JP2694903B2 - ドラムブレーキ - Google Patents

ドラムブレーキ

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JP2694903B2
JP2694903B2 JP63200776A JP20077688A JP2694903B2 JP 2694903 B2 JP2694903 B2 JP 2694903B2 JP 63200776 A JP63200776 A JP 63200776A JP 20077688 A JP20077688 A JP 20077688A JP 2694903 B2 JP2694903 B2 JP 2694903B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/0006Noise or vibration control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車に好適のドラムブレーキに関し、
特に制動時における異音の発生を抑制できるようにした
ブレーキシューの改善に関する。
〔従来の技術〕
一般に自動二輪車等に採用されるドラムブレーキは、
車輪とともに回転するブレーキドラム内に一対のブレー
キシューを配置し、該各ブレーキシューの一端を車体側
に固定されたブレーキパネルにアンカピンで回動自在に
軸支するとともに、他端をブレーキカムで拡開できるよ
うに構成されている。そしてこのドラムブレーキでは、
上記ブレーキカムをブレーキレバーによりブレーキケー
ブルを介して回動させることにより、ブレーキシューが
拡開し、ブレーキライニングがブレーキドラムに圧接
し、その結果制動力が得られる。
ところがこのようなドラムブレーキでは、制動時に異
音が発生する、いわゆるブレーキ鳴きの問題があり、従
来からこの問題の解決手段が種々提案されている。例え
ば、特開昭57−54737号公報に記載されているように、
ブレーキシューのブレーキカム側部分を一部除去して、
該ブレーキシューとブレーキドラムとの間に隙間ができ
るようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来のドラムブレーキは、ブレーキ
シューの一部を除去する構造であるから、この除去分だ
け摩擦面積が減少し、制動力が低下する懸念がある。
本発明は上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、制動力を低下させることなくブレーキの鳴きを
抑制できるドラムブレーキを提供することを目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は上記ブレーキ鳴きの原因を究明するため
に、ブレーキシューの圧力分布を実験によって求め、以
下の知見を得た。即ち、第5図(b)に示すように、従
来のブレーキシューにおける圧力P2は、ブレーキシュー
の両端部で大きく、中央部で小さい分布となっている。
このようにブレーキシューの両端部分の圧力分布が大き
くなっていることから、該部分が制動時に振動し、これ
がブレーキ鳴きの原因になっていると考えられる。従っ
て、このようなブレーキ鳴きを抑制するには、第5図
(a)に示すように、圧力P1を中央部で大きく、両端部
で小さい分布にすれば良いと考えられる。
そこで本発明は、ブレーキドラム内に外周面が円弧状
のブレーキシューを配置し、該ブレーキシューの一端を
軸支するとともに、他端をカムで拡開させ、これにより
該ブレーキシューの外周面のブレーキライニングをブレ
ーキドラムの内周面に圧接させて制動力を得るようにし
たドラムブレーキにおいて、上記ブレーキシューを、円
弧状の内リブと該内リブより幅広でかつ大径の円弧状の
外リブとを縦リブにより一体に結合してなる横断面概略
I形状のものとし、上記縦リブを該ブレーキシューの中
央部側ほど徐々に厚くなり、かつ凹曲面状をなすように
形成したことを特徴としている。
〔作用〕
本発明に係るドラムブレーキによれば、ブレーキシュ
ーの中央部の剛性が両端より大きくなっているので、制
動時に中央部が弾性変形することなく、従ってブレーキ
シューの中央部がより強くブレーキドラムに圧接し、圧
力分布は上記第5図(a)に示す分布となり、その結果
ブレーキ鳴きが抑制される。
また本発明では、縦リブを中央部側ほど徐々に厚くな
り、かつ凹曲面状をなすように形成したので、ブレーキ
シューの中央部に応力が集中する不具合を回避できると
ともに軽量化を図ることができる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例による自動二
輪車用ドラムブレーキを示す図である。
図において、1はドラムブレーキであり、これは主と
してブレーキドラム3,ブレーキパネル8,及びブレーキシ
ュー4によって構成されている。
上記ブレーキドラム3は、その外周縁に車輪のスポー
クが固定され、車輪の一部を構成するものるものであ
り、車軸2に軸受(図示せず)を介して回転自在に軸支
される。また該ブレーキドラム3の内周面3aはブレーキ
摩擦面になっている。
また上記ブレーキパネル8は後アーム(後輪用の場
合)又は前フォーク(前輪用の場合)に回転不能に固定
される。そして上記ブレーキシュー4,4は、このブレー
キパネル8の外周縁に沿うように配置された略円弧状の
もので、その外周面にはブレーキラインニング4hが貼設
されている。また上記ブレーキシュー4の基端部4dはア
ンカピン5によって上記ブレーキパネル8に回動自在に
軸支されており、先端部4e,4eの間にはブレーキカム6
が回動自在に配設されており、該ブレーキカム6は上記
ブレーキパネル8の外方に突出し、該突出端にブレーキ
アームが固着されている。なお、このブレーキアームは
ブレーキケーブルにより、操向ハンドルに装着されたブ
レーキレバーに連結されている。また上記両ブレーキシ
ュー4,4の係止部4f,4f間には、これを閉方向に付勢する
付勢ばね7a,7bが装着されている。
そして上記ブレーキシュー4は、円弧状の内リブ4a,
外リブ4bを縦リブ4bで連結するように一体形成してなる
もので、この縦リブ4bはその中央部4g側ほど徐々に厚く
なっており、かつ凹曲面状をなしている(第4図参
照)。即ち、この縦リブ4bの肉厚は、第2図(a)に示
すように、上記基端部4d,及び先端部4e側部分は内リブ4
a,外リブ4cと略同一厚さであるが、同図(b)に示すよ
うに、その中央部4g部分は、内,外リブ4a,4bの外縁を
結ぶ厚さになっている。これにより、このブレーキシュ
ー4は、中央部程その断面係数が大きく、従って剛性が
大きくなっている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例のドラムブレーキ1では、ブレーキレバーを
把持すると、ブレーキカム6が回動し、該カム6がブレ
ーキシュー4をアンカピン5を中心に拡開させ、これに
よりブレーキシュー4のライニング4hがブレーキドラム
3の内周面3aに圧接し、その結果制動力が得られる。
このとき、従来のドラムブレーキでは、ブレーキシュ
ーの両端部の圧力分布が大きくなり、該部分が振動して
ブレーキ鳴きが生じ易い問題があった。これに対して、
本実施例のブレーキシュー4は、その中央部程その剛性
が大きくなっているので、ブレーキカム6による拡開力
によって中央部が弾性変形することはなく、従って中央
部がより強くブレーキドラム3に圧接し、圧力分布は第
5図(a)に示すように中央が大きくなる。その結果、
ブレーキシュー4の両端が振動することはほとんどな
く、上述のようなブレーキ鳴きの問題を抑制できる。
また、本実施例構造は、上述の従来例のようなブレー
キシューの摩擦面積を減少させる方法ではなく、ブレー
キシューにおける圧力を適切な分布とすることによって
上記ブレーキ鳴きを解決しているのであるから、制動力
が低下する懸念はない。
また本実施例では、縦リブ4bを中央部4gほど徐々に厚
くなり、かつ凹曲面をなすように形成したので、ブレー
キシュー4の中央部に応力が集中する不具合を回避でき
るとともに軽量化を図ることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係るドラムブレーキによれば、
ブレーキシューの縦リブを該ブレーキシューの中央部ほ
ど徐々に厚くなり、かつ凹曲面状をなすように形成した
ので、ブレーキシューの中央部の応力集中を回避し、軽
量化を図りつつ、中央部の圧力分布が両端部より高くな
り、制動力を低下させることなくブレーキ鳴きを抑制で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例によるドラムブ
レーキを説明するための図であり、第1図はそのブレー
キシューの斜視図、第2図(a),(b)はそれぞれ第
1図のIIa−IIa線断面図、IIb−IIb線断面図、第3図は
該ドラムブレーキの平面図、第4図は第3図のIV−IV線
断面図、第5図(a),(b)はそれぞれ本発明,従来
例のブレーキシューにおける圧力分布を示す模式図であ
る。 図においては、1はドラムブレーキ、3はブレーキドラ
ム、4はブレーキシュー、4hはブレーキライニング、5
はアンカピン、6はブレーキカム、8はブレーキパネル
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキドラム内に外周面が円弧状に形成
    されたブレーキシューを配置し、該ブレーキシューの一
    端をブレーキパネルにアンカピンで軸支するとともに、
    他端をブレーキカムで拡開させ、これにより該ブレーキ
    シューの外周面のブレーキライニングを上記ブレーキド
    ラムの内周面に圧接させて制動力を得るようにしたドラ
    ムブレーキにおいて、上記ブレーキシューを、円弧状の
    内リブと該内リブより幅広でかつ大径の円弧状の外リブ
    とを縦リブにより一体に結合してなる横断面概略I形状
    のものとし、上記縦リブを該ブレーキシューの中央部側
    ほど徐々に厚くなり、かつ上記円弧に沿う断面で見たと
    き凹曲面状をなすように形成したことを特徴とするドラ
    ムブレーキ。
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