JPH035343Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH035343Y2 JPH035343Y2 JP11243185U JP11243185U JPH035343Y2 JP H035343 Y2 JPH035343 Y2 JP H035343Y2 JP 11243185 U JP11243185 U JP 11243185U JP 11243185 U JP11243185 U JP 11243185U JP H035343 Y2 JPH035343 Y2 JP H035343Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- trim cover
- clip
- piece
- bead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009957 hemming Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
この考案は、車両用シートにおけるトリムカバ
ーの取付構造に関し、特にクリツプ止め時の作業
性改善を図つたものに関する。
ーの取付構造に関し、特にクリツプ止め時の作業
性改善を図つたものに関する。
《従来の技術》
車両用のシートの仕上げにトリムカバー（表
皮）を装着する作業は、専らトリムカバーの端縁
をフレーム側部にクリツプ止めすることにより行
われている。
皮）を装着する作業は、専らトリムカバーの端縁
をフレーム側部にクリツプ止めすることにより行
われている。
クリツプ止めを可能とするため、従来は第６図
に示すように、フレーム１の側部に紙面と直交す
る方向に複数の固定片２を切起しにより突設し、
固定片２の側部に添設されたトリムカバー３に打
込まれたクリツプ４を固定片２内で環状に形成す
ることによつて、トリムカバー３をクリツプ４を
介してフレーム１に固着している。
に示すように、フレーム１の側部に紙面と直交す
る方向に複数の固定片２を切起しにより突設し、
固定片２の側部に添設されたトリムカバー３に打
込まれたクリツプ４を固定片２内で環状に形成す
ることによつて、トリムカバー３をクリツプ４を
介してフレーム１に固着している。
《考案が解決しようとする問題点》
クリツプ４を打込む作業はホツクリンガーと称
する一種のホチキス状の専用工具を用いている
が、迅速作業で打込まなければならず、カバー３
側と固定片２間の狭い空間内でクリツプ４を閉ル
ープに変形させるために、前記工具の先端がフレ
ーム１の角部に干渉したり、またフレーム１の下
縁に形成されたフランジ等に干渉し、打ちそんじ
が多く作業性が極めて悪かつた。作業性を向上さ
せるためには固定片２の突出量を大きくすればよ
いが、これでは仕上がり外観に突出部分が現わ
れ、見栄えおよびフレーム強度が低下する原因と
なる。
する一種のホチキス状の専用工具を用いている
が、迅速作業で打込まなければならず、カバー３
側と固定片２間の狭い空間内でクリツプ４を閉ル
ープに変形させるために、前記工具の先端がフレ
ーム１の角部に干渉したり、またフレーム１の下
縁に形成されたフランジ等に干渉し、打ちそんじ
が多く作業性が極めて悪かつた。作業性を向上さ
せるためには固定片２の突出量を大きくすればよ
いが、これでは仕上がり外観に突出部分が現わ
れ、見栄えおよびフレーム強度が低下する原因と
なる。
この考案は以上の背景に基づきなされたもので
あつて、固定片の突出量を大きく取ることなく、
クリツプ止めの作業性を向上することを目的とす
る。
あつて、固定片の突出量を大きく取ることなく、
クリツプ止めの作業性を向上することを目的とす
る。
《問題点を解決するための手段》
前記目的を達成するため、この考案では、シー
トのフレームに複数の固定片を切起しにより突設
し、該固定片とトリムカバーの端縁間をクリツプ
を介して連結してなるものにおいて、前記フレー
ムの切起し開口近傍に向けて凹状のクリツプガイ
ド用ビードを形成したことを特徴とする。
トのフレームに複数の固定片を切起しにより突設
し、該固定片とトリムカバーの端縁間をクリツプ
を介して連結してなるものにおいて、前記フレー
ムの切起し開口近傍に向けて凹状のクリツプガイ
ド用ビードを形成したことを特徴とする。
《作用》
クリツプガイド用ビードに沿つてクリツプを打
込むことにより、打込用工具が他の部分に干渉す
ることなく打込作業ができる。
込むことにより、打込用工具が他の部分に干渉す
ることなく打込作業ができる。
《実施例》
以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
第１図はこの考案を適用したシートのシートク
ツシヨンフレームを示し、第２図は該フレームを
一部拡大して示すものである。
ツシヨンフレームを示し、第２図は該フレームを
一部拡大して示すものである。
図において、シートクツシヨンフレーム１０は
鋼板等のパネルをプレス成形によりシートクツシ
ヨンの外形状に応じた矩形状に形成し、またその
下縁にヘミング加工によるフランジ１０ａを一体
に形成したものである。
鋼板等のパネルをプレス成形によりシートクツシ
ヨンの外形状に応じた矩形状に形成し、またその
下縁にヘミング加工によるフランジ１０ａを一体
に形成したものである。
このフレーム１０の両側部（図では一側部のみ
が表われている。）には複数の固定片１２が半円
弧状に切起し形成され、側部に突出した状態に配
列されている。
が表われている。）には複数の固定片１２が半円
弧状に切起し形成され、側部に突出した状態に配
列されている。
各固定片１２の上部にはフレーム１０の上縁角
部を潰した状態で固定片１２の切起し開口１２ａ
に連続する凹状のクリツプガイド用ビード１４が
形成されている。
部を潰した状態で固定片１２の切起し開口１２ａ
に連続する凹状のクリツプガイド用ビード１４が
形成されている。
以上の構成のフレーム１０にクリツプを介して
トリムカバーを取付けるには、第３図に示すよう
にホツクリンガー１６の操作端を固定片１２に挾
みつけ、操作端に保持された略Ｃ字形のクリツプ
１８の開口縁を固定片１２内に突出させ、この状
態でオーム形に変形して取付ける。
トリムカバーを取付けるには、第３図に示すよう
にホツクリンガー１６の操作端を固定片１２に挾
みつけ、操作端に保持された略Ｃ字形のクリツプ
１８の開口縁を固定片１２内に突出させ、この状
態でオーム形に変形して取付ける。
この際ホツクリンガーの操作端を、図示しない
トリムカバーの取付縁に沿つて盲作業により固定
片１２に対向させるのであるが、ビード１４の感
触により容易にその位置を確認でき、またフレー
ム１０の上縁角部に干渉することなく作業を行う
ことができるのである。
トリムカバーの取付縁に沿つて盲作業により固定
片１２に対向させるのであるが、ビード１４の感
触により容易にその位置を確認でき、またフレー
ム１０の上縁角部に干渉することなく作業を行う
ことができるのである。
第４図は前述のトリムカバーの端縁をクリツプ
１８を介して取付けた状態を示している。
１８を介して取付けた状態を示している。
このトリムカバー２０の取付端縁内側には袋状
に縫着された取付片２２および取付片２２内に保
持されたワイヤ２４を備え、取付片２２に前記ク
リツプ１８を打込んで固定片１２に固定すること
によつて、トリムカバー２０をクリツプ１８の端
部が表面に露出することなく取付けている。
に縫着された取付片２２および取付片２２内に保
持されたワイヤ２４を備え、取付片２２に前記ク
リツプ１８を打込んで固定片１２に固定すること
によつて、トリムカバー２０をクリツプ１８の端
部が表面に露出することなく取付けている。
なお、この実施例では取付片２２をクリツプ１
８により固定しているが、トリムカバー２０を直
接クリツプ１８により固定してもよいことは勿論
である。
８により固定しているが、トリムカバー２０を直
接クリツプ１８により固定してもよいことは勿論
である。
取付状態において、トリムカバー２０はクツシ
ヨン作用により緊張弛緩し、その都度クリツプ１
８は動くことになり、従来の場合にはクリツプ１
８はフレーム１０の側部に当り、衝突音を発生す
るが、この考案ではビード１４の後退分によりク
リツプ１８の衝突がなく、この種の低級騒音も除
去できる。
ヨン作用により緊張弛緩し、その都度クリツプ１
８は動くことになり、従来の場合にはクリツプ１
８はフレーム１０の側部に当り、衝突音を発生す
るが、この考案ではビード１４の後退分によりク
リツプ１８の衝突がなく、この種の低級騒音も除
去できる。
次に第５図はこの考案をシートバツクフレーム
に対するトリムカバーの取付に適用した場合を示
す。シートバツクフレーム３０は前記とは反対に
前部側が開口し、その側部前縁にフレーム３０ａ
を形成し、また後縁角部より固定片３２に連続す
るビード３４を形成してある。
に対するトリムカバーの取付に適用した場合を示
す。シートバツクフレーム３０は前記とは反対に
前部側が開口し、その側部前縁にフレーム３０ａ
を形成し、また後縁角部より固定片３２に連続す
るビード３４を形成してある。
トリムカバー２０としては前記実施例と同様内
側に取付片２２およびその内部にワイヤ２４を保
持してなり、前記実施例と同じくクリツプ１８を
介して取付片２２と固定片３２間を連結してい
る。
側に取付片２２およびその内部にワイヤ２４を保
持してなり、前記実施例と同じくクリツプ１８を
介して取付片２２と固定片３２間を連結してい
る。
《考案の効果》
以上実施例により詳細に説明したように、この
考案に係るトリムカバーの取付構造にあつては、
従来に比べて取付作業性が向上し、しかもビード
の後退量分固定片の突出量を小さくできるので、
仕上がり外観も平坦化し、見栄えが向上する。
考案に係るトリムカバーの取付構造にあつては、
従来に比べて取付作業性が向上し、しかもビード
の後退量分固定片の突出量を小さくできるので、
仕上がり外観も平坦化し、見栄えが向上する。
また、この考案では、クリツプがフレームに衝
突する確率も小さくなるため、不快な衝突音を減
少するほか、ビードによる固定片突設部位におけ
るフレームの補強効果もある。
突する確率も小さくなるため、不快な衝突音を減
少するほか、ビードによる固定片突設部位におけ
るフレームの補強効果もある。
第１図はこの考案を適用したシートクツシヨン
フレームの斜視図、第２図は第１図のＡ部拡大
図、第３図はクリツプ取付状態を示す断面図、第
４図はトリムシートの取付完成状態を示す断面
図、第５図はシートバツクフレームに対するトリ
ムシートの取付完成状態を示す断面図、第６図は
従来のフレームに対するトリムシートの取付状態
を示す断面図である。 １０……シートクツシヨンフレーム、１２，３
２……固定片、１４，３４……ビード、１８……
クリツプ、２０……トリムカバー。
フレームの斜視図、第２図は第１図のＡ部拡大
図、第３図はクリツプ取付状態を示す断面図、第
４図はトリムシートの取付完成状態を示す断面
図、第５図はシートバツクフレームに対するトリ
ムシートの取付完成状態を示す断面図、第６図は
従来のフレームに対するトリムシートの取付状態
を示す断面図である。 １０……シートクツシヨンフレーム、１２，３
２……固定片、１４，３４……ビード、１８……
クリツプ、２０……トリムカバー。
Claims (1)
- シートのフレームに複数の固定片を切起しによ
り突設し、該固定片とトリムカバーの端縁間をク
リツプを介して連結してなるものにおいて、前記
フレームの切起し開口近傍に向けて凹状のクリツ
プガイド用ビードを形成したことを特徴とする車
両用シートにおけるトリムカバーの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11243185U JPH035343Y2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11243185U JPH035343Y2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6221997U JPS6221997U (ja) | 1987-02-09 |
| JPH035343Y2 true JPH035343Y2 (ja) | 1991-02-12 |
Family
ID=30993304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11243185U Expired JPH035343Y2 (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH035343Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0436720Y2 (ja) * | 1987-09-04 | 1992-08-28 | ||
| JP5250346B2 (ja) * | 2008-09-04 | 2013-07-31 | デルタ工業株式会社 | トリムのクリップ止め構造および車両用シート |
-
1985
- 1985-07-24 JP JP11243185U patent/JPH035343Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6221997U (ja) | 1987-02-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2001138950A (ja) | 車両の上部車体構造 | |
| JPH035343Y2 (ja) | ||
| JPH0939833A (ja) | 自動車のフロントピラー | |
| JP2005001594A (ja) | 自動車のドア構造 | |
| JPH09109760A (ja) | ドアトリム用プルハンドルの取付構造 | |
| JP2599829Y2 (ja) | 車両用ドア | |
| JPH0715775Y2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
| JPH09175430A (ja) | 自動車用上部車体構造 | |
| CN219077145U (zh) | 一种汽车顶盖装饰条 | |
| JP2604013Y2 (ja) | ドアインナーシールの取付構造 | |
| JP2564204Y2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
| JP2500913Y2 (ja) | ル―フガ―ニッシュの取付構造 | |
| JPH0641858Y2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
| JPH0629065Y2 (ja) | 自動車のドア | |
| JP3658995B2 (ja) | 自動車のトランクフロントトリム構造 | |
| JP3173540B2 (ja) | ヘッドランプステー取付部構造 | |
| JPH0891050A (ja) | 自動車用ドアトリム | |
| JPS6210194Y2 (ja) | ||
| JPH0741618Y2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
| JP2550555Y2 (ja) | 乗り物シートに使用されるシート・バック | |
| JP2598459Y2 (ja) | 自動車用ドアトリムの取付構造 | |
| JPH0742922Y2 (ja) | クォータパネルのベルトライン部補強構造 | |
| JP2511208Y2 (ja) | 自動車用リヤパ―セルトリム | |
| JP2580398Y2 (ja) | ドアトリムのウエストガーニッシュ取付構造 | |
| JPH0734622Y2 (ja) | 乗り物シートに使用されるシート・バック |