JPH0510724A - 測微接眼装置 - Google Patents

測微接眼装置

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Publication number
JPH0510724A
JPH0510724A JP16161491A JP16161491A JPH0510724A JP H0510724 A JPH0510724 A JP H0510724A JP 16161491 A JP16161491 A JP 16161491A JP 16161491 A JP16161491 A JP 16161491A JP H0510724 A JPH0510724 A JP H0510724A
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JP
Japan
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correction value
objective lens
index line
magnification
measurement
Prior art date
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Pending
Application number
JP16161491A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yugawa
浩 湯川
Hirohisa Fujimoto
洋久 藤本
Yukio Eda
幸夫 江田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、対物レンズの倍率誤差を簡単に補正
して高い測定精度を実現でき、しかも構成を簡単化でき
る測微接眼装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、顕微鏡の接眼部に装着し、指標線M
が描画された透光板2を対物レンズの中間像位置に配置
して、測定対象物と指標線Mとを視野内に写して指標線
Mの移動量を検出することにより長さを測定する測微接
眼装置において、指標線Mを基準チャートのチャート線
間にわたって移動させたときの透光板2の移動距離から
対物レンズの倍率誤差を補正するため補正値を算出する
補正値演算手段26と、対物レンズ固有の倍率誤差を補
正するため補正値がそれぞれ記憶されている補正値記憶
手段25と、補正値を用いて測定対象物の真の長さを算
出する演算手段27とを具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡の光学系を利用
して試料の寸法を測定することのできる測微接眼装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡の接眼部に装置本体を取付け、中
間像位置にあるガラス板に描画した指標線を視野内で移
動させ、その移動量と対物レンズの倍率とから試料の寸
法を測定する測微接眼装置が知られている。
【0003】対物レンズの倍率は、50倍、100倍等
の設定倍率がそれぞれ決められているが、それぞれ固有
の倍率誤差を含んでいるため、実際の倍率は設定倍率と
は異なる値になる。測微接眼装置のように対物レンズの
倍率から試料寸法を正確に測定する場合には、この倍率
誤差を除去する必要がある。そこで従来は、測微接眼装
置を図6に示すように構成し、ズームレンズ1によって
倍率補正を行っている。
【0004】同図に示す測微接眼装置は、補正用基準線
Lが描画された移動ガラス板2が、中間像位置に配置さ
れ、保持部材3に保持されて図中左右方向に移動可能に
なっている。保持部材3の一端には、マイクロメータ4
のスピンドル5の先端が当接していて、このスピンドル
5の基端は送りハンドル6に固定されている。また、保
持部材3はバネ7によって図中右方向に付勢されてい
る。マイクロメータ4の内部には、LED8,回転イン
デックス9,固定インデックス10,光電変換素子11
等からなる光学式エンコーダが設けられている。
【0005】対物レンズ側から見て、中間結像位置に配
置されている移動ガラス板2の手前の光路上に、ズーム
レンズ1が介挿されている。このズームレンズ1は、鏡
筒12内に摺動自在に嵌挿されており、図示しない送り
ねじ機構又はラック・ピニオン機構などの手段により上
下方向に移動する。このズームレンズ1はバネ13によ
って図中下方向に付勢されると共に、鏡筒12の側壁か
ら螺入されるねじ14を締め付けることによって所望の
位置に固定される。
【0006】以上のように構成された測微接眼装置にお
いて、対物レンズの倍率誤差を補正する場合は、図7に
示すように、正確な間隔が予めわかっているチャート線
Sが描画された基準チャート15を、対物レンズ11の
物体焦点位置に配置する。これによって、対物レンズ1
1で捕らえられたチャート線Sの像は、結像レンズ1
6,ズームレンズ10を通り、ガラス板2に描画された
補正用基準線Lと合成されて、接眼レンズ17の視野R
に写し出される。
【0007】この時、補正対象となる対物レンズ11の
設定倍率で、基準チャート15のチャート線Sが、中間
像位置では補正用基準線Lの間隔と同間隔となるように
設定しておく。これにより、図8に示す視野R内に写っ
たチャート線Sと補正用基準線Lとが完全に重なって一
致したときに、その光学系が設定倍率となったことにな
る。実際には、対物レンズにはそれぞれ固有の倍率誤差
が含まれているので、図8に示すようにチャート線Sと
補正用基準線Lとがずれることになる。
【0008】ズームレンズ1のねじ14による固定を解
除して、チャート線Sと補正用基準線Lとが一致する方
向にズームレンズ1を移動させて両者を一致させた後、
ねじ14によって固定する。この結果、対物レンズ11
の倍率誤差が、ズームレンズ1によって補正され、光学
系の倍率が対物レンズ11の設定倍率に正確に調節され
たことになる。以上のようにして、光学系の倍率が対物
レンズ11の設定倍率に調節されたならば、実際に試料
Oの寸法を測定する。
【0009】これは、送りハンドル4を回転させて、指
標線Mを試料Oの左端に合わせ、叱る後、送りハンドル
4を逆方向へ回転させて、指標線Mを試料Oの右端まで
移動させる。この時の、エンコーダ出力から試料Oの両
端間の長さに対応する指標線Mの移動距離を求め、さら
にこの移動距離と対物レンズ11の設定倍率とから、試
料Oの寸法が求められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た測微接眼装置は、対物レンズを交換するたびに、上記
したズームレンズ1によるメカニカルな補正操作が必要
なことから、測定作業が煩雑になり、操作性が低下する
要因となっていた。また、上述した構成の測微接眼装置
では、装置本体内に倍率補正を行うためのズームレンズ
1機構を設けなければならないので、装置の構成が複雑
化していた。
【0011】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、対物レンズの倍率誤差を極めて簡単、かつ高
速度で補正することができて高い測定精度を実現でき、
さらに倍率補正用のズームレンズを除去できて構成を簡
単化できる測微接眼装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る測微接眼装置を、顕微鏡の接眼部
に装着し、測定用の指標線が描画された透光板を対物レ
ンズの中間像位置に配置して、測定対象物と前記指標線
とを視野内に写して、該視野内で前記指標線を前記測定
対象物の一端から他端へ移動させたときの前記透光板の
移動量を検出することにより前記測定対象物の長さを測
定する測微接眼装置において、少なくとも測定に使用さ
れる各対物レンズについて、対物レンズ固有の倍率誤差
を補正するための補正値がそれぞれ記憶されている補正
値記憶手段と、前記透光板の移動距離と、そのときの対
物レンズの設定倍率と、その対物レンズの前記補正値と
から、測定対象物の真の長さを算出する演算手段とを具
備した構成とし、
【0013】第2の発明に係る測微接眼装置を、顕微鏡
の接眼部に装着し、測定用の指標線が描画された透光板
を対物レンズの中間像位置に配置して、測定対象物と前
記指標線とを視野内に写して、前記指標線を前記測定対
象物の一端から他端へ移動させたときの前記透光板の移
動量を検出することにより前記測定対象物の長さを測定
する測微接眼装置において、前記測定対象物の配置位置
に配置され、既知の間隔でチャート線が描画された基準
チャートと、前記視野内で、前記指標線を任意のチャー
ト線から他のチャート線まで移動させたときの前記透光
板の移動距離から、当該対物レンズの倍率誤差を補正す
るための補正値を算出する補正値演算手段と、前記補正
値演算手段で算出された補正値を対物レンズに対応させ
て記憶する補正値記憶手段とを具備した構成とした。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、補正値記憶手段に対物レ
ンズ固有の倍率誤差を補正する補正値がそれぞれ記憶さ
れ、ある対物レンズで測定が行われる場合には、その対
物レンズの補正値が補正値記憶手段から読出される。そ
して、測定対象の一端から他端まで指標線を移動させた
ときの、透光板の移動距離と、当該対物レンズの設定倍
率と、上記読出された補正値とから、測定対象物の真の
長さが演算手段にて算出される。従って、ズームレンズ
を用いて実際に光学系の倍率を調節しなくても、補正値
により計算上で倍率補正がなされ、極めて簡単かつ高速
に測定が行われる。
【0015】第2の発明によれば、対物レンズの物体焦
点位置に置かれた基準チャートのチャート線間を、指標
線を移動させることにより、補正値演算手段によって透
光板の移動距離から当該対物レンズの倍率誤差を補正す
るため補正値が算出されて、補正値記憶手段にその対物
レンズに対応させて記憶される。よって、極めて簡単な
操作により、各対物レンズの補正値を求めることがで
き、簡単な操作でかつ短時間のうちに倍率補正準備を完
了することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0017】図1には一実施例に係る測微接眼装置の電
気的な機能ブロックが示されている。なお、装置本体の
機械的な構成は、図6に示す装置からズームレンズ機構
の部分を取除いた構成である。
【0018】本実施例は、エンコーダ21(LED8、
インデックス9,10、光電変換素子11等からなる)
のエンコーダ出力がカウンタ22でカウントされ、その
カウント値がCPU23に入力される。また、複数の対
物レンズが取付けられたレボルバの位置情報を検出する
レボルバ位置検出手段24が設けられていて、その位置
検出情報がCPU23に入力される。また、CPU23
には、各対物レンズ毎に、対物レンズ固有の倍率誤差を
補正するための補正値が記憶された補正値メモリ25が
接続されている。
【0019】CPU23は、補正値演算部26と倍率補
正演算部27とを備えた構成となっている。補正値演算
部26は、図3(a)に示すフローチャートに基づいて
動作して対物レンズの補正値を算出して、補正値メモリ
25に格納する機能を有する。倍率補正演算部27は、
図3(b)に示すフローチャートに基づいて動作して対
物レンズの倍率誤差を計算上で補正して算出した表示値
を、表示部28に表示する機能を有する。尚、符号29
はオペレータの指示(モード設定等)や対物レンズの倍
率情報等を入力するための入力手段である。図2には上
記レボルバ位置検出手段24の位置検出原理が示されて
いる。
【0020】レボルバ位置検出手段24は、CPU23
で制御されたモータ31によってレボルバ32が回動さ
れたとき、そのレボルバ32の回転を検出し、位置検出
信号としてCPU23に入力している。CPU23は、
レボルバ位置検出手段24からの位置検出信号に基づい
て、現時点で光路上に配置されている対物レンズ33を
把握することができる。次に、以上のように構成された
本実施例の動作について説明する。
【0021】対物レンズの補正値を求める際のオペレー
タの操作手順を図4に示す。同図に示すように、基準チ
ャート15を測定対象物の配置位置となる対物レンズの
物体焦点位置に置く。この状態では、図5に示すよう
に、視野R内に基準チャート15のチャート線Sa,S
bと、中間像位置に配置された移動ガラス板2に描画さ
れた指標線Mが観察される。尚、本実施例では補正用基
準線Lは必要としないので図示していない。
【0022】次に、指標線Mを一方のチャート線Saに
合わせ、入力手段29によって補正モードに設定する。
叱る後、指標線Mを他方のチャート線Sbに合わせ、入
力手段29によって補正終了指示を入力する。オペレー
タの操作は以上である。
【0023】一方、CPU23の補正値演算26では、
図3(a)に示すフローチャートに基づいて動作する。
すなわち、オペレータから上記したように補正モードの
設定があると、基準チャート15のチャート線間隔及び
対象となっている対物レンズの設定倍率を読み込む。こ
れらのデータは、入力手段29からオペレータが直接入
力しても良いし、メモリに格納しておいて読出してきて
もよい。
【0024】次に、オペレータから上記した補正終了指
示があったならば、カウンタ22のカウント値を読込
み、対物レンズの設定倍率を乗算して指標線Mの視野内
での移動距離を測定値として算出する。この測定値は、
対物レンズ固有の倍率誤差を含んだ倍率で計算されてい
る。そして、既に読込んだチャート線間隔を、その算出
した測定値で除算し、この除算値を補正値として、対物
レンズに対応させて補正値メモリ25に記憶する。
【0025】実際の測定を行う場合は、対物レンズの物
体焦点位置に試料Oを配置し、オペレータが送りハンド
ル6を操作して、視野内で試料Oの一端から他端まで指
標線Mを移動させて、測定終了指示を入力する。
【0026】この時、CPU23の倍率補正演算部27
は図3(b)に示すフローチャートに基づいて動作し、
試料Oの真の寸法を表示値として算出する。すなわち、
レボルバ位置検出手段24からの位置検出情報によって
光路上に配置されている対物レンズを判断する。オペレ
ータから上記した測定終了指示入力があったならば、カ
ウンタ22のカウント値を読込み、視野内での指標線M
の移動距離を測定値として算出する。
【0027】次に、上記読込んだ位置検出情報に基づい
て現在の対物レンズの補正値を、補正値メモリ25から
読出す。そして、その対物レンズの設定倍率と補正値と
の乗算値で測定値を除算し、その除算値を表示部28に
表示する。
【0028】この様に本実施例によれば、基準チャート
15のチャート線間を指標線Mを移動させて、このとき
の移動量から対物レンズの補正値を求め、補正値メモリ
25に格納するようにしたので、使用する対物レンズの
倍率誤差を補正し得る補正値を極めて容易に準備するこ
とができる。
【0029】また、実際の測定時には、補正値メモリ2
5から補正値を読出して計算上で倍率誤差を補正するよ
うにしたので、従来のようにズームレンズを設ける必要
がなくなり、測定操作が極めて簡単になって操作性を大
幅に向上できると共に、装置の簡略化を図ることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、対
物レンズの倍率誤差を極めて簡単、かつ高速度で補正す
ることができて高い測定精度を実現でき、さらに倍率補
正用のズームレンズを除去できて構成を簡単化できる測
微接眼装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る測微接眼装置の機能ブ
ロック図。
【図2】レボルバ位置検出手段の検出原理を示す図。
【図3】一実施例に係る測微接眼装置の動作説明図。
【図4】一実施例に係る測微接眼装置のオペレータの操
作順序を示す図。
【図5】視野内に写る像を示す平面図。
【図6】従来より在る測微接眼装置の断面図。
【図7】図6に示す測微接眼装置の光学系の模式図。
【図8】視野の表示内容を示す平面図。
【符号の説明】
21…エンコーダ、23…CPU、24…レボルバ位置
検出手段、25…補正値メモリ、26…補正値演算部、
27…倍率補正演算部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡の接眼部に装着し、測定用の指標
    線が描画された透光板を中間像位置に配置して、測定対
    象物と前記指標線とを視野内に写して、該視野内で前記
    指標線を前記測定対象物の一端から他端へ移動させたと
    きの前記透光板の移動量を検出することにより前記測定
    対象物の長さを測定する測微接眼装置において、 少なくとも測定に使用される各対物レンズについて、対
    物レンズ固有の倍率誤差を補正するための補正値がそれ
    ぞれ記憶されている補正値記憶手段と、 前記透光板の移動距離と、そのときの対物レンズの設定
    倍率と、その対物レンズの前記補正値とから、測定対象
    物の真の長さを算出する演算手段と、 を具備したことを特徴とする測微接眼装置。
  2. 【請求項2】 顕微鏡の接眼部に装着し、測定用の指標
    線が描画された透光板を中間像位置に配置して、測定対
    象物と前記指標線とを視野内に写して、前記指標線を前
    記測定対象物の一端から他端へ移動させたときの前記透
    光板の移動量を検出することにより前記測定対象物の長
    さを測定する測微接眼装置において、 前記測定対象物の配置位置に配置され、既知の間隔でチ
    ャート線が描画された基準チャートと、 前記視野内で、前記指標線を任意のチャート線から他の
    チャート線まで移動させたときの前記透光板の移動距離
    から、当該対物レンズの倍率誤差を補正するための補正
    値を算出する補正値演算手段と、 前記補正値演算手段で算出された補正値を、その対物レ
    ンズに対応させて記憶する補正値記憶手段と、 を具備したことを特徴とする測微接眼装置。
JP16161491A 1991-07-02 1991-07-02 測微接眼装置 Pending JPH0510724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07208935A (ja) * 1993-11-08 1995-08-11 Opt Gaging Prod Inc ズーム光学系の倍率の測定法と手段
JP2005164611A (ja) * 2000-03-27 2005-06-23 Palm Microlaser Technologies Ag 生物学的または非生物学的物体を操作する方法及び操作する装置の制御システム

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Effective date: 20000328