JP3853683B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジングに光透過可能な表示板を取付け、この表示板に文字若しくは図形を表示し、これらの文字若しくは図形をハウジング内に設けた光源でライティングする表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図９（ａ），（ｂ）は従来の表示装置の説明面図であり、（ａ）は正面を示し、（ｂ）は側面断面を示す。
（ａ）において、従来の表示装置２１０は、表示板２１１に半透明の表示エリア２１２を形成し、この表示エリア２１２に不透過の表示文字２１３を印刷したものであり、（ｂ）に示すように、発光ダイオード２１４で表示板２１１の裏側から照明し、発光ダイオード２１４の光を透過させることで、夜間においても表示文字２１３を読めるようにした表示装置である。
【０００３】
上記表示装置２１０をもっと見やすくするために改良を試みた例として、▲１▼特開平１０−２４０１４２号公報「発光ダイオードバルブ式インジケータ」や▲２▼特開平１１−５１７０９号公報「表示装置」が知られている。
上記▲１▼は、同公報の図３及び図４によれば、カップ状ベース３６（符号は同公報に使用の符号を流用した）に基板３７を取付け、この基板３７に発光ダイオオードバルブ３８を取付け、これらの基板３７及び発光ダイオオードバルブ３８をインナレンズ２１で一括した覆い、このインナレンズ２１に発光ダイオオードバルブ３８の光軸を広げる凹部４１を形成し、発光ダイオオードバルブ３８の光量を拡散させることで夜間にインジケータが必要以上の目立ぬように配慮したものである。
【０００４】
上記▲２▼は、同公報の図１によれば、プリント配線基板４にＬＥＤ（発光ダイオード）１３を取付け、このＬＥＤ１３の周りをケース１で覆い、このケース１に表示板６を被せ、この表示板６に半透明層１４及び着色層１５で構成した表示領域Ｓを設け、この表示領域Ｓを除く残部を不透過性地色層９でマスキングすることで、表示領域Ｓの視認性を改善しようとした。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記▲１▼の発光ダイオードバルブ式インジケータでは、発光ダイオオードバルブ３８の光量を拡散させることで夜間におけるインジケータの必要以上の目立ちすぎを抑えることはできるとしても、表示文字がくっきりと見えるようにできるとは限らない。
また、上記▲２▼の表示装置では、表示領域Ｓを除く残部を不透過性地色層９でマスキングすることで、表示領域Ｓの視認性は改善できたとしても、着色層１５（表示文字）がはっきり見えるとは限らない。
すなわち、文字若しくは図形を、日中又は夜間を問わずはっきりと表示することのできる表示装置が望まれる。
【０００６】
そこで、本発明の目的は、文字若しくは図形を日中又は夜間を問わずはっきりと表示することができ、表示装置の視認性を改善することのできる技術を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、ハウジングに光透過可能な表示板を取付け、この表示板に文字若しくは図形を表示し、これらの文字若しくは図形をハウジング内に設けた光源で照明する形式の鞍乗り車両に搭載される表示装置において、
表示板を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部と、この文字表示部を囲むことで光を遮るマスキング部と、このマスキング部の周りを囲むとともに光を透過させてマスキング部の輪郭を形成する円形の透過周縁部と、この透過周縁部の周りに形成することで光りの透過を押える外郭エリアとから構成し、文字表示部の裏面の略中心に光源として単一の発光ダイオードを配置したことを特徴とする。
【０００８】
文字若しくは図形をハウジング内に設けた光源で照明する表示装置は、昼夜を問わずはっきりと表示できることが好ましい。
一般的に、光源の光は日中は目立ちにくく、夜間は光が強すぎて見える傾向にある。そこで、表示板を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部と、この文字表示部を囲むことで光を遮るマスキング部と、このマスキング部の周りを囲むとともに光を透過させてマスキング部の輪郭を形成する透過周縁部と、この透過周縁部の周りに形成することで光りの透過を押える外郭エリアとから構成することで、表示板から光源の光を透過させる部分の面積を制限した。これにより、表示板の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、表示装置の視認性の改善を図ることができる。
【０００９】
請求項２は、文字表示部の裏面に透過させる光を和らげるマット面を設け、表示周縁部の裏面に透過させる光を乱反射させることで輝きを増すダイヤカット面若しくはクリスタルカット面を設けたことを特徴とする請求項１記載の表示装置。
【００１０】
文字表示部の裏面に透過する光を和らげるマット面を設けることで、文字若しくは図形を表示した文字表示部が見やすくすることができるとともに、表示周縁部の裏面に透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面若しくはクリスタルカット面を設けることで、文字若しくは図形にアクセントを付加することができる。これらの結果、表示装置の意匠性の向上を図ることができる。
請求項３は、外郭エリアを、不透過に処理したことを特徴とする。
外郭エリアを、不透過に処理することで、表示装置のさらなる視認性の改善を図ることができる。
請求項４は、外郭エリアに、光を透過させる処理を施したことを特徴とする。
外郭エリアに、光を透過させる処理を施すことで、意匠の多様性が増す。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Ｆｒは前側、Ｒｒは後側、Ｌは左側、Ｒは右側を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【００１２】
図１は本発明に係る表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図であり、鞍乗り型車両１０は、車体フレーム１１と、この車体フレーム１１の中央部に搭載したエンジン１２及び変速機１３からなるパワーユニット１４と、このパワーユニット１４の上方に設けた鞍型シート１５と、この鞍型シート１５の前方に配置した燃料タンク１６と、車体フレーム１１の前部側方に左右の懸架機構１７，１７（奥側の１７は不図示）を介して回転可能に取付けた前輪１８，１８と、これらの前輪１８，１８の操舵を行なうハンドル１９と、車体フレーム１１の後部側方に左右の懸架機構２１，２１（奥側の２１は不図示）を介して回転可能に取付けた後輪２２，２２（奥側の２２は不図示）と、前輪１８，１８にエンジン１２の回転を伝える前側の動力伝達機構２３と、後輪２２，２２にエンジン１２の回転を伝える後側の動力伝達機構２４と、を主要構成とする車両である。
なお、３１はフロントフェンダ、３２はヘッドランプ、３３はフロントバンパ、３４はアンダカバー、３５はフロアステップ、３６はリヤフェンダ、３７はマフラである。
【００１３】
鞍乗り型車両１０は、四輪駆動方式のバギー（Buggy）であって、ＡＴＶ（All Terrain Vehicle：不整地走行用車）に分類される車両である。軽量、且つコンパクトな車体であり、小回りが効き、操作性が容易な車両であるため、農業、牧畜業、狩猟、安全監視等での移動用、レジャーに適したオフロードの専用車である。
【００１４】
図２は図１の２矢視図であり、本発明に係る表示装置を採用した車両用メータ４０を配置したハンドル１９廻りの斜視図である。
図中、４１はハンドル１９のセンタに配置した操作ボックス、４２はハンドルスイッチ（不図示）に接続するハンドルスイッチコード、４３はスッロトル（不図示）を遠隔操作するスロットルケーブル、４４はエンジン１２（図１参照）の始動時に引くチョークノブ、４５はエンジン１２を始動するエンジンキーを示す。
【００１５】
図３は本発明に係る表示装置を採用した車両用メータの正面図であり、車両用メータ４０は、操作ボックス４１（図２参照）の上部に取付けるメータハウジング４７と、このメータハウジング４７に被せた透明カバー４８と、これらのメータハウジング４７及び透明カバー４８に収納した変速機１３（図１参照）のギヤポジションを表示する表示装置としての変速位置表示用のインジケータ５１〜５５と、からなる。
これらの変速位置表示用のインジケータ５１〜５５は、同一構造のインジケータであって表示文字を変えたものであり、以下、その一例として表示文字「Ｄ」を表示した表示装置としてのインジケータ５０の構造を説明する。
【００１６】
図４（ａ），（ｂ）は本発明に係る表示装置の説明面図であり、（ａ）はインジケータ５０の正面を示し、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ断面を示す。
（ａ）において、インジケータ５０は、表示板６１に、「Ｄ文字」を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２を備え、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３を備え、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４を備えた。
なお、６５は表示板６１の外郭エリアを示し、黒べた印刷をすることで光を不透過にした部分であって、図３に示す他のインジケータ５１〜５５との仕切り部分に相当する。また、６６は表示板６１の光透過エリアを示す。
【００１７】
（ｂ）において、インジケータ５０の内部構造は、表示板６１の下面にハウジングとしての遮光ホルダ６７を配置し、この遮光ホルダ６７の上面開口６８に導光板６９を取付け、この導光板６９を照明する光源としての発光ダイオード７１を遮光ホルダ６７内に収納し、この遮光ホルダ６７の下面開口７２に発光ダイオード７１を支持する基板７３を配置したものである。
図中、７５は、導光板６９の裏面に形成することで文字表示部６２を透過させる光を和らげるマット面を示し、７７は、導光板６９の裏面に形成することで表示周縁部６４の裏面を透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面を示す。
【００１８】
すなわち、インジケータ５０（表示装置）は、遮光ホルダ（ハウジング）６７に光透過可能な表示板６１を取付け、この表示板６1に文字若しくは図形を表示し、これらの文字若しくは図形を遮光ホルダ（ハウジング）６７内に設けた発光ダイオード７１（光源）で照明する形式の表示装置において、表示板６１を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２と、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３と、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４と、から構成したものであると言える。
【００１９】
文字若しくは図形を遮光ホルダ（ハウジング）６７内に設けた発光ダイオード７１（光源）で照明するインジケータ５０（表示装置）は、昼夜を問わずはっきりと表示できることが好ましい。
一般的に、光源の光は日中は目立ちにくく、夜間は光が強すぎて見える傾向にある。そこで、表示板６１を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２と、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３と、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４とから構成することで、表示板６１から発光ダイオード７１（光源）の光を透過させる部分の面積を制限した。これにより、表示板６１の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、インジケータ５０（表示装置）の視認性の改善を図ることができる。
【００２０】
インジケータ５０（表示装置）は、文字表示部６２の裏面に透過させる光を和らげるマット面７５を設け、表示周縁部６４の裏面に透過させる光を乱反射させることで輝きを増すダイヤカット面７７を設けたものであるとも言える。
【００２１】
文字表示部６２の裏面に透過する光を和らげるマット面７５を設けることで、文字若しくは図形を表示した文字表示部６２が見やすくすることができるとともに、表示周縁部６４の裏面に透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面７７を備えることで、文字若しくは図形にアクセントを付加することができる。これらの結果、表示装置の意匠性の向上を図ることができる。
【００２２】
以上に述べたインジケータ５０（表示装置）の作用を次に説明する。
図５（ａ），（ｂ）は本発明に係る表示装置の作用説明図であり、（ａ）は比較例の表示装置（インジケータ２００）を示し、（ｂ）は実施例の表示装置（インジケータ５０）を示す。
（ａ）において、インジケータ２００は、表示板２０１を黒べた印刷をすることで光を不透過にする外郭エリア２０２を形成し、この外郭エリア２０２内に光を透過させる光透過部２０３を形成し、この光透過部２０３に光を不透過にした文字表示部２０４を形成した表示装置である。
しかし、インジケータ２００は、光透過部２０３を透過する光量が多いので、これらの光が文字表示部２０４に廻り込み、この文字表示部２０４を視認する時間帯、例えば、夕暮れ時には文字表示部２０４を鮮明に認識することができなかったり、あるいは、夜間に光透過部２０３がまぶし過ぎるように感ずることもある。すなわち、文字表示部２０４を日中又は夜間を問わずはっきりと認識できるようにしたいものである。
【００２３】
（ｂ）において、インジケータ５０は、表示板６１を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２と、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３と、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４とから構成することで、表示板６１から発光ダイオード７１（光源）の光を透過させる部分の面積を制限した。これにより、表示板６１の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、インジケータ５０（表示装置）の視認性の改善を図ることができる。
【００２４】
図６は本発明に係る別実施の形態の表示装置の説明図であり、（ａ）は表示装置としてのインジケータ８０の正面を示し、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ断面を示す。なお、インジケータ５０（図４参照）に使用した部品と同一部品は同一符号を用い詳細な説明は省略する。
（ａ）において、８１は表示板、８２は文字表示部、８３はマスキング部、８４は透過周縁部、８５は外郭エリアを示し、（ｂ）において、８６は光透過エリア、８７はダイヤカット面、８９は導光板を示し、インジケータ８０は、文字表示部８２及び透過周縁部８４にダイヤカット面８７を備えたものと言える。すなわち、インジケータ８０は、文字表示部８２及び透過周縁部８４を輝かすことで、例えば、図３に示す他のインジケータ５１〜５５との差別化を図ることができる。
【００２５】
図７は本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図であり、図中、９０は鞍乗り型車両、９１はハンドル、９２はハンドルスイッチ、９３はハンドルスイッチコード、９４はフルキャップブリーザチューブ、９５はチョークケーブル、９６はフロントブレーキホース、９７は燃料タンク、９８はタンクキャップ、９９はエンジンキー、１００は車両用メータを示す。
車両用メータ１００は、後述するように、図形を、日中又は夜間を問わずはっきりと表示することのできる表示装置としての四輪駆動表示用のインジケータ１２０を搭載したメータである。
【００２６】
図８本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した車両用メータの平面図であり、図中、１１１はスピードメータ、１１２は車両の走行距離を表示するオド・トリップ表示メータ、１１３は時間を表示する時計、１１４は変速機（不図示）のギヤポジションを表示するギヤポジションメータ、１１５はリバースインジケータ、１１６はニュートラルインジケータ、１１７は温度上昇インジケータ、１２０は表示装置としての四輪駆動表示用のインジケータを示す。
【００２７】
四輪駆動表示用のインジケータ１２０は、図６に示すインジケータ８０と同一構造のインジケータであり、１２２は図形表示部、１２３はマスキング部、１２４は透過周縁部、１２５は外郭エリアを示す。すなわち、四輪駆動表示用のインジケータ１２０は、日中又は夜間を問わず図形表示部１２２をはっきりと表示することのできるインジケータであると言える。
【００２８】
尚、実施の形態では図４に示すように、文字表示部６２はＤの文字を表示したが、これに限るものではなく、文字は、図形若しくはこれらの文字及び図形の組合せであってもよい。
また、実施の形態では図１に示すように、鞍乗り型車両１０の車両用メータ４０のインジケータ５０（表示装置）として説明したが、特に車両に限る表示装置に限定するものではない。すなわち、一般的な看板、電子機器等の表示装置であってもよい。
さらに、実施の形態では図４に示すように、透過周縁部６４はダイヤカット面７７を備えるように説明したが、ダイヤカット面に限るものではなく、クリスタルグラス等に加工するクリスタルカット面のような光の反射を利用して輝きを増す処理を含む。
【００２９】
実施の形態では図４に示すように、表示板６１の外郭エリア６５を黒べたに処理したが、黒ベタに限るものではなく、他の色のべた印刷であってもよい。また、光を透過させる処理をしたものでもよく、黒ベタ、他の色のべた印刷又は光を透過させる処理の組合せも任意である。
実施の形態では図４に示すように、マット面７５及びダイヤカット面７７を導光板６９に形成したが、これに限るものではなく、表示板に直接的に形成するものであってもよい。
【００３０】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１では、表示板を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部と、この文字表示部を囲むことで光を遮るマスキング部と、このマスキング部の周りを囲むとともに光を透過させてマスキング部の輪郭を形成する透過周縁部と、この透過周縁部の周りに形成することで光りの透過を押える外郭エリアとから構成したので、表示板から光源の光を透過させる部分の面積を制限することができる。これにより、表示板の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、表示装置の視認性の改善を図ることができる。
【００３１】
請求項２では、文字表示部の裏面に透過する光を和らげるマット面を設けることで、文字若しくは図形を表示した文字表示部が見やすくすることができるとともに、表示周縁部の裏面に透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面を備えることで、文字若しくは図形にアクセントを付加することができる。これらの結果、表示装置の意匠性の向上を図ることができる。
請求項３では、外郭エリアを、不透過に処理したので、表示装置のさらなる視認性の改善を図ることができる。
請求項４は、外郭エリアに、光を透過させる処理を施すことで、意匠の多様性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図
【図２】図１の２矢視図
【図３】本発明に係る表示装置を採用した車両用メータの正面図
【図４】本発明に係る表示装置の説明面図
【図５】本発明に係る表示装置の作用説明図
【図６】本発明に係る別実施の形態の表示装置の説明図
【図７】本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図
【図８】本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した車両用メータの平面図
【図９】従来の表示装置の説明面図
【符号の説明】
５０，８０，１２０…表示装置（インジケータ）、６１…表示板、６２…文字表示部、６３…マスキング部、６４…透過周縁部、６７…ハウジング（遮光ホルダ）、７５…マット面、７７…ダイヤカット面。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジングに光透過可能な表示板を取付け、この表示板に文字若しくは図形を表示し、これらの文字若しくは図形をハウジング内に設けた光源でライティングする表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図９（ａ），（ｂ）は従来の表示装置の説明面図であり、（ａ）は正面を示し、（ｂ）は側面断面を示す。
（ａ）において、従来の表示装置２１０は、表示板２１１に半透明の表示エリア２１２を形成し、この表示エリア２１２に不透過の表示文字２１３を印刷したものであり、（ｂ）に示すように、発光ダイオード２１４で表示板２１１の裏側から照明し、発光ダイオード２１４の光を透過させることで、夜間においても表示文字２１３を読めるようにした表示装置である。
【０００３】
上記表示装置２１０をもっと見やすくするために改良を試みた例として、▲１▼特開平１０−２４０１４２号公報「発光ダイオードバルブ式インジケータ」や▲２▼特開平１１−５１７０９号公報「表示装置」が知られている。
上記▲１▼は、同公報の図３及び図４によれば、カップ状ベース３６（符号は同公報に使用の符号を流用した）に基板３７を取付け、この基板３７に発光ダイオオードバルブ３８を取付け、これらの基板３７及び発光ダイオオードバルブ３８をインナレンズ２１で一括した覆い、このインナレンズ２１に発光ダイオオードバルブ３８の光軸を広げる凹部４１を形成し、発光ダイオオードバルブ３８の光量を拡散させることで夜間にインジケータが必要以上の目立ぬように配慮したものである。
【０００４】
上記▲２▼は、同公報の図１によれば、プリント配線基板４にＬＥＤ（発光ダイオード）１３を取付け、このＬＥＤ１３の周りをケース１で覆い、このケース１に表示板６を被せ、この表示板６に半透明層１４及び着色層１５で構成した表示領域Ｓを設け、この表示領域Ｓを除く残部を不透過性地色層９でマスキングすることで、表示領域Ｓの視認性を改善しようとした。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記▲１▼の発光ダイオードバルブ式インジケータでは、発光ダイオオードバルブ３８の光量を拡散させることで夜間におけるインジケータの必要以上の目立ちすぎを抑えることはできるとしても、表示文字がくっきりと見えるようにできるとは限らない。
また、上記▲２▼の表示装置では、表示領域Ｓを除く残部を不透過性地色層９でマスキングすることで、表示領域Ｓの視認性は改善できたとしても、着色層１５（表示文字）がはっきり見えるとは限らない。
すなわち、文字若しくは図形を、日中又は夜間を問わずはっきりと表示することのできる表示装置が望まれる。
【０００６】
そこで、本発明の目的は、文字若しくは図形を日中又は夜間を問わずはっきりと表示することができ、表示装置の視認性を改善することのできる技術を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、ハウジングに光透過可能な表示板を取付け、この表示板に文字若しくは図形を表示し、これらの文字若しくは図形をハウジング内に設けた光源で照明する形式の鞍乗り車両に搭載される表示装置において、
表示板を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部と、この文字表示部を囲むことで光を遮るマスキング部と、このマスキング部の周りを囲むとともに光を透過させてマスキング部の輪郭を形成する円形の透過周縁部と、この透過周縁部の周りに形成することで光りの透過を押える外郭エリアとから構成し、文字表示部の裏面の略中心に光源として単一の発光ダイオードを配置したことを特徴とする。
【０００８】
文字若しくは図形をハウジング内に設けた光源で照明する表示装置は、昼夜を問わずはっきりと表示できることが好ましい。
一般的に、光源の光は日中は目立ちにくく、夜間は光が強すぎて見える傾向にある。そこで、表示板を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部と、この文字表示部を囲むことで光を遮るマスキング部と、このマスキング部の周りを囲むとともに光を透過させてマスキング部の輪郭を形成する透過周縁部と、この透過周縁部の周りに形成することで光りの透過を押える外郭エリアとから構成することで、表示板から光源の光を透過させる部分の面積を制限した。これにより、表示板の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、表示装置の視認性の改善を図ることができる。
【０００９】
請求項２は、文字表示部の裏面に透過させる光を和らげるマット面を設け、表示周縁部の裏面に透過させる光を乱反射させることで輝きを増すダイヤカット面若しくはクリスタルカット面を設けたことを特徴とする請求項１記載の表示装置。
【００１０】
文字表示部の裏面に透過する光を和らげるマット面を設けることで、文字若しくは図形を表示した文字表示部が見やすくすることができるとともに、表示周縁部の裏面に透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面若しくはクリスタルカット面を設けることで、文字若しくは図形にアクセントを付加することができる。これらの結果、表示装置の意匠性の向上を図ることができる。
請求項３は、外郭エリアを、不透過に処理したことを特徴とする。
外郭エリアを、不透過に処理することで、表示装置のさらなる視認性の改善を図ることができる。
請求項４は、外郭エリアに、光を透過させる処理を施したことを特徴とする。
外郭エリアに、光を透過させる処理を施すことで、意匠の多様性が増す。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Ｆｒは前側、Ｒｒは後側、Ｌは左側、Ｒは右側を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【００１２】
図１は本発明に係る表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図であり、鞍乗り型車両１０は、車体フレーム１１と、この車体フレーム１１の中央部に搭載したエンジン１２及び変速機１３からなるパワーユニット１４と、このパワーユニット１４の上方に設けた鞍型シート１５と、この鞍型シート１５の前方に配置した燃料タンク１６と、車体フレーム１１の前部側方に左右の懸架機構１７，１７（奥側の１７は不図示）を介して回転可能に取付けた前輪１８，１８と、これらの前輪１８，１８の操舵を行なうハンドル１９と、車体フレーム１１の後部側方に左右の懸架機構２１，２１（奥側の２１は不図示）を介して回転可能に取付けた後輪２２，２２（奥側の２２は不図示）と、前輪１８，１８にエンジン１２の回転を伝える前側の動力伝達機構２３と、後輪２２，２２にエンジン１２の回転を伝える後側の動力伝達機構２４と、を主要構成とする車両である。
なお、３１はフロントフェンダ、３２はヘッドランプ、３３はフロントバンパ、３４はアンダカバー、３５はフロアステップ、３６はリヤフェンダ、３７はマフラである。
【００１３】
鞍乗り型車両１０は、四輪駆動方式のバギー（Buggy）であって、ＡＴＶ（All Terrain Vehicle：不整地走行用車）に分類される車両である。軽量、且つコンパクトな車体であり、小回りが効き、操作性が容易な車両であるため、農業、牧畜業、狩猟、安全監視等での移動用、レジャーに適したオフロードの専用車である。
【００１４】
図２は図１の２矢視図であり、本発明に係る表示装置を採用した車両用メータ４０を配置したハンドル１９廻りの斜視図である。
図中、４１はハンドル１９のセンタに配置した操作ボックス、４２はハンドルスイッチ（不図示）に接続するハンドルスイッチコード、４３はスッロトル（不図示）を遠隔操作するスロットルケーブル、４４はエンジン１２（図１参照）の始動時に引くチョークノブ、４５はエンジン１２を始動するエンジンキーを示す。
【００１５】
図３は本発明に係る表示装置を採用した車両用メータの正面図であり、車両用メータ４０は、操作ボックス４１（図２参照）の上部に取付けるメータハウジング４７と、このメータハウジング４７に被せた透明カバー４８と、これらのメータハウジング４７及び透明カバー４８に収納した変速機１３（図１参照）のギヤポジションを表示する表示装置としての変速位置表示用のインジケータ５１〜５５と、からなる。
これらの変速位置表示用のインジケータ５１〜５５は、同一構造のインジケータであって表示文字を変えたものであり、以下、その一例として表示文字「Ｄ」を表示した表示装置としてのインジケータ５０の構造を説明する。
【００１６】
図４（ａ），（ｂ）は本発明に係る表示装置の説明面図であり、（ａ）はインジケータ５０の正面を示し、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ断面を示す。
（ａ）において、インジケータ５０は、表示板６１に、「Ｄ文字」を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２を備え、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３を備え、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４を備えた。
なお、６５は表示板６１の外郭エリアを示し、黒べた印刷をすることで光を不透過にした部分であって、図３に示す他のインジケータ５１〜５５との仕切り部分に相当する。また、６６は表示板６１の光透過エリアを示す。
【００１７】
（ｂ）において、インジケータ５０の内部構造は、表示板６１の下面にハウジングとしての遮光ホルダ６７を配置し、この遮光ホルダ６７の上面開口６８に導光板６９を取付け、この導光板６９を照明する光源としての発光ダイオード７１を遮光ホルダ６７内に収納し、この遮光ホルダ６７の下面開口７２に発光ダイオード７１を支持する基板７３を配置したものである。
図中、７５は、導光板６９の裏面に形成することで文字表示部６２を透過させる光を和らげるマット面を示し、７７は、導光板６９の裏面に形成することで表示周縁部６４の裏面を透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面を示す。
【００１８】
すなわち、インジケータ５０（表示装置）は、遮光ホルダ（ハウジング）６７に光透過可能な表示板６１を取付け、この表示板６1に文字若しくは図形を表示し、これらの文字若しくは図形を遮光ホルダ（ハウジング）６７内に設けた発光ダイオード７１（光源）で照明する形式の表示装置において、表示板６１を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２と、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３と、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４と、から構成したものであると言える。
【００１９】
文字若しくは図形を遮光ホルダ（ハウジング）６７内に設けた発光ダイオード７１（光源）で照明するインジケータ５０（表示装置）は、昼夜を問わずはっきりと表示できることが好ましい。
一般的に、光源の光は日中は目立ちにくく、夜間は光が強すぎて見える傾向にある。そこで、表示板６１を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２と、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３と、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４とから構成することで、表示板６１から発光ダイオード７１（光源）の光を透過させる部分の面積を制限した。これにより、表示板６１の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、インジケータ５０（表示装置）の視認性の改善を図ることができる。
【００２０】
インジケータ５０（表示装置）は、文字表示部６２の裏面に透過させる光を和らげるマット面７５を設け、表示周縁部６４の裏面に透過させる光を乱反射させることで輝きを増すダイヤカット面７７を設けたものであるとも言える。
【００２１】
文字表示部６２の裏面に透過する光を和らげるマット面７５を設けることで、文字若しくは図形を表示した文字表示部６２が見やすくすることができるとともに、表示周縁部６４の裏面に透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面７７を備えることで、文字若しくは図形にアクセントを付加することができる。これらの結果、表示装置の意匠性の向上を図ることができる。
【００２２】
以上に述べたインジケータ５０（表示装置）の作用を次に説明する。
図５（ａ），（ｂ）は本発明に係る表示装置の作用説明図であり、（ａ）は比較例の表示装置（インジケータ２００）を示し、（ｂ）は実施例の表示装置（インジケータ５０）を示す。
（ａ）において、インジケータ２００は、表示板２０１を黒べた印刷をすることで光を不透過にする外郭エリア２０２を形成し、この外郭エリア２０２内に光を透過させる光透過部２０３を形成し、この光透過部２０３に光を不透過にした文字表示部２０４を形成した表示装置である。
しかし、インジケータ２００は、光透過部２０３を透過する光量が多いので、これらの光が文字表示部２０４に廻り込み、この文字表示部２０４を視認する時間帯、例えば、夕暮れ時には文字表示部２０４を鮮明に認識することができなかったり、あるいは、夜間に光透過部２０３がまぶし過ぎるように感ずることもある。すなわち、文字表示部２０４を日中又は夜間を問わずはっきりと認識できるようにしたいものである。
【００２３】
（ｂ）において、インジケータ５０は、表示板６１を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部６２と、この文字表示部６２を囲むことで光を遮るマスキング部６３と、このマスキング部６３の周りを囲み光を透過させる透過周縁部６４とから構成することで、表示板６１から発光ダイオード７１（光源）の光を透過させる部分の面積を制限した。これにより、表示板６１の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、インジケータ５０（表示装置）の視認性の改善を図ることができる。
【００２４】
図６は本発明に係る別実施の形態の表示装置の説明図であり、（ａ）は表示装置としてのインジケータ８０の正面を示し、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ断面を示す。なお、インジケータ５０（図４参照）に使用した部品と同一部品は同一符号を用い詳細な説明は省略する。
（ａ）において、８１は表示板、８２は文字表示部、８３はマスキング部、８４は透過周縁部、８５は外郭エリアを示し、（ｂ）において、８６は光透過エリア、８７はダイヤカット面、８９は導光板を示し、インジケータ８０は、文字表示部８２及び透過周縁部８４にダイヤカット面８７を備えたものと言える。すなわち、インジケータ８０は、文字表示部８２及び透過周縁部８４を輝かすことで、例えば、図３に示す他のインジケータ５１〜５５との差別化を図ることができる。
【００２５】
図７は本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図であり、図中、９０は鞍乗り型車両、９１はハンドル、９２はハンドルスイッチ、９３はハンドルスイッチコード、９４はフルキャップブリーザチューブ、９５はチョークケーブル、９６はフロントブレーキホース、９７は燃料タンク、９８はタンクキャップ、９９はエンジンキー、１００は車両用メータを示す。
車両用メータ１００は、後述するように、図形を、日中又は夜間を問わずはっきりと表示することのできる表示装置としての四輪駆動表示用のインジケータ１２０を搭載したメータである。
【００２６】
図８本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した車両用メータの平面図であり、図中、１１１はスピードメータ、１１２は車両の走行距離を表示するオド・トリップ表示メータ、１１３は時間を表示する時計、１１４は変速機（不図示）のギヤポジションを表示するギヤポジションメータ、１１５はリバースインジケータ、１１６はニュートラルインジケータ、１１７は温度上昇インジケータ、１２０は表示装置としての四輪駆動表示用のインジケータを示す。
【００２７】
四輪駆動表示用のインジケータ１２０は、図６に示すインジケータ８０と同一構造のインジケータであり、１２２は図形表示部、１２３はマスキング部、１２４は透過周縁部、１２５は外郭エリアを示す。すなわち、四輪駆動表示用のインジケータ１２０は、日中又は夜間を問わず図形表示部１２２をはっきりと表示することのできるインジケータであると言える。
【００２８】
尚、実施の形態では図４に示すように、文字表示部６２はＤの文字を表示したが、これに限るものではなく、文字は、図形若しくはこれらの文字及び図形の組合せであってもよい。
また、実施の形態では図１に示すように、鞍乗り型車両１０の車両用メータ４０のインジケータ５０（表示装置）として説明したが、特に車両に限る表示装置に限定するものではない。すなわち、一般的な看板、電子機器等の表示装置であってもよい。
さらに、実施の形態では図４に示すように、透過周縁部６４はダイヤカット面７７を備えるように説明したが、ダイヤカット面に限るものではなく、クリスタルグラス等に加工するクリスタルカット面のような光の反射を利用して輝きを増す処理を含む。
【００２９】
実施の形態では図４に示すように、表示板６１の外郭エリア６５を黒べたに処理したが、黒ベタに限るものではなく、他の色のべた印刷であってもよい。また、光を透過させる処理をしたものでもよく、黒ベタ、他の色のべた印刷又は光を透過させる処理の組合せも任意である。
実施の形態では図４に示すように、マット面７５及びダイヤカット面７７を導光板６９に形成したが、これに限るものではなく、表示板に直接的に形成するものであってもよい。
【００３０】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１では、表示板を、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部と、この文字表示部を囲むことで光を遮るマスキング部と、このマスキング部の周りを囲むとともに光を透過させてマスキング部の輪郭を形成する透過周縁部と、この透過周縁部の周りに形成することで光りの透過を押える外郭エリアとから構成したので、表示板から光源の光を透過させる部分の面積を制限することができる。これにより、表示板の文字若しく図形が日中は見やすく、夜間には必要以上に目立ちすぎることもない。この結果、表示装置の視認性の改善を図ることができる。
【００３１】
請求項２では、文字表示部の裏面に透過する光を和らげるマット面を設けることで、文字若しくは図形を表示した文字表示部が見やすくすることができるとともに、表示周縁部の裏面に透過させる光を乱反射させ輝きを増すダイヤカット面を備えることで、文字若しくは図形にアクセントを付加することができる。これらの結果、表示装置の意匠性の向上を図ることができる。
請求項３では、外郭エリアを、不透過に処理したので、表示装置のさらなる視認性の改善を図ることができる。
請求項４は、外郭エリアに、光を透過させる処理を施すことで、意匠の多様性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図
【図２】図１の２矢視図
【図３】本発明に係る表示装置を採用した車両用メータの正面図
【図４】本発明に係る表示装置の説明面図
【図５】本発明に係る表示装置の作用説明図
【図６】本発明に係る別実施の形態の表示装置の説明図
【図７】本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した鞍乗り型車両の斜視図
【図８】本発明に係るさらなる別実施の形態の表示装置を搭載した車両用メータの平面図
【図９】従来の表示装置の説明面図
【符号の説明】
５０，８０，１２０…表示装置（インジケータ）、６１…表示板、６２…文字表示部、６３…マスキング部、６４…透過周縁部、６７…ハウジング（遮光ホルダ）、７５…マット面、７７…ダイヤカット面。
Claims (4)
- ハウジングに光透過可能な表示板を取付け、この表示板に文字若しくは図形を表示し、これらの文字若しくは図形をハウジング内に設けた光源で照明する形式の鞍乗り車両に搭載される表示装置において、
前記表示板は、文字若しくは図形を表示するとともに光を透過させる文字表示部と、この文字表示部を囲むことで光を遮るマスキング部と、このマスキング部の周りを囲むとともに光を透過させてマスキング部の輪郭を形成する円形の透過周縁部と、この透過周縁部の周りに形成することで光りの透過を押える外郭エリアとからなり、
前記文字表示部の裏面の略中心に光源として単一の発光ダイオードを配置したことを特徴とする表示装置。 - 前記文字表示部の裏面に透過させる光を和らげるマット面を設け、前記表示周縁部の裏面に透過させる光を乱反射させることで輝きを増すダイヤカット面若しくはクリスタルカット面を設けたことを特徴とする請求項１記載の表示装置。
- 前記外郭エリアを、不透過に処理したことを特徴とする請求項１記載の表示装置。
- 前記外郭エリアに、光を透過させる処理を施したことを特徴とする請求項１記載の表示装置。
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