JP2554652Y2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2554652Y2
JP2554652Y2 JP1992049377U JP4937792U JP2554652Y2 JP 2554652 Y2 JP2554652 Y2 JP 2554652Y2 JP 1992049377 U JP1992049377 U JP 1992049377U JP 4937792 U JP4937792 U JP 4937792U JP 2554652 Y2 JP2554652 Y2 JP 2554652Y2
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ink
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ultraviolet light
light
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庄二 木村
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車載用計器盤等に用い
られる表示装置に関し、特に、昼間の無照明時と夜間の
照明時の表示意匠を変化させて視認性を向上させた表示
装置において、紫外線によって発光するインクの使用量
を低減した表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の運転席の前に置かれる計器
盤のような表示装置の表示板には、車両の速度や機関回
転数等を表示するメータの他に、燃料の残量や方向指示
器の点滅、或いはバッテリの充電、排気浄化装置の過
熱、オイルの量、ハンドブレーキの動作状態、ドアのロ
ック状態等を示す警告用の表示器が備えられており、車
両の運転状態に応じて点灯、或いは点滅するようになっ
ている。
【0003】また、これらの警告用表示器のうちのいく
つかの警告表示シンボルは、紫外線発光用インクを用い
て表示板に印刷され、夜間の表示装置照明時にも見やす
いようになっている。
【0004】図3は紫外線発光用インク(UVインク)
を用いて印刷された従来の表示板の構成を示すものであ
る。図において31は表示板30の生地であり、生地3
1の上に可視光によって視認できるインク層32と半透
明の紫外線発光用インク層33がこの順に全面に印刷さ
れ、その上に意匠の部分35を抜いた孔の状態で表示板
30の地色層34が、可視光によって視認できるインク
のみを用いて、或いは、可視光によって視認できるイン
クと紫外線によって発光するインクを混合したインクを
用いて印刷されていた。
【0005】図4は意匠として『1』を表示する場合の
従来の表示板30の構成を分解して示す斜視図である。
この例の場合、表示板30の生地31上に白色の可視光
インク層32と半透明の紫外線発光用インク層33をこ
の順に全面に印刷して積層し、その上に地色層34とな
る部分を『1』という意匠部分35を抜いた孔の状態で
印刷してあり、紫外線発光用インク層33は半透明なた
め、昼間は意匠の『1』が白色として視認され、夜間は
表示板を紫外線発光器によって照射することにより、意
匠の『1』の色が変化するようにしてある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に構成された表示装置では、紫外線発光用インク層33
が生地の全面に印刷されているにもかかわらず、その殆
どの部分が地色層34によって覆われており、表示装置
の正面側から視認される部分は極僅かであるので、紫外
線発光用インク層33の大部分が無駄になっているとい
う問題がある。
【0007】この考案は上記従来技術の欠点を解消する
ことを課題とし、その目的とするところは、表示装置に
おいて良好な見栄えを確保すると共に、紫外線発光用イ
ンクの使用量の削減を可能にし、表示装置のコストの削
減を図ることができる表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するこの
考案の表示装置は、表示板を表側から照射するオンオフ
可能な紫外線発光器を備えた表示装置において、前記表
示板の生地上に、可視光によって視認できるインク層を
介して、紫外線によって発光するインクを用いて地色層
を形成し、この地色層の上に、可視光によって視認でき
るインクと紫外線によって発光するインクを所定の割合
で混合したインクを用いて意匠パターンを、地色層の厚
みよりも厚く形成したことを特徴としている。
【0009】
【0010】
【作用】この考案の表示装置によれば、従来と同様の見
栄えを確保しながら、紫外線によって発光するインクの
使用量を低減することができる。また、意匠パターンに
使用する可視光によって視認できるインクと紫外線によ
って発光するインクを所定の割合で混合した混合インク
の厚みを、地色層の厚みよりも大きくしたことにより、
意匠部の紫外線照射時の発光を従来と比較して鮮明にで
きると共に、紫外線が意匠部を通過して意匠下部の地色
層の発光を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、この考案を実施例により図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0012】図2はこの考案の表示装置の一実施例の全
体構成を示すもので、車両の運転席の前に位置する計器
盤1の表示板2のみを示している。この計器盤1の表示
板2には、車両の速度を表示する速度計3の他に、機関
の回転数を表示する回転計4が主たる意匠として印刷さ
れている。実際の計器盤1には、図示はしないが、これ
らの構成に加えて、燃料の残量を示す残量計や冷却水の
温度を示す水温計、車両の運転状態をモニタするための
方向指示器や、バッテリの充電、排気浄化装置の過熱、
オイルの量、ハンドブレーキの動作状態、ドアのロック
状態等を示す警告用の表示器等が備えられており、これ
らにもその用途に対応する意匠が印刷されている。
【0013】図1(b) は図2の計器盤1のA−A線にお
ける断面を示すものであり、この考案の表示装置の構成
を示すものである。図において、21は計器盤1の生地
であり、この生地21の上には、全面に可視光によって
視認できるインク層22を介して、紫外線によって発光
するインクを用いて地色層23を印刷して形成し、この
地色層23の上に、可視光によって視認できるインクと
紫外線によって発光するインクを所定の割合で混合した
インクを用いて意匠パターン24が、地色層23の厚み
よりも厚くそれぞれ独立して凸状に印刷されている。従
って、図3及び図4に示す様なものと比較して、混合イ
ンクの使用量を大幅に削減することができる。
【0014】図1(a) は意匠として『1』を表示する場
合のこの考案の表示板20の構成を示す斜視図である。
例えば、表示板20の生地21上に可視光によって視認
できるインク層22を介して、所定の色の地色層23を
印刷し、その上に半透明の紫外線発光用インクと白色の
可視光インクとをインクの状態で所定の割合で配合して
『1』という意匠パターン24を、地色層23より厚く
して凸状にそれぞれ独立して印刷形成しているので、意
匠パターン24を表側から紫外線で照射した時における
発光を従来の発光と比較して鮮明にすることができると
共に、紫外線が意匠パターン24を通過して意匠パター
ン下部の地色層23の発光を防止することができる。
【0015】なお、以上説明した実施例では、意匠パタ
ーン24を白色としているが、意匠パターン24が黒色
系、地色層23が白色系であっても良い。
【0016】このように、この考案では、従来と同様の
見栄えを確保しながら、紫外線発光用インクに使用量を
減らすことができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
表示装置において紫外線を照射したとき、従来の発光と
比較して鮮明にすることができると共に、紫外線発光用
インクの使用量の削減を可能にし、表示装置のコストの
削減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はこの考案の表示装置の一実施例の部分拡
大斜視図、(b) はこの考案の表示装置の断面図である。
【図2】この考案の表示装置の一例の正面図である。
【図3】従来の表示装置の構成を示す断面図である。
【図4】従来の表示装置の構成を示す部分拡大分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 計器盤 2 表示板 3 速度計 4 回転計 20 表示板 21 生地 22 可視光によって視認できるインク層 23 地色層 24 意匠パターン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示板を表側から照射するオンオフ可能
    な紫外線発光器を備えた表示装置において、 前記表示板の生地上に、可視光によって視認できるイン
    ク層を介して、紫外線によって発光するインクを用いて
    地色層を形成し、この地色層の上に、可視光によって視
    認できるインクと紫外線によって発光するインクを所定
    の割合で混合したインクを用いて意匠パターンを、地色
    層の厚みよりも厚く形成したことを特徴とする表示装
    置。
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JPH0610029U JPH0610029U (ja) 1994-02-08
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JPH0315092A (ja) * 1989-02-09 1991-01-23 Dainippon Toryo Co Ltd 蛍光体組成物及びそれを用いた表示装置

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