JP3857555B2 - 変位計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば建物、橋梁、膜構造物などの地上構造物、あるいは航空機や船舶のような非地上構造物等の各種構造物に対して、負荷がかかった際に、構造物を構成する構成部材の2点間の距離が変化することによって生じる変位量を検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
構造物は、強風や地震等の大きな外力により変形することがある。構造物の変形の度合いは、構造物を構成する構成部材の2点間の距離が変化することによって生じる変位量で表される。
【0003】
このような構成部材の変位量を測定するときに用いられる変位計には、電源を必要とするものと必要としないものとがある。
電源を必要とする変位計では、負荷により発生する構成部材の変位量をセンサ類を用いて測定して記録する。また、測定した変位量を、レコーダや記録計に蓄積してその累積値を記録する。
電源を必要としない変位計では、測定対象の構成部材に圧接されて、構成部材の変位量に応じて回転する回転体の回転量により、変位量を測定するいわゆる距離計を用いて、その累積値を記録する。
このような従来の変位計は、変位量の大小に関わらず、構成部材に生じたすべての変位量を測定して記録する。また、変位量の累積値にも、当然に、測定されたすべての変位量が累積される。
【0004】
ところで、構造物の構成部材は、その損傷度合いや余寿命をできるだけ正確に把握、推定する必要がある。これにより、構成部材を安全に使用できる期間を知ることができるからである。
そのために、構造物に過去にかかった外力等の負荷による構成部材の変位量、及びその累積値の測定、記録を行うための、前述のような変位計がある。変位量及びその累積値により、損傷度合いや余寿命を知ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年の構造物は、負荷がかかった場合に、意図的に変形させて負荷を吸収するような構成部材を組み込んで構成されることが多い。これにより、地震等が発生した場合でも、負荷を吸収させて、重要な架構が損傷する危険性を低くしている。つまり、構造物に負荷がかかると、負荷は、構成部材の変形により吸収されることとなる。
【0006】
構成部材の変形には、大きく分けて、負荷がなくなると形状が元に戻る弾性変形と、負荷がなくなっても形状が元に戻らない塑性変形との2つの種類がある。
弾性変形は、構成部材の損傷度合いや余寿命には影響しないために、測定する必要がない。それどころか、弾性変形を測定すると、変位量の累積値に、測定する必要のない変位量も累積されるために、構成部材の損傷度合いや余寿命を正しく把握できなくなる。
そのために、実際にはまだ安全に使用できる期間が残っている構成部材を破棄、あるいは交換する必要が生じ、構成部材を効率的に使うことができなくなる。
一方、塑性変形は、構成部材の損傷度合いや余寿命に影響するために、正しく測定する必要がある。
【0007】
しかし、従来の変位計は、前述のように、構成部材の弾性変形、塑性変形にかかわらず、すべての変位量を測定して記録するようになっている。
【0008】
本発明は、構成部材の損傷度合いや余寿命に影響しない弾性変形等の変形分に相当する変位量の測定を行わず、損傷度合いや余寿命に影響する塑性変形等の変形分に相当する変位量のみの測定を正確に行う技術を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明は、構造物を構成する構成部材の第1部位に固定される第1部材と、前記構成部材の第2部位にその一部が固定されるものであり、前記第1部材に、平行移動自在に支持されている第2部材と、前記第1部位と前記第2部位との間の距離の変化に応じて生じる前記第2部材の前記第1部材に対する平行移動量を測定する測定手段と、を備えてなる変位計であって、前記第1部位と前記第2部位との間の距離が所定の変位量である基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記測定手段で前記平行移動量が測定されるように構成されている、変位計を提供する。
これにより、基準変位量以下の変位量に相当する平行移動量を測定しないようにすることができる。例えば、前記基準変位量が、前記構成部材の前記第1部位と前記第2部位との間の弾性変形による変位量の最大値に相当する量であると、弾性変形による変形分に相当する変位量を除いて、塑性変形による変形分に相当する変位量の測定を正確に行うことができる。
【0010】
このような変位計は、例えば、前記第1部位と前記第2部位との間の距離が所定の変位量である前記基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記第2部材を平行移動させる変位調整手段を備えることにより、容易に構成される。
このような変位調整手段の好適な例として、以下のような変位調整手段が挙げられる。前記変位調整手段は、前記構成部材の前記第2部位に固定される第1係止体と、前記第2部位と固定されている前記第2部材の前記一部に固定される第2係止体とを含んで構成される。前記第1係止体と、前記第2係止体とは、前記基準変位量に対応させた遊びを空けて配されており、前記基準変位量を超えて前記第1部位と前記第2部位との間の距離が変化したときにのみ、互いに係止されるようになっている。
また、前記第1係止体と前記第2係止体との間の遊びの量を、可変となるように構成してもよい。
【0011】
この他に、以下のような構成によっても、本発明の変位計は容易に構成される。即ち、前記第2部材に当接されており、前記平行移動量に応じて回転する歯車と、前記歯車の回転を所定の回転量の回転に変換する変速機構と、前記変速機構に伝えられる前記歯車の回転を、一方向のみのものに制限する制限手段と、前記第1部位と前記第2部位との間の距離が前記基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記変速機構による回転を前記測定手段に伝える伝達手段と、をさらに備えており、前記測定手段が、前記変速機構から伝えられる回転の回転量に応じて前記平行移動量を測定するように構成される、変位計である。
例えば、前記変速機構が、1又は複数の歯車を含んでおり、前記変速機構に含まれる歯車の少なくとも一つの歯車の歯が、前記基準変位量に対応させた遊びを空けて配されるようにすると、伝達手段が、基準変位量に対応した歯の配置に応じて、測定手段に変速機構による回転を伝えるようになる。
【0012】
また、測定手段を以下のような構成としてもよい。
即ち、前記測定手段は、前記第2部材の前記平行移動量を記録する記録手段を含んでおり、前記基準変位量に対応する量を超えたときにのみ、前記平行移動量を記録するように構成されている。
前記測定手段を、測定した前記平行移動量を累積的に記録するように構成すると、累積型の変位計とすることができる。
【0013】
また、本発明は、以下のような変位調整器を提供する。
この変位調整器は、構造物を構成する構成部材の第1部位に固定される第1部材と、前記構成部材の第2部位にその一部が固定されるものであり、前記第1部材に、平行移動自在に支持されている第2部材と、前記第1部位と前記第2部位との間の距離の変化に応じて生じる前記第2部材の前記第1部材に対する平行移動量を測定する測定手段と、を備えてなる変位計に用いられる変位調整器であって、前記第1部位と前記第2部位との間の距離が所定の変位量である基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記第2部材を前記第1部材に対して平行移動させるように構成されている。
このような変位調整器は、例えば、前記構成部材の前記第2部位に固定されている第1係止体と、前記第2部位と固定されている前記第2部材の前記一部に固定される第2係止体とを含んでいる。前記第1係止体と、前記第2係止体とは、前記基準変位量に対応させた遊びを空けて配されており、前記基準変位量を超えて前記第1部位と前記第2部位との間の距離が変化したときにのみ、互いに係止されるようになっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の変位計を、変位量の測定対象となる構成部材Aに取り付けたときの全体構成図である。
構成部材Aは、構成部材D、Eに挟まれており、例えば、地震等により構成部材D、Eに揺れが生じると、構成部材Aは、構成部材D、Eの揺れを吸収することにより負荷がかかって変形する。構成部材D、Eにより、少なくとも構造物の一部が構成される。変位計1は、構成部材Aの変形により変化する構成部材Aの第1部位Bと第2部位Cとの間の水平方向の距離の変位量を測定するものである。
【0016】
変位計1は、第1部位Bに固定される本体10と、棒状で本体10に貫通して設けられており、本体10に対して長手方向に平行移動可能なスライダ20と、第2部位Cに固定される棒状の第1係止体30と、スライダ20の先端に設けられる第2係止体40と、を含んで構成される。本体10は、内部に、変位量を測定して測定結果を累積的に記録するための測定器100を含んで構成される。本体10は本発明の第1部材の一例であり、スライダ20は本発明の第2部材の一例であり、測定器100は本発明の測定手段の一例である。
【0017】
第1係止体30と第2係止体40とは、構成部材Aに負荷がかからない状態では、本発明の基準変位量に対応する間隔の遊びを空けて配されている。第1係止体30と第2係止体40とは、第1部位Bと第2部位Cとの間の水平方向の距離がこの遊びの間隔以上に変化したときのみ、互いに係止されることとなる。
このような第1係止体30及び第2係止体40により、本発明の変位調整手段、変位調整器の一例を構成する。
【0018】
図2を用いて、第1係止体30と第2係止体40との構成の一例を詳述する。図2(a)は、第1係止体30と第2係止体40とを第2部位Cの方から見た図である。図2(b)は、第1係止体30と第2係止体40との正面図である。
【0019】
第2係止体40は、断面U字型のプレート41と、プレート41をスライダ20に取り付けるための取付部材42と、第1係止体30との間隔を調整するための調整部材43と、を含んで構成される。
【0020】
プレート41には、第1係止体30が貫通される孔44が設けられる。第1係止体30が孔44の縁部に接することにより、第1係止体30と第2係止体40とが互いに係止されるようになる。孔44の縁部と第1係止体30との間隔が、遊びの間隔C1、C2となる。
また、プレート41には、スライダ20の先端から延びる結合部材21が挿入される結合孔45と、調整部材43が挿入される調整孔46と、が設けられる。
【0021】
取付部材42は、結合孔45に挿入された結合部材21を固定するための、例えばナットのような部材である。結合部材21が、孔44の結合孔45側の縁部を超えて挿入されることによって、遊びの間隔C1を可変とすることができる。この場合、第1係止体30が結合部材21の先端に接することにより、第1係止体30と第2係止体40とが互いに係止されることになる。
調整部材43は、調整孔46に挿入される、例えばボルトのような部材である。調整部材43を、孔44の調整孔46側の縁部を超えてどれだけ突出させるかによって、遊びの間隔C2を可変とすることができる。この場合、第1係止体30が調整部材43の先端に接することにより、第1係止体30と第2係止体40とが互いに係止されることになる。
【0022】
次に、本体10及びスライダ20について、図3を用いて説明する。図3は、本体10及びスライダ20の構成の一例を示す図である。
【0023】
スライダ20は、前述の通り、本体10に対して平行移動するものであるが、その長手方向には、ラック22が設けられている。
【0024】
本体10は、測定器100及び測定器100にスライダ20の平行移動量を所定の回転の回転量として伝える回転伝達機構110を含んで構成される。
回転伝達機構110は、スライダ20に設けられたラック22に噛み合うピニオン111と、公知のワンウェイクラッチ動作をすることによりピニオン111の回転のうち所定の方向の回転のみが伝えられるワンウェイクラッチ機構112と、ワンウェイクラッチ機構112から回転が伝えられる入力軸113と、入力軸113の回転を所定の回転量の回転に変換する歯車114、115と、歯車115と同軸に設けられるウォームギア116と、ウォームギア116により回転が伝えられるヘリカルギア117と、を備える。
測定器100は、ヘリカルギア117の回転量に応じて抵抗値が変わるポテンシオメータ101を備える。抵抗値により、スライダ20の平行移動量が表される。
なお、回転伝達機構110は、測定器100と一体になるように構成してもよい。
【0025】
変位計1の全体の動作について、図4、図5を用いて説明する。図4、図5は、構成部材Aが変形したときの変位計1の状態を表す図である。図4(a)は、第2部位Cが第1部位Bに対して近づく方向に移動するように構成部材Aが変形したときの図であり、図4(b)は、このときの第1係止体30と第2係止体40の孔44との位置関係を示す図である。図5(a)は、第2部位Cが第1部位Bに対して遠ざかる方向に移動するように構成部材Aが変形したときの図であり、図5(b)は、このときの第1係止体30と第2係止体40の孔44との位置関係を示す図である。
【0026】
構成部材Aが変形して第2部位Cの第1部位Bに対する位置が、近づく方向(図4)あるいは遠ざかる方向(図5)に移動すると、第2部位Cに固定された第1係止体30が第2部位Cの動きに応じて移動する。第1係止体30の移動量が、遊びの間隔C1又は遊びの間隔C2を超えると、図4(b)又は図5(b)に示すように、第1係止体30と第2係止体40とが互いに係止される。
第2係止体40は、第1係止体30に係止されると、第1係止体30の動きに応じて移動するようになる。
つまり第2係止体40は、第2部位Cが第1部位Bに対して近づく方向に移動すると、第1係止体30により、スライダ20を押す方向に移動する。逆に第2部位Cが第1部位Bに対して遠ざかる方向に移動すると、第1係止体30により、スライダ20を引っ張る方向に移動する。
【0027】
第2係止体40は、取付部材42によりスライダ20に取り付けられている。そのために、第2係止体40が第1係止体30の動きに応じて移動すると、スライダ20は、第2係止体40により押され、或いは引っ張られて本体10に対して長手方向に平行移動するようになる。
即ち、図4(a)に示すように構成部材Aが変形した場合には、スライダ20は、第2係止体40に押されて、向かって右方向に平行移動する。図5(a)に示すように構成部材Aが変形した場合には、スライダ20は、第2係止体40に引っ張られて、向かって左方向に平行移動する。
【0028】
以上のように、スライダ20は、第2部位Cが第1部位Bに対して遊びの間隔C1又は遊びの間隔C2を超えた量を移動したときのみ、本体10に対して平行移動することとなる。
【0029】
スライダ20が平行移動すると、この平行移動に応じてピニオン111が回転する。ワンウェイクラッチ機構112は、ピニオン111の回転が所定の方向の回転である場合には、ピニオン111の回転を入力軸113へ伝える。入力軸113に伝えられた回転は、歯車114、115、ウォームギア116の順に伝えられて、所定の回転量に変換された回転となる。
ウォームギア116の回転により、ヘリカルギア117は回転される。ヘリカルギア117の回転量によりポテンシオメータ101の抵抗値が変化する。ポテンシオメータ101の抵抗値の変化量により、スライダ20の一方向への平行移動量が測定、記録できる。
【0030】
ワンウェイクラッチ機構112により、ピニオン111の一方向の回転しか入力軸113には伝わらない。つまり、スライダ20の平行移動のうち、一方向の移動しか入力軸113には伝わらない。そのために、入力軸113から歯車114、115等を介してヘリカルギア117に伝えられる回転は、一方向にしか回転しない。ヘリカルギア117が一方向にしか回転しないために、ポテンシオメータ101の抵抗値は、一方向のみにしか変化せず、抵抗値の変化量は累積して記録される。
【0031】
このようにして、スライダ20の一方向の平行移動量の累積値が測定、記録される。両方向の平行移動量の累積値は、測定された平行移動量の累積値を2倍にすることで、概算値として求めることができる。
しかも、前述のようにスライダ20は、構成部材Aが、第1係止体30と第2係止体40との間に設けられた遊びの間隔C1、C2を超える程度の変形でない場合には平行移動しない。
第1係止体30と第2係止体40との間に設けられた遊びの間隔C1、C2を、例えば構成部材Aの第1部位Bと第2部位Cとの間の弾性変形による変位量の最大値に相当する間隔にすると、構成部材Aの弾性変形分の変位量に相当するスライダ20の平行移動量を測定せず、塑性変形分の変位量に相当するスライダ20の平行移動量のみを正確に測定して記録することが可能となる。
【0032】
なお、本実施形態では、ポテンシオメータ101を用いて、変位量を累積した累積値を測定、記録する累積型の変位計1としたが、これに限らず、単に変位量を測定、記録するだけの測定器100を用いてもよい。また、ワンウェイクラッチ機構112により、スライダ20の一方向の平行移動量しか測定器100に伝えられないようにしているが、両方向の平行移動量を伝えるようにして、測定器100が、平行移動量の絶対値を測定するようにしてもよい。
【0033】
図6は、第1係止体30及び第2係止体40の別の例を示す図である。図6(a)は、第1係止体30と第2係止体40とを第2部位Cの方から見た図である。図6(b)は、第1係止体30と第2係止体40との正面図である。この例では、スライダ20の結合部材21は、第2係止体40ではなく第1係止体30に挿入される。
【0034】
第1係止体30は、断面L字型のプレート31と、このプレートを第2部位Cに固定するボルト32とを備える。
プレート31は、第2部位Cに固定される面に固定孔33が設けられており、プレート31は、この固定孔33にボルト32が通されることにより、第2部位Cに固定される。固定孔33は、プレート31の固定位置がスライダ20の長手方向に調整可能となるような形状で設けられる。また、プレート31には、固定孔33とは異なる面に、スライダ20の結合部材21が挿入される結合孔34が設けられる。
第1係止体30の結合孔34が設けられる面と、スライダ20の結合部材21の基端部分との間の間隔が遊びの間隔C1となる。
【0035】
第2係止体40は、第1係止体30のプレート31に設けられた結合孔34に挿入されるスライダ20の結合部材21を、結合孔34から抜けないようにするための部材であり、例えば、ナットのようなものである。
第2係止体40は、結合孔34から所定の間隔を空けて設けられており、この間隔が、第1係止体30と第2係止体40との間の遊びの間隔C2となる。第2係止体40の位置をずらすことにより、遊びの間隔C2を変更することができる。
【0036】
第1係止体30のプレート31が固定される位置を、スライダ20の長手方向にずらすことにより、プレート31の結合孔34が設けられた面がスライダの長手方向に平行移動して、遊びの間隔C1、C2を変更することもできる。
【0037】
構成部材Aが変形して、第1部位Bと第2部位Cとの間の距離が変化すると、第2部位Cに固定された第1係止体30は、構成部材Aの変形に応じて移動する。この移動量が遊びの間隔C1又は遊びの間隔C2を超えた量になると、第1係止体30は、プレート31の結合孔34が設けられた面により、第2係止体40又はスライダ20に係止され、第2係止体40又はスライダ20を押すようになる。
第1係止体30が第2係止体40を押すときには、スライダ20が第2係止体により引っ張られる。これによりスライダ20は、向かって左方向に平行移動する。
第1係止体30がスライダ20を押すときには、スライダ20は、向かって右方向に平行移動する。
スライダ20の平行移動量は、前述の通りに測定器100により測定される。
【0038】
図7は、ワンウェイクラッチ機構112を歯車118と制御部材119とを備えたラチェット方式により実現し、歯車118に遊びを設けた場合の例を示す図である。この場合、図1に示すような第2係止体40は不要となり、スライダ20は、第1係止体30に固定される。ワンウェイクラッチ機構112が、変位調整器の機能を持つこととなる。
ピニオン111は、本発明の平行移動量に応じて回転する歯車の一例となる。入力軸113、歯車114、115、ウォームギア116、及びヘリカルギア117により、本発明の変速機構の一例を構成する。
【0039】
ワンウェイクラッチ機構112の歯車118は、ピニオン111と同心に設けられており、その歯の間隔が、本発明の基準変位量に対応させた遊びを空けて配されている。歯車118は、本発明の伝達手段の一例である。
制御部材119は、ピニオン111に取り付けられており、ピニオン111の回転に応じて、歯車118の周囲を回転する。また、制御部材119は、歯車118に、その一端が当たるように付勢されている。制御部材119は、本発明の制御手段の一例である。
【0040】
図7の例の場合、スライダ20の平行移動により、ピニオン111が時計回りに回転すると、制御部材119は歯車118の歯に係止されないためにピニオン111のみが回転し、ピニオン111の回転が歯車118に伝わることはない。ピニオン111が反時計回りに回転すると、制御部材119は歯車118の歯に係止されるために、歯車118にピニオン111の回転が伝えられる。歯車118の回転は入力軸113に伝えられ、前述のような、スライダ20の平行移動量の測定が可能となる。
【0041】
ピニオン111が回転し、それにより歯車118の歯に制御部材119が係止されるまでの距離、つまり、歯車118の、ピニオン111が回転する前の制御部材119が当たる部位と、ピニオン111が回転して制御部材119が係止される歯との間の距離が遊びの間隔C1となる。この遊びを設けることにより、基準変位量を超えた変位量に対応するスライダ20の平行移動量のみを、ポテンシオメータ101に伝えることができるようになる。
なお、ワンウェイクラッチ機構112の歯車118以外にも、変速機構を構成する他の歯車等の歯の間隔を本発明の基準変位量に対応させた遊びを空けて配するようにしても、同様に、基準変位量を超えた変位量に対応するスライダ20の平行移動量のみをポテンシオメータ101に伝えることができる。この場合、歯の間隔を本発明の基準変位量に対応させた遊びを空けて配した歯車等が、本発明の伝達手段に相当するようになり、ワンウェイクラッチ機構112の歯車118は、変速機構の構成の一部となる。
【0042】
図8は、測定器により構成部材Aの塑性変形分の変位量のみを測定する場合の測定器200の例を示す図である。この場合、図1に示すような第2係止体40は不要となり、スライダ20は、第1係止体30に固定される。また図8に示される、回転伝達機構110により、スライダ20の平行移動量が測定器200に伝えられる。
つまり、構成部材Aの第1部位Bと第2部位Cとの間の距離の変位量は、弾性変形、塑性変形の区別なく、すべて測定器200に伝えられる。
【0043】
測定器200は、伝えられた変位量のうち構成部材Aの弾性変形分に相当する変位量を記録しないようにする。例えば、スライダ20の平行移動を常に監視しておき、スライダ20が、一方向に、構成部材Aの弾性変形分に相当する量だけ平行移動したときに、測定器200が変位量を測定、記録するようにする。そのために、図8に示す測定器200は、図3に示す測定器100に制御部102を設けた構成となっている。
【0044】
制御部102は、スライダ20の平行移動量を検出して、スライダ20が、一方向に構成部材Aの弾性変形分に相当する量だけ平行移動しているときに、ポテンシオメータ101がヘリカルギア117の回転量に応じて抵抗値を変化することを許可する許可信号を、ポテンシオメータ101へ送るように構成されている。
例えば、制御部102は、構成部材Aが変形して、スライダ20が所定の方向、例えば向かって右方向へ平行移動すると、そのときに移動したラック22の歯数をカウントする。カウントした歯数が所定の歯数以上になると、制御部102は許可信号をポテンシオメータ101へ送る。所定の歯数が、構成部材Aの弾性変形分に相当する平行移動量に当たる。その後、スライダ20が向かって左方向へ平行移動すると、制御部102はカウントしたスライダ20の歯数を減らしていく。歯数が所定の歯数未満になると、許可信号をポテンシオメータ101へ送らなくなる。つまり、制御部102は、カウントした歯数が所定の歯数以上のときに許可信号をポテンシオメータ101へ送り続ける。
ポテンシオメータ101は、制御部102から許可信号を受けている間だけ、ヘリカルギア117の回転量に応じて抵抗値を変化することができるように構成される。また、ワンウェイクラッチ機構112を備えているために、ヘリカルギア117は一方向にしか回転せず、抵抗値は一方向にしか変位しない。そのために、構成部材Aの弾性変形分に相当するスライダ20の平行移動量の測定、記録を行わず塑性変形分のスライダ20の平行移動量のみを測定、記録することになる。
【0045】
図9は、本発明の変位計1の別の使用形態の例を示す図である。
この例では、変位計1により変位量が測定される棒状の構成部材Aが、柱51及びこの柱51に対して垂直に配置された梁52に両端が固定されるように、筋交いに取り付けられる。構成部材Aは、例えば、柱51と梁52との間の負荷を吸収するための吸収部材からなる。
変位計1は、本体10が、構成部材Aの一端に固定された固定部材50に固定される。第1係止体30は、構成部材Aの他端に固定される。この変位計1は、図1に示す変位計1と同じ構成とする。また、構成部材Aは、屈曲防止材60に貫通するように設けられる。屈曲防止材60により、構成部材Aは、負荷がかかったときに、屈曲することなく、その長手方向にのみ変形することになる。
【0046】
以上のような構成で、例えば負荷により柱51が傾くと、傾きに応じて構成部材Aがその長手方向に変形する。構成部材Aの長手方向への変形が弾性変形より大きくなると、スライダ20が本体10に対して平行移動する。スライダ20が平行移動すると、本体10は、前述のような動作により、スライダ20の平行移動量を測定する。
本体10と第1係止体30とは、それぞれ構成部材Aの両端に固定されている。そのために、構成部材A全体の長手方向の変形に応じた平行移動量が測定できる。
【0047】
このように変位計1は、斜めに配置された構成部材Aについても、塑性変形分の構成部材Aの変位量を正確に測定可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上のような本発明により、構造物を構成する構成部材の第1部位と第2部位との間の距離の変位量のうち、所定の変位量である基準変位量を超える変位量のみを測定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の全体構成図。
【図2】係止体と変位調整器との構成を示す図であり、図2(a)は、係止体と変位調整器とを第2部位の方から見た図であり、図2(b)は、係止体と変位調整器との正面図である。
【図3】本体及びスライダの構成の例示図。
【図4】構成部材が変形したときの変位計の状態を表す図であり、図4(a)は、第2部位が第1部位に対して近づく方向に移動するように構成部材が変形したときの図であり、図4(b)は、このときの係止体と変位調整器の孔との位置関係を示す図である。
【図5】構成部材が変形したときの変位計の状態を表す図であり、図5(a)は、第2部位が第1部位に対して遠ざかる方向に移動するように構成部材が変形したときの図であり、図5(b)は、このときの係止体と変位調整器の孔との位置関係を示す図である。
【図6】係止体と変位調整器との別の構成を示す図であり、図6(a)は、係止体と変位調整器とを第2部位の方から見た図であり、図6(b)は、係止体と変位調整器との正面図である。
【図7】ワンウェイクラッチ機構に遊びを設けた場合の例示図。
【図8】構成部材の塑性変形分の変位量のみを測定する測定器の例示図。
【図9】変位計の別の使用形態の例示図。
【符号の説明】
1 変位計
10 本体
100、200 測定器
101 ポテンシオメータ
102 制御部
110 回転伝達機構
111 ピニオン
112 ワンウェイクラッチ機構
113 入力軸
114、115 歯車
116 ウォームギア
117 ヘリカルギア
118 歯車
119 制御部材
20 スライダ
21 結合部材
22 ラック
30 第1係止体
31 プレート
32 ボルト
33 固定孔
34 結合孔
40 第2係止体
41 プレート
42 取付部材
43 調整部材
44 孔
45 結合孔
46 調整孔
50 固定部材
51 柱
52 梁
60 屈曲防止材
A、D、E 構成部材
B 第1部位
C 第2部位

Claims (5)

  1. 構造物を構成する構成部材の第1部位に固定される第1部材と、前記構成部材の第2部位にその一部が固定されるものであり、前記第1部材に、平行移動自在に支持されている第2部材と、前記第1部位と前記第2部位との間の距離の変化に応じて生じる前記第2部材の前記第1部材に対する平行移動量を測定する測定手段と、を備えてなり、
    前記第1部位と前記第2部位との間の距離が所定の変位量である基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記測定手段で前記平行移動量が測定されるように構成されている変位計であって、
    前記第2部材に当接されており、前記第2部材の前記第1部材に対する前記平行移動量に応じて回転する歯車と、
    前記歯車の回転を所定の回転量の回転に変換する変速機構と、を備えているとともに、
    前記測定手段が、前記変速機構から伝えられる回転の回転量に応じて前記平行移動量を測定するように構成されており、
    且つ、前記歯車、及び前記変速機構をその内部に配する中空の本体を備えており、
    前記変速機構は、1又は複数の歯車を含んでおり、前記変速機構に含まれる歯車の少なくとも一つの歯車の歯が、前記基準変位量に対応させた遊びを空けて配されている、
    変位計。
  2. 前記変速機構はウォームギアとヘリカルギアとを備えている、
    請求項1記載の変位計。
  3. 前記歯車の回転を、一方向のみのものに制限する制限手段を備えている、
    請求項1又は2記載の変位計。
  4. 前記測定手段は、測定した前記平行移動量を累積的に記録するように構成される、
    請求項1又は2記載の変位計。
  5. 前記基準変位量が、前記構成部材の前記第1部位と前記第2部位との間の弾性変形による変位量の最大値に相当する、
    請求項1又は2記載の変位計。
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