JP3846659B2 - 車両用ドアロック制御装置 - Google Patents

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05B81/06Electrical using rotary motors

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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のドアロック制御装置に関し、例えば、代表的な車両としての自動車のドアロック制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、代表的な車両としての自動車においては、ドアを閉じられた状態で施錠状態にすると共に、更に該施錠状態を拘束する、所謂施錠拘束機構を有する施錠機構が提案されている。
【0003】
また、このような施錠機構の一例として、例えば、特開昭58−176374号には、所謂2モータ3リレータイプの施錠機構が提案されており、このタイプの機構においては、解錠状態、施錠状態、そして施錠拘束状態の各状態への遷移を、2つのモータ及び3つのリレーで構成された制御ユニットによって実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、制御ユニットが3つのリレーのうちの2つをオン・オフさせるタイミングが同時であり、何らかの原因によって該タイミングにずれを生じたときには、本来希望していた状態とは異なる状態に遷移してしまう可能性が有る。特に、不用意に施錠拘束状態に遷移するのは、安全性で問題となる。
【0005】
そこで本発明は、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作が確実に行える車両用ドアロック制御装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の車両用ドアロック制御装置は、以下の構成を特徴とする。
【0007】
即ち、車両に設けられた施錠機構に、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作させるべく、そのそれぞれの動作に対応して接続された3つのリレーを介して、該3つのリレーのうち2つのリレーを動作させることによって出力電圧をオン・オフし、該解錠動作用のリレーに共通に接続された2つのモータを動作させるところの、2モータ3リレータイプの施錠機構を制御する車両用ドアロック制御装置であって、前記3つのリレーのうち2つのリレーをオンまたはオフにするタイミングを、所定時間ずらす制御手段を備えることを特徴とする。
これにより、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作を確実に行う。
【0008】
また、好ましくは、前記制御手段において、前記施錠機構に施錠動作させるときに、前記施錠動作用のリレーがオフの状態で、前記施錠拘束動作用のリレーをオンにしてから第1の所定時間経過後に前記解錠動作用のリレーをオンにし、且つ前記解錠動作用のリレーをオフにしてから第2の所定時間経過後に前記施錠拘束動作用のリレーをオフにするとよい。
【0009】
また、好ましくは、前記制御手段において、前記施錠機構に施錠拘束動作させるときに、前記施錠拘束動作用のリレーがオフの状態で、前記解錠動作用のリレーをオンにしてから第1の所定時間経過後に前記施錠動作用のリレーをオンにし、且つ前記施錠動作用のリレーをオフにしてから第2の所定時間経過後に前記解錠動作用のリレーをオフにするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両用ドアロック制御装置の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
尚、以下の説明においては、解錠動作をアンロック(U/L)、施錠動作をノーマルロック(N/L)、そして施錠拘束動作をスーパーロック(S/L)と称する。また、本実施形態において、S/L動作を実現する機械的な機構については、U/L状態、N/L状態、そしてS/L状態の順序で状態遷移が可能な一般的なものを採用するものとし、詳細な説明は省略する。
【0012】
[ハードウエアの構成]
図1は、本発明の一実施形態としての車両用ドアロック制御装置のブロック構成図であり、2モータ3リレータイプの施錠機構を有する。
【0013】
図中、制御ユニット1は、マイクロコンピュータ2、トランジスタスイッチ18,19,20、N/Lリレー11、U/Lリレー12、そしてS/Lリレー13を備える。また、これら3つのリレーの接点は、非通電状態で同図に示す如くグランド(GND)側に接触している。
【0014】
N/Lリレー11は、マイクロコンピュータ2の出力信号(ステータス信号)及びその出力信号によってオン・オフするトランジスタスイッチ18のスイッチング状態に応じて、バッテリ(Batt.)から供給される電圧を制御ユニット1の出力端子に出力する。同様に、U/Lリレー12は当該電圧を出力端子Dに、そしてS/Lリレー13は当該電圧を出力端子Bに出力する。
【0015】
制御ユニット1の出力端子B,C,そしてDに端子Dをコモンとして接続されている2つの直流モータは、U/L状態からそれぞれN/L状態、S/L状態に遷移させるN/Lモータ5及びS/Lモータ6であり、当該2つのモータにより施錠機構(不図示)を動作させる。本実施形態では、例えば、自動車の前後左右の4枚のドア、並びにリフトゲート用として、同図に示す如く5組のN/Lモータ5及びS/Lモータ6が接続されている。
【0016】
ここで、N/Lモータ5及びS/Lモータ6の基本的な動作を説明すれば、例えば、現在の状態がN/L状態であり、その状態からU/L状態に遷移させたい場合は、N/Lリレー11を駆動し、端子CからN/Lモータ5を介して端子Dの方向に電流を流すことによってN/Lモータ5を動作させる。また、U/L状態からN/L状態に遷移させるときは、U/Lリレー12を駆動してN/Lモータ5を逆回転する。U/L状態とS/L状態との間ではU/Lリレー12またはS/Lリレー13によってS/Lモータ6を正逆回転させればよい(詳細な動作は後述する)。
【0017】
また、制御ユニット1には、運転席の近傍に設けられ、当該車両の施錠・解錠を一括して行うロックリンクスイッチ15のロック・アンロック状態信号が入力される。
【0018】
また、制御ユニット1には、運転席ドアのキーシリンダに設けられた運転席キーシリンダスイッチ16A、助手席ドアのキーシリンダに設けられた助手席キーシリンダスイッチ16B、そして車両後方のリフトゲートのキーシリンダに設けられたリフトゲートキーシリンダスイッチ16Cのロック・アンロック状態信号がそれぞれ入力される。
【0019】
また、制御ユニット1には、キーレスエントリ端末(不図示)からの電波に応じて当該車両の施錠・解錠を行うキーレスエントリユニット17の検出したロック・アンロック状態信号が入力される。
【0020】
マイクロコンピュータ2は、CPU21、ROM22、そしてRAM23を備えている。CPU21は、RAM23を各種データの一時記憶エリア、ワークエリアとして使用しながら、予めROM22に記憶されている後述するロック制御プログラム等に従って本ドアロック制御装置を制御する。
【0021】
以下、制御ユニット1のマイクロコンピュータ2が、予めROM22に記憶されているプログラムに従って実行するロック制御処理について説明する。この制御処理は、運転者がイグニッションキースイッチ(IG)をオンすることにより開始され、マイクロコンピュータ2にて実行される。
【0022】
[ロック制御処理]
次に、本実施形態におけるドアロック制御装置によるロック制御処理について説明する。尚、本実施形態において、S/L状態への遷移は、運転者がイグニッションキースイッチ(IG)を所定時間内に2回操作した場合、または、キーレスエントリ端末から所定時間内に受信した電波が2回連続してN/L状態の要求信号だった場合に行われる。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態としてのドアロック制御装置により、U/L状態に遷移させるための出力信号を示す図である。
【0024】
当該施錠機構をU/L状態に遷移するためには、図2に示す如く、まず、端子Cの出力電圧をオンにすることによってN/Lモータ5をU/L方向に駆動する。次に、端子Cの出力電圧をオンにしてから所定時間T1経過後に端子Bの出力電圧をオンにすることによってS/Lモータ6をU/L方向に駆動する。そして、端子Bの出力電圧をオンにしてから所定時間T2経過後に端子Cの出力電圧をオフとし、そのオフにしたタイミングから所定時間T3経過後に端子Bの出力電圧をオフにする。この一連の動作により、当該施錠機構は、U/L状態に遷移する。
【0025】
ここで、端子Cと端子Bとの出力タイミングを所定時間T1だけ遅延させる理由について説明する。一般に、リレー内に設けられた接点の機械的な動作の所用時間には固体差があり、N/Lリレー11及びS/Lリレー13が同一の仕様のリレーであっても、動作所用時間には0.01sec程度の固体差がある。従って、当該施錠機構をU/L状態に遷移させるに際して、マイクロコンピュータ2から端子C及び端子Dへの出力タイミングを同時に行ったとすると、実際に出力されるときには、該動作所用時間の固体差により、端子Bの出力タイミングが端子Cの出力タイミングより遅れてしまう可能性があり、この場合には、端子Bの出力電圧が印加されるまでの間に端子Cからの出力電圧によってS/Lモータ6がS/L方向に動作することになって安全上好ましくない。
【0026】
そこで、本実施形態では、端子Bの出力タイミングを端子Cの出力タイミングより所定時間T1だけ遅延させると共に、所定時間T1をN/Lリレー11及びS/Lリレー13の動作所用時間の公称誤差(許容誤差)より長い時間(例えば、0.2sec)に設定することにより、S/Lモータ6がS/L方向に動作することを確実に防止する。
【0027】
また、端子C及び端子Bの出力電圧をオフにするタイミングにおいて、端子Bのほうを遅らせるのは、不図示の施錠機構の制約による。
【0028】
図3は、本発明の一実施形態としてのドアロック制御装置により、N/L状態に遷移させるための出力信号を示す図である。
【0029】
次に、当該施錠機構をN/L状態に遷移するためには、図3に示す如く、まず、端子Bの出力電圧をオンにすることによってS/Lモータ6をU/L方向に駆動する。次に、端子Bの出力電圧をオンにしてから所定時間T4経過後に端子Dの出力電圧をオンにすることによってN/Lモータ5をN/L方向に駆動する。そして、端子Dの出力電圧をオンにしてから所定時間T5経過後に端子Dの出力電圧をオフとし、そのオフにしたタイミングから所定時間T6経過後に端子Bの出力電圧をオフにする。この一連の動作により、当該施錠機構は、N/L状態に遷移する。
【0030】
ここで、端子Bと端子Dとの出力タイミングを所定時間T4だけ遅延させる理由は、上記のU/Lの場合と同様に、当該施錠機構をN/L状態に遷移させるに際して、マイクロコンピュータ2から端子B及び端子Dへの出力タイミングを同時に行ったとすると、実際に出力されるときには、U/Lリレー12とS/Lリレー13との動作所用時間の固体差により、端子Bの出力タイミングが端子Dの出力タイミングより遅れてしまう可能性があり、この場合には、端子Bの出力電圧が印加されるまでの間に端子Dからの出力電圧によってS/Lモータ6がS/L方向に動作することになって好ましくない。
【0031】
そこで、本実施形態では、端子Dの出力タイミングを端子Bの出力タイミングより所定時間T4だけ遅延させると共に、所定時間T4をU/Lリレー12及びS/Lリレー13の動作所用時間の公称誤差(許容誤差)より長い時間に設定することにより、S/Lモータ6がS/L方向に動作することを確実に防止する。
【0032】
また、同様に、端子B及び端子Dの出力電圧をオフにするタイミングにおいては、端子Bの出力電圧のオフのタイミングを端子Dの出力電圧のオフのタイミングより所定時間T6だけ遅延させることにより、U/Lリレー12及びS/Lリレー13の動作所用時間のずれによってS/Lモータ6がS/L方向に動作することを確実に防止する。
【0033】
図4は、本発明の一実施形態としてのドアロック制御装置により、S/L状態に遷移させるための出力信号を示す図である。
【0034】
次に、当該施錠機構をS/L状態に遷移するためには、図4に示す如く、まず、端子Dの出力電圧をオンにすることによってS/Lモータ6をS/L方向に駆動する。次に、端子Dの出力電圧をオンにしてから所定時間T7経過後に端子Cの出力電圧をオンにすることによってN/Lモータ5をU/L方向に駆動する。そして、端子Cの出力電圧をオンにしてから所定時間T8経過後に端子Cの出力電圧をオフとし、そのオフにしたタイミングから所定時間T8経過後に端子Dの出力電圧をオフにする。
【0035】
ここで、端子Dと端子Cとの出力タイミングを所定時間T7だけ遅延させる理由は、上記のU/L及びN/Lの場合と同様に、当該施錠機構をS/L状態に遷移させるに際して、マイクロコンピュータ2から端子D及び端子Cへの出力タイミングを同時に行ったとすると、実際に出力されるときには、N/Lリレー11とU/Lリレー12との動作所用時間の固体差により、端子Dの出力タイミングが端子Cの出力タイミングより遅れてしまう可能性があり、この場合には、端子Cの出力電圧が印加されるまでの間に端子Dからの出力電圧によってN/Lモータ5がU/L方向に動作することになって好ましくない。
【0036】
そこで、本実施形態では、端子Cの出力タイミングを端子Dの出力タイミングより所定時間T7だけ遅延させると共に、所定時間T7をN/Lリレー11及びU/Lリレー12の動作所用時間の公称誤差(許容誤差)より長い時間に設定することにより、U/L方向に動作することを確実に防止する。
【0037】
また、同様に、端子D及び端子Cの出力電圧をオフにするタイミングにおいては、端子Dの出力電圧のオフのタイミングを端子Cの出力電圧のオフのタイミングより所定時間T9だけ遅延させることにより、N/Lリレー11及びU/Lリレー12の動作所用時間のずれによってN/Lモータ5がU/L方向に動作することを確実に防止する。
【0038】
<ソフトウエアの構成>
次に、マイクロコンピュータ2で行われるロック制御処理について説明する。図5は、本発明の一実施形態としての車両用ドアロック制御装置のロック制御処理を示すフローチャートである。
【0039】
ステップS1:ロックリンクスイッチ15の現在の状態を検出する(ステップS1)。
【0040】
ステップS2:現在のロック機構の状態に応じて、U/L、N/L、或いはS/Lの何れかのフラグをオンにセットする。
【0041】
ステップS3:キーレスエントリユニット17に外部から所定のキーレス信号を検出する。
【0042】
ステップS4:運転席キーシリンダスイッチ16A、助手席キーシリンダスイッチ16B、またはリフトゲートキーシリンダスイッチ16Cからシリンダ信号を検出する。
【0043】
ステップS5〜ステップS7:ステップS3でキーレス信号を検出したか否かを判断し(ステップS5)、NOのときにはステップS4でシリンダ信号を検出したか否かを判断する(ステップS6)。ステップS7でNOのときにはステップS1に戻る。一方、ステップS5またはステップS6でYESのときには、検出した信号が表わす状態を判断し(ステップS7)、アンロック状態が要求されていることを表わすときにはステップS9へ、そしてロック状態が要求されていることを表わすときにはステップS8に進む。
【0044】
ステップS9,ステップS10:ステップS2でオンにセットしたフラグがU/Lフラグか否かを判断し(ステップS9)、NOのときにはアンロック動作処理(ステップS10)を行い、ステップS1に戻る。一方、ステップS9でYESのときには、既にU/L状態になっているため、そのままステップS1に戻る。
【0045】
ステップS8,ステップS11,ステップS12:ステップS2でオンにセットしたフラグがU/Lフラグか否かを判断し(ステップS8)、NOのときにはステップS13に進む。一方、ステップS8でYESのときには、ノーマルロック動作処理(ステップS11)を行い、タイマTM1を起動してステップS1に戻る。本実施形態では、運転者がS/L状態を希望している場合には所定時間(例えば、2秒)内にもう一度ロック要求を行うため、2回目のロック要求か否かを判断するためにタイマTM1を使用する。即ち、本実施形態では、タイマTM1のカウントが2秒以内にもう一度ロック要求を検出したときに、S/L状態が要求されているものと判断する。従って、S/L状態に遷移するときには、1度目のロック要求によってノーマルロック動作が開始され、更にスーパーロック動作が行われる。
【0046】
ステップS13〜ステップS16:ステップS2でオンにセットしたフラグがN/Lフラグか否かを判断し(ステップS13)、NOのときには、既にS/L状態になっているため、そのままステップS1に戻る。一方、ステップS13でYESのときには、タイマTM2のカウントが2秒以下であるかを判断し(ステップS14)、YESのときにはS/L状態が要求されていることを表わすので、スーパーロック動作処理(ステップS15)を行い、ステップS1に戻る。一方、ステップS14でNOのときには、ステップS16でタイマTM1のカウントを開始し、ステップS1に戻る。
【0047】
ここで、ステップS16にてタイマTM1のカウントを開始する理由について説明すれば、操作者がS/L状態への遷移を希望してロック操作を2回行ったとしても、その2回の操作が2秒以上の時間間隔となってしまったときにはステップS14の判断にてNOの判断となり、S/L動作処理を実行させることができない。そこで、操作者が更にロック操作を行ったときには、最後のロック操作から2秒以内であればS/L状態への遷移を可能にするためである。
【0048】
図6は、本発明の一実施形態としてのロック制御処理におけるアンロック動作処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、図5のステップS10の詳細を示しており、図2に示した動作を実現する。
【0049】
ステップS21からステップS24:タイマTM3のカウントを開始し(ステップS21)、端子Cからの出力電圧をオンにし(ステップS22)、タイマTM3のカウントが所定時間T1となったら端子Bからの出力電圧をオンにする(ステップS23,ステップS24)。
【0050】
ステップS25〜ステップS29:タイマTM3のカウントがステップS23の時点から更に所定時間T2経過したら端子Cからの出力電圧をオフにし(ステップS25,ステップS26)、更に所定時間T3経過したら端子Bからの出力電圧をオフとし(ステップS27,ステップS28)、タイマTM3のカウントを停止する(ステップS29)。
【0051】
図7は、本発明の一実施形態としてのロック制御処理におけるノーマルロック動作処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、図5のステップS11の詳細を示しており、図3に示した動作を実現する。
【0052】
ステップS31からステップS34:タイマTM4のカウントを開始し(ステップS31)、端子Bからの出力電圧をオンにし(ステップS32)、タイマTM4のカウントが所定時間T4となったら端子Dからの出力電圧をオンにする(ステップS33,ステップS34)。
【0053】
ステップS35〜ステップS39:タイマTM4のカウントがステップS33の時点から更に所定時間T5経過したら端子Dからの出力電圧をオフにし(ステップS35,ステップS36)、更に所定時間T6経過したら端子Bからの出力電圧をオフとし(ステップS37,ステップS38)、タイマTM4のカウントを停止する(ステップS39)。
【0054】
図8は、本発明の一実施形態としてのロック制御処理におけるスーパーロック動作処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、図5のステップS15の詳細を示しており、図4に示した動作を実現する。
【0055】
ステップS41からステップS44:タイマTM5のカウントを開始し(ステップS41)、端子Dからの出力電圧をオンにし(ステップS42)、タイマTM5のカウントが所定時間T7となったら端子Cからの出力電圧をオンにする(ステップS43,ステップS44)。
【0056】
ステップS45〜ステップS49:タイマTM5のカウントがステップS43の時点から更に所定時間T8経過したら端子Cからの出力電圧をオフにし(ステップS45,ステップS46)、更に所定時間T9経過したら端子Dからの出力電圧をオフとし(ステップS47,ステップS48)、タイマTM5のカウントを停止する(ステップS49)。
【0057】
尚、本実施形態において、上記の所定時間T1からT9の値(sec)は、T1=0.2,T2=0.4,T3=0.6,T4=0.02,T5=0.4,T6=0.02,T7=0.02,T8=0.4,T9=0.02に設定した。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作が確実に行える車両用ドアロック制御装置の提供が実現する。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車両用ドアロック制御装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのドアロック制御装置により、U/L状態に遷移させるための出力信号を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのドアロック制御装置により、N/L状態に遷移させるための出力信号を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのドアロック制御装置により、S/L状態に遷移させるための出力信号を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態としての車両用ドアロック制御装置のロック制御処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態としてのロック制御処理におけるアンロック動作処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態としてのロック制御処理におけるノーマルロック動作処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態としてのロック制御処理におけるスーパーロック動作処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:制御ユニット,
2:マイクロコンピュータ,
5:N/Lモータ,
6:S/Lモータ,
11:N/Lリレー,
12:U/Lリレー,
13:S/Lリレー,
15:ロックリンクスイッチ,
16A:運転席キーシリンダスイッチ,
16B:助手席キーシリンダスイッチ,
16C:リフトゲートキーシリンダスイッチ,
17:キーレスエントリユニット,
18〜20:トランジスタスイッチ,
21:CPU,
22:ROM,
23:RAM,

Claims (10)

  1. 車両に設けられた施錠機構に、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作させるべく、そのそれぞれの動作に対応して接続された3つのリレーを介して、該3つのリレーのうち2つのリレーを動作させることによって出力電圧をオン・オフし、該解錠動作用のリレーに共通に接続された2つのモータを動作させるところの、2モータ3リレータイプの施錠機構を制御する車両用ドアロック制御装置であって、
    前記3つのリレーのうち2つのリレーをオンにするタイミングを、所定時間ずらす制御手段を備えることを特徴とする車両用ドアロック制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記施錠機構に施錠動作させるときに、前記施錠動作用のリレーがオフの状態で、前記施錠拘束動作用のリレーをオンにしてから所定時間経過後に前記解錠動作用のリレーをオンにすることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアロック制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記施錠機構に施錠拘束動作させるときに、前記施錠拘束動作用のリレーがオフの状態で、前記解錠動作用のリレーをオンにしてから所定時間経過後に前記施錠動作用のリレーをオンにすることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアロック制御装置。
  4. 車両に設けられた施錠機構に、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作させるべく、そのそれぞれの動作に対応して接続された3つのリレーを介して、該3つのリレーのうち2つのリレーを動作させることによって出力電圧をオン・オフし、該解錠動作用のリレーに共通に接続された2つのモータを動作させるところの、2モータ3リレータイプの施錠機構を制御する車両用ドアロック制御装置であって、
    前記3つのリレーのうち2つのリレーをオフにするタイミングを、所定時間ずらす制御手段を備えることを特徴とする車両用ドアロック制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記施錠機構に施錠動作させるときに、前記施錠動作用のリレーがオフの状態で、前記解錠動作用のリレーをオフにしてから所定時間経過後に前記施錠拘束動作用のリレーをオフにすることを特徴とする請求項4記載の車両用ドアロック制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記施錠機構に施錠拘束動作させるときに、前記施錠拘束動作用のリレーがオフの状態で、前記施錠動作用のリレーをオフにしてから所定時間経過後に前記解錠動作用のリレーをオフにすることを特徴とする請求項4記載の車両用ドアロック制御装置。
  7. 車両に設けられた施錠機構に、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作させるべく、そのそれぞれの動作に対応して接続された3つのリレーを介して、該3つのリレーのうち2つのリレーを動作させることによって出力電圧をオン・オフし、該解錠動作用のリレーに共通に接続された2つのモータを動作させるところの、2モータ3リレータイプの施錠機構を制御する車両用ドアロック制御装置であって、
    前記3つのリレーのうち2つのリレーをオンまたはオフするタイミングを、所定時間ずらす制御手段を備え、
    該制御手段は、前記施錠機構に施錠動作させるときに、前記施錠動作用のリレーがオフの状態で、前記施錠拘束動作用のリレーをオンにしてから第1の所定時間経過後に前記解錠動作用のリレーをオンにし、且つ前記解錠動作用のリレーをオフにしてから第2の所定時間経過後に前記施錠拘束動作用のリレーをオフにすることを特徴とする車両用ドアロック制御装置。
  8. 車両に設けられた施錠機構に、解錠動作、施錠動作、そして施錠拘束動作させるべく、そのそれぞれの動作に対応して接続された3つのリレーを介して、該3つのリレーのうち2つのリレーを動作させることによって出力電圧をオン・オフし、該解錠動作用のリレーに共通に接続された2つのモータを動作させるところの、2モータ3リレータイプの施錠機構を制御する車両用ドアロック制御装置であって、
    前記3つのリレーのうち2つのリレーをオンまたはオフするタイミングを、所定時間ずらす制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記施錠機構に施錠拘束動作させるときに、前記施錠拘束動作用のリレーがオフの状態で、前記解錠動作用のリレーをオンにしてから第1の所定時間経過後に前記施錠動作用のリレーをオンにし、且つ前記施錠動作用のリレーをオフにしてから第2の所定時間経過後に前記解錠動作用のリレーをオフにすることを特徴とする車両用ドアロック制御装置。
  9. 前記所定時間は、前記3つのリレーが有する動作所用時間の許容誤差より大きく設定することを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の車両用ドアロック制御装置。
  10. 前記第1及び第2の所定時間は、前記3つのリレーが有する動作所用時間の許容誤差より大きく設定することを特徴とする請求項7または請求項8記載の車両用ドアロック制御装置。
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