JP3850018B2 - ラゲージフロアトリムの取付構造 - Google Patents

ラゲージフロアトリムの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハッチバック式のワゴン車等におけるラゲージフロアトリムの取付構造に係り、特に、取付備品点数を低減することにより、簡単かつ廉価な取付構造を採用し、取付作業性を向上させたラゲージフロアトリムの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、図7に示すように、ハッチバックタイプのワゴン車等においては、リヤシート1とハッチバックドア2との間に多くの荷物類を搭載できるラゲージルーム3が設定され、このラゲージルーム3のフロア面には、ジャッキ等の工具類、あるいは小物類を使い勝手良く収納できるラゲージフロアトリム4が設けられている。
【0003】
このラゲージフロアトリム4は、ジャッキ等の工具類を収容する工具類収容ボックス4aと、小物類を収容する小物入れ用収容ボックス4bが分割して形成され、各収容ボックス4a,4bを覆うように開閉リッド5a,5bが回動可能に取り付けられている。
【0004】
そして、開閉リッド5a,5bを閉鎖した状態では、開閉リッド5a,5bが同一平面上にフラットに位置して、荷物類の搭載が円滑に行なえるようになっている。
【0005】
更に、ラゲージフロアトリム4とリヤシート1との間の隙間を隠し、特に、リヤシート1のシートバック1aのリクライニング操作に追従できるように、ラゲージフロアトリム4のフロント縁部には、スペーサボード6が付設されている。
【0006】
ラゲージフロアトリム4とスペーサボード6との関係、及び車体パネルへの取付構造について図8を基に説明すると、ラゲージフロアトリム4は、ポリプロピレン(PP)樹脂、あるいはタルク等のフィラーを混入したPP樹脂等を射出成形、あるいはモールドプレス成形することにより所望の曲面形状に成形され、ラゲージフロアトリム4には開閉リッド5a,5bが蝶番5cを介して開閉可能に取り付けられている。
【0007】
更に、スペーサボード6は、ボード本体6aの表面に表皮6bを貼付してなり、薄肉ヒンジ部6cを基点として前半部分が上下方向に撓むようになっており、この撓み変形により、リヤシート1のシートバック1aのリクライニング動作に追従する。この薄肉ヒンジ部6cを基にスペーサボード6のフロント側が常時下方向に付勢するようにバネ部材6dが取り付けられている。
【0008】
そして、このスペーサボード6をラゲージフロアトリム4に取り付けるには、ボード本体6aの裏面に取付用ボス6eを突設し、ラゲージフロアトリム4に設けた取付孔4c内に取付用ボス6eを挿入して、裏面側からビス6fを締め付けることにより、ラゲージフロアトリム4のフロント側にスペーサボード6を組付固定している。
【0009】
上記ラゲージフロアトリム4にスペーサボード6を一体固定した後、ラゲージフロアトリム4の裏面に設けたクリップ座7にクリップ7aを装着しておき、ラゲージフロアパネル8のクリップ孔8aにこのクリップ7aを圧入嵌合することにより、ラゲージフロアトリム4をラゲージフロアパネル8に固定しているのが実情である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のラゲージフロアトリム4の取付構造においては、リヤシート1のシートバック1aのリクライニング動作に追従できるスペーサボード6をラゲージフロアトリム4にビス固定した後、ラゲージフロアトリム4をラゲージフロアパネル8に対してクリップ固定するという構造であるため、取付備品点数が多く、コスト高を招来するとともに、取付作業に手間取り、作業能率を低下させる要因となっている。
【0011】
更に、従来のラゲージフロアトリム4の取付構造においては、ラゲージフロアパネル8に対してラゲージフロアトリム4を取り付けた後、リヤシート1を車体パネルに取り付ける取付作業手順を採用しているため、リヤシート1の取付作業時にスペーサボード6をバネ部材6dのバネ力に抗してスペーサボード6のフロント縁部を上方に強制的に持ち上げながらリヤシート1を車体パネルに取り付けなければならず、このことも作業性を低下させる大きな要因となっている。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハッチバックタイプのワゴン車等のラゲージルーム内に設けられるラゲージフロアトリムの取付構造において、取付備品点数を低減することにより、コストダウンが期待でき、パネルへの取付作業も簡単かつ円滑に行なえるラゲージフロアトリムの取付構造を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この出願の請求項1に記載の発明は、リクライニング操作可能なリヤシートとバックドアとの間に画成されるラゲージルーム内に装着されるラゲージフロアトリムであって、このラゲージフロアトリムは、備品を収容するボックス状に形成されたラゲージフロアトリム本体と、このラゲージフロアトリム本体とリヤシートとの間に付設され、リヤシートのリクライニング動作に追従して可動するスペーサボードとから構成され、このラゲージフロアトリムをラゲージフロアパネルに取り付けるラゲージフロアトリムの取付構造において、前記スペーサボードにおけるボード本体の裏面にクリップ座を立設するとともに、ラゲージフロアトリム本体の開口に上記クリップ座を嵌め込み、ラゲージフロアパネルに対してラゲージフロアトリム本体とスペーサボードとを一体的に固着し、組み付けを簡素化すると同時に、上記スペーサボードに取り付けたバネ部材により、スペーサボードのフロント縁部がリヤシートのシートバック背面に追従する一方、スペーサボードのクリップ座がラゲージフロアパネルへの取付方向に付勢されることで、スペーサボードの取付強度が強化されることを特徴とする
【0014】
ここで、ラゲージフロアトリムは、PP樹脂、タルクを混入したPP樹脂等の射出成形体、あるいはモールドプレス成形体から構成され、ジャッキ等の工具類、あるいは小物類を適宜収容できる収容ボックスを備えた凹凸形状に成形されており、成形金型をコンパクト化する意味で、ラゲージフロアトリムフロントとラゲージフロアトリムリヤとを車両の前後方向に2分割構成した分割体をラゲージフロアパネルにそれぞれ独立して取り付けても良く、また、一体物をラゲージフロアパネルに取り付けても良い。
また、ラゲージフロアトリムのフロント側に付設されるスペーサボードは、左右側のリヤシートに対応して左右2分割構成であり、左右対称状に設けたスペーサボードは、ボード本体(PP樹脂板等の合成樹脂板からなる)の表面に表皮が貼付され、左右のリヤシートのシートバックのリクライニング動作に対応するように、ヒンジ凹溝を基にフロント側が上下方向に撓むようになっており、隙間を隠すために、バネ部材によりフロント側が下方向にバネ付勢されている。
【0015】
そして、請求項1に記載の発明によれば、ラゲージフロアトリム本体におけるフロント部材とリヤ部材との隣接部分や、ラゲージフロアトリム本体と別部材との間の隣接部分において、一方側に設けたクリップ座を他方側に開設した開口に嵌め込み、車体パネルに対して一体的にクリップ固着できるため、取付備品点数を削減でき、しかも取付作業工数も低減できる。
【0018】
そして、請求項1に記載の発明によれば、スペーサボードにおけるボード本体の裏面にクリップ座が突設され、このクリップ座をラゲージフロアトリム本体に設けた開口内に嵌め込んで、クリップ座に装着されているクリップをラゲージフロアパネルのクリップ孔に嵌合することにより、ラゲージフロアパネルに対してスペーサボードとラゲージフロアトリム本体とをクリップを介して一体的に固着するという構成であるため、従来のビスを廃止することができ、備品点数を削減できる。
【0019】
更に、従来、ラゲージフロアトリムとスペーサボードとの取付工程、ラゲージフロアトリムのパネルへの取付工程の2工程を要したものをスペーサボードとラゲージフロアトリム本体のフロント縁部とをラゲージフロアパネルに一体的に固着でき、工数を削減できる。
【0020】
この出願の請求項2に記載発明は、ラゲージフロアパネルにラゲージフロアトリム本体を装着した後、車体パネルにリヤシートを取り付け、その後、スペーサボードのクリップ座をラゲージフロアトリム本体の開口内に嵌め込み、クリップ座に予め装着したクリップをラゲージフロアパネルの取付孔に圧入嵌合することにより、スペーサボードをラゲージフロアパネルに取り付けることを特徴とする。
【0021】
そして、請求項2に記載の発明によれば、ラゲージフロアパネルに対してラゲージフロアトリムを組み付け、リヤシートを車体パネルに取り付けた後、スペーサボードを位置決めし、ラゲージフロアパネルに対してスペーサボードをラゲージフロアトリムと一体に固着するため、リヤシート取付時には、スペーサボードが邪魔にならず、リヤシートの取り付けが円滑に行なえる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るラゲージフロアトリムの取付構造の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明に係るラゲージフロアトリムをラゲージルーム内のフロア面に取り付けた状態を示す全体図、図2は本発明に係るラゲージフロアトリムの斜視図、図3は同ラゲージフロアトリムにおけるトリム本体フロント側とスペーサボードとの関係を示す断面図、図4乃至図6はラゲージフロアトリムをラゲージフロアパネルへ取り付ける各工程を示す説明図である。
【0024】
図1乃至図3において、本発明に係るラゲージフロアトリム10は、ハッチバックタイプのワゴン車等に有効に適用できるもので、図面に示すように、リクライニング操作可能なリヤシート1と、ハッチバックドア2との間に画成されるラゲージルーム3におけるラゲージフロアパネル8に取り付けられる。尚、バックドアが横開きタイプの車両にも適用できる。
【0025】
上記ラゲージフロアトリム10は、取付作業性、成形金型のコンパクト化を図るために、ラゲージフロアトリムフロント20と、ラゲージフロアトリムリヤ30との前後2分割体から構成されており、このラゲージフロアトリムフロント20とラゲージフロアトリムリヤ30とによりラゲージフロアトリム本体を構成する。
【0026】
そして、このラゲージフロアトリムフロント20及びラゲージフロアトリムリヤ30は、本実施形態では、タルクを混入したPP樹脂をモールドプレス成形することにより成形され、ラゲージフロアトリムフロント20には、ジャッキ等の工具類を収容できる工具類収容ボックス21が形成され、この工具類収容ボックス21を開閉自在に蓋するように開閉リッド22(リッド本体22a、リッド表皮22b)が後述する布ヒンジにより開閉自在に取り付けられている。
【0027】
また、ラゲージフロアトリムリヤ30には小物類を収容できる小物入れ用収容ボックス31が凹設され、小物入れ用収容ボックス31を覆うように開閉リッド32(リッド本体32a、リッド表皮32b)がラゲージフロアトリムリヤ30についても取り付けられている。
【0028】
上記開閉リッド22の構成については、木質繊維板等からなるリッド本体22aの表面をポリエステル繊維製カーペット等のリッド表皮22bにより貼付して構成され、このリッド表皮22bを延長して、スリット23を通じてラゲージフロアトリムフロント20の裏面にビス24止めすることにより、布ヒンジにより開閉リッド22を開閉自在に取り付けている。尚、ヒンジ部には不織布からなるヒンジテープ25が貼付されている。
【0029】
更に、ラゲージフロアトリムフロント20のフロント側には、スペーサボード40が付設されている。このスペーサボード40は、左右側のリヤシート1の独立したリクライニング動作に対応できるように左右2分割され、各スペーサボード40は、PP樹脂板からなるボード本体41の表面をポリエステル繊維製カーペットを素材とした表皮42により被覆され、ヒンジ凹溝43が裏面側に凹設され、このヒンジ凹溝43を基に図1中矢印方向に撓むように構成され、この撓み作用により、リヤシート1におけるシートバック1aをリクライニング操作したとき、それと追従できるように変形するとともに、バネ部材44によりスペーサボード40はフラット状態を維持するようにバネ付勢されている。
【0030】
このように、本実施形態においては、ラゲージフロアトリムフロント20と、ラゲージフロアトリムリヤ30とからなるラゲージフロアトリム本体に開閉リッド22,32が開閉自在に取り付けられるとともに、ラゲージフロアトリムフロント20のフロント縁部に左右対称状のスペーサボード40が付設された構成であり、図2に示すように開閉リッド22,32を閉めた状態では、ラゲージルーム3内の荷物搭載面はフラット状に規制されている。尚、図2中符号33は、開閉リッド32の左右側に設けられる別体リッドであり、開閉リッド32とは独立して脱着自在に装着されている。
【0031】
ところで、本発明に係るラゲージフロアトリム10は、図3に示す構造が特徴である。すなわち、スペーサボード40におけるボード本体41の裏面にクリップ座45が突設形成され、このクリップ座45には、ラゲージフロアパネル8のクリップ孔8aに圧入嵌合するクリップ46が装着されている。
【0032】
一方、ラゲージフロアトリムフロント20には、開閉リッド22のリッド表皮22bを裏面側に案内するためのスリット23とラゲージフロアトリムフロント20のフロント縁部との間に上記クリップ座45を収容するための開口26が開設されている。
【0033】
従って、従来のように、ラゲージフロアトリムとスペーサボードとをビス止めにより一体化した後、ラゲージフロアパネル8に取り付けるのではなく、ラゲージフロアトリムフロント20をラゲージフロアパネル8に取り付けた後、スペーサボード40をラゲージフロアトリムフロント20と一体にラゲージフロアパネル8にクリップ46止めするという取付構造を採用している。
【0034】
従って、従来のビスを廃止でき、クリップ46によりラゲージフロアパネル8に対してスペーサボード40とラゲージフロアトリムフロント20のフロント側を一体にクリップ止めできるため、取付作業的にも優れる。
【0035】
次に、実際のラゲージフロアパネル8に対する取付作業手順について図4乃至図6を基に説明する。
【0036】
まず、図4に示すように、ラゲージフロアパネル8に対してラゲージフロアトリムフロント20及びラゲージフロアトリムリヤ30をそれぞれ図示しないクリップ等を介して固定する。このとき、スペーサボード40は勿論、リヤシート1についても車体パネルに取り付けられていない。
【0037】
上記ラゲージフロアトリムフロント20、ラゲージフロアトリムリヤ30をラゲージフロアパネル8に取り付けた後、図5に示すように車体パネルに対してリヤシート1を取り付ける。
【0038】
そして、このリヤシート1の取付作業時には、従来のようにスペーサボード40を持ち上げながらリヤシート1を取り付ける必要がないため、リヤシート1の車体パネルへの取り付けを円滑に行なうことができる。
【0039】
このとき、ラゲージフロアトリムフロント20のフロント側に開設されている開口26は、ラゲージフロアパネル8のクリップ孔8aに合致するようにロケートされている。
【0040】
次に、図6に示すように、ラゲージフロアパネル8に対してスペーサボード40を取り付けるが、このとき、スペーサボード40におけるボード本体41裏面に突設したクリップ座45にクリップ46が装着されており、クリップ座45をラゲージフロアトリムフロント20の開口26内に嵌め込み、クリップ46をラゲージフロアパネル8のクリップ孔8aに圧入嵌合させることにより、ラゲージフロアトリムフロント20のフロント縁部とスペーサボード40とをラゲージフロアパネル8に確実に固定することができる。
【0041】
また、スペーサボード40のヒンジ凹溝43に取り付けたバネ部材44により、スペーサボード40のフロント縁部がリヤシート1のシートバック1a背面に追従すると同時に、スペーサボード40のクリップ座45は、ラゲージフロアパネル8側にも付勢されるため、取付強度を強化できるという利点がある。
【0042】
このように、本実施形態におけるラゲージフロアトリム10の取付構造によれば、ラゲージフロアトリムフロント20とスペーサボード40とを分離した状態でラゲージフロアパネル8にそれぞれ取り付け、特に、スペーサボード40に設けたクリップ座45をラゲージフロアトリムフロント20の開口26に嵌め込んだ状態でクリップ46をラゲージフロアパネル8に嵌着固定するため、従来の取付用ビスを廃止することができ、取付備品点数を低減でき、コストダウンを招来できる。
【0043】
更に、取付作業的にみても、ラゲージフロアトリムフロント20とスペーサボード40とを一体にラゲージフロアパネル8に固着できるため、取付作業性において優れるとともに、リヤシート1についても円滑に取り付けることができるなど、取付作業を円滑に進めることができる。
【0044】
また、以上説明した実施形態は、ラゲージフロアトリム本体としてラゲージフロアトリムフロント20とラゲージフロアトリムリヤ30とを分離した構成であるが、一体化構造のものを採用しても良い。
【0045】
更に、可動式スペーサボード40に替えて、リヤシート1が固定型の場合には、固定式のスペーサに適用することもでき、スペーサボード40以外の別部材の取付構造に応用できるとともに、ラゲージフロアトリム本体を構成するラゲージフロアトリムフロント20、ラゲージフロアトリムリヤ30双方の取付構造に適用することも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るラゲージフロアトリムの取付構造は、ラゲージフロアトリム本体とスペーサボードとを別体構成とし、スペーサボードをラゲージフロアパネルに取り付ける際、ラゲージフロアトリムとスペーサボードとをラゲージフロアパネルに一体的に固着するという構成であるため、従来、スペーサボードとラゲージフロアトリムとを一体化するために用いた取付用ビスを不要とでき、備品点数を削減でき、ラゲージフロアトリム全体の取付作業を円滑に行なうことができるという効果を有する。
【0047】
更に、本発明に係るラゲージフロアトリムの取付構造によれば、スペーサボードとラゲージフロアトリムとを別体構成としたため、ラゲージフロアトリムをラゲージフロアパネルに取り付けた後、リヤシートを車体パネルに取り付け、その後、スペーサボードをラゲージフロアトリムと一体にラゲージフロアパネルにクリップ止めすれば良いため、リヤシートを車体パネルに取り付ける際、スペーサボードを回避させる必要がなく、リヤシートの取付作業についても円滑に行なうことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラゲージフロアトリムをラゲージフロアパネルに取り付けた状態を示す全体図である。
【図2】本発明に係るラゲージフロアトリムの取付構造に使用するラゲージフロアトリムの斜視図である。
【図3】図2に示すラゲージフロアトリムにおけるラゲージフロアトリムフロントとスペーサボードとの関係を示す拡大断面図である。
【図4】本発明に係るラゲージフロアトリムの取付構造におけるラゲージフロアトリム本体をラゲージフロアパネルに取り付ける状態を示す工程図である。
【図5】本発明に係るラゲージフロアトリムの取付構造におけるリヤシートの取付工程を示す説明図である。
【図6】本発明に係るラゲージフロアトリムの取付構造におけるスペーサボードの取付工程を示す説明図である。
【図7】従来のハッチバックタイプのワゴン車のラゲージルームを示す説明図である。
【図8】従来のラゲージフロアトリムにおけるラゲージフロアトリムとスペーサボードとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 リヤシート
1a シートバック
2 ハッチバックドア
3 ラゲージルーム
8 ラゲージフロアパネル
8a クリップ孔
10 ラゲージフロアトリム
20 ラゲージフロアトリムフロント
21 工具類収容ボックス
22 開閉リッド
23 スリット
24 ビス
25 ヒンジテープ(不織布)
26 開口
30 ラゲージフロアトリムリヤ
31 小物入れ用収容ボックス
32 開閉リッド
40 スペーサボード
41 ボード本体
42 表皮
43 ヒンジ凹溝
44 バネ部材
45 クリップ座
46 クリップ

Claims (2)

  1. リクライニング操作可能なリヤシート(1)とバックドア(2)との間に画成されるラゲージルーム(3)内に装着されるラゲージフロアトリム(10)であって、このラゲージフロアトリム(10)は、備品を収容するボックス状に形成されたラゲージフロアトリム本体(20,30)と、このラゲージフロアトリム本体(20)とリヤシート(1)との間に付設され、リヤシート(1)のリクライニング動作に追従して可動するスペーサボード(40)とから構成され、このラゲージフロアトリム(10)をラゲージフロアパネル(8)に取り付けるラゲージフロアトリムの取付構造において、
    前記スペーサボード(40)におけるボード本体(41)の裏面にクリップ座(45)を立設するとともに、ラゲージフロアトリム本体(20)の開口(26)に上記クリップ座(45)を嵌め込み、ラゲージフロアパネル(8)に対してラゲージフロアトリム本体(20)とスペーサボード(40)とを一体的に固着し、組み付けを簡素化すると同時に、上記スペーサボード(40)に取り付けたバネ部材(44)により、スペーサボード(40)のフロント縁部がリヤシート(1)のシートバック(1a)背面に追従する一方、スペーサボード(40)のクリップ座(45)がラゲージフロアパネル(8)への取付方向に付勢されることで、スペーサボード(40)の取付強度が強化されることを特徴とするラゲージフロアトリムの取付構造。
  2. ラゲージフロアパネル(8)にラゲージフロアトリム本体(20,30)を装着した後、車体パネルにリヤシート(1)を取り付け、その後、スペーサボード(40)のクリップ座(45)をラゲージフロアトリム本体(20)の開口(26)内に嵌め込み、クリップ座(45)に予め装着したクリップ(46)をラゲージフロアパネル(8)のクリップ孔(8a)に圧入嵌合することにより、スペーサボード(40)をラゲージフロアパネル(8)に取り付けることを特徴とする請求項1に記載のラゲージフロアトリムの取付構造。
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