JP4882398B2 - 変形履歴検出装置及び変形履歴検出方法 - Google Patents

変形履歴検出装置及び変形履歴検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、変形履歴検出装置及び変形履歴検出方法に関し、特に、建物等の構造物の上階と下階との間に生じる変形履歴を検出するのに好適な変形履歴検出装置及び変形履歴検出方法に関する。
一般に、超高層ビル等の建築物には、制振ダンパーや鋼材を使った塑性ダンパーが取り付けられ、地震の発生時に地震エネルギーを吸収して建築物の揺れを抑えるとともに、建築物が損傷等するのを防止している。
このような構成の制振ダンパーや塑性ダンパーは、繰り返し荷重を受けることによって劣化するため、新しいものと交換する必要があるが、どの程度の繰り返し荷重を受けたかを測定する装置は高価なものであり、またメンテナンスにも費用がかかるため、殆どの建築物に使用されておらず、設計の段階で交換時期を見込んで建築物に制振ダンパーや塑性ダンパーを取り付けているのが現状である。
例えば、特許文献1には、地震時の建築物の揺れや制振ダンパーの変形を計測する装置が記載されているが、この装置は、建物の変形に応じて複数本のカーボンファイバを切断させて、通電状況の違いから変形の最大値を読み取るように構成したものであるため、一度切断されたカーボンファイバを元に戻すことができないため、新しいものと交換しなければならず、装置の維持管理に費用がかかる。
特開平9−96502号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、製作費が安く、何度でも繰り返し使用することができて、メンテナンス費用を安く抑えることができる変形履歴検出装置及び変形履歴検出方法を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、次のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に設けられ、両部材の変形履歴を検出するための変形履歴検出装置であって、前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、前記移動体収納手段は、複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、を有し、前記移動体制御部は、前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、を有し、前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第1仕切り板には、列毎に識別された一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の両側に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔及び第3貫通孔が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に設けられ、両部材の変形履歴を検出するための変形履歴検出装置であって、前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、前記移動体収納手段は、複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、を有し、前記移動体制御部は、前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、を有し、前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第1仕切り板には、列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の片側一方に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に生じる変形履歴を、変形履歴検出装置を用いて検出するための変形履歴検出方法であって、前記変形履歴検出装置は、前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、前記移動体収納手段は、複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、を有し、前記移動体制御部は、前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、を有し、前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第1仕切り板には、列毎に識別された一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の両側に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔及び第3貫通孔が設けられており、前記一方の部材と前記他方の部材との間の相対変位に追従させて前記移動体収納手段及び前記移動体制御手段を変位させ、前記両部材の相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを第1仕切り板を通過させ、該移動体が第1仕切り板を通過する際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを第2仕切り板によって規制し、第1仕切り板を通過する移動体を一列に並べてその並び方を検出することにより、前記両部材の変形履歴を検出することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に生じる変形履歴を、変形履歴検出装置を用いて検出するための変形履歴検出方法であって、前記変形履歴検出装置は、前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、前記移動体収納手段は、複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、を有し、前記移動体制御部は、前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、を有し、前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、前記第1仕切り板には、列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の片側一方に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔が設けられており、前記一方の部材と前記他方の部材との間の相対変位に追従させて前記移動体収納手段及び前記移動体制御手段を変位させ、前記両部材の相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを第1仕切り板を通過させ、該移動体が第1仕切り板を通過する際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを第2仕切り板によって規制し、第1仕切り板を通過する移動体を一列に並べてその並び方を検出することにより、前記両部材の変形履歴を検出することを特徴とする。
以上、説明したように、本発明の変形履歴検出装置及び変形履歴検出方法によれば、一方の部材と他方の部材との相対変位に追従して移動体収納手段及び移動体制御手段が変位し、両部材の相対変位量に応じて移動体収納手段の何れかの収納部から列毎に識別された移動体が一つずつ第1仕切り板を通過し、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを第2仕切り板によって規制することができるので、第1仕切り板を通過した列毎に識別された移動体を一列に並べてその並び方を検出することにより、一方の部材と他方の部材との間の変形履歴を検出することができることになる。
従って、一方の部材と他方の部材との間の変形履歴を検出する場合に、高価な装置を必要とすることはなく、検出に要する費用を安く抑えることができる。また、第1仕切り板を通過した列毎に識別された移動体を再び収納部に供給することにより、連続して繰り返し使用することができるので、定期的に部品を交換するようなことはなく、メンテナンスフリーの状態で長期的に変形履歴を検出でき、維持管理費を安く抑えることができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図11には、本発明による変形履歴検出装置の第1の実施の形態が示されていて、図1は全体を示す概略図、図2は構造物に取り付けた状態を示す概略図、図3は構造物の変形と時間との関係を示す説明図、図4〜図11は動作を示す説明図である。
すなわち、本実施の形態の変形履歴検出装置10は、図2に示すように、水平方向に相対的に変位可能な建物等の構造物1の上階2と下階4との間に設けられ、上階2と下階4との間に生じる水平方向への変形履歴を検出するのに有効なものであって、構造物1の上階2又は下階4(本実施の形態においては上階2)に取り付けられる移動体制御手段23と、下階4又は上階2(本実施の形態においては下階4)に取り付けられる移動体収納手段11とを備えている。
移動体収納手段11は、図1に示すように、所定の長さ、直径のチューブ状の複数(本実施の形態では3つ)の収納部13、14、15を各々が上下方向を向くように横方向に一列に並べ、各収納部13、14、15内に各収納部13、14、15の内径よりも僅かに小さい球状の複数の移動体20、21、22を上下方向に一列に並べた状態でそれぞれ収納し、各収納部13、14、15の下端開口部から移動体20、21、22を一つずつ送り出し可能に構成した移動体収納部12と、移動体収納部12の下方に連続して設けられ、移動体収納部12の3つの収納部(第1収納部13、第2収納部14、及び第3収納部15)の下端開口部を合流させて、各収納部13、14、15の下端開口部から下方に送り出される移動体13、14、15を受け取り、上下方向に一列に並べた状態で収納する漏斗状の移動体受け部16と、移動体収納部12及び移動体受け部16の外側に設けられて、それらを支持する支持部17とから構成されている。
移動体収納部12の第1収納部13には青色の第1移動体20が複数収納され、第2収納部14には黄色の第2移動体21が複数収納され、第3収納部15には赤色の第3移動体22が複数収納され、これにより、各収納部13、14、15に列毎に識別された移動体20、21、22が複数収納される。
第1移動体20、第2移動体21、及び第3移動体22は、色彩が異なるだけで同一形状、重量の球状に形成されている。第1移動体20の色彩、第2移動体21の色彩、及び第3移動体22の色彩は、上記の組合せに限らず、第1移動体20、第2移動体21、及び第3移動体22であることを識別できる色彩であればよい。また、各移動体20、21、22は、色彩が同じでも、番号付与等によって識別できるものであればよい。要は、列ごとに識別できる移動体20、21、22であればよい。
支持部17の移動体収納部12の下端部に対応する部分には、支持部17を水平方向に貫通する2つのスライド孔18、19が上下方向に所定の間隔をおいて設けられ、下側の第1スライド孔18内を後述する移動体制御手段23の第1仕切り板25が水平方向にスライド可能に挿通し、上側の第2スライド孔19内を第2仕切り板27が水平方向にスライド可能に挿通している。
移動体収納手段11は、図2に示すように、構造物1の下階4から上方に突出する取付け部5に支持部がボルト等によって一体に固定され、これにより移動体収納手段11が構造物1の下階4と一体に水平方向に変位可能に構成されている。
移動体制御手段23は、図1に示すように、下向きコ形状の支持部24と、支持部24の下端開口部を閉塞する第1仕切り部材である第1仕切り板25と、第1仕切り板25の上方の支持部24の内面間に第1仕切り板25と上下方向に所定の間隔をおいて平行に設けられる第2仕切り部材である第2仕切り板27とから構成されている。
移動体制御手段23は、支持部24を移動体収納手段11の支持部17の内側の部分に配置し、支持部17の第1スライド孔18内に第1仕切り板25をスライド可能に挿通させ、第2スライド孔19内に第2仕切り板27をスライド可能に挿通させることにより、移動体収納手段11と水平方向に相対移動可能に組み立てられる。
移動体制御手段23は、図2に示すように、構造物1の上階2から下方に突出する取付け部3に支持部24がボルト等によって一体に固定され、これにより移動体制御手段23が構造物1の上階2と一体に相対的に変位可能に構成されている。
移動体制御手段23と移動収納手段11とは、静止状態で移動体制御手段23の支持部24の中央部に移動体収納手段11の支持部17が位置するように、両支持部17、24の水平方向への相対位置が設定され、この状態で構造物1の上階2又は下階4にそれぞれ取り付けられ、構造物1の上階2と下階4との水平方向への相対変位に追従して、水平方向に相対変位するように構成されている。
移動体制御手段23の第1仕切り板25には、図1に示すように、静止状態で移動体収納手段11の第1収納部13の図中左側に対応する部分に、一つの移動体(第1移動体20、第2移動体21、及び第3移動体22)を通過させ得る大きさの第1貫通孔26が設けられ、移動体制御手段23の水平方向への変位に追従して第1仕切り板25が水平方向に移動し、第1貫通孔26が第1収納部13、第2収納部14又は第3収納部15の下方に位置することにより、第1貫通孔26内を第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22が通過し、移動体受け部16側に移動する。
移動体制御手段23の第2仕切り板27には、図1に示すように、静止状態で移動体収納手段11の第1収納部13の下方に対応する部分に、一つの移動体(第1移動体20、第2移動体21、又は第3移動体22)を通過させ得る大きさの第2貫通孔28が設けられ、移動体制御手段23の水平方向への変位に追従して第2仕切り板27が水平方向に移動し、第2貫通孔28が第1収納部13、第2収納部14、又は第3収納部15の下方に位置することにより、第2貫通孔28内を第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22が通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
第2仕切り板27の第1仕切り板25の第1貫通孔26に対応する部分には、第1貫通孔26の上方を閉塞する第1貫通孔26と略同一大きさの閉塞部29が設けられ、移動体制御手段23の水平方向への変位に追従して第2仕切り板27が水平方向に移動し、閉塞部29が第1収納部13、第2収納部14、又は第3収納部15の下方に位置することにより、第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22が第1仕切り板25側に移動するのが規制される。
第2仕切り板27の閉塞部29の図中左側の部分には、一つの移動体(第1移動体20、第2移動体21、又は第3移動体22)を通過させ得る大きさの第3貫通孔30が設けられ、移動体制御手段23の水平方向への変位に追従して第2仕切り板27が水平方向に移動し、第3貫通孔30が第1収納部13、第2収納部14、又は第3収納部15の下方に位置することにより、第3貫通孔30を第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22が通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
次に、上記のように構成した本実施の形態による変形履歴検出装置10の作用について説明する。
まず、静止状態においては、図4に示すように、移動体制御手段23の支持部24の中央部に移動体収納手段11の支持部17が位置し、第1仕切り板25の第1貫通孔26が第1収納部13よりも図中左側に位置していることにより、第1収納部13、第2収納部14、及び第3収納部15の下端開口部は第1仕切り板25によって閉塞され、第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22が第1仕切り板25の第1貫通孔26を通過することはなく、移動体受け部16側への第1移動体20、第2移動体21、又は第3移動体22の移動は生じない。
そして、構造物1に地震が入力して、構造物1の上階2と下階4との間に水平方向への相対変位が生じた場合には、その変位に追従して両取付け部3、5を介して移動体収納手段11と移動体制御手段23とが水平方向へ相対変位する。
例えば、静止状態から図3の「1」の位置まで変形した場合を想定すると、図5に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第1収納部13の下方に移動することにより、第1収納部13の下端の第1移動体20が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第1収納部13の下方に移動し、第1収納部13の開口部が閉塞され、第1移動体20の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28は第2収納部14の下方に移動し、第3貫通孔30は第1収納部13の図中左側に移動する。
次に、図3の「1」の位置から「2」の位置まで変形した場合を想定すると、図6に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第2収納部14の下方に移動することにより、第2収納部14の下端の第2移動体21が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第2収納部14の下方に移動し、第2収納部14の開口部が閉塞され、第2移動体21の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の下方に移動し、第3貫通孔30が第1収納部13の下方に移動し、第1収納部13の第1移動体20が第3貫通孔30を通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
次に、図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形した場合を想定すると、図7に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第3収納部15の下方に移動することにより、第3収納部15の下端の第3移動体22が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第3収納部15の下方に移動し、第3収納部15の開口部が閉塞され、第3移動体22の第2仕切り板27側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15よりも図中右側に移動し、第3貫通孔30が第2収納部14の下方に移動し、第2収納部14の第2移動体21が第3貫通孔30を通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
次に、図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形した場合を想定すると、図8に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第2収納部14の下方に移動することにより、第2収納部14の第2移動体21が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板が27水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第2収納部14の下方に移動し、第2収納部14の開口部が閉塞され、第2移動体21の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の下方に移動することにより、第3収納部15の第3移動体22が第2貫通孔28を通過し、第1仕切り板25の上部に移動し、第3貫通孔30が第1収納部13の下方に移動する。
次に、図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形した場合を想定すると、図9に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第3収納部15の下方に移動することにより、第3収納部15の第3移動体22が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第3収納部15の下方に移動し、第3収納部15の開口部が閉塞され、第3移動体22の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の図中右側に移動し、第3貫通孔30が第2収納部14の下方に移動し、第2収納部14の第2移動体21が第3貫通孔30を通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
次に、図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形した場合を想定すると、図10に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第2収納部14の下方に移動し、第2収納部14の第2移動体21が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第2収納部14の下方に移動し、第2収納部14の開口部が閉塞され、第2移動体21の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の下方に移動し、第2貫通孔28を第3移動体22が通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。さらに、第3貫通孔30が第1収納部13の下方に移動する。
次に、図3の「2」の位置から「1」の位置まで変形した場合を想定すると、図11に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第1収納部13の下方に移動することにより、第1収納部13の第1移動体20が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第1収納部13の下方に移動し、第1収納部13の開口部が閉塞され、第1移動体20の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第2収納部14の下方に移動し、第2移動体21が第2貫通孔28を通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。さらに、第2仕切り板27の第3貫通孔30が第1収納部13の図中左側に移動する。
上記のように構成した本実施の形態による変形履歴検出装置10にあっては、構造物1の上階2と下階4との水平方向への相対変位に追従させて、移動体制御手段23と移動体収納手段11とを水平方向に相対変位させて、その変位量に応じて第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22を移動体受け部16側に移動させて収納するように構成したので、移動体受け部16における第1移動体20、第2移動体21、及び第3移動体22の並ぶ順序を検出することにより、構造物1の上階2と下階4との間に生じる水平方向への変形の履歴を検出することができることになる。
なお、前記の説明においては、第2仕切り板27の第2貫通孔18及び第3貫通孔30を一つの移動体(第1移動体20、第2移動体21、及び第3移動体22)が通過し得る大きさに形成したが、図12に示すように、3つの移動体20、21、22を横並び状態で通過させ得る大きさに形成してもよい。その場合には、第2貫通孔28及び第3貫通孔30をよりスムーズに移動体(第1移動体20、第2移動体12、及び第3移動体22)を通過させて第1仕切り板25の上部に移動させることができる。
図13には、本発明による変形履歴検出装置の第2の実施の形態が示されていて、この変形履歴検出装置10は、第2仕切り板27に第2貫通孔28のみを設けたものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
すなわち、本実施の形態に示す変形履歴検出装置10は、静止状態においては、図14に示すように、移動体制御手段23の支持部24の中央部に移動体収納手段11の支持部17が位置し、第1仕切り板25の第1貫通孔26が第1収納部13よりも図中左側に位置していることにより、第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22が第1仕切り板25の第1貫通孔26を通過することはなく、移動体受け部16側への第1移動体20、第2移動体21、又は第3移動体22の移動は生じない。
そして、構造物1に地震が入力して、構造物1の上階2と下階4との間に水平方向への相対変位が生じた場合には、その変位に追従して両取付け部3、5を介して移動体収納手段11と移動体制御手段23とが水平方向へ相対変位する。
例えば、静止状態から図3の「1」の位置まで変形した場合を想定すると、図15に示すように、第1仕切り板25の水平方向への水平移動に追従して第1貫通孔26が第1収納部13の下方に移動することにより、第1収納部13の下端の第1移動体20が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第1収納部13の下方に移動し、第1収納部13の開口部が閉塞され、第1移動体20の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28は第2収納部14の下方に移動する。
次に、図3の「1」の位置から「2」の位置まで変形した場合を想定すると、図16に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第2収納部14の下方に移動することにより、第2収納部14の下端の第2移動体21が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第2収納部14の下方に移動し、第2収納部14の開口部が閉塞され、第2移動体21の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の下方に移動する。
次に、図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形した場合を想定すると、図17に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第3収納部15の下方に移動することにより、第3収納部15の下端の第3移動体22が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第3収納部15の下方に移動し、第3移動体22の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28は第3収納部15よりも図中右側に移動する。
次に、図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形した場合を想定すると、図18に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第2収納部14の下方に移動するが、第1仕切り板25の上部に第2移動体21が位置していないので、第2移動体21が第1貫通孔26を通過することはない。また、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の下方に移動し、第3移動体22が第2貫通孔28を通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
次に、図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形した場合を想定すると、図19に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第3収納部15の下方に移動することにより、第3収納部15の第3移動体22が第1貫通孔26を通過し、移動体受け部16側に移動して収納される。この場合、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の閉塞部29が第3収納部15の下方に移動し、第3移動体22の第1仕切り板25側への移動が規制される。また、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の図中右側に移動する。
次に、図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形した場合を想定すると、図20に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第2収納部14の下方に移動するが、第1仕切り板25の上部には第2移動体21が位置していないので、第2移動体21が移動体受け部16側に移動することはない。また、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第3収納部15の下方に移動し、第3移動体22が第2貫通孔28を通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
次に、図3の「2」の位置から「1」の位置まで変形した場合を想定すると、図21に示すように、第1仕切り板25の水平方向への移動に追従して第1貫通孔26が第1収納部13の下方に移動するが、第1仕切り板25の上部には第1移動体20が位置していないので、第1移動体20が移動体受け部16側に移動することはない。また、第1仕切り板25と一緒に第2仕切り板27が水平方向へ移動することにより、第2仕切り板27の第2貫通孔28が第2収納部14の下方に移動し、第2移動体21が第2貫通孔28を通過し、第1仕切り板25の上部に移動する。
上記のように構成した本実施の形態による変形履歴装置10にあっては、構造物1の上階2と下階4との水平方向への相対変位に追従させて、移動体制御手段23と移動体収納手段11とを水平方向に相対変位させて、その変位量に応じて第1収納部13の第1移動体20、第2収納部14の第2移動体21、又は第3収納部15の第3移動体22を移動体受け部16側に移動させて収納するように構成したので、移動体受け部16における第1移動体20、第2移動体21、及び第3移動体22の並ぶ順序を検出することにより、構造物1の上階2と下階4との間に生じる水平方向への変形の履歴を検出することができることになる。
なお、前記の説明においては、第1仕切り板25の第1貫通孔26及び第2仕切り板27の第2貫通孔28を一つの移動体(第1移動体20、第2移動体21及び第3移動体22)が通過し得る大きさに形成したが、図22に示すように、3つの移動体20、21、22を横並び状態で通過させ得る大きさに形成してもよい。その場合には、第1貫通孔26及び第2貫通孔28をよりスムーズに移動体(第1移動体20、第2移動体21、及び第3移動体22)を通過させて第1仕切り板25の上部に移動させることができる。
なお、前記の説明においては、右方向への変位を検出する場合について説明したが、左方向への変位を検出する場合には、第1の実施の形態及び第2の実施の形態の変形履歴検出装置10と左右対称となる構成の変形履歴検出装置(図示せず)を設ければよい。
なお、前記各実施の形態においては、図1、図12、図13、及び図22を静止状態として、その静止状態から図1、図12、図13、及び図22の矢印方向(右方向)へ変位する場合を想定して、移動体収納手段11及び移動体制御手段23を構成したが、図12に対応する変形履歴検出装置として、図23に示すように、図23の矢印方向(左右方向)への変位を想定して、移動体収納手段11及び移動体制御手段23を構成してもよい。
すなわち、図23に示すように、移動体収納手段11を、中央部に第0収納部31が配置され、第0収納部31の左右にそれぞれ第1〜第3収納部13〜15が配置されるように構成し、移動体制御手段23を、第0収納部31に対応する第1仕切り板25の部分に第1貫通孔26が配置され、第1貫通孔26の上方に対応する第2仕切り板27の部分に閉塞部29が配置され、閉塞部29の右側の第2仕切り板27の部分に第2貫通孔28が配置され、閉塞部29の左側の第2仕切り板27の部分に第3貫通孔30が配置されるように構成してもよい。この場合、第0収納部31には、他の列から識別された第0移動体32が収納されることになる。
そして、このような構成とすることにより、図23の左右方向の変位に対応することが可能となる。
なお、図示はしないが、図13、図22に対応する変形履歴装置も同様に構成することができ、左右方向の変位に対応することができる。
本発明による変形履歴検出装置の第1の実施の形態を示した概略図である。 図1の変形履歴検出装置を構造物の上階と下階との間に取り付けた状態を示した説明図である。 構造物の変形と時間との関係を示した説明図である。 第1の実施の形態の変形履歴装置の動作を示した説明図であって、静止状態を示した説明図である。 静止状態から図3の「1」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「1」の位置から「2」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「2」の位置から「1」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 第1の実施の形態の変形履歴装置の変形例を示した概略図である。 本発明による変形履歴検出装置の第2の実施の形態を示した概略図である。 第2の実施の形態の変形履歴装置の動作を示した説明図であって、静止状態を示した説明図である。 静止状態から図3の「1」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「1」の位置から「2」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「2」の位置から「3」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「3」の位置から「2」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 図3の「2」の位置から「1」の位置まで変形したときの状態を示した説明図である。 第2の実施の形態の変形履歴装置の変形例を示した概略図である。 図12に示す変形履歴装置の変形例を示した概略図である。
符号の説明
1 構造物、2 上階、3 取付け部、4 下階、5 取付け部、
10 変形履歴検出装置、11 移動体収納手段、12 移動体収納部、
13 第1収納部、14 第2収納部、15 第3収納部、16 移動体受け部、
17 支持部、18 第1スライド孔、19 第2スライド孔、
20 第1移動体、21 第2移動体、22 第3移動体、
23 移動体制御手段、24 支持部、
25 第1仕切り部材(第1仕切り板)、26 第1貫通孔、
27 第2仕切り部材(第2仕切り板)、28 第2貫通孔、
29 閉塞部、30 第3貫通孔、31 第0収納部、 32 第0移動体

Claims (4)

  1. 相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に設けられ、両部材の変形履歴を検出するための変形履歴検出装置であって、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、
    前記移動体収納手段は、
    複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、
    前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、
    前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、
    を有し、
    前記移動体制御部は、
    前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、
    前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、
    を有し、
    前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、
    前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第1仕切り板には、列毎に識別された一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の両側に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔及び第3貫通孔が設けられていることを特徴とする変形履歴検出装置。
  2. 相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に設けられ、両部材の変形履歴を検出するための変形履歴検出装置であって、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、
    前記移動体収納手段は、
    複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、
    前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、
    前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、
    を有し、
    前記移動体制御部は、
    前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、
    前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、
    を有し、
    前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、
    前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第1仕切り板には、列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の片側一方に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔が設けられていることを特徴とする変形履歴検出装置。
  3. 相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に生じる変形履歴を、変形履歴検出装置を用いて検出するための変形履歴検出方法であって、
    前記変形履歴検出装置は、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、
    前記移動体収納手段は、
    複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、
    前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、
    前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、
    を有し、
    前記移動体制御部は、
    前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、
    前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、
    を有し、
    前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、
    前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第1仕切り板には、列毎に識別された一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の両側に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔及び第3貫通孔が設けられており、
    前記一方の部材と前記他方の部材との間の相対変位に追従させて前記移動体収納手段及び前記移動体制御手段を変位させ、
    前記両部材の相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを第1仕切り板を通過させ、該移動体が第1仕切り板を通過する際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを第2仕切り板によって規制し、第1仕切り板を通過する移動体を一列に並べてその並び方を検出することにより、前記両部材の変形履歴を検出することを特徴とする変形履歴の検出方法。
  4. 相対的に変位可能な一方の部材と他方の部材との間に生じる変形履歴を、変形履歴検出装置を用いて検出するための変形履歴検出方法であって、
    前記変形履歴検出装置は、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の一方に追従して変位する移動体収納手段と、
    前記一方の部材又は前記他方の部材の他方に追従して変位する移動体制御手段と、を備え、
    前記移動体収納手段は、
    複数の移動体を上下方向に一列に並べて収納する収納部が前記両部材の変位方向に複数列に設けられ、かつ各収納部の下端開口部からそれぞれ列毎に識別された移動体を一つずつ落とし可能な移動体収納部と、
    前記移動体収納部の下方に設けられ、前記移動体収納部の各収納部から落とされる移動体を受け取り、一列に並べて収納する漏斗状の移動体受け部と、
    前記移動体収納部、及び前記移動体受け部を支持する支持部と、
    を有し、
    前記移動体制御部は、
    前記一方の部材と前記他方の部材との相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを通過させる第1仕切り板と、
    前記第1仕切り板が列毎に識別された一つの移動体を通過させる際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを規制する第2仕切り板と、
    を有し、
    前記第1仕切り板、及び前記第2仕切り板は、前記移動体収納部と前記移動体受け部との間に、上下方向に所定の間隔をおいて設けられており、
    前記第1仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第1スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第2仕切り板は、前記支持部を水平方向に貫通する第2スライド孔にスライド可能に挿通し、
    前記第1仕切り板には、列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第1貫通孔が設けられ、前記第2仕切り板には、前記第1貫通孔に対応する部分に該第1貫通孔の上方の部分を閉塞する閉塞部が設けられるとともに、該閉塞部の変位方向の片側一方に列毎に識別された少なくとも一つの移動体を通過させ得る大きさの第2貫通孔が設けられており、
    前記一方の部材と前記他方の部材との間の相対変位に追従させて前記移動体収納手段及び前記移動体制御手段を変位させ、
    前記両部材の相対変位量に応じて、前記何れかの収納部から落とされる列毎に識別された一つの移動体のみを第1仕切り板を通過させ、該移動体が第1仕切り板を通過する際に、列毎に識別された他の移動体が第1仕切り板を通過するのを第2仕切り板によって規制し、第1仕切り板を通過する移動体を一列に並べてその並び方を検出することにより、前記両部材の変形履歴を検出することを特徴とする変形履歴の検出方法。
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