JP2009144935A - 風呂設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運転制御手段Cが、湯張り指令手段82,89にて湯張り開始を指令されたときに、湯水水位検出手段34,37にて排水判別用水位よりも多い湯水が検出され且つ湯水温度検出手段35にて検出される湯水の温度が目標温度よりも高いときには、浴槽Yの湯水の水位が設定排水水位になるように湯水を排水すべく排水手段92を作動させ、その後、浴槽Yの湯水の水位が目標水位になったときに浴槽Yの湯水の温度が目標温度になるように湯水の温度を調整する状態で、浴槽Yの湯水の水位が目標水位になるように浴槽Yに湯水を供給すべく風呂用湯水処理部Gを作動させる排水付加式の湯張り運転を実行するように構成されている。
【選択図】図1
Description
前記浴槽に湯張りする目標水位及び前記浴槽に湯張りする湯水の目標温度を設定する目標湯張り状態設定手段と、
湯張り開始を指令する湯張り指令手段と、
前記湯張り指令手段にて湯張り開始が指令されるに伴って、前記目標湯張り状態設定手段にて設定された前記目標水位及び前記目標温度に基づいて、前記風呂用湯水処理部を作動させて湯張り運転を行う運転制御手段とが設けられた風呂設備に関する。
具体的には、運転制御手段は、適温適量キープスイッチにて湯張り開始を指令されると、湯水温度検出手段の検出温度が目標温度よりも低いときには、湯水温度検出手段の検出温度が目標温度になるまで追焚設定温度の湯を浴槽に供給すべく風呂用湯水処理部を作動させ、そのように湯水温度検出手段の検出温度が目標温度になったときの湯水水位検出手段の検出水位が目標水位よりも高くなっていると、湯水検出手段の検出水位が目標水位になるまで浴槽の湯水を排水すべく排水手段を作動させ、湯水水位検出手段の検出水位が目標水位よりも低いときには、湯水検出手段の検出水位が目標水位になるまで目標温度の湯水を浴槽に供給すべく風呂用湯水処理部を作動させるように構成されていた。
又、運転制御手段は、湯張りスイッチにて湯張り開始を指令されると、湯水の温度が目標温度になり且つ湯水の水位が目標水位になるように湯水を供給すべく風呂用湯水処理部を作動させるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この特許文献1には記載されていないが、運転制御手段は、湯張りスイッチにて湯張り開始を指令されても、湯水水位検出手段の検出水位が目標水位以上で且つ湯水温度検出手段の検出温度が目標温度以上のときには、特別な処理を行わないように構成されていると考えられる。
そして、この特許文献2には記載されていないが、運転制御手段は、自動スイッチがオン操作されても、湯水水位検出手段の検出水位が目標水位以上で且つ湯水温度検出手段の検出温度が目標温度以上のときには、特別な処理を行わないように構成されていると考えられる。
そして、半身浴での入浴は、通常の入浴用の湯張り状態にて入浴した人の後で行われる場合もあり、そのような場合は、浴槽が既に通常の入浴用の湯張り状態にて湯張りされていることになる。
又、特許文献1の湯張りスイッチや特許文献2の自動スイッチを用いる場合は、一旦、排水栓を抜いて浴槽の湯水を排水し、目標湯張り状態設定手段にて半身浴用の目標水位と目標温度とを設定した後、特許文献1の湯張りスイッチや特許文献2の自動スイッチにて湯張り開始を指令する必要があり、使い勝手が悪いものであった。
前記浴槽に湯張りする目標水位及び前記浴槽に湯張りする湯水の目標温度を設定する目標湯張り状態設定手段と、
湯張り開始を指令する湯張り指令手段と、
前記湯張り指令手段にて湯張り開始が指令されるに伴って、前記目標湯張り状態設定手段にて設定された前記目標水位及び前記目標温度に基づいて、前記風呂用湯水処理部を作動させて湯張り運転を行う運転制御手段とが設けられたものであって、
第1特徴構成は、前記浴槽の湯水を排水する排水手段、前記浴槽の湯水の温度を検出する湯水温度検出手段、及び、前記浴槽の湯水の水位を検出する湯水水位検出手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記湯張り指令手段にて湯張り開始を指令されたときに、前記湯水水位検出手段にて排水判別用水位よりも多い湯水が検出され且つ前記湯水温度検出手段にて検出される湯水の温度が前記目標温度よりも高いときには、前記浴槽の湯水の水位が設定排水水位になるように湯水を排水すべく前記排水手段を作動させ、その後、前記浴槽の湯水の水位が前記目標水位になったときに前記浴槽の湯水の温度が前記目標温度になるように湯水の温度を調整する状態で、前記浴槽の湯水の水位が前記目標水位になるように前記浴槽に湯水を供給すべく前記風呂用湯水処理部を作動させる排水付加式の湯張り運転を実行するように構成されている点にある。
排水判別用水位としては、通常の入浴用の水位よりも低い水位が設定されるように構成して、浴槽が既に通常の入浴用の湯張り状態にて湯張りされているときに、目標湯張り状態設定手段にて半身浴用の目標温度及び半身浴用の目標水位を設定すると、湯水水位検出手段にて排水判別用水位よりも多い湯水が検出され、且つ、湯水温度検出手段にて目標温度よりも高い湯水の温度が検出されるようにする。
従って、水消費量の低減を図りながら、既に湯張りされている通常の入浴用の湯張り状態を半身浴用の湯張り状態に自動的に変更調整することができて使い勝手の良い風呂設備を提供することができるようになった。
前記風呂用湯水処理部が、前記浴槽の湯水を加熱する追焚処理を行えるように構成され、
前記運転制御手段が、前記排水付加式の湯張り運転を実行したのちにおいて、前記湯水温度検出手段にて検出される湯水の温度が前記目標温度よりも低いときには、前記浴槽の湯水を前記目標温度に加熱するように前記追焚処理を行わせるべく前記風呂用湯水処理部を作動させるように構成されている点にある。
従って、半身浴用の湯張り状態への湯張り状態の自動変更調整を、湯水の温度が目標温度又はその目標温度に極力近い温度となる状態でより一層適切に行うことができるようになった。
前記運転制御手段が、前記排水付加式の湯張り運転において、加熱していない非加熱水を前記湯水温度検出手段にて検出される湯水の温度が前記目標温度になるまで前記浴槽に供給したのち、前記目標温度の湯水を前記浴槽の水位が前記目標水位になるまで前記浴槽に供給すべく前記風呂用湯水処理部を作動させるように構成されている点にある。
しかも、非加熱水の供給により浴槽の湯水の温度を目標温度にまで下げてから、浴槽の水位が目標水位になるまで目標温度の湯水を浴槽に供給することから、浴槽の湯水を排水するときの目標となる設定排水水位を正確に設定する必要がなくて、予め設定しておけば良いので、既に湯張りされている湯水の温度等に基づいて設定排水水位を設定するための処理を省略することができることとなり、制御構成を簡略化して設備の低廉化を図ることができる。
従って、水消費量の低減及び省エネを図りながら、半身浴用の湯張り状態への湯張り状態の変更調整を自動的に行うことができるようになり、しかも、設備の低廉化を図ることができるようになった。
前記運転制御手段が、前記設定排水水位として、前記排水手段を作動させて前記浴槽の湯水を排水したのち、前記目標水位まで供給用設定温度の湯水を前記浴槽に供給したときに前記浴槽の湯水の温度が前記目標温度になる水位を、前記湯張り指令手段にて湯張り指令が指令されたときの前記湯水温度検出手段の検出温度、前記供給用設定温度、前記目標温度及び前記目標水位に基づいて設定するように構成され、且つ、
前記排水付加式の湯張り運転において、前記供給用設定温度の湯水を前記浴槽の水位が前記目標水位になるまで前記浴槽に供給すべく前記風呂用湯水処理部を作動させるように構成されている点にある。
そして、そのように求めた水位を設定排水水位として設定して、排水手段により、浴槽の湯水の水位が設定排水水位になるように浴槽の湯水を排水して、風呂用湯水処理部により、供給用設定温度の湯水を水位が目標水位になるまで供給するようにすると、浴槽の湯水の水位が目標水位になったときには、浴槽の湯水の温度が目標温度又はその目標温度に近い温度になっていることになるので、浴槽の湯水を不必要に排水することがないようにすることができて、浴槽からの湯水の排水量を更に少なくすることができ、延いては、浴槽の湯水の温度が目標温度になり且つ水位が目標水位になるように湯水を供給するための湯水の供給量を更に少なくすることができるので、入浴のための水消費量を更に低減することができ、又、風呂用湯水処理部におけるエネルギ消費量を更に低減することができる。
特に、供給用設定温度として、風呂用湯水処理部に対して加熱対象として供給する水の温度を設定して、浴槽の湯水の温度が目標温度になり且つ水位が目標水位になるように、浴槽に非加熱水を供給するようにすることにより、排水付加式の湯張り運転において風呂用湯水処理部にてエネルギを消費しないようにすることができる。
従って、水消費量の低減及び省エネをより一層図りながら、半身浴用の湯張り状態への湯張り状態の変更調整を自動的に行うことができるようになった。
以下、本発明に係る第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、風呂設備は、温度調整した湯水を浴槽Yや給湯栓2に供給する湯水供給処理を行う風呂用湯水処理部としての熱源機Gと、その熱源機Gの運転を制御する運転制御部C(運転制御手段に相当する)と、その運転制御部Cに各種制御指令を指令するメインリモコンR1及び浴室リモコンR2とを備えて構成されている。ちなみに、メインリモコンR1は炊事場の近く等に設けられ、浴室リモコンR2は浴槽Yが設置された浴室内に設けられる。
図1に示すように、前記熱源機Gは、一般家庭用の水道管に接続された給水路1からの水をガス燃焼式のバーナg1によって加熱して、加熱後の湯水を給湯栓2や浴槽Yに供給するための給湯用加熱部A、ガス燃焼式のバーナg2によって、熱消費端末Uに循環供給する湯水を加熱したり浴槽Yの湯水を追焚きするための温水循環用加熱部B等を備えて構成されている。ちなみに、熱消費端末Uとして、例えば、浴室暖房乾燥機、床暖房装置等が設けられる。
給湯用加熱部A及び温水循環用加熱部Bはいずれも、主熱交換器N1と潜熱回収式の熱交換器(以下、潜熱回収熱交換器と記載する場合がある)N2とを備えて構成され、それら主熱交換器N1及び潜熱回収熱交換器N2は、バーナg1,g2から排気路5に向かう燃焼排ガス流動方向において潜熱回収熱交換器N2が下手側に位置する状態で、その燃焼排ガス流動方向に沿って並べて設けられている。
そして、潜熱回収熱交換器N2にて、主として各バーナg1,g2の燃焼排ガスの潜熱により湯水を加熱し、主熱交換器N1にて、主として各バーナg1,g2の燃焼排ガスの顕熱により、前記潜熱回収熱交換器N2にて加熱された湯水を加熱するように構成されている。
そして、ドレン排水ポンプ9により、ドレンタンク8に貯留されているドレンがドレン排水管4を通して送出されて、浴室の床面に設けられた排水口Dから排出されることになる。
前記給湯路3と前記給水バイパス路15との接続箇所には、主熱交換器N1からの湯量と給水バイパス路15からの水量との混合比を調整するミキシング弁17が設けられ、前記給湯路3における前記給水バイパス路15の接続箇所よりも上流側には、主熱交換器N1から送出される湯水の温度を検出する出湯サーミスタ16が設けられ、前記給湯路3における前記給水バイパス路15の接続箇所よりも下流側には、上流側から順に、前記ミキシング弁17により混合された後の湯水の温度を検出する給湯サーミスタ18、湯水の量を調整する水比例弁19、一般給湯の割込みを検出する割込み水量センサ20が設けられている。
そして、温水循環用ポンプ24の通流作用により、湯水が、温水循環用往き路22及び温水循環用戻り路21を通して潜熱回収熱交換器N2及び主熱交換器N1と熱消費端末Uとにわたって循環されることになり、潜熱回収熱交換器N2及び主熱交換器N1にて加熱された湯水が熱消費端末Uに循環供給されるように構成されている。
この追焚用熱交換器28の湯水出口部と浴槽Yの側壁部下方側に装備された循環アダプタ30とが浴槽用往き路31にて接続され、その循環アダプタ30と追焚用熱交換器28の湯水入口部とが浴槽用戻り路32にて接続され、その浴槽用戻り路32に、浴槽Yの湯水を吸引して追焚用熱交換器28に送出するように追焚用循環ポンプ33が設けられている。
その追焚用循環ポンプ33の通流作用により、浴槽Yの湯水が浴槽用往き路31及び浴槽用戻り路32を通して追焚用熱交換器28に循環供給されるように構成されている。
前記湯張り路41における湯張り電磁弁42と湯張り逆止弁43との間の箇所には、その湯張り路41に連通する空気層形成用ホッパ44が介装されている。この空気層形成用ホッパ44には、湯水を排水する排水路45と、その排水路45を開閉する電磁式の排水弁46とが設けられ、排水路45の端部が浴槽用戻り路32における風呂2方弁36と追焚用循環ポンプ33との間の箇所に接続されている。
前記浴槽用往き路31は、前記追焚用熱交換器28に接続された状態で前記熱源機Gのケーシング39内に設けられる浴槽往き内管31aと、浴槽Yに装備された前記循環アダプタ30に接続された状態で前記熱源機Gのケーシング39外に設けられる浴槽往き外管31bとから構成され、前記浴槽用戻り路32は、前記追焚用熱交換器28に接続された状態で前記熱源機Gのケーシング39内に設けられる浴槽戻り内管32aと、前記循環アダプタ30に接続された状態で前記熱源機Gのケーシング39外に設けられる浴槽戻り外管32bとから構成されている。
つまり、前記浴槽往き外管31bや前記浴槽戻り外管32bが、前記浴槽用湯水管Pに相当することになる。
前記熱源機側継手60における前記熱源機側接続部61と前記浴槽用湯水管側接続部62との間の側壁部に、前記内部通路を外部に連通するドレン排水管挿通部64が備えられ、そのドレン排水管挿通部64に、前記ドレン排水管4を挿通した状態で水密状に封止する封止部材65が備えられている。
前記浴槽側継手70における前記浴槽側接続部71と前記浴槽用湯水管側接続部72との間の側壁部に、前記内部通路を外部に連通するドレン排水管挿通部74が備えられ、そのドレン排水管挿通部74に、前記ドレン排水管4を挿通した状態で水密状に封止する封止部材75が備えられている。
更に、前記浴槽側継手70における前記浴槽側接続部71と前記浴槽用湯水管側接続部72との間の箇所に、前記内部通路に連通する浴槽水排水部79が備えられ、その浴槽水排水部79に、前記浴槽水排水弁92が設けられた前記浴槽水排水管91が接続されている。
更に、前記ドレン排水管4が、その熱源機側の端部が前記熱源機側継手60のドレン排水管挿通部64から外部に突出し且つその浴槽側の端部が前記浴槽側継手70のドレン排水管挿通部74から外部に突出する状態で、前記浴槽戻り外管32b内に位置するように設けられている。
この運転制御部Cは、前記メインリモコンR1及び前記浴室リモコンR2夫々と通信可能に構成されている。
図1に示すように、メインリモコンR1及び浴室リモコンR2(但し、メインリモコンR1についてのみ図示)には、運転の開始と停止を指令する運転スイッチ81、風呂自動運転を指令する風呂自動スイッチ82、一般給湯温度を設定する給湯温度設定スイッチ83、浴槽Y内の湯水の目標温度を設定する浴槽温度設定スイッチ84、浴槽Y内の湯水の目標水位を設定する水位設定スイッチ85、浴槽に追加で湯張り給湯する足し湯スイッチ86、追焚運転を指令する追焚スイッチ87、浴槽Yに半身浴用の湯張りを行うことを指令する半身浴スイッチ89、設定温度等の各種情報を表示する表示部88、湯張りが終了したことを報知するスピーカ等の報知装置90等が設けられている。つまり、浴槽温度設定スイッチ84及び水位設定スイッチ85により、浴槽Yに湯張りする目標水位及び浴槽Yに湯張りする湯水の目標温度を設定する目標湯張り状態設定手段が構成されることになる。
尚、以下の説明では、前記浴槽温度設定スイッチ84にて設定された湯水の目標温度を、通常用目標温度と記載し、前記水位設定スイッチ85にて設定された湯水の目標水位を通常用目標水位と記載する場合がある。
又、半身浴スイッチ89がオン操作されることにより、浴槽Yに湯張りする目標水位として半身浴用目標水位が設定され、浴槽Yに湯張りする湯水の目標温度として半身浴用目標温度が設定されるので、半身浴スイッチ89は、浴槽Yに湯張りする目標水位及び浴槽Yに湯張りする湯水の目標温度を設定する目標湯張り状態設定手段としても機能する。
つまり、水流スイッチ37により、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位よりも高いか、循環アダプタ吸込口水位か、循環アダプタ吸込口水位よりも低いかを検出することができ、この水流スイッチ37も湯水水位検出手段として機能させるように構成されている。
ちなみに、前記水位センサ34は、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位以上の場合は、水位の検出が可能であり、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位よりも低い場合は、水位の検出が不可能である。
そして、浴槽Yの湯水の排水や浴槽Yへの湯水の供給は、水位センサ34、浴槽戻り温サ−ミスタ35及び水流スイッチ37を設けた浴槽用戻り路32を用いて行うので、排水処理、注水処理及び注湯処理の夫々を、水位センサ34にて浴槽Yの湯水の水位を検出しながら、浴槽戻り温サ−ミスタ35にて浴槽Yの湯水の温度を検出しながら、あるいは、水流スイッチ37により浴槽Yの湯水の水位を検出しながら実行することができないことになる。
そこで、運転制御部Cは、以下のように、判定処理を実行することにより、水流スイッチ37や浴槽戻り温サ−ミスタ35や水位センサ34の検出情報を読み込みながら、排水処理、注水処理、並びに、通常用及び半身浴用の各注湯処理の夫々を断続的に行うように構成されている。
運転制御部Cは、前記注水処理では、バーナg1を燃焼させない状態で湯張り電磁弁42を開弁し、注水用設定時間が経過すると、湯張り電磁弁42を閉弁するように構成されている。この注水処理では、給水路1からの水が加熱されることなく湯張り路41から浴槽用往き路31及び浴槽用戻り路32の両方を通して浴槽Yに供給されることになる。
運転制御部Cは、通常用の注湯処理では、湯張り電磁弁42を開弁し、且つ、上述の一般給湯運転と同様にバーナg1に点火し、前記通常用目標温度、水量センサ14の検出水量、給水サ−ミスタ13の検出水温及び給湯サーミスタ18の検出温度などに基づいて、給湯サーミスタ18の検出温度が前記通常用目標温度になるようにガス比例弁10の開度及びミキシング弁17の開度を調節し、注湯用設定時間が経過すると湯張り電磁弁42を閉弁し、且つ、上述の一般給湯運転と同様にバーナg1の燃焼を停止するように構成されている。
又、運転制御部Cは、半身浴用の注湯処理では、湯張り電磁弁42を開弁し、且つ、上述の一般給湯運転と同様にバーナg1に点火し、前記半身浴用目標温度、水量センサ14の検出水量、給水サ−ミスタ13の検出水温及び給湯サーミスタ18の検出温度などに基づいて、給湯サーミスタ18の検出温度が前記半身浴用目標温度になるようにガス比例弁10の開度及びミキシング弁17の開度を調節し、注湯用設定時間が経過すると湯張り電磁弁42を閉弁し、且つ、上述の一般給湯運転と同様にバーナg1の燃焼を停止するように構成されている。
ちなみに、前記注水用設定時間や前記注湯用設定時間は、例えば、浴槽Yの水位を1cm程度上昇させるのに要する時間に設定される。
その通常用湯張り運転では、前記通常用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を水位センサ34の検出水位が通常用目標水位以上になるまで繰り返し、水位センサ34の検出水位が通常用目標水位以上になると通常用湯張り運転を終了する。
又、前記運転制御部Cは、前記通常用湯張り運転を終了した時点で、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度よりも低いときは、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度以上になるまで追焚処理を実行する。この追焚処理では、端末用熱動弁26を閉弁し且つ追焚用熱動弁29を開弁した状態で温水循環用ポンプ24及び追焚用循環ポンプ33を作動させて、浴槽Y内の湯水を浴槽用戻り路32及び浴槽用往き路31を通して循環させ、温水循環用加熱部Bにおける燃焼用ファン12を駆動した後、断続弁11を開弁してイグナイタによりバーナg2に点火し、浴槽往き温サーミスタ38の検出温度が追焚用設定出湯温度(例えば60°C)になるようにガス比例弁10の開度を調節し、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度以上になると、断続弁11を閉弁させてバーナg2の燃焼を停止させ、燃焼用ファン12を停止させて追焚処理を終了する。
即ち、浴槽Yの湯水の水位が通常用目標水位よりも低いときは、浴槽Yの湯水の温度に拘わらず、前記通常用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を水位センサ34の検出水位が通常用目標水位以上になるまで繰り返し、検出水位が通常用目標水位以上になったときの浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度よりも低い場合は、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度以上になるまで追焚処理を実行し、浴槽Yの湯水の水位が通常用目標水位以上で且つ浴槽Yの湯水の温度が通常用目標温度よりも低いときは、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度以上になるまで追焚処理を実行し、浴槽Yの湯水の水位が通常用目標水位以上で且つ浴槽Yの湯水の温度が通常用目標温度以上のときは、熱源機Gを作動させずに待機する。
運転制御部Cは、追焚スイッチ87が操作されると前記判定処理を実行して、その判定処理にて浴槽Yの湯水の温度が通常目標温度よりも低いと確定すると、追焚運転を実行し、その追焚運転では、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度以上になるまで前記追焚処理を実行するように構成されている。
運転制御部Cは、前記ドレン排水運転では、ドレン排水用設定時間の間、前記ドレン排水ポンプ9を作動させる。このドレン排水運転が実行されると、前記ドレンタンク8内のドレンが前記ドレン排水管4を通して浴室の排水口Dにまで導かれて、その排水口Dから排出されることになる。ちなみに、前記ドレン排水用設定時間は、例えば、前記ドレンタンク8における前記上限貯留量の90%程度の量のドレンを排出することができる時間に設定される。
以下、A〜Hの各モードでの半身浴用湯張り運転について説明する。
このAモードでの半身浴用湯張り運転では、前記排水処理と前記判定処理を順に実行する処理を水流スイッチ37がオフになるまで繰り返すことにより、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位になるように浴槽Yの湯水を排水し、続いて、前記注水処理と前記判定処理を順に実行する処理を浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以下になるまで繰り返すことにより、浴槽Yの湯水の温度が半身浴用目標温度Twになるように給水路1からの水を加熱しない状態で浴槽Yに供給し、続いて、前記半身浴用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以上になるまで繰り返すことにより、浴槽Yの湯水の水位が半身浴用目標水位Lwになるように半身浴用目標温度Twの湯水を浴槽Yに供給し、水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以上になると、Aモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このBモードでの半身浴用湯張り運転では、前記注水処理と前記判定処理を順に実行する処理を浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以下になるまで繰り返し、以降、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以下になったときの浴槽Yの湯水の水位Lmに応じて、以下の制御を実行する。
即ち、浴槽Yの湯水の水位Lmが半身浴用目標水位Lwよりも低い場合は、前記半身浴用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以上になるまで繰り返し、水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以上になると、Bモードでの半身浴用湯張り運転を終了し、浴槽Yの湯水の水位Lmが半身浴用目標水位Lwの場合は、そのままBモードでの半身浴用湯張り運転を終了し、浴槽Yの湯水の水位Lmが半身浴用目標水位Lwよりも高い場合は、前記排水処理と前記判定処理を順に実行する処理を水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以下になるまで繰り返し、水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以下になると、Bモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このCモードでの半身浴用湯張り運転では、前記排水処理と前記判定処理を順に実行する処理を水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以下になるまで繰り返し、水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以下になると、Cモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このDモードでの半身浴用湯張り運転では、前記半身浴用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を、水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以上になるまで繰り返し、水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以上になると、Dモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
そのEモードでの半身浴用湯張り運転では、前記排水処理と前記判定処理を順に実行する処理を水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以下になるまで繰り返し、続いて、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になるまで追焚処理を実行して、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になると、Eモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
そのFモードでの半身浴用湯張り運転では、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になるまで追焚処理を実行して、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になると、Fモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このGモードでの半身浴用湯張り運転では、前記半身浴用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を、水位センサ34の検出水位が半身浴用目標水位Lw以上になるまで繰り返し、続いて、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になるまで追焚処理を実行して、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になると、Gモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このHモードでの半身浴用湯張り運転では、前記半身浴用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を、前記水流スイッチ37がオンするまで繰り返すことにより、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位Laになるまで半身浴用目標温度Twの湯水を浴槽Yに供給し、前記水流スイッチ37がオンすると、以降は、そのときの浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度に応じて、その検出温度が半身浴用目標温度Twよりも高い場合は、前記Bモードでの半身浴用湯張り運転を実行し、その検出温度が半身浴用目標温度Twの場合は、前記Dモードでの半身浴用湯張り運転を実行し、その検出温度が半身浴用目標温度Twよりも低い場合は、前記Gモードでの半身浴用湯張り運転を実行して、Hモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
又、運転制御部Cは、半身浴スイッチ89がオン操作されるのに伴ってA〜Hのいずれかの半身浴用湯張り運転を実行したときに、その半身浴用湯張り運転の実行後に追焚処理を実行しなかった場合はその半身浴用湯張り運転の終了時点で、又、追焚処理を実行した場合はその追焚処理の終了時点で、報知装置90を作動させて湯張りの終了を報知するように構成されている。
そして、運転制御部Cが、半身浴スイッチ89が操作されて湯張り開始を指令されたときに、前記水位センサ34にて排水判別用水位(即ち、半身浴用目標水位)よりも多い湯水が検出され且つ浴槽戻り温サ−ミスタ35にて検出される湯水の温度が前記目標温度(即ち、半身浴用目標温度)よりも高いときには、前記排水付加式の湯張り運転を実行するように構成されている。
又、運転制御部Cが、前記排水付加式の湯張り運転を実行したのちにおいて、前記浴槽戻り温サ−ミスタ35にて検出される湯水の温度が前記目標温度(即ち、半身浴用目標温度)よりも低いときには、前記浴槽Yの湯水を前記目標温度(即ち、半身浴用目標温度)に加熱するように前記追焚処理を行わせるべく前記熱源機Gを作動させるように構成されている。
以下、本発明に係る第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、排水付加式の湯張り運転の別実施形態を説明するものである。
風呂設備の全体構成は、図1を用いて説明した上記の第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
第1実施形態と同様に、前記運転制御部Cは、運転スイッチ81が操作されると制御可能な状態になり、給湯栓2が開操作されると一般給湯運転を実行し、風呂自動スイッチ82がオン操作されると通常用湯張り運転を実行し、その風呂自動スイッチ82がオン操作された時点からオフ操作されるまでの間は設定時間毎にキープ用湯張り運転を実行し、足し湯スイッチ86が操作されると足し湯運転を実行し、追焚スイッチ87が操作されると追焚運転を実行し、前記上限センサ8sによりドレンタンク8のドレン貯留量が上限貯留量以上であることが検出されるとドレン排水運転を実行するように構成され、それら一般給湯運転、通常用湯張り運転、キープ用湯張り運転、足し湯運転、追焚運転及びドレン排水運転は上記の第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
運転制御部Cは、浴槽Yの湯水の水位Lmが半身浴用目標水位Lwよりも高く且つ浴槽Yの湯水の温度Tmが半身浴用目標温度Twよりも高いとき、及び、浴槽Yの湯水の水位Lmが半身浴用目標水位Lwであり且つ浴槽Yの湯水の温度Tmが半身浴用目標温度Twよりも高いときは、Aモードでの半身浴用湯張り運転を実行する。
そして、運転制御部Cは、Aモードでの半身浴用湯張り運転では、先ず、浴槽Yの湯水を排水するときに目標とする設定排水水位を設定する処理を実行する。
即ち、運転制御部Cは、前記浴槽水排水弁92を開弁して浴槽Yの湯水を排水したのち、前記半身浴用目標水位Lwまで前記給水サーミスタ13にて検出される温度Tsの水を浴槽Yに供給したときに浴槽Yの湯水の温度が前記半身浴用目標温度Twになる水位Lxを、前記半身浴スイッチ89がオン操作されたときの前記判定処理にて確定した浴槽Yの湯水の温度Tm、前記給水サーミスタ13に検出される水の温度Ts、前記半身浴用目標温度Tw及び前記半身浴用目標水位Lwに基づいて求めて、その求めた水位を設定排水水位として設定するように構成されている。
Lx={(Tw−Ts)×Lw}÷(Tm−Ts)……………(式2)
そして、運転制御部Cが、前記湯張り指令手段(即ち、半身浴スイッチ89)にて湯張り開始が指令されたときに、前記水位センサ34にて排水判別用水位(即ち、半身浴用目標水位)よりも多い湯水が検出され且つ浴槽戻り温サ−ミスタ35にて検出される湯水の温度が前記目標温度(即ち、半身浴用目標温度)よりも高いときには、前記排水付加式の湯張り運転を実行するように構成されている。
つまり、この第2実施形態においては、前記供給用設定温度が給水サーミスタ13にて検出される温度に設定され、又、上記の第1実施形態と同様に、前記排水判別用水位が前記半身浴用目標水位に設定されている。
以下、本発明に係る第3実施形態を説明するが、この第3実施形態は、通常用湯張り運転及び半身浴用湯張り運転の別実施形態を説明するものである。
風呂設備の全体構成は、水位センサ34を省略した点、及び、メインリモコンR1及び浴室リモコンR2の足し湯スイッチ86を省略した点以外は、図1を用いて説明した上記の第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
つまり、この第3実施形態では、湯水水位検出手段として水流スイッチ37が設けられて、その水流スイッチ37により、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位よりも高いか、循環アダプタ吸込口水位か、循環アダプタ吸込口水位よりも低いかを検出するように構成されている。
又、浴槽Yの湯水の水位を循環アダプタ吸込口水位から半身浴用目標水位にするために必要となる湯水の供給量が半身浴用設定湯水量として設定され、運転制御部Cには、その半身浴用設定湯水量及び半身浴用目標温度が記憶されている。
その通常用湯張り運転では、第1実施形態と同様の通常用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を、前記水流スイッチ37がオンするまで繰り返し、前記水流スイッチ37がオンすると、水量センサ14の検出流量を積算した積算流量が水位設定スイッチ85にて設定された通常用目標水位に対応する通常用設定湯水量に達するまで、前記通常用の注湯処理を実行し、前記積算流量が前記通常用設定湯水量に達したときの浴槽Yの湯水の温度が通常用目標温度よりも低いときは、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が通常用目標温度以上になるまで追焚処理を実行するように構成されている。
以下、I〜Mの各モードでの半身浴用湯張り運転について説明する
このIモードでの半身浴用湯張り運転では、第1実施形態と同様の排水処理と前記判定処理を順に実行する処理を水流スイッチ37がオフになるまで繰り返すことにより、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位になるように浴槽Yの湯水を排水し、続いて、第1実施形態と同様の注水処理と前記判定処理を順に実行する処理を浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以下になるまで繰り返すことにより、浴槽Yの湯水の温度が半身浴用目標温度Twになるように給水路1からの水を加熱しない状態で浴槽Yに供給し、続いて、最初の前記注水処理の開始時点からの水量センサ14の検出流量を積算した積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達するまで、第1実施形態と同様の半身浴用の注湯処理を実行することにより、浴槽Yの湯水の水位が半身浴用目標水位Lwになるように半身浴用目標温度Twの湯水を浴槽Yに供給し、前記積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達すると、Iモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このJモードでの半身浴用湯張り運転では、前記排水処理と前記判定処理を順に実行する処理を水流スイッチ37がオフになるまで繰り返し、続いて、水量センサ14の検出流量を積算した積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達するまで、前記半身浴用の注湯処理を実行し、前記積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達すると、Jモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このKモードでの半身浴用湯張り運転では、前記排水処理と前記判定処理を順に実行する処理を水流スイッチ37がオフになるまで繰り返し、続いて、水量センサ14の検出流量を積算した積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達するまで、前記半身浴用の注湯処理を実行し、続いて、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になるまで追焚処理を実行し、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になると、Kモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
このMモードでの半身浴用湯張り運転では、前記半身浴用の注湯処理と前記判定処理を順に実行する処理を、前記水流スイッチ37がオンするまで繰り返し、前記水流スイッチ37がオンすると、以降は、そのときの浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度に応じて、以下の処理を実行する。
即ち、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Twよりも高い場合は、前記注水処理と前記判定処理を順に実行する処理を浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以下になるまで繰り返し、続いて、最初の前記注水処理の開始時点からの水量センサ14の検出流量を積算した積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達するまで、前記半身浴用の注湯処理を実行し、前記積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達すると、Mモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Twである場合は、水量センサ14の検出流量を積算した積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達するまで、前記半身浴用の注湯処理を実行し、前記積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達すると、Mモードでの半身浴湯張り運転を終了する。
浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Twよりも低い場合は、水量センサ14の検出流量を積算した積算流量が前記半身浴用設定湯水量に達するまで、前記半身浴用の注湯処理を実行し、続いて、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になるまで追焚処理を実行し、浴槽戻り温サ−ミスタ35の検出温度が半身浴用目標温度Tw以上になると、Mモードでの半身浴用湯張り運転を終了する。
そして、運転制御部Cが、前記湯張り指令手段(即ち、半身浴スイッチ89)にて湯張り開始が指令されたときに、前記水流スイッチ37にて排水判別用水位(即ち、前記循環アダプタ吸込口水位)よりも多い湯水が検出され且つ浴槽戻り温サ−ミスタ35にて検出される湯水の温度が前記目標温度(即ち、半身浴用目標温度)よりも高いときには、前記排水付加式の湯張り運転を実行するように構成されている。
次に別実施形態を説明する。
(イ) 上記の各実施形態においては、半身浴用目標水位及び半身浴用目標温度夫々を一定の値に設定する場合について例示したが、半身浴用目標水位及び半身浴用目標温度夫々を手動操作にて変更設定する手段を設けて、半身浴用目標水位及び半身浴用目標温度夫々を使用者が変更設定可能なように構成しても良い。
又、上記の第3実施形態においては、運転制御部Cを構成するに、半身浴スイッチ89にて湯張り開始を指令されたときに、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位以上であり且つ浴槽Yの湯水の温度が半身浴用目標温度よりも高いときには、排水付加式の湯張り運転を実行するように構成したが、風呂自動スイッチ82にて湯張り開始を指令されたときにも、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位以上であり且つ浴槽Yの湯水の温度が浴槽温度設定スイッチ84にて設定された目標温度よりも高いときには、排水付加式の湯張り運転を実行するように構成しても良い。
又、上記の第3実施形態において、半身浴スイッチ89を省略して、運転制御部Cを構成するに、風呂自動スイッチ82にて湯張り開始を指令されたときに、浴槽Yの湯水の水位が循環アダプタ吸込口水位以上であり且つ浴槽Yの湯水の温度が浴槽温度設定スイッチ84にて設定された目標温度よりも高いときには、排水付加式の湯張り運転を実行するように構成しても良い。
例えば、上記の実施形態においては、給湯用加熱部A及び温水循環用加熱部Bを、主熱交換器N1に加えて潜熱回収熱交換器N2を備えて構成する場合について例示したが、潜熱回収熱交換器N2を省略しても良い。この場合、ドレン排水管4を省略することになるので、浴槽戻り用外管32bを浴槽往き外管31bと同様の構造にて熱源機Gと循環アダプタ30とに接続して、電磁式の浴槽水排水弁92が設けられた浴槽水排水管91は、浴槽戻り用外管32bに直接連通接続することになる。
この場合、浴槽用戻り路32を循環アダプタ30の戻り用接続部30bと温水循環用加熱部Bの潜熱回収熱交換器N2とに接続し、浴槽用往き路31を温水循環用加熱部Bの主熱交換器N1と循環アダプタ30の往き用接続部30fとに接続し、湯張り路41は、上記の実施形態と同様に、浴槽用戻り路32に接続する。
35 湯水温度検出手段
37 湯水水位検出手段
82 湯張り指令手段
84,85 目標湯張り状態設定手段
89 目標湯張り状態設定手段、湯張り指令手段
92 排水手段
C 運転制御手段
G 風呂用湯水処理部
Y 浴槽
Claims (4)
- 温度調整した湯水を浴槽に供給する湯水供給処理を行う風呂用湯水処理部と、
前記浴槽に湯張りする目標水位及び前記浴槽に湯張りする湯水の目標温度を設定する目標湯張り状態設定手段と、
湯張り開始を指令する湯張り指令手段と、
前記湯張り指令手段にて湯張り開始が指令されるに伴って、前記目標湯張り状態設定手段にて設定された前記目標水位及び前記目標温度に基づいて、前記風呂用湯水処理部を作動させて湯張り運転を行う運転制御手段とが設けられた風呂設備であって、
前記浴槽の湯水を排水する排水手段、前記浴槽の湯水の温度を検出する湯水温度検出手段、及び、前記浴槽の湯水の水位を検出する湯水水位検出手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記湯張り指令手段にて湯張り開始を指令されたときに、前記湯水水位検出手段にて排水判別用水位よりも多い湯水が検出され且つ前記湯水温度検出手段にて検出される湯水の温度が前記目標温度よりも高いときには、前記浴槽の湯水の水位が設定排水水位になるように湯水を排水すべく前記排水手段を作動させ、その後、前記浴槽の湯水の水位が前記目標水位になったときに前記浴槽の湯水の温度が前記目標温度になるように湯水の温度を調整する状態で、前記浴槽の湯水の水位が前記目標水位になるように前記浴槽に湯水を供給すべく前記風呂用湯水処理部を作動させる排水付加式の湯張り運転を実行するように構成されている風呂設備。 - 前記風呂用湯水処理部が、前記浴槽の湯水を加熱する追焚処理を行えるように構成され、
前記運転制御手段が、前記排水付加式の湯張り運転を実行したのちにおいて、前記湯水温度検出手段にて検出される湯水の温度が前記目標温度よりも低いときには、前記浴槽の湯水を前記目標温度に加熱するように前記追焚処理を行わせるべく前記風呂用湯水処理部を作動させるように構成されている請求項1記載の風呂設備。 - 前記運転制御手段が、前記排水付加式の湯張り運転において、加熱していない非加熱水を前記湯水温度検出手段にて検出される湯水の温度が前記目標温度になるまで前記浴槽に供給したのち、前記目標温度の湯水を前記浴槽の水位が前記目標水位になるまで前記浴槽に供給すべく前記風呂用湯水処理部を作動させるように構成されている請求項1又は2記載の風呂設備。
- 前記運転制御手段が、前記設定排水水位として、前記排水手段を作動させて前記浴槽の湯水を排水したのち、前記目標水位まで供給用設定温度の湯水を前記浴槽に供給したときに前記浴槽の湯水の温度が前記目標温度になる水位を、前記湯張り指令手段にて湯張り指令が指令されたときの前記湯水温度検出手段の検出温度、前記供給用設定温度、前記目標温度及び前記目標水位に基づいて設定するように構成され、且つ、
前記排水付加式の湯張り運転において、前記供給用設定温度の湯水を前記浴槽の水位が前記目標水位になるまで前記浴槽に供給すべく前記風呂用湯水処理部を作動させるように構成されている請求項1又は2記載の風呂設備。
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