそれぞれ配置されている。これらの第一の電極31と第二の電極32は、現像ローラ10の長手方向に沿って延在する細長い形状でステンレス板金等の導電性の部材で作製され、撹拌部材15aを挟んで対向するように平行状態で略垂直に配置されている。これらの第一および第二の電極31、32間の撹拌部材15aは、その弾性シートが少なくとも第二の電極32に当接してその電極表面を摺接する位置関係に配置されている。また、第一の電極31は、現像室13a内において、現像ローラ10に対向して配置されるとともに現像ローラ10および現像ブレード11を保持する移動枠体12上にこれらに近接して配設されている。
【0042】
本実施例における現像剤量測定用の電極部材としての現像ローラ10、第一の電極31および第二の電極32においては、図3に示すように、現像ローラ10に現像バイアス印加手段40を接続するとともに第一および第二の電極31、32の一方の第二の電極32にACバイアス(以下、残検バイアスともいう)を印加する残検バイアス印加手段41を接続し、第一の電極31には現像剤量検出部42を接続する。この構成によって、残検バイアス印加手段41により第二の電極32に残検バイアスを印加して両電極31、32間に静電容量を誘起させ、他方の第一の電極31に流れる電流量を現像剤量検出部42により測定し、この電流量からこの両電極31、32間の静電容量を検出することによって両電極間の現像剤量を検出する。また、現像バイアス印加手段40により現像ローラ10に現像ACバイアスが印加された場合に、現像ローラ10に隣接する第一の電極31に流れる電流から現像ローラ10と第一の電極31との間の静電容量を測定することができ、現像ローラ10と第一の電極31間の現像剤量を検出する。
【0043】
次に、本実施例における現像剤量検出手段により現像剤量を測定する方法について、図4ないし図6を用いて説明する。
【0044】
現像剤収納容器内の現像剤量を検出する際には、第一の電極31と第二の電極32間の静電容量を測定するが、これらの両電極31、32間には、図1ないし図3に示すように撹拌手段15aがあるため、全体の現像剤量に変化がなくても撹拌手段15aの回転により両電極31、32間の現像剤量が回転周期に応じて変動する。そこで、第一の電極31と第二の電極32の間の現像剤量を精度良く検出するためには、両電極間の静電容量を所定の時間内で平均化等の統計処理を加えて確定する必要がある。
【0045】
両電極間の静電容量を平均化等の統計処理するためには、先ず、現像剤量の測定の開始により、残検バイアス印加手段41から交流バイアスが第二の電極32に印加される(ステップS101)。第一の電極31と第二の電極32間の現像剤量すなわち静電容量に応じた電流が第一の電極31に流れ、これを現像剤量検出部42で検出する。この現像剤量検出部42により検出される測定値は、演算制御部43によって記憶手段45に順次記憶される(ステップS102)。本実施例においては、撹拌手段15aの撹拌周期は5秒で、0.5秒毎に静電容量の測定データをサンプリングする。したがって、撹拌1周分で10回の測定を繰り返して、所定回数の測定値を記憶手段45に記憶する設定にしている(ステップS103)。撹拌1周分の測定値がそろったら、演算制御部43で平均化等の所定の統計処理を行って測定結果を確定して、両電極間の現像剤量を確定する(ステップS104)。この確定値を表示手段44等で表示する形式(例えば、100分率表示)に変換あるいは換算し(ステップS105)、表示手段44やネットワークなどを通じて外部装置47等に表示する(ステップS106)。
【0046】
以上のように両電極間の静電容量を平均化等の統計処理する測定方法においては、第一の電極31と第二の電極32の間の現像剤量を精度良く検出することができる。さらに、現像バイアス印加手段40により現像ローラ10にACバイアスが印加された場合に、現像ローラ10に隣接する第一の電極31に流れる電流から現像ローラ10と第一の電極31間の静電容量を測定することにより、現像ローラ10とこれに隣接する第一の電極31間の現像剤量を検出して、これらの2つの検出結果を用いることにより、現像剤量を高精度に検出することが可能となる。
【0047】
さらに、本実施例は、現像枠体13に対し回転軸12aを介して揺動可能に設けられた移動枠体12に、現像ローラ10と現像ブレード11とともに第一の電極31を配設したことに特徴を有するものであり、このような構成とすることにより、現像剤残量の検出を精度良くかつ正確に行うことを可能にする。すなわち、「現像剤なし(白抜け)」寸前の現像剤状態においては、現像剤tは、図10を用いて説明したように、現像ローラ10の表面で現像ローラ10に当接する現像ブレード11の先端部の近傍領域に残っている。つまり、この領域部分に第一の電極31を配置すれば、「現像剤なし」を正確にかつ精度良く検出することができる。
【0048】
ところで、現像剤量測定用の電極部材の一つとしての現像ローラ10が感光体ドラム7に対して接離移動可能な構成においては、現像ローラ10だけが感光体ドラム7に対して接離移動可能で、第一の電極31が固定配置されているならば、現像ローラ10と第一の電極31間の距離は常に一定とはならず、両者間の静電容量は現像ローラ近傍に残っている現像剤量とは別の要因で静電容量が振れてしまい正確に現像剤量を検出することはできない。さらに、現像ブレード11が現像ローラ10の移動によって現像ローラ10との当接位置が変わってしまうと、「現像剤なし」寸前の現像剤の残り領域は現像ブレード11の先端部についてまわるので、現像剤量が変わってしまうことになる。すると、第一の電極31と残り現像剤との容量関係が変わることで現像剤量を正確に測定することはできなくなってしまう。そこで、本実施例では、現像ローラ10を保持する移動枠体12に現像ブレード11とともに第一の電極31を配設し、それらの相対位置を常に同じになるようにする構成とすることにより、前述したように、現像剤量の検出を精度良く行うことを可能にする。
【0049】
また、現像剤量を測定するために残検バイアス印加手段41により第二の電極32にACバイアスを印加する際に、現像ローラ10にACが重畳されている現像バイアスが印加されている。これにより、第一の電極31に流れる電流は、現像バイアスの影響も受けるので、現像剤収納部内の現像剤量を正確に検出することができない場合がある。そこで、現像剤収納部内の現像剤量の検出は、現像ローラ10に現像バイアスが印加されていないときに限定される。本実施例の現像剤量検出手段において、1枚の記録媒体に画像形成するときの現像バイアスと残検バイアスの印加状況を表すタイミングチャートを図6に示す。現像バイアスと残検バイアスはともに、現像ローラ10が回転しているときのみに印加されるが、現像ローラ10の回転開始から現像バイアスを現像ローラ10に印加するまでの間に残検バイアスを第二の電極32に印加し、そしてまた、現像バイアスの印加の終了後で現像ローラ10の回転終了までの間に残検バイアスを第二の電極32に印加する。このように現像バイアスと残検バイアスを同時に印加しないようにすることにより、現像ローラ10と第一の電極31間の現像剤量および第一の電極31と第二の電極32間の現像剤量をそれぞれ精度良くかつ正確に検出することができる。なお、このACバイアス印加については、現像ローラ10に現像バイアスを印加すると同時に第二の電極32にも同じバイアスを印加して、第一の電極31を流れる電流を測定して、現像ローラ10と第一の電極31間および第一の電極31と第二の電極32間の静電容量を検出するようにしても良い。したがって、第二の電極32に現像バイアスとは別のバイアスを入力しなければならないとか、第二の電極32へのバイアス印加タイミングを現像ローラ10への印加時とずらさなければならないというように限定されるものではない。
【0050】
以上のように、第一の電極31と第二の電極32間の静電容量を測定して現像剤収納容器14の現像剤量を検出し、さらに、現像ローラ10と第一の電極31との間の静電容量を測定して現像枠体13内の現像室13a内部の現像剤量、特に「現像剤なし(白抜け)」寸前の状態の現像剤量を検出することができ、現像剤量を高精度に検出することができる。
【0051】
すなわち、本実施例における現像剤量検出手段によっては、現像剤収納容器14内の現像剤量が多い時は、第一の電極31と第二の電極32間に挟まれた空間には十分な現像剤があり、しかも、第一の電極31と第二の電極32間の現像剤は撹拌部材15aによって撹拌され、現像剤の偏りを防止して現像剤の高さを安定させ、また、両電極間の静電容量を平均化等の統計処理することで現像剤量を精度良く検出することができるので、第一の電極31と第二の電極32間の静電容量は高い値を安定して示し続ける。そして、画像の形成により現像剤が消費されていくと、第一の電極31と第二の電極32間の現像剤の高さが減少していき、両電極間の静電容量も減少していく。第一の電極31と第二の電極32間の静電容量変化を検出することで現像剤収納容器14の現像剤収納部14a内の現像剤量を逐次に検知することができる。さらに、現像剤が消費され、現像剤収納容器14内の現像剤がなくなった後に現像枠体13の現像室13a内部の現像剤量変化を現像ローラ10と第一の電極31間の静電容量変化を測定することによって、現像室13a内部の現像剤量を高精度に検出し、さらに、現像ローラ10と第一の電極31との間の静電容量の変化を最終的に検出することで、「現像剤なし(白抜け)」寸前の現像剤量をも検出することができ、プロセスカートリッジBの寿命まで現像剤残量を検出することができる。
【0052】
さらに、現像ローラ10および第一の電極54と第二の電極32が、撹拌部材15aを挟んで対向するように配置することにより、第一の電極54と第二の電極32との間の現像剤は、撹拌部材15aにより絶えず撹拌され、現像剤の偏りを防止して現像剤の高さを安定させることができるとともに、撹拌部材15aの弾性シートが少なくとも第二の電極32に当接する構成とすることによって、第二の電極32の表面に付着した現像剤を掻き落とすことができるので現像剤残量を常に安定してかつ正確に検知することができる。
【0053】
次に、本発明の他の実施例について図7を用いて説明する。
【0054】
図7は本発明の画像形成装置に用いるプロセスカートリッジの他の実施例の現像ローラ周辺部を示す概略図である。なお、本実施例において前述した部材と同様の部材には同一符号を付して説明する。
【0055】
本実施例においては、図7に示すように、現像ローラ10と現像ブレード11と第一の電極31は、移動枠体12Aに配設されている点は、前述した実施例と同様であるが、本実施例における移動枠体12Aは、現像枠体13に対して図示しないガイド部を介して矢印Fで示す方向に平行移動可能に配設されている。そして、移動枠体12Aは、現像ローラ10を感光体ドラム7の方に押圧するように図示しないばね等により押圧付勢され、また、現像ローラ10は、移動枠体12Aを付勢するばね(不図示)により、両端部に配設されたスペーサコロ10aを介して所定の間隔をもって感光体ドラム7に押圧される。
【0056】
本実施例においては、移動枠体12A上の現像ローラ10が感光体ドラム7からギア連結により回転駆動力を受ける際に、現像ローラ10に掛かる下方へのトルクが低い場合に特に有用である。すなわち、現像ローラ10に掛かる下方へのトルクが低い場合には、移動枠体12Aに作用する下方への力が少なく、移動枠体12Aと現像枠体13との間の摩擦力を大きくすることがなく、現像ローラ10の感光体ドラム7方向への押圧力を一定に維持することができる。
【0057】
なお、移動枠体上の現像ローラが感光体ドラムからギア連結により回転駆動力を受ける際に、現像ローラが下方への多大な力を受ける場合には、前述した実施例のように、移動枠体12を現像枠体13に対して回転軸12aを介して揺動可能に取付ける構成とすることが望ましい。すなわち、移動枠体12上の現像ローラ10が感光体ドラム7からギア連結等により回転駆動力を受ける際に現像ローラ10が図中下方への多大な力を受けると、移動枠体12と現像枠体13との間には大きな摩擦力を生じ、現像ローラ10の感光体ドラム7方向への押し付けを弱くしてしまう場合があり、このような場合には、感光体ドラム7と現像ローラ10との距離が所望するより大きくなって濃度が薄くなってしまう問題が生じてしまう。しかし、前述した実施例のように現像ローラ10を保持する移動枠体12が現像枠体13に回転軸12aを介して軸支され、移動枠体12を回転軸12aを中心に円弧状に移動しそして移動枠体12が下方へ大きく移動することはないので、移動枠体12と現像枠体13との接触面積は少なく、両者間で多大な摩擦力を生じることはない。
【0058】
したがって、現像ローラ10が感光体ドラム7からギア連結等により回転駆動力を受ける際に現像ローラ10が下方への多大な力を受ける場合には、前述した実施例において説明した構成とすることにより、現像剤残量の検出精度を向上させることができることは当然のところであり、画質面についても常に良好な画像を得ることができる。
【0059】
次に、本発明における現像剤量検出手段のさらに他の実施例について、図8および図9を用いて説明する。
【0060】
図8は本発明のの現像剤量検出手段の概略構成を示す模式図であり、図9は本発明における他の現像剤量検出手段の構成を示すブロック図である。
【0061】
本実施例におけるプロセスカートリッジは、図8に示すように、前述したプロセスカートリッジとほぼ同一の構成であるが、前述したプロセスカートリッジと異なる点は、バイアス印加手段は現像バイアス印加手段40のみであり、さらに、電極31、31aにはそれぞれ現像剤量検出部42、42aを接続してある。つまり、本実施例における現像剤量検出方法は、現像ローラ10へ現像バイアスが印加されているときに、現像ローラ10と第一の電極31間の静電容量および現像ローラ10と第二の電極32間の静電容量を各々検知するところである。前記の各々の静電容量の合成として、現像剤量検出部1つで検出することも可能であるが、各電極31、32にそれぞれ現像剤量検出部42、42aを設けることによって、バイアス印加された現像ローラ10から遠い第二の電極32の絶対的な静電容量の小さい場合の静電容量の変化量を必要分増幅して、小さな変化も確実に拾うことができるようにし、高精度に現像剤量を検出することができる。
【0062】
また、本実施例においては、現像バイアス印加時に両者の電極31、32から各々同時に検出できるので、上記のように残検バイアス印加時のみの検出データだけとは異なり、検出されるデータ数が多くなり、より正確に検出できるようになる。さらに、残検バイアス出力手段を別途設ける必要がなくなると同時に、複雑なバイアス切り換えシーケンスを組み込まなくても良いというメリットがある。また、各々検出された第一の電極31と第二の電極32から検出された電流量(検出値)をどのようなシーケンスで使用するかは自由であるが、ここでは、現像剤が多量にある場合には第二の電極32からの変化量のみで現像剤量を検出し、この第二の電極32の静電容量がある値に達したとき、かつ第一の電極31の静電容量が変化を開始しているときに第一の電極31での静電容量からの現像剤量を優先して検出し、表示することにしている。このような検出方法は、前述した実施例とは異なるが、現像剤のなくなるタイミングで精度良く検知するためには、やはり、前述するように、現像ローラ10と現像ブレード11と第一の電極31を移動枠体12に配設させ、これらの相対位置が常に同じであることが高精度残検を行うためには必要であることに変わりはない。
【0063】
以上説明したように、本実施例によれば、現像ローラと現像剤規制部材と現像ローラに対向している電極をそれらの相対位置が常に同じになるように構成することにより、現像剤量の検出を高精度にかつ正確に行うことを可能にし、さらに、「現像剤なし」寸前の現像剤量を精度良く検出することができるとともに、「現像剤なし」の警告自身の信頼性や精度を向上させることができる。
れにより、現像装置やプロセスカートリッジ内の正確な現像剤残量をユーザーに随時知らせることができ、現像装置やプロセスカートリッジの交換時期を的確に把握させ、不良画像(現像剤なし白抜け画像)の発生を回避でき、さらに現像剤や記録媒体を無駄に捨てるような資源の無駄使いを防ぐ効果がある。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、現像ローラと電極とが移動枠体に設けられているので、現像剤収納容器内の現像剤量によらず現像ローラの電子写真感光体ドラムへの押圧力を安定させることができるとともに、現像ローラと電極との相対位置が常に同じになるので、現像剤量の検出を高精度にかつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一参考例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明プロセスカートリッジの一実施例の断面図である。
【図3】 本発明おける現像剤量検出手段の概略構成を示す模式図である。
【図4】 本発明における現像剤量検出手段の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明における現像剤量検出手段により現像剤量を測定しそして現像剤量を確定するためのフロー図である。
【図6】 本発明における現像剤量検出手段における現像バイアスと残検バイアスの印加タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】 本発明プロセスカートリッジの他の実施例の一部分の概略図である。
【図8】 本発明おける他の現像剤量検出手段の概略構成を示す模式図である。
【図9】 本発明における他の現像剤量検出手段の構成を示すブロック図である。
【図10】 画像形成装置に用いるプロセスカートリッジにおける「現像剤なし」の検知寸前における現像剤の状態を説明するための概略図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置
B プロセスカートリッジ
1 光学手段
2 記録媒体
3 搬送手段
4 転写ローラ
5 定着手段
7 感光体ドラム(潜像担持体)
8 帯電手段(ローラ)
10 現像ローラ(現像剤担持体)
11 現像ブレード(現像剤規制部材)
12、12A 移動枠体
13 現像枠体
13a 現像室
14 現像剤収納容器
14a、14b 現像剤収納部
15a、15b 撹拌部材
16 撹拌部材
17 クリーニング手段
17a クリーニングブレード
17b 除去現像剤溜め
18 ドラム枠体
19 現像装置ユニット
20 感光体ユニット
31 第一の電極
32 第二の電極
40 現像バイアス印加手段
41 残検バイアス印加手段
42、42a 現像剤量検出部
43 演算制御部
44 表示手段
45 記憶手段
47 外部装置

Claims (2)

  1. 画像形成装置本体に着脱可能現像装置において、
    電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像ローラと、
    前記現像剤を収納するための現像剤収納容器と、
    前記現像剤収納容器が一体的に結合した現像枠体と、
    前記現像枠体に移動可能に設けられた移動枠体であって、回動可能に支持された前記現像ローラと、前記現像ローラとの間の現像剤量を前記画像形成装置本体に設けられた検出部で検出するために、前記現像ローラに対向するように固定された電極であって、前記現像ローラに現像バイアス電圧を印加することによって生じる静電容量を測定するための電極と、を有し、前記現像ローラが前記電子写真感光体ドラムに当接するように押圧される移動枠体と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  2. 画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    (i)電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムを支持するドラム枠体と、
    を有する感光体ユニットと、
    ii )前記感光体ユニットに結合した現像装置ユニットであって、
    前記電子写真感光体ドラムに形成され静電潜像を現像剤を用いて現像する現像ローラと、
    前記現像剤を収納するための現像剤収納容器と、
    前記現像剤収納容器が一体的に結合した現像枠体と、
    前記現像枠体に移動可能に設けられた移動枠体であって、回動可能に支持された前記現像ローラと、前記現像ローラとの間の現像剤量を前記画像形成装置本体に設けられた検出部で検出するために前記現像ローラに対向するように固定された電極であって、前記現像ローラに現像バイアス電圧を印加することによって生じる静電容量を測定するための電極と、を有し、前記現像ローラが前記電子写真感光体ドラムに当接するように押圧される移動枠体と、
    を有する現像装置ユニットと、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
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