JP2003254789A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2003254789A
JP2003254789A JP2002055558A JP2002055558A JP2003254789A JP 2003254789 A JP2003254789 A JP 2003254789A JP 2002055558 A JP2002055558 A JP 2002055558A JP 2002055558 A JP2002055558 A JP 2002055558A JP 2003254789 A JP2003254789 A JP 2003254789A
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vehicle
indicator
turned
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JP2002055558A
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Kimiaki Tanaka
君明 田中
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Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が正常状態にあることを、安心感をもっ
て乗員が認識できる車両用表示装置を提供する。 【解決手段】 車両の各部位のいずれにも異常状態が発
生していないとき、車両のヘッドランプ点灯の有無に拘
わらず、目盛り部31aが形成された各目盛り盤30a
〜30dの略全体を、各第1光源62a〜62dの点灯
により青色で照明する。これにより、車両の各部位の全
てが正常状態である旨を、各目盛り盤30a〜30dの
略全体を照明することにより積極的に車両の乗員に認識
させることができる。よって、乗員は、車両が正常状態
にあることを安心感をもって認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用表示装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用表示装置として
は、例えば、実公平6−30533号公報にて示すよう
に、車両の各部位の異常状態を表示する各サブウォーニ
ングランプとは別に、マスターウォーニングランプを設
けて、車両の各部位のいずれかの異常を、マスターウォ
ーニングランプの点灯により、運転者に警告表示する多
重表示装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記多重表
示装置では、車両の各部位が全て異常でないときには、
マスターウォーニングランプは点灯しない。換言すれ
ば、マスターウォーニングランプが点灯しないことで、
車両の各部位が全て正常であることを運転者に認識させ
ることになる。
【0004】しかし、単に、マスターウォーニングラン
プが点灯しないことで車両の各部位が全て正常であると
するのは、運転者が各サブウォーニングランプやマスタ
ーウォーニングランプを見過ごすこともあり、運転者に
とって、不安である。
【0005】また、上記多重表示装置では、表示装置の
うちマスターウォーニングランプの面積が小さいこと
と、マスターウォーニングランプの位置がスピードメー
タ、タコメータ等の視線頻度の高い部分にないこととに
起因して、マスターウォーニングランプを点灯させたと
きの乗員に対するインパクトが弱い。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、車両が正常状態
にあることを、安心感をもって乗員が認識できる車両用
表示装置を提供することを第1の目的とする。
【0007】また、車両が異常状態にあることを、より
強いインパクトで乗員に認識させる車両用表示装置を提
供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載の発明では、車両の各部位のい
ずれにも異常状態が発生していないとき、車両のヘッド
ランプ点灯の有無に拘わらず、目盛り部(31a)が形
成された目盛り盤(30a〜30d)の略全体を第1の
色で照明することを特徴としている。
【0009】これにより、車両の各部位の全てが正常状
態である旨を、目盛り盤(30a〜30d)の略全体を
照明することにより積極的に車両の乗員に認識させるこ
とができる。よって、乗員は、車両が正常状態にあるこ
とを安心感をもって認識できる。
【0010】しかも、一般的に目盛り盤(30a〜30
d)は、表示装置の表示面に占める面積が大きいことに
加え、目盛り部(31a)を有するため乗員視線頻度の
高い部分であるので、このような目盛り盤(30a〜3
0d)の略全体を照明する本発明によれば、当該照明を
乗員に確実に認識させることができる。
【0011】ところで、人間の視覚に関し、照明が常に
なされている環境下においては、当該照明に目が慣れ
て、照明がなされていることを無意識に感じるものの積
極的には感じなくなる。そして、このように無意識に感
じる照明に、消灯、変色等の突然の変化が生じると、強
いインパクトでその変化を感じることとなる。本明細書
において、上述のように照明の変化を感じることをアン
ビエント効果と呼ぶ。
【0012】そこで、請求項2に記載の発明のように、
車両の各部位の少なくとも1つに異常状態が発生してい
るときには、車両のヘッドランプ点灯の有無に拘わら
ず、目盛り盤(30a〜30d)の略全体を第2の色で
照明すれば、上記アンビエント効果により、車両が異常
状態にあることを、より強いインパクトで乗員に認識さ
せることができ、上記第2の目的を達成できる。
【0013】しかも、前述したように面積が大きく、か
つ、乗員視線頻度の高い部分である目盛り盤(30a〜
30d)の略全体を照明するため、上記アンビエント効
果をより効果的に発揮させることができる。
【0014】また、第1の色の照明は、乗員の目が慣れ
て無意識に感じるものの積極的には感じなくなるもので
あるため、正常状態のときに第1の色の照明を乗員が煩
わしく感じてしまうことを抑制できる。
【0015】なお、請求項2に記載の発明とは別に、車
両のヘッドランプ消灯時においては、車両の各部位の少
なくとも1つに異常状態が発生しているときには、目盛
り盤(30a〜30d)の照明を消灯するようにして
も、上記アンビエント効果を発揮させることができる。
【0016】また、請求項3に記載の発明では、車両の
各部位の少なくとも1つに異常状態が発生していると
き、車両のヘッドランプ点灯の有無に拘わらず、目盛り
部(31a)が形成された目盛り盤(30a〜30d)
の略全体を照明することを特徴としている。
【0017】ここで、目盛り盤(30a〜30d)の略
全体の照明面積は、上記公報の表示装置におけるマスタ
ーウォーニングランプによる照明面積よりも大きく、ま
た、乗員視線頻度の高い部分であるので、上記公報の表
示装置に比べて、車両が異常状態にあることを、より強
いインパクトで乗員に認識させることができる。
【0018】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
により説明する。図1は、本発明に係る乗用車用表示装
置の一例を示している。この表示装置は、当該乗用車の
車室内に設けたインストルメントパネルにコンビネーシ
ョンメータとして配設されている。
【0020】当該コンビネーションメータは、スピード
メータS、タコメータT、水温ゲージW、フューエルゲ
ージF及び集中インジケータIを備えており、これらス
ピードメータS、タコメータT、水温ゲージW、フュー
エルゲージF及び集中インジケータIは、互いに共通の
環状の見返し板10、フロントパネル20及び断面コ字
状のケーシング(図示しない)からなるハウジング内に
組み付けられている。ここで、見返し板10は、その底
壁11にて、上記ケーシングの開口部に取り付けられて
いる。
【0021】スピードメータSは、当該乗用車の車速を
指示するもので、図2の断面図に示すように、目盛り盤
30a、指針40a及び回動内機50aを備えている。
目盛り盤30aは、見返し板10の底壁11の開口部1
1aに嵌装されている。
【0022】上記回動内機50aは、配線板60に設け
た内機本体51a及びこの内機本体51aから回動可能
に配線板60および目盛り盤30aの開口部61、31
aを通り延出する指針軸52aを備えており、この指針
軸52aの先端部には、指針40aが目盛り盤30aの
表面に沿い回動するように支持されている。
【0023】そして、図3に示すように、目盛り盤30
aには、指針軸52aを中心に円弧状に設けられた目盛
りおよび数字からなる目盛り部31aが形成されてお
り、この目盛り部31aを回動する指針40aが指示す
ることにより、乗員に車速を報知することとなる。因み
に、目盛り盤30aは透光性の樹脂で成形されており、
この透光性樹脂に遮光性の印刷を施すことにより、目盛
り部31aが形成されている。
【0024】また、配線板60は、上記ケーシング内に
て目盛り盤30aに平行に支持されており、この配線板
60には、指針軸52aを取り囲むように複数の第1光
源62aおよび第2光源63aが交互に配設されてい
る。第1光源62aと第2光源63aとはそれぞれ異な
る色で点灯し、本実施形態では、第1光源62aは第1
の色としての青色で点灯し、第2光源63aは第2の色
としての赤色で点灯する。
【0025】そして、目盛り盤60aの裏面に沿って配
置された拡散板64に光源62a、63aからの光を入
射させることにより、拡散板64にて拡散した光が目盛
り盤30aのうち目盛り部31aを除く部分32aの全
体を透過し、これにより、目盛り盤60aの略全体が透
過照明されることとなる。
【0026】ここで、見返し板10の底壁11は遮光性
の樹脂で形成されているため、光源62a、63aの点
灯に伴って乗員に視認される照明部分は、図1の符号3
2aに示す斜線部分となり、上述の、目盛り盤30aの
うち目盛り部31aを除く部分32aの全体に他ならな
い。
【0027】なお、第1光源62aは、後述する車両の
各部位のいずれにも異常状態が発生していないとき、車
両のヘッドランプ点灯の有無に拘わらず点灯して透過照
明部32aを青色で照明することにより、車両の各部位
の全てが正常状態である旨を積極的に車両乗員に認識さ
せるものである。
【0028】また、第2光源63aは、後述する車両の
各部位の少なくとも1つに異常状態が発生していると
き、車両のヘッドランプ点灯の有無に拘わらず点灯して
透過照明部32aを赤色で照明することにより、車両が
異常状態にある旨を車両乗員に認識させるものである。
【0029】タコメータTは、当該乗用車のエンジンの
回転数を指示するものであり、水温ゲージWは、当該乗
用車のエンジン冷却系統の水温を指示するものであり、
フューエルゲージFは、当該乗用車の燃料タンク内の燃
料の残量を指示するものである。これらタコメータT、
水温ゲージW及びフューエルゲージFは、スピードメー
タSと実質的に同様の構成を有する。
【0030】なお、タコメータTの目盛り盤30b、水
温ゲージWの目盛り盤30c及びフューエルゲージFの
目盛り盤30dは、見返し板10の底壁11の各開口部
11b、11c、11dにそれぞれ嵌装されている。ま
た、図1にて、各符号40b、40c、40dは、タコ
メータT、水温ゲージW及びフューエルゲージFの指針
を示す。
【0031】また、図1にて、各符号32b、32c、
32dは、タコメータT、水温ゲージW及びフューエル
ゲージFのそれぞれに備えられた図示しない第1および
第2光源により照明される、目盛り盤30b、30c、
30dの照明部分である。なお、前記第1および第2光
源はスピードメータSの各光源62a、63aと同様の
ものであり、また、照明部分32b、32c、32dは
スピードメータSの照明部分32aと同様のものであ
る。
【0032】集中インジケータIは、見返し板10の底
壁11に各開口部11a乃至11dの図1にて図示下側
に形成した長方形状の開口部11eに設けられており、
この集中インジケータIは、複数のインジケータ部70
a乃至70fにより構成されている。これらのインジケ
ータ部70a乃至70fは、車両の各部位の異常状態を
乗員に報知するものである。
【0033】インジケータ部70aは、その光源の赤色
点灯により、当該乗用車の燃料タンク内の燃料不足を表
示し、インジケータ部70bは、その光源の赤色点灯に
より、当該乗用車のエンジン系統の異常を表示し、イン
ジケータ部70cは、その光源の赤色点灯により、当該
乗用車のオルタネータ系統の異常を表示する。また、イ
ンジケータ部70dは、その光源の赤色点灯により、当
該乗用車のABS系統の異常を表示し、インジケータ部
70eは、その光源の赤色点灯により、当該乗用車のエ
ンジン潤滑系統の異常を表示し、また、インジケータ部
70fは、その光源の赤色点灯により、当該乗用車のエ
アバッグ系統の異常を表示する。
【0034】ここで、集中インジケータIの構成につい
て説明すると、この集中インジケータIは、図1及び図
4にて示すごとく、透明の樹脂板71と、配線板60と
を備えている。樹脂板71は、図1及び図2に示すよう
に、見返し板10の開口部11eにその裏面側から重畳
的に装着されている。樹脂板71の表面には、各インジ
ケータ部70a乃至70fに対応する部分にて、燃料不
足マーク71a、エンジン系統異常マーク71b、オル
タネータ異常マーク71c、ABS系統異常マーク71
d、エンジン潤滑系統異常マーク71e及びエアバッグ
系統異常マーク71fが印刷されている。
【0035】配線板60のうち、各インジケータ部70
a乃至70fに対応する部分には、赤色で点灯する上記
光源がそれぞれ配設されている。図4では、インジケー
タ部70eの第3光源72が示されている。また、配線
板60と樹脂板71との間には、各インジケータ部70
a乃至70fに対応する位置にて、当該各インジケータ
部70a乃至70fの光源を包囲するように各遮光筒体
がそれぞれ挟持されている。図4では、インジケータ部
70eの第3光源72を包囲する遮光筒体73が示され
ている。
【0036】なお、図4にて示すインジケータ部70e
を例にとれば、第3光源72がその赤色点灯により樹脂
板71のエンジン潤滑系統異常マーク71eを照明する
ことで、エンジン潤滑系統の異常状態が表示される。
【0037】次に、当該コンビネーションメータの電気
回路構成について図5を参照して説明する。センサ群8
0は、当該乗用車の車速、エンジン回転数、エンジン冷
却系統の水温、燃料タンク内の燃料の残量及びエンジン
潤滑系統のオイル圧を検出し制御回路81に入力する。
エンジンECU82aは、当該乗用車のエンジン系統の
点火回路や燃料噴射回路等の異常状態の発生に伴い異常
信号を発生する。オルタネータECU82bは、当該乗
用車のオルタネータ系統の異常状態の発生に伴い異常信
号として発生する。ABSECU82cは、当該乗用車
のABS系統の異常状態の発生に伴い異常信号を発生す
る。エアバッグECU82dは、当該乗用車のエアバッ
グ系統の異常状態の発止に伴い異常信号を発生する。
【0038】制御回路81は、当該乗用車のバッテリB
から常時給電された状態にて、当該乗用車のイグニッシ
ョンスイッチIGを介しバッテリBから給電されて、セ
ンサ群80の各検出出力及びエンジンECU82a、オ
ルタネータECU82b、ABSECU82c、エアバ
ッグECU82dからの各異常信号に基づき各回動内機
50a、50b、50c、50d、集中インジケータ
I、第1および第2光源62a、63aを駆動制御す
る。
【0039】なお、各回動内機50a〜50dは、スピ
ードメータS、タコメータT、水温ゲージW及びフュー
エルゲージFの各回動内機である。また、各第1光源6
2a〜62dは、スピードメータS、タコメータT、水
温ゲージW及びフューエルゲージFの各第1光源であ
る。また、各第2光源63a〜63dは、スピードメー
タS、タコメータT、水温ゲージW及びフューエルゲー
ジFの各第2光源である。
【0040】以上のように構成した本実施形態におい
て、制御回路81が、イグニッションスイッチIGのオ
ンに伴いバッテリBから給電されて、作動状態となる。
なお、当該乗用車は、イグニッションスイッチIGの上
記オンに伴い発進するものとする。
【0041】このような状態において、制御回路81
は、センサ群80により検出された車速、エンジン回転
数、水温及び燃料の残量に応じてスピードメータS、タ
コメータT、水温ゲージW及びフューエルゲージFの各
回動内機50a乃至50dを駆動する。これにより、ス
ピードメータS、タコメータT、水温ゲージW及びフュ
ーエルゲージFは、対応の各指針40a、40b、40
c及び40dにより車速、エンジン回転数、水温及び燃
料の残量を指示する。
【0042】ここで、センサ群80が検出した燃料の残
量及びエンジン潤滑系統のオイル圧が不足しておらず、
エンジンECU82a、オルタネータECU82b、A
BSECU82c、エアバッグECU82dからの各異
常信号が発生していなければ、制御回路81は、各第1
光源62a〜62dを点灯し、各第2光源63a〜63
dおよび各第3光源72を消灯する。
【0043】これにより、当該乗用車の上記発進の際
に、各目盛り盤30a、30b、30c、30dの透過
照明部32a、32b、32c、32dは、各第1光源
62a〜62dからその点灯により生ずる青色光を透過
させることで、集中インジケータIの各インジケータ部
により表示されるべき異常状態が発生していないことを
積極的に表示する。その結果、運転者は安心して当該乗
用車の発進を行える。なお、このような状態では、集中
インジケータIによる表示はなにもなされない。
【0044】一方、センサ群80が検出する燃料の残量
が不足しておれば、制御回路81は、各第1光源62a
〜62dを消灯し、各第2光源63a〜63dを点灯す
る。また、センサ群80が検出するエンジン潤滑系統の
オイル圧が不足している場合にも、制御回路81は、各
第1光源62a〜62dを消灯し、各第2光源63a〜
63dを点灯する。
【0045】また、エンジンECU82a、オルタネー
タECU82b、ABSECU82c、エアバッグEC
U82dの少なくともひとつが、異常信号を発生し制御
回路81に入力する場合にも、制御回路81は、同様
に、各第1光源62a〜62dを消灯し、各第2光源6
3a〜63dを点灯する。
【0046】上述のように各第2光源63a〜63dが
点灯されると、各目盛り盤30a〜30dの透過照明部
32a〜32dは、各第2光源63a〜63dからその
点灯により生ずる赤色光を透過させることで、警告表示
する。
【0047】これにより、当該乗用車の運転者は、燃料
不足、エンジン潤滑系統の異常、エンジン系統の異常、
オルタネータ系統の異常、ABS系統の異常、エアバッ
グ系統の異常の少なくとも1つが発生していることを、
透過照明部32a〜32dの赤色光による警告表示によ
り認識し得る。
【0048】また、このような透過照明部32a〜32
dの警告表示状態にあっては、集中インジケータIは、
制御回路81により以下のように制御される。即ち、セ
ンサ群80が検出する燃料の残量やオイル圧が不足して
おれば、インジケータ部70aや70eがその光源の赤
色点灯に伴うマーク71aや71eにより燃料不足やオ
イル不足を警告表示する。また、エンジン系統、オルタ
ネータ系統、ABS系統やエアバッグ系統の異常であれ
ば、インジケータ部70b、70c、70d、70f
が、その光源の赤色点灯に伴う各マーク71b乃至71
d、71fにより、エンジン系統、オルタネータ系統、
ABS系統やエアバッグ系統の異常を警告表示する。
【0049】因みに、トンネル内走行時や夜間等に車両
のヘッドランプを点灯させた場合に目盛り盤30a〜3
0dの全体を照明する表示装置が従来よりあるが、本実
施形態では、このようなヘッドランプ点灯の有無に拘わ
らず、上述のように第1および第2光源62a〜62
d、63a〜63dを駆動させるようになっている。
【0050】以上説明したように、本実施形態では、コ
ンビネーションメータにおいて、集中インジケータIの
第3光源72の他に、目盛り盤30a〜30dの略全体
をなす透過照明部32a〜32dを照明する第1および
第2光源62a〜62d、63a〜63dを設け、集中
インジケータIにより表示されるべき各異常状態が発生
していない場合には、この旨を、当該透過照明部32a
〜32dからの青色光により、運転者に積極的に認識さ
せるようにした。これにより、運転者は、集中インジケ
ータIにより表示されるべき異常が発生していないこと
を確実に安心して認識できる。
【0051】また、透過照明部32a〜32dは、表示
装置の表示面に占める面積が大きいことに加え、目盛り
部31aを有するため乗員視線頻度の高い部分であり、
しかも、ステアリングのホイール部やホイールスポーク
部、およびステアリングコラム等の陰に隠れ難いように
配置されているので、このような目盛り盤30a〜30
dの略全体を照明する本実施形態によれば、透過照明部
32a〜32dの青色照明および赤色照明を、より強い
インパクトで乗員に確実に認識させることができる。
【0052】また、本実施形態によれば、上述のアンビ
エント効果により、車両が異常状態にあることを、より
強いインパクトで乗員に認識させることができ、車両が
異常状態にあることを、より強いインパクトで乗員に認
識させることができる。また、第1光源62a〜62d
による透過照明部32a〜32dの青色照明は、乗員の
目が慣れて無意識に感じるものの積極的には感じなくな
るものであるため、正常状態のときに当該青色照明を乗
員が煩わしく感じてしまうことを抑制できる。
【0053】(他の実施形態)上記実施形態では、目盛
り盤30aのうち目盛り部31aを除く部分32aの全
体を透過照明部32a〜32dとしているが、本発明
は、厳密に、目盛り部31aを除く部分32aの全体を
透過照明部32a〜32dとする場合に限られず、例え
ば、目盛り部31aを除く部分32aの一部分を透過照
明部32a〜32dとしてもよい。但し、この場合に
は、少なくとも、目盛り盤30a〜30dの表示面積の
約40%以上を透過照明部32a〜32dとする。
【0054】なお、上記実施形態では、各第1光源62
a〜62dは、その点灯により、青色光ではなく、例え
ば、緑色を発生するものでもよく、また、各第2光源6
3a〜63dは、その点灯により、赤色光ではなく、例
えば、橙色光を発生するものでもよい。また、各両光源
62a〜62d、63a〜63dの発光色は、互いに異
なるものであれば、特に限定されない。
【0055】また、異常状態時に、第2光源63a〜6
3dを点滅させるように駆動してもよい。
【0056】また、上記実施形態では、複数のインジケ
ータ部70a乃至70fを集中インジケータIとして集
中的に配置しているが、本発明はこのような集中配置に
限らない。
【0057】また、上記実施形態では、各目盛り盤30
a〜30dを各光源62a〜62d、63a〜63dか
らの光で照明するにあたり、透過照明を採用している
が、本発明の実施にあたり、各目盛り盤30a〜30d
の表面側から各光源62a〜62d、63a〜63dか
らの光を反射させる間接照明を採用してもよい。
【0058】また、本発明の実施にあたり、各第1光源
62a〜62dと各第2光源63a〜63dとのいずれ
か一方を廃止するようにしてもよい。
【0059】また、本発明の実施にあたり、交互に配列
された第1および第2光源中に、白色の第4光源をも交
互に配列させて、当該乗用車のエンジンの停止時には、
第4光源を白色で点灯させ、エンジンの始動に伴い第1
光源または第2光源を点灯するようにしてもよい。
【0060】また、本発明の実施にあたり、集中インジ
ケータIの各インジケータ部の表示対象は、上記実施形
態にて述べたものに限ることなく適宜変更してもよい。
【0061】また、本発明の実施にあたり、自動車に限
ることなく、バス車両、トラック、自動二輪車等の各種
車両用表示装置に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用車用表示装置の一実施形態の
部分破断正面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う断面図である。
【図3】図1のスピードメータ部分を示す拡大正面図で
ある。
【図4】図1にて3−3線に沿う断面図である。
【図5】上記実施形態における電気回路構成図である。
【符号の説明】
30a…スピードメータの目盛り盤、30b…タコメー
タの目盛り盤、30c…水温ゲージの目盛り盤、30d
…フューエルゲージの目盛り盤、31a…スピードメー
タの目盛り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F041 FA01 FA02 3D044 BA20 BA22 BA26 BA27 BA28 BB01 BD02 5C096 AA01 BA01 BB21 BB48 BC02 DC02 DC10 DC19 FA03 FA11 FA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の各部位のいずれにも異常状態が発
    生していないとき、車両のヘッドランプ点灯の有無に拘
    わらず、目盛り部(31a)が形成された目盛り盤(3
    0a〜30d)の略全体を第1の色で照明することを特
    徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 前記各部位の少なくとも1つに異常状態
    が発生しているときには、車両のヘッドランプ点灯の有
    無に拘わらず、前記目盛り盤(30a〜30d)の略全
    体を第2の色で照明することを特徴とする請求項1に記
    載の車両用表示装置。
  3. 【請求項3】 車両の各部位の少なくとも1つに異常状
    態が発生しているとき、車両のヘッドランプ点灯の有無
    に拘わらず、目盛り部(31a)が形成された目盛り盤
    (30a〜30d)の略全体を照明することを特徴とす
    る車両用表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047609A (ja) * 2011-08-28 2013-03-07 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2016078706A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両の表示装置
JP2016132389A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 三菱電機株式会社 制御装置及び制御方法

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