JP3858743B2 - 圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機に関し、特に、油上がり対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スクロール型やスイング型などの各種の圧縮機構を備えた圧縮機は、空気調和装置などの冷凍サイクルを行う冷凍装置に広く用いられている。
【0003】
この圧縮機には、特開平9−79153号公報に開示されているように、密閉されたケーシング内にスクロール型の圧縮機構とモータとが収納され、該圧縮機構が駆動軸によってモータに連結されて構成されている。
【0004】
上記圧縮機構とモータとの間には駆動軸の軸受が設けられる一方、上記圧縮機構には吸入管が接続され、ケーシングには吐出管が接続されている。この吐出管が軸受の近傍に位置している。
【0005】
上記圧縮機において、駆動軸と軸受とはジャーナル軸受に構成されている。そして、図8に示すように、この従来のジャーナル軸受(101)は、駆動軸(103)と該駆動軸(103)が貫通する軸受(105)とを備える一方、上記駆動軸(103)には、給油通路(107)が形成されている。そして、上記給油通路(107)から分岐路(109)を介して潤滑油が駆動軸(103)の外周面と軸受(105)の内周面との隙間に供給されている。
【0006】
上記駆動軸(103)と軸受(105)との隙間に供給された潤滑油は、くさび効果によって油膜圧力が発生し、この油膜圧力によって駆動軸(103)が軸受(105)に回転自在に支持されている。この油膜圧力の軸方向分布は、図9のに示す特性となる。つまり、上記軸受(105)の上下両端面(111,113)は、周囲雰囲気圧力であるので、油膜圧力は軸方向の中央部で最も大きく、両端にいくにしたがって小さくなる山形となる。この結果、上記駆動軸(103)の外周面と軸受(105)の内周面との隙間に供給された潤滑油は、軸受(105)の上下両端面(111,113)から排出される。
【0007】
このジャーナル軸受(101)における潤滑油は、負荷を支えるという重要な役割を担っている他、駆動軸(103)と軸受(105)との摩擦によって発生する熱を冷却するという重要な役割を担っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した圧縮機において、ジャーナル軸受(101)は、従来、潤滑油を単に軸受(105)の上下両端面(111,113)から流出するようにしているのみであり、この潤滑油の流出については、何らの対策も施されていなかった。
【0009】
したがって、上記軸受(105)の下端面(113)から潤滑油が流出されると、このジャーナル軸受(101)の近傍に吐出管が開口しているので、この吐出管に流れる冷媒と共に潤滑油が吐出管に流出するという問題があった。この油上がりによって、圧縮機の潤滑油が不足するという問題があった。
【0010】
そこで、上記潤滑油の流出を規制する手段として、駆動軸(103)の外周面と軸受(105)の内周面とで構成される軸受部(115)に供給する潤滑油の供給量を減らしたり、シール材を用いて軸受部(115)の両端部をシールすることが考えられる。
【0011】
しかしながら、上記潤滑油の供給量を減らす手段では、駆動軸(103)の支持能力が低下すると共に、潤滑油による冷却効果も低下する。一方、シール材を用いる手段では、軸受部(115)に潤滑油が停滞することにより、潤滑油による冷却効果が低下する。このように、何れの手段によっても弊害が生じることになる。
【0012】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、少なくとも軸受の一端から周出する潤滑油を抑制し、油上がりを抑制することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、軸受から流出する潤滑油を所定部位に導くようにしたものである。
【0014】
具体的に、請求項1に係る発明は、ケーシング(5)内に、駆動機構(9)と、該駆動機構(9)に駆動軸(11)を介して連結された圧縮機構(7)とが収納される一方、上記駆動軸(11)は、該駆動軸(11)が貫通する軸受(41)との間の隙間で且つ両端が開放された隙間(43)に潤滑油を供給して回転自在に支持されている圧縮機を対象としている。上記ケーシング( 5 )には、上記軸受( 41 )の近傍に開口する吐出管( 27 )が取り付けられている。上記駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面とで構成される軸受部(45)の軸方向端部で且つ少なくとも上記吐出管( 27 )側の軸方向端部には、周方向の油溝(51)のみを有する油回収部(47)が形成される一方、上記隙間(43)から油回収部(47)に流れる潤滑油を所定部位に導く油通路(49)が上記隙間(43)とは別に設けられている。
【0015】
本発明では、駆動機構(9)によって駆動軸(11)が回転駆動することにより、該駆動軸(11)に連結された圧縮機構(7)は吸入した流体を圧縮し、ケーシング(5)内を介して吐出する。そして、上記駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面との隙間(43)に供給された潤滑油は、軸受(41)の両端に向かって流れ、油回収部(47)から油通路(49)を通って所定部位に流れる。この結果、駆動軸(11)と軸受(41)との隙間(43)に供給された潤滑油が軸受(41)の端部から流出することが抑制され、潤滑油が所定部位に導かれるので、ケーシング(5)外への潤滑油の流出が抑制される。
【0016】
更に、本発明では、潤滑油が軸受(41)の端部から流出することが抑制されることから、吐出管(27)より流出する潤滑油が確実に抑制される。
【0017】
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、上記軸受(41)は、ケーシング(5)に取り付けられたフレーム(17)に形成され、上記軸受(41)の一端は、上記吐出管( 27 )側の軸方向端部であり、フレーム(17)より露出した開放端に構成される一方、上記軸受(41)の他端は、フレーム(17)に覆われた被覆端に構成されている。
【0018】
本発明では、潤滑油が軸受(41)の開放端から流出することが抑制されることから、吐出管(27)より流出する潤滑油が確実に抑制される。
【0019】
また、請求項3に係る発明は、上記請求項2に係る発明において、上記油回収部(47)は、軸受部(45)における開放端側の端部のみに形成される一方、上記油通路(49)は、軸受(41)に形成され、該油通路(49)の一端が油回収部(47)に連通し、上記油通路(49)の他端が軸受(41)における被覆端の端面に開口している。
【0020】
本発明では、軸受(41)の開放端に流れる潤滑油を軸受(41)の被覆端に導くので、軸受(41)の開放端から流出する潤滑油が抑制される。
【0021】
また、請求項4に係る発明は、上記請求項2に係る発明において、上記油回収部(47a,47b)は、軸受部(45)における両端部に形成される一方、上記油通路(49)は、軸受(41)に形成され、該油通路(49)の一端が軸受(41)における被覆端側の端面に開口し、上記油通路(49)の他端が2つの油回収部(47a,47b)に連通している。
【0022】
本発明では、軸受(41)の両端に流れる潤滑油を集合して所定部位に導くので、軸受(41)の両端から流出する潤滑油が抑制される。
【0023】
また、請求項5に係る発明は、上記請求項2に係る発明において、上記駆動軸(11)に、駆動軸(11)と軸受(41)との隙間(43)に潤滑油を供給するための給油通路(29)が形成される一方、上記油通路(49)は、駆動軸(11)に形成され、該油通路(49)の一端が油回収部(47)に連通し、上記油通路(49)の他端が給油通路(29)に連通している。
【0024】
本発明では、駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面との隙間(43)に供給された潤滑油は、軸受(41)の両端に向かって流れ、油回収部(47)から油通路(49)を通って給油通路(29)に戻る。この結果、駆動軸(11)と軸受(41)との隙間(43)に供給された潤滑油が軸受(41)の端部から流出することが抑制されると共に、構造が簡素化される。
【0025】
また、請求項6に係る発明は、上記請求項5に係る発明において、上記油回収部(47)が、軸受部(45)における開放端側の端部のみに形成される一方、上記油通路(49)が、油回収部(47)と給油通路(29)とを接続するように形成されている。
【0026】
本発明では、軸受(41)の開放端に流れる潤滑油を給油通路(29)に戻すので、軸受(41)の一端から流出する潤滑油が抑制されると共に、構造が簡素化される。
【0027】
また、請求項7に係る発明は、上記請求項5に係る発明において、上記油回収部(47a,47b)が、軸受部(45)における両端部に形成される一方、上記油通路(49)が、それぞれの油回収部(47a,47b)と給油通路(29)とを接続するように形成されている。
【0028】
本発明では、軸受(41)の両端に流れる潤滑油を給油通路(29)に戻すので、軸受(41)の両端から流出する潤滑油が抑制されると共に、構造が簡素化される。
【0029】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】
本実施形態は、図1に示すように、本実施形態のスクロール型の圧縮機(1)は、ジャーナル軸受(3)を備え、該圧縮機(1)は、空調機などにおける蒸気圧縮式冷凍回路に設けられ、冷媒を圧縮するものである。
【0031】
上記圧縮機(1)は、ケーシング(5)と、該ケーシング(5)に収納されたスクロール機構(7)と、上記ケーシング(5)に収納されたモータ(9)とを備えている。そして、上記スクロール機構(7)とモータ(9)とが軸である駆動軸(11)によって連結されている。
【0032】
上記スクロール機構(7)は、固定スクロール(13)と旋回スクロール(15)とを備え、圧縮機構を構成している。該固定スクロール(13)及び旋回スクロール(15)は、平板状の基板(13a,15a)に渦巻き状のラップ(13b,15b)が形成されて構成されている。そして、上記固定スクロール(13)と旋回スクロール(15)とは、ラップ(13b,15b)が噛み合って圧縮室(7a)を形成するように並行に配置されている。
【0033】
上記固定スクロール(13)の基板(13a)は、外周部においてケーシング(5)に取り付けられる一方、上記ケーシング(5)には、フレーム(17)が取り付けられている。該フレーム(17)の上面には、旋回スクロール(15)が自転することなく公転のみ行うように該旋回スクロール(15)が載置されている。
【0034】
上記モータ(9)は、ステータ(19)とロータ(21)とを備えて駆動手段を構成し、
該ロータ(21)に駆動軸(11)が挿入されて連結されている。上記駆動軸(11)の上端は、旋回スクロール(15)のボス(15c)に挿入されて該旋回スクロール(15)に連結されている。また、上記駆動軸(11)の下端部には、油ポンプ(23)が設けられ、該油ポンプ(23)がケーシング(5)の底部の油溜め部(5a)に浸漬されている。
【0035】
上記ケーシング(5)の上部には、吸入管(25)が接続される一方、上記ケーシング(5)の胴部中央部には、吐出管(27)が接続されている。上記吸入管(25)は、ラップ(13b,15b)の外側の吸込空間(7b)に連通され、冷媒が圧縮室(7a)に導入される。
【0036】
上記固定スクロール(13)の基板(13a)の中央部には、圧縮室(7a)が連通する吐出口(7c)が形成されている。また、上記固定スクロール(13)における基板(13a)の外周部及びフレーム(17)の外周部には、ケーシング(5)との間に冷媒通路(7d)が形成されている。該冷媒通路(7d)は、上下方向に形成され、冷媒を固定スクロール(13)の上方からフレーム(17)の下方に導いている。
【0037】
上記駆動軸(11)には、給油通路(29)が形成されている。該給油通路(29)は、駆動軸(11)の下端から上端に亘って形成され、該給油通路(29)の下端が油ポンプ(23)に連通されている。上記駆動軸(11)の上部は、ジャーナル軸受(3)によってケーシング(5)に支持される一方、上記駆動軸(11)の下端部は、ケーシング(5)に支持部材(33)を介して下部軸受(35)によって支持されている。
【0038】
上記ジャーナル軸受(3)は、フレーム(17)に軸受(41)が形成され、該軸受(41)を上記駆動軸(11)が貫通すると共に、給油通路(29)から分岐路(31)を介して潤滑油が供給されて上記駆動軸(11)を支持するように構成されている。上記軸受(41)は、フレーム(17)の中央の凹部に形成され、下端がフレーム(17)より露出した開放端に形成され、上端がフレーム(17)で覆われた被覆端に形成されている。尚、上記ジャーナル軸受(3)のほぼ側方位置のケーシング(5)には、上記吐出管(27)が接続されている。
【0039】
上記ジャーナル軸受(3)は、図2及び図3に示すように、駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面との隙間(43)に潤滑油を供給して該駆動軸(11)を回転自在に支持し、上記駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面とによって軸受部(45)が構成されている。そして、上記給油通路(29)の分岐路(31)は、軸受(41)の上下方向中央部に位置するように駆動軸(11)の外周面に開口している。
【0040】
上記ジャーナル軸受(3)には、油回収部(47)と油通路(49)とが形成されている。上記油回収部(47)は、駆動軸(11)と軸受(41)との隙間(43)に供給された潤滑油を回収するもので、軸受部(45)の下端部に形成され、油溝(51)を備えている。
【0041】
上記油溝(51)は、軸受部(45)における開放端側の端部に形成されている。具体的に、上記油溝(51)は、軸受(41)の開放端部である下端部に対応する位置における駆動軸(11)の外周面に周方向に形成されている。そして、上記油溝(51)は、駆動軸(11)の全周に亘るリング状の溝に形成され、例えば、深さが100μm以上に設定されている。そして、上記軸受(41)の内周面は、油溝(51)に対応する位置より下方の部分がシール部(53)となっている。
【0042】
上記油通路(49)の一端は、油溝(51)に対応する位置における軸受(41)の内周面の下端部に開口し、他端が軸受(41)の上端面に開口し、油回収部(47)に流れた潤滑油を所定部位である軸受(41)の上端面に導くように形成されている。尚、上記軸受(41)の上端面に流れた潤滑油は、フレーム(17)の上端面であるスラスト軸受(17a)に流れる。
【0043】
〈作用〉
次に、上述した圧縮機(1)の圧縮動作について説明する。
【0044】
先ず、モータ(9)を駆動すると、駆動軸(11)を介して旋回スクロール(15)が固定スクロール(13)に対して自転することなく公転し、ラップ(13b,15b)間に形成される圧縮室(7a)が外側から中心部に螺旋状に移動しつつ容積が小さくなる。一方、冷媒回路の冷媒は、吸入管(25)により吸込空間(7b)に流入し、この冷媒は、スクロール機構(7)の圧縮室(7a)に流入する。該圧縮室(7a)の冷媒は、圧縮室(7a)の容積が小さくなることによって圧縮され、吐出口(7c)よりケーシング(5)の内部に流出し、この高圧の冷媒は、ケーシング(5)の上部から冷媒通路(7d)を通り、ケーシング(5)の下方に流れ、吐出管(27)より冷媒回路に流れる。
【0045】
また、上記ケーシング(5)の下部の油溜め部(5a)の潤滑油は、油ポンプ(23)によって給油通路(29)を流れ、ジャーナル軸受(3)等に供給される。このジャーナル軸受(3)においては、潤滑油が分岐路(31)より駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面との隙間(43)に流れて軸受部(45)に供給される。
【0046】
この軸受部(45)に供給された潤滑油は、くさび効果によって、図4の特性図に示すように油膜圧力を発生する。この特性図は、横軸が軸受部(45)における軸方向位置を表し、縦軸が油膜圧力を表している。そして、上記軸受(41)の上下両端面における油膜圧力は、ケーシング(5)の内部の雰囲気圧力と等しいため、油膜圧力の分布は、軸受部(45)における軸方向の中央部が最も大きく、この軸受部(45)の中央部を頂点とした山形となる。つまり、上記給油通路(29)の分岐路(31)から供給された潤滑油は、軸受(41)の上下両端に向かって流れ、駆動軸(11)が軸受(41)に対して回転自在に支持される。
【0047】
また、上記軸受(41)の下端の開放端に向かって流れる潤滑油は、油回収部(47)に流れて油溝(51)に流れ込む。この油回収部(47)は、油通路(49)が連通しているので、ケーシング(5)の内部の雰囲気圧力とほぼ等しくなり、上記油回収部(47)の潤滑油は、油通路(49)を通り、軸受(41)の上端面に流れることになる。その後、上記潤滑油は、フレーム(17)のスラスト軸受(17a)に流れる。つまり、上記油回収部(47)が潤滑油のシール部となる。この結果、ジャーナル軸受(3)の下面から排出される潤滑油の量が減少し、吐出管(27)より冷媒と共に排出される潤滑油量が減少する。
【0048】
〈実施形態1の効果〉
本実施形態によれば、潤滑油が軸受部(45)の一端部の油回収部(47)から油通路(49)を経て他端の軸受(41)の端部に流れるので、隙間(43)に供給された潤滑油のうち軸受(41)の下面に達する潤滑油が少なくなり、上記潤滑油が軸受(41)の下面から漏れ出ることを抑制することができる。この結果、上記ジャーナル軸受(3)の近傍に位置する吐出管(27)より冷媒と共に流出する潤滑油を低減することができる。
【0049】
また、上記油通路(49)が油溝(51)に対向する位置に設けられているため、油回収部(47)の潤滑油を円滑に排出することができる。この結果、上記油溝(51)及び隙間(43)に潤滑油が滞ることを防止することができる。したがって、従来のように、駆動軸(11)の円滑な回転の妨害及び潤滑油による冷却効果の低下といった弊害が生じることがない。
【0050】
また、上記油溝(51)が軸受(41)の下部に形成されているため、給油通路(29)の分岐路(31)と油溝(51)との間隔は大きくなる。この結果、隙間(43)に供給された潤滑油は、隙間(43)に満遍なく供給され、軸受機能が確実に発揮される。
【0051】
【発明の実施の形態2】
次に、本発明の実施形態2を図面に基づいて詳細に説明する。
【0052】
図5に示すように、本実施形態は、前実施形態1が1つの油回収部(47)で構成したのに代わり、2つ油回収部(47a,47b)を形成したものである。
【0053】
つまり、軸受部(45)には、第1油回収部(47a)と第2油回収部(47b)とが形成されている。該第1油回収部(47a)は、軸受部(45)の下部(開放端部側)に形成され、第1油溝(51a)を備えている。上記第2油回収部(47b)は、軸受部(45)の上部(被覆端側)に形成され、第2油溝(51b)を備えている。一方、油通路(49)は、第1油回収部(47a)と第2油回収部(47b)に連通するように構成されている。その他の構成は、実施形態1と同様である。
【0054】
したがって、図1に示すように、油ポンプ(23)によって潤滑油がジャーナル軸受(3)に供給されると、該潤滑油が駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面との隙間(43)に流れ、軸受(41)が油膜を介して駆動軸(11)を支持する。一方、上記軸受部(45)に供給された潤滑油は、上下両端に流れて第1油回収部(47a)と第2油回収部(47b)とに流れ、第1油溝(51a)及び第2油溝(51b)に流れ込む。この第1油溝(51a)及び第2油溝(51b)の潤滑油は、油通路(49)を流れ、軸受(41)の上端面に流れ出ることになる。その他の作用及び効果は、実施形態1と同様である。
【0055】
【発明の実施の形態3】
次に、本発明の実施形態3を図面に基づいて詳細に説明する。
【0056】
図6に示すように、本実施形態は、前実施形態1が油通路(49)を軸受(41)に形成したのに代えて、油通路(49)を駆動軸(11)に形成したものである。
【0057】
上記油通路(49)は、油溝(51)と給油通路(29)に亘って形成されている。つまり、上記油通路(49)は、油回収部(47)に流れ込んだ潤滑油を給油通路(29)に戻すように構成されている。
【0058】
次に、上述した圧縮機(1)のジャーナル軸受(3)の潤滑油の流れを説明する。
【0059】
図1に示すように、油ポンプ(23)によって潤滑油がジャーナル軸受(3)に供給されると、該潤滑油が駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面との隙間(43)に流れ、軸受(41)が油膜を介して駆動軸(11)を支持する。一方、上記軸受部(45)に供給された潤滑油は、上下両端に流れ、下方に流れた潤滑油は、油回収部(47)に流れ、油溝(51)に流れ込む。この油溝(51)の潤滑油は、油通路(49)を流れ、給油通路(29)に戻る。
【0060】
つまり、潤滑油は、給油通路(29)の分岐路(31)から遠心力によって軸受部(45)に供給される。この潤滑油は、回転と共に負荷側に流れ、くさび効果によって圧力が発生し、その後、油溝(51)に流れる。この油溝(51)の潤滑油の圧力は、遠心力よりも高く、よって、上記油溝(51)の潤滑油が油通路(49)を流れて給油通路(29)に戻ることになる。その後、上記給油通路(29)の潤滑油は再び軸受部(45)に供給される。
【0061】
したがって、本実施形態によれば、軸受部(45)に供給された潤滑油を再び給油通路(29)に戻すので、構造の簡素化を図ることができる。その他の構成、作用及び効果は、実施形態1と同様である。
【0062】
【発明の実施の形態4】
次に、本発明の実施形態4を図面に基づいて詳細に説明する。
【0063】
図7に示すように、本実施形態は、前実施形態3が1つの油回収部(47)及び油通路(49)で構成したのに代わり、2つ油回収部(47a,47b)及び油通路(49,49)を形成したものである。
【0064】
つまり、軸受部(45)には、第1油回収部(47a)と第2油回収部(47b)とが形成されている。該第1油回収部(47a)は、軸受部(45)の下部(開放端側)に形成され、第1油溝(51a)を備えている。上記第2油回収部(47b)は、軸受部(45)の上部(被覆端側)に形成され、第2油溝(51b)を備えている。一方、1つの油通路(49)は、第1油回収部(47a)と給油通路(29)とを連通するように構成され、他の油通路(49)は、第2油回収部(47b)と給油通路(29)とを連通するように構成されている。その他の構成は、実施形態3と同様である。
【0065】
したがって、図1に示すように、油ポンプ(23)によって潤滑油がジャーナル軸受(3)に供給されると、該潤滑油が駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面との隙間(43)に流れ、軸受(41)が油膜を介して駆動軸(11)を支持する。一方、上記軸受部(45)に供給された潤滑油は、上下両端に流れて第1油回収部(47a)と第2油回収部(47b)とに流れ、第1油溝(51a)及び第2油溝(51b)に流れ込む。この第1油溝(51a)及び第2油溝(51b)の潤滑油は、それぞれ油通路(49)を流れ、給油通路(29)に戻ることになる。その他の作用及び効果は、実施形態3と同様である。
【0066】
【発明の他の実施の形態】
上記実施形態4の2つの油通路(49)は、何れも給油通路(29)に連通するようにしたが、一方の油通路(49)は、実施形態1と同様に軸受(41)に形成し、潤滑油を軸受(41)の端面に流出するようにしてもよい。
【0067】
また、上記各実施形態の油溝(51)は、駆動軸(11)の外周面に代えて軸受(41)の内周面に形成するようにしてもよい。
【0068】
また、上記実施形態1及び2においては、駆動軸(11)に給油通路(29)を形成するようにしたが、給油通路(29)は軸受(41)に形成し、軸受(41)の側から潤滑油を駆動軸(11)と軸受(41)との隙間(43)に供給するようにしてもよい。
【0069】
また、実施形態1及び3においては、油溝(51)が駆動軸(11)の外周面において、軸受部(45)の下部に形成されているが、これに限らず、軸受部(45)の上部に形成されていてもよい。この場合、隙間(43)に供給された潤滑油が軸受(41)の上面から排出されることを抑制することができる。
【0070】
また、上記油溝(51)は、リング状に形成されている必要はなく、周方向の一部が切れた溝であってもよい。
【0071】
また、上記実施形態1及び2において、油通路(49)の一端は軸受(41)の被覆端である上端面に開口するようにしたが、潤滑油の導く所定部位はこれらに限られず、潤滑油を処理し得る部位であればよい。
【0072】
また、上記各実施形態に係るジャーナル軸受(3)はスクロール型の圧縮機(1)に採用されているが、これに限らず、他のロータリ型の圧縮機(1)などに採用されてもよい。
【0073】
また、上記各実施形態において、ジャーナル軸受(3)の軸方向は鉛直方向と平行であるが、これに限らず、例えば、鉛直方向と直交してもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面とで構成される軸受部(45)に油回収部(47)を設け、該油回収部(47)に流れる潤滑油を所定部位に導く油通路(49)を形成するようにしたために、軸受(41)の端部から流出する潤滑油を抑制することができる。そして、軸受部(45)に供給された潤滑油を所定部位に導くので、潤滑油が外部に排出されることを抑制することができるので、油上がりを防止することができる。
【0075】
また、上記潤滑油を低減することなく流すので、駆動軸(11)の円滑な回転を維持し且つ潤滑油による冷却効果の低下を防ぐことができる。
【0076】
また、上記軸受(41)の近傍に開口する吐出管(27)から潤滑油が排出されることを確実に防止することができるので、油上がりを確実に防止することができる。
【0077】
また、請求項2に係る発明によれば、上記軸受(41)の開放端から流出する潤滑油を抑制することができるので、吐出管(27)から潤滑油が排出されることを確実に防止することができる。
【0078】
また、請求項3に係る発明によれば、軸受部(45)の開放端に流れる潤滑油を確実に抑制し、被覆端側に導くので、潤滑油が片側のみに集合させることができ、潤滑油の処理を容易に行うことができる。
【0079】
また、請求項4に係る発明によれば、軸受部(45)の両端に流れる潤滑油を集合して所定部位に導くので、潤滑油の処理を極めて容易に行うことができる。
【0080】
また、請求項5に係る発明によれば、軸受部(45)に供給された潤滑油を給油通路(29)に戻すようにしたので、軸受部(45)から漏れる潤滑油の処理を低減することができ、しかも、構造の簡素化を図ることができる。
【0081】
また、請求項6に係る発明によれば、軸受部(45)の開放端に流れる潤滑油を確実に抑制し、給油通路(29)に戻すので、片方のみから流出する潤滑油を処理するのみでよく、潤滑油の処理を容易に行うことができる。
【0082】
また、請求項7に係る発明によれば、軸受部(45)の両端に流れる潤滑油を給油通路(29)に戻すので、軸受部(45)から漏れる潤滑油の処理を行う必要が無く、しかも、構造の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に係るジャーナル軸受を有する圧縮機の断面図である。
【図2】 実施形態1に係るジャーナル軸受の一部を切り取って、ジャーナル軸受の内部を表示した斜視図である。
【図3】 実施形態1に係るジャーナル軸受の断面図である。
【図4】 実施形態1に係るジャーナル軸受における油膜圧力の分布図である。
【図5】 実施形態2に係るジャーナル軸受の断面図である。
【図6】 実施形態3に係るジャーナル軸受の断面図である。
【図7】 実施形態4に係るジャーナル軸受の断面図である。
【図8】 従来のジャーナル軸受の断面図である。
【図9】 従来のジャーナル軸受における油膜圧力の分布図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
3 ジャーナル軸受
7 スクロール機構(圧縮機構)
9 モータ(駆動機構)
11 駆動軸
25 吸入管
27 吐出管
29 給油通路
41 軸受
43 隙間
47 軸受部
49 油通路
51 油溝
Claims (7)
- ケーシング(5)内に、駆動機構(9)と、該駆動機構(9)に駆動軸(11)を介して連結された圧縮機構(7)とが収納される一方、上記駆動軸(11)は、該駆動軸(11)が貫通する軸受(41)との間の隙間で且つ両端が開放された隙間(43)に潤滑油を供給して回転自在に支持されている圧縮機であって、
上記ケーシング( 5 )には、上記軸受( 41 )の近傍に開口する吐出管( 27 )が取り付けられ、
上記駆動軸(11)の外周面と軸受(41)の内周面とで構成される軸受部(45)の軸方向端部で且つ少なくとも上記吐出管( 27 )側の軸方向端部には、周方向の油溝(51)のみを有する油回収部(47)が形成される一方、
上記隙間(43)から油回収部(47)に流れる潤滑油を所定部位に導く油通路(49)が上記隙間(43)とは別に設けられている
ことを特徴とする圧縮機。 - 請求項1において、
上記軸受(41)は、ケーシング(5)に取り付けられたフレーム(17)に形成され、
上記軸受(41)の一端は、上記吐出管( 27 )側の軸方向端部であり、フレーム(17)より露出した開放端に構成される一方、上記軸受(41)の他端は、フレーム(17)に覆われた被覆端に構成されている
ことを特徴とする圧縮機。 - 請求項2において、
上記油回収部(47)は、軸受部(45)における開放端側の端部のみに形成される一方、
上記油通路(49)は、軸受(41)に形成され、該油通路(49)の一端が油回収部(47)に連通し、上記油通路(49)の他端が軸受(41)における被覆端の端面に開口している
ことを特徴とする圧縮機。 - 請求項2において、
上記油回収部(47a,47b)は、軸受部(45)における両端部に形成される一方、
上記油通路(49)は、軸受(41)に形成され、該油通路(49)の一端が軸受(41)における被覆端側の端面に開口し、上記油通路(49)の他端が2つの油回収部(47a,47b)に連通している
ことを特徴とする圧縮機。 - 請求項2において、
上記駆動軸(11)には、駆動軸(11)と軸受(41)との隙間(43)に潤滑油を供給するための給油通路(29)が形成される一方、
上記油通路(49)は、駆動軸(11)に形成され、該油通路(49)の一端が油回収部(47)に連通し、上記油通路(49)の他端が給油通路(29)に連通している
ことを特徴とする圧縮機。 - 請求項5において、
上記油回収部(47)は、軸受部(45)における開放端側の端部のみに形成される一方、
上記油通路(49)は、油回収部(47)と給油通路(29)とを接続するように形成されている
ことを特徴とする圧縮機。 - 請求項5において、
上記油回収部(47a,47b)は、軸受部(45)における両端部に形成される一方、
上記油通路(49)は、それぞれの油回収部(47a,47b)と給油通路(29)とを接続するように形成されている
ことを特徴とする圧縮機。
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