JP2542948Y2 - サッシュレスドア型車のセンターピラー部構造 - Google Patents

サッシュレスドア型車のセンターピラー部構造

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JP2542948Y2
JP2542948Y2 JP1130791U JP1130791U JP2542948Y2 JP 2542948 Y2 JP2542948 Y2 JP 2542948Y2 JP 1130791 U JP1130791 U JP 1130791U JP 1130791 U JP1130791 U JP 1130791U JP 2542948 Y2 JP2542948 Y2 JP 2542948Y2
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JP
Japan
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pillar
garnish
center pillar
wall
hollow lip
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JP1130791U
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昭 河合
康之 下田
英二 村上
富男 平田
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Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はサッシュレスドア型車の
センターピラー部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜5は従来のサッシュレスドア型車
のセンターピラー部の構造を示すもので、1はピラーイ
ンナ2とピラーアウタ3とで閉断面に形成したセンター
ピラー本体を示し、ピラーアウタ3は断面略山形状に形
成してある。
【0003】4は前記ピラーインナ2に装着されて、該
ピラーインナ2を隠蔽して装着するピラーガーニッシュ
を示し、この例にあってはアッパガーニッシュ5とロア
ガーニッシュ6とに分割してあると共に、これらアッパ
ガーニッシュ5とロアガーニッシュ6との継目部分にベ
ルト口7を形成してある。アッパガーニッシュ5はその
前後側壁部をセンターピラー本体1の前後フランジ1a
の端末を廻り込んで配置して、これら前後フランジ1a
をも隠蔽していると共に、上下方向にシートベルトショ
ルダアンカ13の移動用スリット8を形成してある。
【0004】センターピラー本体1の下端部にはリトラ
クタ9を配置してあって、該リトラクタ9に巻取られた
シートベルト10を、ピラーインナ2とロアガーニッシ
ュ6との間を通して、前記ベルト口7より車室側に引出
し、引出し端をサイドシル11に繋留してある。ピラー
インナ2の上側部にはアジャストレールユニット12を
上下方向に固設してあり、前記車室側に引出されたシー
トベルト10を挿通したシートベルトショルダアンカ1
3を、アッパガーニッシュ5のスリット8を通して該ア
ジャストレールユニット12をに連結し、ショルダアン
カ位置を上下方向に調節自在にしてある。
【0005】一方、前記ピラーアウタ3の略上半部に
は、その断面形状に合わせてロール成形したリテーナ1
4を介して中空のボディサイドウエザーストリップ15
を装着してあり、ドア閉時にドアウインドウパネルGの
縁部をこのボディサイドウエザーストリップ15に弾接
させて車体内,外をシールするようにしてある。
【0006】このボディサイドウエザーストリップ15
の側部の中空リップ部16は、センターピラー本体1前
後のフランジ1aの端末側に張り出して配置し、該中空
リップ部16端とアッパガーニッシュ5の側壁部端末と
を整合して、これらボディサイドウエザーストリップ1
5とアッパガーニッシュ5とのパーティング部に隙間や
段差が生じて見栄えを損なわないようにしてある。この
類似構造は、例えば1989年5月日産自動車(株)発
行「NISSANスカイライン整備要領書」に示されて
いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】アッパガーニッシュ5
はロアガーニッシュ6と共に基本的には背面に突設した
クリップ17(ロアガーニッシュのクリップは図示省
略)によってピラーインナ2に固定されるのであるが、
該アッパガーニッシュ5には前述のようにシートベルト
ショルダアンカ13の移動用のスリット8を上下方向に
形成してあるため、クリップ17をこのスリット8およ
びピラーインナ2側のアジャストレールユニット12か
ら外れた上下端位置に突設して、アッパガーニッシュ5
のインナパネル2への固定点を上下方向に離れて設定せ
ざるを得ない実状にある。
【0008】この結果、アッパガーニッシュ5の前後側
壁部が前記上下端の固定点間で熱変形等によって車室側
に反って、所謂口開き変形し易い傾向にあって、折角ア
ッパガーニッシュ5の側壁部端末と、ボディサイドウエ
ザーストリップ15側部の中空リップ部16端末とを整
合,配置してあっても、これらのパーティング部分に隙
間や段差が生じて外観,品質感を損なってしまうおそれ
がある。
【0009】そこで、本考案はピラーガーニッシュの側
壁部の口開き変形を抑制できることは勿論、ボディサイ
ドウエザーストリップ側部の中空リップ部端を強制的に
ピラーガーニッシュの側壁部端末に密接させることがで
きて、これら中空リップ部とピラーガーニッシュ側壁部
とのバーティング部分に隙間や段差が生じるのを回避す
ることができるサッシュレスドア型車のセンターピラー
部構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】センターピラー本体のピ
ラーインナにピラーガーニッシュを装着して、該ピラー
ガーニッシュの前後側壁部をセンターピラー本体の前後
フランジの端末を廻り込んで配置すると共に、該ピラー
ガーニッシュの上側部にシートベルトショルダアンカの
移動用スリットを上下方向に形成する一方、ピラーアウ
タに中空のボディサイドウエザーストリップを装着して
その側部の中空リップ部を前記フランジの端末側に張り
出して配置し、該中空リップ部端と前記ピラーガーニッ
シュの側壁部端末とを整合した構造において、少なくと
も前記センターピラー本体上側部の前後フランジに貫通
孔を形成し、かつ、ピラーガーニッシュの背面にはこれ
ら貫通孔に挿入,係合するフック部を突設すると共に、
これらフック部の先端に前記中空リップ部の背壁を突き
上げる突起を延設する一方、該中空リップ部には前記突
起との弾接部よりも端末側で、背壁と前壁とを連結する
支壁を設けてある。
【0011】
【作用】ピラーガーニッシュ背面に突設したフック部が
センターピラー本体のフランジの貫通孔に挿入,係合す
ることによって、該ピラーガーニッシュの側壁部の口開
き変形が防止される。また、前記フック部端の突起によ
り、ボディサイドウエザーストリップ側部の中空リップ
部の背壁が突き上げられることによって、該背壁の支壁
連設部が突起側に引き寄せられ、これら伴って支壁に連
結された前壁も同方向に引き寄せられるため、中空リッ
プ部の端部が全体的にピラーガーニッシュの側壁部の端
末側に変位して、該側壁部の端末に強制的に密接させる
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0013】図1〜4において、センターピラー本体1
のピラーインナ2に装着したピラーガーニッシュ4は、
アッパガーニッシュ5とロアガーニッシュ6とに分割し
てあって、該アッパガーニッシュ5はその上下方向に形
成したシートベルトショルダアンカ13の移動用のスリ
ット8から外れた上下端部においてクリップ17により
ピラーインナ2に固着し、前後側壁部をセンターピラー
本体1の前後フランジ1aを廻り込んで配置してある
点、断面略山形状に形成したピラーアウタ3に、リテー
ナ14を介して装着した中空のボディサイドウエザース
トリップ15の側部の中空リップ部16を前記フランジ
1aの端末側に張り出して配置し、該中空リップ部16
端とアッパガーニッシュ5の側壁部の端末とを整合して
ある点、等の基本的構造は前記従来と同様である。
【0014】ここで、前記アッパガーニッシュ5の側壁
部に対応するフランジ1aには貫通孔20を形成してあ
る一方、アッパガーニッシュ5の前記貫通孔20に対応
する位置にフック部21を突設してあって、このフック
部21を貫通孔20に挿入係合して、該アッパガーニッ
シュ5をフランジ1aに固定してある。フック部21は
上下方向に複数個設けられ、その成形基部にはリブ22
を設けて補強してある。
【0015】また、フック部21の先端には前記フラン
ジ1a側に張り出した中空リップ部16の背壁を突き上
げる突起23を一体成形してある一方、該中空リップ部
16には前記突起23との弾接部よりも端末側で、背壁
と前壁とを連結する支壁24を設けてある。
【0016】以上の実施例構造によれば、フック部21
がセンターピラー本体1のフランジ1aの貫通孔20に
挿入,係合して、アッパガーニッシュ5がその上下端部
のクリップ17による他、これらフック部21によって
フランジ1aに固定されているため、クリップ17固定
点間で側壁部が経時的な熱変形によって口開き変形する
のを防止することができる。
【0017】また、フック部21先端の突起23で、ボ
ディサイドウエザーストリップ15側部の中空リップ部
16の背壁を突き上げるため、該背壁の支壁24を連設
した部分が突起23側に引き寄せられ、これに伴って支
壁24に連結された前壁も同方向に引き寄せられるた
め、中空リップ部16の端部が全体的に図2の実線で示
すようにアッパガーニッシュ5の側壁部の端末側に変位
して、該側壁部の端末に強制的に密接させられる。従っ
て、成形誤差,組付誤差等により同図鎖線で示すよう
に、これら側壁部端末と中空リップ部16端とが離間す
る傾向にある場合であっても、中空リップ部16端の強
制変位によりパーティング部に隙間が生じるのを回避す
ることもできる。
【0018】なお、前記実施例ではピラーガーニッシュ
4をアッパ,ロアに分割したものを示したが、一体成形
したものにも適用できることは勿論である。また、場合
によってはアッパガーニッシュ5の上下端部のクリップ
17固定を廃止して、フック部21と貫通孔1aとの係
合のみによってアッパガーニッシュ5を固定してもよ
い。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、フック部
と貫通孔との係合によリピラーガーニッシュをセンター
ピラー本体の前後フランジに固定するため、該ピラーガ
ーニッシュの側壁部が経時的な熱変位等によって口開き
変形するのを確実に防止できると共に、フック部先端の
突起によるボディサイドウエザーストリップ側部の中空
リップ部背壁の突き上げ作用と、該中空リップ部に設け
た支壁の牽引作用とによって、中空リップ部端を前記側
壁部端に強制的に密接させることができるため、これら
中空リップ部と側壁部端とのパーティング部に隙間や段
差を生じることが全くなく、外観,品質感を一段と向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図3のA−A線に沿う
断面図。
【図2】同実施例の要部を示す断面図。
【図3】本考案の対象とするピラーガーニッシュの取付
状態を示す斜視図。
【図4】図3の分解斜視図。
【図5】従来の構造を示す図3のA−A線に沿う断面
図。
【符号の説明】
1…センターピラー本体 1a…フランジ 2…ピラーインナ 3…ピラーアウタ 4…ピラーガーニッシュ 8…スリット 13…シートベルトショルダアンカ 15…ボディサイドウエザーストリップ 16…中空リップ部 20…貫通孔 21…フック部 23…突起 24…支壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村上 英二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)考案者 平田 富男 静岡県富士市青島町218番地 日本プラ スト株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−278856(JP,A) 実開 昭56−158367(JP,U) 実開 昭58−70945(JP,U) 実開 平3−37040(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターピラー本体のピラーインナにピ
    ラーガーニッシュを装着して、該ピラーガーニッシュの
    前後側壁部をセンターピラー本体の前後フランジの端末
    を廻り込んで配置すると共に、該ピラーガーニッシュの
    上側部にシートベルトショルダアンカの移動用スリット
    を上下方向に形成する一方、ピラーアウタに中空のボデ
    ィサイドウエザーストリップを装着してその側部の中空
    リップ部を前記フランジの端末側に張り出して配置し、
    該中空リップ部端と前記ピラーガーニッシュの側壁部端
    末とを整合した構造において、少なくとも前記センター
    ピラー本体上側部の前後フランジに貫通孔を形成し、か
    つ、ピラーガーニッシュの背面にはこれら貫通孔に挿
    入,係合するフック部を突設すると共に、これらフック
    部の先端に前記中空リップ部の背壁を突き上げる突起を
    延設する一方、該中空リップ部には前記突起との弾接部
    よりも端末側で、背壁と前壁とを連結する支壁を設けた
    ことを特徴とするサッシュレスドア型車のセンターピラ
    ー部構造。
JP1130791U 1991-03-05 1991-03-05 サッシュレスドア型車のセンターピラー部構造 Expired - Lifetime JP2542948Y2 (ja)

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JPH04108452U JPH04108452U (ja) 1992-09-18
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