JP2000097171A - スクロール圧縮機およびそれを使用した冷凍システム - Google Patents

スクロール圧縮機およびそれを使用した冷凍システム

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JP2000097171A
JP2000097171A JP10266286A JP26628698A JP2000097171A JP 2000097171 A JP2000097171 A JP 2000097171A JP 10266286 A JP10266286 A JP 10266286A JP 26628698 A JP26628698 A JP 26628698A JP 2000097171 A JP2000097171 A JP 2000097171A
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Kazuo Sekigami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクロール圧縮機において、低圧密閉容器内
の固定スクロールを適切な荷重で旋回スクロールとの安
定な接触を可能にし、圧縮室間の漏れを僅少にし且つ摺
動ロスを防止し、過圧縮ロスを低減して広い運転範囲で
高効率を達成し、冷凍機システムにおいて作動圧力が高
い冷媒や可燃性冷媒の使用を容易にする。 【解決手段】 圧縮機構部と吐出配管系以外の密閉容器
1内を、ほぼ吸入圧に保ち、固定スクロール6のラップ
を有する面と反対側の台板上に、ほぼ圧縮室と同等の径
方向広さを有する吐出室20を形成し、吐出室20より
外方の固定スクロール下部外縁の上面に吐出圧を、下面
に吸入圧を作用させた。密閉容器内で固定スクロールの
軸方向変位を弾性的に吸収できる吐出パイプ13を吐出
室20に密封固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクロール圧縮機に
係り、特に、空気調和機や冷凍機等に用いられ、R22
代替冷媒として使用されるR410A冷媒のように作動
圧力が高い状態で使用される場合や、R290やR60
0a等の可燃性冷媒が使用される場合に好適なスクロー
ル圧縮機とその冷凍システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、原理的に圧縮機の低振動化、静音
化に有利なスクロール圧縮機が空気調和機や冷凍機に採
用されてきている。民生用の空気調和機や冷凍機に使用
されているスクロール圧縮機には、いわゆる高圧タイプ
と低圧タイプと呼ばれるものがあり、密閉容器内の空間
の圧力が、前者は吐出圧であり、後者は吸入圧である。
また、後者のタイプの中には、密閉容器内を二つの空間
に分離し、モータおよび圧縮機構部は低圧の空間に、圧
縮機構部で圧縮された吐出ガスを高圧の空間に放出する
タイプもある。
【0003】これらの例としては、それぞれ特開平4−
175483号公報、特開平8−312555号公報、
特開平8−247049号公報等がある。いずれにして
も、高効率化するためには隣り合う圧縮室間の漏れを僅
少にする必要がある。特開平4−175483号公報記
載の技術では、旋回スクロールの台板のラップを有する
面の反対側の面に背面室を設け、該背面室と圧縮室を連
通するガス通路を設けることにより、吸入圧と吐出圧の
中間的な圧力を作用させて、旋回スクロールを固定スク
ロールに適切な荷重で押し付けることにより漏れを僅少
にしたり、ラップの上端面に当該ラップの厚みより小な
る溝を設け、渦巻き状の別部品を充填してシール性の向
上を図ろうとしたものである。
【0004】また、特開平8−312555号公報記載
の技術では、固定スクロールの中心領域へ作用する吐出
ガス圧による荷重とバネ材による押し付け力で、固定ス
クロールを旋回スクロールに適切な荷重で押し付けるこ
とにより漏れを僅少にしている。さらに、特開平8−2
47049号公報に記載の例では、ガス圧とバネ力で固
定スクロールを旋回スクロールに適切な荷重で押し付け
ることにより、漏れを僅少にしていることは同様である
が、密閉容器内を高圧空間と低圧空間に分離する仕切壁
を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−17548
3号公報や、特開平8−247049号公報に記載の技
術のように、密閉容器内が高圧、あるいは密閉容器内の
一部が高圧であるタイプでは、R22代替冷媒として使
用されるR410A冷媒のように、作動圧力が高い(約
1.5倍)状態で使用される場合には、密閉容器板厚を
増加させる等の高耐圧化対策が必要である。
【0006】また、可燃性冷媒であるR290やR60
0aを使用する場合、特開平4−175483号公報記
載の技術のように、冷凍機油が高圧雰囲気にあると冷媒
の溶解が容易となり、例えば冷凍サイクルへの必要封入
冷媒量が増加し、好ましいことではない。
【0007】一般的に、スクロールタイプの圧縮機構で
は、ラップに作用するガス圧縮力による反作用により、
固定スクロールおよび旋回スクロール共に傾斜させられ
る力が生ずる。特開平8−312555号公報、特開平
8−247049号公報に記載の技術のように、固定ス
クロールの吐出孔周縁の台板に高圧ガスを作用させ、旋
回スクロールに押し付けるタイプでは、できるだけ広い
面積にガス圧を作用させた方が安定させられるが、押し
付け力が大きくなりすぎて摺動ロスが増えてしまい好ま
しくない。
【0008】そこで、固定スクロール外周縁にバネ材を
使用して調整する方法を採用しているが、構造が複雑に
なり、組立も難しくなる。また、固定スクロール台板に
高圧ガスを作用させる領域が、吐出ポート周縁に限定さ
れるため、過圧縮時に圧縮室と吐出室を連通させるリリ
ース通路も、吐出孔の極く近傍にしか穿設できず、充分
な効果が期待できない。また、密閉容器内を高圧空間と
低圧空間に分離する仕切壁を有している場合には、密閉
容器の外周溶接箇所が増えることになり、コスト上昇要
因になる。
【0009】本発明は、上記従来従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、その目的は、密閉容器内
を低圧に保った状態で、固定スクロールを適切な荷重で
旋回スクロールとの安定な接触を可能にし、圧縮室間の
漏れを僅少にするとともに、摺動ロスを増加させずに高
効率を達成できるスクロール圧縮機を提供することにあ
る。また、このようなスクロール圧縮機を搭載すること
により、R22代替冷媒として使用される、作動圧力が
高いR410A冷媒(作動圧力約1.5倍)や、可燃性
冷媒であるR290やR600aを使用する空気調和機
や冷凍機等の冷凍システムの高性能化と高信頼性化を実
現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスクロール圧縮機は、密閉容器内に冷媒ガ
スの圧縮機構部が収納され、旋回スクロールおよび固定
スクロールが、それぞれの台板上の渦巻状のラップを互
いに内側にしてかみ合って圧縮室が形成され、固定スク
ロールに対する旋回スクロールの旋回運動により冷媒ガ
スが圧縮されるとともに、固定スクロールが軸方向に移
動可能に係止されてなるスクロール圧縮機において、前
記固定スクロールは、外縁上面部に吐出圧作用面を有
し、外縁下面部に吸入圧作用面を有してなることを特徴
とするものである。また、前記圧縮機構部は、前記固定
スクロールのラップを有する面と反対側の台板上に、前
記圧縮室とほぼ同等の径方向広さを有する吐出室を備え
ていることを特徴とするものである。
【0011】すなわち、具体的には、それぞれ台板上に
直立する渦巻状のラップを有する2つのスクロールが、
互いにラップを内側にしてかみ合っており、一方のスク
ロール(旋回スクロール)が、自転を阻止された状態で
他方のスクロールに対して旋回運動をなし、他方のスク
ロール(固定スクロール)は、自転は阻止されているが
軸方向には移動可能な状態に係止されていて、最外周部
に形成される吸入室から順次体積を縮小させて圧縮作用
を行い内周部に形成される吐出孔から圧縮されたガスを
吐出するスクロール圧縮機において、上記固定スクロー
ルのラップを有する面と反対側の台板上に、ほぼ圧縮室
と同等の径方向広さを有する吐出室を形成するととも
に、該吐出室より外方の固定スクロール下部外縁の上面
に吐出圧を、下面に吸入圧を作用させる構成にした。
【0012】上記の技術的手段による働きは次の通りで
ある。圧縮機が運転を開始すると、圧縮された冷媒ガス
は固定スクロールの吐出孔から吐出室に放出される。密
閉容器には吸入パイプが密封固定され、密閉容器内は吸
入圧になっている。吐出室は高圧になるが、内圧として
働き、固定スクロールを旋回スクロールに押し付けよう
とする荷重は発生しない。そこで吐出室より外方の固定
スクロール下部外縁の上面に吐出圧を作用させる。固定
スクロール下部外縁の下面は圧縮室の吸入部に連接して
おり吸入圧に保たれている。すなわち、固定スクロール
下部外縁には吐出圧と吸入圧の差圧と、その差圧が発生
する面積との積に相当する荷重が円環状に働くことにな
る。
【0013】特開平8−312555号公報、特開平8
−247049号公報等に記載の従来技術では、固定ス
クロールは上下に可動であるが吐出室は不動である。本
発明では、吐出室も固定スクロールとともに上下に可動
であるように構成したので、固定スクロールを適正な荷
重で、かつ円環状の荷重面で、より安定した状態で旋回
スクロールに押し付けることが可能になり、漏れロス、
摺動ロスなどの少ない運転ができる。また、固定スクロ
ール台板上の吐出室の面積を充分広く設定可能なため、
効果的な位置に過圧縮防止弁を設けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るスクロール圧縮機の要部を示す斜視図、図2は図1の
要部縦断面図、図3は、本実施形態のスクロール圧縮機
全体を示す縦断面図である。
【0015】これらの図に示すように、本実施形態のス
クロール圧縮機は、密閉容器1内の上部に圧縮機構部、
下部に電動機部が収納されている。圧縮機構部は、固定
スクロール6、旋回スクロール7、フレーム5、クラン
ク軸4オルダムリング8を主要構成要素としている。密
閉容器1には外部サイクルと連通する吸入パイプ12が
密封接続されている。電動機部は固定子2および回転子
3よりなり、固定子2は密閉容器1に焼嵌めなどにより
固定されており、回転子3はクランク軸4に圧入などに
より固定されている。
【0016】フレーム5の外周部は密閉容器1に固定さ
れており、クランク軸4の回転を受ける軸受けを具備し
ている。クランク軸4の偏心部には旋回スクロール7が
回転自在に取り付けられ、フレーム5に設けられた溝と
旋回スクロール7の反ラップ側の台板に設けられた溝に
は、オルダムリング8が摺動自在に配設され、旋回スク
ロールは自転することなく公転する。旋回スクロール7
とかみ合って圧縮室を形成する固定スクロール6は、図
1および2に示すように、補助フレーム9に上下に移動
は可能であるが、自転はしないように、係止部材22に
より係止されている。
【0017】補助フレーム9の内周部と固定スクロール
6の外周面には、上下二箇所のシール部を有し、該シー
ル部には環状溝を配設し、シール部材11、11aを装
着している。補助フレーム9はフレーム5に、ボルト1
0、10aにより締結されている。固定スクロール6の
天板には、吐出室20を形成する吐出カバー11が取り
付けられ、吐出カバー11には吐出パイプ13が密封固
定されており、吐出パイプ13は、さらに密閉容器1に
密封固定され外部サイクルに連接されている。
【0018】固定スクロール6の天板のほぼ中央部に
は、吐出孔16および吐出弁14が配設されているとと
もに、途中の圧縮室と吐出室とを連通するリリース孔1
7とリリース弁15が配設されている。補助フレーム9
の内周部と固定スクロール6の下部外縁部とで形成され
る円環状の空間19は、連通孔18により吐出室20と
連通している。
【0019】本実施形態によれば、外部サイクルからの
冷媒ガスは吸入パイプ12を通って圧縮機構部に吸い込
まれる。また、冷凍機油は密閉容器1の下部の油貯溜部
21から、クランク軸4の回転に伴い、遠心ポンプ作用
や容積形ポンプ(図示せず)等により吸い上げられ、フ
レーム5および旋回スクロール7の軸受け部を潤滑し、
旋回スクロール7の台板下部に排出される。
【0020】排出された冷凍機油の大部分は、フレーム
5に設けられた油戻し孔22から貯溜部21へ戻る。圧
縮機構部で昇圧した冷媒ガスは、吐出孔16から吐出室
20に吐き出され、吐出パイプ13を通って密閉容器1
外へ導出され、外部サイクルに接続される。なお、吸い
込み完了状態から、旋回スクロール7の偏心回動に伴
い、圧縮室容積が順次減少し昇圧して行くが、圧縮室が
吐出孔16に連通する以前に吐出圧に達するような条件
では、リリース弁15が開弁し、リリース孔17から吐
出室に吐き出され過圧縮を防止する。
【0021】補助フレーム9の内周部と固定スクロール
6の下部外縁部とで形成される円環状の空間19は、連
通孔18により吐出室20と連通しているので、円環状
の空間19は吐出圧になっている。一方、固定スクロー
ル6の下部外縁部の底面は、吸入圧が作用している。し
たがって、固定スクロール下部外縁には、吐出圧と吸入
圧の差圧と、その差圧が作用する面積との積に相当する
荷重が円環状に働き、固定スクロールを適正な荷重で、
安定した状態で旋回スクロールに押し付けることが可能
になり、漏れロス、摺動ロスの少ない運転ができる。
【0022】上述のとおり、本実施形態の圧縮機によれ
ば、固定スクロールの天板に働く吐出ガス圧の領域が広
くても、適正な荷重でかつ安定した状態で旋回スクロー
ルに押し付けることが可能になり、高信頼性、高効率な
スクロール圧縮機を提供できる。また、密閉容器を高圧
部と低圧部に分ける仕切壁も不要で、溶接箇所を増やす
必要もない。
【0023】また、固定スクロールの天板に働く吐出ガ
ス圧の領域を広くとれるので、最適な位置にリリース弁
を設けることが可能であり、広い運転条件範囲で高効率
を保つことができる。そして、密閉容器内空間が低圧空
間であるので、動作圧力の高いR410A等の高圧冷媒
や、冷媒封入量を極力低減したい可燃性冷媒を使用する
空気調和機や冷凍機に好適であり、信頼性と安全性を向
上できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
密閉容器内を低圧に保った状態で、固定スクロールを適
切な荷重で旋回スクロールとの安定な接触を可能にし、
圧縮室間の漏れを僅少にするとともに、摺動ロスを増加
させずに高効率を達成できる。また、そのため、R22
代替冷媒として使用される作動圧力が高いR410A冷
媒(作動圧力約1.5倍)や、可燃性冷媒であるR29
0やR600aを使用する空気調和機や冷凍機等の冷凍
システムにおいて、高性能化と高信頼性化を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す要部斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す要部縦断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 固定子 3 回転子 4 クランク軸 5 フレーム 6 固定スクロール 7 旋回スクロール 8 オルダムリング 9 補助フレーム 10、10a ボルト 11 吐出カバー 11a シール部材 12 吸入パイプ 13 吐出パイプ 14 吐出弁 15 リリース弁 16 吐出孔 17 リリース孔 18 連通孔 19 円環上空間 20 吐出室 21 冷凍機油 22 係止部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に冷媒ガスの圧縮機構部が収
    納され、旋回スクロールおよび固定スクロールが、それ
    ぞれの台板上の渦巻状のラップを互いに内側にしてかみ
    合って圧縮室が形成され、固定スクロールに対する旋回
    スクロールの旋回運動により冷媒ガスが圧縮されるとと
    もに、固定スクロールが軸方向に移動可能に係止されて
    なるスクロール圧縮機において、前記固定スクロール
    は、外縁上面部に吐出圧作用面を有し、外縁下面部に吸
    入圧作用面を有してなることを特徴とするスクロール圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内に冷媒ガスの圧縮機構部が収
    納され、旋回スクロールおよび固定スクロールが、それ
    ぞれの台板上の渦巻状のラップを互いに内側にしてかみ
    合って圧縮室が形成され、固定スクロールに対する旋回
    スクロールの旋回運動により冷媒ガスが圧縮されるとと
    もに、固定スクロールが軸方向に移動可能に係止されて
    なるスクロール圧縮機において、前記圧縮機構部は、前
    記固定スクロールのラップを有する面と反対側の台板上
    に、前記圧縮室とほぼ同等の径方向広さを有する吐出室
    を備えていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスクロール圧縮機にお
    いて、前記圧縮機構部は、前記固定スクロールのラップ
    を有する面と反対側の台板上に、前記圧縮室とほぼ同等
    の径方向広さを有する吐出室を備えていることを特徴と
    するスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載のスクロー
    ル圧縮機において、前記固定スクロールの台板面上の吐
    出室に、一端を密封固定された吐出パイプは、密閉容器
    内で固定スクロールの軸方向変位を弾性的に吸収可能な
    構造であることを特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちいずれかに記載
    のスクロール圧縮機において、前記固定スクロール台板
    よりも軸方向上部の外周部および下部外縁外周部に、シ
    ール部を有してなることを特徴とするスクロール圧縮
    機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちいずれかに記載
    のスクロール圧縮機において、前記固定スクロール台板
    に、圧縮室と吐出室とを連通させる連通孔を備え、前記
    連通孔に逆止弁を有してなることを特徴とするスクロー
    ル圧縮機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のうちいずれかに記載
    のスクロール圧縮機において、前記固定スクロールに
    は、該固定スクロールの自転を阻止する係止部材が設け
    られていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  8. 【請求項8】 密閉容器内に、電動機と該電動機にクラ
    ンク軸で連結された圧縮機構部とを収納するものであっ
    て、圧縮機構部と吐出配管系以外の密閉容器内は、ほぼ
    吸入圧に保たれており、圧縮機構部は、少なくとも、そ
    れぞれ台板上に直立する渦巻状のラップを有する2つの
    スクロールが、自転を阻止された状態で互いにラップを
    内側にしてかみ合っており、一方の旋回スクロールは他
    方の固定スクロールに対して旋回運動をなし、前記固定
    スクロールは軸方向に移動可能に係止され、最外周部に
    形成される吸入室から順次体積を縮小させて圧縮作用を
    行い、内周部に形成される吐出孔から圧縮されたガスを
    吐出するように構成されたスクロール圧縮機において、
    前記固定スクロールのラップを有する面と反対側の台板
    上に、圧縮室とほぼ同等の径方向広さを有する吐出室を
    備えるとともに、前記吐出室より外方の固定スクロール
    下部外縁の上面に吐出圧作用面を、下面に吸入圧作用面
    を有してなることを特徴とするスクロール圧縮機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のうちいずれかに記載
    のスクロール圧縮機を構成要素の一部となし、作動冷媒
    として同一の凝縮温度における凝縮圧力が、R22冷媒
    以上となるR410A等の冷媒を使用してなる冷凍シス
    テム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のうちいずれかに記
    載のスクロール圧縮機を構成要素の一部となし、R29
    0、R600a等の可燃性冷媒を作動冷媒としてなる冷
    凍システム。
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