JP2008002311A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008002311A
JP2008002311A JP2006171121A JP2006171121A JP2008002311A JP 2008002311 A JP2008002311 A JP 2008002311A JP 2006171121 A JP2006171121 A JP 2006171121A JP 2006171121 A JP2006171121 A JP 2006171121A JP 2008002311 A JP2008002311 A JP 2008002311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
passage
orbiting
orbiting scroll
support disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006171121A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Funakoshi
大輔 船越
Noboru Iida
飯田  登
Yoshiyuki Futagami
義幸 二上
Hiroyuki Kono
博之 河野
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006171121A priority Critical patent/JP2008002311A/ja
Publication of JP2008002311A publication Critical patent/JP2008002311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

【課題】固定スクロールと旋回スクロールの摺動面にオイルを保持させ、良好な潤滑状態を保ち、高い信頼性と高い効率を両立したスクロール圧縮機を提供すること。
【解決手段】主軸受構成体と旋回スクロールの支持円盤上との隙間にシール部材を配設し、このシール部材で区画される内側領域には密閉容器内部の潤滑油を導入し、シール部材の外側領域は吸入室と連通した背圧室を持ち、旋回スクロールの支持円盤内に一端がシール部材の内側領域に開口し、他端が支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が第1の通路と連通し、他端が固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことにより、吸入室と圧縮空間に多量のオイルを供給せずに、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面にオイルを保持することが可能となり、あらゆる運転条件で高い効率と高い信頼性を確保することが出来る。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調機、冷凍機、ブロワ、給湯機等に使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
従来のスクロール圧縮機について、固定スクロールと旋回スクロールの摺動部に潤滑油を供給する機構により、機械損失の低減による効率の向上と潤滑状態の向上による信頼性の向上が求められてきた。
図7は、特許文献1に記載された従来のスクロール圧縮機を示すものである。図7に示すように、旋回スクロールの鏡板上に環状溝と同環状溝の外周から外側に向かう外溝を形成して背圧室と吸入室を連通し、吐出圧力と吸気圧力の中間の圧力を前記溝に作用させ、背圧室から旋回スクロールの外溝、環状溝、固定スクロールの環状溝、内溝の順に通って吸入室に入る潤滑油の流れにより固定、旋回スクロールの鏡板とラップを潤滑し、吐出口から還流させることにより、固定スクロールと旋回スクロールの摺動部の潤滑状態の向上から機械損失が減少し効率の向上が得られ、さらに給油機構が簡単な構造であるために運転直後から素早く摺動部にオイル供給されより高い信頼性を持ったスクロール圧縮機の提供が可能となった。
特開平8−200252号公報
しかしながら、前記従来の構成では運転直後から高い信頼性が得られるが、一方で背圧室から吸入室に潤滑しながらオイルを流すために、運転条件によっては多量のオイルが吸入室に入り、吸入加熱の影響によって流体の綴じ込み量が減り、体積効率が低下してしまう。さらに、圧縮空間にも多量のオイルが入り、粘性損失の増加により、効率の低下を招くことがある。よって、あらゆる運転条件で一定のオイル供給がなされ、高い効率と高い信頼性を得ることが必要である。
前記従来の課題を解決するために、主軸受構成体と旋回スクロールの支持円盤上との隙間にシール部材を配設し、このシール部材で区画される内側領域には密閉容器内部の潤滑油を導入し、シール部材の外側領域は吸入室と連通した背圧室を持ち、旋回スクロールの支持円盤内に一端がシール部材の内側領域に開口し、他端が支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が第1の通路と連通し、他端が固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことにより、吸入室と圧縮空間に多量のオイルを供給せずに、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面にオイルを保持することが可能となり、あらゆる運転条件で高い効率と高い信頼性を確保することが出来る。
本発明のスクロール圧縮機は、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に適度なオイル供給を行い高い効率と高い信頼性を得ることが可能となる。
第1の発明は、密閉容器の内部に、固定子と回転子で構成されるモータとこのモータで駆動する圧縮機構を配設し、固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップに対して、旋回スクロールの一部をなすラップが支持
円板上に直立するとともに、固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の対称形の一対の圧縮空間を形成し、固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、自転阻止部材を介して旋回スクロールが固定スクロールに対し旋回運動を行うことによって、各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化し、旋回スクロールを旋回運動させるためのクランクシャフトの端部に形成した旋回軸部は旋回スクロールの旋回軸受と係合摺動し、クランクシャフトに形成した主軸部を主軸受で軸支し、主軸受構成体と旋回スクロールの支持円盤上との隙間にシール部材を配設し、このシール部材で区画される内側領域には密閉容器内部の潤滑油を導入し、シール部材の外側領域は吸入室と連通した背圧室を持ち、旋回スクロールの支持円盤内に一端がシール部材の内側領域に開口し、他端が支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が通路1と連通し、他端が固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことにより、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面にオイルが十分に保持されることから、摺動部での油膜が厚くなり良好な潤滑状態が得られ、機械損失が低減し、さらに高い信頼性が得られる。また、圧縮空間のガス圧力によって、旋回スクロールを固定スクロールから引き離そうとする力が発生するために、逆にガス力によって引き離そうとする力よりも強い押し付け力を旋回スクロールの支持円盤の背面にかけている場合、高圧のオイルを固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に介在させることにより、背面からの押し付け力を緩和することができ、さらに機械損失を低減が可能となる。また、摺動面にオイルを介在することにより、圧縮空間と背圧室の間のシール性が向上し、圧縮された流体が圧縮室から背圧室への漏れ込み量が減少し、高い圧縮効率を得られる。
第2の発明は、第1の通路の径に対して第2の通路の径の比を0.25以上で1.0以下とすることで、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に供給するオイル量を第2の通路の径の大きさで絞る事ができ、第2の通路の径の大きさを変えることにより簡単に最適設計することが可能である。また、第1の通路の径に対して第2の通路の径の比を1.0以上にすることで摺動面への給油量が増大し、逆に効率が低下してしまう可能性がある。また、第1の通路の径に対して第2の通路の径の比を0.25以下にすることで摺動面への給油量が減少し、効率向上効果が低下してしまう。さらに、穴の径が細くなり加工上で困難となりコストが高くなってしまう。
第3の発明は、第2の通路が旋回スクロールの支持円盤上に垂直に構成することで、高圧オイルを固定スクロールの摺動面に垂直に噴射することにより、圧縮空間へのオイルの漏れと背圧室へのオイルの漏れを同等程度にすることが可能となり、高い効率を得られる。
第4の発明は、第2の通路が旋回スクロールの支持円盤に対し斜めに構成し、かつ固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に開口する一端の出口が旋回スクロール外周方向に近い位置に来るような傾きを持つことで、給油された高圧オイルは元々圧縮空間と背圧室と吸入室に微量漏れ込むが、第2の通路の出口が背圧室の方向を向いているために、圧縮空間と吸入室への高圧オイルの漏れ込みがさらに減少し、粘性損失の増加の抑制と吸入加熱の抑制により高い効率を得ることが出来る。また、圧縮空間のガス圧力による力が旋回スクロールの支持円盤の背面にかかっている力よりも大きいような運転条件では、旋回スクロールが固定スクロールから引き離されてしまうが、高圧オイルを積極的に背圧室に供給することにより、旋回スクロールの支持円盤の背面にかかっている力が大きくなり、旋回スクロールが固定スクロールから離れることを抑制することができ、より安定した性能を維持することが可能となる。
第5の発明は、第2の通路が旋回スクロールの支持円盤上に2個以上あることで、より
オイル供給量を増やすことができ、機械損失を減らすことができる。また、第2の通路を旋回スクロールの支持円盤上にバランス良く配置することにより、旋回スクロールと固定スクロールの間に均一に油膜が形成され、油膜切れなどによる境界潤滑状態での片辺りが減少し、より高い効率と高い信頼性を持ち、安定的に運転することが可能である。
第6の発明は、特に第1〜5のいずれか1つの発明のスクロール圧縮機において、作動流体としてCO2を用いることで、特に、差圧が大きく、旋回スクロールと固定スクロールの摺動面に加わる負荷が非常に大きいCO2においても、より効果的に高い効率と高い信頼性を得ることが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。図1において、鉄製の密閉容器1の内部全体は吐出管2に連通する高圧雰囲気となり、その中央部にモータ3、上部に圧縮部が配置され、モータ3の回転子3aに固定されたクランクシャフト4の一端を支承する圧縮部の本体フレーム5が密閉容器1に固定されており、その本体フレーム5に固定スクロール6が取り付けられている。
クランクシャフト4に設けられた主軸方向の油穴7は、その一端が給油ポンプ装置8に通じ、他端が最終的に旋回スクロール9の旋回軸受10に通じている。固定スクロール6と噛み合って圧縮空間11を形成する旋回スクロール9は、渦巻き状の旋回スクロールラップ9aと旋回軸受10とを直立させた支持円板9bとからなり、固定スクロール6と本体フレーム5との間に配置されている。
固定スクロール6は、鏡板6aと渦巻き状の固定スクロールラップ6bとからなり、固定スクロールラップ6bの中央部に吐出口12、外周部に吸入室13が配置されている。
クランクシャフト4の主軸部4aから偏心してクランクシャフト4の上端部に配置された旋回軸部4bは、旋回スクロール9の旋回軸受10と係合摺動し、クランクシャフト4の下端部に配置された副軸部4cは密閉容器1内に溶接や焼き嵌めして固定された副軸受19により軸支され、主軸部4a、旋回軸部4b、副軸部4cの三点で支持された構成をしている。旋回スクロール9の支持円板9bと本体フレーム5に設けられた第1のスラスト軸受15aとの間は、油膜形成可能な微小隙間が設けられている。支持円板9bには旋回軸受10とほぼ同心の環状シール部材16が遊合状態で装着されており、その環状シール部材16はその内側の背面室17と外側の背圧室18とを仕切っている。
旋回スクロール9の支持円盤9b内に一端が環状シール部材16の内側領域に開口し、他端が支持円盤9b内で閉塞する第1の通路24aを設け、さらに一端が第1の通路24aと連通し、他端が固定スクロール6と旋回スクロール9の摺動面の第2スラスト軸受15bに開口する第2の通路24bを持っている。
給油ポンプ装置8によって吸い上げられた潤滑油はクランクシャフト4の油穴7を通り旋回スクロール9の旋回軸受10と旋回軸部14との間に形成された軸方向の内部空間20へ導かれ、一方は旋回スクロール9のラップ支持円板9bの背面に設けられた絞り部21を経由して固定スクロール6と本体フレーム5とによって囲まれて形成される背圧室18へと通じ、もう一方は旋回スクロール9の支持円盤9b内の第1の通路24aを経由し、第2の通路24bへと通じ、固定スクロール6と旋回スクロール9の摺動面の第2スラスト軸受15bに導かれ、背圧室18へと流れ合流し、旋回スクロール9を固定スクロー
ルラップ6b外周部の第2のスラスト軸受15bに押さえつける機能を持った背圧調整弁22、オイル供給通路22aを通って吸入室13へと導かれる。また、圧縮部に流れなかった残りのオイルは旋回軸受10、背面室17、主軸受14を通り圧縮部外部へ排出される。
吐出口12の出口側を開閉する逆止弁装置23が固定スクロール6の鏡板6aの平面上に取り付けられており、その逆止弁装置23は薄鋼板製のリード弁23aと弁押さえ23bとからなる。
図2は図1における旋回スクロール9の支持円盤9b内の第1の通路24aと第2の通路24bなどの圧縮機構部周辺の拡大断面図である。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。まず、旋回スクロール9の支持円盤9b内に一端が環状シール部材16の内側領域に開口し、他端が支持円盤9b内で閉塞する第1の通路24aを設け、さらに一端が第1の通路24aと連通し、他端が固定スクロール6と旋回スクロール9の摺動面の第2スラスト軸受15bに開口する第2の通路24bを持つことにより、固定スクロール6と旋回スクロール9の摺動面にオイルが十分に保持されることから、摺動部での油膜が厚くなり良好な潤滑状態が得られ、機械損失が低減し、さらに高い信頼性が得られる。また、圧縮空間11のガス圧力によって、旋回スクロールを固定スクロールから引き離そうとする力が発生するために、逆にガス力によって引き離そうとする力よりも強い押し付け力を旋回スクロール9の支持円盤9bの背面にかけている場合、高圧のオイルを固定スクロール6と旋回スクロール9の摺動面に介在させることにより、背面からの押し付け力を緩和することができ、さらに機械損失を低減が可能となる。また、摺動面にオイルを介在することにより、圧縮空間11と背圧室18の間のシール性が向上し、圧縮された流体が圧縮空間11から背圧室18への漏れ込み量が減少し、高い圧縮効率を得られる。
また、第1の通路の径24aに対して第2の通路24bの径の比を0.25以上で1.0以下とすることで、固定スクロール6と旋回スクロール9の摺動面に供給するオイル量を第2の通路24bの径の大きさで絞る事ができ、第2の通路24bの径の大きさを変えることにより簡単に最適設計することが可能である。図3に示すように第1の通路24aの径に対して第2の通路24bの径の比を1.0以上にすることで摺動面への給油量が増大し、圧縮空間や吸入室へのオイルの漏れ量が増大し、オイルの粘性損失が高くなったり、吸入過熱が起こり、効率が大幅に低下してしまう。さらに、第1の通路の径に対して第2の通路の径の比を0.25以下にすることで摺動面への給油量が大幅に減少し、効率向上効果が低下してしまう。さらに、穴の径が細くなり加工の際に困難となりコストが高くなってしまう。
また、図4に示すように第2の通路24aが旋回スクロール9の支持円盤9b上に垂直に構成することで、高圧オイルを固定スクロール6の摺動面に垂直に噴射することにより、圧縮空間11へのオイルの漏れと背圧室18へのオイルの漏れを同等程度にすることが可能となり、高い効率を得られる。さらに、垂直に穴を空けることから簡単に加工できコストの削減が可能となる。
また、図5に示すように第2の通路24bが旋回スクロール9の支持円盤9bに対し斜めに構成し、かつ固定スクロール6と旋回スクロール9の摺動面に開口する一端の出口が旋回スクロール9外周方向に近い位置に来るような傾きを持つことで、給油された高圧オイルは元々圧縮空間11と背圧室18と吸入室13に微量漏れ込むが、第2の通路24bの出口が背圧室18の方向を向いているために、圧縮空間11と吸入室13への高圧オイルの漏れ込みがさらに減少し、粘性損失の増加の抑制と吸入加熱の抑制により高い効率を
得ることが出来る。また、圧縮空間11のガス圧力による力が旋回スクロール9の支持円盤9bの背面にかかっている力よりも大きいような運転条件では、旋回スクロール9が固定スクロール6から引き離されてしまうが、高圧オイルを積極的に背圧室18に供給することにより、旋回スクロール9の支持円盤9bの背面にかかっている力が大きくなり、旋回スクロール9が固定スクロール6から離れることを抑制することができ、より安定した性能を維持することが可能となる。
また、図6に示すように第2の通路24bが旋回スクロールの支持円盤9b上に2個以上あることで、よりオイル供給量を増やすことができ、機械損失を減らすことができる。また、第2の通路24bを旋回スクロール9の支持円盤9b上にバランス良く配置することにより、旋回スクロール9と固定スクロール6の間に均一に油膜が形成され、油膜切れなどによる境界潤滑状態での片辺りが減少し、より高い効率と高い信頼性を持ち、安定的に運転することが可能である。
また、作動流体としてCO2を用いることで、特に差圧が大きく、旋回スクロールと固定スクロールの摺動面に加わる負荷が非常に大きいCO2においても、より効果的に高い効率と高い信頼性を得ることが可能である。
以上のように、本発明にかかるスクロール圧縮機は、旋回スクロールの支持円盤内に一端がシール部材の内側領域に開口し、他端が支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が第1の通路と連通し、他端が固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことで、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面にオイルを保持することが可能となり、あらゆる運転条件で高い効率と高い信頼性を確保することができ、HFC系冷媒やHCFC系冷媒を用いたエアーコンディショナー用圧縮機のほかに、自然冷媒CO2を用いたエアーコンディショナーやヒートポンプ式給湯機などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における縦型スクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態における縦型スクロール圧縮機構部拡大断面図 暖房系条件における第1の通路の径に対して第2の通路の径の比と効率の関係を示したグラフ 本発明の実施の形態における第2の通路が旋回スクロールの支持円盤上に垂直に構成された縦型スクロール圧縮機構部拡大断面図 本発明の実施の形態における第2の通路が旋回スクロールの支持円盤に対し斜めに構成された時の縦型スクロール圧縮機構部拡大断面図 本発明の実施の形態における第2の通路が旋回スクロールの支持円盤上に2個以上ある時の縦型スクロール圧縮機構部拡大断面図 従来の縦型スクロール圧縮機構部の拡大断面図
符号の説明
1 密閉容器
2 吐出管
3 モータ
3a 回転子
3b 固定子
4 クランクシャフト
4a 主軸部
4b 旋回軸部
4c 副軸部
5 本体フレーム
6 固定スクロール
6a 鏡板
6b 固定スクロールラップ
7 油穴
8 給油ポンプ装置
9 旋回スクロール
9a 旋回スクロールラップ
9b 支持円板
10 旋回軸受
11 圧縮空間
12 吐出口
13 吸入室
14 主軸受
15a 第1のスラスト軸受
15b 第2のスラスト軸受
16 環状シール部材
17 背面室
18 背圧室
19 副軸受
20 内部空間
21 絞り部
22 背圧調整弁
22a オイル供給通路
23 逆止弁装置
23a リード弁
23b 弁押さえ
24a 第1の通路
24b 第2の通路
104 固定スクロール
104a 固定スクロールの鏡板
104b 固定スクロールのラップ
105 旋回スクロール
105a 旋回スクロールの鏡板
105b 旋回スクロールのラップ
114 吐出口
120 鏡板5aの環状溝
121 鏡板4aの環状溝
122 外溝
123 内溝
124 吸入室

Claims (6)

  1. 密閉容器の内部に、固定子と回転子で構成されるモータとこのモータで駆動する圧縮機構を配設し、固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップに対して、旋回スクロールの一部をなすラップが支持円板上に直立するとともに、前記固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の対称形の一対の圧縮空間を形成し、前記固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、自転阻止部材を介して前記旋回スクロールが前記固定スクロールに対し旋回運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化し、前記旋回スクロールを旋回運動させるためのクランクシャフトの端部に形成した旋回軸部は前記旋回スクロールの旋回軸受と係合摺動し、前記クランクシャフトに形成した主軸部を主軸受で軸支し、前記主軸受構成体と前記旋回スクロールの前記支持円盤上との隙間にシール部材を配設し、このシール部材で区画される内側領域には前記密閉容器内部の潤滑油を導入し、前記シール部材の外側領域は前記吸入室と連通した背圧室を持ち、前記旋回スクロールの前記支持円盤内に一端が前記シール部材の内側領域に開口し、他端が前記支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が前記第1の通路と連通し、他端が前記固定スクロールと前記旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記第1の通路の径に対して前記第2の通路の径の比を0.25以上で1.0以下とすることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記第2の通路が前記旋回スクロールの前記支持円盤上に垂直に構成されることを特徴とする請求項1および2記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記第2の通路が前記旋回スクロールの前記支持円盤上に対し斜めに構成し、かつ前記固定スクロールと前記旋回スクロールの摺動面に開口する一端の出口が旋回スクロール外周方向に近い位置に来るような傾きを持つことを特徴とする請求項1および2記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記第2の通路が前記旋回スクロールの前記支持円盤上に2個以上あることを特徴とする請求項1〜4記載のスクロール圧縮機。
  6. 作動流体として高圧冷媒であるCO2を用いた請求項1〜5いずれかに記載のスクロール圧縮機。
JP2006171121A 2006-06-21 2006-06-21 スクロール圧縮機 Pending JP2008002311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006171121A JP2008002311A (ja) 2006-06-21 2006-06-21 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006171121A JP2008002311A (ja) 2006-06-21 2006-06-21 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008002311A true JP2008002311A (ja) 2008-01-10

Family

ID=39006910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006171121A Pending JP2008002311A (ja) 2006-06-21 2006-06-21 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008002311A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012131904A1 (ja) * 2011-03-29 2012-10-04 日立アプライアンス株式会社 スクロール圧縮機
CN105655377A (zh) * 2014-11-28 2016-06-08 株式会社日本显示器 显示装置
CN111140495A (zh) * 2018-11-06 2020-05-12 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 涡旋压缩机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59113291A (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 Hitachi Ltd スクロ−ル流体機械
JPS63131889A (ja) * 1986-11-20 1988-06-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロ−ル気体圧縮機
JPH08261177A (ja) * 1995-03-20 1996-10-08 Hitachi Ltd スクロ−ル圧縮機
JP2004316592A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロール圧縮機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59113291A (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 Hitachi Ltd スクロ−ル流体機械
JPS63131889A (ja) * 1986-11-20 1988-06-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロ−ル気体圧縮機
JPH08261177A (ja) * 1995-03-20 1996-10-08 Hitachi Ltd スクロ−ル圧縮機
JP2004316592A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロール圧縮機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012131904A1 (ja) * 2011-03-29 2012-10-04 日立アプライアンス株式会社 スクロール圧縮機
CN103384769A (zh) * 2011-03-29 2013-11-06 日立空调·家用电器株式会社 涡旋压缩机
JP5507756B2 (ja) * 2011-03-29 2014-05-28 日立アプライアンス株式会社 スクロール圧縮機
US9091266B2 (en) 2011-03-29 2015-07-28 Hitachi Appliances, Inc. Scroll compressor having a back pressure control valve for opening and closing a communication path in a stationary scroll
CN103384769B (zh) * 2011-03-29 2015-10-07 日立空调·家用电器株式会社 涡旋压缩机
CN105655377A (zh) * 2014-11-28 2016-06-08 株式会社日本显示器 显示装置
CN105655377B (zh) * 2014-11-28 2019-03-05 株式会社日本显示器 显示装置
CN111140495A (zh) * 2018-11-06 2020-05-12 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 涡旋压缩机
CN111140495B (zh) * 2018-11-06 2024-06-07 谷轮环境科技(苏州)有限公司 涡旋压缩机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3635794B2 (ja) スクロール気体圧縮機
JP2008101559A (ja) スクロール圧縮機およびそれを用いた冷凍サイクル
JP5621461B2 (ja) スクロール圧縮機
JP4519489B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2007138868A (ja) スクロール圧縮機
JP2008002311A (ja) スクロール圧縮機
JP4848859B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2008121623A (ja) スクロール圧縮機
JP5168191B2 (ja) スクロール圧縮機
JP5386566B2 (ja) スクロール圧縮機
JP5076732B2 (ja) スクロール圧縮機
KR100557061B1 (ko) 스크롤 압축기
JP5209279B2 (ja) スクロール圧縮機
JP7263554B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2007132257A (ja) スクロール圧縮機
JP6913842B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2009002223A (ja) スクロール圧縮機
JP2008106711A (ja) スクロール圧縮機
JP7407365B2 (ja) スクロール圧縮機
JP4929051B2 (ja) 密閉形スクロール圧縮機及び冷凍空調装置
JP2005146902A (ja) スクロール圧縮機
JP6749183B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2005171952A (ja) スクロール圧縮機
JP2007285147A (ja) スクロール圧縮機
JP2008157122A (ja) スクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090518

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025