JPH05223135A - 軽車両のブレーキ装置 - Google Patents

軽車両のブレーキ装置

Info

Publication number
JPH05223135A
JPH05223135A JP2825992A JP2825992A JPH05223135A JP H05223135 A JPH05223135 A JP H05223135A JP 2825992 A JP2825992 A JP 2825992A JP 2825992 A JP2825992 A JP 2825992A JP H05223135 A JPH05223135 A JP H05223135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
torsion spring
brake drum
drum
brake device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2825992A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Korosue
明 頃末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsunaga Manufactory KK
Original Assignee
Matsunaga Manufactory KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsunaga Manufactory KK filed Critical Matsunaga Manufactory KK
Priority to JP2825992A priority Critical patent/JPH05223135A/ja
Publication of JPH05223135A publication Critical patent/JPH05223135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型であっても十分な制動力が得られ、しか
も耐久性に優れたブレーキ装置を提供すること。 【構成】 軽車両本体10に軸支した車輪にブレーキド
ラム21を一体的に備えた軽車両のブレーキ装置100
において、前記ブレーキドラム21の外周面に少なくと
も一巻以上の捻りバネ30を巻回した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽車両のブレーキ装置に
関し、特に、軽車両本体に軸支した車輪にブレーキドラ
ムを一体的に備えた軽車両のブレーキ装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車椅子、自転車、台車等の軽
車両のブレーキ装置としては種々のものが案出されてい
るが、中には、軽車両本体に軸支した車輪にブレーキド
ラムを一体的に備えた軽車両のブレーキ装置がある。
【0003】図1には、この種のブレーキ装置を例えば
車椅子の車輪に採用した例を示してあるが、従来のこの
種のブレーキ装置は、図9に示すような帯ブレーキ部材
をブレーキドラムの外周面に巻回し、この帯ブレーキ部
材とブレーキドラムとの摩擦力によりブレーキドラムの
回転を制動するものであった。つまり、図10に示すよ
うに、ブレーキワイヤ等で帯ブレーキ部材の一端を引っ
張ることによりブレーキドラムの外周面に帯ブレーキ部
材を押し付け、帯ブレーキ材とブレーキドラムとの間に
摩擦力を発生させるものであったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のブレーキ装置においては、作動する際にブレーキ
ドラムの外周面の全周に帯ブレーキ部材が接触しておら
ず、また、帯ブレーキ部材にはブレーキドラムの回転に
より引張側及び緩み側が生じ(図10においてブレーキ
ドラムが矢印A方向に回転するとB側が緩み側となり、
C側が引張側となる)、帯ブレーキ部材とブレーキドラ
ムとの接触面全てに摩擦力が発生しないため、小型化が
困難であった。つまり、十分な制動力を確保するために
はブレーキドラムの直径を大きくして、或いは帯ブレー
キ部材及びブレーキドラムの幅を太くして、帯ブレーキ
部材とブレーキドラムとの接触面を広くしなければなら
ず、必然的にブレーキ装置全体としては大型化してしま
うのである。
【0005】また、帯ブレーキ部材の前述した引張側の
部分が局部的に摩耗するため、ブレーキ装置全体として
は耐久性に劣るものであった。さらに、ブレーキ装置が
作動していない状態においても、帯ブレーキ部材は部分
的にブレーキドラムと接触する場合があるため、この接
触部分の摩耗が原因となって帯ブレーキ部材の交換を余
儀なくされることもあったのである。
【0006】本各発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、小
型であっても十分な制動力が得られ、しかも耐久性に優
れたブレーキ装置を簡単な構造によって提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本各発明の採った手段を、図面に使用する符号を付
した説明すると、まず請求項1に係る発明は、「軽車両
本体10に軸支した車輪20にブレーキドラム21を一
体的に備えた軽車両200のブレーキ装置100におい
て、前記ブレーキドラム21の外周面に少なくとも一巻
以上の捻りバネ30を巻回したことを特徴とする軽車両
200のブレーキ装置100」であり、請求項2に係る
発明は、「ブレーキドラム21の外周面に二つの捻りバ
ネ30を巻回し、それぞれの捻りバネ30の一端を軽車
両本体10に固着したことを特徴とする請求項1記載の
軽車両200のブレーキ装置100」である。
【0008】なお、捻りバネ30としては、断面の形状
が丸形状のものであってもよいが、例えば三角形状、四
角形状等のようにブレーキドラム21の外周面と接触す
る面を有する断面形状のものであると接触面が大きくな
り、より効果的である。
【0009】
【発明の作用】以上のように構成された本各発明は、以
下のように作用する。
【0010】まず、請求項1の発明は、ブレーキドラム
21の外周面に一巻以上の捻りバネ30を巻回したもの
であるため、この捻りバネ30の一端或は両端をブレー
キワイヤ40或いはレバー等により捻りバネ30の内径
が小さくなる方向に引っ張れば、捻りバネ30がブレー
キドラム21の外周面を締め付けることになる。そし
て、捻りバネ30がブレーキドラム21を締め付けるこ
とによって、捻りバネ30とブレーキドラム21との間
に摩擦力が生じ、この摩擦力によってブレーキドラム2
1の回転は制動されるのである。ここで、捻りバネ30
は、ブレーキドラム21の外周面の全周を締め付けるた
め、従来のブレーキ装置に比べて摩擦力を生じる接触面
は大きくなり、ブレーキドラム21の径が小さくても、
また、捻りバネ30及びブレーキドラム21の幅が細く
ても、十分な制動力が得られるものとなる。
【0011】また、捻りバネ30はブレーキドラム21
の外周面の全周を均一に締め付けるため、捻りバネ30
には局部的な摩耗は生じず、ブレーキ装置100全体と
しては耐久性に優れたものとなる。
【0012】さらに、ブレーキ装置100が作動してい
ない状態においては、捻りバネ30は復元力により負荷
がかかっていない状態に戻る。つまり、捻りバネ30
は、ブレーキドラム21の外周面に一切接触していない
状態に戻る。従って、ブレーキ装置100が作動してい
ない状態では、捻りバネ30が摩耗することはないので
ある。
【0013】次に、請求項2の発明は、ブレーキドラム
21の外周面に二つの捻りバネ30を巻回したものであ
り、前述した請求項1に係る発明と同様に作用するので
あるが、さらに加えて、以下のように作用する。
【0014】ブレーキドラム21の外周面を締め付ける
ために、二つの捻りバネ30の軽車両本体10に固着さ
れていない側の各々の一端を引っ張るのであるが、この
引っ張る量を変位量とし、二つの捻りバネ30の各巻数
の和を総巻数とすると、この総巻数と同巻数の一つの捻
りバネ30と比べて変位量に対するブレーキドラム21
の締め付け量が大きくなる。つまり、二つの捻りバネを
使用すると同巻数の一つの捻りバネ30に比べて、同じ
変位量でもより大きな制動力が得られることになるので
ある。
【0015】
【実施例】次に、本各発明に係る軽車両200のブレー
キ装置100の各実施例を、図面に従って詳細に説明す
る。なお、このブレーキ装置100は、車椅子、自転
車、台車等の軽車両200広汎に採用されるものである
が、本各実施例では、例えば図1に示すように軽車両2
00である車椅子に採用したものを例にして説明する。
【0016】・実施例1 図2及び図3には、請求項1の発明に係るブレーキ装置
100の一実施例が示してある。
【0017】このブレーキ装置100においては、軽車
両本体10に車輪20が脱着自在に軸支してあり、この
車輪20のスポーク取付部材22にブレーキドラム21
が一体的に備えてある。そして、軽車両本体10にはハ
ウジング11が一体化してあり、ブレーキドラム21は
このハウジング11内に納められている。つまり、この
ハウジング11によりブレーキ装置100の作動部を外
部からのゴミ等から保護しているのである。
【0018】そして、ブレーキドラム21の外周面に
は、図4に示すような捻りバネ30が巻回してあり、こ
の捻りバネ30は、ブレーキドラム21の外周面とより
広く接触して制動力を高めるよう断面が四角形状のバネ
鋼材により形成されており、約二巻の捻りバネ30とな
っている。
【0019】一方、図5に示すように、本実施例におい
てはブレーキ装置100を作動させるための手段として
ブレーキワイヤ40を採用している。このブレーキワイ
ヤ40は、ワイヤ41と、このワイヤ41を被包するケ
ーブル42とから構成されており、端部には、ケーブル
42の保持具43と、ワイヤ41の咬持具44とを備え
いる。そして、捻りバネ30の一端は保持具43に、他
端は咬持具44に固着してあり、ブレーキ装置100を
作動させる場合には、ブレーキワイヤ40のワイヤ41
を引っ張れば、保持具43に固着した捻りバネ30の一
端に対して咬持具44に固着した他端が引っ張られ、ブ
レーキドラム21の外周面を締め付けるのである。
【0020】なお、ブレーキ装置100を作動させない
場合には、復元力によって捻りバネ30はブレーキドラ
ム21の外周面に接触しない状態に戻るのであるが、本
実施例においては、保持具43と咬持具44との間に圧
縮バネ45を設けてより確実に戻るようにしてある。
【0021】また、ブレーキ装置100を作動させる手
段としては、本実施例の如きブレーキワイヤ40に限ら
ず、例えばレバー等であってもよい。さらに、捻りバネ
30の一端を軽車両本体10に固着して、他端をブレー
キワイヤ40等により引っ張る構造としてもよい。
【0022】・実施例2 図6及び図7には、請求項2の発明に係るブレーキ装置
100の一実施例が示してある。
【0023】このブレーキ装置100の構造は、前述し
た実施例1のブレーキ装置100の構造と概ね同様であ
るが、このブレーキ装置100では、ブレーキドラム2
1の外周面に約1巻半の二つの捻りバネ30を巻回した
構造となっている。ここで、各々の捻りバネ30の一端
は軽車両本体の一部であるハウジング11に固着してあ
り、そして、ブレーキワイヤ40によってこのブレーキ
装置100が作動するように、一方の捻りバネ30の他
端は保持具43に、他方の捻りバネ30の他端は咬持具
44に固着してある。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本各発明の
軽車両のブレーキ装置は、捻りバネによりブレーキドラ
ムを締め付けることによって捻りバネとブレーキドラム
との間に摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって回転す
るブレーキドラムを制動するものであり、ブレーキドラ
ムと捻りバネとの間に摩擦力を生じさせる接触面はブレ
ーキドラムの外周面の全周にわたって確保することがで
きるものである。また、捻りバネがブレーキドラムの外
周面の全周を均一に締め付けるため、さらに、ブレーキ
装置を作動させない状態ではブレーキドラムに捻りバネ
が一切接触しないため、捻りバネに局部的な摩耗のない
ブレーキ装置とすることができる。
【0025】従って、本各発明によれば、小型であって
も十分な制動力が得られ、しかも耐久性に優れたブレー
キ装置とすることができるのである。
【0026】また、特に請求項2の発明のブレーキ装置
によれば、二つの捻りバネを備えているため、二つの捻
りバネの各巻数の和と同巻数の一つの捻りバネと比べる
と同じ変位量でもより大きな制動力を得ることができる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る軽車両のブレーキ装置を採用し
た軽車両の一例を示す正面図である。
【図2】 請求項1の発明に係るブレーキ装置の一実施
例を示す正面図である。
【図3】 図2におけるD−D断面図である。
【図4】 図2に示したブレーキ装置の捻りバネの一例
を示す斜視図である。
【図5】 図2におけるブレーキワイヤの構造を示す一
部破断底面図である。
【図6】 請求項2の発明に係るブレーキ装置の一実施
例を示す正面図である。
【図7】 図6におけるE−E断面図である。
【図8】 図6に示したブレーキ装置の捻りバネの一例
を示す斜視図である。
【図9】 従来のブレーキ装置を示す正面図である。
【図10】 従来のブレーキ装置の帯ブレーキ部材を示
す斜視図である。
【符号の説明図】
10 軽車両本体 11 ハウジング 20 車輪 21 ブレーキドラム 22 スポーク取付部材 30 捻りバネ 40 ブレーキワイヤ 41 ワイヤ 42 ケーブル 43 保持具 44 咬持具 45 圧縮バネ 100 ブレーキ装置 200 軽車両

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽車両本体に軸支した車輪にブレーキド
    ラムを一体的に備えた軽車両のブレーキ装置において、 前記ブレーキドラムの外周面に少なくとも一巻以上の捻
    りバネを巻回したことを特徴とする軽車両のブレーキ装
    置。
  2. 【請求項2】 ブレーキドラムの外周面に二つの捻りバ
    ネを巻回し、それぞれの捻りバネの一端を軽車両本体に
    固着したことを特徴とする請求項1記載の軽車両のブレ
    ーキ装置。
JP2825992A 1992-02-14 1992-02-14 軽車両のブレーキ装置 Pending JPH05223135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2825992A JPH05223135A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 軽車両のブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2825992A JPH05223135A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 軽車両のブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05223135A true JPH05223135A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12243575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2825992A Pending JPH05223135A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 軽車両のブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05223135A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0684496A1 (en) * 1994-05-16 1995-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Device for varying braking force
ES2172469A1 (es) * 2000-02-15 2002-09-16 Honda Motor Co Ltd Unidad de freno de tambor para vehiculo.
JP2016133138A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 トヨタ紡織株式会社 回転止め機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52129134A (en) * 1976-03-17 1977-10-29 Tsunoda Jitensha Kk Bicycle brake

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52129134A (en) * 1976-03-17 1977-10-29 Tsunoda Jitensha Kk Bicycle brake

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0684496A1 (en) * 1994-05-16 1995-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Device for varying braking force
ES2172469A1 (es) * 2000-02-15 2002-09-16 Honda Motor Co Ltd Unidad de freno de tambor para vehiculo.
JP2016133138A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 トヨタ紡織株式会社 回転止め機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FR2741539A1 (fr) Descendeur autobloquant pour corde a levier de commande
US5339929A (en) Brake assembly for a bicycle
TWI221132B (en) Braking cable locking implement, braking lever, braking cable connecting device and brake system for bicycle
US4768623A (en) Cantilever brake for a bicycle
JP4455553B2 (ja) 自転車用ブレーキ装置
JPH05223135A (ja) 軽車両のブレーキ装置
US4179013A (en) Means for ensuring securement of a brake rotary body to a wheel hub
JPH0147657B2 (ja)
US20020166733A1 (en) Twist-grip brake for a cargo portage device
US5052524A (en) Wheel brake
JP2579055Y2 (ja) ケーブルリール
JPH0322355B2 (ja)
JPS6346989A (ja) 自転車用ブレ−キシユ−のクイツクレリ−ス
JP2000142533A (ja) 軽車両
JP2001003965A (ja) 自転車用ブレーキ装置
US6142264A (en) Brake device for children's vehicle
JPS6126153Y2 (ja)
JPS61257381A (ja) 自転車用ブレ−キ装置
KR100737572B1 (ko) 주차 브레이크의 이퀄라이저 구조
JPH10169676A (ja) 外締めシュー式ブレーキ装置
JP2694903B2 (ja) ドラムブレーキ
JP3638295B2 (ja) 自転車用ハブブレーキ
JPS634614Y2 (ja)
JPS585835B2 (ja) チェ−ン引き機構
JPH0226793Y2 (ja)