JP3844606B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽水の追い焚き加熱を行うことができる風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8には出願人が開発している風呂装置である一缶二水路給湯風呂複合装置のシステム構成例が模式的に示されている。同図において、器具ケース1内には湯水の加熱手段である給湯熱交換器2と追い焚き熱交換器3とが一体化されて配設されている。すなわち、複数の共通のフィンプレート4に給湯側の水管を貫通装着して給湯熱交換器2と成し、同じくフィンプレート4に追い焚き側の水管を貫通装着して追い焚き熱交換器3と成している。
【0003】
これら一体化された熱交換器の下方側には給湯熱交換器2と追い焚き熱交換器3を共通に加熱するバーナ5が配置され、また、バーナ5の燃焼の給排気を行う燃焼ファン6が配設されている。バーナ5にはガス通路9が接続されており、このガス通路9には通路の開閉を行う電磁弁7,8と、ガスの供給量(バーナの燃焼熱量)を開弁量によって制御する比例弁10とが介設されている。なお、前記比例弁10の開弁量制御は、具体的には、比例弁10に印加される電流(開弁駆動電流)の可変制御によって行われている。
【0004】
前記給湯熱交換器2の入側には給水管11が接続されており、この給水管11には給湯熱交換器2へ流れ込む給水の温度を検出する給水温度検出センサ12と、給水(給湯)流量(湯張りの場合には湯張り流量)を検出する流量検出センサ13とが設けられている。なお、給水管11の入口側は水道管に接続されている。
【0005】
前記給湯熱交換器2の出側には給湯管14が接続されており、この給湯管14は外部配管を介して台所等の所望の給湯場所に導かれている。前記給湯熱交換器2の出側の流路には給湯温度を検出する給湯温度センサ15が設けられている。
【0006】
前記追い焚き熱交換器3の入側には管路16の一端側が接続され、管路16の他端側は循環ポンプ17の吐出側に接続されている。そして、循環ポンプ17の吸込側には戻り管20の一端側が接続され、この戻り管20の他端側は循環金具31を介して浴槽18に連通接続されている。上記戻り管20には該戻り管20内の湯水温度を風呂温度として検出する風呂温度センサ21と、水流を検出する水流検出手段である流量センサ又は流水センサ(流水スイッチ)19とが設けられている。
【0007】
前記追い焚き熱交換器3の出側には往管22の一端側が接続され、往管22の他端側は循環金具31を介して浴槽18に連通接続されており、浴槽18から戻り管20を介して循環ポンプ17、管路16、追い焚き熱交換器3および往管22を介して浴槽18に戻る通路は浴槽水を循環させながら追い焚き加熱を行う追い焚き循環通路23を構成している。
【0008】
前記給湯熱交換器2の給湯管14と追い焚き循環通路23(図8においては管路16)は湯張り通路24によって連通接続されており、この湯張り通路24には通路の開閉を行う電磁弁等により構成される注湯弁25が介設され、この注湯弁25の下流側の湯張り通路24には浴槽18の水位を水圧によって検出する水位センサ(圧力センサ)26が設けられている。
【0009】
前記流量検出センサ13、温度センサ12,15,21、水位センサ26等のセンサ出力信号は制御装置27に加えられており、この制御装置27にはリモコン28が接続されている。このリモコン28には給湯温度を設定する給湯温度設定手段や、風呂温度を設定する風呂温度設定手段や、自動運転、追い焚き運転、湯張り運転等を指令する各種運転ボタンや、必要な情報を表示する表示部等が設けられている。
【0010】
前記制御装置27は各種センサ出力信号とリモコン28の情報を取り込み、内部に与えられているシーケンスプログラムに従い、給湯運転と、湯張り運転と、追い焚き運転を次のように制御する。
【0011】
例えば、台所やシャワー等に導かれた給湯通路の水栓30が開けられ、給湯運転を開始することが可能な予め定めた給湯作動流量(例えば、2.5リットル/min)以上の流量が流量検出センサ13により検出されると、燃焼ファン6の回転が行われ、電磁弁7,8の開動作が行われてバーナ5に燃料ガスが供給されると共に、点火器(図示せず)の点火によりバーナ5の燃焼が行われ、給湯温度センサ15で検出される給湯温度がリモコン28で設定される給湯設定温度に一致するように比例弁10への開弁駆動電流を制御し、給湯熱交換器2を通る水をバーナ5の火炎により加熱して設定温度の湯を作り出し、この湯を給湯管14を介して給湯場所へ給湯する。そして、水栓30が閉められて、流量検出センサ13からオフ信号が出力されたときに、バーナ燃焼を停止し、給湯運転モードの動作を終了する。
【0012】
また、リモコン28により自動運転のモードや、湯張り運転モードが指令されると、注湯弁25が開けられる。そして、流量検出センサ13により上記給湯作動流量以上の流量が検出されると、給湯運転の場合と同様にバーナ5の燃焼を開始し、給湯熱交換器2で湯を作り出し、該作り出された湯は給湯管14、湯張り通路24を通り、さらに分岐して管路16から追い焚き熱交換器3を経て往管22を通る経路と戻り管20を通る経路との両側から浴槽18に湯が落とし込まれる。そして、設定水位までの湯の水量が落とし込まれたとき、又は水位センサ26により設定水位が検出されたときに注湯弁25が閉じられバーナ5の燃焼が停止して湯張り運転モードの動作が終了する。
【0013】
追い焚き運転モードの動作においては、注湯弁25が閉じられている状態で、循環ポンプ17が回転駆動され、浴槽18内の湯水の循環が追い焚き循環通路23を通して行われ、風呂温度センサ21により検出される風呂検出温度が風呂設定温度よりも低いときには、流量センサ(流水センサ)19から流水オン信号を受けてバーナ5の燃焼が行われ、追い焚き循環通路23を通して循環する浴槽湯水を追い焚き熱交換器3で加熱する。そして、風呂温度センサ21により浴槽湯水の温度が風呂設定温度に達したことが検出されたときに、循環ポンプ17の停止とバーナ5の燃焼停止が行われて追い焚き運転モードの動作が終了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、浴槽18の排水が行われて浴槽18が空になったのにも拘わらず追い焚き循環通路23内に湯水が残留している場合があり、その残留水が排水後暫く時間が経ってから何らかの原因によって循環金具31から浴槽18に漏れ出てしまうという問題が生じる。
【0015】
例えば、図8に示すような一缶二水路タイプのものにおいては、給湯単独運転中に、バーナ燃焼によって給湯熱交換器2だけでなく追い焚き熱交換器3をも燃焼加熱されてしまうので、上記の如く浴槽18の排水終了後に追い焚き循環通路23内に残留水がある場合には、その残留水が加熱され体積膨張して循環金具31から空の浴槽18に漏れ出てしまう。
【0016】
上記の如く、空の浴槽18に循環金具31から水が漏れ出ているのを風呂装置の利用者が見たときには、その利用者に不快な思いを与えることが考えられる。また、上記の如く循環金具31から漏れ出た水は、例えば、浴槽内側面を伝って流れ浴槽底面に至り、さらに、排水口に向かって流れるという経路を辿り、その湯水の軌跡はいつもほぼ同じであるので、その軌跡に沿って水中のカルシウム等による汚れの筋ができてしまい、浴槽を汚してしまうという問題がある。
【0017】
この発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、浴槽水の排水後に暫く時間が経ってから空の浴槽に追い焚き循環通路から水が漏れ出るのを防止することができる風呂装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は次のような構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、供給された水を加熱して湯を作り出し該湯を出湯する給湯熱交換器と、浴槽の側壁に接続された追い焚き循環通路に組み込まれて浴槽水の追い焚きを行う追い焚き熱交換器と、上記給湯熱交換器と追い焚き熱交換器は一体的に形成され、該一体化した給湯熱交換器と追い焚き熱交換器とを共に燃焼加熱するバーナと、上記給湯熱交換器側から上記追い焚き循環通路に上記バーナによる加熱された湯又は上記バーナによる加熱がされない水を供給する湯水供給手段とが設けられている風呂装置において、浴槽水の排水信号を受けた後に、上記湯水供給手段によって上記給湯熱交換器側から追い焚き循環通路内に湯水を流し込んで該湯水により追い焚き循環通路内の洗浄を行う配管洗浄制御部と、該配管洗浄制御部により制御される追い焚き循環通路内の洗浄が終了した後に、循環ポンプを駆動しても浴槽の湯水を追い焚き循環通路内に引き込む虞がない水位まで浴槽水位が排水低下したと判断されている状態で、循環ポンプを駆動させる循環通路排水制御部が設けられており、この循環通路排水制御部による循環ポンプの駆動によって追い焚き循環通路内に残留した浴槽洗浄後の湯水を浴槽へ吐出させる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0019】
第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、浴槽水の排水信号を手動により発するための排水信号発信手段が設けられており、この排水信号発信手段により排水信号が手動によって発せられる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0020】
第3の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、浴槽水位を検出する水位検出手段と、この水位検出手段に基づき浴槽水位が予め定めた水位以下に低下したことを検知した後に浴槽水の排水信号を自動的に発する排水信号発信制御部とが設けられてる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0021】
第4の発明は、浴槽水を循環ポンプの駆動により引き込み該浴槽水を加熱手段により追い焚き加熱して浴槽に戻す追い焚き循環通路を備えた風呂装置において、浴槽水の排水信号を受けた後に、循環ポンプを駆動させる循環通路排水制御部が設けられており、この循環通路排水制御部による循環ポンプの駆動によって追い焚き循環通路内に残留した湯水を浴槽へ吐出させる構成を有すると共に、浴槽水の排水信号を手動により発するための排水信号発信手段と、浴槽水位を検出する水位検出手段に基づき浴槽水位が予め定めた水位以下に低下したことを検知した後に浴槽水の排水信号を自動的に発する排水信号発信制御部とが両方共に設けられており、循環通路排水制御部は、上記排水信号発信手段から手動発信された浴槽水の排水信号を受けて運転動作を開始する手動方式運転モードと、上記排水信号発信制御部から自動発信された浴槽水の排水信号を受けて運転動作を開始する自動方式運転モードとを行うことが可能な構成と成し、上記手動方式運転モードは自動方式運転モードよりも優先的に行われる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0022】
第5の発明は、上記第4の発明の構成に加えて、追い焚き循環通路内に湯水を供給するための湯水供給手段と、循環通路洗浄開始指令を受けた後に上記湯水供給手段によって追い焚き循環通路内に湯水を流し込んで該湯水により追い焚き循環通路内の洗浄を行う配管洗浄制御部とが設けられており、循環通路排水制御部は、上記配管洗浄制御部により制御される追い焚き循環通路内の洗浄が終了した後に、循環ポンプを駆動させる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0023】
第6の発明は、上記第1〜第5の発明の何れか1つの発明を構成する循環通路排水制御部は循環ポンプを間欠的に駆動させる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0024】
第7の発明は、上記第1〜第5の発明の何れか1つの発明を構成する循環通路排水制御部は循環ポンプを連続的に駆動させる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0025】
第8の発明は、上記第1〜第7の発明のうちの何れか1つの発明の構成に加えて、追い焚き循環通路の通水を検出することができる水流検出手段が設けられ、循環通路排水制御部は、循環ポンプの駆動による追い焚き循環通路の通水が上記水流検出手段により検出されなくなった以降に循環ポンプを停止させる構成を備えた構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0026】
第9の発明は、上記第1〜第8の発明の何れか1つの発明の構成を備え、風呂使用に関わる装置運転を含む予め定めた装置運転モードは循環通路排水制御部による運転モードよりも優先的に行われる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0027】
第10の発明は、上記第1〜第9の発明の何れか1つの発明の構成を備え、風呂装置は給湯運転を行うことが可能な給湯風呂複合装置と成し、上記給湯運転の運転モードは循環通路排水制御部による運転モードよりも優先的に行われる構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0028】
第11の発明は、上記第〜第10の発明のうちの何れか1つの発明の構成を備え、供給された水を加熱して湯を作り出し該湯を出湯する給湯熱交換器が設けられ、浴槽水の追い焚きを行う加熱手段は追い焚き循環通路に組み込まれる追い焚き熱交換器により構成されており、上記給湯熱交換器と追い焚き熱交換器は一体的に形成され、該一体化した給湯熱交換器と追い焚き熱交換器とを共に燃焼加熱するバーナが設けられている一缶二水路タイプの給湯風呂複合装置である構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づき説明する。
【0031】
第1の実施形態例の風呂装置は前記図8に示す一缶二水路給湯風呂複合装置と同様なシステム構成を有し、この実施形態例では、浴槽水の排水後に暫く時間が経ってから空の浴槽に追い焚き循環通路から水が漏れ出るのを防止するための特有な制御構成が設けられている。
【0032】
図1には第1の実施形態例において特徴的な制御装置27の主要な制御構成が示されている。同図の実線に示すように、制御装置27は、燃焼制御部35と、循環通路排水制御部36と、配管洗浄制御部40と、データ格納部41と、洗浄開始指令部42と、排水信号発信制御部44とが設けられている。
【0033】
上記燃焼制御部35は前述したような給湯運転や湯張り運転や追い焚き運転等によるバーナ燃焼を制御するものである。バーナ燃焼の制御手法には様々な手法があり、ここでは、それらの手法のうちの何れの手法を用いて燃焼制御を行ってもよく、その説明は省略する。
【0034】
排水信号発信制御部44は水位センサ26のセンサ出力を時々刻々と浴槽18の水位として取り込み、この取り込んだ検出水位をデータ格納部41に予め与えられている設定水位Hsp(例えば、循環金具31の図2に示す上端位置Hjよりも予め定めた微小水位ΔH分だけ上側の水位)に比較して、上記検出水位が設定水位Hsp以下であるか否かを判断する。
【0035】
排水信号発信制御部44は、上記比較の結果、検出水位が設定水位Hsp以下であると判断したときには、浴槽18の排水栓(図示せず)が抜かれて浴槽18の水が排水され始めて浴槽水位が上記設定水位Hsp以下に低下したと判断して、浴槽18の排水が行われていることを示す浴槽水の排水信号を循環通路排水制御部36および洗浄開始指令部42に出力(発信)する。
【0036】
ところで、浴槽18の水位が循環金具31の上端位置Hj以下の水位になると、循環金具31から追い焚き循環通路23内に空気が入り込み、水圧により水位を検出している水位センサ26は上記追い焚き循環通路23内に入り込んだ空気によって正確な水位を検出することができなくなる。そこで、この実施形態例では、追い焚き循環通路23内に空気が入り込み該空気の悪影響によって不正確な水位が検出されてしまう虞がなく、かつ、浴槽水の排水が行われていると判断することができる、上記循環金具31の上端位置Hjよりも予め定めた微小水位ΔH分だけ上側の水位を設定水位Hspとして設定している。
【0037】
洗浄開始指令部42はタイマ43を内蔵しており、上記排水信号発信制御部44から排水信号が加えられると、上記タイマ43を駆動させ該タイマ43によって排水信号が加えられてからの経過時間を計測する。そして、洗浄開始指令部42は、上記タイマ43の計測時間を時々刻々と読み取り、該計測時間をデータ格納部41に予め格納されている設定時間Thk(例えば、2分)に比較し、タイマ43の計測時間が上記設定時間Thkに達しているか否かを判断する。
【0038】
上記設定時間Thkは、前記設定水位Hspから該設定水位Hspよりも低い予め定めた水位(例えば、循環金具31の下端の水位Hk)まで排水するのに必要と想定される時間であり、予め実験や演算等によって求められてデータ格納部41に格納されている。
【0039】
洗浄開始指令部42は上記タイマ43の計測時間と設定時間Thkとの比較の結果、タイマ43の計測時間が上記設定時間Thkに達したと判断したときに、浴槽18の水位は排水によって循環金具31の下端位置Hkよりも低くなったと判断し、配管洗浄制御部40に循環通路洗浄開始指令を発する。
【0040】
配管洗浄制御部40は上記循環通路洗浄開始指令を受け取ると、予め定められた循環通路配管洗浄動作手順に従って循環通路配管洗浄動作を開始する。例えば、配管洗浄制御部40は燃焼制御部35の燃焼情報を時々刻々と取り込み、循環通路洗浄開始指令を受け取ると、上記燃焼制御部35の情報に基づき給湯運転が行われているか否かを判断し、給湯運転が行われていると判断したときには給湯運転が終了するまで待機し、給湯運転が行われていないと判断したときには注湯弁25を開弁して給湯熱交換器2側から湯張り通路24を介して追い焚き循環通路23内に湯水を供給し、この湯水の流れによって追い焚き循環通路23の配管を洗浄する。
【0041】
上記の如く配管洗浄制御部40によって上記注湯弁25が開弁されると、流量検出センサ13により給水管11の通水が検出されるので、湯張り運転と同様に燃焼制御部35によってバーナ燃焼が開始される。このことから、追い焚き循環通路23には給湯熱交換器2によって加熱された湯が流し込まれることとなり、加熱されていない水で配管洗浄を行う場合よりも湯によって追い焚き循環通路23の配管が洗浄されることで洗浄効果を高めることができる。
【0042】
配管洗浄の際には、燃焼制御部35は湯張り運転と同様にリモコン28に設定されている湯張りの温度となるようにバーナ燃焼制御を行ってもよい。また、注湯弁25を開弁させるときに配管洗浄のために注湯弁25を開弁することを示す配管洗浄開始信号を配管洗浄制御部40から燃焼制御部35に出力するように構成し、燃焼制御部35は上記配管洗浄開始信号が加えられたときには配管洗浄用の予め定めた温度の湯が追い焚き循環通路23に供給されるようにバーナ燃焼制御を行ってもよい。さらに、燃焼制御部35は予め定めた配管洗浄用の燃焼熱量でもってバーナ燃焼が行われるように燃焼制御を行ってもよい。
【0043】
配管洗浄制御部40は上記の如く注湯弁25を開弁した後に、予め定めた水量分の湯水を追い焚き循環通路23に流し終えたときに前記注湯弁25を閉弁する。
【0044】
具体的には、配管洗浄制御部40は、注湯弁25を開弁させたときから流量検出センサ13により検出された流量を積算していき、注湯弁25を開弁してから追い焚き循環通路23に供給されたトータルの水量を時々刻々と検出し、この検出した供給水量をデータ格納部41に予め格納されている設定水量に比較して上記検出供給水量が設定水量に達しているか否かを判断する。
【0045】
上記設定水量は追い焚き循環通路23の配管洗浄を十分に成すのに必要な水量であり、予め実験や演算等によって求められデータ格納部41に格納されている。
【0046】
配管洗浄制御部40は、上記検出供給水量と設定水量の比較の結果、検出供給水量が設定水量に達したと判断したときに、追い焚き循環通路23の配管が十分に洗浄されたと判断し、注湯弁25を閉弁させて追い焚き循環通路23の洗浄を終了し、配管洗浄が終了したことを示す配管洗浄終了信号を循環通路排水制御部36に出力する。
【0047】
この実施形態例では、給水管11と給湯熱交換器2と給湯管14と湯張り通路24と注湯弁25とによって追い焚き循環通路23に湯水を供給するための湯水供給手段が構成されており、この湯水供給手段によって、上記の如く、給湯側から追い焚き循環通路23に配管洗浄用の湯水を供給するように形成されている。
【0048】
循環通路排水制御部36は、排水信号発信制御部44から浴槽水の排水信号が加えられ、かつ、配管洗浄制御部40から配管洗浄終了信号が加えられたことを検知したときに、循環ポンプ17の駆動を開始させる。
【0049】
前記配管洗浄により使用された湯水が追い焚き循環通路23内に残留している場合には、その追い焚き循環通路23の残留水が上記循環ポンプ17の駆動によって追い焚き循環通路23から浴槽18に吐出し始める。
【0050】
また、循環通路排水制御部36はタイマ38を内蔵しており、上記の如く循環ポンプ17の駆動を開始させたときにタイマ38を駆動させて循環ポンプ17の駆動開始時からの経過時間を計測させ、該タイマ38の計測時間をデータ格納部41に予め格納されている設定時間Tpkに時々刻々と比較し、タイマ38の計測時間が上記設定時間Tpkに達したか否かを判断する。
【0051】
上記設定時間Tpkは循環ポンプ17の駆動により追い焚き循環通路23の残留水を浴槽18に吐出するのに必要と想定される時間に余裕時間を加えた時間であり、予め実験や演算等によって求められてデータ格納部41に格納されている。
【0052】
循環通路排水制御部36は上記タイマ38の計測時間と設定時間Tpkの比較の結果、計測時間が設定時間Tpkに達したと判断したときには、追い焚き循環通路23の残留水が吐出されたと判断し、循環ポンプ17を停止させて循環通路排水動作を終了する。
【0053】
通常、浴槽18の排水完了後、間もなく、浴槽の掃除が人等によって行われるので、前記配管洗浄制御部40による配管洗浄や循環通路排水制御部36による排水によって追い焚き循環通路23から浴槽18に吐出された湯水はきれいに洗い流される。
【0054】
この実施形態例によれば、浴槽18の排水が検知された後に、循環ポンプ17を駆動させて追い焚き循環通路23の残留水を循環ポンプ17に吐出する構成を備えたので、排水中又は排水終了直後に追い焚き循環通路23の残留水は浴槽へ排出されることとなり、排水後に暫く時間が経ってから空の浴槽18に追い焚き循環通路23から水が漏れ出てしまうという問題を回避することができる。
【0055】
特に、図8に示すような一缶二水路給湯風呂複合装置では、浴槽が空なのに追い焚き循環通路23に残留水がある状態で給湯運転が行われると、給湯熱交換器2だけでなく追い焚き熱交換器3もバーナ燃焼加熱されるので、上記残留水が加熱され体積膨張して追い焚き循環通路23から空の浴槽18に漏れ出るということが起こり易いことから、前述したような漏れ水に起因した浴槽汚れの問題等が大きくなると考えられるが、この実施形態例に示すように、追い焚き循環通路23の残留水を浴槽18の排水中又は排水終了直後に浴槽18に排出することによって、上記問題発生を防止することができ非常に有効である。
【0056】
また、浴槽18の排水中又は排水終了直後に、配管洗浄制御部40によって配管洗浄する構成を備えているので、追い焚き循環通路23の配管内壁に垢等の汚れが付着するのを防止することが可能であり、例えば、追い焚き熱交換器3の配管部分に垢等の汚れが付着すると、その汚れによって追い焚き熱交換器3の通水に与える熱量が低下し、風呂の沸き上がりに要する時間が長くなって使い勝手が悪化するという問題が生じるが、上記の如く、浴槽水を排水する度に自動的に配管洗浄を行うことによって、配管内に汚れが付着するのを防止することができ、上記のような問題発生を回避することができる。
【0057】
さらに、上記配管洗浄制御部40によって配管洗浄が行われるので、次に示すような問題を確実に防止することができる。その問題とは、例えば、湯張りを開始したときに、追い焚き循環通路23に前回の入浴時に使用された浴槽水が残留しているときには、湯張りによって、その前回の浴槽水が湯張りのきれいな湯と共に浴槽18内に入り込み、特に前回の入浴時に入浴剤等が使用されていた場合には、きれいな湯を浴槽18に落とし込んだはずなのに、浴槽水が濁ってしまうという問題である。この実施形態例では、上記の如く、配管洗浄制御部40によって追い焚き循環通路23内に湯水を供給して上記追い焚き循環通路23内に残留していた浴槽水を浴槽18に押し出しながら配管洗浄を行うので、上記のような問題を確実に回避することができる。
【0058】
さらに、この実施形態例では、浴槽18の排水を自動的に検出して排水信号を出力する構成としたので、風呂の利用者に面倒を掛けることなく、追い焚き循環通路23の配管洗浄および追い焚き循環通路23内の湯水の排出を行うことができ、上記のような優れた効果を得ることができる。
【0059】
この実施形態例では、追い焚き循環通路23内の残留水を排出するための残留水排水専用の管路やセンサ等を設けることなく、追い焚き循環通路23の残留水の排出を行うことができ、前記したような追い焚き循環通路23の残留水に起因した問題を容易に回避することができる。
【0060】
以下に、第2の実施形態例を説明する。この実施形態例において特徴的なことは、循環通路排水制御部36によって循環ポンプ17を間欠的に駆動させることである。それ以外の構成は前記第1の実施形態例とほぼ同様であり、この実施形態例の説明では、前記第1の実施形態例の構成部分と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0061】
この実施形態例では、追い焚き循環通路23全体の中で最も低い部分に循環ポンプ17が設けられている。
【0062】
この実施形態例において特徴的な循環通路排水制御部36は、タイマ38に加えて、カウンター(図示せず)が内蔵されており、排水信号発信制御部44から発信される浴槽水の排水信号と、配管洗浄制御部40から発信される配管洗浄終了信号とを共に受け取った後に、予め定めた周期で循環ポンプ17を駆動させ、ポンプを駆動させてから予め定めた間欠運転用のオン時間が経過したことをタイマ38によって検知したときに循環ポンプ17を停止させるというポンプオン・オフ動作を繰り返し行わせ、上記循環ポンプ17の駆動回数が予め定めた限界回数に達したことを上記内蔵のカウンターによって検知したときに、循環ポンプ17の間欠運転を終了して循環通路排水動作を終了する構成を有している。
【0063】
この実施形態例では、前記第1の実施形態例の構成を備え、循環ポンプ17を追い焚き循環通路23の最低領域に配設すると共に、循環通路排水制御部36によって循環ポンプ17の間欠運転を行う構成としたので、前記第1の実施形態例に示したような優れた効果を得ることができるのはもちろんのこと、追い焚き循環通路23の残留水の殆どを確実に循環ポンプ17の駆動によって排出させることができる。
【0064】
それというのは、循環ポンプ17の駆動直後には、循環ポンプ17は戻り管20に残留していた水を吸い込んで管路16側に排出し、該管路16側に排出した水の勢いで管路16や往管22内の残留水が浴槽18に押し出される。その後、間もなく、戻り管20内の残留水が殆ど管路16側に排出され切ってしまい循環ポンプ17に空気が入り込むと、管路16や往管22の残留水を浴槽18に押し出す循環ポンプ17の能力が低下し、この状態で、循環ポンプ17を連続的に継続駆動しても、管路16や往管22に残留している水を浴槽18に排出することができない虞がある。
【0065】
これに対して、循環ポンプ17の間欠運転を行う場合には、循環ポンプ17のオン期間に管路16側に排出されて上記の如く残留してしまった水が、循環ポンプ17のオフ期間に、重力によって追い焚き循環通路23の最低領域に流れ込み、つまり、循環ポンプ17内に入り込み、戻り管20に戻るので、再び、循環ポンプ17を駆動させたときに、その戻り管20内の水によって、管路16や往管22内の水が浴槽18側に押し出されることになる。このような循環ポンプ17の間欠運転による残留水の流れが繰り返し行われることによって、追い焚き循環通路23内の残留水の殆どをより一層確実に浴槽18に排出することができる。
【0066】
もちろん、循環ポンプ17の間欠運転を行わず、前記第1の実施形態例に示したように循環通路排水制御部36によって循環ポンプ17の駆動制御を行っても、追い焚き循環通路23の残留水に起因した前記各問題をほぼ回避することができるが、この実施形態例に示したように循環ポンプ17の間欠運転を行うことによって、追い焚き循環通路23内の残留水の殆どを浴槽18に排出することができ、より確実に前記残留水に起因した各問題発生を回避することができる。
【0067】
以下に、第3の実施形態例を説明する。この実施形態例では、浴槽の排水中あるいは排水終了後に、配管洗浄を行わずに循環ポンプを駆動させて追い焚き循環通路の残留水を浴槽に排出するための制御構成を備えたことを特徴的な構成としている。なお、この実施形態例の風呂装置は前記図8に示す一缶二水路給湯風呂装置と同様なシステム構成を有し、前記各実施形態例と同一名称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0068】
この実施形態例において特徴的な制御装置27は、図3の実線に示すように、循環通路排水制御部36とデータ格納部41と排水信号発信制御部44とを有して構成されている。
【0069】
排水信号発信制御部44は、前記各実施形態例と同様に、水位センサ26によって検出された水位を時々刻々と取り込み、該取り込んだ検出水位をデータ格納部41に予め定め格納されている設定水位Hspに比較し、この比較の結果、検出水位が設定水位Hsp以下に低下したと判断したときに、浴槽18の排水が行われていると判断して、浴槽水の排水信号を循環通路排水制御部36に出力する。
【0070】
循環通路排水制御部36はタイマ38を内蔵しており、上記排水信号発信制御部44から排水信号を受け取ると、タイマ38を駆動させ、排水信号を受け取ったときからの経過時間を計測する。そして、循環通路排水制御部36はそのタイマ38の計測時間を時々刻々とデータ格納部41に予め格納されている設定時間Tskに比較し、タイマ38の計測時間が上記設定時間Tskに達しているか否かを判断する。
【0071】
上記設定時間Tskは上記設定水位Hspから循環金具31の下端位置Hkまで浴槽18の水位が排水によって低下するのに必要と想定される時間に余裕時間を加えた時間であり、実験や演算等によって予め求められてデータ格納部41に格納されている。
【0072】
循環通路排水制御部36は上記タイマ38の計測時間と設定時間Tskとの比較の結果、計測時間が設定時間Tskに達したと判断したときには浴槽18の水位は循環金具31の下端位置Hkよりも低くなり、循環ポンプ17を駆動しても浴槽18の湯水を追い焚き循環通路23内に引き込む虞がなくなったと判断して、循環ポンプ17を駆動させ、前記第1の実施形態例に示したように、予め定めた設定時間Tpkの間、連続的に循環ポンプ17を継続運転させてもよいし、あるいは、前記第2の実施形態例に示すように、循環ポンプ17を間欠的に運転させてもよい。
【0073】
この実施形態例によれば、排水信号を受け取った後に、循環ポンプ17を駆動させて、追い焚き循環通路23に残留している湯水を浴槽18に排出させる構成を備えているので、浴槽水の排水中又は排水終了直後に追い焚き循環通路23内の残留水を排出することができ、このことによって、浴槽水の排水完了後に暫く時間が経ってから空の浴槽18に追い焚き循環通路23から水が漏れ出るという問題をほぼ回避することができる。特に、前記第1の実施形態例で述べたように、一缶二水路タイプの風呂装置では、排水後に追い焚き循環通路23内に残留水があると、給湯運転が行われたときに、追い焚き熱交換器3が加熱されて残留水が体積膨張し追い焚き循環通路23から空の浴槽18に湯水が漏れ出るという問題が起こり易いので、この実施形態例に示したように、排水中あるいは排水終了直後に追い焚き循環通路23内に残留した水をほぼ浴槽18に排出することによって、上記問題を回避することができ、非常に有効である。
【0074】
また、浴槽18の排水を自動的に検出して排水信号を出力するので、人の手を煩わせることなく、上記のような追い焚き循環通路23の残留水の排出動作を行わせることが可能である。
【0075】
さらに、上記の如く追い焚き循環通路23の残留水を排出することができるので、入浴に使用された湯が追い焚き循環通路23内に殆ど無い状態から湯張りを開始することができることとなり、湯張りを開始したときに追い焚き循環通路23から前回の入浴に使用された浴槽水が流れ出て、きれいな湯を落とし込んだはずなのに浴槽水が濁ってしまうという問題を回避することが可能である。
【0076】
以下に、第4の実施形態例を説明する。この実施形態例において特徴的なことは、前記各実施形態例に示した排水信号発信制御部44に代えて、排水信号発信手段である図1および図3の鎖線に示す排水ボタン45をリモコン28に設けて手動により浴槽水の排水信号を出力する構成を備えたことである。それ以外の構成は前記各実施形態例と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。
【0077】
上記のように、排水信号発信制御部44に代えて、排水ボタン45を設けた場合には、装置の説明書等によって浴槽18の排水栓を抜いて浴槽水の排水を行う場合に排水ボタン45を押してくださいという指示が風呂装置の利用者に与えられる。
【0078】
データ格納部41には予め排水時間Thwが与えられている。この排水時間Thwは浴槽18の排水栓が抜かれてから循環金具31の下端位置Hkよりも低い水位に浴槽水位が低下するのに要すると思われる時間であり、実験や演算等によって予め求められデータ格納部41に格納されている。
【0079】
前記図1に示すように、循環通路排水制御部36と配管洗浄制御部40と洗浄開始指令部42が制御装置27に設けられている場合には、排水ボタン45は該ボタンが押されたときに浴槽水の排水信号を洗浄開始指令部42に出力し、洗浄開始指令部42は排水信号を受けると、その排水信号を受けてから上記データ格納部41の排水時間Thwが経過したことをタイマ43によって検知したときに、浴槽水位が循環金具31の下端位置Hkよりも低い水位となったと判断して、循環通路洗浄開始指令を配管洗浄制御部40に出力する。このように、循環通路洗浄開始指令が発せられた後に、配管洗浄制御部40により追い焚き循環通路23の配管洗浄が行われ、この配管洗浄終了後に、循環通路排水制御部36により循環ポンプ17が駆動されて追い焚き循環通路23の残留水の排出が行われる。
【0080】
また、図3に示すように、配管洗浄制御部40と洗浄開始指令部42が設けられていない場合には、排水ボタン45は該ボタンが押されたときに浴槽水位の排水信号を循環通路排水制御部36に出力し、循環通路排水制御部36は上記排水信号を受け取ったときから上記データ格納部41の排水時間Thwを経過したことをタイマ38によって検知したときに循環ポンプ17を駆動させて追い焚き循環通路23の残留水の排出を行う。
【0081】
この実施形態例によれば、浴槽水の排水信号を手動により発するための排水ボタン45をリモコン28に設けたので、手動により排水信号を出力させて排水中あるいは排水終了直後に追い焚き循環通路23の残留水の排出を行わせることができる。特に、浴槽水位を検出する水位検出手段が設けられていない装置においても、上記排水ボタン45を設けることによって、手動により浴槽水の排水信号を出力させることができて循環通路排水制御部36により上記追い焚き循環通路23の残留水の排水を行わせることができ、前記各実施形態例に示したような効果を得ることができる。
【0082】
以下に、第5の実施形態例を説明する。
【0083】
この実施形態例では、前記した排水信号を自動的に発信する排水信号発信制御部44と、排水信号を手動により発信させるための排水信号発信手段である排水ボタン45とが両方共に設けられている場合における特有な制御構成を示す。
【0084】
この実施形態例では、図4に示すように、循環通路排水制御部36は、前記タイマ38に加えて、自動方式運転制御部46と手動方式運転制御部47と自動発信信号キャンセル部48とモード切り換え制御部50とを有して構成されている。それ以外の構成は前記各実施形態例と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。
【0085】
上記循環通路排水制御部36の自動方式運転制御部46は、排水信号発信制御部44から自動的に発信された排水信号を受けて前記各実施形態例に示したような追い焚き循環通路23の残留水排出動作を制御する自動方式運転モードを行う構成を備えている。
【0086】
また、手動方式運転制御部47は、排水ボタン45が操作されて手動により発信された排水信号を受けて前記各実施形態例に示したような追い焚き循環通路23の残留水排出動作を制御する手動方式運転モードを行う構成を備えている。
【0087】
ところで、排水ボタン45が操作されたということは、風呂装置の利用者が前記追い焚き循環通路23の残留水排出運転を望んでいるということであるから、この装置利用者の要望を優先させるという考えに基づいて、この実施形態例では、上記手動方式運転モードは自動方式運転モードよりも優先的に行う構成とした。
【0088】
すなわち、モード切り換え制御部50は上記自動方式運転制御部46の動作情報を取り込み該情報に基づいて自動方式運転モードで追い焚き循環通路23の残留水排出運転が行われていることを検知しているときに、排水ボタン45が操作されて手動により排水信号が出力されたことを検知したときには、自動方式運転制御部46による自動方式運転モードの残留水排出運転を中止させ、手動方式運転制御部47による手動方式運転モードでもって追い焚き循環通路23の残留水排出運転を最初から行う。
【0089】
自動発信信号キャンセル部48は上記手動方式運転制御部47の動作情報を取り込み該情報に基づき手動方式運転モードでもって追い焚き循環通路23の残留水排出運転が行われていることを検知している間に、排水信号発信制御部44から自動的に排水信号が出力(発信)されたことを検知したときには、前記の如く手動方式運転モードは自動方式運転モードよりも優先的に行うことから、その自動発信された排水信号をキャンセルし、自動方式運転モードの開始を阻止して手動方式運転モードを継続させる。
【0090】
また、自動発信信号キャンセル部48は、手動方式運転モードでもって追い焚き循環通路23の残留水排出運転が行われていないときに、上記排水信号発信制御部44から排水信号が自動発信されたときには、その排水信号を自動方式運転制御部46に加えて、自動方式運転制御部46による自動方式運転モードの残留水排出運転を開始させる。
【0091】
この実施形態例において特有な制御構成は上記のように構成されており、以下に、その制御構成の動作例を図5のフローチャートに基づき説明する。
【0092】
まず、ステップ101で、自動方式運転制御部46による残留水排出運転が行われているか否かを判断し、自動方式運転モードでもって残留水排出運転中であると判断したときには、次に、ステップ102で、自動方式の残留水排出運転中に排水ボタン45が操作されて手動によって排水信号が出力されたか否かを判断し、排水信号が手動発信されていないと判断したときには、上記自動方式による残留水排出運転を継続して行う。
【0093】
また、上記ステップ102で、排水信号が手動発信されたと判断したときには、ステップ103で、モード切り換え制御部50によって、上記自動方式運転制御部46による自動方式の残留水排出運転を中止し、手動方式運転制御部47による手動方式の残留水排出運転を始めから行う。そして、この手動方式の残留水排出運転中には、ステップ104で、排水信号発信制御部44から排水信号が自動発信されたか否かを判断し、排水信号の自動発信は無いと判断したときには、ステップ105で、手動方式の残留水排出運転は終了したか否かを判断し、手動方式の残留水排出運転が終わっていないと判断したときには、上記ステップ104以降の動作を繰り返して行い、前記ステップ105で、手動方式による残留水排出運転が終了したと判断したときには、前記ステップ101以降の動作を繰り返して行う。
【0094】
前記ステップ101で、自動方式の残留水排出運転が行われていないと判断したときには、ステップ106で、排水ボタン45から排水信号が手動発信されたか否かを判断し、排水信号が手動発信されていないと判断したときには、前記ステップ101以降の動作を繰り返して行い、また、前記ステップ106で、排水信号が手動発信されたと判断したときには、続いて、ステップ107で、手動方式運転制御部47による手動方式の残留水排出運転を開始する。
【0095】
そして、この手動方式の残留水排出運転中には、上記ステップ104,105の判断動作を繰り返し行い、前記ステップ104で、排水信号が自動発信されたと判断したときには、排水信号が自動発信されたけれども、手動方式の残留水排出運転中であり、この手動方式の残留水排出運転(手動方式運転モード)は自動方式の残留水排出運転(自動方式運転モード)よりも優先されると判断し、ステップ108で、自動発信信号キャンセル部48によって、上記自動発信された排水信号はキャンセルされ、自動方式の残留水排出運転は開始されずに手動方式の残留水排出運転を継続して行い、前記ステップ105で、手動方式の残留水排出運転が終了したと判断したときには、前記ステップ101以降の動作を繰り返し行う。
【0096】
この実施形態例によれば、残留水排出運転の手動方式運転モードは自動方式運転モードよりも優先的に行うという制御構成を備えたので、手動方式運転モードでもって残留水排出運転が行われているときに自動方式による残留水排出運転の開始が指令されたときや、自動方式運転モードで残留水排出運転が行われているときに手動方式による残留水排出運転の開始指令が発せられたときの如く、自動方式の残留水排出運転と手動方式の残留水排出運転とがバッティングしてしまった場合に、制御動作の不具合が生じることなく、装置運転を円滑に継続させることができる。また、この実施形態例では、上記の如く、手動方式運転モードを自動運転モードよりも優先させる構成であるので、つまり、風呂装置の利用者の要望を優先させる構成であるので、風呂装置の利用者の要望に応えた装置運転を行うことができる。
【0097】
さらに、前記したように、自動方式の残留水排出運転と手動方式の残留水排出運転とがバッティングした場合に制御動作の不具合を回避することができる構成としたので、排水信号を自動発信する排水信号発信制御部44と、排水信号を手動発信する排水ボタン45とを両方とも備えた風呂装置を提供することができる。このように、排水信号発信制御部44と排水ボタン45とを両方とも設けることによって、排水信号発信制御部44から自動発信される排水信号に基づいて、追い焚き循環通路23の残留水排出運転を自動的に行わせることができる上に、風呂装置の利用者が排水ボタン45を操作することによって、風呂装置の利用者が望むときに追い焚き循環通路23の残留水排出運転を行わせることができる。
【0098】
ところで、手動方式の残留水排出運転と自動方式の残留水排出運転とがバッティングした事態に対応するための本実施形態例に示したような制御構成が備えられていない風呂装置にあっては、手動方式の残留水排出運転と自動方式の残留水排出運転とがバッティングした際に、制御動作に不具合が生じて、装置運転が円滑に行われない虞があるので、手動方式の残留水排出運転と自動方式の残留水排出運転との一方のみしか行えないように構成されることとなり、このために、自動方式の残留水排出運転が可能な装置には、排水ボタン45付きのリモコン28を接続することができず、換言すれば、自動方式の残留水排出運転が可能な風呂装置用のリモコン28(排水ボタン45無し)と、手動方式の残留水排出運転が可能な風呂装置用のリモコン28(排水ボタン45有り)とを別々に用意しなければならなかったが、本実施形態例では、自動方式の残留水排出運転と手動方式の残留水排出運転とを両方共に行える制御構成を備えているので、リモコンの標準化・共通化を図ることができる。
【0099】
以下に、第6の実施形態例を説明する。
【0100】
この実施形態例では、前記各実施形態例に示したような追い焚き循環通路23の残留水排出運転運転が給湯運転や後述する風呂使用に関わる装置運転(以下、風呂運転と記す)とバッティングしたときに装置運転を適切に制御するための制御構成を示す。それ以外の構成は前記各実施形態例と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。
【0101】
上記風呂運転とは、快適な入浴の環境を作り出すための装置運転であり、この実施形態例では、湯張り運転と追い焚き運転と保温運転とうめる運転と足し湯運転とを少なくとも包含する運転である。上記湯張り運転とは、前述したように、リモコン28の例えば自動ボタンが操作されて、風呂装置利用者によって浴槽の湯張り運転開始指令が発せられたことを検知したときには、注湯弁25を開弁して、給湯熱交換器2で作られた湯を湯張り通路24と追い焚き循環通路23を順に通して浴槽18に注湯し、浴槽18に設定水位の湯を張る運転である。
【0102】
追い焚き運転とは、リモコン28の例えばあつめボタン(追い焚きボタン)等が操作され、入浴者等によって風呂の湯温を高めたいという要望が示されたときに、そのあつめボタンの操作によって手動発信された追い焚き開始指令を受けて、前述したように、循環ポンプ17を駆動して浴槽湯水を追い焚き循環通路23を通して循環させながら追い焚き熱交換器3で追い焚き加熱して風呂の温度を高める運転である。
【0103】
また、上記保温運転とは、例えば、上記湯張り運転が終了した以降に、風呂の温度が設定温度から許容範囲を越えて低下したことを検知したときに、上記追い焚き運転と同様にして風呂の追い焚きを行って風呂の温度を保温する運転であり、この保温運転は水位センサ26の検出値に基づいて浴槽水位を設定水位に保つ保水動作を含めて行われる場合がある。
【0104】
うめる運転とは、リモコン28の例えばうめるボタンが操作されて入浴者等によって風呂の湯温を下げたいとの要望が示されたときに、そのうめるボタンの操作によって手動発信されたうめる運転開始指令を受けて、給湯熱交換器2からぬるめの湯水を浴槽18に注湯して風呂の湯温を下げる運転である。
【0105】
足し湯運転とは、リモコン28の例えば足し湯ボタンが操作されて入浴者等によって浴槽の水位を高めたいという要望が示されたときに、その足し湯ボタンの操作によって手動発信された足し湯運転開始指令を受けて、前記湯張り運転と同様に給湯熱交換器2で作られた風呂設定温度の湯を浴槽18に注湯し、浴槽水位を高める運転である。
【0106】
上記の如く、湯張り運転と追い焚き運転と保温運転とうめる運転と足し湯運転とを含む風呂運転は、快適に入浴することができるための環境を作り出す運転であり、このような風呂運転と、所定の給湯場所に湯を供給する給湯運転とは前記追い焚き循環通路23の残留水排出運転よりも優先されるべきであると考え、この考えに基づいて、この実施形態例では、残留水排出運転が上記給湯運転や風呂運転とバッティングした場合には、給湯運転あるいは風呂運転を残留水排出運転よりも優先させて行わせるための制御構成を備えている。
【0107】
すなわち、この実施形態例では、図6に示すように、前記各実施形態例に示した制御構成に加えて、装置運転状況監視部51と排水運転強制中止部53とが設けられ、排水ボタン45が設けられているものにあっては、さらに、排水運転開始阻止部52が設けられている。
【0108】
上記装置運転状況監視部51は燃焼制御部35、循環通路排水制御部36等の動作情報や、リモコン28の情報を時々刻々と取り込んで、装置運転状況を監視する。
【0109】
排水運転強制中止部53は上記装置運転状況監視部51の監視情報を取り込み該監視情報に基づいて、循環通路排水制御部36によって残留水排出運転が行われていると検知しているときに(残留水排出運転中に)、給湯運転あるいは前記風呂運転の開始を検知したときには、その給湯運転あるいは風呂運転を優先し、残留水排出運転を強制的に中止させるための中止信号を循環通路排水制御部36に出力し、循環通路排水制御部36はその中止信号を受けると、残留水排出運転を中止する。風呂運転の開始を検知して残留水排出運転を中止した場合には、その残留水排出運転の終了後に風呂運転が開始される。なお、前記追い焚き運転を開始したけれども、浴槽18に湯水が無いことを検知したときにはバーナ燃焼が開始されない構成となっていることから、残留水排出運転中に、つまり、浴槽18内に湯水が無いときに、誤ってリモコン28のあつめボタンが操作されて追い焚き運転が開始されても、空焚きの問題は防止される。
【0110】
排水運転開始阻止部52は上記装置運転状況監視部51の監視情報を取り込み該監視情報に基づいて給湯運転あるいは風呂運転が行われているときに、リモコン28の排水ボタン45が操作されて排水信号が手動発信されたことを検知したときには、上記手動発信された排水信号をキャンセルして残留水排出運転の開始を阻止し、給湯運転あるいは風呂運転を残留水排出運転よりも優先する。また、排水運転開始阻止部52は給湯運転も風呂運転も行われていないときに排水ボタン45から排水信号が手動発信されたことを検知したときには、その排水信号を循環通路排水制御部36に加えて、循環通路排水制御部36によって残留水排出運転を開始させる。
【0111】
以下に、残留水排出運転が給湯運転あるいは風呂運転とバッティングした事態発生を考慮した制御動作の一例を図7のフローチャートに基づき説明する。
【0112】
まず、ステップ201で、給湯運転あるいは風呂運転が行われているか否かを判断し、給湯運転あるいは風呂運転が行われていると判断したときには、ステップ202で、この給湯運転中あるいは風呂運転中に、排水ボタン45から排水信号が手動発信されたか否かを判断し、排水信号が手動発信されていないと判断したときには上記ステップ201の判断動作を繰り返して行い、同ステップ202で、排水ボタン45から排水信号が手動発信されたと判断したときには、給湯運転あるいは風呂運転は残留水排出運転よりも優先されると判断し、ステップ203で、排水運転開始阻止部52によって、その手動発信された排水信号はキャンセルされて残留水排出運転の開始は阻止され、前記ステップ201以降の動作を繰り返し行う。
【0113】
前記ステップ201で、給湯運転も風呂運転も行われていないと判断したときには、ステップ204で、排水信号が排水ボタン45から手動発信されたか、あるいは、排水信号発信制御部44から自動発信されたか否かを判断し、排水信号が発信されていないと判断したときには、上記ステップ201以降の動作を繰り返して行い、前記ステップ204で、排水信号が発信されたと判断したときには、ステップ205で、給湯運転も風呂運転も行われていないことから、循環通路排水制御部36は、上記排水信号の発信を受けて追い焚き循環通路23の残留水排出運転を開始する。
【0114】
そして、この残留水排出運転中には、ステップ206で、給湯運転あるいは風呂運転の開始(割り込み)が検知されたか否かを判断し、給湯運転あるいは風呂運転の割り込みが無いと判断したときには、ステップ207で、残留水排出運転(排水運転)が終了したか否かを判断し、残留水排出運転が継続されていると判断したときには、上記ステップ206以降の動作を繰り返い、前記ステップ207で、残留水排出運転が終了したと判断したときには前記ステップ201以降の動作を繰り返して行う。
【0115】
残留水排出運転中に、前記ステップ206で、給湯運転あるいは風呂運転の割り込みが検知されたときには、その給湯あるいは風呂運転は残留水排出運転よりも優先させることから、ステップ208で、排水運転強制中止部53によって、循環通路排水制御部36による残留水排出運転は強制的に中止され、前記ステップ201以降の動作を繰り返す。
【0116】
この実施形態例によれば、給湯運転モードあるいは風呂運転モードは循環通路排水制御部36による運転モードよりも優先的に行われる構成としたので、残留水排出運転が給湯運転や風呂運転とバッティングした場合に、制御動作の不具合を回避することができる。
【0117】
また、上記の如く、給湯運転モードあるいは風呂運転モードは循環通路排水制御部36による運転モードよりも優先的に行われる構成としたので、換言すれば、装置の利用者の要求度が残留水排出運転よりも高いと想定される給湯運転や風呂運転は残留水排出運転よりも優先的に行われる構成であるので、装置利用者の要望に応じた装置運転を行わせることができ、より一層快適な湯の利用や風呂使用を提供することができる。
【0118】
なお、この発明は上記各実施形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記各実施形態例では、配管洗浄制御部40は予め定めた水量分の湯水を追い焚き循環通路23に供給し終えたときに湯水の供給を停止して配管洗浄を終了させていたが、例えば、配管洗浄制御部40にタイマを内蔵させ、配管洗浄制御部40は注湯弁25を開弁して追い焚き循環通路23に湯水を供給し始めてから予め定めた時間が経過したことを上記内蔵のタイマによって検知したときに、注湯弁25を閉弁して配管洗浄を終了させる構成としてもよい。
【0119】
また、上記各実施形態例では、湯を追い焚き循環通路23に供給して配管洗浄を行っていたが、加熱されていない水を追い焚き循環通路23に供給して配管洗浄を行ってもよい。この場合には、例えば、配管洗浄制御部40によって注湯弁25が開弁されるときに配管洗浄制御部40から燃焼制御部35に燃焼禁止信号が出力され、該燃焼禁止信号を受けて燃焼制御部35はバーナ燃焼を行わないように構成される。
【0120】
さらに、上記各実施形態例では、循環通路排水制御部36によって、予め定めた時間の間、循環ポンプ17を連続的に駆動させる例を示したが、水流検出手段である流量センサ(又は流水センサ)19に基づき循環ポンプ17の停止タイミングを決定するようにしてもよい。例えば、循環通路排水制御部36は、循環ポンプ17の駆動中に、上記流量センサ19により追い焚き循環通路23の通水が停止したことを検知したときには内臓のタイマを駆動させて流量センサ19により通水停止が検出されてからの時間の経過を計測する。また、循環通路排水制御部36は、上記の如く追い焚き循環通路23の通水停止を検知した後にも引き続き流量センサ19を監視し、上記タイマの計測時間が予め定めた設定時間に達するまでの間、継続的に、流量センサ19により通水停止が検出され続けたことを確認したときに循環ポンプ17を停止させる。
【0121】
上記のように、流量センサ19により通水停止が検出されてから設定時間の間、通水停止が継続的に検出され続けた後に循環ポンプ17を停止するのには次に示すような理由がある。それというのは、循環ポンプ17を駆動させてからポンプ内部に水を引き込むまでに時間が掛かり、その時間の間には追い焚き循環通路23内の水は殆ど流れないので、循環ポンプ17の駆動開始直後に流量センサ19により通水停止が検出されることとなり、流量センサ19によって通水停止が検出された直後に循環ポンプ17を停止させてしまうと、追い焚き循環通路23の残留水の排出が全く行われていないのにも拘わらず、残留水排出動作が終了してしまうという問題が生じる。
【0122】
そこで、循環ポンプ17を駆動開始させてから追い焚き循環通路23内の水が流れ始めるのに要する時間を予め実験や演算等により求め該求めた時間に余裕時間を加えた時間を設定時間として与えておき、流量センサ19によって通水停止が検出されてから上記設定時間の間、継続的に、通水停止が検出され続けたことを確認したときに、循環ポンプ17の駆動によって追い焚き循環通路23の残留水が排出され循環通路23内には残留水が殆ど無いので通水が検出されないと判断し、循環ポンプ17を停止させるように構成することで、残留水の排出が全く行われていないのに残留水排出動作が終了してしまうという前記問題を確実に回避することができる。
【0123】
さらに、上記各実施形態例では、循環通路排水制御部36によって、予め定めた周期毎に、予め定めたオン時間の間、循環ポンプ17を間欠的に駆動させる例を示したが、流量センサ19に基づいて間欠運転の循環ポンプ17の停止タイミングを決定するようにしてもよい。例えば、循環通路排水制御部36は、予め定めた周期毎に循環ポンプ17の駆動を開始させるように構成し、循環ポンプ17の駆動中に流量センサ19によって通水停止が検出された後、通水停止が検出されてから予め定めた設定時間を経過するまでの間、通水停止が継続的に検出され続けたことを確認したときに、循環ポンプ17を停止させる。
【0124】
このように、循環ポンプ17を停止した以降には、前述したように、管路16側に吐出した水が循環ポンプ17を通って戻り管20側に戻る場合があるので、戻り管20に水が戻っている状態から再度循環ポンプ17を駆動させると、流量センサ19によって通水が検出され、循環ポンプ17の間欠運転が行われる。
【0125】
なお、循環通路排水制御部36によって循環ポンプ17の間欠運転が開始され循環ポンプ17の水通しが成された後には、つまり、循環通路排水制御部36によって循環ポンプ17が駆動開始されて流量センサ19によって通水が検出された以降には、循環ポンプ17の駆動中に流量センサ19によって通水停止が検出されたときに、直ちに、循環ポンプ17を停止してもよい。
【0126】
さらに、上記第4の実施形態例では、排水信号発信手段として排水信号発信専用の排水ボタン45が設けられていたが、例えば、湯張りから追い焚きを経て保温に至る自動運転を行わせるための自動運転ボタンがリモコン28に設けられている場合には、上記自動運転ボタンを排水信号発信手段としても機能するように構成してもよい。この場合には、自動運転ボタンが操作されて自動運転を終了させるための指令が手動により発せられたときに、その指令を排水信号としても機能させるようにする。
【0127】
それというのは、上記自動運転ボタンの操作によって自動運転の終了が指令されたときには、風呂の使用は終了したと想定され、この直後に、浴槽18の掃除を行うために浴槽18が排水されると思われることから、自動運転の終了指令を排水信号としても機能させることが可能であると想定されるからである。
【0128】
このような場合には、自動運転ボタンによって自動運転の終了が指令されてから、つまり、排水信号が出力されてから予め定めた時間(例えば、10分)が経過したときに、上記各実施形態例に示したように、追い焚き循環通路23の配管洗浄や残留水の排出を開始させるように構成される。
【0129】
このように自動運転ボタンが排水信号発信手段を兼用する場合には、排水信号発信専用の指令手段を設ける必要がなく、また、浴槽の排水を装置に報知するために、わざわざ、排水信号発信手段を操作するというような面倒を掛けることなく、上記各実施形態例に示すような追い焚き循環通路23の配管洗浄や残留水の排出を行わせることができる。
【0130】
さらに、上記第6の実施形態例では、排水運転開始阻止部52と排水運転強制中止部53は、装置本体部の制御装置27に設けられていたが、その制御装置27とは別個の制御装置をリモコン28に設け、該リモコン28の制御装置に、上記排水運転開始阻止部52と排水運転強制中止部53の一方あるいは両方を設けてもよい。
【0131】
このような構成とした場合には、例えば、残留水排出運転中に、リモコン28の自動ボタンやあつめボタンやうめるボタンや足し湯ボタンが操作されたときに、排水運転強制中止部53は、リモコンと装置本体部間の信号通信を行うことなく、そのボタン操作を瞬時に検知して、循環通路排水制御部36へ中止信号を出力することができる。その上、リモコンと装置本体部間の信号通信の煩雑化を防止することができる。また、装置運転状況の情報は、通常、装置本体部からリモコンへ時々刻々と送信されていることから、その信号に基づき、給湯運転あるいは風呂運転が行われているときに、排水ボタン45が操作され排水信号が手動発信されたときには、リモコン28に設けられた排水運転開始阻止部52によって、その排水信号はリモコン28の内部でキャンセルされ、つまり、リモコン28から装置本体部に送信することなく、上記手動発信された排水信号のキャンセルを行うことができるので、上記同様に、リモコンと装置本体部間の信号通信の煩雑化を防止することができる。
【0132】
さらに、上記各実施形態例では、図8に示す一缶二水路給湯風呂複合装置を例にして説明したが、この発明は、循環ポンプ組み込みの追い焚き循環通路を備えている風呂装置であれば適用することができ、一缶二水路タイプの風呂装置に限定されるものではなく、一缶二水路タイプ以外の例えば一缶三水路タイプや二缶二水路タイプの給湯風呂複合装置や風呂単独機能の風呂装置等の風呂装置に適用することができる。
【0133】
さらに、図8に示す装置には水圧によって浴槽水位を検出する水位センサ26が設けられていたが、このような圧力センサである水位センサ26が設けられていない風呂装置にも、この発明は適用することができる。例えば、水位検出手段が設けられていない装置においては、前記したような手動により排水信号を出力させるための排水信号発信手段を設けて手動により排水信号を出力させて追い焚き循環通路の残留水の排出を行わせるようにすることが可能である。
【0134】
また、例えば、浴槽水位が予め定めた水位以上である場合にオン信号を出力するような水位検出手段を設け、予め定めた水位未満の水位に浴槽水位が低下したことを上記水位検出手段に基づき検知することができるように構成し、この水位検出手段により浴槽水位が予め定めた水位以下に低下したことを検知した後に浴槽水の排水信号を自動的に発する排水信号発信制御部を設けるようにしてもよい。
【0135】
さらに、図8に示す風呂装置は、追い焚き加熱を行う加熱手段として、バーナ燃焼により通水を加熱する追い焚き熱交換器3が設けられていたが、熱交換器以外の例えば電気ヒータ等の加熱手段を追い焚き熱源として用いてもよい。
【0136】
【発明の効果】
この発明によれば、排水信号を受けた後に、追い焚き循環通路に設けられている循環ポンプを駆動させるので、浴槽水の排水中あるいは排水直後に、追い焚き循環通路内に残留してしまった湯水を上記循環ポンプの駆動によって浴槽へ排出することができ、このことによって、浴槽水の排水後に暫く時間が経過した後に、追い焚き循環通路から空の浴槽に水が漏れ出るという問題を確実に回避することができる。
【0137】
特に、一缶二水路給湯風呂複合装置にあっては、浴槽が空であるのに追い焚き循環通路内に残留水がある状態で給湯運転が行われると、上記追い焚き循環通路内の残留水が給湯燃焼によって高温に加熱されて体積膨張し追い焚き循環通路から浴槽に漏れ易いので、上記の如く、浴槽排水中あるいは排水終了直後に循環ポンプを駆動させて追い焚き循環通路内の残留水を浴槽に排出することによって、浴槽水の排水後に暫く時間が経った後に、空の浴槽に追い焚き循環通路から水が漏れ出るのを回避することができるので、非常に有効である。
【0138】
上記の如く、排水後に暫く時間が経った後に、空の浴槽に追い焚き循環通路から水が漏れ出ているのを風呂装置の利用者が見たときには、その利用者に不快な思いを与えることが考えられる。また、上記の如く追い焚き循環通路から漏れ出た水は、例えば、浴槽内側面を伝って流れ浴槽底面に至り、さらに、排水口に向かって流れるという経路を辿り、その湯水の軌跡はいつもほぼ同じであるので、その軌跡に沿って水中のカルシウム等による汚れの筋ができてしまい、浴槽を汚してしまうという問題があるが、この発明は、排水後に暫く時間が経った後に空の浴槽に追い焚き循環通路から水が漏れ出るのを回避することができるので、上記のような問題発生を確実に防止することができる。
【0139】
また、追い焚き循環通路内の残留水を排出するので、例えば、追い焚き循環通路から湯水を落とし込んで浴槽の湯張りを行う場合に、追い焚き循環通路内に残留していた前回の入浴水が、上記湯張りによってきれいな湯と共に浴槽に流れ出てしまい、湯を汚してしまうという問題をほぼ確実に回避することができる。
【0140】
浴槽水の排水信号を手動によって発するための排水信号発信手段が設けられているものにあっては、追い焚き循環通路内の残留水を排出させるために残留水排出専用のセンサを設けることなく、つまり、部品点数の増加を防止して上記のような追い焚き循環通路の残留水の排出動作を行わせることができる。
【0141】
水位検出手段に基づき浴槽水の排水信号を自動的に発する排水信号発信制御部が設けられているものにあっては、浴槽水の排水を自動的に検知して排水信号を出力するので、人の手を煩わすことなく、追い焚き循環通路の残留水の排出を行わせることができ、追い焚き循環通路内の残留水に起因した上記問題を容易に回避することができる。
【0142】
排水信号を手動発信するための排水信号発信手段と、排水信号を自動発信するための排水信号発信制御部とを両方とも備え、上記手動発信された排水信号によって開始される手動方式による残留水排出運転のモードは上記自動発信された排水信号によって開始される自動方式による残留水排出運転のモードよりも優先的に行われる構成を備えたものにあっては、手動方式による残留水排出運転と、自動方式による残留水排出運転とがバッティングしたときに、制御動作の不具合が生じることなく、装置運転を円滑に継続させることができる。
【0143】
また、上記の如く、手動方式の運転モードは自動方式の運転モードよりも優先的に行われる構成であるので、つまり、装置使用者が要望したときに開始される手動方式運転モードは、自動方式運転モードよりも優先されることとなり、装置利用者の要望に応えた装置運転を行わせることができる。
【0144】
さらに、上記の如く、手動方式による残留水排出運転と、自動方式による残留水排出運転とがバッティングしたときに適切に対処でき、装置運転制御の不具合を防止できることから、上記排水信号を手動発信させる排水信号発信手段が設けられたリモコンを、手動方式運転モードでもって運転が可能な風呂装置に信号接続させることができるのはもちろんのこと、自動方式運転モードでもって運転が可能な風呂装置にも信号接続させることが可能となり、リモコンの標準化・共通化を図ることができる。
【0145】
風呂使用に関わる装置運転や給湯運転を含む予め定めた装置運転モードは循環通路排水制御部による運転モードよりも優先的に行われる構成のものにあっては、循環通路排水制御部による運転モードが風呂使用に関わる装置運転や給湯運転を含む予め定めた装置運転モードとバッティングした事態に適切に対処することができ、装置運転の不具合を防止することができる。
【0146】
追い焚き循環通路内に湯水を供給して追い焚き循環通路の配管洗浄を行ってから、循環ポンプを駆動して追い焚き循環通路の残留水を排出する構成を備えたものにあっては、湯水の流れによって追い焚き循環通路の配管洗浄が成されるので、配管の内壁に垢等の汚れが付着するのを防止することができる上に、追い焚き循環通路の残留水を浴槽に排出することができて残留水に起因した上記問題を回避することができる。特に、追い焚き循環通路に供給された湯水は追い焚き循環通路に残留していた入浴水を押し出しながら配管洗浄を行い、その後に、追い焚き循環通路内の残留水の排出が行われるので、前述したような湯張り時に追い焚き循環通路から前回の入浴に使用された水が流れ出るという問題を完璧に回避することができる。
【0147】
追い焚き循環通路内の残留水の排出動作を行うために循環ポンプを間欠的に駆動させるものにあっては、循環ポンプの間欠運転によって、追い焚き循環通路の残留水の殆どをより一層確実に排出させることが可能である。それというのは、循環ポンプの駆動によって循環ポンプよりもポンプ吸い込み側の追い焚き循環通路部分の残留水がポンプ吐き出し側の追い焚き循環通路へ排出されてしまうと、循環ポンプ内に空気が入り込み該空気によって残留水を押し出すポンプ能力が低下してしまうが、循環ポンプをオフさせることによって、上記ポンプ内の空気を水に置換させることができ、このことによって、再び、循環ポンプを駆動させたときに、追い焚き循環通路の残留水を浴槽へ排出されることができる。上記のような追い焚き循環通路内の水の流れによってより一層確実に追い焚き循環通路内の残留水を排出させることができる。
【0148】
追い焚き循環通路内の残留水の排出動作を行うために循環ポンプを連続的に駆動させるものにあっては、連続的に循環ポンプを駆動することによって、追い焚き循環通路内の残留水を排出させることができるのはもちろんのこと、間欠的にポンプが駆動する場合よりもポンプ駆動による駆動音が気にならず、風呂装置の利用者に騒音による不快感を与えるのを防止することができる。
【0149】
循環通路排水制御部による残留水排出動作中に、循環ポンプの駆動による追い焚き循環通路の通水が水流検出手段により検出されなくなった以降に循環ポンプを停止させる構成を備えたものにあっては、追い焚き循環通路内の残留水が殆ど排出されたことを水流検出手段に基づき自動的に検知することができ、追い焚き循環通路の残留水の排出動作が行われる度に、循環ポンプを停止させるのに最適なタイミングで循環ポンプを停止させることができる。このことによって、例えば、追い焚き循環通路内の残留水が殆ど排出されたのに循環ポンプが無駄に継続駆動するという問題や、追い焚き循環通路内に残留水が残っているのにも拘わらず循環ポンプが停止してしまうという問題を確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る各実施形態例において特徴的な制御構成例を示すブロック構成図である。
【図2】追い焚き循環通路の配管洗浄制御や残留水の排出制御に使用される各浴槽水位を示すための説明図である。
【図3】配管洗浄制御部が設けられていない場合に追い焚き循環通路内の残留水の排出制御を行うための制御構成の一例を示すブロック構成図である。
【図4】排水信号が自動的にも手動的にも発信される構成を持つ装置において特徴的な制御構成例を示すブロック構成図である。
【図5】排水信号が自動的にも手動的にも発信される構成を持つ装置において特徴的な制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】残留水排出運転が給湯運転あるいは風呂運転とバッティングした事態に対処するための制御構成例を示すブロック構成図である。
【図7】残留水排出運転が給湯運転あるいは風呂運転とバッティングした事態に対処する制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】一缶二水路給湯風呂複合装置の一例を示すモデル図である。
【符号の説明】
2 給湯熱交換器
3 追い焚き熱交換器
17 循環ポンプ
18 浴槽
23 追い焚き循環通路
26 水位センサ
36 循環通路排水制御部
40 配管洗浄制御部
44 排水信号発信制御部
45 排水ボタン

Claims (11)

  1. 供給された水を加熱して湯を作り出し該湯を出湯する給湯熱交換器と、浴槽の側壁に接続された追い焚き循環通路に組み込まれて浴槽水の追い焚きを行う追い焚き熱交換器と、上記給湯熱交換器と追い焚き熱交換器は一体的に形成され、該一体化した給湯熱交換器と追い焚き熱交換器とを共に燃焼加熱するバーナと、上記給湯熱交換器側から上記追い焚き循環通路に上記バーナによる加熱された湯又は上記バーナによる加熱がされない水を供給する湯水供給手段とが設けられている風呂装置において、浴槽水の排水信号を受けた後に、上記湯水供給手段によって上記給湯熱交換器側から追い焚き循環通路内に湯水を流し込んで該湯水により追い焚き循環通路内の洗浄を行う配管洗浄制御部と、該配管洗浄制御部により制御される追い焚き循環通路内の洗浄が終了した後に、循環ポンプを駆動しても浴槽の湯水を追い焚き循環通路内に引き込む虞がない水位まで浴槽水位が排水低下したと判断されている状態で、循環ポンプを駆動させる循環通路排水制御部が設けられており、この循環通路排水制御部による循環ポンプの駆動によって追い焚き循環通路内に残留した浴槽洗浄後の湯水を浴槽へ吐出させることを特徴とした風呂装置。
  2. 浴槽水の排水信号を手動により発するための排水信号発信手段が設けられており、この排水信号発信手段により排水信号が手動によって発せられる構成としたことを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
  3. 浴槽水位を検出する水位検出手段と、この水位検出手段に基づき浴槽水位が予め定めた水位以下に低下したことを検知した後に浴槽水の排水信号を自動的に発する排水信号発信制御部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
  4. 浴槽水を循環ポンプの駆動により引き込み該浴槽水を加熱手段により追い焚き加熱して浴槽に戻す追い焚き循環通路を備えた風呂装置において、浴槽水の排水信号を受けた後に、循環ポンプを駆動させる循環通路排水制御部が設けられており、この循環通路排水制御部による循環ポンプの駆動によって追い焚き循環通路内に残留した湯水を浴槽へ吐出させる構成を有すると共に、浴槽水の排水信号を手動により発するための排水信号発信手段と、浴槽水位を検出する水位検出手段に基づき浴槽水位が予め定めた水位以下に低下したことを検知した後に浴槽水の排水信号を自動的に発する排水信号発信制御部とが両方共に設けられており、循環通路排水制御部は、上記排水信号発信手段から手動発信された浴槽水の排水信号を受けて運転動作を開始する手動方式運転モードと、上記排水信号発信制御部から自動発信された浴槽水の排水信号を受けて運転動作を開始する自動方式運転モードとを行うことが可能な構成と成し、上記手動方式運転モードは自動方式運転モードよりも優先的に行われる構成としたことを特徴とする風呂装置。
  5. 追い焚き循環通路内に湯水を供給するための湯水供給手段と、循環通路洗浄開始指令を受けた後に上記湯水供給手段によって追い焚き循環通路内に湯水を流し込んで該湯水により追い焚き循環通路内の洗浄を行う配管洗浄制御部とが設けられており、循環通路排水制御部は、上記配管洗浄制御部により制御される追い焚き循環通路内の洗浄が終了した後に、循環ポンプを駆動させる構成としたことを特徴とする請求項4記載の風呂装置。
  6. 循環通路排水制御部は循環ポンプを間欠的に駆動させる構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の風呂装置。
  7. 循環通路排水制御部は循環ポンプを連続的に駆動させる構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の風呂装置。
  8. 追い焚き循環通路の通水を検出することができる水流検出手段が設けられ、循環通路排水制御部は、循環ポンプの駆動による追い焚き循環通路の通水が上記水流検出手段により検出されなくなった以降に循環ポンプを停止させる構成を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の風呂装置。
  9. 風呂使用に関わる装置運転を含む予め定めた装置運転モードは循環通路排水制御部による運転モードよりも優先的に行われる構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の風呂装置。
  10. 風呂装置は給湯運転を行うことが可能な給湯風呂複合装置と成し、上記給湯運転の運転モードは循環通路排水制御部による運転モードよりも優先的に行われる構成であることを特徴とした請求項1乃至請求項9の何れか1つに記載の風呂装置。
  11. 供給された水を加熱して湯を作り出し該湯を出湯する給湯熱交換器が設けられ、浴槽水の追い焚きを行う加熱手段は追い焚き循環通路に組み込まれる追い焚き熱交換器により構成されており、上記給湯熱交換器と追い焚き熱交換器は一体的に形成され、該一体化した給湯熱交換器と追い焚き熱交換器とを共に燃焼加熱するバーナが設けられている一缶二水路タイプの給湯風呂複合装置であることを特徴とする請求項乃至請求項10の何れか1つに記載の風呂装置。
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