JP2578932Y2 - ワーク搬入、搬出装置 - Google Patents

ワーク搬入、搬出装置

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JP2578932Y2
JP2578932Y2 JP1990001198U JP119890U JP2578932Y2 JP 2578932 Y2 JP2578932 Y2 JP 2578932Y2 JP 1990001198 U JP1990001198 U JP 1990001198U JP 119890 U JP119890 U JP 119890U JP 2578932 Y2 JP2578932 Y2 JP 2578932Y2
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正興 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は板材加工機としての例えばNCタレットパン
チプレスへワークを搬入したり、加工済の製品を搬出す
るワーク搬入、搬出装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えばNCタレットパンチプレスへワークを搬入
したり、加工済の製品を搬出するワーク搬入、搬出装置
として、ワークを貯蔵するワーク台より加工しようとす
るワークをエレベータでリフタの上まで移動する。リフ
タ上に積載されたワークの最上層の一枚をローダに設け
た吸着パッドにて持上げNCタレットパンチプレスへ搬入
する。加工済の製品は、ローダに設けたクランプにて把
持して、ワーク台にセットされ空パレット上に搬出して
集積される構成であった。
より詳細には、NCタレットパンチプレスへワークを搬
入するときは、吸着パッドが使用できるが、加工済の製
品には孔加工が施されているため、吸着ができない。こ
のため、ワークの搬入には吸着パッドを使用し、製品の
搬出にはクランプを使用する形式と、ワークの搬入、搬
出共クランプを用いて行なう形式が採用されていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来のワーク搬入、搬出装置は、
搬入用吸着パッドと搬出用クランプとを使用しているた
め部品点数が多く、作動させるための装置が複雑とな
り、コストアップとなるという問題があった。また、ワ
ークの搬入、搬出にクランプを用いた場合は、ワークの
搬入後、ワークを放し、NCタレットパンチプレスのキャ
レッジベースに取付けてある原点位置決め装置へ移し替
えなければならないので、ワークのNCタレットパンチプ
レスの原点セットに時間がかかるという問題があった。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、ワー
クの搬入、搬出共に共通のクランプを使用し、且つ、原
点用ワーククランプを設け、NCタレットパンチプレスへ
搬入されたワークの原点位置決めが迅速にでき、設備の
簡素化とコストダウンを図ったワーク搬入、搬出装置を
提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、板材加
工機に対してワークの搬入搬出を行うワーク搬入、搬出
装置において、上記板材加工機に対して接近離反するX
軸方向へ移動可能に設けたクランプ取付バーに、前記ワ
ークを把持自在の適数のワーククランプを上下に揺動可
能に装着して設け、前記クランプ取付バーに上下に揺動
可能に装着した揺動基体に、前記X軸方向および当該X
軸方向に対して直交する水平なY軸方向へ移動可能のプ
レートを設け、このプレートに、ワークを把持可能の原
点用ワーククランプを水平に回動可能に装着してなるも
のである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
理解を容易にするため、例えば板材加工機としてのタ
レットパンチプレスへワークを搬入、搬出するラインの
全体構成について概略的に説明する。
第17図乃至第19図を参照するに、ワークWは第17図お
よび第18図において左から右へ搬送され、加工すべき板
材としてのワークWや、板材加工機1で打抜き加工され
た製品Gを収納せしめる自動倉庫としてワーク台3が設
けられている。
ワーク台3は所定の幅、長さ、および高さで枠組みさ
れたフレーム5で構成されている。このフレーム5内に
おける下部にはワークWや製品Gを載せるリフタ7が配
設されていて、ワークWを積載したパレットPがリフタ
7上に載せられたり、あるいは、リフタ7上に載せられ
たパレットP上に、加工された製品Gが順次重ねられて
いく。
前記フレーム5の上部には高さ方向に適宜の間隔で棚
9が設けられており、サイズの異なったワークWや製品
GがパレットPごと収納されるようになっている。
第19図において、右側には前記フレーム5に取付けら
れた駆動装置11に連動連結した伝達部材の例えばチェー
ン13の一部に取付けられた昇降自在なエレベータ15が設
けられ、このエレベータ15には押し引き装置17が設けら
れている。
上記構成により、駆動装置11を駆動せしめると、チェ
ーン13を介してエレベータ15が昇降し、選択された棚9
の位置に停止し、各棚9に収納されているワークWをエ
レベータ15に設けられた押し引き装置17により引き出し
たり、あるいは、エレベータ15上に載置された製品Gを
押し出して収納せしめるようになっている。なお、エレ
ベータ15は通常第19図に示すごとく下部の位置に待機さ
れている。
前記フレーム3の高さ方向における適宜の位置には、
第17図において左右方向へ延伸したローダレール19が設
けられている。このローダレール19には図示を省略した
がラックがローダレール19と同方向に延伸して設けら
れ、ラックにピニオンが噛合し、ピニオンは駆動モータ
21に連結連動されている。しかも、この駆動モータ21
は、搬入、搬出装置23としての搬送ローダ25自体に取付
けられている。この搬送ローダ25の下部には、第17図に
示すごとくワーククランプ27が設けられている。更に、
前記ワーク台3のフレーム5より垂下した支柱29に吸着
パッド31が複数個所に配設されている。
上記構成により、リフタ7上に積載されたワークWを
吸着パッド31にて一枚取りし、このワークWを搬送ロー
ダ25に設けたワーククランプ27にて把持し、駆動モータ
21を駆動せしめると、ピニオン、ラックを介して搬送ロ
ーダ25は第17図においてローダレール19に案内されなが
ら左右方向へ移動されることとなる。
前記ワーク台3に隣接して中間テーブル33とワークW
を板材加工機1の原点位置決めするためのプッシャ35と
スクラップコンベア37とが設けられ、前記中間テーブル
33に隣接して加工テーブル39を備えた板材加工機1が設
けられている。板材加工機1にて加工された製品Gは、
前記ワーククランプ27にて把持して搬出されるが、搬出
入を容易にするため、第17図に示すごとく複数のスラッ
トローラ41を備えたスラットローラ装置43が、前記リフ
タ7を囲んだ状態で設けられ、このスラットローラ装置
43は駆動モータ45と、この駆動モータ45により駆動され
る複数のスプロケット47と、このスプロケット47に巻装
されたチェーン49などで構成されている。
上記構成により、駆動モータ45を駆動せしめると、ス
プロケット47とチェーン49を介して複数のスラットロー
ラ41が、第17図において左右方向へ移動されることによ
り、ワーククランプ27にてクランプされたワークWや製
品Gの搬入出を容易にさせている。
第17図において、左側にはメンテナンスなどを行なう
際に使用する梯子51が立設されており、また、フレーム
5の高さ方向におけるほぼ中央部には、ワーク台3、ワ
ーク搬入、搬送装置23を制御する制御装置53が取付けら
れている。更に、パレットPを支持したり、パレットP
より退避したりするガイドアングル55がワーク台3のフ
レーム5に設けられ、このガイドアングル55はシリンダ
57により作動し、リフタ7により製品Gが積載されたパ
レットPを昇降させるとき、左右に設けたガイドアング
ル55は退避位置に位置する。ワークWを積載されたパレ
ットP、製品Gが積載されたパレットP等を支持した
り、ワークWを積載したパレットPを移動案内するとき
は、ガイドアングル55を支持姿勢とする構成である。
次に、本実施例の主要部であるワーククランプ27につ
いて、更に詳細に説明する。
このワーククランプ27は、搬送ローダ25の下部に一体
的に設けたクランプ取付バー59に、適宜間隔に複数個配
設した搬入出用ワーククランプ61と、クランプ取付バー
59の片側に1個設けた原点用ワーククランプ63とで構成
されている。
搬入出用ワーククランプ61は、第1図乃至第4図を参
照するに、第1図はワークアンクランプ状態を示し、第
4図はクランプ状態を示してあり、クランプ取付バー59
の側面に一体的にベース65が設けられ、このベース65に
L形状のブラケット67が相対してボルト等の締結部材69
により固着してある。このブラケット67にはクランプ本
体71を支承するためブッシュ73が設けられ、このブッシ
ュ73には支軸75に外装されたカラー77が挿入され、クラ
ンプ本体71は上下に揺動自在に支承されている。更に、
前記支軸75はシリンダ79に螺着され、このシリンダ79を
支承するため前記クランプ本体71に設けたブッシュ81内
に支軸75に外装された前記カラー77が装着されて、シリ
ンダ79は上下に揺動自在に支承されている。
前記クランプ本体71には、第1図において右側に示す
ごとく、先端下部にワークWあるいは製品Gの下面を支
承するための支持板83が設けられ、後部(第1図におい
て左側)にはクッション部材85を支承するための受板87
が設けられている。クッション部材85は、受板87に一体
的に立設して設けた軸89に弾機91が巻装され、弾機91の
上部は前記ブラケット67に固着したバネ受板93に係止さ
れている。更に、前記軸89の上部にはバネ受板93の上面
に接するストッパ95をスナップリング97にて止めてあ
る。
上記構成により、アンクランプ時は、クランプ本体71
およびシリンダ79の部材の重量を弾機91の弾撥力により
バランスさせている。重量ワークWをクランプするクラ
ンプ時は、ワークWの腰折れを防止するため、クランプ
本体71は弾機91の弾撥力に抗して下方へ傾斜するように
なっている。
シリンダ79は、ピストンロッド99の先端に螺着した連
結部材101が係合する軸103を介して、把持爪105が連結
連動され、把持爪105は前記クランプ本体71に設けた軸1
07にプッシュ109を介して回動自在に設けてある。な
お、把持爪105のワークWあるいは製品Gを把持する部
分は、半球状の把持部111が設けられている。
上記構成により、シリンダ79を作動することにより、
把持爪105は軸107を回動中心として回動し、把持部111
とクランプ本体71に設けた前記支持板83間で協働して、
ワークWあるいは製品Gを把持することができる。
なお、符号113は前記ブラケット67をクランプ取付バ
ー59に取付ける際、取付け位置を調整するボルト、ナッ
ト等よりなる調整部材であり、符号115はシリンダ79の
動作位置検出用の例えばリードスイッチ等の検出部材で
あり、第1図の図中に示すL寸法は、X軸方向(第1図
において左右方向)の原点セット時の逃げ量を示してい
る。
原点用ワーククランプ63は、第18図に示すごとく、ク
ランプ取付バー59の最も板状加工機1のキャレッジベー
ス寄り(第18図において下側)に設けられていて、より
詳細には第5図乃至第11図に示されている。なお、前述
した搬入出用ワーククランプ61と同一構成の部材には同
一符号を付しして、詳細な説明を省略する。
原点用ワーククランプ63のクランプ本体117は、小判
形プレート119上に回動部材121を介して水平に揺動自在
に設けられ、この小判形プレート119は、例えぱLMガイ
ド等のY軸ガイド123にボルト125により固着されてい
る。Y軸ガイド123はLMナットである案内部材127に係合
され、案内部材127は揺動体129に固着されている。この
揺動体129は揺動基体131に対して、引張力調整部材133
を片側に備え、この引張力調整部材133を揺動基体131に
係止させ、他側を揺動体129の先端に係止したコイルバ
ネ等の弾機135にて常時引張られている。
揺動基体131には延伸した例えばLMガイド等のX軸ガ
イド137が設けられ、このX軸ガイド137にLMナットであ
る案内部材139が係合され、案内部材139は前記揺動体12
9に固着してある。また、前記揺動基体131より突設した
シリンダ141のピストンロッド143により弾機135の引張
力に抗して揺動体129を前方(第5図において下方向)
へ押している。
揺動基体131は、クランプ取付バー59の側面に一体的
に設けたベース65に、ブラケット145,147が相対してボ
ルト等の締結部材69により固着され、このブラケット14
5,147に貫通した軸149に揺動基体131はブッシュ151を介
して装着され、上下に揺動自在となっている。
ブラケット145,147と揺動基体131間にはクッション部
材85が複数個所に設けられていて、原点用ワーククラン
プ63の全体重量をクッション部材85である弾機91の弾撥
力にてバランスさせている。更に、クランプ本体117が
Y軸方向へ動く際、すなわち、第5図において右方向に
動くときは、図示を省略したY軸ガイド123に設けたス
トッパ部材により右方向への移動限が規制され、左方向
へ動くときは、揺動体129に適宜間隔でボルト153が配設
されていて、このボルト153のクランプ本体117側にナッ
ト155で位置設定されたワッシャ157が設けられ、ワッシ
ャ157と揺動体129間にコイルスプリング等の弾機159が
巻装されている。
上記構成により、クランプ本体117は回動部材121によ
り回動自在となり、Y軸ガイド123によりY軸方向へ移
動自在となる。更に、クランプ本体117を支承している
揺動体129は、シリンダ141の作動によりX軸ガイド137
によりX軸方向へ移動自在となっている。すなわち、ク
ランプ本体117でクランプしたワークWの動きにつれ
て、X,Y軸方向あるいは回動も自在となり追従すること
が可能となる。
クランプ本体117は、第12図乃至第16図に詳細に示し
てあり、前述した搬入出用ワーククランプ61と同一部材
には同一符号を付して説明を省略する。
クランプ本体117は、小判形プレート119に設けた回動
自在121に回動自在に設けられ、回動部材121はクランプ
本体117の先端(第12図において右側)下部に設けたワ
ークWの下面を支承するための支持板161に設けられて
いる。すなわち、第15図に示すごとく、支持板161に設
けた段付穴163内に軸165がブッシュ167を介して装着さ
れている。このブッシュ167の外周に小判形プレート119
が係合してある。
また、軸165の抜け止めとして上端にスナップリング1
69により係止したカラー171、波座金173を介して、リン
グ175が小判形プレート119の上面に当接し、小判形プレ
ート119の下面には、例えばオイレス等のスラスト用軸
受板177が、軸165の鍔部179と支持板161との間、支持板
161と小判形プレート119との間に挟装されて構成してあ
る。
クランプ本体117の後部(第12図において左側)に設
けた支軸181はシリンダ79に螺着され、このシリンダ79
を支承するためのクランプ本体117に設けたブッシュ183
内に、前記支軸181の外周に挿着されたカラー185が挿入
されてシリンダ79は回動自在に支承されている。なお、
シリンダ79および把持爪105と、把持爪105を支承する部
材は、前述した搬入出用ワーククランプ61と同一部品で
あり同一符号を付して説明を省略する。
上記構成により、シリンダ79を作動させることにより
把持爪105は、軸107を回動中心として回動し、把持部11
1とクランプ本体117に設けた支持板161との間で協働し
てワークWを把持することができる。
次に、搬入、搬出装置23によりワークWを板材加工機
1へ搬入、あるいは、加工済の製品Gを板材加工機1よ
り搬出する作用について、主として、第1図と第5図お
よび第17図と第18図を参照しつつ説明する。
まず、リフタ7を上昇させ、リフタ7上に積載された
最上層のワークWを吸着パッド31にて吸着させる。そし
てリフタ7を下降させると最上層のワークWのみが吸着
パッド31に吸着されたまま残る。この状態でスラットロ
ーラ装置43を駆動させ、スラットローラ41をワークWの
下側へ進入させる。ついで、吸着パッド31の吸着を解除
するとワークWはスラットローラ41上へ載置される。
スラットローラ41上に載置されたワークWを、搬送ロ
ーダ25を移動させ、ワーククランプ27である搬入出用ワ
ーククランプ61および原点用ワーククランプ63の全クラ
ンプで把持する。そして、搬送ローダ25を移動させワー
クWを板材加工機1の加工テーブル39上に移行させた
後、搬入出用ワーククランプ61の把持を解除する。
板材加工機1の本体に設けたキャレッジベースについ
ている加工テーブル39上のワークWを、プッシャ35でY
軸方向(第18図において上下方向の下側、第5図におい
て左右方向の左側)へ押す。プッシャ35にてワークWを
押してワークWを板材加工機1のクランプの基準面(第
18図において図中にZ−Z線で示す)に突き当てる。こ
のとき、原点用ワーククランプ63はワークWを把持した
まま、クランプ取付バー59に沿ってY軸方向に弾機159
の弾撥力に抗して移動することとなる。
そして、原点用ワーククランプ63のシリンダ141を作
動させ、ピストンロッド143を縮小させると、原点用ワ
ーククランプ63は弾機135に引張られて、ワークWを把
持したままX軸方向へ移動し、ワークWは板材加工機1
のX軸位置決めピン(図示省略)に突当てられる。以上
でワークWの原点セットを完了し、板材加工機1に設け
たクランプによりワークWを把持して加工を開始する。
加工が終了すると、搬送ローダ25の搬入出用ワークク
ランプ61と原点用ワーククランプ63の全クランプで製品
Gの端部を把持し板材加工機1より搬出して、ワーク台
3のリフタ7上にセットされた空パレットP上に製品G
を積載し、ワーク台3の所定の位置の棚9へ収納され
る。
上述したごとく、板材加工機1へワークWを搬入する
際、あるいは、板材加工機1にて加工された製品Gを搬
出する際、同一のクランプ61および63を使用する。この
ため、構造が簡素化されコストダウンが図られ、ワーク
Wに孔加工されていてもワークを把持し搬送することが
できる。
また、搬入出用ワーククランプ61と原点用ワーククラ
ンプ63がともに同じ搬送ローダ25のクランプ取付バー59
に並列して取付けられ、両クランプ61,63によってワー
クWを把持し、板材加工機1へワークWを搬入する。こ
のため、ワークWが板材加工機1の加工テーブル39上へ
運ばれた後に、直ちにワークWの原点セット作業を行な
うことができ、段取り時間を著るしく短縮することがで
きる。
なお、この考案の前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば、原点用ワーククランプは
ワークの角部の方にあるため、ワークの角部に孔加工等
をしない場合は、原点用ワーククランプに代えて、本実
施例の取付構造と動作も同様な原点バキュームパッドを
使用することも可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本考案は、板材加工機(1)に対してワーク
(W)の搬入搬出を行うワーク搬入、搬出装置におい
て、上記板材加工機(1)に対して接近離反するX軸方
向へ移動可能に設けたクランプ取付バー(59)に、前記
ワーク(W)を把持自在の適数のワーククランプ(27)
を上下に揺動可能に装着して設け、前記クランプ取付バ
ー(59)に上下に揺動可能に装着した揺動基体(131)
に、前記X軸方向および当該X軸方向に対して直交する
水平なY軸方向へ移動可能のプレート(119)を設け、
このプレート(119)に、ワーク(W)を把持可能の原
点用ワーククランプ(63)を水平に回動可能に装着して
なるものである。
上記構成により明らかなように、本考案においては、
適数のワーククランプ27はクランプ取付バー59に上下に
揺動可能に設けてあるから、ワークWを把持し、例えば
ワークWの端部を僅かに持上げて搬送するような場合で
あっても、ワーククランプ27がワークWの傾斜に沿う態
様となり、ワークWの端縁部に腰折れ現象を生じるよう
なことがないものである。
また、本考案においては、クランプ取付バー59に上下
に揺動可能に装着した揺動基体131にプレート119がX
軸、Y軸方向へ移動可能に設けてあり、このプレート11
9に原点用ワーククランプ63が水平に回動可能に設けて
あるから、原点用ワーククランプ63によってワークWを
把持して移動する際に腰折れ現象を生じることがなく、
さらに、原点用ワーククランプ63をX軸、Y軸方向へ移
動してワークWの原点位置決めを行うとき、ワークWが
X軸、Y軸方向に対して僅かに傾斜した状態にあって、
X軸、Y軸方向に規制する際に回動が生じるような場合
であっても、原点用ワーククランプ63が水平に回動する
ことによって容易に対応し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案の主要部である搬入出用ワ
ーククランプを示し、第1図は正面図、第2図は第1図
における平面図、第3図は第4図におけるIII−III線に
沿った断面図、第4図は第2図におけるIV−IV線に沿っ
た断面図である。第5図乃至第11図はこの考案の主要部
である原点用ワーククランプの全体を示し、第5図は平
面図、第6図は第5図におけるVI−VI線に沿った断面
図、第7図は第5図におけるVII−VII線に沿った断面
図、第8図は第5図におけるVIII−VIII線に沿った断面
図、第9図は第5図におけるIX−IX線に沿った断面図、
第10図は第5図におけるX−X線に沿った断面図、第11
図は第5図におけるXI−XI線に沿った断面図である。第
12図乃至第16図はこの考案の主要部である原点用ワーク
クランプのクランプ本体を示し、第12図は正面図、第13
図は第12図における平面図、第14図は第13図におけるXI
V−XIV線に沿った断面図、第15図は第12図におけるXV−
XV線に沿った断面図、第16図は第14図におけるXVI−XVI
線に沿った断面図である。第17図乃至第19図はこの考案
を実施する一実施例の板材加工機の搬入、搬出装置を示
し、第17図は正面図、第18図は第17図における平面図、
第19図は第17図における側面図である。 1……板材加工機、3……ワーク台 5……フレーム、23……搬入、搬出装置 25……搬送ローダ、31……吸着パッド 61……搬入台用ワーククランプ 63……原点用ワーククランプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材加工機(1)に対してワーク(W)の
    搬入搬出を行うワーク搬入、搬出装置において、上記板
    材加工機(1)に対して接近離反するX軸方向へ移動可
    能に設けたクランプ取付バー(59)に、前記ワーク
    (W)を把持自在の適数のワーククランプ(27)を上下
    に揺動可能に装着して設け、前記クランプ取付バー(5
    9)に上下に揺動可能に装着した揺動基体(131)に、前
    記X軸方向および当該X軸方向に対して直交する水平な
    Y軸方向へ移動可能のプレート(119)を設け、このプ
    レート(119)に、ワーク(W)を把持可能の原点用ワ
    ーククランプ(63)を水平に回動可能に装着してなるこ
    とを特徴とするワーク搬入、搬出装置。
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