JP4214304B2 - 車椅子のブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車椅子の本体車輪を制動するためのブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
介護用の車椅子における制動装置は、介護者が車椅子を押しているときに操作するためのブレーキレバーが後部ハンドルに設けられている。このブレーキレバーは、一般にワイヤーによって車椅子本体の車輪に設けられたキャリパーブレーキに接続されており、ブレーキレバーを握り締めることにより、キャリパーブレーキによって車椅子本体の車輪に制動が掛かる仕組みになっている。さらに、介護者が車椅子を止めて、搭乗者を載せたり、降ろしたりする場合に車椅子を固定するために、タイヤを押圧固定するタックルブレーキが本体車輪の傍らに設けられている。
【0003】
この介護者が使用するキャリパーブレーキと車椅子を停止固定するためのタックルブレーキをワイヤーで連動させることによって、キャリパーブレーキとタックルブレーキを同時に作動して、わずかな力で本体車輪の制動をより確実にすることができる。
【0004】
しかし、タックルブレーキとキャリパーブレーキとワイヤーで連動させてブレーキレバーを引くと、タックルブレーキのブレーキシューのみが引かれて、操作レバーの基部に設けられたテコとブレーキシューの接点が離れて空隙が生じるために、路面の凹凸が直接操作レバーに伝わり、操作レバーが揺動してカタカタと音を発する原因となっていた。この音は搭乗者に無用の不安と、不快感を与えることから、通常は、キャリパーブレーキとタックルブレーキはワイヤーで連結しないで使用されている。
【0005】
このようにキャリパーブレーキとタックルブレーキをワイヤーで連動させることは、わずかな力で本体車輪を確実に制動させることができることから、連動させることは望ましいものの、不具合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、キャリパーブレーキとタックルブレーキをワイヤーで連結使用しても、タックルブレーキの操作レバーが揺動しないブレーキ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、タックルブレーキのブレーキシューに揺動防止機構を設けることによって、キャリパーブレーキとタックルブレーキをワイヤーで連結して、キャリパーブレーキとタックルブレーキを連動させてもタックルブレーキの操作レバーが揺動せず、静かなブレーキ装置とすることが出来た。
【0008】
本発明の第1の特徴は、タイヤ方向に移動して、該タイヤを押圧するブレーキシューと、該ブレーキシューを移動させるためのテコ部と、該テコの移動を操作するための操作レバーを有する車椅子のブレーキ装置において、該ブレーキを作動させたときに生ずる前記操作レバーの揺動を防止するための揺動防止機構を設けたことを特徴とするブレーキ装置である。操作レバーの揺動を防止する揺動機構を設けたことによって、キャリパーブレーキとタックルブレーキをワイヤーで連結して、制動を掛けてもタックルブレーキの操作レバーが揺動せず、音を発しない静かなブレーキ装置となった。
【0009】
本発明の第2の特徴は、前記揺動防止機構は、箱体とこの箱体に張設された凹凸を有するバネ部材と、箱体内に位置する操作レバーの基部とからなり、バネ部材の凹凸に基部の凸凹が係合するものであることを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置である。揺動防止機構として箱体に設けられたテコの端部に凹部、又は凸部を設け、これに係合する凸部、又は凹部を有する板バネを箱体に張設することによって、テコを常に押圧して操作レバーの揺動を防止することが出来る。
【0010】
本発明の第3の特徴は、前記揺動防止機構は、箱体内に位置する操作レバーの基部に半球状の孔を設け、該孔に球体を用いた押しバネの球体が嵌入することを特徴とする請求項1に記載のブレーキ装置である。箱体内に位置する操作レバーの基部に半球状の孔を設け、箱体の下部に球体を用いた押しバネを装着することによって、操作レバーの基部の半球状の孔に球体が嵌入して、操作レバーの揺動を防止することが出来る。
【0011】
【本発明の実施の態様】
本発明の実施の態様を以下図に従って説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0012】
第1図に示すように、介護用の車椅子における制動装置は、介護者が車椅子10を押しているときに操作するためのブレーキレバー12がハンドル11に設けられている。このブレーキレバー12は、一般にワイヤー13によって車椅子本体10の車輪14に設けられたキャリパーブレーキ16に接続されており、ブレーキレバー12を握り締めることにより、キャリパーブレーキ16によって車椅子本体10の車輪14に制動が掛かる仕組みになっている。さらに、介護者が車椅子10を止めて、搭乗者を載せたり、降ろしたりする場合に車椅子10を固定するためのタックルブレーキ100が本体車輪14のタイヤ15を押接する位置に設けられている。前記キャリパーブレーキ16は本体車輪14の車軸を圧接する位置にそれぞれ設けられている。
【0013】
タックルブレーキ100は、図2に示すように本体車輪14のタイヤ15を押圧・固定するためのブレーキシュー23と、該ブレーキシュー23を移動させるためのテコ22が箱体20内に回動可能に内設されている。前記テコ22の移動を操作する操作レバー21はテコ22の基部28に枢着されている。ブレーキシュー23の中程に設けられた穴24は、車椅子10の後部ハンドルに設けられたブレーキレバー12からのワイヤー13を締結するためのものであり、このワイヤー13によって本体車輪14を制動するキャリパーブレーキ16と連動させることができる。
【0014】
ブレーキレバー12を操作して制動を掛けた場合に、タックルブレーキ100の操作レバー21は図3に示すように、テコ22の山部26とブレーキシュー23の係合部25が係合してブレーキシュー23がタイヤ方向に移動して、本体車輪14のタイヤ15を押圧して車椅子10に制動をかける。しかし、車椅子10を介護者が押しながら、ブレーキレバー12を軽く握ってブレーキ操作を行うと、第4図に示すように、タックルブレーキ100のブレーキシュー23のみが引かれて、ブレーキシューの係合部25とテコ22の谷部27の間に空隙が生ずる結果、ブレーキシューの係合部25を中心にして、テコ22がその谷部27と山部26の間で路面の凹凸などにより揺動する。このためにテコの基部28に軸着された操作レバー21が揺動してカタカタと音を発する原因となる。
【0015】
この操作レバー21の揺動を防止するために、揺動防止機構としてバネ部材29をブレーキシュー23を移動させるためのテコの基部28又は操作レバーの回動部30に配設した。バネ部材29は図5(5−1)及びその拡大図(5−2)に示すように、テコ22の基部28に凹部を設け、これに係合する凸部を設けた板バネを張設することによって、操作レバーの揺動を防ぐことができる。
【0016】
揺動防止機構の別態様として図6に示すように、バネ部材としての板バネ29のブレーキシュー23を移動させるためのテコ22の基部28を凸部として、これに係合する板バネ29の中央部に凹部を設けた板バネを張設することによっても同様の効果を得ることができる。
【0017】
さらに、揺動防止機構の他の例として、図7に示すように球体33を用いた押しバネ34を配設した。操作レバーの回動部30の裏面に半球状の孔31を設け、箱体20の下部から押しバネ34を内設した筒体32を挿嵌する。該筒体32には図8に示すように、球体33が遊嵌されており、球体33は、その下部から嵌挿された押しバネ34で押し上げられている。押しバネ34は筒体32の下ですわり付き止めネジ35で固定されている。この押しバネ34が操作レバー21の基部に設けられた半球状の孔31に押接されている結果、操作レバー21は球体によって常時固定された状態となり、操作レバーの揺動を防止することができる。
【0018】
【発明の効果】
タックルブレーキのテコの端部に凹部、又は凸部を設け、これに係合する凸部、又は凹部を有する板バネを装着することによって、テコを常に押圧して揺動を防止することが出来る。操作レバーの基部に球体を用いた押しバネを装着することによって、操作レバーの揺動を防止することが出来る。操作レバーの揺動を防止する揺動防止機構を設けたことによって、タックルブレーキとキャリパーブレーキとをワイヤーで連結して、制動を掛けても操作レバーが揺動せず、音を発しない静かなブレーキ装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】車椅子の斜視図
【図2】タックルブレーキの側面図
【図3】タックルブレーキの制動状態の側面図
【図4】タックルブレーキの揺動状態の側面図
【図5】板バネを配設したタックルブレーキの部分側面図
【図6】別実施例の板バネを配設した部分を拡大した側面図
【図7】球体と操作レバーの係合の側面図
【図8】球体を用いた押しバネの側面図
【符号の説明】
10:車椅子
100:タックルブレーキ
11:ハンドル
12:ブレーキレバー
13:ワイヤー
14:車輪
15:タイヤ
16:キャリパーブレーキ
20:箱体
21:操作レバー
22:テコ
23:ブレーキシュー
24:ワイヤー締結穴
25:係合部
26:山部
27:谷部
28:基部
29:板バネ
30:操作レバーの回動部
31:半球状の孔
32:筒体
33:球体
34:バネ
35:止めねじ

Claims (3)

  1. 車椅子のタイヤを押圧・固定するブレーキシューと、該ブレーキシューを移動させるためのテコ部と、該テコの移動を操作するための操作レバーを有するタックルブレーキと、車輪に制動を掛けるキャリパーブレーキとをブレーキレバーからワイヤーで連結し前記キャリパーブレーキを作動させたときに生ずる前記タックルブレーキの操作レバーの揺動を防止する揺動防止機構を設けたことを特徴とする、キャリパーブレーキとタックルブレーキをワイヤーで連結した車椅子のブレーキ装置。
  2. タックルブレーキのテコ部の基部に凹部又は凸部を設け、これに係合する凸部又は凹部を設けた板バネをタックルブレーキの箱体に張設した揺動防止機構を有することを特徴とする請求項1に記載のキャリパーブレーキとタックルブレーキをワイヤーで連結した車椅子のブレーキ装置。
  3. タックルブレーキの箱体内に位置する操作レバーの基部に半球状の孔を設け、該孔に球体を用いた押しバネの球体が嵌入する揺動防止機構を有することを特徴とする請求項1に記載のキャリパーブレーキとタックルブレーキをワイヤーで連結した車椅子のブレーキ装置。
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