JP2004316592A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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敬 森本
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Hiroyuki Kono
博之 河野
Hirofumi Yoshida
裕文 吉田
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Abstract

【課題】スラスト力が旋回スクロールの鏡板と固定スクロールとの間の摺動面で支持され場合等には、スラスト摺動部分での摺動損失を効果的に低減することは難しく、高効率化に向けての妨げとなっていた。
【解決手段】旋回スクロール13が旋回運動する際のスラスト力は旋回スクロールの鏡板105aと固定スクロール12との間の摺動面で支持されるスクロール圧縮機において、旋回スクロール13のラップ形成面側の鏡板外周部に斜面を設け、固定スクロール12との間にくさび状に形成される微小隙間82を設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、業務用または家庭用、あるいは乗り物用の冷凍空調、あるいは冷蔵庫などに用いられるスクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスクロール圧縮機は、旋回スクロールが旋回運動する際のスラスト力を支持するスラスト軸受け部分での摺動損失が大きく、摺動損失低減のために低摩擦係数を実現するための表面処理や潤滑油を積極的にスラスト軸受け部に供給する構成が用いられていることが多い。例えば、特許文献1に記載されているようなものがあり、図6は特許文献1に記載された従来の構成例を示したものである。
【0003】
図6において旋回スクロールの鏡板105aに傾斜面105dを設け、固定スクロールの鏡板104aとの間にくさび状隙間115を構成している。くさび状隙間115を設けることにより、旋回スクロール105が旋回運動する度にこの部分から潤滑油が供給されることとなり、旋回スクロールの鏡板105a面のスラスト部での潤滑性能を向上させている。これは単純に潤滑油の供給性を向上させている構成であり、くさび状隙間115部分でくさび効果により動圧を発生させるといった複雑な構成ではなかった。また一般的には、旋回スクロールの鏡板の外周エッジ部分は、少なからず曲線あるいは直線で構成される面取り部が設けられており、特許文献1記載のもの以外の従来の構成においても同様の効果が得られている。
【0004】
また、特許文献1に記載された従来の構成例では、旋回スクロールのラップ105bの形成される面とは反対面の旋回スクロールの鏡板105aでスラスト力が支持される構成をとっており、くさび状隙間115が構成されるスラスト面の摺動負荷は比較的小さいかあるいはほとんどない構成のものであり、潤滑油が流入しやすい構成にするだけで、摺動状態を改善することができていた。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−165589号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、スラスト力が比較的大きな場合、例えば旋回スクロールが旋回運動する際のスラスト力が旋回スクロールの鏡板と固定スクロールとの間の摺動面で支持される場合等には、スラスト摺動部分での摺動損失を効果的に低減することは難しく、このような構成のスクロール圧縮機での高効率化の課題となっていた。
【0007】
また、近年冷媒ガスとして用いられるものは、HCFC系冷媒からHFC系冷媒へと移行しつつあり、作動圧力としても高くなる傾向が強い。さらに、自然冷媒系の二酸化炭素等が用いられる場合は、作動圧力はさらに高圧化される。冷媒ガスが高圧化するにしたがって、スラスト軸受け部の摺動損失の割合も非常に大きくなり、これらの損失低減が必要不可欠となっている。
【0008】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、従来の冷媒が用いられるスクロール圧縮機だけではなく、作動圧力として高圧の冷媒ガスが用いられた場合においても、スラスト損失を低減し高効率なスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、渦巻き状のラップを有する固定スクロールと鏡板および渦巻き状のラップを有する旋回スクロールとは、互いにラップを内側にして噛み合うとともに、旋回スクロールは自転を阻止された状態で旋回運動し、旋回スクロールが旋回運動する際のスラスト力は旋回スクロールの鏡板と固定スクロールとの間の摺動面で支持されるスクロール圧縮機において、旋回スクロールのラップ形成面側の鏡板外周部に斜面を設け、固定スクロールとの間にくさび状に形成される微小隙間を設ける構成としたものである。
【0010】
上記構成により、前記くさび状に形成される微小隙間に、旋回スクロールの旋回運動に伴って潤滑油が供給され、くさび効果により動圧が発生し、スラスト摺動部での摺動損失を低減することができ、高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係わる縦型のスクロール圧縮機の縦断面図の一例であり、圧縮対象は冷媒ガスである。
【0013】
図1に示すように、密閉容器1内に溶接や焼き嵌めなどして固定したクランク軸4の主軸受部材11と、この主軸受部材11上にボルト止めした固定スクロール12との間に、固定スクロール12と噛み合う旋回スクロール13を挟み込んでスクロール式の圧縮機構2を構成し、旋回スクロール13と主軸受部材11との間に旋回スクロール13の自転を防止して円軌道運動するように案内するオルダムリングなどによる自転規制機構14を設けて、クランク軸4の上端にある主軸部4aにて旋回スクロール13を偏心駆動することにより旋回スクロール13を円軌道運動させ、これにより固定スクロール12と旋回スクロール13との間に形成している圧縮室15が外周側から中央部に移動しながら小さくなるのを利用して、密閉容器1外に通じた吸入パイプ16および固定スクロール12の外周部の吸入口17から冷媒ガスを吸入して圧縮していき所定圧以上になった冷媒ガスは固定スクロール12の中央部の吐出口18からリード弁19を押し開いて密閉容器1内に吐出させることを繰り返す。
【0014】
クランク軸4の下端は密閉容器1の下端部のオイル溜め20に達して、密閉容器1内に溶接や焼き嵌めして固定された副軸受部材21により軸受され、安定に回転することができる。電動機3は主軸受部材11と副軸受部材21との間に位置して、密閉容器1に溶接や焼き嵌めなどして固定された固定子3aと、クランク軸4の途中の外まわりに一体に結合された回転子3bとで構成され、回転子3bの上下端面の外周部分にはピン22により止め付けられたバランスウエイト23、24が設けられ、これにより回転子3bおよびクランク軸4が安定して回転し、旋回スクロール13を安定して円軌道運動させることができる。
【0015】
旋回スクロール13の背面部分には、主軸受部材11に配置されている環状摺動仕切帯78があり、旋回運動を行いながら環状摺動仕切帯78により高圧部分と低圧部分に仕切られている。この背面の圧力付加により旋回スクロール13は固定スクロール12に安定的に押しつけられ、漏れを低減するとともに安定して円軌道運動を行うことができる。
【0016】
給油機構7はクランク軸4の下端で駆動されるポンプ25によってオイル溜め20内のオイル6をクランク軸4を通縦しているオイル供給穴26を通じて圧縮機構2の各部の軸受部66や圧縮機構2の各摺動部に供給する。オイル供給穴26を通じて供給されたオイル6は、主軸受部材11に配置されている環状摺動仕切帯78内側に供給されることとなり、旋回スクロール13の背面部には吐出圧力が作用しているオイル6が安定的に作用する。供給後のオイル6は供給圧や重力によって逃げ場を求めるようにして軸受部66を通じ主軸受部材11の下に流出して滴下し、最終的にオイル溜め20に回収される。
【0017】
圧縮機構2から吐出される冷媒ガス27の流れは以下のようになっている。圧縮機構2の上部の容器内吐出室31、この容器内吐出室31と圧縮機構2の下部を連通させる圧縮機構連通路32、この圧縮機構連通路32から回転子上部室33に続く連絡路34、回転子上部室33と回転子下部室35を連通させるように回転子3bに設けた回転子通路36、回転子下部室35、を順次経て電動機3の下に至り、さらに固定子3aの下部と上部とを連通させるように固定子3aまたは固定子3aと密閉容器1との間に設けられた固定子通路37を通って前記連絡路34の外まわりの固定子上部室38に抜けた後、圧縮機構2に設けられた圧縮機構連通路43を経て、密閉容器1の固定子上部室38の位置以上の部分に設けられた外部吐出口39を通って密閉容器1外に吐出されるようにする容器内ガス通路Aを設けてある。
【0018】
図2を用いて、本発明の実施の形態1に係わるスクロール圧縮機についてさらに詳細に説明する。図2は本発明の実施の形態1に係わるスクロール圧縮機の要部拡大縦断面図である。図2に詳示するように、旋回スクロール13の鏡板83のラップ形成面側の外周部には全周にわたって斜面81が設けられている。この斜面81により、固定スクロール12の旋回スクロール13との摺動面との間に微少隙間であるくさび状隙間82が形成されている。明確化するため図2は誇張して描写しているが、図6に示す従来の実施例のような大きなくさび状隙間82は形成していない。
【0019】
圧縮機構2へ供給されたオイル6の一部は、旋回スクロール13に付着あるいは周辺に滞留しているため、旋回スクロール13の旋回運動によりくさび状隙間82へ流動し、くさび状隙間82が微少に形成されているため、くさび効果により動圧が発生する。この動圧が有効的に作用するためには、くさび状隙間82が微少に形成されていることが必要であり、あまり大きなくさび状隙間82を設けた場合には、これらの効果は期待できない。
【0020】
旋回スクロール13のスラスト力が支えられている鏡板83部での運動としては回転運動ではなく旋回運動であるため、オイル6の油膜形成力として見た場合は高いとは言い難い。HFC系の高圧冷媒が冷媒ガス27として用いられる場合は、図1中の環状摺動仕切帯78の最適設計等を行いスラスト力の最適化を図っても、スラスト摺動損失の占める割合は比較的大きく、高効率化の課題となっている。これらもスラスト摺動部でのオイル6の油膜形成力に関係している可能性が高い。さらに高圧の二酸化炭素が冷媒ガス27として用いられた場合は、さらなる悪化が予想される。くさび状隙間82で発生した動圧はこれらを補助するものであり、スラスト摺動部でのスラスト損失低減等に効果を発揮する。
【0021】
このくさび状隙間82で発生する動圧は旋回スクロール13の旋回速度にも関係し、旋回速度が高いほど動圧は効果的に作用する。近年、スクロール圧縮機は小型、高速化の方向で開発が進んでおり、この方向性においても本実施の形態1は適した形態となっている。
【0022】
この実施の形態によれば、旋回スクロール13の旋回運動を利用して、旋回スクロール13のスラスト力が支えられている鏡板83部で動圧を発生させることができ、スラスト摺動部でのスラスト損失を低減することができる。
【0023】
(実施の形態2)
本実施の形態1について説明した図2を用いて、本実施の形態2について説明する。
【0024】
斜面81と固定スクロール12間の傾斜角をθ1とする。ここで、tanθ1=1/10000〜1/500に構成している。微少なくさび状隙間82としては、大きくて数10μmのオーダーの構成である。最適に動圧を発生させる観点からいえば、θ1はかなり小さい値、tanθ1=1/10000程度に設定しなければならない。しかしながら、実際の加工等においては数μm以下の精度を要求する結果となり、コストアップにつながる等の課題や加工ができないといった課題が発生する。このような観点で、実用上効果のある範囲で動圧を発生し、かつ加工性も考慮すると、tanθ1=1/10000〜1/500程度に構成することが好適である。
【0025】
この実施の形態によれば、くさび状隙間82で実用上効果的に動圧を発生させることができ、加工性も良好なスクロール圧縮機を提供することができる。
【0026】
(実施の形態3)
本実施の形態1について説明した図2を用いて、本実施の形態3について説明する。図2において、斜面81は直線により形成されている。直線加工は加工として最も単純な加工である。
【0027】
この実施の形態によれば、斜面81の加工は切削加工等により比較的容易に形成することができ、旋回スクロール13の鏡板84部の加工工数の増加を抑制することができる。
【0028】
(実施の形態4)
図3は本実施の形態4に係わるスクロール圧縮機の要部拡大縦断面図である。図3を用いて、本実施の形態4について説明する。図3において、斜面81は緩やかな曲率を持つ曲線部85により形成されている。曲線部85により形成されているため切削加工等による加工は困難になる。しかしながら、斜面81が加工されていない従来の旋回スクロール13に表面仕上げ加工の追加工を施すことにより、形成は比較的容易になる。くさび状隙間82は微少隙間で良いため、比較的単純な追加工により斜面81を形成することができる。
【0029】
この実施の形態によれば、斜面81はバフ加工やラッピング加工といった単純な表面仕上げ加工で形成することができる。
【0030】
(実施の形態5)
図4は本実施の形態5に係わるスクロール圧縮機の要部拡大縦断面図である。図4を用いて、本実施の形態5について説明する。図4において、斜面81は緩やかな曲率を持つ曲線部86とこれに連続する直線部87により形成されている。斜面81が直線部87だけで形成された場合、鏡板83の最外周部でのエッジ処理に注意をはらう必要が生じる。しかしながら、最外周部が曲線部86で形成されているため、直線部87を加工した後でバフ加工等の曲線部86の加工を施すことにより、エッジ処理を同時に行うことができる。
【0031】
この実施の形態によれば、斜面81は鏡板83の最外周部でのエッジ処理に加工工数をとられることなく、斜面81の形成が可能となる。
【0032】
(実施の形態6)
図5は本実施の形態6に係わるスクロール圧縮機の要部拡大縦断面図である。図5を用いて、本実施の形態6について説明する。図5に詳示するように、旋回スクロール13の鏡板83のラップ形成面側の外周部には全周にわたって斜面81が設けられている。この斜面81により、固定スクロール12の旋回スクロール13との摺動面との間に微少隙間であるくさび状隙間82が形成されている。また、鏡板83の最外周部には第2の斜面88が形成され、第2の斜面88の傾斜角度をθ2とした場合、以下の関係が成立している。 θ2≫θ1、ここでθ1は、斜面81と固定スクロール12間の傾斜角である。したがって、第2の斜面88は斜面81に対してかなり大きな斜面となり、くさび状隙間82の入り口部分が大きく広がった構成となる。くさび状隙間82の入り口部分が大きく広がったことにより、旋回スクロール13の旋回運動にともなうオイル6の流入がより効果的に行われることになり、くさび状隙間82でのオイル6により動圧の発生がより有効的に行われる。
【0033】
この実施の形態によれば、旋回スクロール13の旋回運動を利用して旋回スクロール13のスラスト力が支えられている鏡板83部での動圧発生をより有効的に行うことができ、スラスト摺動部でのスラスト損失をさらに低減することができる。
【0034】
【発明の効果】
上記から明らかなように、本発明は、渦巻き状のラップを有する固定スクロールと鏡板および渦巻き状のラップを有する旋回スクロールとは、互いにラップを内側にして噛み合うとともに、前記旋回スクロールは自転を阻止された状態で旋回運動し、前記旋回スクロールが旋回運動する際のスラスト力は前記旋回スクロールの前記鏡板と前記固定スクロールとの間の摺動面で支持されるスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールのラップ形成面側の前記鏡板外周部に斜面を設け、前記固定スクロールとの間にくさび状に形成される微小隙間を設けた構成としたもので、この構成によれば、旋回スクロールの旋回運動を利用して旋回スクロールのスラスト力が支えられている鏡板部分で動圧を発生させることができ、スラスト摺動部でのスラスト損失を低減することができ、作動圧力として高圧の冷媒ガスが用いられた場合においても高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。
【0035】
また、本発明は、斜面と固定スクロール間の傾斜角をθ1とし、tanθ1=1/10000〜1/500に構成したもので、この構成によれば、くさび状隙間で実用上効果的に動圧を発生させることができ、加工性も良好なスクロール圧縮機を提供することができる。
【0036】
また、本発明は、斜面が直線で形成される構成としたもので、この構成によれば、斜面の加工は切削加工等により比較的容易に形成することができ、低コストで高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。
【0037】
また、本発明は、斜面が緩やかな曲率をもつ曲線で形成される構成としたもので、この構成によれば、斜面はバフ加工やラッピング加工といった単純な表面仕上げ加工で形成することができ、低コストで高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。
【0038】
また、本発明は、斜面が緩やかな曲率をもつ曲線とこれに連続する直線で形成される構成としたもので、この構成によれば、鏡板の最外周部でのエッジ処理に加工工数をとられることなく斜面の形成が可能となり、低コストで高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。
【0039】
また、本発明は、くさび状の微小隙間を形成する斜面の傾斜角に対し、傾斜角が大きい第2の斜面を鏡板最外周部に設けた構成としたものであり、この構成によれば、スラスト力が支えられている鏡板部での動圧発生をより有効的に行うことができ、スラスト摺動部でのスラスト損失をさらに低減することが可能となり、さらに高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すスクロール型圧縮機の縦断面図
【図2】本発明の第1乃至第3の実施形態を示すスクロール型圧縮機の要部拡大縦断面図
【図3】本発明の第4の実施形態を示すスクロール型圧縮機の要部拡大縦断面図
【図4】本発明の第5の実施形態を示すスクロール型圧縮機の要部拡大縦断面図
【図5】本発明の第6の実施形態を示すスクロール型圧縮機の要部拡大縦断面図
【図6】従来のスクロール圧縮機を示す図
【符号の説明】
1 密閉容器
2 圧縮機構
3 電動機
3a 固定子
3b 回転子
4 クランク軸
6 オイル
7 給油機構
17 吸入口
18 吐出口
20 オイル溜め
23 バランスウエイト
24 バランスウエイト
27 冷媒ガス
31 容器内吐出室
32 圧縮機構連通路
33 回転子上部室
34 連絡路
35 回転子下部室
36 回転子通路
37 固定子通路
38 固定子上部室
39 外部吐出口
42 圧縮機構上部室
43 圧縮機構上昇通路
72 固定子連通路
78 環状摺動仕切帯
81 斜面
82 くさび状隙間
83 鏡板
85 曲線部
86 曲線部
87 直線部
88 第2の斜面
104a 固定スクロールの鏡板
105a 旋回スクロールの鏡板
105b 旋回スクロールのラップ
105d 傾斜面
115 楔状隙間

Claims (6)

  1. 渦巻き状のラップを有する固定スクロールと鏡板および渦巻き状のラップを有する旋回スクロールとは、互いにラップを内側にして噛み合うとともに、前記旋回スクロールは自転を阻止された状態で旋回運動し、前記旋回スクロールが旋回運動する際のスラスト力は前記旋回スクロールの前記鏡板と前記固定スクロールとの間の摺動面で支持されるスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールのラップ形成面側の前記鏡板外周部に斜面を設け、前記固定スクロールとの間にくさび状に形成される微小隙間を設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 請求項1記載のスクロール圧縮機であって、斜面と固定スクロール間の傾斜角をθ1が、tanθ1=1/10000〜1/500であることを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 請求項1または2記載のスクロール圧縮機であって、斜面が直線で形成されることを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 請求項1または2記載のスクロール圧縮機であって、斜面が緩やかな曲率をもつ曲線で形成されることを特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 請求項1または2記載のスクロール圧縮機であって、斜面が緩やかな曲率をもつ曲線とこれに連続する直線で形成されることを特徴とするスクロール圧縮機。
  6. 請求項1乃至5記載のスクロール圧縮機であって、くさび状の微小隙間を形成する傾斜角の小さな第1の斜面と、鏡板最外周部に設けた傾斜角が大きい第2の斜面とを設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
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