JP6411297B2 - 制震ダンパ - Google Patents

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本発明は、累積変形能力に優れる制震ダンパに関するものである。
従来、柱と梁を有する門型の構造物の耐震性を高める為、ブレースや方杖等が用いられているが、構造物の制震を行うため、これらの一部に制震ダンパを設ける場合がある。制震ダンパには、流体抵抗を利用した油圧ダンパ、摩擦抵抗を利用した摩擦ダンパ、部材の弾塑性変形を利用した弾塑性ダンパ等がある。特に弾塑性ダンパは、コストや取り扱いやすさに優れている。
このような弾塑性ダンパとしては、ブロック(板材)に孔を形成し、孔によって形成される柱部を変形させることで、構造物の制震を行う方法がある(例えば特許文献1)。
特開平1−190880号公報
図6は、形状を単純化した制震ダンパ100を示す図である。制震ダンパ100は、例えば軟鋼製の部材からなる。本体101は、ブレース等と取り付けるための取り付け部と、それらの間に設けられる孔103とを具備する。孔103によって、取り付け部同士の間に柱部105が形成される。
制震ダンパ100は、構造物のブレース等に接合される。地震等が発生した際には、柱部105が弾塑性変形し、これによりエネルギーを吸収し、構造物に減衰力を与える。
図7は、柱部105の変形時の塑性断面係数と降伏せん断力の関係を示す図である。柱部105は、簡単のため、完全な直方体とし、幅をB、厚みをDとした。図7の(a)は、高さ方向Xにおける、面内方向(幅方向)の変形に対する塑性断面係数Zp0を示し、図7の(b)は、高さ方向Xにおける、面内方向(幅方向)の変形に対する降伏せん断力Qp0を示す。
塑性断面係数Zp0は、BD/4で表される。柱部105は、Xに対して幅Bと厚みDが一定であるため、(a)に示すように、Xの位置によらず、塑性断面係数Zp0は一定となる。この場合、降伏せん断力Qp0は、(b)に示すように、柱部105のX方向の端部において最も小さく(図中R)、中央で最も大きくなる。すなわち、面内方向(幅方向)の変形に対して、柱部105は基部において最も降伏せん断力が小さくなるため、繰り返しの変形において、最も早く損傷する部位(以下、危険断面位置)は、柱部105の基部となる。
同様に、図7の(c)は、高さ方向Xにおける、面内方向に垂直な面外方向(厚み方向)の変形に対する塑性断面係数Zp90を示し、図7の(d)は、高さ方向Xにおける、面外方向(厚み方向)の変形に対する降伏せん断力Qp90を示す。
塑性断面係数Zp90は、BD/4で表される。柱部105は、Xに対して幅Bと厚みDが一定であるため、(c)に示すように、Xの位置によらず、塑性断面係数Zp90は一定となる。この場合、降伏せん断力Qp90は、(d)に示すように、柱部105のX方向の端部において最も小さく(図中S)、中央で最も大きくなる。すなわち、面外方向(厚み方向)の変形に対しても、柱部105は基部において最も降伏せん断力が小さくなるため、繰り返しの変形において、危険断面位置は、柱部105の基部となる。
このように、危険断面位置を考慮せずに設計を行うと、面内方向および面外方向のいずれに対しても、危険断面位置が柱部105の基部近傍となる。通常、制震ダンパ100は、面内方向の制震を目的に用いられるため、面内方向の累積変形能力(損傷するまでに繰り返し弾塑性変形可能な能力)が重要である。しかし、意図しない面外方向の変形が起こった際、危険断面位置が一致してしまうと、柱部105の基部における累積変形能力が損なわれる恐れがある。
前述した特許文献1も、かかる危険断面位置について考慮されたものではないため、面内方向および面外方向の危険断面位置が近接し、累積変形能力が損なわれる恐れがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、累積変形能力が損なわれることを抑制することが可能な制震ダンパを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明は、構造物に取り付けられて、振動エネルギーを吸収する制震ダンパであって、板状の本体には、断面形状が略矩形の柱部が形成され、前記柱部の外形は、前記柱部の中央と基部との間の所定の範囲に、前記柱部の中央方向に凸となる二次曲線からなる曲線部と、前記曲線部と前記柱部の基部とをつなぐ柱端部とからなり、前記曲線部と前記柱端部とがなだらかに接続され、前記柱端部は、前記柱部の基部に設けられた円弧部と、前記曲線部と前記円弧部とをつなぐ直線部と、を具備し、前記柱端部が、前記曲線部の二次曲線の延長線よりも外側に形成され、前記柱端部の部位で、前記曲線部の二次曲線の延長線の幅よりも前記柱部の幅が大きく、前記本体の面内方向における前記柱部の危険断面位置と、前記面内方向に垂直な方向の面外方向における前記柱部の危険断面位置と、が異なり、前記面外方向の危険断面位置は、前記柱部の基部であり、前記面内方向の危険断面位置は、前記柱部の基部から、前記柱部の中央部側にずれた前記曲線部と前記柱端部との接続位置となることを特徴とする制震ダンパである。
前記柱部の高さHに対して、前記面内方向の危険断面位置は、前記柱部の基部から、H/20以上離れた位置であることが望ましい。
前記柱部の高さHに対して、前記面内方向の危険断面位置は、前記柱部の基部から、H/10以上離れた位置であることが望ましい。
本発明によれば、面内方向の変形に対する危険断面位置と、面外方向の変形に対する危険断面位置と、が異なるため、意図せずに面外方向の変形が生じた場合でも、面内方向の累積変形能力を損なうことを抑制することができる。
特に、柱部の高さHに対して、面内方向の危険断面位置が、柱部の基部から、H/20以上離れた位置であれば、その効果を確実に得ることができる。さらに面内方向の危険断面位置を、柱部の基部から、H/10以上離れた位置とすれば、より確実にその効果を確実に得ることができる。
また、柱部の一部に二次曲線からなる曲線部が形成されることで、柱部の降伏せん断力を過剰に高くすることなく、効率よく累積変形能力を確保することができる。
この場合、柱端部を、円弧部と直線部として、曲線部と柱端部とをなだらかに接続し、柱端部を、曲線部の二次曲線の延長線よりも外側に形成することで、応力集中部などが生じにくく、確実に、面内方向の変形に対する危険断面位置を柱部の中央部側にずらすことができる。
本発明によれば、累積変形能力が損なわれることを抑制することが可能な制震ダンパを提供することができる。
制震構造1を示す図。 (a)は、制震ダンパ9を示す図、(b)は、柱部15の部分拡大図。 (a)は、制震ダンパ9の面内方向の変形を示す図、(b)は、制震ダンパ9の面外方向の変形を示す図。 柱部15の形状における、面内方向および面外方向のそれぞれの塑性断面係数と、降伏せん断力とを示す図。 理想状態の塑性断面係数と、降伏せん断力とを示す図。 制震ダンパ100を示す図。 柱部105の形状における、面内方向および面外方向のそれぞれの塑性断面係数と、降伏せん断力とを示す図。
以下、本発明の実施の形態にかかる制震構造1について説明する。図1は、制震構造1を示す図である。構造物の柱3、梁5の合流部から、上下いずれかの方向の梁5までV型のブレース7が接合される。ブレース7の端部と梁5との間には、制震ダンパ9が接合される。すなわち、制震構造1においては、構造物のV型(横向き、逆向きに設置されるものを含む。以下同じ)のブレース7へ制震ダンパ9が設けられる。なお、制震ダンパ9の取り付け位置やブレース7等の態様については図示した例には限られない。
地震などにより構造物が振動し、ブレース7と梁5とが相対的に変位すると、制震ダンパ9は弾塑性変形する。すなわち、制震ダンパ9は、その一部が弾塑性変形することで、振動エネルギーを吸収する。
次に、制震ダンパ9について詳細に説明する。図2(a)は、制震ダンパ9の正面図である。制震ダンパ9は、軟鋼などの鋼材からなる板状の部材である。すなわち、制震ダンパ9の厚みは略一定である。
制震ダンパ9の本体11の上下には、前述した構造物への取り付け部11aが設けられる。取り付け部11aには、例えばボルトなどを挿通可能な複数の孔が設けられる。
本体11の取り付け部11a同士の間には、本体11を貫通する複数の孔13が形成される。また、孔13によって、複数の柱部15が形成される。すなわち、柱部15は、上下の取り付け部11a同士を連結する部位となる。なお、柱部15の本数は、図示した例には限られず、1本であってもよい。この場合には、柱部15の両側には孔13が形成されるのではなく切欠きが形成される。なお、以下の説明では、孔13によって、複数の柱部15が形成される例について説明するが、柱部15が1本の場合には、孔13に代えて、切欠きであるものとする。
図2(b)は、柱部15の部分拡大図である。柱部15は、中央部がくびれた形状である。柱部15の中央部から基部(取り付け部11aとの境界近傍)との間の所定の範囲には、曲線部(図中L)が設けられる。曲線部Lは、柱部15の中央方向に凸となるような二次曲線(図中E)からなる。
曲線部Lと柱部15の基部との間には、直線部(図中M)と、円弧部(図中N)が連続する。なお、曲線部Lと柱部15の基部との間を柱端部と称する。すなわち、柱端部は、柱部15基部に設けられた円弧部Nと、曲線部Lと円弧部Nとをつなぐ直線部Mとからなる。曲線部Lと直線部Mとはなだらかに接続される。また、直線部Mと円弧部Nとはなだらかに接続される。このようにすることで、各部の境界に応力集中などが生じることがない。
ここで、柱端部(円弧部Nと直線部M)は、曲線部Lの二次曲線Eの延長線よりも外側にはみ出すように形成される。すなわち、柱端部(円弧部Nと直線部M)の部位では、二次曲線Eの延長線の幅よりも柱部15の幅が大きい。
次に、制震ダンパ9の変形方向について説明する。図3(a)は、制震ダンパ9の上下の取り付け部11aが相対的に変位した状態を示す図である。図3(a)に示す例では、本体の孔13が形成される面に平行な方向(図中矢印F方向)の変形である。したがって、変形後においても、上下の取り付け部11aが同一平面上に位置する。この方向の変形を面内方向の変形と称する。
これに対し、図3(b)は、面内方向の変形に垂直な方向(図中矢印G方向)の変形を示す。すなわち、変形後において、上下の取り付け部11aが、互いに平行に異なる面上に位置する。この方向の変形を面外方向の変形と称する。
制震ダンパ9は、面内方向の変形を意図して設計される。したがって、制震ダンパ9は、面内方向の変形に対して必要な減衰力を発生し、所定の累積変形能力を確保できるように設計される。しかし、実際の地震等の振動は、面内方向の振動に加えて、面外方向の振動も生じることとなる。このため、制震ダンパ9は、面内方向の変形に加えて、面外方向の変形も考慮する必要がある。
図4は、柱部15の面内方向および面外方向のそれぞれの塑性断面係数と、降伏せん断力とを示す図である。柱部15の高さXにおける幅をB、厚みをDとする。図4の(a)は、高さ方向Xにおける、面内方向(幅方向)の変形に対する塑性断面係数Zp0を示し、図4の(b)は、高さ方向Xにおける、面内方向(幅方向)の変形に対する降伏せん断力Qp0を示す。
塑性断面係数Zp0は、BD/4で表される。したがって、図4の(a)に示すように、塑性断面係数Zp0は、位置によって変化する。この場合、降伏せん断力Qp0は、(b)に示すように、柱部15の基部から、中央部にずれた位置で最も小さく(図中P)、中央で最も大きくなる。すなわち、面内方向(幅方向)の変形に対して、柱部15は基部から中央部にずれた位置で最も降伏せん断力が小さくなるため、繰り返しの変形において、危険断面位置は、柱部15の基部から中央にずれた位置となる。
同様に、図4の(c)は、高さ方向Xにおける、面外方向(厚み方向)の変形に対する塑性断面係数Zp90を示し、図4の(d)は、高さ方向Xにおける、面外方向(厚み方向)の変形に対する降伏せん断力Qp90を示す。
塑性断面係数Zp90は、BD/4で表される。したがって、図4の(a)に示すように、塑性断面係数Zp0は、位置によって変化する。この場合、降伏せん断力Qp0は、(d)に示すように、柱部15のX方向の端部近傍において最も小さく(図中Q)、中央で最も大きくなる。すなわち、面外方向(厚み方向)の変形に対して、柱部15は基部近傍において最も降伏せん断力が小さくなるため、繰り返しの変形において、危険断面位置は、柱部15の基部近傍となる。
このように、本実施形態では、面外方向の変形における危険断面位置(柱部15の基部近傍)に対して、面内方向の変形における危険断面位置が、柱部15の中央方向にずれた位置となる。
ここで、図5の(a)は、理想状態の塑性断面係数Zp0を示す図である。柱部の形状を完全な2次曲線で構成し、中央部で凸同士が接するような形状であれば、図5の(b)に示すように、降伏せん断力は、部位によらず一定となる。すなわち、危険断面位置が柱部の1点(上下2点)のみに形成されず、全体が均一な降伏せん断力であるため、無駄がなく、必要以上に高い降伏せん断力を有する部位がない。このため、制震ダンパを軽量化し、材料コストも削減することができる。
そこで、本実施形態では、柱部15の基部から所定の距離離れた部位に、曲線部Lを形成する。曲線部Lの二次曲線を適切に設定することで、曲線部Lにおける降伏せん断力を略一定にすることができる。このため、危険断面位置が1点(上下2点)とならず、過剰な降伏せん断力を得るために柱部15の幅を必要以上に大きくする必要がない。
ここで、前述した様に、柱端部の部位では、二次曲線E(図2(b))の延長線の幅よりも柱部15の幅が大きい。このため、柱端部においては、曲線部Lにおける降伏せん断力よりも大きくなる。この結果、危険断面位置は、柱部15の基部から柱部15の中央方向にずれた位置となる。
なお、面内方向の変形における危険断面位置は、柱部15の全高をHとした際に、柱部15の基部(面外方向の変形における危険断面位置)から、H/20以上離れた位置とすることが望ましく、さらに好ましくは、H/10以上離れた位置とすることが望ましい。面内方向の変形における危険断面位置と面外方向の変形における危険断面位置とが近すぎると、その効果が小さくなるためである。
なお、面内方向の変形における危険断面位置が1点(上下2点)ではなく、所定の範囲に形成される場合には、面内方向の変形における危険断面位置の内、柱部15の基部に最も近い点と、面外方向の変形における危険断面位置とを、H/20以上(さらにはH/10以上)離すことが望ましい。
以上、本実施の形態によれば、面内方向の変形に対する危険断面位置と、面外方向の変形に対する危険断面位置とが異なるため、面外方向の変形が生じた場合でも、面内方向の累積変形能力を損なうことを抑制することができる。
また、柱部15の一部に、二次曲線からなる曲線部Lを形成することで、柱部15の降伏せん断力を過剰に高くすることなく、効率よく累積変形能力を確保することができる。
また、柱部15の高さHに対して、面内方向の危険断面位置が、柱部15の基部から、H/20以上離れた位置(さらにH/10以上離れた位置)とすることで、面内方向の変形が面外方向の変形によって影響を受けることをより確実に抑制することができる。なお、曲線部Lを形成する場合には、曲線部Lを柱部15の基部からH/20以上離れた位置(さらにH/10以上離れた位置)から柱部15の中央部までの所定範囲に形成すればよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、柱部15の形状は、図示した例には限られない。面内方向の変形に対する危険断面位置と、面外方向の変形に対する危険断面位置とを異なる位置にすることができれば、必ずしも曲線部Lを設けなくてもよく、柱端部の形状も、直線部と円弧部以外の形状としてもよい。
1………制震構造
3………柱
5………梁
7………ブレース
9………制震ダンパ
11………本体
11a………取り付け部
13………孔
15………柱部
100………制震ダンパ
101………本体
103………孔
105………柱部

Claims (3)

  1. 構造物に取り付けられて、振動エネルギーを吸収する制震ダンパであって、
    板状の本体には、断面形状が略矩形の柱部が形成され、
    前記柱部の外形は、前記柱部の中央と基部との間の所定の範囲に、前記柱部の中央方向に凸となる二次曲線からなる曲線部と、前記曲線部と前記柱部の基部とをつなぐ柱端部とからなり、
    前記曲線部と前記柱端部とがなだらかに接続され、
    前記柱端部は、前記柱部の基部に設けられた円弧部と、前記曲線部と前記円弧部とをつなぐ直線部と、を具備し、
    前記柱端部が、前記曲線部の二次曲線の延長線よりも外側に形成され、前記柱端部の部位で、前記曲線部の二次曲線の延長線の幅よりも前記柱部の幅が大きく、
    前記本体の面内方向における前記柱部の危険断面位置と、
    前記面内方向に垂直な方向の面外方向における前記柱部の危険断面位置と、が異なり、
    前記面外方向の危険断面位置は、前記柱部の基部であり、
    前記面内方向の危険断面位置は、前記柱部の基部から、前記柱部の中央部側にずれた前記曲線部と前記柱端部との接続位置となることを特徴とする制震ダンパ。
  2. 前記柱部の高さHに対して、前記面内方向の危険断面位置は、前記柱部の基部から、H/20以上離れた位置であることを特徴とする請求項1記載の制震ダンパ。
  3. 前記柱部の高さHに対して、前記面内方向の危険断面位置は、前記柱部の基部から、H/10以上離れた位置であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制震ダンパ。
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