JP2006299806A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクロール圧縮機において、弁と弁座部との衝突音を低減して静粛性に優れ、しかも開閉手段のシール性能を向上して信頼性の高いものとすること。
【解決手段】密閉容器内に備えられた圧縮機構部は、吸込室9と、圧縮室10と、旋回スクロールの背部を固定スクロール4側に押圧するための背圧室30と、吸込室9または圧縮室10と背圧室30とを連通する背圧孔18aと、背圧孔18aを開閉する開閉手段とを備える。開閉手段は、背圧孔18aに設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して背圧孔を開閉する背圧弁24Aとを備える。弁座部は、背圧孔18aを構成する部材4と別部材で且つ背圧弁24Aの衝突に対するクッション性を有すると共に耐熱性・耐油性に優れたシール部材24Aで形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、スクロール圧縮機に係り、特に、冷凍機や空調機器等の流体を用いたスクロール圧縮機に好適なものである。
従来のスクロール圧縮機としては、特開平10−110688号公報(特許文献1)、特開平10−110689号公報(特許文献2)に示されたものがある。これらのスクロール圧縮機は、密閉容器内の圧縮機構部に、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状のラップを設けて構成されている。そして、渦巻状ラップを互いに噛合わせて圧縮室を形成させるべく、旋回スクロールは固定スクロールに対して自転しないように旋回運動し、圧縮機密閉容器外部より吸込口を介して吸込室へ導いた流体を圧縮し、吐出口から密閉容器内へ吐出するように構成されている。また、旋回スクロールの背部に背圧室を設け、背圧室の背圧により旋回スクロールを固定スクロールの側へ押圧し、固定スクロールと旋回スクロールの圧縮作用中に発生する両スクロールを互いに引き離そうとする力に対抗させている。なお、背圧室の背圧は密閉容器内の吐出側圧力と圧力差を発生させることにより、圧縮機機構各部に潤滑剤を供給する役割を担うことができる。
かかる構成において、背圧室の背圧が設定値よりも過剰に大きくなれば、旋回スクロールは固定スクロールに強く押し付けられ過ぎ、鏡板および渦巻状ラップ先端のスラスト摺動部の異常摩耗や入力増加を引き起こし、逆に、設定値よりも極端に小さくなれば、旋回スクロールと固定スクロールの隙間が大きくなり、圧縮行程中の流体は圧縮室から背圧室へ大きく洩れ渡り、性能低下を招くと共に、旋回スクロールの揺動が激しくなり、信頼性も悪化する。そこで、特許文献1、2では、吸込室と背圧室とを連通する背圧孔を開閉する背圧弁を設けて背圧室を適切な圧力になるように制御している。
また、従来のスクロール圧縮機としては、特公昭62−197684号公報(特許文献3)に示されたものがある。スクロール圧縮機は、吸込容積と圧縮完了状態の容積との比が一定となる定容積形の圧縮機であるため、設計圧力比より小さな圧力比で運転すると、圧縮室内の圧力が密閉容器内の吐出側圧力よる高くなる過圧縮の現象を生じ、圧縮機に余分な動力を必要とする。そこで、特許文献3のスクロール圧縮機では、圧縮室と密閉容器内の吐出側圧力空間とを連通するリリーフ孔を設け、圧縮室と密閉容器内の吐出側との圧力差によりリリーフ弁がリリーフ孔を開閉できるようにして過圧縮を防止している。
また、従来のスクロール圧縮機としては、特開平05−133352号公報(特許文献4)に示されたものがある。スクロール圧縮機は、吸込容積と圧縮完了状態の容積との比が一定となる定容積形の圧縮機であるため、設計圧力比より大きな圧力比で運転すると、圧縮室内の圧力が密閉容器内の吐出側圧力よりも低くなる不足圧縮の現象を生じ、吐出口を通して密閉容器内の吐出側圧力の流体が圧縮室内へ逆流し、圧力損失やエネルギ損失が生じる。そこで、特許文献4のスクロール圧縮機では、吐出口部に吐出弁を設け、圧縮室と密閉容器内の吐出側との圧力差が均衡するまで吐出弁を閉じておくことで不足圧縮による効率の低下を防止している。
特開平10−110688号公報 特開平10−110689号公報 特公昭62−197684号公報 特開平05−133352号公報
上述した従来技術では、背圧弁、リリーフ弁、吐出弁の開閉によって作動圧力を適正化するようになっており、これらの弁と弁座面とのシール部を境にして流体に圧力差を生じさせるものであるため、このシール部に隙間ができないようにすることが重要である。そして、一般に弁と弁座とは金属同士で形成されると共に弁座は連通孔を構成する部材と一体に形成されているため、弁が開閉する際に発生する弁座との衝突音が大きく、大きな騒音が発生するという問題があった。また、ゴミやバリなどの異物がそのシール部に噛み込んだ場合にシール部に隙間ができ易く、高圧側から低圧側へ冷媒ガスの洩れ込みが生じ、これらの弁による作動圧力の適正化機能が得られなくなり、信頼性が低下するという問題があった。
本発明の目的は、弁と弁座部との衝突音を低減して静粛性に優れ、しかも開閉手段のシール性能を向上して信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することにある。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様は、密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吸込室または前記圧縮室と前記背圧室とを連通する背圧孔と、前記背圧孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、前記開閉手段は、前記背圧孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記背圧孔を開閉する背圧弁とを備え、前記弁座部は、前記背圧孔を構成する部材と別部材で且つ前記背圧弁の衝突に対するクッション性を有すると共に耐熱性・耐油性に優れたシール部材で形成したものである。
前述の目的を達成するための本発明の第2の態様は、密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吸込室または前記圧縮室と前記背圧室とを連通する背圧孔と、前記背圧孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、前記開閉手段は、前記背圧孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記背圧孔を開閉する背圧弁とを備え、弁座部は、前記背圧孔を構成する部材と別部材で、且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材で形成したものである。
前述の目的を達成するための本発明の第3の態様は、密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記圧縮室と前記密閉容器内の吐出側圧力空間とを連通するリリーフ孔と、前記リリーフ孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、前記開閉手段は、前記リリーフ孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記リリーフ孔を開閉するリリーフ弁とを備え、弁座部は、前記リリーフ孔を構成する部材と別部材で、且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材で形成したものである。
前述の目的を達成するための本発明の第4の態様は、密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吐出口を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、前記開閉手段は、前記吐出口に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記吐出口を開閉する吐出弁とを備え、弁座部は、前記吐出口を構成する部材と別部材で、且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材で形成したものである。
係る本発明の第1から第4の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記弁座部を、複数条の円環状弁座面とこれらの弁座面の間に形成した溝部とを有すること。
前述の目的を達成するための本発明の第5の態様は、密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吸込室または前記圧縮室と前記背圧室とを連通する背圧孔と、前記背圧孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、前記開閉手段は、前記背圧孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記背圧孔を開閉する背圧弁とを備え、前記弁座部は、複数条の円環状弁座面と、これらの弁座面の間に形成した溝部とを有するものである。
本発明によれば、弁と弁座部との衝突音を低減して静粛性に優れ、しかも開閉手段のシール性能を向上して信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のスクロール圧縮機について図1〜図6を用いて説明する。
本実施形態のスクロール圧縮機の全体に関して図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図である。本実施形態のスクロール圧縮機は、例えば冷凍機や空調機器等の流体を用いた圧縮機として用いられる。
スクロール圧縮機は、密閉容器1内に、圧縮機構部2と電動機部7とがクランク軸5を介して連結して収納されて構成されている。圧縮機構部2は、可動スクロール3、固定スクロール4、クランク軸5、フレーム6、オルダムリング8を主要構成要素としている。
固定スクロール4は、鏡板4bと、この鏡板4b上に直立する渦巻状の固定スクロールラップ4aとを有している。固定スクロール4はボルトによりフレーム6の上側に締結されて固定されている。フレーム6の外周部は密閉容器1に固定されており、フレーム6の中央部にはクランク軸5の主軸部の回転を受ける主軸受6aが具備されている。
固定スクロール4の外周部には吸込口4cが設けられている。この吸込口4cは、鏡板4bの上面(反ラップ面)から垂直に延びるように形成されている。吸込口4cの上部には外部サイクルに接続する吸込管14が圧入されている。固定スクロール4の中央部には吐出口4dが形成されている。
可動スクロール3は、鏡板3bと、この鏡板3b上に直立する渦巻状のラップ3aとを有している。可動スクロール3は、旋回軸受3aを介して偏心軸受5aと連携しており、固定スクロール4に対して旋回運動するように設置されている。可動スクロール3の旋回運動は、自転阻止部材であるオルダムリング8により自転することなく公転されるようになっている。
圧縮機構部2は、渦巻状のラップ4a、3aをそれぞれ内側にして噛み合わせた固定スクロール4および可動スクロール3により圧縮室9および吸込室10を形成する。固定スクロール4の吸込口4cはこの吸込室10に連通されるように構成されている。
電動機部7は、ロータ15およびステータ16からなっている。ロータ15は、ステータ16内に回転可能に配置され、クランク軸5を圧入などにより固定している。ステータ16は密閉容器1内に焼き嵌めなどにより固定されている。電動機部7には、ターミナル12を通して電力が供給される。このターミナル部分には、ターミナルカバー取付け用ピン13が設けられている。
係る構成のスクロール圧縮機の圧縮作用について説明する。ロータ15はステータ16が発生する回転磁界により回転力を与えられ、ロータ15に固定されたクランク軸5はロータ15の回転に伴い回転動作を行い、旋回スクロール3はオルダムリングリング8の作用により自転することなく偏心回動(公転)する。流体は、旋回スクロール3の偏心回動により、密閉容器1の外部から吸込管14及び吸込口4cを介して圧縮機構部2の吸込み室10に吸い込まれ、吸込み室10から圧縮室9で徐々に圧縮され、吐出口4cから密閉容器1内の吐出側圧力空間32の中に放出される。放出された流体は、吐出側圧力空間32を流れて電動機部7を冷却し、吐出管17から外部の冷凍サイクルへ供給される。
クランク軸5には密閉容器1内の底部に貯留された潤滑油を摺動部に供給するための油孔5aが設けられている。この油孔5aはクランク軸5の中央を上下に貫通して設けられている。密閉容器1内の底部に貯留された潤滑油は、密閉容器1内の吐出圧力と背圧室30内の背圧との差圧によって、油孔5aを通して供給され、主軸受6aや旋回軸受3cなどの摺動部を介して背圧室30に流入される。
次に、図1から図4を参照しながら本実施形態の背圧制御弁部に関して説明する。図2は本実施形態のスクロール圧縮機に用いる固定スクロールを反摺動面側から見た図、図3は本実施形態のスクロール圧縮機における固定スクロール摺動面に旋回スクロールの渦巻状ラップを投影した図、図4は本実施形態のスクロール圧縮機における背圧制御弁部の拡大図である。
本実施形態では、吸込室10または圧縮室9と背圧室30とを連通する背圧孔18aと、この背圧孔18aを開閉する開閉手段とを備えている。背圧孔18aは、具体的には、背圧室30を吸込室近傍の固定スクロール渦巻状ラップ4a内線側と旋回スクロール渦巻状ラップ3a外線側で囲まれた圧縮開始位置と連通させるように設けられている。
また、開閉手段は、背圧弁機構部18で構成され、図4に示すように、弁座部と背圧弁21Aと背圧制御用バネ22と背圧ストッパ23とを備えている。弁座部は、背圧孔18aに設けられ且つ弁座面を有するシール部材24Aで構成されている。シール部材24Aは、背圧孔18aを構成する固定スクロール4とは異なる部材で形成されており、エンジニアリングプラスッチクといった耐熱性・耐油性に優れた柔軟な部材が用いられる。シール部材24Aとしてエンジニアリングプラスッチクを用いることが好ましいが、使用条件によってはバネ材を用いるようにしてもよい。
背圧弁21Aは、プレート弁が用いられ、シール部材24Aの弁座面に当接して背圧孔18aを開閉する。背圧制御用バネ22は、コイルスプリングで構成され、背圧弁21Aの開閉制御手段として用いられる。背圧ストッパ23は、背圧制御用バネ22を保持するように、固定スクロール4に圧入して設けられている。背圧孔18aは背圧ストッパ23により密閉容器1内の吐出側圧力から遮断されている。背圧制御用バネ22の設定バネ荷重により背圧を吸込圧より所定値だけ高くなるように制御される。
潤滑油を密閉容器1内の吐出圧力と背圧室30内の背圧との差圧によって各摺動部に供給する差圧給油方式のスクロール圧縮機においては、背圧弁21Aとシール部材24Aとのシール性が圧縮機の信頼性を維持する上で特に重要な要素である。
本実施形態によれば、背圧孔18aを構成する固定スクロール4と別部材で且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材24Aで弁座部を形成している。柔軟なシール部材24Aは背圧弁21Aに対してクッション性を有するので、背圧弁21Aが開閉する際に発生するシール部材24Aとの衝突音を抑制することができ、騒音低減を図ることができる。これに伴って、シール部材24Aの弁座を背圧弁21Aと接触する弁座面部のシール性も向上することができる。また、背圧弁21Aが閉まる際にシール部に異物が噛み込んでしまっても、一時的に異物がシール部材24Aの中に沈み込むため、シール性は確保される。次いで、設定圧力で背圧弁21Aが開くと、流体の流れと共に異物もシール部から運び去られ、これによりシール性が回復される。このようにして、ゴミ・バリ等の異物に影響され難いシール部として漏れを防止することができ、信頼性や効率の高いスクロール圧縮機を実現できる。
さらに、弁座部であるシール部材24Aは、複数条の円環状で台形断面の弁座面と、これらの弁座面の間に形成した溝部とを有して形成されている。複数条の円環状の弁座面とすることにより、背圧弁21Aとのシール性を向上することができる。台形断面の弁座面とすることにより、ゴミ・バリ等の異物に影響され難いシール部として漏れを防止することができる。そして、シール部材24Aの溝部に潤滑油を保持させることにより、背圧弁21Aの開閉動作時の揺動も油ポケットの効果で抑えることができる。
次に、図1から図3および図5を参照しながら本実施形態の背圧制御弁部に関して説明する。図5は本実施形態のスクロール圧縮機におけるリリーフ弁機構部の拡大図である。
本実施形態では、圧縮室9と密閉容器1内の吐出側圧力空間32とを連通するリリーフ孔19aと、リリーフ孔19aを開閉する開閉手段とを備えている。そして、設計圧力比よりも小さな圧力比の運転条件に合わせてリリーフ孔19a位置を決定している。これによって、低圧力比での性能を向上させることができる。また、液冷媒が吸込口4bから圧縮室内に入り込んで液圧縮された場合、圧縮室内圧力が異常上昇するのを防止する目的でもリリーフ孔19aを必要数個設けることにより、起動トルクを低減でき、信頼性を向上できる。但し、設計圧力よりも大きな圧力で運転した場合、リリーフ弁21Bは常に閉じた状態にあり、密閉容器内の吐出圧力側から圧縮室9へリリーフ孔19aを通って流体が洩れ込むため、リリーフ孔19aの数が多い場合に、反って性能の低下を招いてしまうことがあるので、リリーフ孔19aの数を適切に設定することが必要である。
また、開閉手段は、リリーフ弁機構部19で構成され、図5に示すように、弁座部とリリーフ弁21Bとリリーフ弁開閉用バネ26とリリーフストッパ25とを備えている。弁座部は、リリーフ孔19aに設けられ且つ弁座面を有するシール部材24Bで構成されている。シール部材24Bは、リリーフ孔19aを構成する固定スクロール4とは異なる部材で形成されており、エンジニアリングプラスッチクといった耐熱性・耐油性に優れた柔軟な部材が用いられる。シール部材24Bとしてエンジニアリングプラスッチクを用いることが好ましいが、使用条件によってはバネ材を用いるようにしてもよい。
リリーフ弁21Bは、プレート弁が用いられ、シール部材24Bの弁座面に当接してリリーフ孔19aを開閉する。リリーフ弁開閉用バネ26は、コイルスプリングで構成されているが、制御用バネではないのでリリーフ弁21Bの作動圧力とバネ荷重はできる限り小さい方が望ましい。リリーフストッパ25は、リリーフ弁開閉用バネ26を保持するように、固定スクロール4に圧入して設けられている。リリーフストッパ25の中央部には、リリーフ孔19aの一部を構成する貫通孔25aが設けられている。液圧縮時の急激な上昇圧力にも耐えられるようにリリーフ弁開閉用バネ26の使用範囲を全圧縮長に対して十分手前になるようリリーフ弁21Bの受面25bを備えたストッパ構造を採用している。リリーフ弁21Bの位置を出来る限り圧縮室に近い位置にしてデッドボリューム(圧縮領域にあって圧縮されない容積)を小さくした高効率リリーフ構造である。
本実施形態によれば、リリーフ孔19aを構成する固定スクロール4と別部材で且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材24Bで弁座部を形成している。柔軟なシール部材24Bはリリーフ弁21Bに対してクッション性を有するので、リリーフ弁21Bが開閉する際に発生するシール部材24Bとの衝突音を抑制することができ、騒音低減を図ることができる。これに伴って、シール部材24Bの弁座を背圧弁21Aと接触する弁座面部のシール性も向上することができる。また、リリーフ弁21Bが閉まる際にシール部に異物が噛み込んでしまっても、一時的に異物がシール部材24Bの中に沈み込むため、シール性は確保される。次いで、設定圧力でリリーフ弁21Bが開くと、流体の流れと共に異物もシール部から運び去られ、これによりシール性が回復される。このようにして、ゴミ・バリ等の異物に影響され難いシール部として漏れを防止することができ、信頼性や効率の高いスクロール圧縮機を実現できる。
さらに、弁座部であるシール部材24Bは、複数条の円環状で台形断面の弁座面と、これらの弁座面の間に形成した溝部とを有して形成されている。複数条の円環状の弁座面とすることにより、リリーフ弁21Bとのシール性を向上することができる。台形断面の弁座面とすることにより、ゴミ・バリ等の異物に影響され難いシール部として漏れを防止することができる。そして、シール部材24bの溝部に潤滑油を保持させることにより、リリーフ弁21Bの開閉動作時の揺動も油ポケットの効果で抑えることができる。
次に、図1から図3、図6及び図7を参照しながら本実施形態の吐出弁機構部に関して説明する。図6は本実施形態のスクロール圧縮機における吐出弁機構部の拡大図、図7は図6の吐出弁機構部に用いる吐出弁及び弁押えの平面図と側面図である。
本実施形態では、圧縮室9で圧縮された流体を密閉容器1内に吐出する吐出口4dと、吐出口4dを開閉する開閉手段とを備えている。この開閉手段は、吐出弁機構部20で構成され、図6に示すように、弁座部と吐出弁27と弁押え28とを備えている。吐出弁27と弁押え28とは、吐出口4dにボルト29で取り付けられている。圧縮室9と密閉容器1内の吐出側空間32との圧力差が均衡するまで吐出弁27を閉じておくことで不足圧縮による効率の低下を防止している。吐出弁27は板バネの働きをするため、液圧縮現象を起こした圧力を直に受ければ、大きく反れ上がって塑性変形して弁座面をシールできなくなる危険性があるので弁押え29を用いて塑性変形や破断を防止するようになっている。
弁座部は、吐出口4dに設けられ且つ弁座面を有するシール部材24Cで構成されている。シール部材24Cは、吐出口4dを構成する固定スクロール4とは異なる部材で形成されており、エンジニアリングプラスッチクといった耐熱性・耐油性に優れた柔軟な部材が用いられる。シール部材24Cとしてエンジニアリングプラスッチクを用いることが好ましいが、使用条件によってはバネ材を用いるようにしてもよい。
本実施形態によれば、吐出口4dを構成する固定スクロール4と別部材で且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材24Cで弁座部を形成している。柔軟なシール部材24Cは吐出弁27に対してクッション性を有するので、吐出弁27が開閉する際に発生するシール部材24Cとの衝突音を抑制することができ、騒音低減を図ることができる。これに伴って、シール部材24Cの弁座を吐出弁27と接触する弁座面部のシール性も向上することができる。また、吐出弁27が閉まる際にシール部に異物が噛み込んでしまっても、一時的に異物がシール部材24Cの中に沈み込むため、シール性は確保される。次いで、設定圧力で吐出弁27が開くと、流体の流れと共に異物もシール部から運び去られ、これによりシール性が回復される。このようにして、ゴミ・バリ等の異物に影響され難いシール部として漏れを防止することができ、信頼性や効率の高いスクロール圧縮機を実現できる。
次に、本発明の第2実施形態について図8を用いて説明する。図8は本発明の実施形態のスクロール圧縮機における背圧制御弁部の拡大図である。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一である。
この第2実施形態では、背圧弁としてボール弁31を用い、シール部材としてOリング24Dを用い、Oリング24Dにボール弁31が当接自在となるように設置したものである。Oリング24Dは、背圧孔18aを構成する固定スクロール4とは異なる部材で形成されており、エンジニアリングプラスッチクといった耐熱性・耐油性に優れた柔軟な部材が用いられる。
この第2実施形態によれば、第1実施形態と共通する構成において、同様の効果を奏しつつ、ボール弁機能としての効果を有する。
次に、本発明の第3実施形態について図9を用いて説明する。図9は本発明の第3実施形態のスクロール圧縮機における背圧制御弁部の拡大図である。この第3実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一である。
この第3実施形態では、背圧弁機構部18の弁座部を、複数条の円環状弁座面33と、これらの弁座面33の間に形成した溝部34とを有するように形成したものである。この円環状弁座面33は固定スクロール4に自身に形成したものである。また、溝部34は、固定スクロール4の平面より深く形成されている。
この第3実施形態によれば、シール部に異物を噛み込んだ場合でも、油の溜まった溝部34に異物が落ち込み、シール性能を確保することができる。また、背圧弁21Aの開閉動作時の揺動も、弁座面33及び溝部34による油ポケットの効果で抑えることができる。
本発明の第1実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図である。 第1本実施形態のスクロール圧縮機に用いる固定スクロールを反摺動面側から見た図である。 第1実施形態のスクロール圧縮機における固定スクロール摺動面に旋回スクロールの渦巻状ラップを投影した図である。 第1実施形態のスクロール圧縮機における背圧制御弁部の拡大図である。 第1実施形態のスクロール圧縮機におけるリリーフ弁機構部の拡大図である。 第1実施形態のスクロール圧縮機における吐出弁機構部の拡大図である。 図6の吐出弁機構部に用いる吐出弁及び弁押えの平面図と側面図である。 本発明の第2実施形態のスクロール圧縮機における背圧制御弁部の拡大図である。 本発明の第3実施形態のスクロール圧縮機における背圧制御弁部の拡大図である。
符号の説明
1…密閉容器、2…圧縮機構部、3…旋回スクロール、3a…旋回スクロールの渦巻状ラップ、3b…旋回スクロール鏡板、3c…旋回軸受、4…固定スクロール、4a…固定スクロールの渦巻状ラップ、4b…固定スクロールの台板、4c…固定スクロール吸込口、4d…固定スクロール吐出口、5…クランク軸、5a…クランク軸油孔、6…フレーム、6a…主軸受、7…電動機部、8…旋回スクロールの自転を阻止し旋回運動させるための自転阻止部材に係るオルダムリング、9…圧縮室、10…吸込室、12…ターミナル、13…ターミナルカバー取付け用ピン、14…吸込管、15…ロータ、16…ステータ、17…吐出管、18…背圧弁機構部、18a…背圧孔、19…リリーフ弁機構部、19a…リリーフ孔、20…吐出弁機構部、21A…背圧弁(プレート弁)、21B…リリーフ弁(プレート弁)、22…背圧制御用バネ、23…背圧ストッパ、24A、24B、24C…シール部材(弁座部)、25…リリーフストッパ、25a…貫通孔、25b…受面、26…リリーフ弁開閉用バネ、27…吐出弁(プレート弁)、28…弁押え、29…吐出弁取付け用ボルト、30…背圧室、31…背圧弁(ボール弁)、32…吐出側圧力空間。

Claims (6)

  1. 密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、
    前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吸込室または前記圧縮室と前記背圧室とを連通する背圧孔と、前記背圧孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、
    前記開閉手段は、前記背圧孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記背圧孔を開閉する背圧弁とを備え、
    前記弁座部は、前記背圧孔を構成する部材と別部材で且つ前記背圧弁の衝突に対するクッション性を有すると共に耐熱性・耐油性に優れたシール部材で形成した
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、
    前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吸込室または前記圧縮室と前記背圧室とを連通する背圧孔と、前記背圧孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、
    前記開閉手段は、前記背圧孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記背圧孔を開閉する背圧弁とを備え、
    弁座部は、前記背圧孔を構成する部材と別部材で、且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材で形成した
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、
    前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記圧縮室と前記密閉容器内の吐出側圧力空間とを連通するリリーフ孔と、前記リリーフ孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、
    前記開閉手段は、前記リリーフ孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記リリーフ孔を開閉するリリーフ弁とを備え、
    弁座部は、前記リリーフ孔を構成する部材と別部材で、且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材で形成した
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、
    前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吐出口を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、
    前記開閉手段は、前記吐出口に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記吐出口を開閉する吐出弁とを備え、
    弁座部は、前記吐出口を構成する部材と別部材で、且つ耐熱性・耐油性に優れた柔軟なシール部材で形成した
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 請求項1から4の何れかに記載のスクロール圧縮機において、前記弁座部を、複数条の円環状弁座面とこれらの弁座面の間に形成した溝部とを有することを特徴とするスクロール圧縮機。
  6. 密閉容器内に圧縮機構部及びその駆動源を備え、
    前記圧縮機構部は、前記密閉容器の外部より導いた流体を一時的に蓄える吸込室と、固定スクロールおよび旋回スクロールのそれぞれの鏡板に直立する渦巻状ラップを互いに噛合わせて形成する圧縮室と、前記圧縮室で圧縮された流体を前記密閉容器内に吐出する吐出口と、前記旋回スクロールの背部を前記固定スクロール側に押圧するための背圧室と、前記吸込室または前記圧縮室と前記背圧室とを連通する背圧孔と、前記背圧孔を開閉する開閉手段とを備えるスクロール圧縮機において、
    前記開閉手段は、前記背圧孔に設けられ且つ弁座面を有する弁座部と、この弁座部の弁座面に当接して前記背圧孔を開閉する背圧弁とを備え、
    前記弁座部は、複数条の円環状弁座面と、これらの弁座面の間に形成した溝部とを有する
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
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