JPH10336278A - 二重化通信システム - Google Patents

二重化通信システム

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JPH10336278A
JPH10336278A JP9155861A JP15586197A JPH10336278A JP H10336278 A JPH10336278 A JP H10336278A JP 9155861 A JP9155861 A JP 9155861A JP 15586197 A JP15586197 A JP 15586197A JP H10336278 A JPH10336278 A JP H10336278A
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JP9155861A
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Izumi Doi
泉 土肥
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムを経済的に構築できる二重化通信シ
ステムを提供する。 【解決手段】 A系通信回線3のA系回線交換ユニット
5とA系制御ユニット1b、A系制御ユニット2b相互
間と、A系制御ユニット1bと操作パネル1a相互間
と、A系制御ユニット2bと操作パネル2a相互間とに
それぞれコマンドに対する応答信号がない場合と、B系
通信回線4のB系回線交換ユニット6とB系制御ユニッ
ト7a・7b相互間と、B系制御ユニット7aと操作パ
ネル1a相互間、B系制御ユニット7bと操作パネル2
a相互間にそれぞれコマンドに対する応答信号がない場
合に、操作パネル1aまたは2aがA系通信回線3から
B系通信回線4またはその逆に切替を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二重化通信シス
テムに関し、特に、たとえば、非常災害遠隔監視システ
ムの高信頼性が要求される通信システムに有利に適用さ
れる二重化通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の例えば、テレビ会議システムなど
では、数100Kmも離れた遠隔地に設置されているテ
レビ会議室Aとテレビ会議室Bとに、それぞれテレビ会
議制御装置と、テレビカメラと、モニタテレビと、マイ
クロホンと、スピーカとを基本構成とするテレビ会議端
末装置を設置し、両テレビ会議端末装置のテレビ会議制
御装置間を伝送システムで接続している。このようなテ
レビ会議システムのような通信システムにおいて、テレ
ビ会議室Aとテレビ会議室Bとの間に、映像データと音
声データを円滑かつ高信頼性をもって伝送されることが
要求される。
【0003】このため、テレビ会議室Aとテレビ会議室
Bとの間に敷設される通信回線はA系通信回線とB系通
信回線とに二重化されて敷設され、一方の例えば、A系
通信回線に断線などの異常が発生した場合には、自動的
にB系通信回線に切り替えて、テレビ会議室Aとテレビ
会議室Bとの間のテレビ電話会議に支障を来さないよう
にしている。このように互いに遠隔地に設置された通信
端末装置間のデータ通信に際して、両通信端末装置間に
二重化されて接続された通信回線の異常発生時にA系通
信回線からB系通信回線、あるいはその逆にB系通信回
線からA系通信回線に切り替えることが各種通信システ
ムにおいて試みられている。
【0004】図4はこのように二重化された従来の非常
災害遠隔監視用の二重化通信システムの一例の構成を示
すブロック図である。図4における通信端末装置1・2
は互いに、例えば、数100Km離れた遠隔地に設置さ
れており、例えば、上述のようにテレビ会議システムに
おけるテレビ会議端末装置などに該当する。各通信端末
装置1・2には、A系通信回線3とB系通信回線4とが
接続されて、二重化通信システム構成となっている。各
通信端末装置1・2はそれぞれ操作パネル1a・2aと
A系制御ユニット1b・2bを備えている。操作パネル
1a・2aはそれぞれ少なくとも操作キーと、A系通信
回線3からB系通信回線4への切替、またはその逆方向
の切替機能を備えているとともに、操作キーの操作によ
りA系通信回線3を通して通信端末装置1と2間の接続
と非接続、あるいはB系通信回線4を通して通信端末装
置1と2間の接続と非接続操作が可能になっている。A
系通信回線3とB系通信回線4がともに正常な場合に
は、いずれか一方の通信回線が通信端末装置1と2間に
接続されて、通信端末装置1と2間にデータを伝送す
る。
【0005】各通信端末装置1・2は図示と説明を簡略
にするために、1個ずつ示されているが、実際には、た
とえば、4つずつのごとく、複数個ずつ用いられてい
る。A系通信回線3とB系通信回線4には、それぞれ交
換機能をもつA系回線交換ユニット5とB系回線交換ユ
ニット6が接続されている。各通信端末装置1・2がそ
れぞれ複数の場合に、該当する操作パネルを切り替える
機能を前記交換機はもっている。
【0006】A系通信回線3において、A系回線交換ユ
ニット5と通信端末装置1のA系制御ユニット1bとの
間の回線異常を監視するために、A系回線交換ユニット
5とA系制御ユニット1bとの間に例えば、200ミリ
/s間隔でコマンドを送受信する。同様にして、A系通
信回線3において、A系回線交換ユニット5と通信端末
装置2のA系制御ユニット2bとの間の回線異常を監視
するために、A系回線交換ユニット5とA系制御ユニッ
ト2bとの間に例えば、200ミリ/s間隔でコマンド
を送受信する。さらに、A系通信回線3において、A系
回線交換ユニット5とA系制御ユニット1bと2bとに
は、それぞれ上記コマンドの受信後、所定時間経過して
もコマンドに対する応答が転送されてこない場合には、
回線異常と判断するためのタイマが設けられている。
【0007】また、B系通信回線4においても、B系回
線交換ユニット6が接続されており、B系回線交換ユニ
ット6はA系通信回線3におけるA系回線交換ユニット
5と全く同一構成をなしている。B系通信回線4におい
ても、前記通信端末装置1・2の近くにそれぞれB系制
御ユニット7a・7bが設置されている。B系制御ユニ
ット7a・7bはそれぞれB系通信回線4のB系回線交
換ユニット6とB系通信回線4を通して接続されてお
り、これらのB系制御ユニット7a・7bも前記A系制
御ユニット1b・2bと同一構成をなしている。各B系
制御ユニット7a・7bはそれぞれ通信端末装置1・2
の操作パネル1a・2aと接続されている。
【0008】これらのA系通信回線3とB系通信回線4
の異常を監視するために、監視センタに監視装置8が設
置されている。監視装置8はA系通信回線3とB系通信
回線4に対して共通に設けられ、操作パネル1a・2
a、A系制御ユニット1b・2b、A系回線交換ユニッ
ト5にそれぞれ破線で示すように伝送線9で接続されて
いるとともに、B系制御ユニット7a・7b、B系回線
交換ユニット6にも破線で示す伝送線9で接続されてい
る。
【0009】次に、このように構成された従来の非常災
害遠隔監視用の二重化通信システムのA系通信回線3と
B系通信回線4の異常監視状態に関しての動作について
説明する。いま、A系通信回線3もB系通信回線4も正
常状態にあって、操作パネル1aまたは操作パネル2a
の切替作用により、例えば、通信端末装置1と通信端末
装置2との間にデータ伝送が可能な状態にあるとする。
この状態で、A系通信回線3とB系通信回線4との二重
化された通信回線の異常状態の有無の監視を監視センタ
に設置されている監視装置8により常時監視しいる。
【0010】この場合、監視装置8はA系通信回線3に
対しては、A系回線交換ユニット5、A系制御ユニット
1b・2bの動作の正常または異常を同時に監視してい
る。この監視結果を逐一監視センタに伝送線9を通して
転送しており、監視センタでは、転送されてくる監視結
果の情報を表示装置(図示しない)などに表示し、表示
内容によっては監視員に対処を促すようにしている。
【0011】A系通信回線3の監視と同時に、監視装置
8はB系通信回線4の系に対しても監視しており、B系
回線交換ユニット6、B系制御ユニット7a・7bの正
常または異常を監視し、監視結果はそれぞれ伝送線9を
通して監視センタに転送される。監視センタでは、転送
されてくる監視結果の情報を前記と同様にして表示手段
に表示し、表示内容によっては、監視員に対処を促すよ
うにしている。
【0012】このようなA系通信回線3、B系通信回線
4の監視状態において、いま、監視装置8によりA系通
信回線3におけるA系回線交換ユニット5に異常が検出
されたとすると、A系通信回線3における通信端末装置
1・2のA系制御ユニット1b・2b間の回線状態が異
常であると監視装置8により判断される。また、監視装
置8がA系制御ユニット1bの異常を検出すると、操作
パネル1aとA系回線交換ユニット5間の回線状態が異
常であると、監視装置8により判断される。同様にし
て、監視装置8がA系制御ユニット2bの異常を検出す
ると、操作パネル2aとA系回線交換ユニット5間の回
線状態が異常であると、監視装置8により判断される。
【0013】これらのいずれの異常検出時においても、
監視装置8から操作パネル1aまたは1bに異常検出信
号を転送する。これにより、操作パネル1aまたは1b
はA系通信回線3に異常があるとして、A系通信回線3
からB系通信回線4に自動的に切り替える。以後、通信
端末装置1と2間はB系通信回線4を使用してデータを
授受する。
【0014】なお、上記の異常監視動作の一連の説明
は、A系通信回線3に異常が検出されて、A系通信回線
3からB系通信回線4に自動的に切り替える場合の説明
である。これとは逆にB系通信回線4が通信端末装置1
と2間に接続された状態で、B系通信回線4に異常が検
出された場合も、上記と全く同様にして操作パネル1a
または1bはB系通信回線4からA系通信回線3に自動
的に切り替え、以後、通信端末装置1と2間はA系通信
回線3を使用してデータを授受する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の二
重化通信システムにおいても、監視装置8によりA系通
信回線3とB系通信回線4のうちのいずれか一方に異常
が検出されると、異常の系統から正常な系統の通信回線
に自動的に切り替え、通信端末装置1と2との間でデー
タを授受することができる。しかしながら、監視装置8
を設けなければならず、監視装置8は監視センタに設置
されており、システム規模が大きくなる。しかも、監視
装置8はA系通信回線3のA系回線交換ユニット5、A
系制御ユニット1b・2bと操作パネル1a・2a間を
それぞれ伝送線9により接続しているとともに、B系通
信回線4のB系回線交換ユニット6、B系制御ユニット
7a・7bにも長距離にわたって伝送線9を通して接続
されている。したがって、この伝送線9の敷設が大がか
りとなり、システム構築費用がかかり過ぎるという課題
がある。
【0016】この発明は、前記従来の課題を解決するた
めになされたもので、監視装置の省略を可能として、シ
ステム規模を小さくでき、システム構築費用の削減を可
能とする二重化通信システムを提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の二重化通信システムは、所定距離を隔て
た位置に配置された操作パネル1aと操作パネル2aと
の間にA系通信回線3とB系通信回線4とを敷設して二
重化通信回線を形成し、操作パネル1aと操作パネル2
aの少なくとも一方がA系通信回線3またはB系通信回
線4のいずれか一方の異常状態を検出すると、異常状態
を検出した方の操作パネル1aまたは操作パネル2aが
正常な方のA系通信回線3またはB系通信回線4に切り
替えることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の二重化通信シス
テムの実施の形態について図面に基づき説明する。図1
はこの発明の第1の実施の形態の構成示すブロック図で
ある。図1において、図4の従来例と同一部分には同一
符号を付して説明する。図1においては、図4で示した
監視装置8は省略されており、監視装置8の省略に伴な
い、伝送線9もすべて省略されている。
【0019】図1において、通信端末装置1・2は互い
に、例えば、数100Km離れた遠隔地に設置されてお
り、例えば、前述のようにテレビ会議システムにおける
テレビ会議端末装置などに該当するものである。各通信
端末装置1・2には、A系通信回線3とB系通信回線4
とが接続されて、二重化通信システム構成となってい
る。
【0020】各通信端末装置1・2はそれぞれ操作パネ
ル1a・2aとA系制御ユニット1b・2bを備えてい
る。操作パネル1a・2aはそれぞれ少なくとも操作キ
ーと、A系通信回線3からB系通信回線4への切替、ま
たはその逆方向の切替機能を備えているとともに、操作
キーの操作によりA系通信回線3を通して通信端末装置
1と2間の接続と非接続、あるいはB系通信回線4を通
して通信端末装置1と2間の接続と非接続操作が可能に
なっている。A系通信回線3とB系通信回線4がともに
正常な場合には、いずれか一方の通信回線が通信端末装
置1と2間に接続されて、通信端末装置1と2間にデー
タを伝送する。伝送されるデータは音声と映像の両方あ
るいはそのいずれか一方である。
【0021】各通信端末装置1・2は図示と説明を簡略
にするために、1個ずつ示されているが、実際には、例
えば、4つずつのごとく、複数個ずつ用いられている。
A系通信回線3とB系通信回線4には、それぞれ交換機
能をもつA系回線交換ユニット5とB系回線交換ユニッ
ト6が接続されている。A系回線交換ユニット5とB系
回線交換ユニット6の交換機は、各端末装置1・2がそ
れぞれ複数の場合に、該当する操作パネルを切り替える
機能を備えている。
【0022】A系通信回線3において、A系回線交換ユ
ニット5と通信端末装置1のA系制御ユニット1bとの
間、A系制御ユニット1bと操作パネル1aとの間の回
線異常を監視するために、A系回線交換ユニット5とA
系制御ユニット1bとの間、A系制御ユニット1bと操
作パネル1aとの間に例えば、200ミリ/s間隔でコ
マンドを送受信する。同様にして、A系通信回線3にお
いて、A系回線交換ユニット5と通信端末装置2のA系
制御ユニット2bとの間、A系制御ユニット2bと操作
パネル2aとの間の回線異常を監視するために、A系回
線交換ユニット5とA系制御ユニット2bとの間、A系
制御ユニット2bと操作パネル2aとの間に例えば、2
00ミリ/s間隔でコマンドを送受信する。さらに、A
系通信回線3において、A系回線交換ユニット5とA系
制御ユニット1bと2bとには、それぞれ前記コマンド
を受信後、A系通信回線3の諸条件による伝送遅延を加
味した所定時間経過してもコマンドに対する応答が転送
されて来ない場合には、回線異常と判断するためのタイ
マ(図示せず)が設けられている。
【0023】また、B系通信回線4においても、B系回
線交換ユニット6が接続されており、B系回線交換ユニ
ット6はA系通信回線3におけるA系回線交換ユニット
5と全く同一構成をなしている。B系通信回線4におい
ても、前記通信端末装置1・2の近くにそれぞれB系制
御ユニット7a・7bが設置されている。B系制御ユニ
ット7a・7bはそれぞれB系通信回線4のB系回線交
換ユニット6にB系通信回線4を通して接続されてお
り、これらのB系制御ユニット7a・7bも前記A系制
御ユニット1b・2bと同一構成をなしている。各B系
制御ユニット7a・7bはそれぞれ通信端末装置1・2
の操作パネル1a・2aと接続されている。
【0024】次に、以上のように構成された第1の実施
の形態の動作について説明する。A系通信回線3、B系
通信回線4の両方のA系回線交換ユニット5とA系制御
ユニット1b・2b間および、B系通信回線4のB系交
換ユニット6とB系制御ユニット7a・7b間の回線の
異常の監視、および通信端末装置1・2の接続状態の監
視について説明する。まず、A系通信回線3のA系回線
交換ユニット5とA系制御ユニット1b・2b間の回線
の異常の監視、およびB系通信回線4のB系交換ユニッ
ト6とB系制御ユニット7a・7b間の回線の異常の監
視のうち、A系回線交換ユニット5とA系制御ユニット
1b・2b間の回線の異常の監視の場合から説明する。
この場合、操作パネル1aまたは2aの操作により、通
信端末装置1と2間にA系通信回線3とB系通信回線4
とが非接続状態となっている。この状態で、A系通信回
線3のA系回線交換ユニット5からA系制御ユニット1
b・2bに対してそれぞれ回線チェック用のコマンドを
200m/s間隔で送出する。前記コマンドはA系回線
交換ユニット5とA系制御ユニット1b・2b間のA系
通信回線3に異常がなければ、A系制御ユニット1b・
2bでそれぞれ受信して、その受信に対してA系制御ユ
ニット1b・2bから応答信号を返信する。
【0025】また、A系回線交換ユニット5とA系制御
ユニット1b・2bはそれぞれタイマで回線チェック用
のコマンドの発生から応答信号の返信までのタイミング
をチェックしており、A系回線交換ユニット5とA系制
御ユニット1b・2b間のA系通信回線3の諸条件によ
る遅延時間を加味した時間以上にA系制御ユニット1b
・2bのいずれか、あるいは両方がコマンドを受信しな
い場合、またはコマンドを受信してもA系制御ユニット
1b・2bのいずれか、あるいは両方がコマンドに対す
る返信がA系回線交換ユニット5に転送されなかった場
合には、A系回線交換ユニット5とA系制御ユニット1
b・2b間の少なくとも一方のA系通信回線3に異常が
発生したことを操作パネル1aまたは2aで判定する。
【0026】操作パネル1aまたは2aがこの異常を判
定すると、異常を判定した側の操作パネル1aまたは2
aにより、A系通信回線3からB系通信回線4に切り替
える。この切替に際して、操作パネル1a・1bはそれ
ぞれA系制御ユニット1b・2b、B系制御ユニット7
a・7bにシリアルインタフェースにより接続されてお
り、A系通信回線3とB系通信回線4とを同時に監視し
ているから異常を検出すると、瞬時にA系通信回線3か
らB系通信回線4へ切り替えられる。
【0027】また、B系通信回線4のB系回線交換ユニ
ット6とB系制御ユニット7a・7b間の回線の異常も
全く同様に監視される。すなわち、操作パネル1aまた
は2aの操作により、通信端末装置1と2間にA系通信
回線3とB系通信回線4とが非接続状態となっていると
し、この状態でB系通信回線4のB系回線交換ユニット
6からB系制御ユニット7a・7bに対してそれぞれ回
線チェック用のコマンドを200m/s間隔で送出す
る。このコマンドはB系回線交換ユニット6とB系制御
ユニット7a・7b間のB系通信回線4に異常がなけれ
ば、B系制御ユニット7a・7bでそれぞれ受信して、
その受信に対してB系制御ユニット7a・7bから応答
信号を返信する。
【0028】また、B系回線交換ユニット6とB系制御
ユニット7a・7bはそれぞれタイマで回線チェック用
のコマンドの発生から応答信号の返信までのタイミング
をチェックしており、B系回線交換ユニット6とB系制
御ユニット7a・7b間のB系通信回線4の諸条件によ
る遅延時間を加味した時間以上にB系制御ユニット7a
・7bのいずれか、あるいは両方がコマンドを受信しな
い場合、またはコマンドを受信してもB系制御ユニット
7a・7bのいずれか、あるいは両方がコマンドに対す
る返信がB系回線交換ユニット6に転送されなかった場
合には、B系回線交換ユニット6とB系制御ユニット7
a・7b間の少なくとも一方のB系通信回線4に異常が
発生したことを操作パネル1aまたは2aで判定する。
【0029】操作パネル1aまたは2aがこの異常を判
定すると、異常を判定した側の操作パネル1aまたは2
aにより、B系通信回線4からA系通信回線3に切り替
える。この切替に際して、操作パネル1a・1bはそれ
ぞれA系制御ユニット1b・2b、B系制御ユニット7
a・7bにシリアルインタフェースにより接続されてお
り、A系通信回線3とB系通信回線4とを同時に監視し
ているから異常を検出すると、瞬時にB系通信回線4か
らA系通信回線3に切り替えられる。このように、監視
装置を使用することなく操作パネル1a・2aに監視機
能をもたせることにより、A系回線交換ユニット5とA
系制御ユニット1bまたは2b間、およびB系回線交換
ユニット6とB系制御ユニット7aまたは7b間の回線
異常を監視できる。
【0030】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図2はこの発明の第2の実施の形態を説明
するための機能ブロック図である。図2の第2の実施の
形態では、通信端末装置1・2間にA系通信回線3が接
続状態で、B系通信回線4が非接続状態であり、かつA
系通信回線3とB系通信回線4がともに、正常状態にお
いて、A系通信回線3において、A系制御ユニット1b
と操作パネル1aとの間の回線区間10に異常11が発
生した場合に、通信端末装置1・2間の接続をA系通信
回線3からB系通信回線4に切り替える場合の実施の形
態を示している。
【0031】図2の白抜き矢印Y1の下方部分に示すよ
うに、A系通信回線3において、A系制御ユニット1b
と操作パネル1aとの間の回線区間10に異常状態11
が発生すると、A系制御ユニット1bから操作パネル1
aに送信する回線チェック用のコマンドを操作パネル1
aが受信できないために、操作パネル1aからのコマン
ドに対する応答信号をA系制御ユニット1bが受信する
ことができない。したがって、操作パネル1aがA系通
信回線3の回線区間10の異常状態11の検出により、
通信端末装置1と2との間をA系通信回線3からB系通
信回線4に切り替える。
【0032】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て図3を参照して説明する。図3は第3の実施の形態を
説明するための機能ブロック図であり、図3において
も、図1と同一部分には、同一符号を付すのみにとどめ
るとともに、各部材の接続関係も図1と同じであるから
再度の説明を省略する。第3の実施の形態では、A系通
信回線3における操作パネル2aとA系制御ユニット2
bとの間の回線区間12において、異常状態13が発生
し、B系通信回線4の回線区間10・12がともに正常
な状態において、操作パネル1aより操作パネル2aに
発呼して操作パネル1aと2a間、すなわち、通信端末
装置1と2間を接続しようとする場合である。
【0033】この場合、A系通信回線3における回線区
間12が異常状態13であるから、操作パネル2aとA
系制御ユニット2bとの間の回線区間12が非接続状態
となる。したがって、操作パネル1aより操作パネル2
aに対して発呼した場合に、A系通信回線3の回線区間
13が異常状態13であるので、この回線区間13、す
なわちA系制御ユニット2bと操作パネル2a間は、非
接続状態となる。
【0034】しかし、B系通信回線4において、回線区
間10と12はともに正常であり、操作パネル1a・2
aの接続状態がA系通信回線3、B系通信回線4におい
て、不一致となるために、A系通信回線3の回線区間1
2の異常状態13を操作パネル1aで検出して、操作パ
ネル1aにより通信端末装置1・2間の回線接続をA系
通信回線3からB系通信回線4に切り替える。この結
果、操作パネル1a・2a間の通信回線はA系通信回線
3からB系通信回線4に自動的に切り替える。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明の二重化通信シ
ステムによれば、所定距離を隔てた第1の操作パネルと
第2の操作パネルとの間にA系通信回線とB系通信回線
とを敷設して二重化通信回線を形成し、第1の操作パネ
ルと第2の操作パネルの少なくとも一方がA系通信回線
またはB系通信回線のいずれか一方の異常状態を検出す
ると、第1の操作パネルと第2の操作パネルとの間の通
信回線を正常な方のA系通信回線またはB系通信回線に
切り替えるようにしたので、A系通信回線とA系制御ユ
ニット間、B系通信回線とB系制御ユニット間の回線異
常の監視と、操作パネルの接続相手先のA系通信回線、
B系通信回線を監視できる。したがって、システムの一
括監視装置を設ける必要がなくなり、監視装置を接続す
るための伝送線の敷設も不要となり、システムの構築の
規模を縮小化することができるとともに、システムの構
築費用を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重化通信システムの第1の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の二重化通信システムの第2の実施の形
態を説明するための機能ブロック図である。
【図3】本発明の二重化通信システムの第3の実施の形
態を説明するための機能ブロック図である。
【図4】従来の二重化通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 通信端末装置 2 通信端末装置 1a 操作パネル 2a 操作パネル 1b A系制御ユニット 2b A系制御ユニット 3 A系通信回線 4 B系通信回線 5 A系回線交換ユニット 6 B系回線交換ユニット 7a B系制御ユニット 7b B系制御ユニット 9 伝送回線 10 回線区間 11 異常状態 12 回線区間 13 異常状態

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定距離隔てた位置に配置された第1の
    操作パネル(1a)と第2の操作パネル(2a)との間にA系通
    信回線(3) とB系通信回線(4) とを敷設して二重化通信
    回線を形成し、 第1の操作パネル(1a)と第2の操作パネル(2a)の少なく
    とも一方がA系通信回線(3) またはB系通信回線(4) の
    いずれか一方の異常状態を検出すると、異常状態を検出
    した方の前記第1の操作パネル(1a)または第2の操作パ
    ネル(2a)が正常な方のA系通信回線(3) またはB系通信
    回線(4) に切り替えることを特徴とする二重化通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二重化通信システムにお
    いて、 A系通信回線(3) とB系通信回線(4) は、回線チェック
    用のコマンドの送信とその応答信号の受信を行って前記
    A系通信回線(3) とB系通信回線(4) の所定区間の異常
    をそれぞれ個別に監視する回線交換ユニット(5) ・(6)
    と、 A系通信回線(3) において回線交換ユニット(5) との間
    で相互に回線チェック用のコマンドの送信とその応答信
    号の受信を行ってA系通信回線(3) の異常を検出すると
    第1の操作パネル(1a)または第2の操作パネル(2a)に異
    常発生を知らせる第1および第2の制御ユニット(1b)・
    (2b)と、 B系通信回線(4) において前記回線交換ユニット(6) と
    の間で相互に前記回線チェック用のコマンドの送信とそ
    の応答信号の受信を行って前記B系通信回線(4) の異常
    を検出すると第1の操作パネル(1a)または第2の操作パ
    ネル(2a)に異常発生を知らせる第3および第4制御ユニ
    ット(7a)・(7b) と、を接続することを特徴とする二重
    化通信システム。
JP9155861A 1997-05-29 1997-05-29 二重化通信システム Pending JPH10336278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101155384B1 (ko) * 2011-08-26 2012-06-14 우영정보통신주식회사 직통전화의 통신선로 선택장치 및 그 운용방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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