JPH07283846A - データ伝送装置およびデータ伝送システム - Google Patents

データ伝送装置およびデータ伝送システム

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JPH07283846A
JPH07283846A JP6072206A JP7220694A JPH07283846A JP H07283846 A JPH07283846 A JP H07283846A JP 6072206 A JP6072206 A JP 6072206A JP 7220694 A JP7220694 A JP 7220694A JP H07283846 A JPH07283846 A JP H07283846A
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JP
Japan
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data
input
data transmission
input device
cpu
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JP6072206A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Fujita
和彦 藤田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2重化された制御装置の内、伝送対象の制御
装置が異常になると、この制御装置からのデータ入力を
切り離し、他系統の制御装置のデータを入力して伝送し
て信頼性のある伝送を実現する。 【構成】 制御装置内のCPU1からの入力データをマ
ルチプレクサ13−1を通して2ポートメモリー3に記
憶し、このデータをRAM4に格納し、DMAコントロ
ーラはこの格納データをHDLCフォーマットに変換す
るためのHDLCコントローラに転送し、モデム8を介
してデータ伝送バス11へ送出する。CPU1が異常の
とき、CPU5は、マルチプレクサ13−1を停止して
切り離し、マルチプレクサ13−2を動作させて他系統
の制御装置のデータを入力して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータを伝送するデー
タ伝送装置とそのデータ伝送システムに関するもので、
例えば、原子力発電プラントにおいて、プラントを制御
する装置からのデータを収集して、上位計算機にデータ
を伝送するためのデータ伝送装置とそのデータ伝送シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に制御装置内のデータ伝送装置の構
成を示し、図9にデータ伝送システムの構成を示す。図
8において、1はプラントを制御する制御装置の演算処
理を行うCPU、2は制御装置内のデータ伝送用カー
ド、3はデータ伝送を行うための2ポートメモリー、4
は制御装置内のデータ伝送を行うデータを一時格納する
ためのメモリー(RAM)、5はデータ伝送用カード2
上のデータ伝送を行うための処理を実施するCPU、6
は2ポートメモリー3からデータを一時格納するメモリ
ー4へ伝送し、また、データを一時格納するメモリー4
からHDLCフォーマットに従いモデム8へDMAデー
タ伝送するDMAコントローラ、7はHDLCフォーマ
ットにデータを変換するHDLCコントローラ、11は
データ伝送バスである。
【0003】また、図9において、9は2重化構成であ
る制御装置10内の各片系づつ(AまたはB系)に設備
されているデータ伝送装置、11は2重化された構成で
あるデータ伝送バスA系及びB系である。
【0004】次に動作について説明する。制御装置の演
算処理を行うCPU1は、データ伝送バスを経由して上
位計算機14(プラントデータの監視、演算を行う計算
機)にデータ伝送する必要のあるデータをIEEE−7
96バスを経由してデータ伝送カード2の2ポートメモ
リー3に書き込む。データ伝送カードのCPU5は常に
2ポートメモリー3を監視しておりデータが書き込まれ
ると一時RAM4にデータを取り込む。
【0005】次にDMAコントローラ6によりHDLC
コントローラ7にデータを自動的に転送する。このデー
タをHDLCコントローラ7がHDLCフォーマットに
変換し、シリアルデータとしてモデム8に転送する。モ
デム8はこのデータを変調してデータ伝送バス11に送
り出す。これによってデータ伝送バス11に接続されて
いる上位計算機がデータを受信し処理することができ
る。従来のデータ伝送システムは、図9の構成で示すよ
うに、データ伝送バスA系とB系の2重化構成であっ
た。また、制御装置も2重化構成であるため、データ伝
送カードは少なくとも各制御装置に1台以上設備されて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ伝送装置
は、制御装置10の制御盤内にデータ伝送カード2が装
着されデータ伝送バス11と直結しているため、制御装
置の異常がデータ伝送バス11に影響を与えるという問
題点があった。これは原子力プラント等の重要なシステ
ムにおいては、信頼性を確保する上からも好ましくな
く、従って、図9のようにシステムを2重系にしている
が、この場合でも一方のデータ伝送バスに異常データが
載るのは好ましいことではなかった。また、データ伝送
バスラインのデータ異常時、異常箇所が制御装置か、デ
ータ伝送装置を含めたデータ伝送バスかを特定するのが
困難であった。また、データ伝送装置を含めたデータ伝
送バス及び上位計算機側へのデータ伝送試験時には、制
御装置から特別にデータを設定する必要があった。更
に、データ伝送装置に入力される制御装置からのデータ
が確認できないという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、制御装置が異常時には、デー
タ伝送バスに異常データを流さないようにするデータ伝
送装置およびデータ伝送システムを提供することを目的
する。
【0008】また、異常時に、異常箇所の特定を容易に
することを目的とする。
【0009】また、データ伝送装置から上位計算機に向
かってのテストを容易行うようにすることを目的とす
る。
【0010】また、制御装置からデータ伝送バスに送信
するデータを容易にモニタリングし、データの健全性を
確認することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のデ
ータ伝送装置は、入力機器から入力されるデータを所定
の伝送フォーマットで外部へ伝送するデータ伝送装置に
おいて、複数の入力機器から入力される場合、この入力
機器の内、伝送対象の入力機器からの異常信号がある
と、この異常信号に応じて、上記伝送対象の入力機器か
らのデータ入力を他の入力機器からのデータ入力に切り
換える切換手段を備えたものである。
【0012】この発明の請求項2のデータ伝送装置は、
請求項1において、切換手段を、CPUと、入力機器に
対応するマルチプレクサとで構成したものである。
【0013】この発明の請求項3のデータ伝送装置は、
請求項1において、切換手段を、CPUと入力機器に対
応するタイマーと、このタイマーに対応するマルチプレ
クサとで構成したものである。
【0014】この発明の請求項4のデータ伝送装置は、
入力されるデータを所定の伝送フォーマットで外部へ伝
送するデータ伝送装置において、データ入力と、伝送デ
ータ用のテスト信号入力とを切り換える切換手段を備え
たものである。
【0015】この発明の請求項5のデータ伝送装置は、
入力機器から入力されるデータを所定の伝送フォーマッ
トで外部へ伝送するデータ伝送装置において、上記入力
機器からの異常信号があると、この異常信号に応じて上
記入力機器からのデータ入力を遮断する第1の切換手段
と、モニタリング時に上記入力機器からのデータ入力を
モニタ用出力として接続する第2の切換手段と、このモ
ニタ用出力を受けてデータの監視を行うモニタとを備え
たものである。
【0016】この発明の請求項6のデータ伝送装置は、
入力データを所定の伝送フォーマットで外部へ伝送する
データ伝送装置において、上記入力機器からの異常信号
に応じて上記入力機器からのデータ入力を遮断すると共
に、上記入力機器からのデータ入力をモニタ用出力とし
て接続する切換手段と、このモニタ用出力を受けて上記
入力機器からのデータを監視するモニタとを備えたもの
である。
【0017】この発明の請求項7のデータ伝送システム
は、それぞれ伝送されるデータを出力する多重系の冗長
性を有する複数個の入力機器と、これらの入力機器の
内、現在、データ伝送対象の入力機器に異常があると、
他の入力機器のデータを伝送するように切り換える切換
手段、この切換手段からのデータを所定の伝送フォーマ
ットで伝送する伝送手段を有するデータ伝送装置と、こ
のデータ伝送装置からの伝送データを処理する処理装置
とを備えたものである。
【0018】
【作用】この発明の請求項1のデータ伝送装置は、伝送
対象の入力機器からの異常信号があると、この異常信号
に応じて切換手段で伝送対象の入力機器からのデータ入
力を他の入力機器からのデータ入力に切り換える。
【0019】この発明の請求項2のデータ伝送装置は、
切換手段をCPUと入力機器に対応するマルチプレクサ
とし、CPUは入力機器からの異常信号に応じて上記マ
ルチプレクサを選択的に動作させ入力を切り換える。
【0020】この発明の請求項3のデータ伝送装置は、
切換手段をCPUと入力機器に対応するタイマーと、こ
のタイマーに対応するマルチプレクサとし、CPUは入
力機器からの異常信号に応じて上記タイマーを選択的に
動作させ、この動作したタイマーはその設定時間に応じ
て上記マルチプレクサを動作させデータ入力を切り換え
る。
【0021】この発明の請求項4のデータ伝送装置は、
切換手段でデータ入力と伝送データ用のテスト信号入力
とを切り換え、選択的にテストが行えるようにする。
【0022】この発明の請求項5のデータ伝送装置は、
第1の切換手段で入力機器からの異常信号があると、こ
の異常信号に応じて入力機器からのデータ入力を遮断
し、第2の切換手段で、入力機器からのデータ入力をモ
ニタに接続し監視する。
【0023】この発明の請求項6のデータ伝送装置は、
切換手段で入力機器からの異常信号に応じて入力機器か
らのデータ入力を遮断すると共に、入力機器からのデー
タ入力をモニタへ接続し、モニタで監視する。
【0024】この発明の請求項7のデータ伝送システム
は、多重系の冗長性を有する複数個の入力機器の内、現
在、データ伝送対象の入力機器に異常があると、データ
伝送装置の切換手段で他の入力機器のデータを伝送する
ように切り換え、この切換手段からのデータを所定の伝
送フォーマットで伝送し、この伝送されたデータを処理
装置で処理する。
【0025】
【実施例】
実施例1.図1はデータ伝送装置の構成を示す図で、図
において、1は制御装置の演算処理を行うCPU、2は
制御装置内のデータ伝送用カード、3はデータ伝送を行
うための2ポートメモリーで、IEEE−796バスか
らの入力と他系制御装置からの入力と二つの入力をそれ
ぞれ記憶する。4は制御装置内のデータ伝送を行うデー
タを一時格納するためのメモリー(RAM)、5はデー
タ伝送用カード上のデータ伝送を行うための処理を実施
するCPU、6は2ポートメモリー3からデータを一時
格納するメモリー4へ、または、データを一時格納する
メモリー4からHDLCフォーマットに従いモデム8へ
DMAデータ伝送するDMAコントローラ、7はHDL
Cフォーマットにデータを変換するHDLCコントロー
ラである。
【0026】13−1はCPU5の指令によりデータ伝
送バス11へデータ伝送するデータを入力したり、制御
装置とデータ伝送バスを切り離すためのマルチプレク
サ、13−2はCPU5の指令により他の制御装置から
のデータ入力が伝送できるように選択可能なマルチプレ
クサである。IEEE−796バスは制御装置内のバス
で、IEEE−796に準拠したバスである。
【0027】図2はデータ伝送システムの構成を示す図
で、制御装置10は冗長性を持たせるため制御装置A系
と制御装置B系の2重系で構成され、この制御装置10
内にはデータ伝送装置9−1及び9−2の2個が内蔵さ
れていて、それぞれ制御装置A系と制御装置B系のデー
タ伝送を司っているが、制御装置A系が異常の場合は、
データ伝送装置9−1は制御装置A系からのデータ伝送
を停止し、制御装置B系からのデータ伝送をするよう切
り換えられる。上位計算機14はA系とB系との2重系
になっていて、また、データ伝送バス11もA系とB系
の2重系になっていて、冗長性を持たせている。
【0028】次に動作について説明する。制御装置の演
算処理を行うCPU1は、データ伝送バスを経由して上
位計算機14にデータ伝送する必要がある場合、IEE
E−796バスを経由して、データ伝送カード内の2ポ
ートメモリー3にデータを書き込む要求を出そうとす
る。データ伝送カードのCPU5は一定周期でマルチプ
レクサ13−1に指令を出力し、制御装置内のIEEE
−796と2ポートメモリー3を接続する。例えばこの
マルチプレクサ13−1はCPU5の指令によりONが
100msec、OFFが100msecの周期のON
−OFFを行う。IEEE−796バスと2ポートメモ
リー3が接続されるとCPU1は2ポートメモリー3に
データを書き込む。
【0029】DMAコントローラはこの書き込んだデー
タを一時的にRAM4に格納すると共に、RAM4から
HDLCコントローラ7にデータを転送する。このデー
タをHDLCコントローラ7がHDLCフォーマットに
変換し、モデム8に出力する。モデム8はデータを変調
し、データ伝送バス11にデータを送信する。ここでデ
ータ伝送カード内のCPU5は、制御装置の演算処理を
行うCPU1の異常、例えば一定周期内で2ポートメモ
リー3にデータ伝送要求がない場合には、マルチプレク
サ13に指令を出し、ON−OFFの動作を停止してO
FFとし、2ポートメモリー3とIEEE−796バス
を解線する。これによって制御装置内のCPU1異常の
影響が、データ伝送バス11上のデータに異常を与える
のを防止する。この異常の場合、マルチプレクサ13−
2はCPU5の指令によりON−OFF動作を開始し、
他の制御装置のデータを伝送する。
【0030】図3は上記の動作のタイムチャートで、C
PU1が正常の場合、CPU5の指令によりマルチプレ
クサ13−1はCPU1のデータを取り込むようON−
OFFを動作を繰り返す。このON−OFF時間は、例
えば、ONとOFFの時間が各々100msec位であ
る。CPU1の異常をCPU5が検出すると、CPU5
はマルチプレクサ13−1の動作を停止しOFFとする
と共に、マルチプレクサ13−2をON−OFFする指
令を与えて動作させる。モデム8からの伝送出力はマル
チプレクサ13−1,13−2がON−OFF動作をす
るときのOFF動作の期間に出力する。
【0031】なお、マルチプレクサ13−1,13−2
が動作時にON−OFF動作を繰り返すのは、CPU1
からのデータを2ポートメモリー3に取り込むときのみ
ONであればよく、極力OFFとしてデータ伝送装置に
制御装置での異常の影響を与えることが無いようにする
ためである。それ故、マルチプレクサ13−1,13−
2の動作時はON−OFF動作を繰り返すようにせずO
Nの動作のみでもよい。
【0032】このように一方のデータ入力側が異常であ
ると、他の入力側に切り換えるようにしたので、異常デ
ータを伝送することがなく、また、2重系の冗長性を持
ったシステムでは信頼性のあるデータ伝送を実現するこ
とができる。この実施例では2重系の例を示したが、3
重系等の多重系の冗長性のあるシステムにも適用でき
る。また、制御装置に冗長性をもたない系のものであっ
ても、適用することができる。例えば、2台の制御装置
がそれぞれ別の制御対象を制御する制御装置であって、
一方の制御装置が異常であるとき、その制御装置側の制
御動作を停止すると共にデータの伝送も停止し、他方の
制御装置のデータを伝送するようにしてもよい。
【0033】図2の2重系を持つデータ伝送システムで
説明すると、制御装置A系が異常となっても、制御装置
B系のデータをデータ伝送装置9−1を介してデータ伝
送バスA系へ伝送するので、従来のようにデータ伝送バ
スA系をデータ伝送バスB系にデータ伝送ラインの切り
換えを行う必要がなく、データ伝送装置9−1内の切り
換えでデータ伝送バスA系からデータを継続して伝送す
ることができる。
【0034】また、データ伝送装置を2重系にせず、デ
ータ伝送装置9−2をなくし、9−1のみで制御装置の
A系とB系とをマルチプレクサで切り換えるようにして
もよい。このようにするとデータ伝送装置は1個でよ
い。
【0035】実施例2.上記実施例1では、CPU5の
指令でマルチプレクサ13−1,13−2のON−OF
F動作を制御するようにしたが、CPU5がタイマーを
介してマルチプレクサ13−1,13−2のON−OF
F動作を制御するようにしてもよい。この実施例を図4
に示す。図において、12はプログラマブルな2ポート
タイマーで、マルチプレクサ13−1を制御するタイマ
ー12−1とマルチプレクサ13−2を制御するタイマ
ー12−2から構成される。また、図5は動作のタイム
チャートで、タイマー12が介在した以外は実施例1の
図3と同様の動作を行う。
【0036】CPU1の正常時は、CPU5は最初にタ
イマー12−1へ動作指令を与える。この動作指令でタ
イマーは設定された動作周期(例えば、100mse
c)でON−OFF動作を繰り返して動作する。このタ
イマー12−1の動作に応じてマルチプレクサ13−1
はON−OFF動作を行いCPU1からのデータを取り
込む。
【0037】CPU1の異常時は、CPU5はタイマー
12−1へ停止指令を出して停止させ、マルチプレクサ
13−1をOFFとすると共に、タイマー12−2へ動
作指令を出し、タイマー12−2が動作してマルチプレ
クサ13−2がON−OFF動作を開始する。これによ
って他系の制御装置からの入力を取り込み伝送すること
ができる。
【0038】タイマーを介在させるメリットについて説
明する。実施例1のタイマーが介在せずマルチプレクサ
のみの場合は、CPU5はマルチプレクサ動作中、マル
チプレクサのON−OFFの動作指令を連続して与え、
常にマルチプレクサの動作を監視する必要があるが、こ
の実施例2のようにタイマーがあると、CPU5はマル
チプレクサをON−OFFする必要は無く、タイマーの
動作時、または、タイマーの停止時に信号を与えるのみ
でよい。
【0039】なお、タイマーのON−OFFの動作時間
の設定(この場合、100msec)はCPU5で最初
にセットするようにしてもよいし、また、タイマーでセ
ットするようにしてもよい。
【0040】実施例3.上記実施例1では、冗長化され
た制御装置のA系とB系間にデータ伝送装置を設置する
方法について述べたが、図6に示すようにテスト信号発
生回路15から入力するようにすると、テスト信号を上
位計算機に送信することができるので、上位計算機のデ
ータ伝送バス11も含めたループ試験ができ、また、各
データ伝送装置9の異常を上位計算機側で把握すること
もできる。
【0041】このテスト信号は標準的なテスト信号(テ
ストパターン)を伝送し、データ伝送装置9とデータ伝
送バス11、及び上位計算機のシステム全体をチェック
することができる。また、RAM4に種々のデータ伝送
のパターンを書き込み、このパターンを読み出してテス
トすることができる。例えば、CPU1が停止している
ときでもCPU1のデータパターンをRAM4に書き込
み、これをデータ伝送バス11へ送出してテストするこ
とができる。
【0042】実施例4.上記実施例1〜3では、データ
伝送カード上に設けたマルチプレクサの切り換えによっ
て、制御装置側とデータ伝送バスラインを切り離すよう
にしたが、マルチプレクサに代わってバッファを設け、
切り離すようにしてもよい。また、何時でも入力信号が
監視できるようにモニタを設けるようにしてもよい。
【0043】この実施例を図7に示す。図において、1
6−1,16−2は出力ラインを制御できる端子付きの
バッファで、CPU5の指令により入力データを取り込
みをON−OFFする。17−1,17−2はアイソレ
ーションで、原子力プラント等の重要なプラント等に利
用する場合、機器の保護のため直流結合を無くするよう
にしたもので、このアイソレーションがなくても動作は
変わらない。18は入力データを監視するモニタであ
る。
【0044】CPU1からのデータはIEEE−796
バスを通じてバッファ16−1にデータを取り込み、ア
イソレーション17−1を通して2ポートメモリー3に
記憶する。この記憶されたデータは実施例1と同様の動
作でデータ伝送バスへ送出される。CPU1の異常をC
PU5が検知すると、CPU5はバッファ16−1をO
FFとする。一方、バッファ16−2は通常はOFFと
なっていて、CPU1が異常のとき、CPU5はバッフ
ァ16−2をONとし、バッファ16−2にデータを取
り込み、取り込んだデータはアイソレーション17−2
を通してモニタ18でどのような異常であるかを監視す
る。
【0045】また、モニタ18はCPU1の異常時のみ
でなく、CPU1が正常時でも、モニタリングを実施し
たいときにCPU5の指令でバッファ16−2をONと
しモニタ18で監視できる。CPU5への指令は、例え
ば、制御装置に「モニタリング」と表示された操作ボタ
ンをオペレータが操作することにより行う。
【0046】モニタ18はデータ伝送装置9の複数個に
対して1個設けるようにしてもよい。この場合、モニタ
18は各データ伝送装置9からの信号が入力できるよう
に接続し、何れかのデータ伝送装置9のバッファ16−
2がONしたとき、そのデータ伝送装置9に接続された
IEEE−796バスの信号を監視する。この場合、ア
イソレーション17−2で各データ伝送装置9間は隔離
されるので安全である。また、オペレータの指示で所望
のデータ伝送装置9のデータを監視するようにしてもよ
い。このようにモニタ18で各制御装置のデータを一括
監視できるようにしたので、データ伝送バスに送信され
ているデータの健全性を確認し、また、異常診断が可能
である。
【0047】なお、バッファの代わりに実施例1のマル
チプレクサを用いてもよい。また、実施例1〜3におい
て、マルチプレクサの代わりにバッファを用いてもよ
い。
【0048】実施例5.以上の実施例では、マルチプレ
クサまたはバッファを用いて切り換えるようにしたが、
リレー等の入力データをON−OFFできる切換手段で
あればよい。また、メモリとして2ポートメモリーを用
いたが、単に一つのメモリでソフト的に分割して用いて
もよい。また、DMAコントローラ、HDLCコントロ
ーラは、他の通信規約を用いたコントローラでもよく、
IEEE−796バスは他のバスでもよい。また、制御
装置は種々の計測装置、試験装置等の装置でもよく、デ
ータ伝送装置に対して、入力機器として機能するもので
あればよい。また、データを処理する上位計算機は中央
処理装置やその他の処理装置でもよい。
【0049】
【発明の効果】この発明の請求項1〜3によれば、伝送
対象の入力機器からの異常信号に応じて、切換手段で伝
送対象の入力機器からのデータ入力を他の入力機器から
のデータ入力に切り換えるようにしたので、異常な入力
機器のデータ入力を切り離すことができ、且つ、他の入
力機器のデータ入力を伝送することができるという効果
がある。
【0050】この発明の請求項4によれば、切換手段で
データ入力と伝送データ用のテスト信号入力とを切り換
えるようにしたので、選択的にテストが行える効果があ
る。
【0051】この発明の請求項5によれば、第1の切換
手段で入力機器からの異常信号があると、入力機器から
のデータ入力を遮断し、モニタリング時に第2の切換手
段で、入力機器からのデータ入力をモニタに接続し監視
するようにしたので、異常な入力機器のデータ入力を切
り離すことができ、且つ、所望のモニタリング時にデー
タ入力を監視することができる効果がある。
【0052】この発明の請求項6によれば、切換手段で
入力機器からの異常信号に応じて入力機器からのデータ
入力を遮断すると共に、入力機器からのデータ入力をモ
ニタへ接続し、モニタで監視するようにしたので、異常
な入力機器からのデータ入力を切り離すことができ、且
つ、異常時のデータを直ちに監視できる効果がある。
【0053】この発明の請求項7によれば、多重系の冗
長性を有する複数個の入力機器の内、現在、データ伝送
対象の入力機器に異常があると、他の入力機器のデータ
を伝送するように切り換えて伝送し、処理するようにし
たので、異常な入力機器からのデータ入力を切り離すこ
とができ、且つ、他の入力機器のデータ入力を伝送する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による制御装置内のデータ
伝送装置の構成図である。
【図2】この発明の実施例1によるデータ伝送システム
の構成図である。
【図3】この発明の実施例1による動作のタイムチャー
トである。
【図4】この発明の実施例2による制御装置内のデータ
伝送装置の構成図である。
【図5】この発明の実施例2による動作のタイムチャー
トである。
【図6】この発明の実施例3による制御装置内のデータ
伝送装置の構成図である。
【図7】この発明の実施例4による制御装置内のデータ
伝送装置の構成図である。
【図8】従来の制御装置内のデータ伝送装置の構成図で
ある。
【図9】従来のデータ伝送システムの構成図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 データ伝送用カード 3 2ポートメモリー 4 メモリ(RAM) 5 CPU 6 DMAコントローラ 7 HDLCコントローラ 8 モデム 9,9−1,9−2 データ伝送装置 10 制御装置(A系、B系) 11 データ伝送バス(A系、B系) 12,12−1,12−2 2ポートタイマー 13−1,13−2 マルチプレクサ 14 上位計算機 15 テスト信号発生回路 16−1,16−2 バッファ 17−1,17−2 アイソレーション 18 モニタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力機器から入力されるデータを所定の
    伝送フォーマットで外部へ伝送するデータ伝送装置にお
    いて、複数の入力機器から入力される場合、この入力機
    器の内、伝送対象の入力機器からの異常信号があると、
    この異常信号に応じて、上記伝送対象の入力機器からの
    データ入力を他の入力機器からのデータ入力に切り換え
    る切換手段を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、切換手段は、CPU
    と入力機器に対応するマルチプレクサとを有し、上記C
    PUは上記入力機器からの異常信号に応じて上記マルチ
    プレクサを選択的に動作させデータ入力を切り換えるよ
    うにしたことを特徴とするデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、切換手段は、CPU
    と入力機器に対応するタイマーと、このタイマーに対応
    するマルチプレクサとを有し、上記CPUは上記入力機
    器からの異常信号に応じて上記タイマーを選択的に動作
    させ、この動作したタイマーはその設定時間に応じて上
    記マルチプレクサを動作させデータ入力を切り換えるよ
    うにしたことを特徴とするデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】 入力されるデータを所定の伝送フォーマ
    ットで外部へ伝送するデータ伝送装置において、上記デ
    ータ入力と、伝送データ用のテスト信号入力とを切り換
    える切換手段を備え、選択的にテストが行えるようにし
    たことを特徴とするデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 入力機器から入力されるデータを所定の
    伝送フォーマットで外部へ伝送するデータ伝送装置にお
    いて、上記入力機器からの異常信号があると、この異常
    信号に応じて上記入力機器からのデータ入力を遮断する
    第1の切換手段と、モニタリング時に上記入力機器から
    のデータ入力をモニタ用出力として接続する第2の切換
    手段と、このモニタ用出力を受けて上記入力機器からの
    データ入力の監視を行うモニタとを備えたことを特徴と
    するデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】 入力機器から入力されるデータを所定の
    伝送フォーマットで外部へ伝送するデータ伝送装置にお
    いて、上記入力機器からの異常信号に応じて上記入力機
    器からのデータ入力を遮断すると共に、上記入力機器か
    らのデータ入力をモニタ用出力として接続する切換手段
    と、このモニタ用出力を受けて上記入力機器からのデー
    タ入力を監視するモニタとを備えたことを特徴とするデ
    ータ伝送装置。
  7. 【請求項7】 それぞれ伝送されるデータを出力する多
    重系の冗長性を有する複数個の入力機器と、これらの入
    力機器の内、現在、データ伝送対象の入力機器に異常が
    あると、他の入力機器のデータを伝送するように切り換
    える切換手段、この切換手段からのデータを所定の伝送
    フォーマットで伝送する伝送手段を有するデータ伝送装
    置と、このデータ伝送装置からの伝送データを処理する
    処理装置とを備えたことを特徴とするデータ伝送システ
    ム。
JP6072206A 1994-04-11 1994-04-11 データ伝送装置およびデータ伝送システム Pending JPH07283846A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100324281B1 (ko) * 1999-08-31 2002-02-25 서평원 중앙 집중식 고속 데이터 전송 장치

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KR100324281B1 (ko) * 1999-08-31 2002-02-25 서평원 중앙 집중식 고속 데이터 전송 장치

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