JP4575946B2 - 制震装置 - Google Patents
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Description
支持体と被支持体が地震により生じた第1の所定方向沿いの相対運動をさせることによって支持体と被支持体の破壊を防ぐ制震装置であって、前記被支持体に固定することができる水平ブラケット部と、該水平ブラケット部に突設される一対の上垂直ブラケット部とを有し、それぞれの前記上垂直ブラケット部には上通孔が形成されている上ブラケットと、前記上ブラケットから前記第1の所定方向と垂直面上に直交する第2の所定方向に間を空けて前記被支持体に固定することができる水平ブラケット部と、該水平ブラケット部に突設される一対の下垂直ブラケット部とを有し、それぞれの前記下垂直ブラケット部には下通孔が形成されている下ブラケットと、前記上ブラケットと下ブラケットの間に配置され、前記支持体に固定することが出来、それぞれ前記上ブラケットが有する一対の上垂直ブラケット部と前記下ブラケットが有する一対の下垂直ブラケット部と前記第2の所定方向沿いに並ぶように配置されている一対の中間垂直ブラケット部を有し、それぞれの前記中間垂直ブラケット部には中間通孔が形成されている中間ブラケットと前記上ブラケットと下ブラケットと中間ブラケットを連結する連結手段とを備えてなり、前記連結手段は、前記上、下、中間ブラケットがそれぞれ有する垂直ブラケット部の間に配置され、前記上ブラケットの上通孔と前記下ブラケットの下通孔とにそれぞれ対応して上下両端部にそれぞれ形成された第1と第2のリンク通孔と、前記中間ブラケットの中間通孔に対応して中段部に形成された第3のリンク通孔とを有する第1の支持リンクと、前記上ブラケットの上垂直ブラケット部に形成される上通孔と前記第1の支持リンクの第1のリンク通孔とを同時に挿通する第1の回転ジョイントと、前記下ブラケットの下垂直ブラケット部に形成される下通孔と前記第1の支持リンクの第2のリンク通孔とを同時に挿通する第2の回転ジョイントと、前記中間ブラケットの中間垂直ブラケット部に形成される中間通孔と前記第1の支持リンクの第3のリンク通孔とを同時に挿通する第3の回転ジョイントと、を備えてなり、更に、前記上ブラケットの各上垂直ブラケット部が有する上通孔は、前記第1の支持リンクの第1のリンク通孔より大きいことを特徴とする制震装置。
制震装置3を使用する支持体21と被支持体22としては、例えば建物の壁、柱や、橋脚などがある。
本実施形態において、被支持体81は対角構造であり、支持体は梁83と柱84のジャンクション交差点である。
この実施形態において、各第1、第2の支持リンク61、62はそれぞれ対(互いの位置が対応しあう第1と第2の支持リンク61、62)となって第3の所定方向D3上の両側から上、下、中間ブラケット72、73、71がそれぞれ有し第2の所定方向D2上に並ぶ上、下、中間垂直ブラケット部722、732、711を挟むように配置されている。そして、前記対となる第1、第2の支持リンク61、62に対応する第3の支持リンク63は、それぞれ一対形成されている上、下、中間垂直ブラケット部722、732、711の間に介挿するように配置されている。即ち、第3の所定方向D3上では、連結手段6Aと上、下、中間ブラケット72、73、71は、第1の支持リンク61、一側に並ぶ各垂直ブラケット部722、732、711、第3の支持リンク63、他側に並ぶ各垂直ブラケット部722、732、711、第2の支持リンク62との順番で並ぶように配置されている。
22 被支持体
3 制震装置
3A 制震装置
4 上ブラケット
41 上水平ブラケット部
42 上垂直ブラケット部
420 上通孔
5 下ブラケット
51 下水平ブラケット部
52 下垂直ブラケット部
521 中間通孔
522 下通孔
6 連結手段
61 第1の支持リンク
611 第1のリンク通孔
612 第2のリンク通孔
613 第3のリンク通孔
614、615 繋ぎ部
62 第2の支持リンク
71 中間ブラケット
710 中間通孔
711 中間垂直ブラケット部
712 連結部
72 上ブラケット
720 上通孔
721 上水平ブラケット部
722 上垂直ブラケット部
73 下ブラケット
730 下通孔
731 下水平ブラケット部
732 下垂直ブラケット部
74 第1のカバー手段
75 第2のカバー手段
76 第3のカバー手段
77 第4のカバー手段
82 設置座
83 梁
84 柱
91 第1の回転ジョイント
92 第2の回転ジョイント
93 第3の回転ジョイント
D1 第1の所定方向
D2 第2の所定方向
D3 第3の所定方向
Claims (10)
- 支持体と被支持体の地震により生じた第1の所定方向沿いの相対運動をさせることによって支持体と被支持体の破壊を防ぐ制震装置であって、
前記支持体と被支持体の一方に固定することができ、前記第1の所定方向と水平面上に直交する方向に沿って貫通する上通孔が形成されている上ブラケットと、
前記上ブラケットから前記第1の所定方向と垂直面上に直交する第2の所定方向に間を空けて前記支持体と被支持体の他方に固定することができ、前記第1の所定方向と水平面上に直交する方向に沿って貫通する下通孔と中間通孔が形成されている下ブラケットと、
前記上ブラケットと下ブラケットとを連結する連結手段とを備えてなり、
前記連結手段は、
前記上ブラケットの上通孔と前記下ブラケットの下通孔とにそれぞれ対応して前記第2の所定方向沿いにおける上下両端部にそれぞれ形成された第1と第2のリンク通孔と、前記下ブラケットの中間通孔に対応して中段部に形成された第3のリンク通孔とを有し、前記上ブラケット及び下ブラケットの一側に配置されている第1の支持リンクと、
前記上ブラケットの上通孔と前記第1の支持リンクの第1のリンク通孔とを同時に挿通する第1の回転ジョイントと、
前記下ブラケットの下通孔と前記第1の支持リンクの第2のリンク通孔とを同時に挿通する第2の回転ジョイントと、
前記下ブラケットの中間通孔と前記第1の支持リンクの第3のリンク通孔とを同時に挿通する第3の回転ジョイントと、を備えてなり、
更に、前記上ブラケットの上通孔は、前記第1の支持リンクの第1のリンク通孔より大きいことを特徴とする制震装置。 - 前記上ブラケットの上通孔は長孔であり、前記第1の支持リンクの第1のリンク通孔は丸孔であることを特徴とする請求項1に記載の制震装置。
- 前記下ブラケットの下通孔は、前記第1の支持リンクの第2のリンク通孔より大きいことを特徴とする請求項1に記載の制震装置。
- 前記下ブラケットの下通孔は長孔であり、前記第1の支持リンクの第2のリンク通孔は丸孔であることを特徴とする請求項3に記載の制震装置。
- 前記下ブラケットと上ブラケットは、それぞれ前記支持体または被支持体に固定することができる水平ブラケット部と、該水平ブラケット部を横断するように延伸すると共に、該水平ブラケット部から前記第2の所定方向に沿って垂直に張り出す垂直ブラケット部を有するものとし、
前記上ブラケットの上通孔は該上ブラケットの垂直ブラケット部に設けられており、
前記下ブラケットの中間通孔と下通孔は該下ブラケットの垂直ブラケット部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の制震装置。 - 前記第1の支持リンクには、前記中段部から前記上下両端部に向けて伸びた2つ繋ぎ部がそれぞれ先細な形にされていることを特徴とする請求項1に記載の制震装置。
- 前記第1、第2、第3の回転ジョイントは、前記第2の所定方向沿いに並ぶように配置されることを特徴とする請求項1に記載の制震装置。
- 前記連結手段は、前記上ブラケットの上通孔と前記下ブラケットの下通孔とにそれぞれ対応して前記第2の所定方向沿いの上下両端部にそれぞれ形成された第4と第5のリンク通孔と、前記下ブラケットの中間通孔に対応して中段部に形成された第6のリンク通孔とが開けられると共に、前記上ブラケット及び下ブラケットの他側に配置されている第2の支持リンクを更に備え、
前記第1の回転ジョイントは前記第2の支持リンクの第4の通孔を更に挿通するように延伸し、
前記第2の回転ジョイントは前記第2の支持リンクの第5の通孔を更に挿通するように延伸し、
前記第3の回転ジョイントは前記第2の支持リンクの第6の通孔を更に挿通するように延伸することを特徴とする請求項1に記載の制震装置。 - 前記上と下ブラケットのいずれかがT字形そして前記第1の所定方向に沿って延伸することを特徴とする請求項5に記載の制震装置。
- 前記第1の支持リンクは、中段部が両端部より幅広く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の制震装置。
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