JP3848513B2 - 車両用ドラムブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用ドラムブレーキ装置、詳しくはブレーキアームにコイルスプリングを当てることで、作動状態のドラムブレーキをリリースできるようにした車両用ドラムブレーキ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ドラムブレーキ装置として、例えば実用新案登録第2523748号公報「自動2輪車用ブレーキ装置」が知られている。
上記技術は、同公報の第3図によれば、左側クランクケース2a側の肩部8にバネ受穴31を形成し、ブレーキアーム6に突部33を形成し、これらの突部33とバネ受穴31との間にブレーキアーム6を復帰させるリターンスプリング9を掛け渡した自動2輪車用ブレーキ装置である。
この場合に、リターンスプリング9のコイル長が長いと倒れが発生する虞れがあるので、ブレーキケーブル12を繋ぐブレーキケーブル受け11端を避け、ブレーキアーム6のスイング量の少ない軸6a側に位置させるのが一般的な手法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記リターンスプリング9は、スプリングストローク(使用時最大長さ−使用時最小長さ)が小さいためばね荷重のばらつきが顕著になる。即ち、スプリングストロークとばね荷重を良好に比例させた高級(高精度)なスプリングを使用する必要がある。高級スプリングは高価であるから、車両用ドラムブレーキ装置のコストアップの要因となる。
【0004】
そこで、本発明の目的は安価なスプリングを採用することのできる車両用ドラムブレーキ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ブレーキハウジングにブレーキアームをスイング可能に取付け、このブレーキアームの先端部をケーブルで引くことでドラムブレーキを作動状態にする車両用ドラムブレーキ装置において、ブレーキアームのスイング中心と先端部との間で且つ先端部寄り位置にブレーキアームをブレーキ開放する方向へ押すコイルスプリングの一端をブレーキアームに形成されたコイルスプリング受け面に当て、且つこのコイルスプリングの他端をブレーキハウジングに当て、コイルスプリング内にコイルスプリングの長手方向の倒れを規制するロッドを挿入してなり、ロッドが、ブレーキアーム側のケーブルの近傍に平行に配置され、ロッドの一端がブレーキハウジングの貫通孔に摺動自在に貫通し、ロッドの他端がブレーキアームに揺動自在に支持され、スプリング受け面をブレーキアームのスイング中心に指向するように設定したことを特徴とする。
【0006】
ブレーキアームとブレーキハウジングとの間に作動状態のブレーキ開放するためのコイルスプリングを配置する。このときに、コイルスプリングの一端をブレーキアームのスイング中心と先端部との間で且つ先端部寄り位置に当て、コイルスプリングの他端をブレーキハウジングに当てるようにする。さらに、コイルスプリング内にコイルスプリングの長手方向の倒れを規制するロッドを挿入する。さらに、スプリング受け面をブレーキアームのスイング中心に指向するように設定した。
【0007】
コイルスプリングの一端をブレーキアームのスイング中心と先端部との間で且つ先端部寄り位置に当てることで、コイルスプリングの全長をより長く稼ぐようにする。
コイルスプリング内にロッドを挿入し、コイルスプリングの長手方向の倒れを規制する。
【0008】
請求項2は、ブレーキハウジングにブレーキアームをスイング可能に取付け、このブレーキアームの先端部をケーブルで引くことでドラムブレーキを作動状態にする車両用ドラムブレーキ装置において、ブレーキアームのスイング中心と先端部との間で且つ先端部寄り位置にブレーキアームをブレーキ開放する方向へ押すコイルスプリングの一端をブレーキアームに形成されたコイルスプリング受け面に当て、且つこのコイルスプリングの他端をブレーキハウジングに当て、コイルスプリング内にコイルスプリングの長手方向の倒れを規制するロッドを挿入してなり、ロッドが、ブレーキアーム側のケーブルの近傍に平行に配置され、ロッドの一端がブレーキハウジングの貫通孔に摺動自在に貫通し、ロッドの他端がブレーキアームに揺動自在に支持され、ブレーキアーム側に形成するコイルスプリング受け面を球面凸形状としたことを特徴とする。
【0009】
コイルスプリング受け面を球面凸形状にすることで、ブレーキアームのスイングに対しコイルスプリング受け面とコイルスプリングの一端との間に滑りを発生できるようにし、コイルスプリングを円滑に伸縮させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置を搭載した自動二輪車の側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11のヘッドパイプ12に取付けたフロントフォーク13と、フロントフォーク13に取付けた前輪14と、フロントフォーク13に連結したハンドル15と、車体フレーム11の後上部に取付けたスイングユニット16と、スイングユニット16の後部に取付けた後輪17と、車体フレーム11の後部上部に配置したシート18と、車体フレーム11の下方に配置したパワーユニット19と、車体フレーム11を覆うボデーカバー21とを、主要構成としたスクータ型自動二輪車である。
【0011】
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12からダウンチューブ22を下げ、ダウンチューブ22の途中から後方へセンタチューブ23を延ばし、センタチューブ23の後端から左右一対のリヤパイプ24,24(片側の24不図示)を延し、一方、ダウンチューブ22の途中から下方へ左右一対のアンダパイプ25,25(片側の25不図示)を延ばし、これらのアンダパイプ25,25の下端を後方へ延ばし、さらにその後端を上方へ延して左右のリヤパイプ24,24に接合した、クレードル型車体フレームである。
【0012】
パワーユニット19は、エンジン26と変速機27とからなるユニットであり、エンジン26のシリンダヘッド28を車体前方へ向けて配置した水冷式のユニットである。詳しくは、エンジン26は、シリンダ軸(不図示)が水平線に対して角度(例えば15゜程度)傾斜させ、且つシリンダヘッド28を前傾斜させた前傾斜型エンジンである。
【0013】
図中、32はフロントフェンダ、33はヘッドランプ、35はハンドルカバー、36はハンドルグリップ、37は操作ハンドル、38はミラー、39はリヤサスペンション、41は燃料タンク、42はエンジン冷却用ラジエータ、43はエアクリーナ、44はテールランプ、45はリヤフェンダ、46はラゲッジボックス、47はバッテリ、50は後述する車両用ドラムブレーキ装置(以下、「ドラムブレーキ装置50」と略記する)である。
【0014】
図2は本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置の側面図である。
ドラムブレーキ装置50は、ドラムブレーキとしてのブレーキユニット51をブレーキハウジング52に取付け、このブレーキハウジング52にブレーキアーム53を支軸66を介して回転可能に取付け、ブレーキアーム53の先端部53aにケーブル54の一端を繋ぎ、ケーブル54の他端を操作ハンドル37に繋ぎ、ブレーキハウジング51とブレーキアーム53との間にブレーキアーム53を復帰するためのコイルスプリング55を設け、このコイルスプリング55に長手方向の倒れを規制するロッド56を設けたものである。
【0015】
図3は本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置のブレーキユニットの側面図である。
ブレーキユニット51は、拡径式ドラムブレーキユニットであり、詳しくはブレーキハウジング52にアンカピン58で取付けたブレーキシュー59,59と、これらのブレーキシュー59,59を拡径するカム61と、ブレーキシュー59,59を縮径するリターンスプリング62,62と、後輪17(図2参照)側に取付けたブレーキドラム63とからなる。なお、カム61は、後述するようにブレーキアーム53のスイング中心としての支軸66から延出するものであり、ブレーキシュー59,59は、それぞれにブレーキパッド64,64を備えたものである。
【0016】
すなわち、ブレーキユニット51は、ブレーキアーム53を白抜き矢印aのようにスイングさせ、カム61を白抜き矢印bのように回転させ、ブレーキシュー59,59を拡径させることで、ブレーキパッド64,64をブレーキドラム63の内周面63aを押えるようにして制動をするものである。
【0017】
図4は本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置のブレーキハウジング回りの詳細図である。
ブレーキハウジング52は、ブレーキユニット51を取付ける取付け凹部52aと、ブレーキアーム53を支持する支持部52bと、ケーブル54を支持する支持孔52c、コイルスプリング55の他端55bを支持する支持凹部52dと、ロッド56の一端56aを貫通する貫通孔52eとを形成したものである。
【0018】
ブレーキアーム53は、ブレーキハウジング52の支持部52bに嵌合させるスイング中心としての支軸66を取付け、先端部53aにケーブル54を取付ける取付け部67を形成し、ブレーキアーム53の支軸66と先端部53aとの間であって先端部53a寄りにコイルスプリング55の一端55aを受けるブラケット68を取付けたものである。68aはブラケット68のコイルスプリング受け面、68bはブラケット68のロッド支持部である。
【0019】
ケーブル54は、チューブ71にワイヤ72を貫通させたものであって、ワイヤ72はブレーキアーム53の接続側に調整ねじシャフト73を取付けたものである。74はブレーキハウジング52の支持孔52cに支持させたブッシング、75はワイヤ72のブレーキアーム53の接続側を覆う伸縮チューブ、76は調整ねじシャフト73側に取付けたワイヤブッシュである。
ロッド56は、一端56aをストレート形状に形成し、他端56bをL字形状に形成したものであって、一端56aをブレーキハウジング52の貫通孔52eに挿入し、他端56bをブラケット68のロッド支持部68bに嵌合させたものである。
【0020】
すなわち、ドラムブレーキ装置50は、ブレーキハウジング52にブレーキアーム53をスイング可能に取付け、このブレーキアーム53の先端部53aをケーブル54で引くことでブレーキユニット51を作動状態にする車両用ドラムブレーキ装置50において、ブレーキアーム53の支軸66と先端部53aとの間で且つ先端部53a寄り位置にブレーキアーム53をブレーキユニット51開放方向へ押すコイルスプリング55の一端55aを当て、且つこのコイルスプリング55の他端55bをブレーキハウジング52に当て、コイルスプリング55内にコイルスプリング55の長手方向の倒れを規制するロッド56を挿入したものである。
【0021】
以上に述べたドラムブレーキ装置50の作用を次に説明する。
図5(a)〜(c)は本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置の作用説明図であり、(a)及び(b)は比較例を示し、(c)は実施例を示す。
(a)において、ドラムブレーキ装置100は、ブレーキアーム101とブレーキハウジング102との間に作動状態のブレーキ開放するためのコイルスプリング103を配置したものであって、このときに、コイルスプリング103の一端103aをブレーキアーム101のスイング中心101aと先端部101bとの間で且つスイング中心101a寄り位置に当て、コイルスプリング103の他端103bをブレーキハウジング102に当てるようにしたものである。
【0022】
しかし、ドラムブレーキ装置100は、コイルスプリング103の一端103aをスイング中心101a寄りに位置させたので、ブレーキアーム103のスイング量が先端部101bに比べ少ない範囲でコイルスプリング103を使用することになる。従って、コイルスプリング103の撓み量が少ないので、スプリングストロークとばね荷重を良好に比例させた高級(高精度)なコイルスプリング103を使用する必要がある。すなわち、ドラムブレーキ装置100のコストアップの要因となる。
【0023】
(b)において、ドラムブレーキ装置110は、ブレーキアーム111とブレーキハウジング112との間に作動状態のブレーキ開放するためのコイルスプリング113を配置したものであって、このときに、コイルスプリング113の一端113aをブレーキアーム111のスイング中心111aと先端部111bとの間で且つ先端部111b寄り位置に当て、コイルスプリング113の他端113bをブレーキハウジング112に当てるようにしたものである。
【0024】
ドラムブレーキ装置110は、コイルスプリング113の一端113aを先端部101b寄り位置させたので、コイルスプリング113を十分に撓ませて使用することができる。従って、比較的ローコストのコイルスプリング113を使用することができる。
しかし、コイルスプリング113の長さが長くなるので、コイルスプリング113の長手方向に倒れを生ずる虞れがある。
【0025】
(c)において、ドラムブレーキ装置50は、ブレーキアーム53とブレーキハウジング52との間に作動状態のブレーキ開放するためのコイルスプリング55を配置する。このときに、コイルスプリング55の一端55aをブレーキアーム53の支軸66と先端部53aとの間で且つ先端部53a寄り位置に当て、コイルスプリング55の他端55bをブレーキハウジング53に当てるようにしたものであり、さらに、コイルスプリング53内にコイルスプリング55の長手方向の倒れを規制するロッド56を挿入したものである。
【0026】
従って、コイルスプリング55の一端55aをブレーキアーム53の支軸66と先端部53aとの間で且つ先端部53a寄り位置に当て、且つコイルスプリング55内にロッド56を挿入し、コイルスプリング55の長手方向の倒れを規制することで、コイル長の長いコイルスプリング55を使用することがにできる。この結果、比較的ローコストのコイルスプリング55を使用することができ、ドラムブレーキ装置50の製造コストの高騰を抑制することができる。
また、ドラムブレーキ装置50は、コイルスプリング55の全長を長くとりやすい。すなわち、コイルスプリング55を長くとることにより、ブレーキ操作時のコイルスプリング55の荷重の変化を小さく抑えることができる。
【0027】
ここで、L1は支軸66(スイング中心)からコイルスプリング55の一端55aまでの水平距離、L2はコイルスプリング55の一端55aからブレーキアーム53の先端部53aまで水平距離である。
【0028】
図6は本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置の別実施例のブレーキユニットの側面図である。なお、ドラムブレーキ装置と同一部品は同一符号を用い詳細な説明を省略する。
ドラムブレーキ装置80は、ブレーキハウジング52にブレーキアーム53をスイング可能に取付け、このブレーキアーム53の先端部53aをケーブル54で引くことでブレーキユニット51を作動状態にする車両用ドラムブレーキ装置50において、ブレーキアーム53の支軸66と先端部53aとの間で且つ先端部53a寄り位置にブレーキアーム53をブレーキユニット51開放方向へ押すコイルスプリング55の一端55aを当て、且つこのコイルスプリング55の他端55bをブレーキハウジング52に当て、コイルスプリング55内にコイルスプリング55の長手方向の倒れを規制するロッド56を挿入したものであり、さらに、ブレーキアーム側に設けたブラケット81のコイルスプリング受け面81aを球面凸形状としたものである。
【0029】
すなわち、ドラムブレーキ装置80は、コイルスプリング受け面81aを球面凸形状にすることで、ブレーキアーム53のスイングに対しコイルスプリング受け面81aとコイルスプリング55の一端55aとの間に滑りを発生できるようにし、コイルスプリング55を円滑に伸縮させるようにしたものである。この結果、操作フィーリングのよいドラムブレーキ装置80を実現することができる。
【0030】
尚、実施例では図4に示すように、コイルスプリング55の他端をブレーキハウジング52に取付けたが、これに限るものではなく、コイルスプリング55の他端55bをエンジンのクランクケースの後部などの車体側に止めたものであればよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、ブレーキアームのスイング中心と先端部との間で且つ先端部寄り位置にブレーキアームをブレーキ開放する方向へ押すコイルスプリングの一端を当て、且つこのコイルスプリングの他端をブレーキハウジングに当て、コイルスプリング内にコイルスプリングの長手方向の倒れを規制するロッドを挿入し、さらに、スプリング受け面をブレーキアームのスイング中心に指向するように設定したので、コイル長の長いコイルスプリングを使用することができる。この結果、比較的ローコストのコイルスプリングを使用することができ、ドラムブレーキ装置の製造コストの高騰を抑制することができる。
【0032】
請求項2は、ブレーキアーム側に形成するコイルスプリング受け面を球面凸形状としたので、ブレーキアームのスイングに対しコイルスプリング受け面とコイルスプリングの一端との間に滑りを発生できるようにし、コイルスプリングを円滑に伸縮させることができる。この結果、操作フィーリングのよい車両用ドラムブレーキ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置を搭載した自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置の側面図
【図3】本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置のブレーキユニットの側面図
【図4】本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置のリターンばね回りの詳細図
【図5】本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置の作用説明図
【図6】本発明に係る車両用ドラムブレーキ装置の別実施例の側面図
【符号の説明】
50…ドラムブレーキ装置、51…ドラムブレーキ(ブレーキユニット)、52…ブレーキハウジング、53…ブレーキアーム、53a…先端部、55…コイルスプリング、55a…一端、55b…他端、56…ロッド、66…スイング中心(支軸)、68a、81a…コイルスプリング受け面。

Claims (2)

  1. ブレーキハウジングにブレーキアームをスイング可能に取付け、このブレーキアームの先端部をケーブルで引くことでドラムブレーキを作動状態にする車両用ドラムブレーキ装置において、
    前記ブレーキアームのスイング中心と前記先端部との間で且つ先端部寄り位置にブレーキアームをブレーキ開放する方向へ押すコイルスプリングの一端をブレーキアームに形成されたコイルスプリング受け面に当て、且つこのコイルスプリングの他端をブレーキハウジングに当て、コイルスプリング内にコイルスプリングの長手方向の倒れを規制するロッドを挿入してなり、
    前記ロッドは、前記ブレーキアーム側の前記ケーブルの近傍に平行に配置され、前記ロッドの一端は前記ブレーキハウジングの貫通孔に摺動自在に貫通し、前記ロッドの他端は前記ブレーキアームに揺動自在に支持され、
    前記スプリング受け面は、前記ブレーキアームのスイング中心に指向するように設定されたことを特徴とする車両用ドラムブレーキ装置。
  2. ブレーキハウジングにブレーキアームをスイング可能に取付け、このブレーキアームの先端部をケーブルで引くことでドラムブレーキを作動状態にする車両用ドラムブレーキ装置において、
    前記ブレーキアームのスイング中心と前記先端部との間で且つ先端部寄り位置にブレーキアームをブレーキ開放する方向へ押すコイルスプリングの一端をブレーキアームに形成されたコイルスプリング受け面に当て、且つこのコイルスプリングの他端をブレーキハウジングに当て、コイルスプリング内にコイルスプリングの長手方向の倒れを規制するロッドを挿入してなり、
    前記ロッドは、前記ブレーキアーム側の前記ケーブルの近傍に平行に配置され、前記ロッドの一端は前記ブレーキハウジングの貫通孔に摺動自在に貫通し、前記ロッドの他端は前記ブレーキアームに揺動自在に支持され、
    前記ブレーキアーム側に形成するコイルスプリング受け面を球面凸形状としたことを特徴とする車両用ドラムブレーキ装置。
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