JP3845539B2 - ワーク供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネル状のワークを定位置取り出して供給するワーク供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば車両のドアインナパネルをスポット溶接加工する場合には図7で示すように、加工機の治具14の前方にワークWを収納したパレット15を置き、治具14とパレット15との間に立つ作業者によりパレット15内のワークWを取り出して治具14にセットし、スポット溶接ガン16によって治具14のワークWをスポット溶接加工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来では、治具14にワークWを供給には加工作業のために治具14側に向いていた作業者はパレット15内のワークWの取り出しのためにパレット15側に後ろ向きで前かがみになり、パレット15内のワークWを1枚ずつ取り出して再び治具14側にに向き直り、取り出したワークWを治具14上にセットする動作を繰り返し行っている。そのため、作業者は変化の多い姿勢動作の繰り返しで疲労が激しく、また、パレット15内のワークWの取り出しによってパレット15内のワークWの位置が変化しサイクリックな作業ができないという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、ワークの取り出し位置を常に一定位置にし自動供給を可能にしたワーク供給装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明の構成要旨は、フロア上に直立したコラムに昇降用第1シリンダによって昇降動可能に案内され多数枚重ねられたパネル状のワークを仮置きするリフタと、前記コラムの前方に近接して配置されており前記リフタによって上昇するワークを上昇のみ通過を許容してワーク取り出し位置に載置するアンチバック機構のワーク受け部材が設けられているフレーム台と、前記コラムに固設した支柱に昇降用第2シリンダによって昇降動し、横動用第3シリンダによって前記ワーク受け部材上位置と加工機との間を振り子状に揺動して往復移動するアームと、前記アームの下端に前記ワーク受け部材上のワークを吸着する吸着具を首振り可能に設けたワークハンドとを備え、前記リフタ上に搬入したワークをワーク受け部材上にリフトアップし、ワーク受け部材上のワークを前記ワークハンドによって1枚ずつ吸着して加工機に供給するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、1はフロア上に直立したコラムである。このコラム1の前方にはフレーム台2が近接して配置されている。前記コラム1にはリフタ3が昇降用第1シリンダ4によって昇降動可能に案内されており、また、支柱5が固設されている。
【0007】
前記フレーム台2の上端両側部には図2にも示すように、上方への回動は許容するが、水平位置より下方には回動が規制されるアンチバック機構によるワーク受け部材12が設けられている。
【0008】
前記リフタ3は昇降用第1シリンダ4によってフレーム台2内において最下降端から前記ワーク受け部材12より若干上方の最上昇端と前記最下降端位置より若干上方の中間位置とのストロークで昇降動する。
【0009】
前記支柱5には昇降用第2シリンダ7によって昇降動するアーム6が枢軸8によって振り子状に揺動可能に枢支されており、横動用第3シリンダ9によって図2で示すようにフレーム台2上と加工機の治具14上との間を往復移動するようにしている。前記アーム6の下端にはワークを吸着する吸着具11を備えたワークハンド10が枢軸10aよって首振り可能に設けられている。尚、前記吸着具11はマグネットローラあるいは真空吸盤等が適当である。
【0010】
本発明の動作について図3乃至図6によって説明する。多数枚重ねられたパネル状のワークWは搬送台車13によってリフタ3上に搬入される。図3においては前回リフタ3上に搬入した仮置きワークW1をワーク取り出し位置のワーク受け部材12上に搬出ワークW2として載置し、ワークハンド10によって1枚ずつ吸着して加工機の治具14に供給している状態であり、リフタ3は空になって最下降端に位置している状態である。
【0011】
上記の状態において多数枚重ねられたパネル状のワークWを積載している搬送台車13をフレーム台2に搬入し、図4で示すようにリフタ3を中間位置に上昇する。これによって、搬送台車13上のワークWはリフタ3によって持ち上げられ、リフタ3上に移載され仮置きワークW1となり、同時に搬送台車13をフレーム台2から抜き出す。
【0012】
前記搬送台車13をフレーム台2から抜き出した後には図5で示すようにリフタ3を中間位置より一旦最下降端にか下降して、ワーク受け部材12上の搬出ワークW2がすべて治具14に搬出供給されるまで待機する。
【0013】
ワーク受け部材12上の搬出ワークW2がすべて治具14に搬出供給されると前記待機していたリフタ3が最上昇端にに上昇しリフタ3上の仮置きワークW1を図6で示すようにワーク取り出し位置の搬出ワークW2として載置する。リフタ3上の仮置きワークW1をワーク受け部材12上に載置する動作は、図6で示すようにリフタ3の上昇によって仮置きワークW1の上面がワーク受け部材12を跳ね上げて仮置きワークW1及びリフタ3の通過を許容する。このリフタ3の通過後には跳ね上げられたワーク受け部材12がアンチバック機構により水平位置に復帰し、リフタ3の下降によってリフタ3上の仮置きワークW1はワーク受け部材12で受け止められて搬出ワークW2となり、リフタ3は下降端に戻されて図3の状態になって図3から図6の動作を繰り返し行うものである。
【0014】
前記ワーク取り出し位置の搬出ワークW2を加工機の治具14に供給する動作について図2により説明する。ワークハンド10が搬出ワークW2の直上に位置するよう横動用第3シリンダ9によってアーム6を移動し、ワークハンド10の吸着具11が搬出ワークW2の上面に当接するよう昇降用第2シリンダ7によってアーム6を介してワークハンド10を下降して吸着具11により搬出ワークW2の最上面の1枚のワークWを吸着する。
【0015】
ワークハンド10の吸着具11で吸着したワークWを加工機の治具14上に供給するために、図2の仮想線で示すように横動用第3シリンダ9によってアーム6を移動し、治具14の前に立っている作業者によりワークハンド10からワークWを取り外して治具14にセットするものである。
【0016】
作業者がワークハンド10からワークWを取り外す場合に、吸着具11をマグネットローラを用いるとワークWを横に引き動かすことでマグネットローラの回転で容易に取り外すことができ、また、真空吸盤を用いたものでは真空圧をカットして大気圧にすることで容易に取り外すことができる。前記治具14上に供給されるワークWの位置は治具14の前に立っている作業者に対し常に手元の一定位置に取り出されるため、作業者は姿勢動作を大きくかつ多く変化することなくワークWのセット作業が得られる。
【0017】
搬出ワークW2は前記供給によって重なり枚数が減少して高さが漸次低く変化するが、これは昇降用第2シリンダ7のストロークを搬出ワークW2の高さの変化に応じて増長することで適正に対応することができる。また、ワークハンド10はアーム6に枢軸10aよって首振り可能に設けられているため、ワークの面に対し常に適正な姿勢に自己制御して吸着具11により確実に吸着することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、簡略な装置構成により多数枚のパネル状のワークを加工機に1枚ずつ自動的に供給することができ、しかも、作業者に対し常に手元の一定位置に取り出されるため、作業者は姿勢動作を大きくかつ多く変化することなくワークのセット作業が得られ、省力化し作業環境が改善される利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体斜視図
【図2】ワーク供給状態を示す側面図
【図3】ワーク搬入前の状態を示す図
【図4】ワーク搬入後の状態を示す図
【図5】ワーク搬入後に搬送台車を後退した状態を示す図
【図6】ワークをワーク取り出し位置にリフトアップした状態を示す図
【図7】従来のワーク供給作業の説明図
【符号の説明】
1 コラム
2 フレーム台
3 リフタ
4 昇降用第1シリンダ
5 支柱
6 アーム
7 昇降用第2シリンダ
8 枢軸
9 横動用第3シリンダ
10 ワークハンド
10a 枢軸
11 吸着具
12 ワーク受け部材
13 搬送台車
14 治具
Claims (1)
- フロア上に直立したコラムに昇降用第1シリンダによって昇降動可能に案内され多数枚重ねられたパネル状のワークを仮置きするリフタと、
前記コラムの前方に近接して配置されており前記リフタによって上昇するワークを上昇のみ通過を許容してワーク取り出し位置に載置するアンチバック機構のワーク受け部材が設けられているフレーム台と、
前記コラムに固設した支柱に昇降用第2シリンダによって昇降動し、横動用第3シリンダによって前記ワーク受け部材上位置と加工機との間を振り子状に揺動して往復移動するアームと、
前記アームの下端に前記ワーク受け部材上のワークを吸着する吸着具を首振り可能に設けたワークハンドとを備え、
前記リフタ上に搬入したワークをワーク受け部材上にリフトアップし、ワーク受け部材上のワークを前記ワークハンドによって1枚ずつ吸着して加工機に供給するようにしたことを特徴とするワーク供給装置。
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