JP2001356802A - 2重系計算機システム - Google Patents

2重系計算機システム

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JP2001356802A
JP2001356802A JP2000175071A JP2000175071A JP2001356802A JP 2001356802 A JP2001356802 A JP 2001356802A JP 2000175071 A JP2000175071 A JP 2000175071A JP 2000175071 A JP2000175071 A JP 2000175071A JP 2001356802 A JP2001356802 A JP 2001356802A
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cpu
management device
operation management
cpus
connection
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JP2000175071A
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Noboru Kaida
昇 海田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転管理装置をCPUから隔離した場所に設
置可能とするとともにケーブルを不要とし、経済性、信
頼性および保守性を向上させた2重系計算機システムを
得る。 【解決手段】 系列毎に同一のプログラムが設定されて
動作する2系列のCPU1、2と、各CPUの運転状態
および停止状態を切替制御する運転管理装置3Aと、各
CPUと運転管理装置とを無線接続するためのI/F部
11、21、31、32とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力設備や鉄鋼
設備などの監視および制御を行う2重系計算機システム
に関し、特にCPUと運転管理装置とを無線接続するこ
とにより経済性、信頼性および保守性を向上させた2重
系計算機システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電力設備や鉄鋼設備などの監視お
よび制御には2重系計算機システムが広く用いられてお
り、この種の制御システムはたとえば特開平6−311
205号公報(分散型制御システム)および特開平11
−296063号公報(運転訓練シミュレータ)などに
参照することができる。
【0003】図5は従来の2重系計算機システムを概略
的に示すブロック図である。図5において、1、2は2
系統のCPUであり、各系列毎に同一のプログラムが設
定されて動作する1系CPU1と2系CPU2とにより
構成されている。
【0004】3は各CPU1、2に接続された運転管理
装置であり、各CPU1、2の運転状態および停止状態
を切替制御する。4は各CPU1、2と運転管理装置3
とを接続するためのケーブルである。
【0005】次に、図5に示した従来の2重系計算機シ
ステムの動作について説明する。まず、運転管理装置3
からの運転状態切替信号は、ケーブル4を介して各CP
U1、2に伝達される。
【0006】このとき、ケーブル4を介して各CPU
1、2に伝達される運転状態切替信号は、たとえば、各
CPU1、2の停止から運転への指令または運転から停
止への指令など、状態変化を指令するものである。
【0007】したがって、各CPU1、2側では、運転
状態切替信号の指令に追従して、自己の運転状態の遷移
を行う。また、運転状態切替信号が待機および試験など
他の指令であっても、各CPU1、2は同様に動作す
る。
【0008】このように、2重系計算機システムにおい
ては、各CPU1、2とケーブル4を介して相互接続さ
れた運転管理装置3により、2系列のCPU1、2の運
転状態を切替制御することができる。
【0009】しかし、図5に示す従来の2重系計算機シ
ステムは、各CPU1、2と運転管理装置3とを相互接
続するためのケーブル4を多数必要とし、ケーブル4の
材料および敷設工事量の多さに起因して経済性を悪化さ
せている。
【0010】また、ケーブル4の長さを短くして各CP
U1、2と運転管理装置3とを近接設置する必要があ
り、計算機システムの設置に関して大きな制約条件が生
じてしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の2重系計算機シ
ステムは以上のように、ケーブル4を多数必要とするの
で、設置条件に大きな制約を受けるうえ、経済性、信頼
性および保守性の悪化を招くという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、各CPUと運転管理装置とを無
線接続することにより、運転管理装置をCPUから隔離
した場所に設置可能とするとともにケーブルを不要と
し、経済性、信頼性および保守性を向上させた2重系計
算機システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る2重系計算機システムは、系列毎に同一のプログラム
が設定されて動作する2系列のCPUと、各CPUの運
転状態および停止状態を切替制御する運転管理装置と、
各CPUと運転管理装置とを無線接続するためのI/F
部とを備えたものである。
【0014】また、この発明の請求項2に係る2重系計
算機システムは、請求項1において、運転管理装置と各
CPUとの間の接続異常を検出する接続異常検出手段を
備え、接続異常検出手段は、運転管理装置と各CPUと
の間の無線キャリアロスに基づいて接続ハードウェアの
異常を検出し、運転管理装置と各CPUとの間の無線デ
ータのパターンロスに基づいて接続ソフトウェアの異常
を検出するものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係る2重系計
算機システムは、請求項2において、I/F部は、運転
管理装置と各CPUとの間を無線信号および赤外線信号
を介して接続可能に構成され、運転管理装置と各CPU
との間の接続異常が検出された場合には、運転管理装置
と各CPUとの間を赤外線を介して接続するものであ
る。
【0016】また、この発明の請求項4に係る2重系計
算機システムは、請求項2または請求項3において、接
続異常検出手段は、接続異常を示す状態が所定時間だけ
継続したときに最終的な接続異常を検出するものであ
る。
【0017】また、この発明の請求項5に係る2重系計
算機システムは、請求項1から請求項4までのいずれか
において、各CPUに無線接続されたデータロガー装置
と、各CPUとデータロガー装置とを接続するためのI
/F部と、データロガー装置に接続された出力装置とを
備え、データロガー装置は、各CPUからの2重系運転
状態情報を受信して記録蓄積し、必要に応じて出力装置
に出力させるものである。
【0018】また、この発明の請求項6に係る2重系計
算機システムは、請求項5において、データロガー装置
は、各CPUに対して無線信号および赤外線信号を介し
て接続されたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。
【0020】図1はこの発明の実施の形態1を示すブロ
ック図であり、1A〜3Aは前述(図5参照)の1系C
PU1、2系CPU2および運転管理装置3にそれぞれ
対応している。
【0021】図1において、11、12は1系CPU1
Aに設けられたI/F部、21、22は2系CPU2A
に設けられたI/F部、31、32は運転管理装置3A
に設けられたI/F部である。
【0022】各CPU1A、2Aと運転管理装置3Aと
の間は、I/F部11、21とI/F部31とを介し
て、相互に無線接続されている。運転管理装置3Aの操
作部(図示せず)は、オペレータにより操作される運転
釦および待機釦(停止釦)などを有しており、リモコン
装置として機能する。
【0023】5は各CPU1A、2Aに無線接続された
データロガー装置、51はデータロガー装置5に設けら
れたI/F部である。各CPU1A、2Aとデータロガ
ー装置5との間は、I/F部12、22とI/F部51
とを介して、相互に無線接続されている。
【0024】52、53はデータロガー装置5に接続さ
れた出力装置であり、CRT52とプリンタ53とによ
り構成されている。データロガー装置5は、各CPU1
A、2Aからの2重系運転状態情報を受信して記録蓄積
し、必要に応じて出力装置(CRT52およびプリンタ
53)に出力させる。
【0025】次に、図2のタイミングチャートを参照し
ながら、図1に示したこの発明の実施の形態1の動作に
ついて説明する。ここでは、2系列のCPUは、ホット
スタンバイの運転形態を適用するものとする。
【0026】図2において、C1S、C2Sは各CPU
1A、2Aに対する運転指令、C1R、C2Rは各CP
U1A、2Aに対する待機指令である。各CPU1A、
2Aは、運転指令C1S、C2Sのオンタイミングに応
答して運転開始し、待機指令C1R、C2Rのオンタイ
ミングに応答して停止する(破線矢印参照)。
【0027】1系CPU1Aを運転する場合、まず、オ
ペレータが運転管理装置3Aの操作部の運転釦を押す
と、図2のように運転指令ClSがオンとなる。運転指
令ClSは、I/F部31からI/F部11を介して、
1系CPU1Aに伝達され、これにより、1系CPU1
Aは運転状態となる。
【0028】また、上記運転操作時において、2系CP
U2Aに対する待機指令C2Rも同時にオンとなり、待
機指令C2Rは、I/F部32からI/F部21を介し
て、2系CPU2Aに伝達される。これにより、CPU
2は運転状態から停止状態となる。
【0029】一方、1系CPU1Aの運転状態を、たと
えば運転状態から待機モードに変更する場合、オペレー
タは、運転管理装置3Aの操作部の待機釦を押す。これ
により、1系CPU1Aに対する待機指令ClRがオン
となり、待機指令ClRは、I/F部31からI/F部
11を介して、1系CPU1Aに伝達され、1系CPU
1Aは待機モードに移行する。
【0030】また、上記待機操作時において、2系CP
U2Aに対する運転指令C2Sが同時にオンとなり、運
転指令C2Sは、I/F部32からI/F部21を介し
て、2系CPU2Aに伝達され、これにより、2系CP
U2Aは運転状態に移行する。なお、他のモードに移行
する場合も、同様の動作が行われる。
【0031】以上のように、運転管理装置3Aからの指
令は、運転管理装置3AのI/F部31、32から、各
CPU1A、2AのI/F部11、21を介して、各C
PU1A、2Aに無線伝達される。
【0032】このように、運転管理装置3Aと各CPU
1A、2Aとの間を無線接続し、各CPU1A、2Aの
運転状態および停止状態を切替えることにより、システ
ム全体の材料削減および工期短縮を実現することができ
る。
【0033】すなわち、前述(図5参照)のケーブル4
による信号伝達を必要としないことから、ケーブル4の
製作が不要となり、ケーブル4の材料量および敷設に要
する費用も不要となり、経済性が向上する。また、各機
器間の構成が簡素化されるので信頼性も向上する。
【0034】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、運転管理装置3Aと各CPU1A、2Aとの間の接
続異常について考慮しなかったが、接続異常を検出可能
に構成してもよい。
【0035】以下、図1とともに、図3のタイミングチ
ャートを参照しながら、運転管理装置3Aと各CPU1
A、2Aとの接続異常を検出するようにしたこの発明の
実施の形態2について説明する。
【0036】この場合、運転管理装置3A(図1参照)
は、各CPU1A、2Aとの間の接続異常を検出する接
続異常検出手段を有する。運転管理装置3A内の接続異
常検出手段は、たとえば、運転管理装置3Aと各CPU
1A、2Aとの間の無線キャリアロスに基づいて、接続
ハードウェアの異常を検出する。
【0037】また、運転管理装置3A内の接続異常検出
手段は、運転管理装置3Aと各CPU1A、2Aとの間
の無線データのパターンロスに基づいて接続ソフトウェ
アの異常を検出するようになっている。
【0038】たとえば、運転管理装置3Aと1系CPU
1Aとの間の接続に障害が発生し、図3のように、1系
CPU1Aのキャリアロス(キャリア断)が発生した場
合、このキャリアロスは、1系CPU1AのI/F部1
1において検出される。
【0039】これにより、1系CPU1Aに対する待機
指令ClRがオンとなり、1系CPU1Aは、運転モー
ドから停止モードに遷移する。また、運転管理装置3A
においては、1系CPU1Aに対するI/F部31もキ
ャリアロスを検出することから、2系CPU2Aに対す
る運転指令C2Sがオンになる。
【0040】運転指令C2Sは、2系CPU2Aに対す
るI/F部32から、I/F部21を介して2系CPU
2Aに伝達され、これにより、2系CPU2Aは運転状
態となる。
【0041】その後、1系CPU1Aのキャリアロスが
復帰すると、1系CPU1Aに対するI/F部31がキ
ャリア復帰を検出することから、2系CPU2Aに対す
る待機指令C2Rがオンとなる。
【0042】待機指令C2Rは、I/F部32からI/
F部21を介して、2系CPU2Aに伝達され、これに
より、2系CPU2Aは、運転状態から待機状態に移行
する。また、2系CPU2Aに対する待機指令C2Rと
同一タイミングで、1系CPU1Aに対する運転指令C
lSがオンとなる。
【0043】運転指令ClSは、I/F部31からI/
F部11を介して、1系CPU1Aに伝達され、1系C
PU1Aは運転状態に移行する。
【0044】ただし、キャリアロスが検出されたCPU
が運転状態でない場合には、上記切替は実行されない。
【0045】なお、キャリアロスによる異常発生の場合
について述べたが、I/F部の間での送信データの検出
異常、すなわち、ソフトウェア的なエラーの場合でも動
作は同様である。
【0046】以上がキャリアロスによる運転系の自動切
替動作であり、オペレータの操作を必要としない。ま
た、データパターンロスがI/F部11、12、31、
32で検出された場合には、上記キャリアロスと全く同
様の動作となる。
【0047】同様に、運転管理装置3Aの2系CPU2
Aに対するI/F部32がキャリアロスを検出した場合
も、上記と同一の動作によりCPU1が運転モードヘ遷
移する。
【0048】また、接続異常検出手段に所定時間を設定
することにより、異常状態が所定時間にわたって継続し
た場合のみに最終的な異常と見なし、短時間のキャリア
ロスおよびデータパターンロスエラーを無視することも
でき、これにより、無用な運転モードの遷移を防止する
こともできる。
【0049】このように、運転管理装置3Aと各CPU
1A、2Aとの間の接続異常として、無線のキャリアロ
スに応答してハードウェア異常を検出し、データのパタ
ーンロスに応答してソフトウェア異常を検出することが
できる。
【0050】したがって、2重系計算機システムの運転
状態および停止状態の切替信頼性をさらに向上させるこ
とができる。
【0051】すなわち、各CPU1A、2Aに対する無
線接続の切替ルートに関し、ルート故障をハードウェア
的にまたはソフトウェア的に検出し、健全なルートを使
用して健全な系のCPUを運転状態に遷移させるように
して、運転状態の切替時の信頼性を向上させることがで
きる。
【0052】以上のように、2重系切替時の信頼性を向
上させることができるが、運転管理装置3Aと各CPU
1A、2Aとの間の接続ルートは、無線以外(たとえば
赤外線)でも同じ効果を奏する。
【0053】実施の形態3.なお、上記実施の形態1で
は、無線接続の異常検出時の接続ルート切替について言
及しなかったが、無線接続の異常検出時に運転管理装置
3Aと各CPU1A、2Aとの間を赤外線により接続し
てもよい。
【0054】以下、図1とともに、図4のタイミングチ
ャートを参照しながら、運転管理装置3Aと各CPU1
A、2Aとの間を赤外線接続可能に構成したこの発明の
実施の形態2について説明する。
【0055】この場合、電波以外に赤外線によるコント
ロール手段が追加されており、I/F部11、12、2
1、22、31、32は、運転管理装置3Aと各CPU
1A、2Aとの間の無線接続の異常が検出された場合に
は、運転管理装置3Aと各CPU1A、2Aとの間を赤
外線を介して接続するようになっている。
【0056】図4は運転管理装置3Aから送信される無
線信号、赤外線信号、接続異常検出時にセットされる回
線異常フラグFC、無線/赤外線切替フラグ、1系CP
U1の無線受信信号、無線応答信号、赤外線受信信号、
赤外線応答信号、システム異常フラグFSを示してい
る。
【0057】また、図4の時間軸(横軸)において、正
常時、無線異常時(赤外線正常時)、無線異常時での赤
外線異常時(システムダウン時)を順次に示している。
【0058】図4においては、説明を簡略化するため
に、代表的に1系CPU1Aのみに注目した動作を示し
ており、運転管理装置3Aから1系CPU1Aへの送信
に対し、1系CPU1Aからの応答信号の有無に基づい
て1系CPU1Aに対する接続回線の異常を判定してい
る。
【0059】通常、運転管理装置3AのI/F部31
は、無線信号および赤外線信号を送出しており、1系C
PU1AのI/F部11は、無線信号および赤外線信号
の受信に応答して、1系CPU1Aから運転管理装置3
Aに向けて、無線信号および赤外線信号からなる応答信
号を送出する。
【0060】無線信号および赤外線信号は、運転管理装
置3Aから一定周期で送信されており、送信後の許容時
間τ以内に1系CPU1Aから応答信号が得られない場
合には、図4内の×付き破線矢印で示すように、タイム
アウトとなって回線異常フラグFCがセットされる。
【0061】すなわち、許容時間τ以内に無線応答信号
が得られず、1系CPU1Aでの無線信号の受信エラー
が検出されると、1系CPU1Aの無線信号ルートは故
障とみなされる。
【0062】このとき、無線/赤外線切替フラグがセッ
トされて赤外線通信に切替わるので、赤外線信号が正常
であれば、回線異常フラグFCが解除されて1系CPU
1Aに対する通信状態は継続される。
【0063】しかし、無線信号および赤外線信号がとも
に故障したときは、全ルート異常と見なされ、図4内の
×付き破線矢印で示すように、再び回線異常フラグFC
がセットされるとともに、待時間の経過後にシステム異
常フラグFSがセットされる。
【0064】このとき、データロガー装置5は、出力装
置52、53にアラーム表示を行い、前述の実施の形態
2と同様に、1系CPU1Aから2系CPU2への切替
処理を実行し、健全なCPUを稼働させるようにする。
【0065】このように、運転管理装置3Aと各CPU
1A、2Aとの間の接続ルートを、無線に加えて赤外線
を使用して切替可能に構成することにより、無線接続の
異常発生時に赤外線接続を構成して運転状態切替をバッ
クアップすることができるので、運転状態の切替信頼性
をさらに向上させることができる。
【0066】実施の形態4.なお、上記実施の形態1で
は、2重系CPU1、2の切替動作のみに注目し、デー
タロガー装置5の具体的用途について言及しなかった
が、各CPU1A、2Aの運転停止状況をI/F部1
2、22とI/F部41とを介して情報交換することに
より、データロガー装置5を2重系切替状況のトレース
に用いてもよい。
【0067】図1において、各CPU1A、2AのI/
F部12、22とデータロガー装置5のI/F部41と
の相互接続は、無線または赤外線にて実現されるものと
する。これにより、データロガー装置5内に対して逐次
情報を記憶蓄積することができる。
【0068】このように、各CPU1A、2Aにデータ
ロガー装置5を無線接続し、データロガー装置5におい
て、各CPU1A、2Aからの2重系運転状態情報を受
信して記録蓄積することにより、たとえば、接続障害発
生時のデータ収集およびデータ解析などを容易に行うこ
とができ、信頼性および保守性を向上させることができ
る。
【0069】また、データロガー装置5内に格納された
情報を、必要に応じて、CRT52にデータ表示、また
は、プリンタ53にデータ出力することもでき、信頼性
および保守性をさらに向上させることができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、系列毎に同一のプログラムが設定されて動作する
2系列のCPUと、各CPUの運転状態および停止状態
を切替制御する運転管理装置と、各CPUと運転管理装
置とを無線接続するためのI/F部とを備え、運転管理
装置をCPUから隔離した場所に設置可能とするととも
にケーブルを不要としたので、経済性、信頼性および保
守性を向上させた2重系計算機システムが得られる効果
がある。
【0071】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、運転管理装置と各CPUとの間の接続異
常を検出する接続異常検出手段を備え、接続異常検出手
段は、運転管理装置と各CPUとの間の無線キャリアロ
スに基づいて接続ハードウェアの異常を検出し、運転管
理装置と各CPUとの間の無線データのパターンロスに
基づいて接続ソフトウェアの異常を検出するようにした
ので、経済性、信頼性および保守性を向上させるととも
に、運転状態切替の信頼性を向上させた2重系計算機シ
ステムが得られる効果がある。
【0072】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、I/F部は、運転管理装置と各CPUと
の間を無線信号および赤外線信号を介して接続可能に構
成され、運転管理装置と各CPUとの間の接続異常が検
出された場合には、運転管理装置と各CPUとの間を赤
外線を介して接続するようにしたので、経済性、信頼性
および保守性を向上させるとともに、運転状態切替の信
頼性を向上させた2重系計算機システムが得られる効果
がある。
【0073】また、この発明の請求項4によれば、請求
項2または請求項3において、接続異常検出手段は、接
続異常を示す状態が所定時間だけ継続したときに最終的
な接続異常を検出するようにしたので、接続異常状態を
誤検出することがなく、経済性、信頼性および保守性を
向上させるとともに、運転状態切替の信頼性をさらに向
上させた2重系計算機システムが得られる効果がある。
【0074】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1から請求項4までのいずれかにおいて、各CPUに
無線接続されたデータロガー装置と、各CPUとデータ
ロガー装置とを接続するためのI/F部と、データロガ
ー装置に接続された出力装置とを備え、データロガー装
置は、各CPUからの2重系運転状態情報を受信して記
録蓄積し、必要に応じて出力装置に出力させるようにし
たので、障害発生時のデータ収集およびデータ解析が容
易となり、経済性、信頼性および保守性を向上させると
ともに、運転状態切替の信頼性をさらに向上させた2重
系計算機システムが得られる効果がある。
【0075】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、データロガー装置は、各CPUに対して
無線信号および赤外線信号を介して接続されたので、障
害発生時のデータ収集およびデータ解析が容易となり、
経済性、信頼性および保守性を向上させるとともに、運
転状態切替の信頼性をさらに向上させた2重系計算機シ
ステムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1および実施の形態4
を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による動作を示すタ
イミングチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による動作を示すタ
イミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3による動作を示すタ
イミングチャートである。
【図5】 従来の2重系計算機システムを示すブロック
図である。
【符号の説明】
1A 1系CPU、2A 2系CPU、3A 運転管理
装置、5 データロガー装置、11、12 1系CPU
のI/F部、21、22 2系CPUのI/F部、3
1、32 運転管理装置のI/F部、51 データロガ
ー装置のI/F部、52 CRT(出力装置)、53
プリンタ(出力装置)、C1S、C2S運転指令、C1
R、C2R 待機指令(停止指令)、FC 回線異常フ
ラグ、FS システム異常フラグ、τ 許容時間。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系列毎に同一のプログラムが設定されて
    動作する2系列のCPUと、 前記各CPUの運転状態および停止状態を切替制御する
    運転管理装置と、 前記各CPUと前記運転管理装置とを無線接続するため
    のI/F部とを備えた2重系計算機システム。
  2. 【請求項2】 前記運転管理装置と前記各CPUとの間
    の接続異常を検出する接続異常検出手段を備え、 前記接続異常検出手段は、 前記運転管理装置と前記各CPUとの間の無線キャリア
    ロスに基づいて接続ハードウェアの異常を検出し、 前記運転管理装置と前記各CPUとの間の無線データの
    パターンロスに基づいて接続ソフトウェアの異常を検出
    することを特徴とする請求項1に記載の2重系計算機シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記I/F部は、 前記運転管理装置と前記各CPUとの間を無線信号およ
    び赤外線信号を介して接続可能に構成され、 前記運転管理装置と前記各CPUとの間の接続異常が検
    出された場合には、前記運転管理装置と前記各CPUと
    の間を赤外線を介して接続することを特徴とする請求項
    2に記載の2重系計算機システム。
  4. 【請求項4】 前記接続異常検出手段は、接続異常を示
    す状態が所定時間だけ継続したときに最終的な接続異常
    を検出することを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の2重系計算機システム。
  5. 【請求項5】 前記各CPUに無線接続されたデータロ
    ガー装置と、 前記各CPUと前記データロガー装置とを接続するため
    のI/F部と、 前記データロガー装置に接続された出力装置とを備え、 前記データロガー装置は、前記各CPUからの2重系運
    転状態情報を受信して記録蓄積し、必要に応じて前記出
    力装置に出力させることを特徴とする請求項1から請求
    項4までのいずれかに記載の2重系計算機システム。
  6. 【請求項6】 前記データロガー装置は、前記各CPU
    に対して無線信号および赤外線信号を介して接続された
    ことを特徴とする請求項5に記載の2重系計算機システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101510081B (zh) * 2009-03-31 2012-05-09 浙江中控技术股份有限公司 一种冗余切换控制电路及方法

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