JP3855772B2 - レーザー顕微鏡システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
請求項1の特徴を示す節より前の節において主張している通り、本発明は台の上に置かれたマス(集合体)から放出された生物学的又は非生物学的物体を収集し又は集めるための収集装置に関する。本発明は特にこのような収集装置であって、この装置の使用によって、レーザー照射により生物学的マスから切り取られた及び/又は放出された生物学的又は非生物学的物体が収集されることが可能となるような収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液中に分散している多数の生物学的物体から個々の細胞(cell)を分離するために、適切な分離及び分類装置が商業上利用可能となっている。空間的分離(spatial separation)のための静電的原理が、蛍光活性化された細胞の分類(蛍光活性化された細胞の分類装置, FACS)のために使用される一方、磁力が、磁気的に活性化された細胞の分類(磁気活性化された細胞の分類装置, MACS)のために使用される。しかし、この場合、これらの細胞は平面の台の上にはなく、互いに一緒になって存在している。さらに、両方法は、物体が互いに制限された範囲内に限ってのみ分離されることができる(FACS)、又は全く分離されることができない(MACS)、という短所を有している。
【0003】
上述した方法は、細胞の群から、組織の、即ち顕微鏡的解剖学的組織の標本のような個々の細胞を放出させることもできない。
【0004】
本出願人はWO97/29355Aにおいて、平らな台の上に配置された個々の生物学的物体を分類し及び回収するための新規な方法を提案している。特に、この出願書類は、選択された生物学的物体が周囲のさらなる生物学的マスからレーザービームによって分離され、これにより、この選択された生物学的物体が生物学的マスの他の部分から分離した状態に調製されることを提案している。この方法によって自由に調製された生物学的物体は、次にレーザーの発射によって台から収集装置に放たれる。この生物学的物質はこの収集装置において、例えばポットの形をした容器(キャップ)によって収集され、保持される。この選択された生物学的物体を、単一のレーザー照射によって直接的に周囲の生物学的マスから収集装置に放つことも同様に可能である。そのため、好ましい生物学的物体を切り取るために、別々のレーザー照射は必要ではない。
【0005】
本特許出願の意図としては、生物学的物体(目的物)という表現は、一般的には、とりわけ、生きている又は動かない生物学的細胞又は細胞成分のことを意味しており、この生物学的細胞又は細胞成分は、細胞組織、削片、又は細胞培養物のような液体又は固体の生物学的材質の構成要素である。しかし、上述した方法は、例えば生物学的マス内のガラス、シリカ、プラスチック等からなる微視的に小さい物体又は合成して生成された小胞等の非生物学的物体(生きていない物質)に対しても同様に使用することができる。本発明は、以下、生物学的物体の処理の好ましい適用分野に基づいて記述されるが、これに制限される必要はない。
【0006】
既に述べたが、ポット形収集容器(キャップ)が、レーザー照射によって適切な生物学的マスから放たれた物体を収集し、又は集めるために使用されてもよい。収集基板等を使用することも同様に適しており、この収集基板等に、放たれた物体が付着する。いかなる収集手段の1つ又は複数が実際に使用されているか否かとは関係なく、それぞれの収集手段は常にレーザー照射によって処理された生物学的マス内の対応する箇所に対してできるだけ正確に配置されなければならない。このことは、仮に生物学的物体がレーザー照射によって生物学的マスから放出されるのではなく、レーザー照射によって単に切り取られ、この生物学的物体の重さによって各々の台から落下し、そして適切な収集手段によって収集されなくてはならない場合であっても、あてはまる。この場合においても同様に、収集手段は生物学的マス内の各々の処理箇所の下にできるだけ正確に配置されるべきである。
【0007】
従来の技術によると、対応するレーザー顕微鏡システムの載せテーブルの上又は下に固定されることができ、そしてx、y及びz方向に動かされることが可能な収集装置が、この目的のために知られている。この各々の収集手段のための収集装置及び/又はホルダーは、この場合、手動で動く。しかし、このことは、この収集装置は必要な正確性をもって位置決めされることができないことを意味する。この収集装置は十分正確に位置決めされることができるが、かなりの努力を要する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、生物学的又は非生物学的マスから放出された物体を収集するための収集装置を提供し、また、収集装置及び/又は各々の使用される収集手段ができるだけ小さな努力でできるだけ正確に位置決めされることができるという目的に基づいている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、この目的は請求項1の特徴を有する収集装置によって達成される。従属請求項の各々は、本発明の好ましい及び有利な実施態様を定める。
【0010】
本発明の収集装置は少なくとも1つの収集手段を支持するように設計された保持ユニットを有している。この場合、特にいわゆるエッペンドルフ又はマイクロ遠心分離機容器のキャップが収集手段として使用されてもよく、そしてこのキャップは、既に説明した保持ユニットによって保持されている。調整手段は保持ユニット及び/又はこの保持ユニットを保持するために備えられた保持手段を調整するために備えられており、これらの調整手段は、保持手段及び/又は保持ユニットを正確に調整するために、従って保持ユニットを保持手段と共に好ましい方法で位置決めするために、この制御手段によって生成された調整信号の作用として、制御手段によって動かされる。
【0011】
従って、この収集手段は、コンピュータ制御の下、高い正確性をもって位置決めされる。
【0012】
この調整手段は、好ましくは、この調整手段が、保持ユニットをこの保持ユニットによって支持された収集手段と共にプレースメントポジション(取付位置)からワーキングポジション(作動位置)へ、及びその逆に、ピボット旋回させることができるように、設計されている。さらに、この調整手段は、好ましくは以下のように設計されている。即ち、収集手段が対応するレーザー顕微鏡システム内の顕微鏡によって観察できるワーキングポジションにおいてさえも、載置面に配置されているマスから予め放出されて収集手段内に配置された生物学的又は非生物学的物体を観察するための顕微鏡を使用するために、保持手段及び/又は収集手段と共にこの保持手段によって支持された保持ユニットが載置面と平行となるように調整されることができるように設計されている。このことは、マスから放出された物体が収集装置によって収集されることを許容するのみならず、この物体の固有の特徴を見つけるために、その収集装置と分離した装置を要することなしにこの物体をより詳細に調査することも許容する。ゼロ位置が収集手段のために定められ、それと共に保持手段及び/又は収集手段を伴う保持ユニットをx又はy方向に調整した後(この工程は、収集手段内に配置された物体を観察するために行われる。)に、予め定められているゼロ位置への自動的なリセットができるように調整手段及び/又は制御手段が設計され、そのため収集手段内に配置された物体が立ち退かされた後に、最初のゼロ位置が再度自動的に想定されることもできることが好ましい。
【0013】
本発明の1つの模範的な実施態様においては、収集装置は単一の収集手段を支持し、位置決めすることを意図している。この場合、保持ユニットは1つの穴(開口)を有しており、この穴の中に、例えばマイクロ遠心分離機用容器のキャップが、収集手段として挿入されることができる。保持手段はいくつかの部品からなるように設計されるのが好ましく、この場合、特別な磁気ベアリングによって、又は極めて平たい構造物を使用することによって、収集手段が、遊びなくそして極めて正確に位置決めされることができる。保持ユニットは、この保持ユニット内に保持されている収集手段と共に、サーボモータによって調整されることができる。このサーボモータは、例えば、ゼロ位置に自動的にリセットする機能を有するいわゆるジョイスティックを介して動かされる。サーボモータはまた、保持手段をピボット旋回させるために用いられてもよい。この場合、この保持手段は傾斜面に沿って動かされるのが好ましく、これにより、この保持手段がプレースメントポジションにピボットするときに載せ台の面から離れる方向に垂直に動くことが保証される。
【0014】
本発明の別の模範的な実施態様によると、保持ユニットは多くの収集手段を保持するように設計されている。この場合、薄片の形状をした媒体、特に円形の媒体であってこの媒体の円周方向に複数の穴が分布されているものを、収集手段を保持するための保持ユニットとして使用することが特に有利である。調整手段は、各々の好ましい収集手段を位置決めするためのロータリー駆動装置と共に、保持ユニットを既に説明したプレースメントポジションとワーキングポジションとの間でピボット旋回させるためのピボッティング(旋回)駆動装置を有していてもよい。
【0015】
保持手段内に支持されている物体を同時に立ち退かせるために、このロータリー駆動装置がワーキングポジションにおいて作動するさらに別の調整機構と共に使用されてもよい。
【0016】
収集手段をx及びy方向に調整した後でも再度各収集手段のゼロ位置を自動的に見つけるために、保持ユニットに付けられたマークが使用されてもよい。原則としては、この目的のためには保持ユニットに1つのマークを付けるだけで十分である。なぜならば、収集手段のための又は個々の収集手段のための個々の穴(開口)は互いに対して予め定められた位置にあるからである。
【0017】
多数の収集手段を有したこのような保持ユニットを使用することは、処理されるべきマスから連続して複数の生物学的又は非生物学的物体を速やかに放出することを可能にする。ここで、生物学的及び非生物学的物体のいずれの場合においても、1つの物体は1つの対応する収集手段によって収集される。個々の収集手段は、コンピュータの補助により、処理されるべきマスの上を連続的に矢継ぎ早に動かされてもよい。この場合、1つの物体は例えばレーザー照射によって放出されることにより、対応する収集手段内に運搬される。この場合、マス内の予め選択された物体が連続的にこのマスから完全に自動的に放出されることができ、そして、この物体の各々が個々に適切な収集手段内に運搬されることができるように、コンピュータによって補助された収集装置の及び/又は収集手段を保持した保持ユニットの該収集手段を伴う調整が、同じようにコンピュータによって補助されたマスへのレーザー照射と組み合わされてもよい。
【0018】
本特許出願の目的のために、本発明はレーザー照射によって生物学的マスから放たれた生物学的又は非生物学的物体の好ましい適用に基づいて説明される。原則として、本発明は、収集装置が、対象物を載せる部材(対象物載せ部材)の下に配置されており、また生物学的又は非生物学的物体がレーザー照射によって周囲の生物学的マスから単に切り取られ、そしてただそれらの自重によって収集装置又は適切な収集手段の中に落下するようなシステムにも適用されることができる。本発明は、非生物学的なマス、例えばポリマーのマス等であってこのマスからレーザー照射等によって個々の物体が放出されることができるものにも同様に適用されることができる。最後に、本発明はまた、収集されるべき微視的に小さな物体が、レーザー照射によってではなく、その他の方法によって台上に配置された周囲のマスから放出されるような状況においても使用されることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、添付された図面を参照し、好ましい模範的な実施態様を用いて、以下により詳細に説明される。
【0020】
図1は、本発明の収集装置のために使用されることができるようなレーザー顕微鏡システムの外観を示している。このシステムは設計上モジュール化されているので、異なる実験上の要請に個別に適合されることができる。
【0021】
図1に示されるシステムはレーザー装置4を有しており、このレーザー装置4内にはレーザー光線を生成するためのレーザー光源が収容されている。光学素子5,6もまた、レーザー装置4内に収容されている。これらの光学素子5,6は、レーザービームを顕微鏡1内に入力し、対象物面におけるレーザーの焦点を顕微鏡1の光学的焦点に調整するために必要である。この場合、レーザーは波長337nm、パルスエネルギー約270iJのパルス状のUV窒素レーザーであってもよく、この場合、パルス持続時間は3msであってもよく、パルス反復振動数は1〜30パルス/sであってもよい。レーザー装置4を制御するためにコントロールパネルが設けられ、このコントロールパネルによってレーザーエネルギー及び/又はレーザー焦点が望ましい値に設定されうるようにしてもよい。この窒素レーザーは一定のレーザーエネルギーを有するレーザービームを発する。レーザーエネルギーを正確に調整するために、クォーツフィルター5がレーザービームの進路と直交して配置されており、その位置は、このようにレーザーエネルギーを適切に調整するために、このコントロールパネル上での設定の作用として制御されることができる。この場合、このクォーツフィルター5は自動で又は手動で調整されてもよい。レーザーエネルギーを設定することに加えて、レーザー焦点を顕微鏡の焦点と独立して設定することもできる。すなわち、レーザーの焦点は顕微鏡1の物体面に対してz方向に移動されることができる。このレーザー焦点はまた、コントロールパネル上での設定の作用として、自動及び手動の両方によって、レンズ6の適切な動きによって調整されてもよい。
【0022】
コントロールパネル上に設定についての情報を提供する表示がされると共に、このレーザーのパルス速度もこのコントロールパネルを介して設定されることができるのが好ましい。
【0023】
このレーザービームは多数の被覆されたビームスプリッタを介して顕微鏡1内に入力され、そして対物レンズ12に向って屈折される。この対物レンズ12を介して発せられたレーザービームは、最終的に、モーターが付けられ、コンピュータ制御された顕微鏡又は載置テーブル3をたたく。該顕微鏡又は載置テーブルの上には、処理されるべき生物学的マスが載った対象物載せ部材が配置されている。収集装置2もまた、モータが付けられ、好ましくはコンピュータ制御されており、載置台(テーブル)3の上方に配置されている。構成部分2,3は、ナノメーター単位の正確さで正確な物体の位置決めをすることを可能にし、また、載置テーブル3上に配置されたマスからレーザー照射によって上方に放たれた生物学的又は非生物学的物体を正確に収集することを可能にする。
【0024】
顕微鏡1はいかなる望ましい形状の顕微鏡であってもよい。特に原則として、竪形顕微鏡又はレーザー顕微鏡と同様にインバース顕微鏡の使用が適している。顕微鏡1はビデオカメラ、特にCCDビデオカメラ(電荷結合デバイス)を備えており、このビデオカメラは対物レンズ12の上方の対象物台又は載置テーブル3の領域を記録する。このビデオカメラからのビデオ信号は通常のコンピュータ(パーソナルコンピュータ)7に供給され、ここでその信号はいわゆるフレームグラバーカードを用いて処理され、そのため対応するビデオ画像がリアルタイムでコンピュータ7のスクリーン又はモニター8上に表示されることができる。個々のビデオ画像をコンピュータ7内の記録媒体に蓄積することも同様に可能である。さらに、ビデオカメラから供給されたビデオ画像を記録するために、コンピュータ7は、アナログ又はデジタルビデオレコーダーに連結されることもできる。
【0025】
レーザー装置4と顕微鏡1及び/又は載置テーブル3と収集装置2のコンピュータに補助された、すなわち自動的な運転を可能にする様々な機能が、コンピュータ7上で、又はコンピュータ内で動くソフトウェア内で実行され、その結果、例えば、レーザーは自動的に作動され、そして載置テーブル3と同様、収集装置2も自動的に動かされ、調整されることができる。キーボード9、コンピュータマウス10、トラックボール又はジョイスティック等のような通常の入力手段(図示略)が、これらの機能を設定又は選択するために備えられている。
【0026】
さらに、このレーザー装置4は、システムに連結された足で操作されるスイッチ11を有しており、この操作によってレーザーを手動(マニュアル)で作動させることができる。
【0027】
対象物台又は載置テーブル3上に位置する生物学的マスを切断するために、使用者は適切な切断線をコンピュータの補助を得て設定することができ、これは、レーザー装置4及び載置テーブル3の適切な運転によって、レーザービームと載置テーブル3との間の適切な相対的運動に転換され、その結果、レーザー装置4が同時に作動されたときに、生物学的マスがレーザービームによって予め定められた切断線に沿って切断される。例えば、コンピュータマウス10の動きを直接載置テーブル3の対応する動きに転換することも同様に可能であり、これにより、レーザー装置4が同時に作動されたときに、手動による切断も行われることができる。切断工程の前に、レーザー出力及び/又はレーザー焦点は、処理されるべきサンプルの性質に応じて適切に調整されなくてはならないことに注意すべきである。既に上述した通り、このことは、コンピュータの補助を得て、レーザー装置4のコントロールパネル等を介してなされてもよい。
【0028】
このようにして生物学的マスから切り取られた生物学的又は非生物学的物体(対象物)は、さらにレーザー照射によって、生物学的マスからその上の収集装置2に放たれることができる。この目的のために、生物学的マスから放たれるべき物体が、コンピュータの補助によって定められ又はマークされることができる。また、載置テーブル3は、その後、放たれるべき対象物体が自動的にレーザービーム上に連続的に移動され、そして短いレーザー照射を設定することにより、物体面から収集装置2へ放たれるように、自動的に調整される。この目的のためには、望ましい物体の飛び出しを引き起こす望ましい光子の効果を達成するために、このレーザーエネルギーが手動により又は自動的に、切断のために使用されるレーザーエネルギーに比べて増加されなければならず、及び/又は、レーザービームは、切断のために使用されるレーザービームに対して手動により又は自動的に焦点がぼかされなければならない。個々のレーザーパルス又はレーザー照射は、載置テーブル3の調整の作用として、完全に自動的にコンピュータの補助によって生産されることができる。単一のレーザーパルス又はレーザー照射は、図1に示す足により操作されるスイッチ11を短く踏むことによっても、同様に、起こすことができる。
【0029】
選択された物体を放つためには、これらの選択された物体が周囲の生物学的マスから予め切り取られることが絶対に不可欠であるというわけではない。事実、実験の示すところによると、原則として、レーザーエネルギー及び/又はレーザーの焦点が適切に設定された場合、個々の物体を適切なレーザー照射によって周囲の生物学マスから直接放出することも可能である。
【0030】
図1に示された系内の載置テーブル3又は対象物面の上方に配置されている収集装置2は、対象物面から放たれた物体を堅固に保持する1又は2以上の収集手段を有している。顕微鏡1の焦点を、この収集装置2又はこの収集装置2における顕微鏡1の光路内に配置されている各々の収集手段に合わせることによって、放出され、対応する収集手段によって保持された生物学的又は非生物学的物体は、顕微鏡1又はコンピュータのスクリーン8を介して見たり調査したりすることができる。これは、放出された物体が立ち退くことを顕微鏡を使用して可能とするために、収集装置2を対象物面と平行に調整するための調整能力のもとに行われる。
【0031】
図2は図1に示された収集装置2の模範的な実施態様を示す。この収集装置2は、対象物面から放出されるべき各々の物体の上方にある収集手段を、完全に自動的に位置合わせすることができる。特に、この模範的な実施態様は、多数の生物学的又は非生物学的物体がコンピュータの補助により対象物面から連続的に放出され、それらの各々が適切な収集手段によって捕獲され、そのため放出された物体の各々が1つの収集手段によって保持されるように、設計されている。このように、放出された物体の各々が1つの収集手段のみに結合されるので、この個々の物体はその後比較的容易に再度見つけ出され、調べられることができる。
【0032】
図2に示される模範的な実施態様は、保持ユニット19のためのホルダー24を有している。このホルダー24は、多数の収集手段21を保持するために使用される。このホルダー24及び保持ユニット19を調整するための調整装置13は、ホルダー24と一体とされている。
【0033】
図示された模範的な実施態様において、ホルダー24は保持アームの形状をしており、図1に示されている顕微鏡1のスタンド又は載置テーブル3に適切な方法で固定されている。この調整装置13は、図2に示される作動位置と図2に鎖線で示されるプレースメントポジションとの間でホルダー24を旋回させるための旋回駆動装置14を有している。ワーキングポジションにおいては、収集手段21を備えた保持ユニット19は少なくとも部分的に載置テーブル3上の対象物載せ部材の上方に配置され、一方、プレースメントポジションにおいては、保持ユニット19は顕微鏡1とレーザービームの光路から離れるようにピボット旋回される。このため、個々の収集手段は保持ユニット19内に挿入及び離隔されることができ、又は保持ユニット19は交換されることができる。さらに、ロータリー駆動装置15が保持ユニット19を回転させるために備えられており、これにより、個々に設計された収集手段を対象物載せ部材又は載置テーブル3上方の予め決められた位置に配置することができる。この旋回駆動装置14とロータリー駆動装置15は図1に示されるコンピュータ7を介して駆動されることができる。
【0034】
図2に図示される模範的な実施態様においては、保持ユニット19は、円周方向に均一の間隔をおいて配置された円形の穴(開口)20を有する、例えばアルミニウムからなる円盤状のものであることが好ましい。適切な収集手段21が穴(開口)20の各々に挿入されており、対象物面から放出された生物学的又は非生物学的物体が収集され、保持されることができるようになっている。収集手段21は、図2に示されている通り、特に、いわゆるエッペンドルフ又はマイクロ遠心分離機用コンテナ(容器)のキャップであってもよい。この場合、対象物面又は載置テーブル3から上方に放たれた物体がこのキャップ21の内側に付着されてとどまるように、載置テーブル3上の図1に示されるような収集装置2の配置において、キャップ内の穴が図2に図示されるように保持ユニット19内に下方に向って挿入されることができる。このようにして収集された物体を保持するために、このキャップ21は関連されたマイクロ遠心分離機用容器上に再度配置されてもよい。
【0035】
保持ユニット19の全体がホルダー24から容易に外せるように、この保持ユニット19は、適切な方法で、ホルダー24上に好ましくは脱着可能に支持されている。このホルダー24と保持ユニット19は、例えば空気圧的に、磁気的に、又は機械的に結合され、この保持ユニット19の中央が図2に示される通りホルダー24に脱着可能に又は取り外し可能に取り付けられていてもよい。
【0036】
図2に図示されるように、ホルダー24が、このホルダーに支持された保持ユニット19及びこの保持ユニット19内に配置された収集手段21と共に載置テーブル3上方のワーキングポジションに配置されている場合、所望の収集手段21は、ロータリー駆動装置15の適切な動きによって、載置テーブル3に配置された生物学的マスから放出されるべき物体の各々の上方に配置されることができる。特に、載置テーブル3がコンピュータに補助されて動作するとともにロータリー駆動装置15がコンピュータに補助されて動作することにより、予め選択された生物学的又は非生物学的物体がレーザービーム上に連続して配置されることができ、また、それに対応して、所望の収集手段21が、放出されるべきであって対象物を載せる面内に配置されている物体の上方に配置されることができる。最終的に、続いてレーザーが短いレーザーインパルス又はレーザー照射の形で作動、好ましくは自動的に作動することによって、この予め選択された物体は、物体面からその上方に配置された収集手段の中に放出されて保持される。これにより、特に、多数の物体が完全に自動的に載置テーブル3上に配置された生物学的マスから放出されることができる。このとき、放出された物体の各々がコンピュータの補助によって予め定められた異なる収集手段21によって収集され及び支持されるように、ロータリー駆動装置15が各々の放出工程の後に調整される。
【0037】
保持ユニット19の瞬間的な位置を記録するために、センサー16又はセンサー論理が、図1に示されるコンピュータ7に接続されると共に、ホルダー24に一体化されている。この図示された模範的な実施態様において、これは、特に、光学センサー16であり、この光学センサーは、保持ユニット19に配置されたマーク22及び23を記録し、そしてこのようにして保持ユニット19の現状回転位置を常に唯一に定めることができ、そしてその瞬間における放出されるべき物体の上方に配置される収集手段及び/又はこれに対応するように連携された開口20を定めることができる。原則として、保持ユニット19は、センサ16によって記録される1つのマーク22を有していれば十分である。このセンサー16は、センサ16に関して配置されているマーク22のある位置に関するロータリー駆動装置15の調整を、記録する。そのため、保持ユニット19の瞬間における回転位置を唯一に推論することが可能となる。
【0038】
対象物載せ部材又は載置テーブル3の上方に配置された収集手段21が生物学的マスから放出された物体を収集した場合、図1に示される顕微鏡1を用い、その顕微鏡1の焦点を収集手段21の各々の上に適切に合わせることによって、その放出された物体を観察することは、多くの用途にとって価値がある。収集手段21の各々に配置されている物体が顕微鏡を用いて完全に立ち退かされるようにするために、既に説明された調整装置13は、既に説明されたワーキングポジションにおいて収集手段21の各々がx方向及びy方向に高度の正確性をもって調整されることができ、そのため放出されて収集手段21の各々に配置された物体が顕微鏡1の光路を通って完全に移動されることができるように、設計されている。この場合、x方向の調整は、適切な駆動ユニット17から突出しているピン18によって行われる。この駆動ユニット17もまた、コンピュータ7に接続されている。このピン18は、第1にワーキングポジションにおけるホルダー24の止めとして使用されている。第2に、このピン18を矢印の方向に調整することによって、ホルダー24及びそれゆえ保持ユニット19も、観察されるべき収集ユニット21と共に高度の正確性をもってx方向に動かされることができる。旋回駆動装置14を介しても、同様にx方向の調整を行うことができる。対照的に、y方向の調整は、ロータリー駆動装置15を介して提供されることができる。この場合、顕微鏡1を用いて調べられるべき範囲は、保持ユニット19及びそれゆえ観察されるべき収集手段21をわずかに回転させることによって、y方向にも動かされることができる。このようにして、ホルダー24の調整のために提供されている駆動装置14及び/又は15は、収集手段21内に位置する目的物を観察するために、及び/又は収集手段21内に位置する該目的物を取り除くために、同時に使用されることができる。
【0039】
収集手段21に配置された目的物を観察するために、一旦ホルダー24及びこれに支持されている保持ユニット19が、収集手段21と共に調整されると、観察の後及び補足された目的物が取り除かれた後にその収集手段21が再度最初の位置をとることがしばしば好ましい。この目的のために、収集手段21と、この収集手段21を有する保持ユニット19と、ホルダー21とを最初の位置に自動的にリセットすることができるリセット機能が備えられている。このリセット機能は、保持ユニット19内の収集手段の各々又は対応する穴20の各々が、特定の関連付けられたゼロ位置を有するように実施されることができる。このゼロ位置は、特に、放出されるべき物体の上方の中央に、即ち、一般的には、レーザー装置4のレーザービームの上方の中央に、収集手段21の各々が配置される位置と一致していてもよい。各穴のための及び/又は各収集手段21のためのゼロ位置は、コンピュータ7内に保存されていてもよい。収集手段21内に配置されている目的物を観察するため、ホルダー24、ホルダー24に支持された保持ユニット19及び/又はホルダー24内に配置された収集手段21を調整した後に、このゼロ位置は、再度呼び戻されることができる。そのため、駆動装置14,15及び17は、対応する収集手段21を自動的にゼロ位置にリセットすべく適切に作動される。
【0040】
生物学的マスから放たれた複数の目的物を収集するため、保持ユニット内の個々の穴20内に支持された収集手段21は、一般的に時計回り又は反時計回りに連続して回転される。そのため、異なる収集手段21は、その各々の場合において、放出されるべき各々の目的物の上方に連続的に配置される。この場合、制御能力を単純化するために、保持ユニット19の回転方向に関して先行する収集手段21のために決められたゼロ位置を、その次の収集手段21のために使用することもできる。原則として、図2に示されるように、個々の穴20及びその穴内に支持されている収集手段21が互いに関して予め定められた位置にある場合は、ゼロ位置を1つの穴20又は1つの収集手段21のみのために決め、そして記録するだけで本質的に十分である。なぜならば、他の収集手段21のゼロ位置は1つの収集手段21の予め定められたゼロ位置から唯一に求めることができるからである。
【0041】
図2に示される保持ユニット19は、使い捨て可能な物品の形であることが特に好都合であり、この場合、この収集ユニット19は複数の収集手段21(キャップ)が備え付けられた状態で提供される。
【0042】
図3は本発明のさらなる模範的な実施態様を示している。図3において、いわゆるマイクロタイタープレート19内のくぼみ(凹穴)20が収集手段として使用されている。図3に示す収集装置2は、特に竪形顕微鏡と共に使用されることができる収集装置である。目的物の各々を物体の台の下面に配置された生物学的マスから対象物面の下側に放出させるために、この収集装置2は載置テーブル3又は対象物面の下側に配置されており、また、レーザービームが上方から対象物載せ部材を照射する。この収集装置2は、生物学的マスから切り取られた後に重力の結果として単に自重によって生物学的マスから落下する生物学的又は非生物学的目的物の各々を収集するためにも、同様に好ましい。
【0043】
図3に示す模範的な実施態様において、ホルダー24はロッドの形状をしており、また、このホルダー24は、このホルダー24に支持されたマイクロタイタープレート19と共に、適切な調整装置13によってx方向及びy方向の矢印方向に調整される。この調整装置13は、もう一度コンピュータの補助によって駆動される。そして、この調整装置13は、マイクロタイタープレート19の特定の瞬間における位置をモニターし、定めるためのセンサー又はセンサー論理16の機能はもちろんのこと、図2に図示される駆動装置14,15の機能に相当する部品も有している。さらに、図3に示す模範的な実施態様において、収集手段21としても同時に使用される穴20の各々は、生物学的マスから放出された目的物が収集され得るように慎重に配置される。生物学的マスから放出された目的物が直接このコンテナ(容器)の各々の中に落下するように、適切なコンテナ、例えばマイクロ遠心分離機用コンテナが、この穴20中に挿入されてもよい。
【0044】
図4〜6は、本発明の第3の模範的な実施態様の様々な斜視図を示す。これは、特に、ただ1つの収集手段を配置するために備えられた収集装置2である。しかしながら、この模範的な実施態様は、もちろん、図2及び3と類似して、複数の収集手段が同時に支持され、配置されることができるように変更されてもよい。
【0045】
図4〜6に図示されるこの模範的な実施態様は、ウェブ状の保持ユニット19を有している。この保持ユニット19は、その先端に、穴20を有している。この穴20内には、例えば図2と類似するように、マイクロ遠心分離機用容器のキャップが挿入されることができる。図4〜6に示されるこの模範的な実施態様は、特に図1に示されるように、収集装置2が顕微鏡1の載置テーブル3の各々の上に適切な方法で載置されたいわゆるインバース顕微鏡内で使用するために設計される。その結果、使用される収集手段の各々は、その開口部が下方を向くようにして、保持ユニット19内の穴20に挿入されることができる。図4〜6に示されるこの模範的な実施態様は、もちろん、竪形顕微鏡1内での使用に適するように容易に変更されることができる。
【0046】
保持ユニット19をこの保持ユニット19内に配置されている収集手段と共に支持するために設けられたホルダー24は、この図示された模範的な実施態様における複数の部品から設計されている。この保持ユニット19は第1の保持部材32に保持されており、また第1の保持部材32は第2の保持部材31に保持されている。磁石33と35の各々は、対応するヨーク34又は36の各々と共に、保持手段として使用される。この磁石33は第1の保持部材32内の穴(開口)37に挿入され、保持ユニット19がこの第1の保持部材32とヨーク34との間に配置される。このヨーク34は磁気回路を閉じるので、保持ユニット19はヨーク34によって第1の保持部材32に保持される。磁石35は第1の保持部材32内の穴(開口)38内に挿入され、そしてヨーク36が相応する方法で取り付けられているので再度磁気回路が閉じられている。磁石35とヨーク36と共に、磁石33とヨーク34によって、及びそれらによって形成された磁気回路の各々によって、第1の保持部材32は、この第1の保持部材32に配置されている保持ユニット19と共に、第2の保持部材31の下面に磁力のみによって保持されることができる。
【0047】
サーボモータ25,26が第2の保持部材31の後端に固定されている。このサーボモータ25,26の下面には駆動装置27,28の各々が突出されている。第2の保持部材が例えば駆動装置27によってx方向に調整されることができ、そして第2の保持部材31が駆動装置28によってy方向に調整されることができるように、これらの駆動装置27,28は適切な手段を介して第2の保持部材31に連結されている。これと関連させて、1つの例として、図6において、第1の保持部材32の後端に穴(開口)55が図示されている。この穴55は、例えばワイヤーを介して2つの駆動装置27及び28に連結される。
【0048】
従って、2つの保持部材32及び31の間で磁気ベアリングが作用することによって、サーボモータ25及び26のそれぞれが適切に駆動することにより、第1の保持部材32は、この第1の保持部材32に配置されている保持ユニット19と共に、簡単に第2の保持部材31に対して動くことができる。シート54(例えばテフロンシート)は、例えば第1の保持部材32及び保持ユニット19と同様に鉄から製造されることが可能な第2の保持部材31の下面に固定されていることが好ましい。この場合、このシート54は、第1の保持部材32が第2の保持部材31に対してできるだけ小さな摩擦で動くことができる。
【0049】
さらに、突起又はピン41が、第2の保持部材31の下面に固定され、そして第1の保持部材32に形成された長穴42内に突き出している。従って、第1の支持部材32は第2の支持部材31に対してこの長穴42によって決められた範囲内に限り動くことができる。しかしながら、理解されるように、備えられた磁気ベアリングは第1の保持部材32が長手方向に動くのを許すだけではなく、第1の保持部材32が第2の保持部材31に対して回転し及び/又は横に動くことも許すことがわかる。この場合、突起41が回転の中心として作用する。
【0050】
従って、生物学的マスから放出された目的物が保持ユニット19によって保持された収集手段内に配置されるときに、この目的物を、使用されるそれぞれの顕微鏡の助力によってより詳細に観察することができ、また、この物体が立ち退かされることができるようにするために、サーボモータ25,26が自動的に駆動された際に、上述した磁気ベアリングは、既に記述した探知機能として使用されることができる。この場合、このベアリングを選ばれた形状とすることにより、特に、保持ユニット19とこの保持ユニット19によって保持された収集手段が遊びなく高度の正確性をもって調整されることができる。さらに、この磁気ベアリングは、収集装置全体が極めて平たくなるように製造されることができることを保証する。
【0051】
既に述べた通り、第1の保持部材32を、この第1の保持部材32に配置された保持ユニット19と共に、第2の保持部材31に対して調整するために使用されるサーボモータ25及び26は、自動的に駆動される。この場合、使用者の入力をサーボモータ25,26への対応する制御信号に自動的に変換する入力手段が使用されてもよい。この入力手段は、特に、使用者によって求められたいかなる動作も記録してサーボモータ25,26への制御信号に変換し、第1の保持部材32がこの第1の保持部材32に配置された保持ユニット19と共に使用者の動作に対応して調整されるように設計される。図4に示されるように、ジョイスティック51は、例えば、この目的のための入力手段として使用されてもよい。このジョイスティック51のレバー52の動きがコントローラ50によって自動的にサーボモータ25,26への対応する制御信号に変換される。
【0052】
第1の保持部材32と、その第1の保持部材32に支持された保持ユニット19とを調整するためにジョイスティック51を使用することは、通常のジョイスティックではレバー52が適当な内部スプリング機構によって図4に示すようなレバー52の初期位置の方向に前もって応力が加えられているという点でも有利である。すなわち、レバー52が動かされ、続いてそのレバー52が放たれたときに、レバー52は自動的にその最初の位置に戻り、そしてこのコントローラ50は、第1の保持部材32も同様に対応して最初の位置に戻るようにリセットされるよう、サーボモータ25,26を駆動させる。従って、図4に示されるレバー52の初期位置は、第1の保持部材32及び保持ユニット19によって保持された収集手段のためのゼロ位置とみなされ、適切なリセット工程は、収集手段及び/又は保持ユニット19並びに第1の保持部材32の調整の後に自動的に行われる。このことは、特に図2に関連して説明された理由のために有利である。例えば、収集された目的物であって保持ユニット19の調整のみによって観察されることができる目的物の特定の特徴を研究する目的の場合のように、自動的なゼロ位置へのリセットが望ましくないときは、スイッチ53によってこのリセットの使用を止めることができる。
【0053】
収集装置2がワーキングポジションにあるとき、すなわち、保持ユニット19によって保持された収集手段が目的物面の上方又はレーザービームの上方に配置されているときには、既に述べられたサーボモータ25,26が、第1の保持部材32及びこの第1の保持部材32に保持された保持ユニット19の精度の高い調整のために使用される。収集装置又はホルダー24はまた、図4〜6に示された模範的な実施態様において、ワーキングポジションとプレースメントポジションとの間をピボット回転されてもよい。プレースメントポジションにおいて、適切な収集手段が保持ユニット19の穴20内に挿入されること及びこの穴20から取り外されることができ、又はこの保持ユニット19が取り替えられることができる。このとき、この収集手段は(プレースメントポジションにあるときには)、レーザーの光路から外れた位置にあり、また好ましくは顕微鏡1の光路からも外れた位置にある。ホルダー24をピボット回転させるために使用されるピボット機構について、以下により詳細に説明する。
【0054】
図5及び図6から特にわかる通り、ローラー45は第1の保持部材32の下面に取り付けられており、またベース部材43の斜めに延在した接触面46に載せられている。スリーブ48の下端は、このスリーブが第2の保持部材31内の円状穴に対してぴったりと挿入するように設計された直径を有している。このスリーブ48の上端はさらに大きな直径を有しており、特に第2の保持部材31内の円状の穴の径よりも大きな直径を有しており、そのためスリーブ48の上端は、(図4に示すように)組み立てられた状態において、第2の保持部材31上に載るようになっている。ピストンの形状をしたエレメント47は、スリーブ48内を通され、その上端がカバー40によって閉鎖され、下端がカバー44によって閉鎖されている。このスリーブ48は、スパイラルスプリング49を有している。このスパイラルスプリング49は、スリーブ48に前もって下方に、即ちベース部材43に向って応力を加えている。図4に示すように、対応するピボット機構30は、第2の保持部材31内の穴29上で作動し、そして例えばコンピュータによって補助されたサーボモータによって同じように駆動される。
【0055】
収集装置2が図4に示す図におけるワーキングポジションに配置され、そのため支持部材19内の穴20内に保持された収集手段が、処理されるべき生物学的マスの上方に配置されている場合を仮定する。そして適切な力がピボット機構30に及ぼされたとき、第2の保持部材31及び、従って支持部材とこの支持部材に支持された収集手段とを伴うホルダー24の全体は、既述したプレースメントポジションに到達するまで反時計方向にピボット回転される。このプレースメントポジションは、例えば、第2の保持部材31の下端に対して設けられている止めによって決められてもよい。この止めは、概略的には、例えば図5及び図6において、第2の保持部材31に固定されたボルト39の形状として図示される。
【0056】
ホルダー24が保持部材19と共に反時計方向にピボット回転している間、第1の保持部材32の下面に取り付けられているローラ45も同時に、ベース部材43の斜めに延在した接触面上を動き、ピボット動作をする。そればかりか、これにより、それと同時に、保持部材19、この保持部材19で保持された収集手段、及び第2の保持部材31に挿入されたスリーブ48を伴うホルダー24の全体は、スパイラルスプリング49のスプリング力に反抗して上方に上がる。従って、ピボット回転動作及び持ち上げ動作の組み合わされた動作によって、プレースメントポジションに到達する。スパイラルスプリング49のスプリング力は、スリーブ48に、従って、ホルダー24の全体にも、下方向に前もって応力を加えている。このため、ホルダー24が保持部材19と共にワーキングポジションに戻ることが容易となる。このワーキングポジションは、ローラ45用の止め56によって唯一に決められる。この止め56は(図5に示される通り)ベース部材43の接触面46に形成されている。ワーキングポジションにおいて、保持ユニット19によって支持された収集手段は、対象物載せ部材又は載置テーブル3の上方に約0.5〜10mmだけ間隔をあけて配置されている。
【0057】
ピボット動作はボールベアリング等によって補助されている。このボールベアリング等はスリーブ48の内部、及び、特にスリーブ48の内面とピストン形状をしたエレメント47の外面との間で作動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明に係る収集装置が使用可能なレーザー顕微鏡系の基本的な図案を示している。
【図2】 図2は、本発明の第1の模範的な実施態様に係る収集装置の平面図である。
【図3】 図3は、本発明の第2の模範的な実施態様に係る収集装置の斜視図である。
【図4】 図4は、本発明の第3の模範的な実施態様に係る収集装置の斜視図である。
【図5】 図5は、本発明の第3の模範的な実施態様に係る収集装置の斜視図である。
【図6】 図6は、本発明の第3の模範的な実施態様に係る収集装置の斜視図である。

Claims (13)

  1. レーザー光線を生成するためのレーザー光源(4)と、
    マスが配置される台(3)と、
    該台(3)上に配置されたマスに向けて該レーザー光線を屈折させるための光学素子(5,6,12)と、
    該台(3)上に配置されたマスの領域を観察するための顕微鏡(1)と、
    該台(3)上に配置されたマスから該レーザー光線によって放出された目的物を収集するための、該台(3)の上方又は下方に配置された収集装置(2)と、
    を備えたレーザー顕微鏡システムにおいて、
    該収集装置(2)は、
    該マスから放出された目的物を収集するための少なくとも1つの収集手段(21)を保持するための保持ユニット(19)と、
    該保持ユニット(19)を配置するために該保持ユニット(19)を調整するための調整手段(13)と、
    該調整手段(13)への調整信号の自動的な発信のための制御手段(7,50)と、
    前記保持ユニット(19)を保持するための前記保持手段(24)と、
    を備えており、
    該調整手段(13)は、該調整手段(13)が該制御手段(7,50)からの該調整信号に従って該保持ユニット(19)を自動的に調整するように設計されており、
    前記調整手段(13,17)は、ワーキングポジションにおいて、前記収集手段(21)によって収集された前記目的物を前記顕微鏡(1)を用いて観察するために、前記保持ユニット(19)が前記台(3)の平面と実質的に平行となるように自動的に調整されるように設計されており、
    該保持手段(24)は、第1の保持部材(32)及び第2の保持部材(31)を有しており、該第1の保持部材(32)上に該保持ユニット(19)が保持されており、第2の保持部材(31)は、該第1の保持部材(32)と該第2の保持部材(31)との間で作動するベアリング(33,35)を備えており、
    該保持ユニット(19)を調整するために、該第1の保持部材(32)を、この第1の保持部材(32)によって保持された該保持ユニット(19)と共に、該ベアリング(33,35)によって該第2の保持部材(31)に対して動かすべく、該調整手段(13,25,26)がワーキングポジションにおいて該第1の保持部材(32)に作用することを特徴とするレーザー顕微鏡システム。
  2. レーザー光線を生成するためのレーザー光源(4)と、
    マスが配置される台(3)と、
    該台(3)上に配置されたマスに向けて該レーザー光線を屈折させるための光学素子(5,6,12)と、
    該台(3)上に配置されたマスの領域を観察するための顕微鏡(1)と、
    該台(3)上に配置されたマスから該レーザー光線によって放出された目的物を収集するための、該台(3)の上方又は下方に配置された収集装置(2)と、
    を備えたレーザー顕微鏡システムにおいて、
    該収集装置(2)は、
    該マスから放出された目的物を収集するための収集手段(21)を保持するための保持ユニット(19)と、
    該保持ユニット(19)を配置するために該保持ユニット(19)を調整するための調整手段(13)と
    調整手段(13)への調整信号の自動的な発信のための制御手段(7,50)と、
    を備えており、
    該調整手段(13)は、該調整手段(13)が該制御手段(7,50)からの該調整信号に従って該保持ユニット(19)を自動的に調整するように設計されており、
    前記調整手段(13,17)は、ワーキングポジションにおいて、前記収集手段(21)によって収集された前記目的物を前記顕微鏡(1)を用いて観察するために、前記保持ユニット(19)が前記台(3)の平面と実質的に平行となるように自動的に調整されるように設計されており、
    前記保持ユニット(19)は多数の収集手段(21)を保持するように設計されており
    前記ワーキングポジションにおける収集手段(21)の各々の位置を確認するために、確認手段(16)が備えられていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  3. 請求項又はレーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記ワーキングポジションにおいて前記収集手段(21)のためのゼロ位置が決められており、
    前記保持ユニット(19)を、該保持ユニット(19)によって保持された前記収集手段(21)と共に、前記調整手段(13,17)の適切な作動によって該ゼロ位置から調整した後に、前記制御手段(7,50)が、該保持ユニット(19)を該保持ユニット(19)によって保持された該収集手段(21)と共に、該ゼロ位置に自動的にリセットするように、該制御手段(7,50)が設計されていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  4. レーザー光線を生成するためのレーザー光源(4)と、
    マスが配置される台(3)と、
    該台(3)上に配置されたマスに向けて該レーザー光線を屈折させるための光学素子(5,6,12)と、
    該台(3)上に配置されたマスの領域を観察するための顕微鏡(1)と、
    該台(3)上に配置されたマスから該レーザー光線によって放出された目的物を収集するための、該台(3)の上方又は下方に配置された収集装置(2)と、
    を備えたレーザー顕微鏡システムにおいて、
    該収集装置(2)は、
    該マスから放出された目的物を収集するための少なくとも1つの収集手段(21)を保持するための保持ユニット(19)と、
    該保持ユニット(19)を配置するために該保持ユニット(19)を調整するための調整手段(13)と
    調整手段(13)への調整信号の自動的な発信のための制御手段(7,50)と、
    と備えており、
    該調整手段(13)は、該調整手段(13)が該制御手段(7,50)からの該調整信号に従って該保持ユニット(19)を自動的に調整するように設計されており、
    前記保持ユニット(19)は保持手段(24)によって支持されており、該保持手段(24)から取り外されることができることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  5. 請求項1,及びのいずれか1項のレーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記保持ユニット(19)は、多数の収集手段(21)を保持するように設計されていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  6. 請求項レーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記第1の保持部材(32)と前記第2の保持部材(31)との間に滑り層(54)が備えられていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  7. 請求項レーザー顕微鏡システムにおいて、
    突起(41)が前記第2の保持部材(31)の下面に備えられており、そして該突起(41)が前記第1の保持部材(32)に形成された長穴(42)内に突出していることを特徴とするレーザー顕微鏡システム。
  8. 請求項1,及びのいずれか1項のレーザー顕微鏡システムにおいて、
    使用者によって与えられた動作を検知するために入力手段(51)が設けられており、
    前記保持ユニット(19)を使用者によって与えられた動作に対応するように動かすために、前記制御手段(7,50)が、使用者によって与えられ、該入力手段(51)によって検知された動作を、前記調整手段(13,25,26)への対応する調整信号に変換するように、該制御手段(7,50)が設計されていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  9. 請求項3又はレーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記第1の保持部材(32)が、該第1の保持部材(32)によって保持された前記保持ユニット(19)と共に、前記使用者によって与えられた動作に対応して前記第2の保持部材(31)に対して移動するように、前記制御手段(7,50)は、使用者によって与えられ、前記入力手段(51)によって検知された動作の作用として、前記調整手段(13,25,26)を駆動させることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  10. 請求項1,及びのいずれか1項のレーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記保持ユニット(19)は、多数の収集手段(21)を保持するように設計され、
    前記マスから放出された物体を収集するため、前記調整手段(13)への適切な調整信号を生ずることによって前記制御手段(7)が特定の収集手段(21)を配置するように、該制御手段(7)が設計されていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  11. 請求項1,及びのいずれか1項のレーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記保持ユニット(19)が多数の収集手段(21)を保持するように設計されており、
    前記マスから放たれることができる複数の目的物が定められ、
    前記調整手段(31)への適切な調整信号を生じることにより、前記制御手段(7)は、前記マスから放たれた予め決められた物体の各々を収集するために異なる収集手段(21)が連続的に配置されるように該保持ユニット(19)を自動的に調整するよう設計されていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  12. 請求項レーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記保持ユニット(19)は多数の収集手段(21)を保持するように設計されており、そして
    前記ワーキングポジションにおける収集手段(21)の各々の位置を確認するために、確認手段(16)が備えられていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
  13. 請求項1レーザー顕微鏡システムにおいて、
    前記保持ユニット(19)は少なくとも1つのマーク(22,23)を有しており、
    該マーク(22,23)を監視することによって、前記確認手段(16)がワーキングポジションにおける個々の収集手段(21)の位置を推定するように、該確認手段(16)が設計されていることを特徴とするレーザー顕微鏡システム
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