JP3855154B2 - 昇降ガラスガイド構造におけるグラスラン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラスガイドをグラスラン本体に設けた自動車の昇降ガラスガイド構造におけるグラスランに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1乃至図4を参照して説明する。自動車のドアパネル1には、昇降ガラス5をガイドするためにグラスランが設けられている。また、このグラスランには、昇降ガラス5の上縁を当該グラスラン本体30の所定位置に案内するためのガラスガイド31が設けられている。
【0003】
従来、このガラスガイド31は、図2・図3に示す如くグラスラン本体30に一体的に型成形して形成したり、あるいは図4に示す如く芯材33を備えたものをグラスラン本体とは別体成形し、その芯材33をグラスラン本体とチャンネル部材との間に装着して取付けるものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、グラスラン本体30に一体的に型成形したものでは、ガラスガイド31に必要な強度を持たせる必要があること等の理由から、グラスラン本体30との継目部分Tがグラスラン車外側面34のほぼ中間高さ部分に露出することが避けられず、そのため外観性を損なうと言った問題がある。
【0005】
また、芯材33を備えたものは、芯材33を必要とすることから製造コストが嵩むといった問題がある。
【0006】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、外観に優れ、かつ製造コストの廉価なガラスガイドを備えたグラスランを有する自動車の昇降ガラスガイド構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1および図5乃至図8を参照して説明する。本発明に係る自動車の昇降ガラスガイド構造におけるグラスランは、ドアパネル1に形成したチャンネル部材2の溝底部3に対して取付けられる基底部11の両端部から、内壁部12と外壁部13を垂下設すると共に、外壁部13の下端部からドアパネル1のフランジ部4外面に対して圧接するモールリップ14を立設したグラスラン本体10と、昇降ガラス5の上縁に当接して、該昇降ガラス5を所定の位置に案内するガイド部21の上端から、両側端部に保持部23を備えた係止部22を立設したガラスガイド20とで構成し、前記グラスラン本体10のモールリップ14の下端部に透孔17を穿設し、該透孔17に前記ガラスガイド20の係止部22を下側から差込んで,フランジ部4とモールリップ14との間に挿入すると共に,保持部23をモールリップ14の下端部内面14aに密に係止させて、前記ガイド部21をモールリップ14の下端部から垂下設し、ガラスガイド20をグラスラン本体10に圧密に取付けてなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る自動車の昇降ガラスガイド構造におけるグラスランの実施形態を、図1および図5乃至図8に示す。このグラスランは、ゴム製のグラスラン本体10と合成樹脂製のガラスガイド20とで構成している。
【0009】
グラスラン本体10は、ドアパネル1に形成したチャンネル部材2の溝底部3に対して取付けられる基底部11の車内側端部から、内壁部12を垂下設すると共に、車外側端部から外壁部13を垂下設している。また、外壁部13の下端部から、ドアパネル1のフランジ部4外面に対して圧接するモールリップ14を立設している。
【0010】
ガラスガイド20は、上昇して閉状態となる昇降ガラス5の先端に当接し、その昇降ガラス5を所定の適正位置に案内するガイド部21の上端から、両側端部に係止突起23を備えた係止部22を立設して構成している。
【0011】
こうした構成において、グラスラン本体10のモールリップ14の車内側面に形成されている圧接の突条部15を、係止部22の幅だけ削ぎ落とし、その部分を平坦面16とすると共に、下端部に透孔17を穿設している。そして、透孔17に、ガラスガイド20の係止部22を下側から差込んで、フランジ部4とクリップ部14との間に挿入すると共に、係止突起23をモールリップ14の下端部内面14aに密に係止させることによって、ガイド部21をモールリップ14の下端部から垂下設し、ガラスガイド20をグラスラン本体10に圧密に取付けている。
【0012】
なお、本実施形態におけるガラスガイド20において、その係止部22の係止突起23より下部分は、その他の部分より肉厚な肉厚部24とし、その車内側上面をチャンネル部材2のフランジ部4下端に当接する当接部25としている。また、この肉厚部24の高さはモールリップ14下端部の肉厚とほぼ等しく設定している。さらに、係止部22の肉厚は、ドアパネル1のフランジ部4とモールリップ14との間に密に圧入するものとしている。
【0013】
こうした構成とすることによって、ガラスガイド20をグラスラン本体10に、昇降ガラス5が弾接した際の力などによって抜け出すことがないように、より強固に取付けることができる。
【0014】
このグラスランは、モールリップ14の下端部に透孔17を穿設し、その透孔17にガラスガイド20の係止部22を下側から差込み、ガイド部21をモールリップ14の下端部から垂下設して取付けているので、ガイド部21とグラスラン本体10のモールリップ14との継目部分Tがモールリップ14の下端部に隠れた状態で位置する。従って、外から目視され難く、外観性に優れる。
【0015】
また、ガラスガイド20はグラスラン本体10に圧密に取付くので、ガイド部21とモールリップ14との継目部分Tに隙間が生じることがない。そのため、当該継目部分Tはより目立たず、外観性がさらに向上する。
【0016】
また、本発明に係る自動車の昇降ガラスガイド構造におけるグラスランは、芯材を必要としないので製造コストも廉価である。
【0017】
さらに、ガラスガイド20をグラスラン本体に圧密に取付けているので、図6に示すように、ドアガラス5の上端がガイド部21に当たり、外向きの力F1が作用しても、その付け根部分である係止部22はドアパネル1のフランジ部4方向に内向きの力F2を作用させることになるため、機能的にもきわめて優れる。
【0018】
さらに、このグラスランは、ガラスガイド20の係止部22をグラスラン本体10の透孔17に差し込むだけで組付けることができるので、取付け作業が容易である。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る自動車の昇降ガラスガイド構造におけるグラスランは、モールリップ14の下端部に穿設した透孔17にガラスガイド20の係止部22を下側から差込み、ガイド部21をモールリップ14の下端部から垂下設して取付けているので、ガラスガイド20(ガイド部21)とグラスラン本体10(モールリップ14)との継目部分Tがモールリップ14の下端部に隠れた状態で位置し、外から目視され難い。従って、継目部分Tが目立たず、外観性に優れる。
【0020】
また、ガラスガイド20はグラスラン本体10に圧密に取付くので、ガイド部21とモールリップ14との継目部分Tに隙間が生じることがない。そのため、当該継目部分Tはより目立たず、外観性がさらに向上する。
【0021】
また、本発明に係る自動車の昇降ガラスガイド構造におけるグラスランは、芯材を必要としないので製造コストも廉価である。
【0022】
さらに、このグラスランは、ガラスガイド20の係止部22をグラスラン本体10の透孔17に差し込むだけで取付けることができるので、取付け作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グラスランが取付られている自動車を示す側面図である。
【図2】 従来例に係るグラスランを示す部分斜視図である。
【図3】 図2におけるA−A線断面図である。
【図4】 従来例に係る他のガラスガイドを示す断面図である。
【図5】 本発明に係るグラスランを示す部分斜視図である。
【図6】 図5におけるB−B線断面図である。
【図7】 図5に示すグラスランの分解断面図である。
【図8】 図5におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 ドアパネル
2 チャンネル部材
3 溝底部
4 フランジ部
5 昇降ガラス
10 グラスラン本体
11 基底部
12 内壁部
13 外壁部
14 モールリップ
14a 下端部内面
15 突条部
16 平坦面
17 透孔
20 ガラスガイド
21 ガイド部
22 係止部
23 係止突起
24 肉厚部
25 当接部
30 グラスラン本体
31 ガラスガイド
32 ガラスガイド
33 芯材
34 車外側面
T 継目部分
F1 外向きの力
F2 内向きの力
Claims (1)
- ドアパネル(1)に形成したチャンネル部材(2)の溝底部(3)に対して取付けられる基底部(11)の両端部から,内壁部(12)と外壁部(13)を垂下設すると共に,外壁部の下端部からドアパネルのフランジ部(4)外面に対して圧接するモールリップ(14)を立設したグラスラン本体(10)と、昇降ガラス(5)の上縁に当接して,該昇降ガラスを所定の位置に案内するガイド部(21)の上端から,両側端部に保持部(23)を備えた係止部(22)を立設したガラスガイド(20)とで構成し、前記グラスラン本体のモールリップの下端部に透孔(17)を穿設し,該透孔に前記ガラスガイドの係止部を下側から差込んで,フランジ部とモールリップとの間に圧入すると共に,保持部をモールリップの下端部内面(14a)に密に係止させて,前記ガイド部をモールリップの下端部から垂下設し,ガラスガイドをグラスラン本体に圧密に取付けてなる自動車の昇降ガラスガイド構造におけるグラスラン。
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