JPS6370043A - 風呂装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は風呂装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、沸し過ぎ等により必要以上に多量の高温残水が浴
槽にある場合には、使用者は予めその高温残水を適当水
位まで減水した上で給水を行うことにより、又、長時間
放置等により必要以上に多量の低温残水が浴槽にある場
合には、使用者は予めその低温残水を適当水位まで減水
した上で高温給湯を行うことにより、夫々、オーバフロ
ーを回避しながら所望水位で所望温度の湯張状態を得る
ようにしていた（文献を示すことができない）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、必要以上に多量の高温残水中低温残水を適当水
位まで減水にするにあたってその減水量を操作者が感覚
的に判断するために、減水のし過ぎや減水不足を招き易
い問題があった。

又、感覚的な判断を要するに加えて、減水のための排水
開始操作及びその後の排水停止操作をも使用者が人為的
に行わなければならない不便さがあった。

本発明の目的は、残水がある状態の浴槽への給水又は給
湯に先立っての残水の適当水位までの減水を容易かつ適
切に行えるようにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による風呂装置の特徴構成は、浴槽に対して、水
温検出手段、水位検出手段、及び、排水弁装置を付設し
、残水がある状態の前記浴槽への給水又は給湯により設
定水位Ｈｐで設定温度ｔｐの湯張状態を得るために予め
残水を減水しておくべき目標減水水位ＨＬを、前記水温
検出手段による検出温度ｔｘ及び給水又は給湯の温度ｔ
ｉに対して次式（イ） に基づき求め、かつ、前記水位検出手段の検出情報に基
づ１・ｎ＠記排水弁装置に対する自動操作により残水を
前記の目標減水水位ＨＬまで自動的に排水する制御装置
を設けたことにあり、その作用・効果は次の通シである
。

〔作　用〕 つまり、温度ｔｘの残水を適切水位ＨＬ　ｉで減水した
後、温度ｔｉでの給水又は給湯で所望の湯張状態（水位
Ｈｐ、温度ｔｐ）が得られるとすれば、熱量に関し次の
条件式ｆａｔが成立しなければならない。

ＨＬ・５−ｔｘ＋（Ｈｐ−ＨＬ）・５−ｔｉ　＝　Ｈｐ
−８−ｔｐ　・・−・−−−−−・−１ａ１但し、Ｓ：
浴槽底面積 すなわち、減水後の残水が保有する熱量ＨＬ−３−ｔｘ
と給水又は給湯による入熱量（Ｕｐ−ＨＬ）・５−ｔｉ
との和が所望湯張状態での湯の保有熱ｆｋＨｐ−８−ｔ
ｐとなる。

換言すれば、前記ｌａ１式をＨＬについて解いた下記（
イ）式 は、給水又は給湯に先立って予め残水を減水しておくべ
き水位、すなわち、目標減水水位Ｈｔ。

を与える式となる。

したがって、所望湯張状態として使用者が設定した水位
Ｈｐと温度ｔｐ１水温検出手段により検出される残水の
温度ｔｘ　、並びに、給水又は給湯の温度ｔｉに対して
前記の（イ）式から目標減水水位ＨＬを求めさせ、かつ
、水位検出手段による検出情報に基づいた排水弁装置の
自動操作で残水を目標減水水位Ｉ（Ｌまで自動的に排水
させれば、従前の如き使用者の感覚的な判断、並びに、
人為的な排水開始・停止操作を全く伴うこと無く、残水
の減水操作を容易かつ適確に完了できる。

〔発明の効果〕

上述の結果、減水のし過ぎによる水や熱の浪費、並びに
、減水不足に起因したオーバーフローによる水や熱の浪
費を回避しながら所望の湯張状態を適確かつ能率良く得
られるようになり、又、給水・給湯に先立っての減水操
作の煩しさを解消でき、全体として、使用者にとって極
めて使用勝手の良い便利な風呂装置にできた。

〔実施例〕

次に本発明の詳細な説明する。

第１図に示すように、水道からの供給水を加熱して浴槽
（１）に給送する給湯器（２）と、浴槽水を循環■熱す
る風呂釜（３）とを設けると共に、それら給湯器（２）
及び風呂釜（３）を制御して自ｆｉｈ湯張運転、追焚運
転等を実行する制御装置（４）を設け、もって、風呂装
置を構成しである。

自動湯張は、浴槽（１）に残水が無い状態からはもとよ
シ、浴槽（１）に残水がある状態からでも可能としてあ
り、いずれの場合にも、浴槽（１）に付設した水位セン
サー（５）及び水温センサー（６）により検出される残
水の水位Ｈｘ　（浴槽（１）に残水が無い状態ではＨｘ
　＝　Ｏ）と温度ｔｘとに基づいて、使用者が設定した
設定水位Ｈｐで設定温度ｔｐの所望湯張状態を得るに要
する必要給水量と必要加熱量とを算出すると共に、その
算出結果に基づいた加熱能力調整により、浴槽水位が設
定水位ｆ（ｐに至ったときに浴槽水温が設定温度ｔｐと
なるような温度に給湯温度ｔｏを調整して、検出浴槽水
位Ｈｘが設定水位Ｈｐに至るまで給湯器（２）からの給
湯を継続する制御を実行させるようにしである。

自動湯張において給湯器（２）の加熱能力だけでは上述
の必要給湯温度ｔｏを確保できない場合には、給湯器（
２）共に風呂釜（３）を運転して実質的に必要給湯温度
１０を確保するようにしである。

尚、自動湯張制御は、基本的には単位時間当シにおける
給水量Ｖを給湯器（２）において最大の定格給水量に固
定した状態で実行するようにしてあり、それによって、
湯張開始から完了に至るまでの所要時間を最短化するよ
うにしである。

しかし、給湯器（２）と風呂釜（３）との両方を運転し
ても加熱能力的に必要給湯温度ｔｏを確保できない場合
（例えば冬期において給湯器（２）への入水温度ｔｉが
かなシ低い場合等）には、給湯器（２）及び風呂釜（３
）夫々の加熱能力を定格能力に調整固定し九上で、単位
時間当りにおける給水量Ｖを水量調整弁（７）により定
格給水量から絞り調整して必要給湯温度ｔ、Ｑを確保す
るようにしである。

前述の夫々の場合において加熱能力調整ないし給水量調
整により必要給湯温度ｔｏを確保するに、残水の水位Ｈ
ｘ　一温度ｔｘに基づいた算出必要給湯温度ｔｏ　、入
水温センサー（８）により検出される入水温度ｔｉ、並
びに、給水量センサー（９）により検出される給水量ｖ
の王者に基づいたフィードフォード制御による加熱能力
調整ないし給水量調整を実行させるようにしである。

風呂釜（３）と浴槽（１）とを接続する循環路（ＩＯＡ
）。

（ＩＯＢ）のうち、浴槽（１）に対する吐出側循環路（
ＩＯＢ）を浴槽壁の下部に接続するのに対し、吸込側循
環路（ＩＯＡ）は浴槽（１）の排水口αυに接続してあ
υ、給湯器（２）と風呂＠（３）との両方を運転して湯
張する場合、給湯器（２）から浴槽（１）に吐出供給さ
れた湯を排水口αη及び吸込側循環路（ＩＯＡ）を介し
て循環ポンプ（６）により風呂釜（３）に供給し、そし
て、風呂釜（３）で更に加熱湯を吐出側循環路（ＩＯＢ
）を介して浴槽（１）に戻すようＫしである。

つまシ、風呂Ｊｌｔ（３）への湯の循環供給を浴槽底部
の排水口Ｑυから行なうようにしたことで、給湯器（２
）の運転開始後、浴！（１）にある程度の水位まで湯が
溜まるのを待たずとも、給湯器（２）の運転開始当初か
ら風呂釜（３）を併行して運転できるようにし、それに
よって、給湯器（２）と風呂釜（３）との両方を運転し
ての湯張を能率良〈実施できるようにしである。

給湯器（２）及び風呂釜（３）において（２Ａ）、（３
Ａ）は夫々フィンチューブ型熱交換器であり、（２Ｂ）
。

（３Ｂ）は夫々ガスバーナである。

図中（至）は給湯器（２）の加熱能力を調整するための
比例弁、α→は風呂釜（３）に対するガス弁、（ト）は
給湯器（２）及び風呂釜（３）の両方に対する元ガス弁
であり、これら弁類は制御装Ｎ（４）により自動操作さ
れる。　又、α→は浴槽水の水道側への逆流を防止する
真空破壊弁である。

α７）は制御装置（４）に対して操作指令を与えるリモ
ートコントローラであシ、このリモートコントローラα
ηには、自動湯張や追突等の種々の運転制御の開始・停
止操作具、湯張水位Ｈｐ及び湯張温度ｔｐ夫々の設定操
作具を初めとする操作異類、並びに、運転状態や設定状
態等を表示する表示具類を装置しである。

追突運転についてはマニュアル操作的な運転制御形態と
なっており、リモートコントローラαηにおいて追従運
転開始操作が行われると、循環ポンプ（６）が始動され
ると共に、風呂釜（３）のガスバーナ（３Ａ）が自動点
火されて、追従運転停止操作が行われるまで浴槽水の循
環加熱が継続実施される。

一方、この風呂装置においては、追突運転の　。

停止操作忘れ等に起因して多量の浴槽水が必要以上に高
温となってしまった状態から所望温度・水位の湯張状態
を得たり、あるいは、通常の湯張状態で大人が入浴した
後に、上り低い温度で所望水位の湯張状態を得る等、必
要以上に多量の高温残水がある状態からその残水よりも
低い温度で所望水位の湯張状態を得るような湯張（すな
わち、残水の保有熱量の一部を捨てる必要があって前述
の自動湯張では対処できない湯張；以下、低温化湯張と
称する）をも制御装置（４）による自動制御で自動的に
実施できるようＫしてあり、次にその自動低温化湯張の
制御形態について説明する。

第２図（イ）に示すように、必要以上に多量の高温残水
がある状態で使用者により所望の低温化湯張水位Ｈｐ、
及び、温度ｔｐが設定され、そして、自動低温化湯張の
開始操作が行われると、それら設定水位Ｈｐと設定温度
ｔ９、並びに、水温センサー（６）により検出される高
温残水の温度ｔｘと入水温センサー（８）により検出さ
れる入水温度ｔｉとに対して次式（イ） により目標減水水位ＨＬが制御装置（４）において算出
され、かつ、制御装置（４）の排水弁（至）に対する自
動操作により、第２図（ロ）に示すように、水位センサ
ー（５）による検出水位ＨＸが算出目標減水水位ＨＬに
至るまで高温残水が排水される。

そして、その自動排水の完了後、水量調整弁（７）に対
する自動開閉操作により、第２図（／今に示すように、
水位センサー（５）による検出水位Ｈｘが設定水位Ｈｐ
に至るまで温度ｔｉの水道水が運転停止状態の給湯器（
２）を介して浴槽（１）に供給され、もって、自動低温
化湯張が完了する。

すなわち、前記（イ）式により求められる目標減水水位
Ｈｔ、は、温度ｔｘの高温残水がある状態の浴槽（１）
へ温度ｔｉの水を供給して設定水位Ｈｐで設定温度ｔｐ
の湯張状態を得るにあたシ予め高温残水を減水しておく
べき適切水位であ）、その目標減水水位ＨＬの算出、並
びに、算出目標減水水位Ｈｔ、までの高温残水の排水、
東には、排水後に浴槽水を設定水位Ｈｐまで増水する給
水の夫々を前述の如く制御装置（４）に実行させるよう
に構成したことで、目標減水水位の感覚的な判断や人為
による給排水操作を伴うこと無く、又、目標減水水位の
誤判断による必要以上の減水や減水不足に超因した水・
熱量の浪費を伴うこと無く、所望の低温化湯張状態を適
確かつ能率良く得られるようにしである。

尚、入水温センサー（８）により、検出される入水温度
ｔｉは給湯器（２）に対する通水実施の度に更新する状
態で制御装置（４）内に記憶させるようにしてあり、目
標減水水位ＨＬの算出にあたっては、この記憶入水温度
ｔｉを用いるように構成しである。

又、残水のある状態で通常の自動湯張の開始操作が行わ
れた際、水位センサー（５）及び水温センサー（６）に
より検出される残水状態（ｔｘ　、　Ｈｘ　）と設定さ
れた所望湯張状態（ｔｌ）　、　Ｈｌ）　）との熱量関
係上の比較に基づいて、通常の自動湯張により所望湯張
状態を得ることが可能か否かを制御装置（４）において
判別させるようにしてあり、その判別結果として、所望
の湯張状態を得るためには残水保有熱量の一部を捨てる
ことが必要で通常の自動湯張では対処できないと判定さ
れたときにはり七−トコントローラＱηに装備した表示
灯により低温化湯張実施を操作者に促すようにしである
。

〔別実施例〕

次に本発明の別実施例を列記する。

前述実施例においては、浴槽（１）に必要以上に多量の
高温残水があって、単なる給水だけでは浴槽水温が設定
温度ｔｐまで低下する以前に浴槽水位が設定水位Ｈｐを
超えてしまうような場合に対処するもの（自動低温化湯
張）を示したが、本発明は、浴槽に必要以上に多量の低
温残水があって、給湯器から最高温度での給湯を行って
も浴槽水温が設定温度ｔｐ″！！で上昇する以前に浴槽
水位が設定水位Ｈｐを超えてしまうような場合の対処に
も応用でき、その場合、下記（イ）式における Ｈｐ：設定水位 ｔｐ：設定温度 ｔｘ：検出残水温度 ｔｌに給湯温度を代入して目標減水水位Ｈｘ。

を求め、かつ、その目標減水水位ＨＬ　−４で低温残水
を自動的に排水するように構成すれば良く、この型式は
、浴槽水加熱手段として給湯器のみしか備えていない風
呂装置に特に有効である。

目標減水水位ＨＬまでの残水自動排水の後の温度ｔｉで
の給水又は給湯は、残水自動排水に続く一連の自動制御
で実行するように°しても良く、又、人為操作で実行す
るようにしても良い。

浴槽に対する給水又は給湯の型式は、給湯器を浴槽の下
部に管路接続する型式に代えて、蛇口から水や湯を浴槽
に落し込む型式であっても良い。

浴槽に対して装備する水温検出手段、水位検出手段、並
びに、排水弁装置の夫々には種々の型式、構造のものを
適用できる。

目標減水水位ＨＬの算出に用いる給水又は給湯の温度ｔ
ｉは、検出値であっても良く、又、季節等に応じて適宜
設定する設定値であっても良い。

目標減水水位ＨＬまでの減水時に排出される排水を再利
用を目的として貯留しておく槽を設けるようにしても良
い。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の契施例を示し、第１図は構
成図、第２図（イ）、（ロ）、（ハ）は低温化湯張の実
施形態を説明する図である。 （１）・・・・・・浴槽、（４）・・・・・・制御装置
、（５）・・・・・・水位検出手段、（６）・・・・・
・水温検出手段、（至）・・・・・・排水弁装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 浴槽（１）に対して、水温検出手段（６）、水位検出手
   段（５）、及び、排水弁装置（１８）を付設し、残水が
   ある状態の前記浴槽（１）への給水又は給湯により設定
   水位Ｈｐで設定温度ｔｐの湯張状態を得るために予め残
   水を減水しておくべき目標減水水位Ｈ＿Ｌを、前記水温
   検出手段（６）による検出温度ｔｘ及び給水又は給湯の
   温度ｔｉに対して次式（イ） Ｈ＿Ｌ＝｛Ｈｐ・（ｔｐ−ｔｉ）｝／（ｔｘ−ｔｉ）・
   ・・（イ）に基づき求め、かつ、前記水位検出手段（５
   ）の検出情報に基づいた前記排水弁装置（１８）に対す
   る自動操作により残水を前記の目標減水水位ＨＬまで自
   動的に排水する制御装置（４）を設けた風呂装置。