JPH1139002A - コントローラのバックアップシステム - Google Patents
コントローラのバックアップシステムInfo
- Publication number
- JPH1139002A JPH1139002A JP19838997A JP19838997A JPH1139002A JP H1139002 A JPH1139002 A JP H1139002A JP 19838997 A JP19838997 A JP 19838997A JP 19838997 A JP19838997 A JP 19838997A JP H1139002 A JPH1139002 A JP H1139002A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- controller
- local
- backup
- control
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
- Safety Devices In Control Systems (AREA)
- Programmable Controllers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 それぞれ異なる制御を実行するローカルコ
ントローラの異常時であっても確実にバックアップする
ことにある。 【解決手段】 複数のローカルコントローラ11 ,12
を1個のバックアップコントローラ6でバックアップす
るに際し、各ローカルコントローラを構成するコントロ
ーラ本体部11と入出力部12との間に、通常運転時に
コントローラ本体部側に、当該コントローラ本体部の異
常時または伝送異常時にプライベートバスライン7一端
側に接続するスイッチ手段13を設け、また各ローカル
コントローラごとに制御に必要なデータを格納するデー
タベース5を設け、コントローラ本体部の異常時または
伝送異常時にデータベースから異常となったローカルコ
ントローラが用いる制御上必要なデータをダウンロード
し、プライベートバスラインおよび入出力部を通して現
場側機器を制御する。
ントローラの異常時であっても確実にバックアップする
ことにある。 【解決手段】 複数のローカルコントローラ11 ,12
を1個のバックアップコントローラ6でバックアップす
るに際し、各ローカルコントローラを構成するコントロ
ーラ本体部11と入出力部12との間に、通常運転時に
コントローラ本体部側に、当該コントローラ本体部の異
常時または伝送異常時にプライベートバスライン7一端
側に接続するスイッチ手段13を設け、また各ローカル
コントローラごとに制御に必要なデータを格納するデー
タベース5を設け、コントローラ本体部の異常時または
伝送異常時にデータベースから異常となったローカルコ
ントローラが用いる制御上必要なデータをダウンロード
し、プライベートバスラインおよび入出力部を通して現
場側機器を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種機器の運転状
況,故障状態を監視制御する制御システムに利用される
コントローラのバックアップシステムに係わり、特に1
個のバックアップコントローラを用いて複数個のローカ
ルコントローラをバックアップするコントローラのバッ
クアップシステムに関する。
況,故障状態を監視制御する制御システムに利用される
コントローラのバックアップシステムに係わり、特に1
個のバックアップコントローラを用いて複数個のローカ
ルコントローラをバックアップするコントローラのバッ
クアップシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、n個のローカルコントローラと1
個のバックアップコントローラとが設置され、何れかの
ローカルコントローラの異常時に1個のバックアップコ
ントローラを用いてバックアップするコントローラのバ
ックアップ方式が提案されている(特開平2−8374
5号公報)。
個のバックアップコントローラとが設置され、何れかの
ローカルコントローラの異常時に1個のバックアップコ
ントローラを用いてバックアップするコントローラのバ
ックアップ方式が提案されている(特開平2−8374
5号公報)。
【0003】このバックアップ方式は、異常時に異常を
表わす信号を出力するn個のローカルコントローラと、
これらn個のローカルコントローラに第1の伝送系を介
して接続され、何れかのローカルコントローラの異常時
にバックアップする1個のバックアップコントローラ
と、各ローカルコントローラと現場側機器との間に設け
られ、現場側機器を第2の伝送系を介して互いに2個の
ローカルコントローラ側に選択接続するスイッチ回路と
を設け、通常運転時に接続されている一方のローカルコ
ントローラの異常時、この異常となったローカルコント
ローラからの異常信号を受けてスイッチ回路が他方のロ
ーカルコントローラ側を選択し、当該他方のローカルコ
ントローラを中継しつつ1個のバックアップコントロー
ラにより異常となったローカルコントローラをバックア
ップする方式である。
表わす信号を出力するn個のローカルコントローラと、
これらn個のローカルコントローラに第1の伝送系を介
して接続され、何れかのローカルコントローラの異常時
にバックアップする1個のバックアップコントローラ
と、各ローカルコントローラと現場側機器との間に設け
られ、現場側機器を第2の伝送系を介して互いに2個の
ローカルコントローラ側に選択接続するスイッチ回路と
を設け、通常運転時に接続されている一方のローカルコ
ントローラの異常時、この異常となったローカルコント
ローラからの異常信号を受けてスイッチ回路が他方のロ
ーカルコントローラ側を選択し、当該他方のローカルコ
ントローラを中継しつつ1個のバックアップコントロー
ラにより異常となったローカルコントローラをバックア
ップする方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなローカルコントローラのバックアップ方式におい
ては、次のような問題点が指摘されている。 (1) 1個のバックアップコントローラを用いてn個
のローカルコントローラをバックアップすることから、
各ローカルコントローラとも同一の制御を実行するプロ
セス制御系であれば適用できるが、例えば各現場側機器
ごとに制御の仕方が異なるとか、各ローカルコントロー
ラごとに異なるプログラムを用いて個別制御を実行する
場合には、1台のバックアップコントローラだけではn
個のローカルコントローラのバックアップをすることが
できない。 (2) また、各ローカルコントローラの外部にそれぞ
れスイッチ回路を設けているので、スイッチ回路を切り
換えた瞬間、現場側機器に対する操作信号が一時的に停
止または低下することが予想され、プロセス制御系を乱
す問題がある。 (3) さらに、スイッチ回路に接続されている2個の
ローカルコントローラのうち、何らか一方のローカルコ
ントローラの異常の場合には有効に機能するが、他方の
ローカルコントローラも異常となったとき、バックアッ
プの機能を果たせなくなる問題がある。
ようなローカルコントローラのバックアップ方式におい
ては、次のような問題点が指摘されている。 (1) 1個のバックアップコントローラを用いてn個
のローカルコントローラをバックアップすることから、
各ローカルコントローラとも同一の制御を実行するプロ
セス制御系であれば適用できるが、例えば各現場側機器
ごとに制御の仕方が異なるとか、各ローカルコントロー
ラごとに異なるプログラムを用いて個別制御を実行する
場合には、1台のバックアップコントローラだけではn
個のローカルコントローラのバックアップをすることが
できない。 (2) また、各ローカルコントローラの外部にそれぞ
れスイッチ回路を設けているので、スイッチ回路を切り
換えた瞬間、現場側機器に対する操作信号が一時的に停
止または低下することが予想され、プロセス制御系を乱
す問題がある。 (3) さらに、スイッチ回路に接続されている2個の
ローカルコントローラのうち、何らか一方のローカルコ
ントローラの異常の場合には有効に機能するが、他方の
ローカルコントローラも異常となったとき、バックアッ
プの機能を果たせなくなる問題がある。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、各ローカルコントローラがそれぞれ異なる制御を実
行する場合でも確実にバックアップでき、またバックア
ップ切り換え時にプロセス制御系を乱すことなく安定に
移行可能とするコントローラのバックアップシステムを
提供することにある。
で、各ローカルコントローラがそれぞれ異なる制御を実
行する場合でも確実にバックアップでき、またバックア
ップ切り換え時にプロセス制御系を乱すことなく安定に
移行可能とするコントローラのバックアップシステムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、上位装置に伝送ラインおよび複数のロー
カルコントローラを介して現場側機器の動作状態,故障
状態を監視制御する制御システムにおいて、コントロー
ラ本体部と入出力部との間にスイッチ手段が設けて、通
常運転時にはコントローラ本体部側に、コントローラ本
体部の異常時または伝送異常時にはプライベートバスラ
イン側に接続する前記ローカルコントローラと、各ロー
カルコントローラごとに制御に必要なプログラムデータ
および各ローカルコントローラに対する入出力データを
保存するデータベースと、前記プライベートバスライン
の他端側に接続され、何れかのローカルコントローラの
コントローラ本体部異常時または伝送異常時、前記デー
タベースから制御に必要なデータをダウンロードし、異
常コントローラ本体部,異常伝送ラインに代わってプラ
イベートバスラインを通してバックアップするバックア
ップコントローラとを設けたものである。
に、本発明は、上位装置に伝送ラインおよび複数のロー
カルコントローラを介して現場側機器の動作状態,故障
状態を監視制御する制御システムにおいて、コントロー
ラ本体部と入出力部との間にスイッチ手段が設けて、通
常運転時にはコントローラ本体部側に、コントローラ本
体部の異常時または伝送異常時にはプライベートバスラ
イン側に接続する前記ローカルコントローラと、各ロー
カルコントローラごとに制御に必要なプログラムデータ
および各ローカルコントローラに対する入出力データを
保存するデータベースと、前記プライベートバスライン
の他端側に接続され、何れかのローカルコントローラの
コントローラ本体部異常時または伝送異常時、前記デー
タベースから制御に必要なデータをダウンロードし、異
常コントローラ本体部,異常伝送ラインに代わってプラ
イベートバスラインを通してバックアップするバックア
ップコントローラとを設けたものである。
【0007】従って、本発明は、以上のような手段を講
じたことにより、何れかのローカルコントローラのコン
トローラ本体部異常時または伝送異常時、スイッチ手段
はコントローラ本体部から異常信号を受けてプライベー
トバスライン側を選択し、一方、バックアップコントロ
ーラでは、伝送ラインを通して異常を検知すると、デー
タベースから異常となったローカルコントローラの制御
に必要なデータをダウンロードし現場機器を制御するの
で、それぞれ異なるプログラムを用いて個別制御を実行
する各ローカルコントローラの異常であっても、データ
ベースからダウンロードによって得られたデータを用い
て確実にバックアップすることができる。
じたことにより、何れかのローカルコントローラのコン
トローラ本体部異常時または伝送異常時、スイッチ手段
はコントローラ本体部から異常信号を受けてプライベー
トバスライン側を選択し、一方、バックアップコントロ
ーラでは、伝送ラインを通して異常を検知すると、デー
タベースから異常となったローカルコントローラの制御
に必要なデータをダウンロードし現場機器を制御するの
で、それぞれ異なるプログラムを用いて個別制御を実行
する各ローカルコントローラの異常であっても、データ
ベースからダウンロードによって得られたデータを用い
て確実にバックアップすることができる。
【0008】また、ローカルコントローラの異常時、ス
イッチ手段によりコントローラ本体部側からプライベー
トバスライン側に切り換えても、入出力部で必要なデー
タを一時保存しているので、現場側機器への操作信号が
一時的に断となったり、低下するといったことがなくな
り、安定にバックアップ制御に移行できる。
イッチ手段によりコントローラ本体部側からプライベー
トバスライン側に切り換えても、入出力部で必要なデー
タを一時保存しているので、現場側機器への操作信号が
一時的に断となったり、低下するといったことがなくな
り、安定にバックアップ制御に移行できる。
【0009】さらに、プライベートバスラインは、共通
の信号ラインを各ローカルコントローラのスイッチ手段
の被選択端子側に配線したが、例えばスイッチ手段ごと
に個別に信号ラインを配線すれば、同時に複数個のロー
カルコントローラの異常時でも確実にバックアップ可能
となる。
の信号ラインを各ローカルコントローラのスイッチ手段
の被選択端子側に配線したが、例えばスイッチ手段ごと
に個別に信号ラインを配線すれば、同時に複数個のロー
カルコントローラの異常時でも確実にバックアップ可能
となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は制御システムに適用した本
発明に係わるコントローラのバックアップシステムの一
実施の形態を示す構成図である。このシステムは、プラ
ント各所の設備機器,例えば検出機器,操作機器等の現
場側機器の動作状態を取込む一方、当該現場側機器を操
作制御する複数のローカルコントローラ11 ,12 ,…
と中央監視操作卓などのヒューマンマシンシステム2,
3とがバスなどの伝送ライン4を介して接続されてい
る。
発明に係わるコントローラのバックアップシステムの一
実施の形態を示す構成図である。このシステムは、プラ
ント各所の設備機器,例えば検出機器,操作機器等の現
場側機器の動作状態を取込む一方、当該現場側機器を操
作制御する複数のローカルコントローラ11 ,12 ,…
と中央監視操作卓などのヒューマンマシンシステム2,
3とがバスなどの伝送ライン4を介して接続されてい
る。
【0011】このヒューマンマシンシステム2,3は、
各ローカルコントローラ11 ,12,…から伝送されて
くる現場側機器の動作状態を監視しながら所望とする制
御指令を出力し、各ローカルコントローラ11 ,12 ,
…では伝送ライン4を通して制御指令を受信し現場側機
器を操作制御する。
各ローカルコントローラ11 ,12,…から伝送されて
くる現場側機器の動作状態を監視しながら所望とする制
御指令を出力し、各ローカルコントローラ11 ,12 ,
…では伝送ライン4を通して制御指令を受信し現場側機
器を操作制御する。
【0012】前記各ローカルコントローラ11 ,12 ,
…は、例えば送受信部,メモリ部およびPIまたはPI
D(P:比例,I:積分,D:微分)調節演算を実行す
る調節部その他必要な構成要素を備えたコントローラ本
体部11と、検出信号や操作信号等の入出力データを一
時記憶保持しつつ入出力する入出力部12と、各ローカ
ルコントローラ11 ,12 ,…の内部にあって、正常運
転時には入出力部12をコントローラ本体部11側に接
続し、図示×記号で示すようにコントローラ本体部11
の異常時または伝送異常時には異常側ローカルコントロ
ーラ11 からの異常信号を受けてプライベートバスライ
ン5側に接続するスイッチ手段13とが設けられてい
る。
…は、例えば送受信部,メモリ部およびPIまたはPI
D(P:比例,I:積分,D:微分)調節演算を実行す
る調節部その他必要な構成要素を備えたコントローラ本
体部11と、検出信号や操作信号等の入出力データを一
時記憶保持しつつ入出力する入出力部12と、各ローカ
ルコントローラ11 ,12 ,…の内部にあって、正常運
転時には入出力部12をコントローラ本体部11側に接
続し、図示×記号で示すようにコントローラ本体部11
の異常時または伝送異常時には異常側ローカルコントロ
ーラ11 からの異常信号を受けてプライベートバスライ
ン5側に接続するスイッチ手段13とが設けられてい
る。
【0013】さらに、伝送ライン4にはデータベース6
および1個のバックアップコントローラ7が接続されて
いる。このデータベース6には、各ローカルコントロー
ラ11 ,12 ,…ごとに同一または異なる制御プログラ
ムデータ、各ローカルコントローラ11 ,12 ,…対応
の現場側機器を制御する上で必要な上下限値の他、ヒュ
ーマンマシンシステム2,3から各ローカルコントロー
ラ11 ,12 ,…に伝送する制御指令、各ローカルコン
トローラ11 ,12 ,…から伝送ライン4を通してヒュ
ーマンマシンシステム2,3に伝送する現場側機器の動
作状態データなどを保存する機能をもっている。なお、
現場側機器の動作状態データは一定期間を定めて時系列
的に保存する。
および1個のバックアップコントローラ7が接続されて
いる。このデータベース6には、各ローカルコントロー
ラ11 ,12 ,…ごとに同一または異なる制御プログラ
ムデータ、各ローカルコントローラ11 ,12 ,…対応
の現場側機器を制御する上で必要な上下限値の他、ヒュ
ーマンマシンシステム2,3から各ローカルコントロー
ラ11 ,12 ,…に伝送する制御指令、各ローカルコン
トローラ11 ,12 ,…から伝送ライン4を通してヒュ
ーマンマシンシステム2,3に伝送する現場側機器の動
作状態データなどを保存する機能をもっている。なお、
現場側機器の動作状態データは一定期間を定めて時系列
的に保存する。
【0014】前記バックアップコントローラ7は、各ロ
ーカルコントローラ11 ,12 ,…のコントローラ本体
部11と同様な構成要素を有し、コントローラ本体部1
1の異常時または伝送異常時、データベース6から異常
となったローカルコントローラ例えば11 の制御に必要
なデータ例えば制御プログラムデータ、目標値データ、
演算制御用パラメータ、上下限値データ、現場側機器の
状態データなどをダウンロード8し、現場側機器の状態
データなどから制御プログラムデータの実行状態を判断
し、プライベートバスライン5−スイッチ手段13−異
常となったローカルコントローラ11 の入出力部12を
通して現場側機器を操作制御する。
ーカルコントローラ11 ,12 ,…のコントローラ本体
部11と同様な構成要素を有し、コントローラ本体部1
1の異常時または伝送異常時、データベース6から異常
となったローカルコントローラ例えば11 の制御に必要
なデータ例えば制御プログラムデータ、目標値データ、
演算制御用パラメータ、上下限値データ、現場側機器の
状態データなどをダウンロード8し、現場側機器の状態
データなどから制御プログラムデータの実行状態を判断
し、プライベートバスライン5−スイッチ手段13−異
常となったローカルコントローラ11 の入出力部12を
通して現場側機器を操作制御する。
【0015】次に、以上のようなコントローラ用バック
アップシステムの動作について説明する。通常運転時、
ヒューマンマシンシステム2または3は、ローカルコン
トローラ例えば11 を指定し所定の目標値信号などの制
御指令を伝送すると、該当するローカルコントローラ1
1 は当該制御指令を受信し所定の制御プログラムに従っ
て例えば調節演算を実行し、得られた出力信号をスイッ
チ手段13および入出力部12を経由して現場側機器を
制御する。また、ヒューマンマシンシステム2または3
から伝送された制御指令は、データベース6にも格納さ
れる。
アップシステムの動作について説明する。通常運転時、
ヒューマンマシンシステム2または3は、ローカルコン
トローラ例えば11 を指定し所定の目標値信号などの制
御指令を伝送すると、該当するローカルコントローラ1
1 は当該制御指令を受信し所定の制御プログラムに従っ
て例えば調節演算を実行し、得られた出力信号をスイッ
チ手段13および入出力部12を経由して現場側機器を
制御する。また、ヒューマンマシンシステム2または3
から伝送された制御指令は、データベース6にも格納さ
れる。
【0016】前記ローカルコントローラ11 は、現場側
機器である検出機器から検出信号を受けると、入出力部
12で取り込んで一時保存した後、コントローラ本体部
11に送出し、ここで必要な演算制御を行う一方、コン
トローラ本体部11の送受信部から伝送ライン4を通し
てヒューマンマシンシステム2,3およびデータベース
6に送られる。
機器である検出機器から検出信号を受けると、入出力部
12で取り込んで一時保存した後、コントローラ本体部
11に送出し、ここで必要な演算制御を行う一方、コン
トローラ本体部11の送受信部から伝送ライン4を通し
てヒューマンマシンシステム2,3およびデータベース
6に送られる。
【0017】ここで、ヒューマンマシンシステム2また
は3は、ローカルコントローラ11から伝送されてくる
状態信号をディスプレィなどに表示し、動作状態を監視
し必要に応じて制御指令を送出する。一方、データベー
ス6は、ローカルコントローラ11 から伝送されてくる
状態信号をローカルコントローラ11 に対応するエリア
に時系列的に記憶保存する。
は3は、ローカルコントローラ11から伝送されてくる
状態信号をディスプレィなどに表示し、動作状態を監視
し必要に応じて制御指令を送出する。一方、データベー
ス6は、ローカルコントローラ11 から伝送されてくる
状態信号をローカルコントローラ11 に対応するエリア
に時系列的に記憶保存する。
【0018】この状態において例えばローカルコントロ
ーラ11 に何らかの異常が発生したとき、コントローラ
本体部11から異常信号を送出する。スイッチ手段13
はコントローラ本体部11からの異常信号を受けてプラ
イベートバス5側を選択する。一方、バックアップコン
トローラ7は伝送ライン4を通じてローカルコントロー
ラ11 の異常を検知する。
ーラ11 に何らかの異常が発生したとき、コントローラ
本体部11から異常信号を送出する。スイッチ手段13
はコントローラ本体部11からの異常信号を受けてプラ
イベートバス5側を選択する。一方、バックアップコン
トローラ7は伝送ライン4を通じてローカルコントロー
ラ11 の異常を検知する。
【0019】ここで、バックアップコントローラ7は、
ローカルコントローラ11 の異常であると特定すると、
データベース6から当該ローカルコントローラ11 に関
連するプログラムデータその他のデータをダウンロード
し、プログラムに従って異常となったローカルコントロ
ーラ11 のコントローラ本体部11に代わって演算制御
を実施し、得られた操作信号を現場側機器に送出し、現
場側機器を制御する。
ローカルコントローラ11 の異常であると特定すると、
データベース6から当該ローカルコントローラ11 に関
連するプログラムデータその他のデータをダウンロード
し、プログラムに従って異常となったローカルコントロ
ーラ11 のコントローラ本体部11に代わって演算制御
を実施し、得られた操作信号を現場側機器に送出し、現
場側機器を制御する。
【0020】その結果、このバックアップコントローラ
7は、ローカルコントローラ11 のコントローラ本体部
11の異常時、ローカルコントローラ11 で用いられて
いる制御プログラムデータおよ最新のデータを用いてバ
ックアップ制御を実施するので、各ローカルコントロー
ラ11 ,12 ごとに異なる制御を行う場合でも、確実に
バックアップできる。また、ローカルコントローラ11
のコントローラ本体部11の異常時、スイッチ手段13
はコントローラ本体部11からプライベートバスライン
5側に切り換わるが、入出力信号を一時的に入出力部1
2に保存するようにすることにより、出力信号の断など
の減少がなくなり、スムーズにバックアップ制御に移行
し、安定制御を実現できる。
7は、ローカルコントローラ11 のコントローラ本体部
11の異常時、ローカルコントローラ11 で用いられて
いる制御プログラムデータおよ最新のデータを用いてバ
ックアップ制御を実施するので、各ローカルコントロー
ラ11 ,12 ごとに異なる制御を行う場合でも、確実に
バックアップできる。また、ローカルコントローラ11
のコントローラ本体部11の異常時、スイッチ手段13
はコントローラ本体部11からプライベートバスライン
5側に切り換わるが、入出力信号を一時的に入出力部1
2に保存するようにすることにより、出力信号の断など
の減少がなくなり、スムーズにバックアップ制御に移行
し、安定制御を実現できる。
【0021】また、各ローカルコントローラ11 ,12
のプログラム変更が生じたとき、変更プログラムデータ
をデータベース6に格納した後にバックアップコントロ
ーラ7にダウンロードし、該当ローカルコントローラを
ダウンさせた後、変更プログラムを用いて試験制御を実
施し、その試験結果に基づいて変更プログラムデータを
修正し、ローカルコントローラに組み込むこともでき、
スムーズに制御を移行させつつプログラムの変更を行う
ことができる。つまり、現場側機器を停止させたり、或
いは改造のために停電させるといったことがなくなり、
現場側機器の運転を継続したまま、ローカルコントロー
ラの改造作業を進めることができる。
のプログラム変更が生じたとき、変更プログラムデータ
をデータベース6に格納した後にバックアップコントロ
ーラ7にダウンロードし、該当ローカルコントローラを
ダウンさせた後、変更プログラムを用いて試験制御を実
施し、その試験結果に基づいて変更プログラムデータを
修正し、ローカルコントローラに組み込むこともでき、
スムーズに制御を移行させつつプログラムの変更を行う
ことができる。つまり、現場側機器を停止させたり、或
いは改造のために停電させるといったことがなくなり、
現場側機器の運転を継続したまま、ローカルコントロー
ラの改造作業を進めることができる。
【0022】さらに、複数のローカルコントローラがあ
っても、サブコントローラを用いることなく対処でき、
ロバスト性のあるシステムを容易に構築可能である。な
お、上記実施の形態は、プライベートバスライン5の共
通信号ラインを用いて各スイッチ手段13に配線した
が、スイッチ手段13ごとに個別の信号ラインをもった
プライベートバスライン5を用いれば、同時または連鎖
的に複数のローカルコントローラのコントローラ本体部
が異常になっても、1個のバックアップコントローラ7
を用いて確実にバックアップできる。
っても、サブコントローラを用いることなく対処でき、
ロバスト性のあるシステムを容易に構築可能である。な
お、上記実施の形態は、プライベートバスライン5の共
通信号ラインを用いて各スイッチ手段13に配線した
が、スイッチ手段13ごとに個別の信号ラインをもった
プライベートバスライン5を用いれば、同時または連鎖
的に複数のローカルコントローラのコントローラ本体部
が異常になっても、1個のバックアップコントローラ7
を用いて確実にバックアップできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
ローカルコントローラごとに異なる制御を実行する場合
であっても、異常となったローカルコントローラの制御
に合わせてバックアップ制御を実施できる。また、バッ
クアップ切り換え時にプロセス制御系を乱すことなく、
安定な状態を保持しつつバックアップ制御に移行させる
ことができる。
ローカルコントローラごとに異なる制御を実行する場合
であっても、異常となったローカルコントローラの制御
に合わせてバックアップ制御を実施できる。また、バッ
クアップ切り換え時にプロセス制御系を乱すことなく、
安定な状態を保持しつつバックアップ制御に移行させる
ことができる。
【図1】 本発明に係わるコントローラ用バックアップ
システムの一実施の形態を示す構成図。
システムの一実施の形態を示す構成図。
11 ,12 ,… …ローカルコントローラ 2,3…上位装置(ヒューマンマシンシステム) 4…伝送ライン 5…プライベートバスライン 6…データベース 7…バックアップコントローラ 11…コントローラ本体部 12…入出力部 13…スイッチ手段
Claims (2)
- 【請求項1】 各ローカルコントローラごとに制御に
必要なデータを保存するデータベースと、 何れかのローカルコントローラの異常時、前記データベ
ースから異常となったローカルコントローラの制御に必
要なデータをダウンロードし、異常となったローカルコ
ントローラに代わってバックアップするバックアップコ
ントローラと、 を備えたことを特徴とするコントローラのバックアップ
システム。 - 【請求項2】 上位装置に伝送ラインおよび複数のロ
ーカルコントローラを介して現場側機器の動作状態,故
障状態を監視制御する制御システムにおいて、 コントローラ本体部と入出力部との間にスイッチ手段が
設けられ、この入出力部を、通常運転時にはコントロー
ラ本体部側に、またコントローラ本体部の異常時または
伝送異常時にはプライベートバスライン側に接続する前
記ローカルコントローラと、 各ローカルコントローラごとに制御に必要なプログラム
データおよび各ローカルコントローラに対する入出力デ
ータを保存するデータベースと、 前記プライベートバスラインの他端側に接続され、何れ
かのローカルコントローラのコントローラ本体部異常時
または伝送異常時、前記データベースから異常となった
ローカルコントローラの制御に必要なデータをダウンロ
ードし、前記プライベートバスラインを通してバックア
ップするバックアップコントローラと、 を備えたことを特徴とするコントローラのバックアップ
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19838997A JPH1139002A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | コントローラのバックアップシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19838997A JPH1139002A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | コントローラのバックアップシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1139002A true JPH1139002A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16390323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19838997A Pending JPH1139002A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | コントローラのバックアップシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1139002A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008046042A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Olympus Corp | 分析装置と分析方法 |
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