JP2006226246A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006226246A
JP2006226246A JP2005043711A JP2005043711A JP2006226246A JP 2006226246 A JP2006226246 A JP 2006226246A JP 2005043711 A JP2005043711 A JP 2005043711A JP 2005043711 A JP2005043711 A JP 2005043711A JP 2006226246 A JP2006226246 A JP 2006226246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
orbiting
oil
peripheral surface
main bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005043711A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kono
博之 河野
Takashi Morimoto
敬 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005043711A priority Critical patent/JP2006226246A/ja
Publication of JP2006226246A publication Critical patent/JP2006226246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

【課題】スクロール圧縮機において、給油過多による吸入加熱や、給油不足による漏れがなく、体積効率の低下による性能低下が起こることなく、広範囲の運転条件において効率を良くすること。
【解決手段】主軸受部材13に形成された環状のシール溝27の外周面とシール溝27に挿入されたシール材28の外周面との間に隙間を設けることにより、隙間を調整することで給油量を調整できるため、吸入加熱や漏れによる体積効率の低下を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせて双方間に圧縮室を形成し、旋回スクロールの円軌道運動により圧縮室が外周部から中心部に容積を小さくしながら移動するのを利用して流体の吸入、圧縮、吐出を繰り返し行うスクロール圧縮機に関するものである。
従来、この種のスクロール圧縮機は、旋回スクロールの鏡板の旋回軸受側空間を高圧部と低圧部に仕切る仕切り手段を有し、また、この仕切り手段の高圧側と低圧側に交互に開口する給油経路を形成している(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来のスクロール圧縮機の圧縮機構部の要部断面図である。図に示すように、固定スクロール1と、旋回スクロール2と、主軸受部材3と、旋回軸部4とから構成され、主軸受部材3には環状のシール溝3aが形成され、シール材5が挿入されており、旋回スクロール2の旋回に伴いシール材5の内側と外側に交互に開口する給油経路6を旋回スクロール2の鏡板2a内に形成している。
特開2003−239880号公報
しかしながら、前記従来の構成では、シール材からの漏れは無く、給油経路からの給油量はシール材内側の高圧側とシール材外側の低圧側との圧力差で決まってしまう。そのため、圧力差の大きい高負荷条件では給油量が多すぎにより吸入加熱による体積効率の低下が発生し、圧力差の小さい低負荷条件では給油量不足による圧縮室のシール性低下が発生し、漏れによる損失で性能低下が発生する。そのため、低負荷条件で給油量を最適化すると高負荷条件で性能低下が起こるといったことが起こり、広範囲の運転条件で高効率を維持することが難しいという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、給油量を調整することにより、広範囲の運転条件において高効率なスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機は、シール溝の外周面とシール材の外周面との間に隙間を設けたものである。これによって、隙間を最適化することで広範囲の運転条件で最適な給油量が実現できる。
本発明のスクロール圧縮機は、負荷条件によって給油量の最適化を行うことで給油量過多による吸入加熱や給油量不足による漏れによる性能低下がなく、広範囲の運転条件で高効率が維持できる。
第1の発明は、密閉容器内に、圧縮機構部と電動機と油溜まりとを配し、前記圧縮機構部は、鏡板に渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールのラップに対向して噛み合うラップを有する旋回スクロールと、この旋回スクロールを前記固定スクロールとにより挟む位置に設けられた主軸受部材と、前記旋回スクロールの鏡板に設けられた旋回軸受部に嵌合し、旋回スクロールを旋回運動させる旋回軸を有するクランクシャ
フトと、前記主軸受部材に設けられ前記クランクシャフトを軸支する主軸受部と,同じく前記主軸受部材に環状のシール溝を形成し、このシール溝に、前記旋回スクロールの鏡板の旋回軸受側空間を高圧部と低圧部に仕切る環状のシール材を有し、前記油溜まりの油を前記クランクシャフトに軸方向に設けられた油孔を通して前記旋回軸端に供給し、前記旋回軸受および前記主軸受を潤滑した後、前記油溜まりに戻す給油経路を設けたスクロール圧縮機において、前記シール溝の外周面と前記シール材の外周面との間に隙間を設けたことにより、運転条件によってこの隙間が変化し、それに伴い隙間からの給油量も変化する。
これによって、高負荷条件では隙間が狭く給油量が少なくなり、吸入加熱による体積効率の低下を低減し、低負荷条件では隙間が広く給油量が多くなり、圧縮室のシール性低下による漏れを防ぐことができ、広範囲の運転条件で高効率を実現することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のシール材の外周部に切り欠きを設けたことにより、シール溝の外周面とシール材の外周面とが密着した場合でも、切り欠き部を通って給油されるため、給油不足による性能低下を防ぐことができる。
第3の発明は、密閉容器内に、圧縮機構部と電動機と油溜まりとを配し、前記圧縮機構部は、鏡板に渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールのラップに対向して噛み合うラップを有する旋回スクロールと、この旋回スクロールを前記固定スクロールとにより挟む位置に設けられた主軸受部材と、前記旋回スクロールの鏡板に設けられた旋回軸受部に嵌合し、旋回スクロールを旋回運動させる旋回軸を有するクランクシャフトと、前記主軸受部材に設けられ前記クランクシャフトを軸支する主軸受部と、同じく前記主軸受部材に環状のシール溝を形成し、このシール溝に、前記旋回スクロールの鏡板の旋回軸受側空間を高圧部と低圧部に仕切る環状のシール材を有し、前記油溜まりの油を前記クランクシャフトに軸方向に設けられた油孔を通して前記旋回軸受端に供給し、前記旋回軸受および前記主軸受を潤滑した後、前記油溜まりに戻す給油経路を設け、前記旋回軸端より分岐する給油経路を前記旋回スクロール鏡板内に設け、分岐した給油経路の出口を、前記旋回スクロールの旋回運動において、前記シール材の高圧側と低圧側に交互に開口するように設けたスクロール圧縮機において、前記シール溝の外周面と前記シール材の外周面との間に隙間を設けたことにより、高負荷条件ではシール材は外側に広がりシール溝外周面との隙間が小さく、また、分岐給油経路出口が低圧側に臨む割合も小さくなる。
そのため、給油量が少なくなり、吸入加熱による体積効率の低下を抑えることができる。低負荷条件ではシール材の外周面とシール溝の外周面との隙間が広く、また、分岐給油経路出口が低圧側に臨む割合も大きくなる。そのため、給油量が多くなり圧縮室のシール性が向上し漏れが少なくすることができる。このことにより、広範囲の運転条件で高効率を実現することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明のシール溝の内周面とシール材の内周面との間に環状のリングを有し、このリングの熱膨張係数が主軸受部材の熱膨張係数より大きくすることにより、シール材が外側に広がった場合でも、リングの熱膨張によりシール材の内周面側に隙間が生じることがないため、内周面側と外周面側の隙間によりシール材がシール溝の中で自由に動くことがなく、安定した給油量を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。図2は、本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の圧縮機構部の要部断面図で、シール溝周りの断面を示すものである。また、図3は本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機のシール材の平面図である。
図1において、密閉容器11内に溶接や焼き嵌めなどで固定した、クランクシャフト12の主軸受部材13と、この主軸受部材13上にボルト止めした固定スクロール14との間に、固定スクロール14と噛み合う旋回スクロール15を挟み込んでスクロール式の圧縮機構16を構成し、旋回スクロール15と主軸受部材13との間に旋回スクロール15の自転を防止して円軌道運動するように案内するオルダムリングなどによる自転防止機構17を設け、クランクシャフト12の上端にある旋回軸部12aを旋回スクロール15に設けた旋回軸受18に嵌合させている。固定スクロール14の外周部には冷媒ガスを吸入するための吸入室19が設けられ、密閉容器11外に通じた吸入パイプ20が嵌合されている。
クランクシャフト12の下端は密閉容器11の下部のオイル溜まり21に達して、密閉容器11内に溶接や焼き嵌めして固定された副軸受部材22により安定に回転できるように軸支されている。
電動機23は主軸受部材13と副軸受部材22との間に位置して、密閉容器11に溶接や焼き嵌めなどして固定された固定子23aと、クランクシャフト12の途中の外まわりに一体に結合された回転子23bとで構成され、回転子23bの上下端面の外周部分には、回転子23bおよびクランクシャフト12が安定して回転し、旋回スクロール15を安定して円軌道運動させるため、ピン24により止め付けられたバランスウェイト25a、25bが設けられている。
旋回スクロール15外周部には背圧室26が固定スクロール14と主軸受部材13により形成され、この背圧室26は吸入室19と連通している。旋回スクロール15の鏡板15aの主軸受部材13側は主軸受部材13に配設した環状のシール溝27に挿入された環状のシール材28により仕切られており、内側は高圧、外側は背圧室26となり低圧となっている。
給油機構はクランクシャフト12の下端で駆動されるポンプ29によって構成され、クランクシャフト12には、オイル溜まり21内のオイルを旋回軸受部空間30に供給するため軸方向に貫通している給油通路31が設けられている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電動機23によりクランクシャフト12が回転駆動されるに伴い、クランクシャフト12の上端にある旋回軸部12aが偏心駆動することにより旋回スクロール15を円軌道運動させ、これにより固定スクロール14と旋回スクロール15との間に形成している圧縮室32が外周側から中央部に移動しながら小さくなるのを利用して、密閉容器11外に通じた吸入パイプ20および固定スクロール14の外周部の吸入室19から冷媒ガスを吸入して圧縮していき、所定圧以上になった冷媒ガスは固定スクロール14の中央部の吐出口33からリード弁34を押し開いて容器内吐出室35に吐出させることを繰り返す。
吐出された冷媒ガスは、圧縮機構部16を貫通する吐出ガス通路36を通り回転子23b上部に到達し、回転子23bに貫通している回転子ガス通路37を通って密閉容器11の下部に導かれ、固定子23a外周に配した固定子ガス通路38、圧縮機構部16外周に
配した圧縮機構部切り欠き(図示せず)を通って密閉容器11の上部に到達し、吐出管40から密閉容器11外へ吐出される。
また、オイル溜まり21内のオイルはポンプ29によりクランクシャフト12を軸方向に貫通している給油通路31を通じて旋回軸受部空間30に供給される。供給されたオイルは2系統に分岐され、1系統は旋回軸受18と旋回軸部12aを潤滑し、主軸部12bと主軸受41を潤滑した後、主軸受部材13の下に滴下し、最終的にオイル溜まり21に回収される。
もう1系統は、旋回軸受18と旋回軸部12aを潤滑したオイルは、差圧によりシール溝27の内周面とシール材28の内周面との隙間と、シール材28の主軸受部材13側の隙間を通り、シール溝27の外周面とシール材28の外周面との隙間を通り背圧室26へ供給される。
ここで、シール材28は熱膨張と圧力差により外側に広がる。そのため、温度が高く圧力差の大きい高負荷条件では、シール溝27の外周面とシール材28の外周面との隙間が小さくなり、背圧室26への給油量が少なくでき、また、温度が低く圧力差が小さい低負荷条件では、シール溝27の外周面とシール材28外周面との隙間が大きくなり、背圧室26への給油量が多くなる。
以上のように本実施の形態においては、シール溝27の外周面とシール材28の外周面との間に適正な隙間を設けることにより、負荷条件によるシール材28の外側への広がり量の違いで、シール溝27の外周面とシール材27の外周面との隙間を調整することで背圧室26を通り、圧縮室へ供給される給油量を調整でき、広範囲の運転条件で高効率を実現できる。
また、図3のように、シール材28の外周部に切り欠き28aを設けることにより、シール材28が熱膨張と圧力差で外側に拡がりシール溝27の外周面とシール材27の外周面とが密着した場合でも、シール材28の外周部の切り欠き28aを通って給油が行われるので、給油不足による性能低下や信頼性悪化を防ぐことができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるのスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。また、図5は、本発明の実施の形態2におけるスクロール圧縮機の圧縮機構部の要部断面図で、シール溝周りの断面を示すものである。
図4において、図1との違いは、旋回スクロール15の鏡板15a内に、クランクシャフト12上部の旋回軸受部空間30から半径方向に背圧室26まで貫通した連通孔42aが設けられ、栓43にて背圧室26への連通を閉塞させている。旋回スクロール15の鏡板15aの背圧室26側から、連通孔42aに直交するように連通孔42bが設けられ、連通孔42bは旋回スクロール15の旋回運動により、シール部材28の内外周に交互に臨む位置に設けられている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電動機23によりクランクシャフト12が回転駆動されるに伴い、クランクシャフト12の上端にある旋回軸部12aが偏心駆動することにより旋回スクロール15を円軌道運動させ、これにより固定スクロール14と旋回スクロール15との間に形成している圧縮室32が外周側から中央部に移動しながら小さくなるのを利用して、密閉容器11外に通じた吸入パイプ20および固定スクロール14の外周部の吸入室19から冷媒ガス
を吸入して圧縮していき、所定圧以上になった冷媒ガスは固定スクロール14の中央部の吐出口33からリード弁34を押し開いて容器内吐出室35に吐出させることを繰り返す。
吐出された冷媒ガスは、圧縮機構部16を貫通する吐出ガス通路36を通り回転子23b上部に到達し、回転子23bに貫通している回転子ガス通路37を通って密閉容器11の下部に導かれ、固定子23a外周に配した固定子ガス通路38、圧縮機構部16外周に配した圧縮機構部切り欠き39を通って密閉容器11の上部に到達し、吐出管40から密閉容器11外へ吐出される。
また、オイル溜まり21内のオイルはポンプ29によりクランクシャフト12を軸方向に貫通している給油通路31を通じて旋回軸受部空間30に供給される。供給されたオイルは3系統に分岐され、1系統は旋回軸受18と旋回軸部12aを潤滑し、主軸部12bと主軸受41を潤滑した後、主軸受部材13の下に滴下し、最終的にオイル溜まり21に回収される。ここまでは実施の形態1と同様である。
そしてもう1系統は、旋回軸受部空間30に供給されたオイルは連通孔42bがシール材28の外側(背圧室26)に臨んでいる状態の時、差圧により連通孔42a、42bを通って背圧室26に導かれる。逆に、連通孔42bがシール材28の内側に臨んでいる状態の時は、差圧が発生せず、連通孔42a、42bにはオイルが流れない。
最後の1系統は、旋回軸受18と旋回軸部12aを潤滑したオイルは、差圧によりシール溝27の内周面とシール材28の内周面との隙間とシール材28の主軸受部材13側の隙間を通り、シール溝27の外周面とシール材28の外周面との隙間を通り背圧室26へ供給される。
ここで、シール材28は熱膨張と圧力差により外側に広がる。そのため、温度が高く圧力差の大きい高負荷条件では、シール溝27の外周面とシール材28の外周面との隙間が小さくなり、また、連通孔42bがシール材28の外側に臨む割合も小さくなり、背圧室26への給油量が少なくできる。一方、温度が低く圧力差が小さい低負荷条件では、シール溝27の外周面とシール材28外周面との隙間が大きくなり、また、連通孔42bがシール材28の外側に臨む割合も大きくなり、背圧室26への給油量が多くなる。
以上のように本実施の形態においては、シール溝27の外周面とシール材28の外周面との間に適正な隙間を設けることにより、負荷条件によるシール材28の外側への広がり量の違いで、シール溝27の外周面とシール材27の外周面との隙間と、連通孔42bがシール材28の外側に臨む割合を調整することで背圧室26を通り、圧縮室32へ供給される給油量を調整でき、広範囲の運転条件で高効率を実現できる。
また、シール材28が熱膨張と圧力差で外側に拡がりシール溝27の外周面とシール材28の外周面とが密着した場合でも、連通孔42bを通って給油が行われるので、給油不足による性能低下や信頼性悪化を防ぐことができる。
また、図6のように、シール溝27の内周面とシール材28の内周面の間に、熱膨張係数が主軸受部材13より大きい環状のリング44を設けることで、シール材28が外側に拡がった場合でも、リング44の熱膨張によりシール材28の内周面側に隙間が生じることがないため、内周面側と外周面側の隙間によりシール材28がシール溝27の中で自由に動くことがなく、安定した給油量を維持することができる。
以上のように、本発明にかかるスクロール圧縮機は、負荷条件によって給油量を最適に調整できるため、給油量過多による吸入加熱や、給油不足による漏れによる性能低下がないので、広範囲の運転条件で高効率なスクロール圧縮機を提供することができる。さらに、製品であるルームエアコン等の空調機として、より省エネで環境に優しい快適な製品とすることが可能である。
本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機のシール溝周りの断面図 本発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機のシール材の平面図 本発明の実施の形態2におけるスクロール圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態2におけるスクロール圧縮機のシール溝周りの断面図 本発明の実施の形態2におけるスクロール圧縮機のシール溝周りの断面図 従来のスクロール圧縮機の圧縮機構部の要部断面図
符号の説明
11 密閉容器
12 クランクシャフト
13 主軸受部材
14 固定スクロール
15 旋回スクロール
15a 鏡板
16 圧縮機構
18 旋回軸受
21 オイル溜まり
23 電動機
26 背圧室
27 シール溝
28 シール材
28a 切り欠き
31 給油通路
41 主軸受
42a、42b 連通孔
43 栓
44 リング

Claims (4)

  1. 密閉容器内に、圧縮機構部と電動機と油溜まりとを配し、前記圧縮機構部は、鏡板に渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールのラップに対向して噛み合うラップを有する旋回スクロールと、この旋回スクロールを前記固定スクロールとにより挟む位置に設けられた主軸受部材と、前記旋回スクロールの鏡板に設けられた旋回軸受部に嵌合し、旋回スクロールを旋回運動させる旋回軸を有するクランクシャフトと、前記主軸受部材に設けられ前記クランクシャフトを軸支する主軸受部と、同じく前記主軸受部材に環状のシール溝を形成し、このシール溝に、前記旋回スクロールの鏡板の旋回軸受側空間を高圧部と低圧部に仕切る環状のシール材を有し、前記油溜まりの油を前記クランクシャフトに軸方向に設けられた油孔を通して前記旋回軸端に供給し、前記旋回軸受および前記主軸受を潤滑した後、前記油溜まりに戻す給油経路を設けたスクロール圧縮機において、前記シール溝の外周面と前記シール材の外周面との間に隙間を設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. シール材の外周部に切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 密閉容器内に、圧縮機構部と電動機と油溜まりとを配し、前記圧縮機構部は、鏡板に渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールのラップに対向して噛み合うラップを有する旋回スクロールと、この旋回スクロールを前記固定スクロールとにより挟む位置に設けられた主軸受部材と、前記旋回スクロールの鏡板に設けられた旋回軸受部に嵌合し、旋回スクロールを旋回運動させる旋回軸を有するクランクシャフトと、前記主軸受部材に設けられ前記クランクシャフトを軸支する主軸受部と、同じく前記主軸受部材に環状のシール溝を形成し、このシール溝に、前記旋回スクロールの鏡板の旋回軸受側空間を高圧部と低圧部に仕切る環状のシール材を有し、前記油溜まりの油を前記クランクシャフトに軸方向に設けられた油孔を通して前記旋回軸端に供給し、前記旋回軸受および前記主軸受を潤滑した後、前記油溜まりに戻す給油経路を設け、前記旋回軸端より分岐する給油経路を前記旋回スクロール鏡板内に設け、分岐した給油経路の出口を、前記旋回スクロールの旋回運動により前記シール材の高圧側と低圧側に交互に開口するように設けたスクロール圧縮機において、前記シール溝の外周面と前記シール材の外周面との間に隙間を設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. シール溝の内周面とシール材の内周面との間に環状のリングを有し、このリングの熱膨張係数が主軸受部材の熱膨張係数より大きいことを特徴とする請求項1〜3に記載のスクロール圧縮機。

JP2005043711A 2005-02-21 2005-02-21 スクロール圧縮機 Pending JP2006226246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043711A JP2006226246A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043711A JP2006226246A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006226246A true JP2006226246A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36987816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005043711A Pending JP2006226246A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006226246A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087179A1 (ja) * 2009-01-30 2010-08-05 パナソニック株式会社 スクロール圧縮機
JP2012082794A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Sanden Corp スクロール型流体機械
CN113482919A (zh) * 2021-08-05 2021-10-08 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 一种涡旋压缩机的密封结构、涡旋压缩机和空调器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087179A1 (ja) * 2009-01-30 2010-08-05 パナソニック株式会社 スクロール圧縮機
EP2392827A1 (en) * 2009-01-30 2011-12-07 Panasonic Corporation Scroll compressor
EP2392827A4 (en) * 2009-01-30 2013-12-04 Panasonic Corp SPIRAL COMPRESSOR
JP5491420B2 (ja) * 2009-01-30 2014-05-14 パナソニック株式会社 スクロール圧縮機
US8834139B2 (en) 2009-01-30 2014-09-16 Panasonic Corporation Lubrication of a scroll compressor
JP2012082794A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Sanden Corp スクロール型流体機械
CN113482919A (zh) * 2021-08-05 2021-10-08 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 一种涡旋压缩机的密封结构、涡旋压缩机和空调器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011027076A (ja) スクロール圧縮機
JP2011236861A (ja) スクロール圧縮機
JP2010065635A (ja) スクロール圧縮機
JP2010265756A (ja) スクロール圧縮機
JP4604968B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2006226246A (ja) スクロール圧縮機
JP2008309078A (ja) スクロール圧縮機
JP5061584B2 (ja) スクロール圧縮機
JP5786130B2 (ja) スクロール圧縮機
JP3925229B2 (ja) 密閉型スクロール圧縮機およびそれを用いた冷凍サイクルおよび冷凍装置
JP2009281377A (ja) スクロール圧縮機
JP2006336543A (ja) スクロール圧縮機
JP5061462B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2008115767A (ja) スクロール圧縮機
JP2010121577A (ja) スクロール圧縮機
JP2010261353A (ja) スクロール圧縮機
JP2008121482A (ja) スクロール圧縮機
JP2007051558A (ja) スクロール圧縮機
JP4301122B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2007182870A (ja) スクロール圧縮機
JP2006214335A (ja) スクロール圧縮機
JP2009052462A (ja) スクロール圧縮機
JP4301120B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2006077663A (ja) スクロール圧縮機
JP2006336541A (ja) スクロール圧縮機