JP5250346B2 - トリムのクリップ止め構造および車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、被装着部材にトリムをクリップ止めで装着するすためのトリムのクリップ止め構造およびこのクリップ止め構造が適用されてなる車両用シートに関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような、車両用シートにおけるトリムの取付構造が知られている。このトリムの取付構造は、円形のクリップを介してトリムをシートのフレームに取り付けるためのものであり、ステープラのような専用の工具を用い当該クリップを開いてトリムおよびフレームに打ち込むことでトリムをフレームに固定するようになされている。クリップがトリムをフレームに係止した状態で、当該クリップは、中心角が360°を超えて一周以上になる。
かかるトリムの取付構造は、フレームの縁部に外方へ向かって突設された半円環(引用文献1で切起し開口と表現されている)と、フレームにおけるこの半円環に近接した部分に形成された、クリップの先端を半円環へ誘導するための誘導凹部(引用文献1ではビードと表現されている)とを備えて構成されている。
このような構成のトリムの取付構造によれば、フレームにおける半円環が形成されている部分にトリムを巻き付かせた状態で、専用工具により当該半円環をめがけてクリップを打ち込むことにより、誘導凹部に案内されたクリップがトリムおよび半円環を貫通した状態で円形に丸まり、これによってトリムがクリップを介してフレームに装着されることになる。
実開昭62−21997号公報
ところで、特許文献1に記載されているようなトリムのクリップ止め構造においては、トリムがフレームに装着された状態で、金属製のクリップが半円環の内面と接触するため、トリムに振動的な力が加わると、クリップと半円環とが直接衝突し合ってカタカタという騒音が発生する。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであって、フレームを覆ったトリムに振動的な力が加わったとしても、これによる騒音の発生を有効に抑えることができるトリムのクリップ止め構造を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明(トリムのクリップ止め構造)は、トリムを所定の被装着部材にクリップで係止することにより当該トリムを前記被装着部材に装着するためのトリムのクリップ止め構造であって、前記被装着部材は、前記トリムの縁部が巻き付けられ、かつ、前記クリップを通し得る被巻き付け部を有し、前記トリムは、その縁部が前記被巻き付け部に巻き付けられた状態で当該縁部の互いに対向した部分に前記クリップを挿通し得る切り込みが設けられ、前記切り込みは、少なくとも一方側のものが舌片を形成させるべくU字状に切り込まれたU字切り込み線であり、前記舌片は、前記トリムの縁部が前記被巻き付け部に巻き付けられた状態で前記U字切り込み線の各先端間の線が繋がっていない非繋部が前記被巻き付け部側に位置するように方向設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、トリムの縁部を被装着部材の被巻き付け部に巻き付けることにより、縁部に形成された一対の切り込みを互いに対向させた状態にすることができる。こうすることによってU字切り込み線によって囲繞された舌片はその根本部分の非繋部が被巻き付け部に向いた状態になっている。
この状態でクリップを舌片側から打ち込んでいくことにより、舌片がクリップに押されて被巻き付け部に巻き付いた状態になるため、トリムの被巻き付け部を介した被装着部材への装着が完了した状態で、クリップは、被巻き付け部に直接接触することはなく、舌片を介して当接することになる。その結果、たとえトリムに振動的な力が加わっても、クリップが被巻き付け部に直接当接している場合に発するようなカタカタという騒音が発生しなくなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トリムに形成された一対の切り込みは、一方側が前記U字切り込み線であり、他方側が前記クリップを貫通させ得る貫通孔であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、クリップを舌片側から貫通孔に向けて通すことにより、舌片が貫通孔を貫通し、これによって被装着部材の被巻き付け部を舌片で完全に巻き付けた状態にすることができ、被巻き付け部とクリップとの直接的な当接防止が図られる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トリムに形成された一対の切り込みは、一方側および他方側の双方が前記舌片を形成させるべく設けられた前記U字切り込み線であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、一対のトリムの切り込みについていずれの方向からクリップを打ち込んでも被巻き付け部は舌片で覆われるため、打ち込み方向が決められている場合に比較し、トリムの打ち込み作業の自由度がアップして作業性が向上する。
請求項4記載の発明(車両用シート)は、着座席である前記被装着部材としてのシートボトムと、このシートボトムの後縁部から立設された背凭れである前記被装着部材としてのシートバックとからなる車両用シートにおいて、請求項1乃至3のいずれかに記載のトリムのクリップ止め構造が前記シートボトムおよび前記シートバックのいずれか一方または双方に採用されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、車両の走行等で振動的な力がシートのトリムに加わっても、クリップがシートのフレームと直接接触することがないため、騒音の発生が防止される。
本発明に係るトリムのクリップ止め構造によれば、トリムの端部に舌片を形成させることにより、当該舌片で被装着部材の被巻き付け部を巻き付けた状態にし、舌片を介してクリップ止めでトリムを被装着部材に装着ることができる。トリムが被装着部材に装着された状態では、クリップが舌片により被巻き付け部に直接接触することが防止されるため、たとえとリムに振動的な力が加わっても、クリップが被巻き付け部に振動的に接触してカタカタという騒音を発するような不都合の発生を有効に防止することができる。
本発明に係る車両用シートによれば、本発明に係るトリムのクリップ止め構造がシートボトムおよびシートバックのいずれか一方または双方に採用されているため、車両の走行等でシートが振動し、これによって振動的な力がシートのトリムに加わっても、クリップがシートのフレームと直接接触することが防止され、これによって騒音の発生を有効に防止することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るトリムのクリップ止め構造を説明するための被装着部材の一部を示す斜視図であり、図1(A)は、トリムが被装着部材に装着される直前の状態、図1(B)は、トリムが被装着部材に装着された状態をそれぞれ示している。また、図1(C)は、図1(B)の被装着部材の要部の部分拡大斜視図である。
図1に示すように、クリップ止め構造1は、トリム10を所定の被装着部材20にクリップ30で係止することにより当該トリム10を前記被装着部材20に装着するためのものである。
前記トリム10は、織製品などによって形成されたシート状のトリム本体11と、このトリム本体11の縁部に形成された当該トリム本体11を被装着部材20に装着するため装着縁部12とを備えている。
前記装着縁部12には、U字状に切り込みが入れられて形成したU字切り込み線13が設けられている。かかるU字切り込み線13に囲繞された部分で舌片14が形成されている。かかる舌片14は、トリム本体11側の縁部に形成されたU字切り込み線13の切り込み線が繋がっていない非繋部141を有している。
また、装着縁部12には、U字切り込み線13からトリム本体11の方向に所定距離だけ離間した位置にクリップ30を挿通するための貫通孔15が穿設されている。かかる貫通孔15は、装着縁部12を後述の被装着ロッド22に巻き付けた状態で舌片14と対向するように設置位置が設定されている。そして、前記舌片14は、その非繋部141が貫通孔15と対向するように方向設定される。
前記被装着部材20は、被装着部材本体21と、この被装着部材本体21の側縁部から外方に向かって突設された被装着ロッド(棒状体(被巻き付け部))22とを備えている。被装着ロッド(棒状体)22は、被装着部材20においてトリム10が装着される部分である。
そして、図1(A)に示す状態において、トリム10の装着縁部12を舌片14が貫通孔15に対向するように被装着ロッド22に巻き付ける。引き続き所定の専用工具を用いてクリップ30を舌片14側から打ち込むことにより、図1(B)および図1(C)に示すように、トリム10が被装着ロッド22を介して被装着部材本体21に装着された状態になる。
そして、本実施形態に係るトリムのクリップ止め構造1は、トリム10の装着縁部12に設けられたU字切り込み線13により形成される舌片14と、この舌片14に対応して装着縁部12に穿設される貫通孔15と、トリム10の装着縁部12が装着される被装着部材20の被装着ロッド22と、装着縁部12が舌片14を介して被装着ロッド22に巻き付けられた状態で装着縁部12を被装着ロッド22に係止するクリップ30とを備えて構成されている。かかるトリムのクリップ止め構造1において、舌片14は、トリム10の縁部が被装着ロッド22に巻き付けられた状態でその非繋部141が被装着ロッド22側に位置するように方向設定されている。
図2は、第1実施形態に係るトリムのクリップ止め構造1の作用を説明するための斜視説明図であり、図2(A)は、トリム10の装着縁部12が被装着部材20の被装着ロッド22に押し当てられた状態、図2(B)は、装着縁部12が被装着ロッド22に巻き付けられた状態、図2(C)は、被装着ロッド22に巻き付けられた装着縁部12にクリップ30が打ち込まれつつある状態、図2(D)は、装着縁部12がクリップ30によって被装着ロッド22に装着された状態をそれぞれ示している。また、図2(E)には、図2(D)の端面視の断面図である。
トリム10を被装着部材20の被装着ロッド22に装着するには、まず、図2(A)に示すように、トリム10の装着縁部12における舌片14と貫通孔15との間の部分を被装着ロッド22に押し当てた状態で、先端側を矢印で示すように被装着ロッド22を介して折り返す。
そうすると、図2(B)に示すように、舌片14と貫通孔15とが被装着ロッド22の下部で互いに対向した状態になる。この状態で図略の工具を用い、端部同士が互いに離間された状態のクリップ30が舌片14側から当該舌片14を押し遣るようにしてU字切り込み線13内に押し入れられ、引き続き貫通孔15に通される。
この状態で工具に所定の操作を加えることによってクリップ30の互いに離間した端部同士が接近させられ、図2(D)に示すように互いに重なり合った状態とされ、これによってトリム10は、クリップ30を介して被装着部材20の被装着ロッド22に係止される。
そして、トリム10がクリップ30を介して被装着部材20の被装着ロッド22に装着された状態では、図2(E)に示すように、舌片14が貫通孔15に嵌り込んで被装着ロッド22の下面が舌片14で覆われた状態になっているため、被装着部材20が振動することでクリップ30が上下動しても、当該クリップ30は舌片14を介して被装着ロッド22に当たることになる。従って、クリップ30が被装着ロッド22に直接当たる場合に発するカタカタという騒音が発生することがない。
図3は、本発明の第2実施形態に係るトリムのクリップ止め構造を説明するための被装着部材の一部を示す斜視図であり、図3(A)は、トリムが被装着部材に装着される直前の状態、図3(B)は、トリムが被装着部材に装着された状態をそれぞれ示している。
第2実施形態に係るトリムのクリップ止め構造1′は、トリム10が装着される対象物である被装着部材20′が板状のものであり、その表面をトリム10によって覆うために適用される。
第2実施形態のトリムのクリップ止め構造1′においては、被装着部材20′の縁部に第1実施形態の被装着ロッド22に代えて挿通孔23が穿設されている。この挿通孔23が穿設された被装着部材20′の縁部によって本発明に係る被巻き付け部が形成されている。そして、この挿通孔23は、トリム10の舌片14および貫通孔15に対応し得る位置に設けられている。第2実施形態に係るトリムのクリップ止め構造1′のその他の構成は、先の第1実施形態のものと同様である。
第2実施形態のトリムのクリップ止め構造1′によれば、まず被装着部材20′の表面を覆うべく、図3(A)に示すように、被装着部材20′の上にトリム10を被せる。引き続きトリム10の装着縁部12を被装着部材20′の縁部を介して折り重ねる。こうすることによってトリム10の舌片14と貫通孔15とが挿通孔23を介して互いに対向した状態になる。
この状態で図略の工具を用いてクリップ30を舌片14側からU字切り込み線13および貫通孔15に差し通すことにより、図3(B)に示すように、被装着部材20′の上面を覆ったトリム10が当該被装着部材20′に装着された状態になる。そして、この状態で舌片14は、図3(B)に示すように、挿通孔23および貫通孔15を貫通してトリム10の上面に迫り出された状態になっているため、クリップ30が挿通孔23の縁部と直接接触することがない。従って、被装着部材20′が振動した場合などにクリップ30が揺れてカタカタいうような騒音の発生を有効に抑えることができる。
このようなトリムのクリップ止め構造1,1′は、車両用シートの表面を被覆するトリム10に適用することができる。図4は、車両用シートの一実施形態を示す一部切り欠き斜視図である。図4に示すように、車両用シート40は、着座席であるシートボトム41と、このシートボトム41の後縁部から立設された背凭れとしてのシートバック42とからなる基本構成を有している。
シートボトム41は、底部のボトムフレーム411と、このボトムフレーム411に支持されるボトムパッド412とを備えている。ボトムパッド412には、ボトムトリム413が被されている。そして、ボトムパッド412を覆ったボトムトリム413をボトムフレーム411に装着するために本発明に係るトリムのクリップ止め構造1,1′が採用されている。
シートバック42は、背面側のバックフレーム421と、このバックフレーム421に支持されるバックパッド422とを備えている。バックパッド422には、バックトリム423が被されている。そして、バックパッド422を覆ったバックトリム423をバックフレーム421に装着するために本発明に係るトリムのクリップ止め構造1,1′が採用されている。
このようにボトムトリム413およびバックトリム423をボトムフレーム411およびバックフレーム421にそれぞれ装着するために本発明に係るトリムのクリップ止め構造1,1′を採用することにより、走行中の車両の振動でクリップ30が振動しても、当該クリップ30がボトムフレーム411およびバックフレーム421に直接当たることが防止されるため、車両の走行中にクリップ30のカタカタという衝突音が発生せず、快適な走行を実現させることができる。
以上詳述したように、本発明に係るトリムのクリップ止め構造1,1′は、トリム10を所定の被装着部材20,20′にクリップ30で係止することにより当該トリム10を被装着部材20,20′に装着するためのものである。
そして、被装着部材20,20′は、トリム10の縁部が巻き付けられ、かつ、クリップ30を通し得る被巻き付け部を有し、トリム10は、被巻き付け部に巻き付けられた状態で互いに対向した部分にクリップ30を挿通し得る切り込みが設けられている。
この切り込みは、少なくとも一方側のものが舌片14を形成させるべくU字状に切り込まれたU字切り込み線13であり、このU字切り込み線13は、U字状の各先端間の互いにU字切り込み線13が繋がっていない非繋部141が被巻き付け部側に位置するように方向設定されている。
かかるトリムのクリップ止め構造1,1′の構成によれば、トリム10の縁部を被装着部材20,20′の被巻き付け部に巻き付けることにより、縁部に形成された一対の切り込みを互いに対向させた状態にすることができる。こうすることによってU字切り込み線13によって囲繞された舌片14はその根本部分の非繋部141が被巻き付け部に向いた状態になる。
この状態でクリップ30を舌片14側から打ち込んでいくことにより、舌片14がクリップ30に押されて被巻き付け部に巻き付いた状態になるため、トリム10の被巻き付け部を介して被装着部材20,20′への装着した状態で、クリップ30が被巻き付け部に直接接触することはなく、舌片14を介して当接することになり、その結果、たとえトリム10に振動的な力が加わっても、クリップ30が被巻き付け部に直接当接している場合に発するようなカタカタという騒音の発生を有効に防止することができる。
そして、第1実施形態に係るトリムのクリップ止め構造1によれば、被巻き付け部が被装着ロッド22によって形成されているため、トリム10の縁部を被装着ロッド22に巻き付けることによって、トリム10をクリップ30を介して被装着ロッド22に容易に装着することができる。
また、第2実施形態に係るトリムのクリップ止め構造1′によれば、被巻き付け部は、クリップ30の切り込みに対応した部分にクリップ30を挿通し得る挿通孔23を備えた被装着部材20′の縁部によって形成されている。従って、被装着部材20′の縁部に挿通孔23を設けるだけで、特に被装着ロッド22を設けなくても、トリム10を被装着部材20′に装着し得るようになるため、その分部品点数の削減に貢献することができる。
そして、本発明に係る車両用シート40は、着座席である被装着部材としてのシートボトム41と、このシートボトム41の後縁部から立設された背凭れである被装着部材としてのシートバック42とからなるものであり、これらのシートボトム41およびシートバック42のボトムトリム413およびバックトリム423に本発明に係るトリムのクリップ止め構造1,1′が適用されている。
従って、かかる車両用シート40は、トリムのクリップ止め構造1,1′の作用効果を享受し得るものになり、車両の走行等で振動的な力が車両用シート40の各トリム413,423に加わっても、クリップ30がボトムフレーム411およびバックフレーム421と直接接触することが防止され、これによって騒音の発生を有効に抑制することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、トリムのクリップ止め構造1,1′の具体的な適用例として車両用シート40のボトムトリム413およびバックトリム423のボトムフレーム411およびバックフレーム421への装着を挙げて説明したが、本発明は、トリムのクリップ止め構造1,1′を車両用シート40に適用することに限定されるものではなく、各種の被装着部材をトリムで覆う場合に適用することができる。
(2)上記の実施形態においては、トリム10の装着縁部12において舌片14が先端側に設けられ、貫通孔15が基端側に設けられているが、逆に先端側に貫通孔15を設けるとともに、基端側に舌片14を設けるようにしてもよい。
(3)上記の実施形態においては、トリム10の装着縁部12に舌片14と貫通孔15とを設けているが、両方ともに舌片14を設けてもよい。こうすることで、いずれの方向からクリップ30をトリム10の装着縁部12に打ち込んでも被巻き付け部は舌片14で覆われるため、打ち込み方向が決められている場合に比較し、トリム10の打ち込み作業の自由度がアップして作業性が向上する。
本発明の第1実施形態に係るトリムのクリップ止め構造を説明するための被装着部材の一部を示す斜視図であり、(A)は、トリムが被装着部材に装着される直前の状態、(B)は、トリムが被装着部材に装着された状態をそれぞれ示している。また、(C)は、(B)の被装着部材の要部の部分拡大斜視図である。 第1実施形態に係るトリムのクリップ止め構造の作用を説明するための斜視説明図であり、(A)は、トリムの装着縁部が被装着部材の被装着ロッドに押し当てられた状態、(B)は、装着縁部が被装着ロッドに巻き付けられた状態、(C)は、被装着ロッドに巻き付けられた装着縁部にクリップが打ち込まれつつある状態、(D)は、装着縁部がクリップによって被装着ロッドに装着された状態をそれぞれ示している。また、(E)には、(D)の端面視の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るトリムのクリップ止め構造を説明するための被装着部材の一部を示す斜視図であり、(A)は、トリムが被装着部材に装着される直前の状態、(B)は、トリムが被装着部材に装着された状態をそれぞれ示している。 車両用シートの一実施形態を示す一部切り欠き斜視図である。
符号の説明
1,1′ トリムのクリップ止め構造
10 トリム
11 トリム本体
12 装着縁部
13 U字切り込み線
14 舌片
141 非繋部
15 貫通孔
20 被装着部材
21,20′ 被装着部材本体
22 被装着ロッド
23 挿通孔
30 クリップ
40 車両用シート
41 シートボトム
411 ボトムフレーム
412 ボトムパッド
413 ボトムトリム
42 シートバック
421 バックフレーム
422 バックパッド
423 バックトリム

Claims (4)

  1. トリムを所定の被装着部材にクリップで係止することにより当該トリムを前記被装着部材に装着するためのトリムのクリップ止め構造であって、
    前記被装着部材は、前記トリムの縁部が巻き付けられ、かつ、前記クリップを通し得る被巻き付け部を有し、
    前記トリムは、その縁部が前記被巻き付け部に巻き付けられた状態で当該縁部の互いに対向した部分に前記クリップを挿通し得る切り込みが設けられ、
    前記切り込みは、少なくとも一方側のものが舌片を形成させるべくU字状に切り込まれたU字切り込み線であり、
    前記舌片は、前記トリムの縁部が前記被巻き付け部に巻き付けられた状態で前記U字切り込み線の各先端間の線が繋がっていない非繋部が前記被巻き付け部側に位置するように方向設定されていることを特徴とするトリムのクリップ止め構造。
  2. 前記トリムに形成された一対の切り込みは、一方側が前記U字切り込み線であり、他方側が前記クリップを貫通させ得る貫通孔であることを特徴とする請求項1記載のトリムのクリップ止め構造。
  3. 前記トリムに形成された一対の切り込みは、一方側および他方側の双方が前記舌片を形成させるべく設けられた前記U字切り込み線であることを特徴とする請求項1記載のトリムのクリップ止め構造。
  4. 着座席である前記被装着部材としてのシートボトムと、このシートボトムの後縁部から立設された背凭れである前記被装着部材としてのシートバックとからなる車両用シートにおいて、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のトリムのクリップ止め構造が前記シートボトムおよび前記シートバックのいずれか一方または双方に採用されていることを特徴とする車両用シート。
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