JP2003090722A - 変位計、変位調整器 - Google Patents

変位計、変位調整器

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JP2003090722A JP2001286324A JP2001286324A JP2003090722A JP 2003090722 A JP2003090722 A JP 2003090722A JP 2001286324 A JP2001286324 A JP 2001286324A JP 2001286324 A JP2001286324 A JP 2001286324A JP 2003090722 A JP2003090722 A JP 2003090722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部材の塑性変形による変化に相当する2
点間の距離の変位量のみの測定を正確に行う変位計を提
供する。 【解決手段】 構成部材Aの第1部位Bに固定される本
体10と、構成部材Aの第2部位Cにその一部が固定さ
れるものであり、本体10に、平行移動自在に支持され
ているスライダ20と、第1部位Bと第2部位Cとの間
の距離の変化に応じて生じるスライダ20の本体に対す
る平行移動量を測定する測定器100と、を備えてなる
変位計1であって、第1部位Bと第2部位Cとの間の距
離が、構成部材Aの弾性変形による変化に相当する変位
量を超えて変化したときにのみ、測定器100で平行移
動量が測定されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物、橋
梁、膜構造物などの地上構造物、あるいは航空機や船舶
のような非地上構造物等の各種構造物に対して、負荷が
かかった際に、構造物を構成する構成部材の2点間の距
離が変化することによって生じる変位量を検出する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】構造物は、強風や地震等の大きな外力に
より変形することがある。構造物の変形の度合いは、構
造物を構成する構成部材の2点間の距離が変化すること
によって生じる変位量で表される。
【0003】このような構成部材の変位量を測定すると
きに用いられる変位計には、電源を必要とするものと必
要としないものとがある。電源を必要とする変位計で
は、負荷により発生する構成部材の変位量をセンサ類を
用いて測定して記録する。また、測定した変位量を、レ
コーダや記録計に蓄積してその累積値を記録する。電源
を必要としない変位計では、測定対象の構成部材に圧接
されて、構成部材の変位量に応じて回転する回転体の回
転量により、変位量を測定するいわゆる距離計を用い
て、その累積値を記録する。このような従来の変位計
は、変位量の大小に関わらず、構成部材に生じたすべて
の変位量を測定して記録する。また、変位量の累積値に
も、当然に、測定されたすべての変位量が累積される。
【0004】ところで、構造物の構成部材は、その損傷
度合いや余寿命をできるだけ正確に把握、推定する必要
がある。これにより、構成部材を安全に使用できる期間
を知ることができるからである。そのために、構造物に
過去にかかった外力等の負荷による構成部材の変位量、
及びその累積値の測定、記録を行うための、前述のよう
な変位計がある。変位量及びその累積値により、損傷度
合いや余寿命を知ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の構造物は、負荷
がかかった場合に、意図的に変形させて負荷を吸収する
ような構成部材を組み込んで構成されることが多い。こ
れにより、地震等が発生した場合でも、負荷を吸収させ
て、重要な架構が損傷する危険性を低くしている。つま
り、構造物に負荷がかかると、負荷は、構成部材の変形
により吸収されることとなる。
【0006】構成部材の変形には、大きく分けて、負荷
がなくなると形状が元に戻る弾性変形と、負荷がなくな
っても形状が元に戻らない塑性変形との2つの種類があ
る。弾性変形は、構成部材の損傷度合いや余寿命には影
響しないために、測定する必要がない。それどころか、
弾性変形を測定すると、変位量の累積値に、測定する必
要のない変位量も累積されるために、構成部材の損傷度
合いや余寿命を正しく把握できなくなる。そのために、
実際にはまだ安全に使用できる期間が残っている構成部
材を破棄、あるいは交換する必要が生じ、構成部材を効
率的に使うことができなくなる。一方、塑性変形は、構
成部材の損傷度合いや余寿命に影響するために、正しく
測定する必要がある。
【0007】しかし、従来の変位計は、前述のように、
構成部材の弾性変形、塑性変形にかかわらず、すべての
変位量を測定して記録するようになっている。
【0008】本発明は、構成部材の損傷度合いや余寿命
に影響しない弾性変形等の変形分に相当する変位量の測
定を行わず、損傷度合いや余寿命に影響する塑性変形等
の変形分に相当する変位量のみの測定を正確に行う技術
を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明は、構造物を構成する構成部材の第1部位
に固定される第1部材と、前記構成部材の第2部位にそ
の一部が固定されるものであり、前記第1部材に、平行
移動自在に支持されている第2部材と、前記第1部位と
前記第2部位との間の距離の変化に応じて生じる前記第
2部材の前記第1部材に対する平行移動量を測定する測
定手段と、を備えてなる変位計であって、前記第1部位
と前記第2部位との間の距離が所定の変位量である基準
変位量を超えて変化したときにのみ、前記測定手段で前
記平行移動量が測定されるように構成されている、変位
計を提供する。これにより、基準変位量以下の変位量に
相当する平行移動量を測定しないようにすることができ
る。例えば、前記基準変位量が、前記構成部材の前記第
1部位と前記第2部位との間の弾性変形による変位量の
最大値に相当する量であると、弾性変形による変形分に
相当する変位量を除いて、塑性変形による変形分に相当
する変位量の測定を正確に行うことができる。
【0010】このような変位計は、例えば、前記第1部
位と前記第2部位との間の距離が所定の変位量である前
記基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記第2部
材を平行移動させる変位調整手段を備えることにより、
容易に構成される。このような変位調整手段の好適な例
として、以下のような変位調整手段が挙げられる。前記
変位調整手段は、前記構成部材の前記第2部位に固定さ
れる第1係止体と、前記第2部位と固定されている前記
第2部材の前記一部に固定される第2係止体とを含んで
構成される。前記第1係止体と、前記第2係止体とは、
前記基準変位量に対応させた遊びを空けて配されてお
り、前記基準変位量を超えて前記第1部位と前記第2部
位との間の距離が変化したときにのみ、互いに係止され
るようになっている。また、前記第1係止体と前記第2
係止体との間の遊びの量を、可変となるように構成して
もよい。
【0011】この他に、以下のような構成によっても、
本発明の変位計は容易に構成される。即ち、前記第2部
材に当接されており、前記平行移動量に応じて回転する
歯車と、前記歯車の回転を所定の回転量の回転に変換す
る変速機構と、前記変速機構に伝えられる前記歯車の回
転を、一方向のみのものに制限する制限手段と、前記第
1部位と前記第2部位との間の距離が前記基準変位量を
超えて変化したときにのみ、前記変速機構による回転を
前記測定手段に伝える伝達手段と、をさらに備えてお
り、前記測定手段が、前記変速機構から伝えられる回転
の回転量に応じて前記平行移動量を測定するように構成
される、変位計である。例えば、前記変速機構が、1又
は複数の歯車を含んでおり、前記変速機構に含まれる歯
車の少なくとも一つの歯車の歯が、前記基準変位量に対
応させた遊びを空けて配されるようにすると、伝達手段
が、基準変位量に対応した歯の配置に応じて、測定手段
に変速機構による回転を伝えるようになる。
【0012】また、測定手段を以下のような構成として
もよい。即ち、前記測定手段は、前記第2部材の前記平
行移動量を記録する記録手段を含んでおり、前記基準変
位量に対応する量を超えたときにのみ、前記平行移動量
を記録するように構成されている。前記測定手段を、測
定した前記平行移動量を累積的に記録するように構成す
ると、累積型の変位計とすることができる。
【0013】また、本発明は、以下のような変位調整器
を提供する。この変位調整器は、構造物を構成する構成
部材の第1部位に固定される第1部材と、前記構成部材
の第2部位にその一部が固定されるものであり、前記第
1部材に、平行移動自在に支持されている第2部材と、
前記第1部位と前記第2部位との間の距離の変化に応じ
て生じる前記第2部材の前記第1部材に対する平行移動
量を測定する測定手段と、を備えてなる変位計に用いら
れる変位調整器であって、前記第1部位と前記第2部位
との間の距離が所定の変位量である基準変位量を超えて
変化したときにのみ、前記第2部材を前記第1部材に対
して平行移動させるように構成されている。このような
変位調整器は、例えば、前記構成部材の前記第2部位に
固定されている第1係止体と、前記第2部位と固定され
ている前記第2部材の前記一部に固定される第2係止体
とを含んでいる。前記第1係止体と、前記第2係止体と
は、前記基準変位量に対応させた遊びを空けて配されて
おり、前記基準変位量を超えて前記第1部位と前記第2
部位との間の距離が変化したときにのみ、互いに係止さ
れるようになっている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面を用い
て詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の変位計を、変位量の測定
対象となる構成部材Aに取り付けたときの全体構成図で
ある。構成部材Aは、構成部材D、Eに挟まれており、
例えば、地震等により構成部材D、Eに揺れが生じる
と、構成部材Aは、構成部材D、Eの揺れを吸収するこ
とにより負荷がかかって変形する。構成部材D、Eによ
り、少なくとも構造物の一部が構成される。変位計1
は、構成部材Aの変形により変化する構成部材Aの第1
部位Bと第2部位Cとの間の水平方向の距離の変位量を
測定するものである。
【0016】変位計1は、第1部位Bに固定される本体
10と、棒状で本体10に貫通して設けられており、本
体10に対して長手方向に平行移動可能なスライダ20
と、第2部位Cに固定される棒状の第1係止体30と、
スライダ20の先端に設けられる第2係止体40と、を
含んで構成される。本体10は、内部に、変位量を測定
して測定結果を累積的に記録するための測定器100を
含んで構成される。本体10は本発明の第1部材の一例
であり、スライダ20は本発明の第2部材の一例であ
り、測定器100は本発明の測定手段の一例である。
【0017】第1係止体30と第2係止体40とは、構
成部材Aに負荷がかからない状態では、本発明の基準変
位量に対応する間隔の遊びを空けて配されている。第1
係止体30と第2係止体40とは、第1部位Bと第2部
位Cとの間の水平方向の距離がこの遊びの間隔以上に変
化したときのみ、互いに係止されることとなる。このよ
うな第1係止体30及び第2係止体40により、本発明
の変位調整手段、変位調整器の一例を構成する。
【0018】図2を用いて、第1係止体30と第2係止
体40との構成の一例を詳述する。図2(a)は、第1
係止体30と第2係止体40とを第2部位Cの方から見
た図である。図2(b)は、第1係止体30と第2係止
体40との正面図である。
【0019】第2係止体40は、断面U字型のプレート
41と、プレート41をスライダ20に取り付けるため
の取付部材42と、第1係止体30との間隔を調整する
ための調整部材43と、を含んで構成される。
【0020】プレート41には、第1係止体30が貫通
される孔44が設けられる。第1係止体30が孔44の
縁部に接することにより、第1係止体30と第2係止体
40とが互いに係止されるようになる。孔44の縁部と
第1係止体30との間隔が、遊びの間隔C1、C2とな
る。また、プレート41には、スライダ20の先端から
延びる結合部材21が挿入される結合孔45と、調整部
材43が挿入される調整孔46と、が設けられる。
【0021】取付部材42は、結合孔45に挿入された
結合部材21を固定するための、例えばナットのような
部材である。結合部材21が、孔44の結合孔45側の
縁部を超えて挿入されることによって、遊びの間隔C1
を可変とすることができる。この場合、第1係止体30
が結合部材21の先端に接することにより、第1係止体
30と第2係止体40とが互いに係止されることにな
る。調整部材43は、調整孔46に挿入される、例えば
ボルトのような部材である。調整部材43を、孔44の
調整孔46側の縁部を超えてどれだけ突出させるかによ
って、遊びの間隔C2を可変とすることができる。この
場合、第1係止体30が調整部材43の先端に接するこ
とにより、第1係止体30と第2係止体40とが互いに
係止されることになる。
【0022】次に、本体10及びスライダ20につい
て、図3を用いて説明する。図3は、本体10及びスラ
イダ20の構成の一例を示す図である。
【0023】スライダ20は、前述の通り、本体10に
対して平行移動するものであるが、その長手方向には、
ラック22が設けられている。
【0024】本体10は、測定器100及び測定器10
0にスライダ20の平行移動量を所定の回転の回転量と
して伝える回転伝達機構110を含んで構成される。回
転伝達機構110は、スライダ20に設けられたラック
22に噛み合うピニオン111と、公知のワンウェイク
ラッチ動作をすることによりピニオン111の回転のう
ち所定の方向の回転のみが伝えられるワンウェイクラッ
チ機構112と、ワンウェイクラッチ機構112から回
転が伝えられる入力軸113と、入力軸113の回転を
所定の回転量の回転に変換する歯車114、115と、
歯車115と同軸に設けられるウォームギア116と、
ウォームギア116により回転が伝えられるヘリカルギ
ア117と、を備える。測定器100は、ヘリカルギア
117の回転量に応じて抵抗値が変わるポテンシオメー
タ101を備える。抵抗値により、スライダ20の平行
移動量が表される。なお、回転伝達機構110は、測定
器100と一体になるように構成してもよい。
【0025】変位計1の全体の動作について、図4、図
5を用いて説明する。図4、図5は、構成部材Aが変形
したときの変位計1の状態を表す図である。図4(a)
は、第2部位Cが第1部位Bに対して近づく方向に移動
するように構成部材Aが変形したときの図であり、図4
(b)は、このときの第1係止体30と第2係止体40
の孔44との位置関係を示す図である。図5(a)は、
第2部位Cが第1部位Bに対して遠ざかる方向に移動す
るように構成部材Aが変形したときの図であり、図5
(b)は、このときの第1係止体30と第2係止体40
の孔44との位置関係を示す図である。
【0026】構成部材Aが変形して第2部位Cの第1部
位Bに対する位置が、近づく方向(図4)あるいは遠ざ
かる方向(図5)に移動すると、第2部位Cに固定され
た第1係止体30が第2部位Cの動きに応じて移動す
る。第1係止体30の移動量が、遊びの間隔C1又は遊
びの間隔C2を超えると、図4(b)又は図5(b)に
示すように、第1係止体30と第2係止体40とが互い
に係止される。第2係止体40は、第1係止体30に係
止されると、第1係止体30の動きに応じて移動するよ
うになる。つまり第2係止体40は、第2部位Cが第1
部位Bに対して近づく方向に移動すると、第1係止体3
0により、スライダ20を押す方向に移動する。逆に第
2部位Cが第1部位Bに対して遠ざかる方向に移動する
と、第1係止体30により、スライダ20を引っ張る方
向に移動する。
【0027】第2係止体40は、取付部材42によりス
ライダ20に取り付けられている。そのために、第2係
止体40が第1係止体30の動きに応じて移動すると、
スライダ20は、第2係止体40により押され、或いは
引っ張られて本体10に対して長手方向に平行移動する
ようになる。即ち、図4(a)に示すように構成部材A
が変形した場合には、スライダ20は、第2係止体40
に押されて、向かって右方向に平行移動する。図5
(a)に示すように構成部材Aが変形した場合には、ス
ライダ20は、第2係止体40に引っ張られて、向かっ
て左方向に平行移動する。
【0028】以上のように、スライダ20は、第2部位
Cが第1部位Bに対して遊びの間隔C1又は遊びの間隔
C2を超えた量を移動したときのみ、本体10に対して
平行移動することとなる。
【0029】スライダ20が平行移動すると、この平行
移動に応じてピニオン111が回転する。ワンウェイク
ラッチ機構112は、ピニオン111の回転が所定の方
向の回転である場合には、ピニオン111の回転を入力
軸113へ伝える。入力軸113に伝えられた回転は、
歯車114、115、ウォームギア116の順に伝えら
れて、所定の回転量に変換された回転となる。ウォーム
ギア116の回転により、ヘリカルギア117は回転さ
れる。ヘリカルギア117の回転量によりポテンシオメ
ータ101の抵抗値が変化する。ポテンシオメータ10
1の抵抗値の変化量により、スライダ20の一方向への
平行移動量が測定、記録できる。
【0030】ワンウェイクラッチ機構112により、ピ
ニオン111の一方向の回転しか入力軸113には伝わ
らない。つまり、スライダ20の平行移動のうち、一方
向の移動しか入力軸113には伝わらない。そのため
に、入力軸113から歯車114、115等を介してヘ
リカルギア117に伝えられる回転は、一方向にしか回
転しない。ヘリカルギア117が一方向にしか回転しな
いために、ポテンシオメータ101の抵抗値は、一方向
のみにしか変化せず、抵抗値の変化量は累積して記録さ
れる。
【0031】このようにして、スライダ20の一方向の
平行移動量の累積値が測定、記録される。両方向の平行
移動量の累積値は、測定された平行移動量の累積値を2
倍にすることで、概算値として求めることができる。し
かも、前述のようにスライダ20は、構成部材Aが、第
1係止体30と第2係止体40との間に設けられた遊び
の間隔C1、C2を超える程度の変形でない場合には平
行移動しない。第1係止体30と第2係止体40との間
に設けられた遊びの間隔C1、C2を、例えば構成部材
Aの第1部位Bと第2部位Cとの間の弾性変形による変
位量の最大値に相当する間隔にすると、構成部材Aの弾
性変形分の変位量に相当するスライダ20の平行移動量
を測定せず、塑性変形分の変位量に相当するスライダ2
0の平行移動量のみを正確に測定して記録することが可
能となる。
【0032】なお、本実施形態では、ポテンシオメータ
101を用いて、変位量を累積した累積値を測定、記録
する累積型の変位計1としたが、これに限らず、単に変
位量を測定、記録するだけの測定器100を用いてもよ
い。また、ワンウェイクラッチ機構112により、スラ
イダ20の一方向の平行移動量しか測定器100に伝え
られないようにしているが、両方向の平行移動量を伝え
るようにして、測定器100が、平行移動量の絶対値を
測定するようにしてもよい。
【0033】図6は、第1係止体30及び第2係止体4
0の別の例を示す図である。図6(a)は、第1係止体
30と第2係止体40とを第2部位Cの方から見た図で
ある。図6(b)は、第1係止体30と第2係止体40
との正面図である。この例では、スライダ20の結合部
材21は、第2係止体40ではなく第1係止体30に挿
入される。
【0034】第1係止体30は、断面L字型のプレート
31と、このプレートを第2部位Cに固定するボルト3
2とを備える。プレート31は、第2部位Cに固定され
る面に固定孔33が設けられており、プレート31は、
この固定孔33にボルト32が通されることにより、第
2部位Cに固定される。固定孔33は、プレート31の
固定位置がスライダ20の長手方向に調整可能となるよ
うな形状で設けられる。また、プレート31には、固定
孔33とは異なる面に、スライダ20の結合部材21が
挿入される結合孔34が設けられる。第1係止体30の
結合孔34が設けられる面と、スライダ20の結合部材
21の基端部分との間の間隔が遊びの間隔C1となる。
【0035】第2係止体40は、第1係止体30のプレ
ート31に設けられた結合孔34に挿入されるスライダ
20の結合部材21を、結合孔34から抜けないように
するための部材であり、例えば、ナットのようなもので
ある。第2係止体40は、結合孔34から所定の間隔を
空けて設けられており、この間隔が、第1係止体30と
第2係止体40との間の遊びの間隔C2となる。第2係
止体40の位置をずらすことにより、遊びの間隔C2を
変更することができる。
【0036】第1係止体30のプレート31が固定され
る位置を、スライダ20の長手方向にずらすことによ
り、プレート31の結合孔34が設けられた面がスライ
ダの長手方向に平行移動して、遊びの間隔C1、C2を
変更することもできる。
【0037】構成部材Aが変形して、第1部位Bと第2
部位Cとの間の距離が変化すると、第2部位Cに固定さ
れた第1係止体30は、構成部材Aの変形に応じて移動
する。この移動量が遊びの間隔C1又は遊びの間隔C2
を超えた量になると、第1係止体30は、プレート31
の結合孔34が設けられた面により、第2係止体40又
はスライダ20に係止され、第2係止体40又はスライ
ダ20を押すようになる。第1係止体30が第2係止体
40を押すときには、スライダ20が第2係止体により
引っ張られる。これによりスライダ20は、向かって左
方向に平行移動する。第1係止体30がスライダ20を
押すときには、スライダ20は、向かって右方向に平行
移動する。スライダ20の平行移動量は、前述の通りに
測定器100により測定される。
【0038】図7は、ワンウェイクラッチ機構112を
歯車118と制御部材119とを備えたラチェット方式
により実現し、歯車118に遊びを設けた場合の例を示
す図である。この場合、図1に示すような第2係止体4
0は不要となり、スライダ20は、第1係止体30に固
定される。ワンウェイクラッチ機構112が、変位調整
器の機能を持つこととなる。ピニオン111は、本発明
の平行移動量に応じて回転する歯車の一例となる。入力
軸113、歯車114、115、ウォームギア116、
及びヘリカルギア117により、本発明の変速機構の一
例を構成する。
【0039】ワンウェイクラッチ機構112の歯車11
8は、ピニオン111と同心に設けられており、その歯
の間隔が、本発明の基準変位量に対応させた遊びを空け
て配されている。歯車118は、本発明の伝達手段の一
例である。制御部材119は、ピニオン111に取り付
けられており、ピニオン111の回転に応じて、歯車1
18の周囲を回転する。また、制御部材119は、歯車
118に、その一端が当たるように付勢されている。制
御部材119は、本発明の制御手段の一例である。
【0040】図7の例の場合、スライダ20の平行移動
により、ピニオン111が時計回りに回転すると、制御
部材119は歯車118の歯に係止されないためにピニ
オン111のみが回転し、ピニオン111の回転が歯車
118に伝わることはない。ピニオン111が反時計回
りに回転すると、制御部材119は歯車118の歯に係
止されるために、歯車118にピニオン111の回転が
伝えられる。歯車118の回転は入力軸113に伝えら
れ、前述のような、スライダ20の平行移動量の測定が
可能となる。
【0041】ピニオン111が回転し、それにより歯車
118の歯に制御部材119が係止されるまでの距離、
つまり、歯車118の、ピニオン111が回転する前の
制御部材119が当たる部位と、ピニオン111が回転
して制御部材119が係止される歯との間の距離が遊び
の間隔C1となる。この遊びを設けることにより、基準
変位量を超えた変位量に対応するスライダ20の平行移
動量のみを、ポテンシオメータ101に伝えることがで
きるようになる。なお、ワンウェイクラッチ機構112
の歯車118以外にも、変速機構を構成する他の歯車等
の歯の間隔を本発明の基準変位量に対応させた遊びを空
けて配するようにしても、同様に、基準変位量を超えた
変位量に対応するスライダ20の平行移動量のみをポテ
ンシオメータ101に伝えることができる。この場合、
歯の間隔を本発明の基準変位量に対応させた遊びを空け
て配した歯車等が、本発明の伝達手段に相当するように
なり、ワンウェイクラッチ機構112の歯車118は、
変速機構の構成の一部となる。
【0042】図8は、測定器により構成部材Aの塑性変
形分の変位量のみを測定する場合の測定器200の例を
示す図である。この場合、図1に示すような第2係止体
40は不要となり、スライダ20は、第1係止体30に
固定される。また図8に示される、回転伝達機構110
により、スライダ20の平行移動量が測定器200に伝
えられる。つまり、構成部材Aの第1部位Bと第2部位
Cとの間の距離の変位量は、弾性変形、塑性変形の区別
なく、すべて測定器200に伝えられる。
【0043】測定器200は、伝えられた変位量のうち
構成部材Aの弾性変形分に相当する変位量を記録しない
ようにする。例えば、スライダ20の平行移動を常に監
視しておき、スライダ20が、一方向に、構成部材Aの
弾性変形分に相当する量だけ平行移動したときに、測定
器200が変位量を測定、記録するようにする。そのた
めに、図8に示す測定器200は、図3に示す測定器1
00に制御部102を設けた構成となっている。
【0044】制御部102は、スライダ20の平行移動
量を検出して、スライダ20が、一方向に構成部材Aの
弾性変形分に相当する量だけ平行移動しているときに、
ポテンシオメータ101がヘリカルギア117の回転量
に応じて抵抗値を変化することを許可する許可信号を、
ポテンシオメータ101へ送るように構成されている。
例えば、制御部102は、構成部材Aが変形して、スラ
イダ20が所定の方向、例えば向かって右方向へ平行移
動すると、そのときに移動したラック22の歯数をカウ
ントする。カウントした歯数が所定の歯数以上になる
と、制御部102は許可信号をポテンシオメータ101
へ送る。所定の歯数が、構成部材Aの弾性変形分に相当
する平行移動量に当たる。その後、スライダ20が向か
って左方向へ平行移動すると、制御部102はカウント
したスライダ20の歯数を減らしていく。歯数が所定の
歯数未満になると、許可信号をポテンシオメータ101
へ送らなくなる。つまり、制御部102は、カウントし
た歯数が所定の歯数以上のときに許可信号をポテンシオ
メータ101へ送り続ける。ポテンシオメータ101
は、制御部102から許可信号を受けている間だけ、ヘ
リカルギア117の回転量に応じて抵抗値を変化するこ
とができるように構成される。また、ワンウェイクラッ
チ機構112を備えているために、ヘリカルギア117
は一方向にしか回転せず、抵抗値は一方向にしか変位し
ない。そのために、構成部材Aの弾性変形分に相当する
スライダ20の平行移動量の測定、記録を行わず塑性変
形分のスライダ20の平行移動量のみを測定、記録する
ことになる。
【0045】図9は、本発明の変位計1の別の使用形態
の例を示す図である。この例では、変位計1により変位
量が測定される棒状の構成部材Aが、柱51及びこの柱
51に対して垂直に配置された梁52に両端が固定され
るように、筋交いに取り付けられる。構成部材Aは、例
えば、柱51と梁52との間の負荷を吸収するための吸
収部材からなる。変位計1は、本体10が、構成部材A
の一端に固定された固定部材50に固定される。第1係
止体30は、構成部材Aの他端に固定される。この変位
計1は、図1に示す変位計1と同じ構成とする。また、
構成部材Aは、屈曲防止材60に貫通するように設けら
れる。屈曲防止材60により、構成部材Aは、負荷がか
かったときに、屈曲することなく、その長手方向にのみ
変形することになる。
【0046】以上のような構成で、例えば負荷により柱
51が傾くと、傾きに応じて構成部材Aがその長手方向
に変形する。構成部材Aの長手方向への変形が弾性変形
より大きくなると、スライダ20が本体10に対して平
行移動する。スライダ20が平行移動すると、本体10
は、前述のような動作により、スライダ20の平行移動
量を測定する。本体10と第1係止体30とは、それぞ
れ構成部材Aの両端に固定されている。そのために、構
成部材A全体の長手方向の変形に応じた平行移動量が測
定できる。
【0047】このように変位計1は、斜めに配置された
構成部材Aについても、塑性変形分の構成部材Aの変位
量を正確に測定可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のような本発明により、構造物を構
成する構成部材の第1部位と第2部位との間の距離の変
位量のうち、所定の変位量である基準変位量を超える変
位量のみを測定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の全体構成図。
【図2】係止体と変位調整器との構成を示す図であり、
図2(a)は、係止体と変位調整器とを第2部位の方か
ら見た図であり、図2(b)は、係止体と変位調整器と
の正面図である。
【図3】本体及びスライダの構成の例示図。
【図4】構成部材が変形したときの変位計の状態を表す
図であり、図4(a)は、第2部位が第1部位に対して
近づく方向に移動するように構成部材が変形したときの
図であり、図4(b)は、このときの係止体と変位調整
器の孔との位置関係を示す図である。
【図5】構成部材が変形したときの変位計の状態を表す
図であり、図5(a)は、第2部位が第1部位に対して
遠ざかる方向に移動するように構成部材が変形したとき
の図であり、図5(b)は、このときの係止体と変位調
整器の孔との位置関係を示す図である。
【図6】係止体と変位調整器との別の構成を示す図であ
り、図6(a)は、係止体と変位調整器とを第2部位の
方から見た図であり、図6(b)は、係止体と変位調整
器との正面図である。
【図7】ワンウェイクラッチ機構に遊びを設けた場合の
例示図。
【図8】構成部材の塑性変形分の変位量のみを測定する
測定器の例示図。
【図9】変位計の別の使用形態の例示図。
【符号の説明】
1 変位計 10 本体 100、200 測定器 101 ポテンシオメータ 102 制御部 110 回転伝達機構 111 ピニオン 112 ワンウェイクラッチ機構 113 入力軸 114、115 歯車 116 ウォームギア 117 ヘリカルギア 118 歯車 119 制御部材 20 スライダ 21 結合部材 22 ラック 30 第1係止体 31 プレート 32 ボルト 33 固定孔 34 結合孔 40 第2係止体 41 プレート 42 取付部材 43 調整部材 44 孔 45 結合孔 46 調整孔 50 固定部材 51 柱 52 梁 60 屈曲防止材 A、D、E 構成部材 B 第1部位 C 第2部位

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物を構成する構成部材の第1部位に
    固定される第1部材と、前記構成部材の第2部位にその
    一部が固定されるものであり、前記第1部材に、平行移
    動自在に支持されている第2部材と、前記第1部位と前
    記第2部位との間の距離の変化に応じて生じる前記第2
    部材の前記第1部材に対する平行移動量を測定する測定
    手段と、を備えてなる変位計であって、 前記第1部位と前記第2部位との間の距離が所定の変位
    量である基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記
    測定手段で前記平行移動量が測定されるように構成され
    ている、変位計。
  2. 【請求項2】 前記第1部位と前記第2部位との間の距
    離が所定の変位量である前記基準変位量を超えて変化し
    たときにのみ、前記第2部材を平行移動させる変位調整
    手段を備えてなる、 請求項1記載の変位計。
  3. 【請求項3】 前記変位調整手段は、 前記構成部材の前記第2部位に固定される第1係止体
    と、 前記第2部位と固定されている前記第2部材の前記一部
    に固定される第2係止体とを含んでおり、 前記第1係止体と、前記第2係止体とは、前記基準変位
    量に対応させた遊びを空けて配されており、前記基準変
    位量を超えて前記第1部位と前記第2部位との間の距離
    が変化したときにのみ、互いに係止されるようになって
    いる、請求項2記載の変位計。
  4. 【請求項4】 前記第1係止体と前記第2係止体との間
    の遊びの量が、可変となるように構成されている、 請求項3記載の変位計。
  5. 【請求項5】 前記第2部材に当接されており、前記平
    行移動量に応じて回転する歯車と、 前記歯車の回転を所定の回転量の回転に変換する変速機
    構と、 前記変速機構に伝えられる前記歯車の回転を、一方向の
    みのものに制限する制限手段と、 前記第1部位と前記第2部位との間の距離が前記基準変
    位量を超えて変化したときにのみ、前記変速機構による
    回転を前記測定手段に伝える伝達手段と、をさらに備え
    ており、 前記測定手段が、前記変速機構から伝えられる回転の回
    転量に応じて前記平行移動量を測定するように構成され
    る、 請求項1記載の変位計。
  6. 【請求項6】 前記変速機構は、1又は複数の歯車を含
    んでおり、 前記変速機構に含まれる歯車の少なくとも一つの歯車の
    歯が、前記基準変位量に対応させた遊びを空けて配され
    ている、 請求項5記載の変位計。
  7. 【請求項7】 前記測定手段は、前記第2部材の前記平
    行移動量を記録する記録手段を含んでおり、前記基準変
    位量に対応する量を超えたときにのみ、前記平行移動量
    を記録するように構成されている、 請求項1記載の変位計。
  8. 【請求項8】 前記測定手段は、測定した前記平行移動
    量を累積的に記録するように構成される、 請求項1記載の変位計。
  9. 【請求項9】 前記基準変位量が、前記構成部材の前記
    第1部位と前記第2部位との間の弾性変形による変位量
    の最大値に相当する、 請求項1記載の変位計。
  10. 【請求項10】 構造物を構成する構成部材の第1部位
    に固定される第1部材と、前記構成部材の第2部位にそ
    の一部が固定されるものであり、前記第1部材に、平行
    移動自在に支持されている第2部材と、前記第1部位と
    前記第2部位との間の距離の変化に応じて生じる前記第
    2部材の前記第1部材に対する平行移動量を測定する測
    定手段と、を備えてなる変位計に用いられる変位調整器
    であって、 前記第1部位と前記第2部位との間の距離が所定の変位
    量である基準変位量を超えて変化したときにのみ、前記
    第2部材を前記第1部材に対して平行移動させるように
    構成されていることを特徴とする、 変位調整器。
  11. 【請求項11】 前記構成部材の前記第2部位に固定さ
    れている第1係止体と、 前記第2部位と固定されている前記第2部材の前記一部
    に固定される第2係止体とを含んでおり、 前記第1係止体と、前記第2係止体とは、前記基準変位
    量に対応させた遊びを空けて配されており、前記基準変
    位量を超えて前記第1部位と前記第2部位との間の距離
    が変化したときにのみ、互いに係止されるようになって
    いることを特徴とする、 請求項10記載の変位調整器。
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