JP2008128025A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定スクロール14における環状給油溝の内周から固定スクロール鏡板外周まで凹となるように、一定量の段差を設けて、旋回スクロールの包絡線よりも内側で、且つ主軸受部材との締結面14bより凸になるように摺動面14aを形成することにより、旋回スクロール鏡板の摺動面側外周エッジ部が旋回運動を行なった際にも、固定スクロール鏡板の締結面への干渉を抑制することができるため、摺動損失を低減することができる。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。図2は、本発明の第1の実施の形態におけるスクロール圧縮機の平面図を示すものである。図において、密閉容器11内に溶接や焼き嵌めなどで固定した、クランクシャフト12の主軸受部材13と、この主軸受部材13上にボルト止めした固定スクロール14との間に、固定スクロール14と噛み合う旋回スクロール15を挟み込んでスクロール式の圧縮機構16を構成し、旋回スクロール15と主軸受部材13との間に旋回スクロール15の自転を防止して円軌道運動するように案内するオルダムリングなどによる自転防止機構17を設け、クランクシャフト12の上端にある旋回軸部12aを旋回スクロール15に設けた旋回軸受18に嵌合させている。固定スクロール14の外周部には冷媒ガスを吸入するための吸入室19が設けられ、密閉容器11外に通じた吸入パイプ20が嵌合されている。
定して円軌道運動させるため、ピン24により止め付けられたバランスウェイト25a、25bが設けられている。給油機構はクランクシャフト12の下端で駆動されるポンプ26によって構成され、オイル溜まり21内のオイルを供給するため、クランクシャフト12には軸方向に貫通している給油通路27を形成している。旋回スクロール15外周部には背圧室28が固定スクロール14と主軸受部材13により形成され、旋回軸部12aと旋回スクロール15の間に形成される旋回軸受部空間29から半径方向に背圧室28まで貫通した給油経路30を旋回スクロール15の鏡板15a内に設け、栓にて背圧室28への連通を閉塞させている。給油経路30は旋回軸受部空間29内周に旋回軸部12a端部近傍に対向させるように開口しており、連通孔31が旋回スクロール15の鏡板15aの背圧室28側から、給油経路30に直交するよう設けられている。
際に、固定スクロール15の主軸受部材13との締結面14bへの干渉を抑制することができる。このことから旋回スクロール15鏡板の摺動面側外周エッジ部の過剰磨耗と、摺動面の片当りから発生する摺動損失増大、及びガス漏れによる体積効率低下等を抑制することができるため、高い信頼性と、高い圧縮機性能を維持することができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態における固定スクロール14鏡板の平面図を示すものである。図のように固定スクロール14の凸部摺動面14a外周中心を、旋回スクロール15の旋回中心に対して、固定スクロール凸部摺動面14a外周と圧縮室34との間のシール長が短くなる部分の反対方向に偏芯させるよう形成することにより、固定スクロール14と主軸受部材13との締結によるシール面のシール長と、固定スクロールの凸部摺動面14a外周と圧縮室34との間のシール長の両方を確保することができる。このことから圧縮室34から締結面14bへの冷媒漏れを抑制することが可能となり、体積効率低下による性能低下を抑えることができ、高い信頼性と、高い圧縮機性能を維持することができる。また固定スクロール14を偏心チャックすることで旋盤による加工が可能となり、生産性も向上させることができる。
図5は、本発明の第3の実施の形態における固定スクロール14鏡板の要部断面図を示すものである。図のように固定スクロール14の凸部摺動面14a外周から締結面14bにかけて曲面形状を形成することにより、凸部摺動面14aにオイルをスムーズに供給することが可能となり、圧縮室34から凸部摺動面14a外周間を確実にシールすることができる。これにより圧縮室34から締結面14bへの冷媒漏れを抑制することが可能となり、体積効率低下による性能低下を抑えることができるため、高い信頼性と、高い圧縮機性能を維持することができる。
本発明の第1から第3の実施の形態において、冷媒に高圧冷媒の二酸化炭素を用いた場合も上記実施の形態の構成を用いることにより、圧縮室間の圧力差が大きく、ガス漏れによる体積効率低下がより顕著に表れる二酸化炭素においても、シール長を確保し、冷媒の漏れを抑制し、体積効率の低下を抑えることがより有効である。
12 クランクシャフト
12a 旋回軸部
12b 主軸部
13 主軸受部材
14 固定スクロール
14a 凸部摺動面
14b 締結面
15 旋回スクロール
15a 鏡板
16 圧縮機構
17 自転防止機構
18 旋回軸受
19 吸入室
20 吸入パイプ
21 オイル溜まり
22 副軸受部材
23 電動機
23a 固定子
23b 回転子
24 ピン
25a、25b バランスウェイト
26 ポンプ
27 給油通路
28 背圧室
29 旋回軸受部空間
30 給油経路
31 連通孔
32 シール材
33 給油溝
34 圧縮室
35 吐出口
36 リード弁
37 容器内吐出室
38 吐出ガス通路
39 回転子ガス通路
40 固定子ガス通路
41 圧縮機構部切り欠き
42 吐出管
43 主軸受
Claims (4)
- 密閉容器内に、圧縮機構部と電動機を配し、前記圧縮機構部は、鏡板に渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールのラップに対向して噛み合うラップを有する旋回スクロールと、この旋回スクロールを前記固定スクロールとにより挟む位置に設けられた主軸受部材で構成し、前記固定スクロールにおけるこの固定スクロールの鏡板と前記旋回スクロールの鏡板との摺動面に環状給油溝を形成したスクロール圧縮機において、前記環状給油溝の内周から前記固定スクロール鏡板外周まで凹となるように、一定量の段差を設けて、前記旋回スクロールの包絡線よりも内側で、且つ前記主軸受部材との締結面より凸になるように前記固定スクロールの摺動面を形成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
- 前記固定スクロールの凸部摺動面を形成したスクロール圧縮機において、前記凸部摺動面の外周中心が、前記旋回スクロールの旋回中心から偏心していることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
- 前記固定スクロールの凸部摺動面外周エッジ部から締結面までに曲面形状を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載のスクロール圧縮機。
- 冷媒を二酸化炭素とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006311184A JP2008128025A (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008128025A true JP2008128025A (ja) | 2008-06-05 |
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2006
- 2006-11-17 JP JP2006311184A patent/JP2008128025A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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