JP3848074B2 - 原子炉手動操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は原子炉制御棒手動操作装置の信頼性向上とリプレース方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、沸騰水型原子炉において、制御棒の水圧駆動制御を行う原子炉手動操作装置及び位置指示装置にコントローラを適用し、ソフトウェア処理により機能を実現するシステムが提案されている。例えば、Advanced RMCS and RPIS(ICON,71997th International Conference on Nuclear Engineering,Tokyo,Japan,April 19−23,1999)である。また、ソフトウェア処理を前提とした制御棒操作コントーラと位置監視コントローラを具備する制御棒位置監視装置におけるサーベランス機能については、特開平10−319171に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
沸騰水型原子炉(BWR)の既設プラントにおいては、制御棒の駆動方式は水圧駆動が適用されている。したがって、制御棒の水圧駆動制御を行う原子炉手動操作装置及び位置指示装置にコントローラを適用し、ソフトウェア処理により機能を実現するシステムは、既設プラントを前提としている。しかし、上記した従来技術では、ソフトウェア処理により機能を実現するシステムを、原子力プラントに導入する際の具体的な考慮がなされていない。
【0004】
また、制御棒の水圧駆動制御を行うために、現在稼動している従来型のシステムは、その機能を実現するために専用の電子回路、すなわちハードウエアのみで構成されている。しかし、従来型のハードウエアからソフトウェア処理を前提とした制御棒制御監視装置への合理的なリプレースについては、充分な検討がされていない。
【0005】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、従来型のシステムからソフトウェア処理により機能を実現するシステムへのリプレースを容易にする原子炉手動操作装置を提供することにある。また、自動/手動切り替えに応じた制御棒の制御が行なえる原子炉制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、原子炉制御棒の操作装置のソフトウエア化に際して、2重系の範囲を抑制してコンパクト化を図ると共に、制御棒駆動装置の機械系との取合い部は従来のままにして部分的なリプレースを可能にしている。
【0007】
すなわち、駆動シーケンスのタイミングを2重化演算部で処理(決定)する操作制御手段と、該2重化されたデータを別の2重化演算部で受信し互いに交信して所定時間内での論理積を実行し、該論理積が成立するときに該データを択一して送信する伝送制御手段と、該データを受信してプロトコル変換してシリアルの伝送指令を生成し、下流の複数の伝送分岐部にシリアルに伝送する伝送手段と、前記分岐部から分岐して制御棒を駆動する制御棒駆動手段を有している。
【0008】
なお、前記シリアルの伝送指令には、同期ビット、制御棒のアドレス、電磁弁の励磁命令を含んで制御棒毎に弁別されるので、前記制御棒駆動手段、すなわち制御棒駆動機構のインターフエースを従来と同様にできる効果がある。
【0009】
制御棒位置監視システムも基本的に同様の構成となる。位置入力装置は位置検出機構からの制御棒位置を入力し、各位置入力装置を分岐部を経由して接続した位置伝送手段は位置信号をさらに上流に送信し、演算部で互いに交信することにより分配され、2重系の位置監視装置でソフトウエア処理した制御棒位置の一方を表示している。ここでも、位置検出装置、すなわち位置検出機構のインターフエースは従来と同様である。
【0010】
また、本発明の原子炉手動操作装置は、前記制御棒制御装置は前記2重化されたマイコンの演算部を持つ制御盤によって一新するとともに、前記制御棒駆動装置の制御盤中で前記プロトコル変換を行なう伝送装置のみを部分的に更新していることを特徴とする。また、制御棒位置監視システムも同様で、制御棒監視装置の盤は一新し、位置入力装置の盤は位置伝送装置のみが更新されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。各図を通して、同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0012】
図1に、本発明の一実施例による原子炉手動操作装置のシステム構成を示す。原子炉1内には原子炉出力に対応した数の制御棒2が、例えば1100MWe級の原子力プラントでは185本が設置され、原子炉の出力制御に用いられる。
【0013】
制御棒制御系の制御棒駆動装置3は、制御棒1本毎に対応したカードとしての電磁弁駆動回路31のトランジスタ接点により、制御棒駆動機構21に取り付けられた4つの方向制御電磁弁の開閉を制御する。制御棒2は水圧に応じてノッチ(機械的にロックされる制御棒の移動単位)または連続での挿入、あるいは引抜が行われる。
【0014】
この操作は、中央操作盤(中操)の主盤に設置された表示・操作装置72及びスイッチ・ランプ回路73を用いて行われる。例えば、タッチオペレーション機能を有する表示・操作装置72には、全炉心の制御棒選択スイッチが表示され、タッチ操作により操作対象の1本が選択される。その後、ハードスイッチとしてのスイッチ・ランプ回路73のスイッチにより、ノッチ操作の場合は制御棒監視装置6からの情報である位置情報を見ながら任意の時間、挿入または引抜のスイッチを押下する。また、連続挿入操作の場合は緊急挿入のスイッチを押下し、連続引抜操作の場合は連続引抜スイッチと引抜スイッチを同時操作する。
【0015】
以上の操作情報は、表示制御装置71を介して制御棒制御装置4にデータ伝送され、2重化された演算部としての各々の操作制御手段41で中性子計装系等の関連系統から入力されたインターロック信号により、制御可能か制御阻止かの判定がなされた後、操作情報に基づいて方向制御電磁弁の開閉制御のためのタイミングシーケンスパターンとしての操作命令が出力される。
【0016】
このタイミングシーケンスパターンに基づいて、伝送制御手段42で操作対象制御棒のアドレス情報、方向制御弁の励磁情報(引抜供給弁励磁命令,挿入弁励磁命令,引抜排出弁励磁命令)を命令ワードとする伝送データのフレームが生成される。伝送データのフレームは、2重化された伝送制御手段42a,bの間で相互伝送され、パラメータ比較により一致した場合には、各伝送制御手段42a,bから制御棒駆動装置3の伝送装置32に高速でサイクリック伝送される。
【0017】
伝送装置32では、受信した伝送データをプロトコル変換し、下流側伝送の専用のプロトコルとしての伝送フレーム内に伝送の同期ビット情報と、制御棒と1:1の関係にある電磁弁駆動回路を識別するアドレス情報と、電磁弁の励磁情報を含んで制御棒毎のシリアル信号にし、例えば制御棒1本毎に対応したカードを備える電磁弁駆動回路31に伝送する。電磁弁駆動回路31は、シリアル信号に含まれる操作対象制御棒のアドレス情報に対応するカードを選択する。電磁弁駆動回路31は、同じくシリアル信号に含まれる方向制御弁の励磁情報(引抜供給弁励磁命令,挿入弁励磁命令,引抜排出弁励磁命令)により、方向制御電磁弁の開閉を制御するためのトランジスタ接点信号を出力する。
【0018】
次に、制御棒監視系について説明する。制御棒2の位置検出機構22は、ノッチの偶数位置を示す25個のリードスイッチ他、合計54個のリードスイッチを有し、それらの接点信号が11芯のケーブルに対応したコード化された情報として、位置入力装置5の位置入力回路51に入力される。
【0019】
この位置情報は、位置伝送装置52が有している全炉心の制御棒座標マップに基づき、制御棒毎に対応した位置入力回路51のレジスタのアドレスにプロトコル変換された後、シリアル信号としてアクセスされ、コード化されたリードスイッチの情報が取り込まれる。この位置情報は、2重化された伝送制御装置62にデータ伝送され、2重化された演算部としての位置監視装置61に取り込まれる。さらに、表示制御装置71に伝送され、画面データとして編集された後、中操の主盤に設置された表示・操作装置72等に位置表示される。
【0020】
上記の操作及び状態表示は、中操の主盤に設置された表示・操作装置72及びスイッチ・ランプ回路73を用いて行われる。なお、制御棒制御装置4または制御棒監視装置6の盤内にも、中操と同様機能の表示制御装置8及び表示・操作装置9が実装されていて、これらの利用も可能である。
【0021】
図2に、演算部の制御指令データの一例を示す。本例は1ノッチ操作の場合である。1ノッチ引抜操作は、制御棒監視装置6からの情報である位置情報を見ながら任意の時間、引抜のスイッチが押下される。この情報は2つの系から成る操作制御装置4の演算部に入力され、1ノッチの制御棒の引抜きに対応した方向制御電磁弁の開閉制御のための制御棒駆動タイマのシーケンス動作が開始する。
【0022】
(a)は1ノッチ引抜操作の例で、シーケンスは現在の位置で機械的にラッチされた状態からラッチを外すために、あらかじめ決められた短時間の挿入タイマが動作する。次いで、1ノッチに対応した引抜タイマが動作する。さらに、制御棒位置を機械的にラッチさせるためのセトルタイマが動作する。
【0023】
このように、一連のシーケンスではソフトウェアによりタイミイグ制御される。(b)のように、挿入タイマ、引抜タイマ、セトルタイマが動作している時間だけ、操作対象制御棒のアドレス情報に対応した、方向制御弁の励磁情報(引抜供給弁励磁命令,挿入弁励磁命令,引抜排出弁励磁命令)がメモリ上にセットされる。
【0024】
以上の動作は、連続引抜等の他の操作パターンについても同様であり、操作パターンに応じて、機械系の動作が可能なように制御棒駆動タイマのシーケンス動作が定められており、同様に、ソフトウェアによりタイミイグ制御されて方向制御弁の励磁情報がメモリ上にセットされる。
【0025】
図3に、一実施例による制御棒操作制御システムのハードウェア構成を示す。制御棒制御装置4の2重化された演算部である操作制御手段41a,bと、その各々に伝送制御手段42a,b及び伝送制御手段42c,dが接続される。
【0026】
制御棒駆動機構21の関連機器は2グループに分けられ、原子炉を中心にプラントの反対エリアにそれぞれ配置されている。このため、ケーブル接続上、制御棒駆動装置3も2つのグループに分けられて配置されている。制御棒駆動装置3を実装する盤の構成は後述する図17に示す通りで、実際のプラントにおいてはAグループとBグループの配置に分けられる。
【0027】
図3では、伝送制御手段42a,42cから2つの光伝送ラインによる制御棒駆動装置3の一方のグループへの伝送のみを示している。実際には、伝送制御手段42b,42dからの光伝送ラインによる制御棒駆動装置3の別のグループとの接続も存在する。送受信ポート付き伝送装置321は伝送制御手段42からのデータを受信すると、プロトコル変換を行い、下流側伝送の専用のプロトコルとしての伝送フレーム構成を有するシリアル信号にして、マルチドロップで接続された各電磁弁駆動回路31へ送信する。伝送装置322a〜322nは伝送装置321からの信号を下流の伝送装置に中継するとともに自身のグループに属する複数の電磁弁駆動回路に分配接続する分岐部である。以下では、操作制御手段41と伝送制御手段42a,42cから、制御棒駆動装置3の1つのグループへの伝送方式について説明する。
図4に、伝送制御装置の内部メモリと系間接続を示す。伝送制御手段42a(1系)と42c(2系)はそれぞれ内部メモリを有している。伝送制御手段42aの内部メモリには、自系の演算部の制御指令データである1系伝送データと、伝送制御手段42cの内部メモリから系間接続を介して伝送された制御指令データである2系伝送データが記憶される。
【0028】
これら2つの系の伝送データは、伝送制御手段42a,cの演算部で論理的には2つの制御指令データのAND(積論理)処理が実行され、具体的には各々非同期で生成されたデータであるがゆえに、非同期によるズレを除きデータ内容が一致していると判断されれば、42a,cの一方が択一され、伝送制御手段42aに接続された光伝送ラインを通して、伝送装置321へ、例えば、HDLCの通信プロトコルでサイクリックに光伝送される。
【0029】
このAND論理により、例えば、上流側の演算部に異常が発生した場合には、伝送データが伝送装置321へ送信されないことになる。この場合、本実施例ではバイパス操作が行なわれ、正常な片系で生成した制御指令データである伝送データを用いて、ポート付き伝送装置321へ送信する。バイパス情報は伝送装置321でも監視され、バイパス操作に応じて伝送されたデータの監視が行なわれる。
【0030】
2つの送受信ポートが設けられたポート付き伝送装置321は、2つの伝送制御手段42a,cで択一された系で伝送されたデータ(命令ワード)あるいはバイパス操作に応じて伝送されたデータを受信する。受信された命令ワードは、プロトコル変換処理が行われた後、マルチドロップ方式で接続された下流側の伝送装置322a〜n及び電磁弁駆動回路31a1〜31anに、シリアル信号として伝送される。
【0031】
図5に、1系のAND(積論理)処理のフローチャートを示す。1系伝送データを内部メモリにセットし(s101)、系間接続経由で1系データを2系に送信し(s102)、系間接続経由で2系データを受信し(s103)、1系伝送データと2系伝送データを比較する(s104)。比較の結果、1系伝送データと2系伝送データが一致すれば、タイマストップ、タイマ値クリアをし(s105−(1))、データが不一致でタイマ停止中であればタイマスタートし(s105−(2))、データ不一致でタイマ動作中であればタイマ継続する(s105−(3))。
【0032】
次に、タイマ値とあらかじめ設定された規定時間を比較し(s106)、タイマ値が規定時間内であれば1系伝送データを伝送装置321に送信する(s107−(1))。タイマ値が規定時間を超過していれば、異常処理を行なう(s107−(2))。すなわち、図4の伝送制御手段42aに接続された伝送ラインを通して、伝送装置321へ1系伝送データが伝送される。この場合、伝送制御手段42cに接続された伝送ラインにはデータが送信されない。規定時間内に1系伝送データと2系伝送データが一致しない場合、1系の演算部に異常が伝送され、自己診断処理により警報出力がされる。上記一連のAND処理は、2系においても同様に実行される。
【0033】
図6に、制御棒制御装置と制御棒駆動装置間を伝送する伝送データのフオーマットを示す。伝送制御手段42a〜伝送装置321間で、このフオーマットによるデータが、例えばHDLCの通信プロトコルでサイクリックに光伝送される。このフオーマットは、伝送制御手段42aから伝送装置321への伝送データと、その逆方向の伝送データを含んでいる。
【0034】
伝送制御手段42aから伝送装置321への伝送データには、例えば、表示・操作装置72及びスイッチ・ランプ回路73での操作に基づき、制御棒駆動機構21の方向制御電磁弁を制御するための命令ワードと、全制御棒の方向制御電磁弁を順次断線チェック等するためのテストワードが含まれている。
【0035】
また、逆方向の伝送データには、命令ワードの選択制御棒に対応した状態情報として、フレーム内に、制御棒のアドレスを示すビット情報や方向制御電磁弁の励磁状態を示すビット情報等を有する確認ワードと、全制御棒の座標マップ情報に基づいてスキャンして取り込まれた制御棒駆動機構21のスクラム動作に関わる機器の状態情報を有するスキャンワードが含まれる。
【0036】
図7に、伝送装置と電磁弁駆動回路間のシリアル信号のフレーム構成を示す。命令ワードのフレーム内は、基本的に伝送の同期をとるための同期ビット,制御棒のアドレスを示すビット情報、方向制御電磁弁の励磁命令を示すビット情報を含んでいる。
【0037】
確認ワードも同様なフレーム構成であり、フレーム内は、基本的に伝送の同期をとるための同期ビット,制御棒のアドレスを示すビット情報,方向制御電磁弁の励磁状態を示すビット情報,制御棒駆動機構21のスクラム動作に関わる機器の状態情報などから構成される。
【0038】
図8に、ポート付き伝送装置321の回路構成を示す。シリアル信号のフレームは、ポート付き伝送装置321によるプロトコル変換処理がなされる。たとえば、HDLCプロトコルによる伝送制御手段42aからの伝送データは、光伝送ポートで受信された後、通信インタフェースを介してRAMメモリに転写される。このメモリ上の関連データは、バイト等のデータ単位で決められた周期タイミングで、プロトコル変換回路に転送される。プロトコル変換回路では、シリアル信号のフレーム構成に合わせて、ビット情報の配列が再構成される。このプロトコル変換されたデータは、シリアル信号として下流側の伝送装置322a,...322n及び電磁弁駆動回路31a1,...31anに伝送される。
【0039】
ここで、ポート付き伝送装置321におけるプロトコル変換について説明する。図9は送信部の構成、図10は受信部の構成を示す。伝送装置321のプロトコル変換・シリアル伝送処理は、ポート付き伝送装置321のROMに格納されたプログラムに基いて、MPUで実行される。図11は、このプログラムを処理フローで表わしたものである。
ポート付き伝送装置321の下流側にあって、自身のグループにマルチドロップ接続されて属する電磁弁駆動回路への分配と、さらに下流の伝送装置に中継する機能を有する伝送装置322a...322nは、第10図に示すのと同様のシリアル伝送ポートを3つ有しており、上流からの制御命令としての命令ワードはそのうちの1つのポートを介して受信され、分配回路を通し、他の1つのポートを介して自身のグループに属する複数の電磁弁駆動回路に分配送信されるとともに、もう1つのポートを介して下流側の伝送装置322へ送信される。
【0040】
また、逆方向の伝送データである確認ワードとスキャンワードは、3つのシルアル伝送ポートのうちの1つのポートを介して、自身のグループに属する複数の電磁弁駆動回路から受信されるとともに、他の1つのポートを介して下流側の伝送装置から受信され、合成(論理的にはOR)回路を通し、もう1つのポートを介して上流側の伝送装置322または321へ送信される。
【0041】
まず、上記の図8の322aと同一回路へ送信の場合は、第n制御棒を指定されると(s201)、制御番号の行・列アドレスに対応するRAMより、第n制御棒への方向制御弁励磁命令コードを取り込み(s211)、シフトレジスタに列アドレス、行アドレス、方向制御弁励磁命令コードをセットする(s212)。そして、該シフトレジスタから、322aと同一回路シリアルに送信し(s213)、応答受信待ちタイマーがスタートする(s214)。
【0042】
すなわち、制御棒毎の方向制御弁励磁命令コードが、図7に示した伝送データフォーマットに対応したシフトレジスタに、クロックサイクルのあるタイミングで同時ロードされるとともに、クロック動作に応じて要素としてのビットデータがシフトされ、シリアル信号として322aと同一回路へ送信される。
【0043】
一方、322aと同一回路から受信の場合は、応答を受信すると、応答受信待ちタイマを停止し、シフトレジスタより列アドレス、行アドレス、方向制御弁励磁応答の取り込みを行なう(s221)。そして、制御棒番号の行・列アドレスに対応するRAMに、方向制御弁励磁応答を格納し(s222)、次制御棒を指定してs211に戻る(s223)。なお、応答受信がなく、応答受信待ちの規定時間を超えると異常処理が行なわれる(s224)。
【0044】
このように、図7に示した伝送データフォーマットのシリアル信号がクロック動作に応じて、順次、シフトレジスタに取り込まれるが、同期ビット検出回路により伝送データフォーマットに対応したデータがシフトレジスタにセットされたタイミングで、伝送データフォーマットに対応して意味のあるデータが、ポート付き伝送装置321のRAM上に制御棒毎に対応して、制御棒毎の方向制御弁励磁命令コードとして格納される。
【0045】
この伝送分岐部に伝送されるシルアル信号は、ソフトウェア処理を全く含むことなく構成された専用の電子回路と互換性のあるデータ構成を有しているので、制御棒駆動機構21とのインタフェースを従来と同一にできる。言い換えれば、インタフェースのプロトコルを従来型と同一としている。
【0046】
プロトコル変換伝送処理では、全制御棒に対応して順次、送信処理と受信処理を実行するとともに、下流側からの応答受信待ちの規定時間を超過した場合には、異常処理が実行される。その異常情報は上流側の演算部に伝送され、自己診断により警報出力がされる。
【0047】
本発明のシステムは、2重化された演算部の各々で制御指令データが生成され、積論理演算により1つの制御指令データが選択されて、最終的に各制御棒毎の駆動制御に用いられることを基本思想としているが、2重化された部分の異常を想定して片系のバイパスによる1つの系による制御指令データが生成と各制御棒毎の駆動制御機能も有している。
【0048】
図12は、伝送制御手段42におけるバイパス機能を示している。バイパススイッチは制御棒制御装置4内に設けられ、バイパススイッチの選択状態は1系の伝送制御手段42aと2系の伝送制御手段42cに(同様に42bと42dにも)取り込まれる(s311)。バイパススイッチの選択は、強制送信要求入力を意味し、システムが正常である通常状態ではニュートラル位置にあり、どちらの系も強制送信要求入力信号を取り込まず(s312−(1))、AND(積論理)処理が行なわれる。
【0049】
ここで、操作制御手段41a(1系)に異常が発生した場合を考える。異常の発生は、自己診断により検出して警報出力がされ、運転員に認識される処となり、バイパス操作(2系に対する強制送信要求入力)が行われる。2系に対する強制送信入力処理は、2系の伝送制御手段42cに取り込まれ、図4に示す内部メモリの2系伝送データのみが、伝送制御手段42cに接続された伝送ラインを介して、伝送装置321へ伝送される。
【0050】
この伝送制御手段42a及び42c(同様に42b及び42d)に設定されるバイパス状態は、図13(b)に示すように、ポート付き伝送装置321でも監視される。通常状態では1系からの受信状態が1系受信監視タイマーによって監視され(s321)、サイクリック伝送による定周期で伝送データが更新される場合、この監視タイマーはリスタートを繰り返すことになる(s322−(1))。
【0051】
操作制御手段41aに異常が発生した場合、1系伝送データは中断されることになり、監視タイマーはタイムアップする(s322−(2))。この条件で、2系受信監視タイマーがスタートし(s331)、2系としての受信データを確認した時点より、2系受信監視タイマーのリスタートを繰り返すことになる(s322−(1))。この1系受信監視と2系受信監視はタスキ掛けになっており、たとえば、2系の強制送信要求入力位置からニュートラル位置にスイッチ選択が復旧された時点で、1系伝送の監視にもどる。
【0052】
図14に、制御棒位置監視システムの構成を示す。制御棒監視装置6では、2重化された演算部である位置監視装置61a,bの各々に、伝送制御装置62a,b及び伝送制御装置62c,dが接続される。
【0053】
制御棒駆動機構21の関連機器は、上述のように2グループに分けられ、ケーブル接続上、位置入力装置5も2つのグループに分けられて配置されることが多い。このグループ化された位置入力装置5と光伝送する伝送制御装置62も、伝送制御装置62a(1系),c(2系)のグループと伝送制御装置62b(1系),d(2系)のグループに分けられる。
【0054】
伝送制御装置62a(1系),62c(2系)には、図4と同様の内部メモリを有し系間接続がされている。伝送制御装置62aの内部メモリには、2つの送受信ポートが設けられた位置伝送装置521から伝送制御装置62aに接続された光伝送ルートで、図6に示す伝送データのフオーマットで、制御棒位置情報としてのコード化されたリードスイッチ情報が位置ワードとして、例えばHDLCの通信プロトコルでサイクリックに光伝送される。
【0055】
伝送制御装置62aの内部メモリには、位置ワードとしての1系伝送データが記憶されるとともに、系間接続を介して伝送制御装置62cの内部メモリにも記憶される。
【0056】
上記の位置伝送装置521から伝送され、1系の伝送制御装置62aと2系の伝送制御装置62bの内部メモリに記憶された位置ワードとしてのデータは、1系の位置監視装置61aと2系の位置監視装置61bの各々の演算部に読み取られ、各々の内部メモリに記憶される。
【0057】
本実施例の制御棒監視装置及び位置入力装置では、制御棒制御装置及び制御棒駆動装置と基本的なデータの流れが逆であるが、2重化された位置監視の演算部で、単一系の伝送装置52−位置入力回路51からの位置情報を分配して処理することを基本思想としているので、2重化された部分の異常を想定して、片系のバイパスによる1つの系による制御棒位置データの処理を可能とするバイパス機能は同様である。
【0058】
バイパススイッチは制御棒位置監視装置6内に設けられ、図12に示すのと同様の機能で、バイパススイッチの選択状態は1系の伝送制御手段62aと2系の伝送制御手段62cに(同様に62bと62dにも)取り込まれる。バイパススイッチの選択は、強制送信要求入力を意味し、システムが正常である通常状態ではニュートラル位置にあり、どちらの系も強制送信要求入力信号を取り込まず、伝送制御手段62aに接続された光伝送ラインを通して伝送装置521から伝送されたデータが、伝送制御手段62aで受信され、伝送制御手段62aと伝送制御手段62cとの交信により伝送制御手段62cにも受信される。
【0059】
ここで、位置監視手段61a(1系)に異常が発生した場合、異常の発生は、自己診断により検出して警報出力がされ、運転員に認識される処となり、バイパス操作(2系に対する強制送信要求入力)が行われる。2系に対する強制送信入力処理は、2系の伝送制御手段62cに取り込まれ、伝送制御手段62cに伝送装置521と接続された光伝送ラインを通して、図15に示す位置ワードとしてのデータが伝送制御手段62cで受信され、内部メモリに記憶される。
【0060】
この伝送制御手段62a及び62c(同様に62b及び62d)に設定されるバイパス状態は、図13(b)に示すのと同様に、伝送装置521でも監視され、1系と2系の光伝送ラインの選択が行われる。
【0061】
一方、位置入力装置5側の位置伝送装置521では、内部メモリに記憶される全制御棒の座標マップ情報に基づいて順次スキャンされ、基本的に伝送の同期をとるための同期ビット,制御棒のアドレスを示すビット情報を含む、図16に示すフレーム構成のプローブワード(位置情報)として、マルチドロップ方式で接続された伝送装置52,位置入力回路51の下流側からシリアル信号として伝送される。
【0062】
プローブワード(位置情報)のフレーム構成は、基本的に上述の命令ワードと同様である。位置入力回路51,伝送装置52の下流側からシリアル信号として送信されたプローブワード(位置情報)の伝送フレームは、位置伝送装置521にてプロトコル変換処理が行われ、上位の伝送制御装置62へ送信される。
【0063】
このプロトコル変換処理は、制御棒制御システムの場合と同様に、図16に示した伝送データフォーマットのシリアル信号がクロック動作に応じて順次シフトレジスタに取り込まれ、同期ビット検出回路により伝送データフォーマットに対応したデータがシフトレジスタにセットされたタイミングで、伝送データフォーマットに対応して意味のあるデータが伝送装置521のRAM上に、たとえば制御棒毎の11芯のケーブルに対応したコード化された位置情報として、H軸プローブデータ、V軸プローブデータのコードが格納される。
【0064】
上記の一連のプロトコル変換・シリアル伝送処理は、位置伝送装置521のROMに格納されたプログラムの制御によりMPUで実行される。このH軸プローブデータ、V軸プローブデータは、MPUの制御により54個のリードスイッチの接点信号としての位置ワードに変換される。
【0065】
位置監視装置61a、61bでは、位置伝送装置52より伝送された同一位置情報としての制御棒位置データが各々の内部メモリに記憶されており、さらに各々独立の処理により、さらに上位の表示制御装置71、8に伝送され、論理的には2つの位置データの非同期OR(和論理)処理される。具体的には、例えばあらかじめ定義したマスター/スレーブの優先制御により自己診断による異常が検出されない場合はマスター系のデータを、マスター系に異常が検出された場合はスレーブ系のデータを選択することにより、択一された位置データが表示・操作装置72、9に表示される。
【0066】
以上、本実施例による原子炉手動操作装置によれば、2重化された演算部を持つ制御棒制御装置を備えているので、制御指令を2重化し、その論理積の演算結果に基いて出力するので、システムの信頼性を向上できる。さらに、論理積が成立しない異常時に、バイパス処理によって正常な一方のみを出力するので、処理効率を向上できる。さらに、伝送制御手段にプロトコル変換を行なって制御棒毎の対応をとるので、制御棒駆動装置とのインターフエースが容易である。
【0067】
次に、本実施例に基く盤構成のリプレース(設備更新)について説明する。まず、従来の盤構成を説明する。従来型のシステムは、専用の電子回路で実現しており、それを実現するカード(プリント基板)は39種類程度である。
本実施例の表示・操作装置72及びスイッチ・ランプ回路73に相当する制御棒選択操作パネルは、トランスミッタ・カード、データ・ドライバ・カード、抵抗カード、ダイオード・アレイ・カード、フル・コア・LED(A〜C)・カードから構成されている。一方、本実施例では、例えばタッチオペレーション機能の表示・操作装置をベースとした異なるハードウェアで実現しており、リプレースには関連ハードウェアの一式が対象となる。
【0068】
制御棒制御装置4に相当するところは、例えば入力アイソレータ・カード、動作制御(A・B)カード、駆動タイマ・カード、アナライザ(A〜D)カード、フォールトマップ(A〜C)カード、出力アイソレータ(A〜C)カードから構成されている。ここで、駆動タイマ・カードは、制御棒の挿入あるいは引抜のための方向制御電磁弁の開閉のシーケンスタイミングを発生させるものである。一方、本実施例では演算部をベースとした、異なるハードウェアにより実現しており、リプレースは関連ハードウェア一式を対象とする。
【0069】
制御棒駆動装置3に相当するところは、例えば、ブランチ・ジャンクション・カード、トランスポンダ・カードから構成されている。本実施例では、上位との伝送装置以外は従来のシステムと同一にしており、後述するリプレース方式の適用が可能である。
【0070】
表示制御装置8に相当するところは、例えば、バッファ・カード、ディスプレイ・クロック・カード、ソース・セレクタ・カード、データ・メモリ・カード、ファイル・モニタ・カード、ランプ・テスト・PI・カード、抵抗・カードから構成されている。本実施例では、演算部をベースとした異なるハードウェアにより実現しており、リプレースは関連ハードウェア一式を対象とする。
【0071】
制御棒監視装置6に相当するところは、例えば、ファイル・インタフェース・カード、スキャン・コントロール・カード、サンプリング・バッファ・カード、コンピュータ・メモリ・カード、アイソレート・ラッチ付DOカード、プローブ・データ・プロセッサ・カードから構成されている。本実施例では、演算部をベースとした異なるハードウェアにより実現しており、リプレースは関連ハードウェア一式を対象とする。
【0072】
位置入力装置5に相当するところは、例えば、ファイル・コントロール・カード、プローブ・マルチプレクサ・カードから構成されている。本実施例では、上位との伝送装置以外は従来のシステムと同一にしており、後述するリプレース方式の適用が可能である。
【0073】
このような従来構成に対して、本実施例の構成を導入する場合に、沸騰水型原子炉(BWR)の制御棒駆動装置の方式は、基本的に不変であることを前提にする。計装制御システムにおける既設設備のリプレースにおいては、既設の制御盤一式を新規の制御盤に置き換えるのが一般的である。
【0074】
しかし、本実施例のシステムでは、上述のように制御棒駆動機構21を駆動する電子回路部31及び制御棒位置を入力する電子回路部51を従来型と同一にしているので、既設設備に合わせて、制御盤の部分リプレースが可能になる。すなわち、本実施例のシステムでは、基本的に制御棒駆動装置を駆動する電子回路部を実装している制御盤(駆動補助盤)は、技術的には更新しなくても良い。
【0075】
図17に、本実施例によるリプレース後のシステム全体の盤構成を示している。制御棒制御装置4と制御棒監視装置6は演算装置をベースとする2重系で、全て新規の盤を示している。制御棒駆動装置3に相当する駆動補助盤と、位置入力装置5に相当するマルチプレクサ盤は、配置Aと配置Bの2つのグループに分かれている。それぞれの盤内では、ポート付き伝送装置321とポート付き位置伝送装置521のみが新規に導入され、制御棒制御装置4及び制御棒監視装置6と伝送ラインで接続される。
【0076】
以下、制御棒駆動装置3を駆動する電子回路部を実装している制御盤(駆動補助盤)を例に、2通りのリプレース方法を説明する。制御棒位置を入力する電子回路部を実装している制御盤(マルチプレクサ盤)についても同様である。
【0077】
第一の方法は、制御棒駆動装置3を駆動する電子回路部を実装している制御盤において、電子回路部を含む制御盤一式の更新ではなく、上流の演算部とデータ伝送でインタフェースするための電子回路部(図1のシステム構成図において、伝送制御部と電磁弁駆動回路)を更新する(基本的に制御盤筐体と電気回路部を除く)ケースである。
【0078】
図18は駆動補助盤の実装構成図を示す。トランスポンダユニット内に実装される電子回路部としてのプリント基板一式を、321,32a1,32a2,・・32an,322a,32b1,32b2,・・32bn,・・として新規製作したものに更新する。
【0079】
図19はマルチプレクサ盤の実装構成図を示す。盤実装上は機能を実現するためのカードを収納し、カードへの電源電圧の供給とカード間の電気信号の接続を行うユニットが存在し、ここでは従来のシステムとしてマルチプレクサユニットと呼んでいるユニット内に実装される電子回路部としてのプリント基板一式を、521,52a1,52a2,・・52an,522a,52b1,52b2,・・52bn,・・として新規製作したものに更新する。
【0080】
第二の方法は、制御棒駆動装置3を駆動する電子回路部を実装している制御盤のうち、ポート付き伝送装置のみを更新するケースである。この方法では、図18の制御棒駆動装置盤の実装構成図において、ポート付き伝送装置321に相当し、トランスポンダユニット内に実装される電子回路部としてのプリント基板321のみを、新規製作したものに更新する。
【0081】
同様に、図19の位置入力装置盤において、マルチプレクサユニット内に実装される電子回路部としてのプリント基板521のみを新規製作したものに更新する。これによれば、制御盤筐体と電子回路部のリフレッシュを実施しないので、低コストでリプレースできる。
【0082】
次に、本発明の原子炉制御装置の実施例を説明する。上記の実施例では、制御棒の水圧駆動を前提とした原子炉手動操作装置について述べている。制御棒駆動装置はディジタルのON/OFF信号により制御されている。そこで、上記の実施例は手動操作のみならず自動操作も可能で、モータのON/OFF制御で微駆動する制御棒制御装置にも適用することができる。
【0083】
沸騰水型原子炉(BWR)における制御棒制御のインターロックとしては、1本の同時駆動しか許可していない。したがって、ソフトウェア処理により機能を実現する演算部を含まず、電子回路のみで機能を実現する従来型システムにおける制御指令のデータフレームは、制御棒1本のデータしか有しておらず、方向制御電磁弁を駆動制御する電子回路で制御出力信号のホールドをしていない。一方、改良型沸騰水型原子炉(ABWR)における制御棒制御のインターロックとしては、複数本の同時駆動(ギャング駆動)が許可されている。
【0084】
本発明の制御棒制御装置には以下の二つの方式が考えられる。第一の方式は、制御指令データのフレームには同時駆動本数分のデータを伝送できるようにするとともに、例えば方向制御電磁弁を駆動制御する電子回路で制御出力信号をホールドし、駆動対象回路の仕様に合わせて駆動回路を構成する。
【0085】
第二の方式は、制御指令データのフレームは同時駆動1本分のデータを伝送できるようにしかしない。そして、同時駆動本数分のデータをソフトウェア演算でサイクリックに伝送フレームに載せるとともに、例えば方向制御電磁弁を駆動制御する電子回路で制御出力信号を同時駆動本数分ホールドし、駆動対象回路の仕様に合わせて駆動回路を構成する。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、2重化された演算部でのソフトウェア処理によりシステムの機能の向上を図るとともに、各制御棒毎の制御棒駆動装置を駆動する手段と制御棒駆動機構とのインタフェースを、専用の電子回路から構成された原子炉手動操作装置の場合と同一にしたため、部分的なリプレースを可能とし、システム機能の高度化を低コストで実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による原子炉手動操作装置の構成図。
【図2】制御棒操作のタイムチャート。
【図3】制御棒操作制御システムのハードウェア構成の一実施例を示すブロック図。
【図4】伝送制御装置(42)の内部メモリと系間接続を示す構成図。
【図5】AND(積論理)処理を示すフローチャート。
【図6】伝送制御装置〜伝送装置間の伝送データテーブルの説明図。
【図7】伝送装置〜電磁弁駆動回路間のシリアル信号のフレーム構成の説明図。
【図8】伝送装置(321)の構成図。
【図9】伝送装置(321)のプロトコル変換の送信部の構成図。
【図10】伝送装置(321)のプロトコル変換の受信部の構成図。
【図11】プロトコル変換伝送処理のフローチャート。
【図12】伝送制御装置(42)のバイパス処理手段を示す構成図。
【図13】バイパス処理のフローチャート。
【図14】制御棒位置監視システムのハードウェア構成の一実施例を示すブロック図。
【図15】制御棒位置監視システムにおける伝送制御装置〜伝送装置間の伝送データテーブルの説明図。
【図16】伝送装置〜位置入力回路間のシリアル信号のフレーム構成の説明図。
【図17】本実施例によるリプレース後のシステム全体の盤構成図。
【図18】制御棒駆動装置盤の実装構成図。
【図19】位置入力装置盤の実装構成図。
【符号の説明】
1…原子炉、2…制御棒、21…制御棒駆動機構、22…位置検出機構、3…制御棒駆動装置、31…電磁弁駆動回路、32…伝送装置、321…ポート付き伝送装置、4…制御棒制御装置、41…操作制御手段、42…伝送制御手段、5…位置入力装置、51…位置入力回路、52…位置伝送装置、521…ポート付き位置伝送装置、6…制御棒監視装置、61…位置監視装置、62…伝送制御装置、71…表示制御装置、72…表示・操作装置、73…スイッチ・ランプ回路、8…表示制御装置、9…表示・操作装置。

Claims (5)

  1. 制御棒を電磁弁駆動による水圧で制御する沸騰水型原子炉の手動操作装置において、
    手動の操作情報による駆動シーケンスのタイミングからシーケンスパターンを生成する2重化された演算部をもつ操作制御手段と、該シーケンスパターンに基づいて操作対象制御棒毎の命令コードを作成するとともに、該命令コードの各々を2重化された別の演算部で相互に交信して、予め決められた時間ずれ内での論理積を求め、一致した場合に択一した命令コードを伝送する伝送制御手段と、該命令コードを受信してプロトコル変換し、下流の複数の伝送分岐部に制御指令として伝送する、制御棒番号毎に制御信号を取り込み、シリアル送信し、応答信号待ちの処理を行う伝送装置と、該伝送分岐部から分岐して1本毎の制御棒駆動装置を駆動する専用電子回路の電磁弁駆動回路を設け、
    前記伝送装置のプロトコル変換伝送処理は、前記伝送制御手段から受信した命令コードに含まれる制御棒番号を指定すると、制御棒毎に対応する電磁弁駆動回路を識別するアドレス情報と電磁弁の励磁情報を予め命令コードに対応させて格納している記憶手段から読み出し、シリアル信号に変換して下流に送信すると共に下流からの応答を受信し、下流からの応答が受信待ちの規定時間を超過した場合は異常処理を行うことを特徴とする原子炉手動操作装置。
  2. 請求項1において、
    前記伝送制御手段は、前記命令コードの一方が異常な場合に出力される強制送信要求に応じて、他方の命令コードのみを出力するバイパス手段を設けていることを特徴とする原子炉手動操作装置。
  3. 請求項1または2において、
    制御棒毎に設けられた位置検出機構のコード化された複数のオン/オフ信号を入力する位置入力回路と、該複数の位置入力回路から上流の伝送分岐部にシリアル信号としての位置情報を伝送し、該位置情報をさらに上流にデータ伝送する位置伝送装置と、該データを受信して2重化された演算部で相互に交信して、制御棒位置情報を2重化された別の演算部でソフトウェア処理する位置監視装置と、2重化された制御棒位置データから選択して表示する手段を含む制御棒位置監視装置を設けたことを特徴とする原子炉手動操作装置。
  4. 制御棒を電磁弁駆動による水圧で制御する沸騰水型原子炉の手動操作装置において、
    手動の操作情報からシーケンスパターンを生成する2重化された演算部をもつ操作制御手段と、該シーケンスパターンに基づいて操作対象制御棒毎の命令コードを作成するとともに、該命令コードの各々を2重化された演算部で相互に交信して論理積を求め、一致した場合に択一した命令コードを伝送する伝送制御手段を含む制御棒制御装置としての盤と、
    前記命令コードを受信してプロトコル変換し、下流の複数の伝送分岐部に制御指令として伝送する、制御棒番号毎に制御信号を取り込み、シリアル送信し、応答信号待ちの処理を行うとともに下流からの応答が受信待ちの規定時間を超過した場合は異常処理を行う伝送装置と、該伝送分岐部から分岐して1本毎の制御棒駆動装置を駆動する専用電子回路による電磁弁駆動回路を含む制御棒駆動装置としての駆動補助盤を備え、
    前記駆動補助盤はポート付き伝送装置のリプレースにより構成されてなることを特徴とする原子炉手動操作装置。
  5. 請求項4において、
    データを受信して制御棒位置情報を2重化された演算部でソフトウェア処理する位置監視装置と、2重化された制御棒位置データから選択して表示する手段を含む制御棒監視装置としての盤と、
    制御棒毎に設けられた位置検出機構のコード化された複数のオン/オフ信号を入力する専用電子回路による位置入力回路と、該複数の位置入力回路から上流の伝送分岐部を経由し、さらに2分岐して前記制御棒監視装置にデータを伝送する、全炉心の制御棒座標マップに基づき制御棒毎にシリアル信号としてアクセスする位置伝送装置を含む位置入力装置としてのマルチプレクサ盤を備え、
    前記マルチプレクサ盤はポート付き位置伝送装置のリプレースにより構成されてなることを特徴とする原子炉手動操作装置。
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