JP2008002311A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主軸受構成体と旋回スクロールの支持円盤上との隙間にシール部材を配設し、このシール部材で区画される内側領域には密閉容器内部の潤滑油を導入し、シール部材の外側領域は吸入室と連通した背圧室を持ち、旋回スクロールの支持円盤内に一端がシール部材の内側領域に開口し、他端が支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が第1の通路と連通し、他端が固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことにより、吸入室と圧縮空間に多量のオイルを供給せずに、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面にオイルを保持することが可能となり、あらゆる運転条件で高い効率と高い信頼性を確保することが出来る。
【選択図】図2
Description
円板上に直立するとともに、固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の対称形の一対の圧縮空間を形成し、固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、自転阻止部材を介して旋回スクロールが固定スクロールに対し旋回運動を行うことによって、各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化し、旋回スクロールを旋回運動させるためのクランクシャフトの端部に形成した旋回軸部は旋回スクロールの旋回軸受と係合摺動し、クランクシャフトに形成した主軸部を主軸受で軸支し、主軸受構成体と旋回スクロールの支持円盤上との隙間にシール部材を配設し、このシール部材で区画される内側領域には密閉容器内部の潤滑油を導入し、シール部材の外側領域は吸入室と連通した背圧室を持ち、旋回スクロールの支持円盤内に一端がシール部材の内側領域に開口し、他端が支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が通路1と連通し、他端が固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことにより、固定スクロールと旋回スクロールの摺動面にオイルが十分に保持されることから、摺動部での油膜が厚くなり良好な潤滑状態が得られ、機械損失が低減し、さらに高い信頼性が得られる。また、圧縮空間のガス圧力によって、旋回スクロールを固定スクロールから引き離そうとする力が発生するために、逆にガス力によって引き離そうとする力よりも強い押し付け力を旋回スクロールの支持円盤の背面にかけている場合、高圧のオイルを固定スクロールと旋回スクロールの摺動面に介在させることにより、背面からの押し付け力を緩和することができ、さらに機械損失を低減が可能となる。また、摺動面にオイルを介在することにより、圧縮空間と背圧室の間のシール性が向上し、圧縮された流体が圧縮室から背圧室への漏れ込み量が減少し、高い圧縮効率を得られる。
オイル供給量を増やすことができ、機械損失を減らすことができる。また、第2の通路を旋回スクロールの支持円盤上にバランス良く配置することにより、旋回スクロールと固定スクロールの間に均一に油膜が形成され、油膜切れなどによる境界潤滑状態での片辺りが減少し、より高い効率と高い信頼性を持ち、安定的に運転することが可能である。
図1は、本発明の実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。図1において、鉄製の密閉容器1の内部全体は吐出管2に連通する高圧雰囲気となり、その中央部にモータ3、上部に圧縮部が配置され、モータ3の回転子3aに固定されたクランクシャフト4の一端を支承する圧縮部の本体フレーム5が密閉容器1に固定されており、その本体フレーム5に固定スクロール6が取り付けられている。
ルラップ6b外周部の第2のスラスト軸受15bに押さえつける機能を持った背圧調整弁22、オイル供給通路22aを通って吸入室13へと導かれる。また、圧縮部に流れなかった残りのオイルは旋回軸受10、背面室17、主軸受14を通り圧縮部外部へ排出される。
得ることが出来る。また、圧縮空間11のガス圧力による力が旋回スクロール9の支持円盤9bの背面にかかっている力よりも大きいような運転条件では、旋回スクロール9が固定スクロール6から引き離されてしまうが、高圧オイルを積極的に背圧室18に供給することにより、旋回スクロール9の支持円盤9bの背面にかかっている力が大きくなり、旋回スクロール9が固定スクロール6から離れることを抑制することができ、より安定した性能を維持することが可能となる。
2 吐出管
3 モータ
3a 回転子
3b 固定子
4 クランクシャフト
4a 主軸部
4b 旋回軸部
4c 副軸部
5 本体フレーム
6 固定スクロール
6a 鏡板
6b 固定スクロールラップ
7 油穴
8 給油ポンプ装置
9 旋回スクロール
9a 旋回スクロールラップ
9b 支持円板
10 旋回軸受
11 圧縮空間
12 吐出口
13 吸入室
14 主軸受
15a 第1のスラスト軸受
15b 第2のスラスト軸受
16 環状シール部材
17 背面室
18 背圧室
19 副軸受
20 内部空間
21 絞り部
22 背圧調整弁
22a オイル供給通路
23 逆止弁装置
23a リード弁
23b 弁押さえ
24a 第1の通路
24b 第2の通路
104 固定スクロール
104a 固定スクロールの鏡板
104b 固定スクロールのラップ
105 旋回スクロール
105a 旋回スクロールの鏡板
105b 旋回スクロールのラップ
114 吐出口
120 鏡板5aの環状溝
121 鏡板4aの環状溝
122 外溝
123 内溝
124 吸入室
Claims (6)
- 密閉容器の内部に、固定子と回転子で構成されるモータとこのモータで駆動する圧縮機構を配設し、固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップに対して、旋回スクロールの一部をなすラップが支持円板上に直立するとともに、前記固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の対称形の一対の圧縮空間を形成し、前記固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、自転阻止部材を介して前記旋回スクロールが前記固定スクロールに対し旋回運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化し、前記旋回スクロールを旋回運動させるためのクランクシャフトの端部に形成した旋回軸部は前記旋回スクロールの旋回軸受と係合摺動し、前記クランクシャフトに形成した主軸部を主軸受で軸支し、前記主軸受構成体と前記旋回スクロールの前記支持円盤上との隙間にシール部材を配設し、このシール部材で区画される内側領域には前記密閉容器内部の潤滑油を導入し、前記シール部材の外側領域は前記吸入室と連通した背圧室を持ち、前記旋回スクロールの前記支持円盤内に一端が前記シール部材の内側領域に開口し、他端が前記支持円盤内で閉塞する第1の通路を設け、さらに一端が前記第1の通路と連通し、他端が前記固定スクロールと前記旋回スクロールの摺動面に開口する第2の通路を持つことを特徴とするスクロール圧縮機。
- 前記第1の通路の径に対して前記第2の通路の径の比を0.25以上で1.0以下とすることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
- 前記第2の通路が前記旋回スクロールの前記支持円盤上に垂直に構成されることを特徴とする請求項1および2記載のスクロール圧縮機。
- 前記第2の通路が前記旋回スクロールの前記支持円盤上に対し斜めに構成し、かつ前記固定スクロールと前記旋回スクロールの摺動面に開口する一端の出口が旋回スクロール外周方向に近い位置に来るような傾きを持つことを特徴とする請求項1および2記載のスクロール圧縮機。
- 前記第2の通路が前記旋回スクロールの前記支持円盤上に2個以上あることを特徴とする請求項1〜4記載のスクロール圧縮機。
- 作動流体として高圧冷媒であるCO2を用いた請求項1〜5いずれかに記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
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JP2006171121A JP2008002311A (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | スクロール圧縮機 |
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ID=39006910
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2006
- 2006-06-21 JP JP2006171121A patent/JP2008002311A/ja active Pending
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