JP3842515B2 - 多重解像度画像解析による指示位置検出 - Google Patents
多重解像度画像解析による指示位置検出 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
ユーザが指し示した表示画面上の指示位置の検出に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータから供給される画像を投写型表示装置(プロジェクタ)を利用して表示しながら、プレゼンテーションを行う場合、プレゼンテーションの実行者(以下、「説明者」と呼ぶ。)は、画面上の画像を指示棒や自分の手指を用いて直接指し示しながら説明をする場合が多い。この指示位置に対応する画面上の位置にマウスポインタを表示するなど、表示画面上の位置情報としてコンピュータで利用するために、従来から、カメラによって表示画面を撮像し、撮像された画像を画像処理することにより指示位置の情報を求めることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
撮像画像の解像度が小さい場合には、指示位置の情報を求めるために処理される画素数(以下、「参照画素数」と呼ぶ。)が少ないのであまり問題にはならないが、撮像画像の解像度が大きくなると、参照画素数が増大し画像処理に要する時間が増大するという問題がある。
【0004】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ユーザが指し示した表示画面上の指示位置を検出する場合において、従来に比べて高速かつ高精度に求めることができる技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、ユーザが指し示した表示画面上の指示位置を含む表示画面の全体を撮像して、表示画面の撮像画像を取得する。前記撮像画像よりも低解像度の低解像度画像を作製するために、前記撮像画像の解像度に応じて決定される、前記低解像度画像の適切な解像度、および、前記撮像画像に基づいて、前記低解像度画像を作製する。そして、作製された低解像度画像に基づいて、指示位置に対応する低解像度画像内の画素を求め、求められた低解像度画像内の画素に対応する撮像画像内の小区画に基づいて、指示位置を求める。なお、前記低解像度画像の適切な解像度は、撮像画像の水平方向の画素数をxおよび垂直方向の画素数をy(x,yは1以上の整数)とし、低解像度画像の1画素に対応する撮像画像の水平方向の画素数をa(aはxの約数)および垂直方向の画素数をb(bはyの約数)とした場合に、下式(8)により求められる値fが最小となるような画素数aおよびbを求めることにより決定される。
【0006】
低解像度画像に基づいて指示位置に対応する画素を求める際に、最悪の場合には、低解像度画像内のx/a×y/b個のすべての画素を調べる必要が生じる。同様に、撮像画像内の1つの小区画に基づいて指示位置に対応する画素を求める際に、a×b個のすべての画素を調べる必要が生じる。上記(8)式は、このような最悪の場合を想定した際において調べられる画素数の最悪値f(「最悪参照画素数」と呼ぶ)を表している。
【0007】
上記発明では、最悪参照画素数fが最小となるように低解像度画像の解像度を決定しているので、従来のように撮像された撮像画像に基づいてユーザが指し示した表示画面上の指示位置を求める場合に比べて、高速に求めることができる。また、低解像度画像に基づいて、指示位置に対応する低解像度画像の画素を求め、求められた低解像度画像の画素に対応する撮像画像に基づいて、指示位置を求めているので、従来と同様に高精度に求めることができる。
【0008】
なお、低解像度画像の解像度は、画素数xのm個の約数ai(i=1〜m、mは1以上の整数)および画素数yのn個の約数bj(j=1〜n、nは1以上の整数)のうち下式(9)を満たす組み合せのなかから、値fが最小となるような画素数aおよびbを求めることにより決定されるようにしてもよい。
【数9】
【0009】
水平方向の画素数aと垂直方向の画素数bとの画素数の差が大きいと、低解像度画像の画質が劣化する場合がある。従って、水平方向の画素数aと垂直方向の画素数bとの画素数の差はある程度小さい方が好ましい。上記のようにすれば、画素数の差があまり大きくならない範囲で水平方向の画素数aと垂直方向の画素数bとを決定することができる。
【0010】
また、低解像度画像の解像度は、画素数xが画素数y以上であると仮定した場合に、画素数xのm個の約数ai(i=1〜m、mは1以上の整数)および画素数yのn個の約数bj(j=1〜n、nは1以上の整数)のうち下式(10)を満たす組み合せのなかから、値fが最小となるような画素数aおよびbを求めることにより決定されるようにしてもよい。
【数10】
【0011】
上記のようにすれば、撮像画像の水平方向の画素数xと垂直方向の画素数yとの差以下の範囲で水平方向の画素数aと垂直方向の画素数bとを決定することができる。
【0012】
ところで、上記発明において、低解像度画像の解像度は、画素数xのm個の約数ai(i=1〜m、mは1以上の整数)および画素数yのn個の約数bj(j=1〜n、nは1以上の整数)のなかで、ai=bjとなる組み合せのなかから、値fが最小となるような画素数aおよびbを求めることにより決定されるようにしてもよい。
【0013】
上記のように、水平方向の画素数aと垂直方向の画素数bとが等しい方が画像処理を行う際に都合がよい。
【0014】
なお、本発明は、以下に示すように種々の態様で実現することが可能である。(1)低解像度画像の解像度決定方法および解像度決定装置
(2)指示位置検出方法および指示位置検出装置
(3)指示位置検出方法を有する表示方法および指示位置検出装置を有する表示システム
(4)これらの方法や装置の機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム
(5)そのプログラムを記録した記録媒体
【0015】
【発明の実施の形態】
A.装置の構成:
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例としての画像表示システムを示す説明図である。この画像表示システムは、プロジェクタPJと、コンピュータPCと、カメラCMとを備えている。コンピュータPCは、画像信号供給装置および本発明の指示位置検出装置として機能する。プロジェクタPJは、コンピュータPCから供給された画像信号に基づいて、スクリーンSC上に画像を投写表示する。説明者は、スクリーンSC上に表示された画面上を指示具(自身の手指を含む)により指し示しながら説明を行う。カメラCMは、表示面の全体および説明者の指示像を撮像し、コンピュータPCに供給する。コンピュータPCは、撮像された指示像の先端位置(指示位置)PPの座標を検出し、コンピュータPCから供給される画像に対応する位置(座標)を求める。求められた指示位置PPの座標情報は、コンピュータPC内における種々の処理に利用される。例えば、指示位置PPの座標に対応する表示画面上の位置にマウスポインタが表示される。
【0016】
図2は、コンピュータPCの内部構成を示すブロック図である。コンピュータPCは、CPU100と、ハードディスク装置やフロッピィディスク装置などの外部記憶装置120と、キーボードやマウスなどの入力部130と、ディスプレイアダプタ140と、表示部150と、ビデオキャプチャ160と、低解像度画像作製部170と、ROMおよびRAMを含むメインメモリ200と、画像メモリ270とを備えている。CPU100と各部120,130,140,160,170,200,270とは、バス100bによって互いに接続されている。なお、図1では各種のインタフェース回路は省略されている。
【0017】
メインメモリ200には、アプリケーション210と、キャプチャドライバ220と、ディスプレイドライバ230と、マウスドライバ240と、位置検出部250および解像度決定部260の機能をそれぞれ実現するためのコンピュータプログラムとが格納されている。
【0018】
ディスプレイドライバ230は、アプリケーション210によって生成される画像をディスプレイアダプタ140を介してコンピュータPCの表示部150やプロジェクタPJに画像信号として供給する。キャプチャドライバ220は、カメラCMによって撮像される画像をビデオキャプチャ160を介してキャプチャし、キャプチャされた撮像画像データ(以下、「高解像度画像データ」とも呼ぶ。)を画像メモリ270に格納する。なお、キャプチャドライバ220およびビデオキャプチャ160が本発明の撮像画像取得部に相当する。
【0019】
解像度決定部260は、撮像された高解像度画像データに基づいて、低解像度画像作製部170によって作製される低解像度画像の解像度を決定する機能を有している。
【0020】
位置検出部250は、低解像度画像作製部170を制御して高解像度画像データに基づいて低解像度画像データを作製し、作製された低解像度画像データを画像メモリ270に格納する。そして、画像メモリ270に格納された高解像度画像データおよび低解像度画像データに基づいて指示位置PPを検出する。
【0021】
マウスドライバ240は、指示位置PPの検出データに基づいて指示位置PPに対応する表示画面上の位置にディスプレイドライバ230を介してマウスポインタを表示させる。
【0022】
アプリケーション210や、キャプチャドライバ220、ディスプレイドライバ230、マウスドライバ240、位置検出部250および解像度決定部260の機能を実現するコンピュータプログラムは、フレキシブルディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。コンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータが読み取って直接実行するようにしてもよい。
【0023】
この明細書において、コンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。また、オペレーションシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェア装置を動作させるような場合には、そのハードウェア装置自体がコンピュータに相当する。ハードウェア装置は、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とを少なくとも備えている。コンピュータプログラムは、このようなコンピュータに、上述の各部の機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
【0024】
なお、この発明における「記録媒体」としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0025】
B.指示位置の検出処理:
図3は、指示位置を検出するための一連の処理を示すフローチャートである。コンピュータPCにおいて指示位置検出処理が実行されると、まず、ステップS100において、位置検出部250が指示位置検出のための種々の条件値をキャリブレーションする。例えば、撮像画像と表示画面の位置関係や、撮像画像から指示画像を抽出するためのしきい値情報、低解像度画像作製のためのしきい値情報等をキャリブレーションする。次に、ステップS200において、解像度決定部260が、キャプチャドライバ220によってビデオキャプチャ160(図2)を介してキャプチャされた撮像画像の解像度に応じて、適切な低解像度画像の解像度を決定する。なお、この低解像度画像の解像度決定については後述する。そして、ステップS300において、位置検出部250が指示位置の検出を指示位置検出処理の終了が指示されるまで繰り返し行う。
【0026】
図4は、図3のステップS300における位置検出の処理内容を示すフローチャートである。ステップS310では、ビデオキャプチャ160において、カメラCM(図2)によって撮像される画像がキャプチャされる。キャプチャされた撮像画像の画像データは、画像メモリ270(図2)に格納される。なお、説明者が使用する指示具がレーザポインタのような発光型の指示具(ポインタ)ではなく、指示棒や自身の手指のような非発光型の指示具である場合においては、カメラCMのレンズに赤外フィルタを装着し、図1に図示しない赤外光投射機からスクリーンSC上(図1)に赤外光を投射することにより、画像を撮像することにより、表示画面上の画像を無効とし、指示画像のみが有効となるようにして撮像する。
【0027】
次に、ステップS320では、低解像度作製部170(図2)において、図3のステップS200において決定された解像度の低解像度画像が撮像画像に基づいて作製される。作製された低解像度画像の画像データは、画像メモリ270に格納される。なお、低解像度作製部170は、ハードウエアによって構成されている。ただし、ソフトウエアによって実現することも可能であるが、高速に低解像度画像の作製を行うためにはハードウエアによる方が好ましい。
【0028】
低解像度画像の作製は、種々の一般的な解像度変換処理によって行うことができる。図5は、図4のステップS320における低解像度画像作製の処理の一例を示すフローチャートである。ステップS322では、撮像画像の各画素を低解像度画像の各画素に対応する領域ごとに分割する。次に、ステップS324では、各分割領域ごとに有効な撮像画像の画素数をカウントする。なお、「有効な画素」とは、輝度が所定のしきい値(輝度しきい値)以上ある画素を示している。ステップS326では、各分割領域の有効な画素数が所定のしきい値(有効画素数しきい値)以上あるか否か判断される。有効画素数しきい値よりも大きい場合には、ステップS328Aにおいて、各分割領域に対応する低解像度画素の画素を有効な画素とする。有効画素数しきい値以下の場合には、ステップS328Bにおいて、各分割領域に対応する低解像度画素の画素を無効な画素とする。以上のようにして撮像像から低解像度画像が作製される。なお、輝度しきい値や有効画素数しきい値は、図1のステップS100におけるキャリブレーションにおいて設定される。
【0029】
図6は、説明者が指し示したい位置を自身の手で指し示している場合における撮像画像およびその低解像度画像の例を示す説明図である。また、図7は、説明者が指し示したい位置をレーザポインタで指し示している場合における撮像画像およびその低解像度画像の例を示す説明図である。図6(A)および図7(A)は、解像度1024×768画素の撮像画像の例を示し、図6(B)および図7(B)は、解像度32×24画素の低解像度画像の例を示している。
【0030】
図8は、高解像度画像と低解像度画像の一般化した関係を示す説明図である。高解像度画像は、x×y画素(xおよびyはそれぞれ1以上の整数、かつ、x≧y)の解像度を有しており、低解像度画像は、(x/a)×(y/b)画素(aはxの約数、bはyの約数)の解像度を有している。このとき、高解像度画像のa×b個の画素PXHを含む1つの小区画DVが、低解像度画像内の1画素PXLに対応している。
【0031】
次に、図4のステップS340では、指示位置の検出モードが輝点検出であるか差分検出であるかが判断される。検出モードが差分検出の場合には、ステップS360において先端位置検出の処理が行われる。また、検出モードが輝点検出の場合にはステップS380において輝点位置検出の処理が行われる。なお、輝点検出は、レーザポインタのような発光型の指示具(ポインタ)が用いられている場合に選択される。また、差分検出は、指示棒や手指などの非発光型の指示具が用いられている場合に選択される。
【0032】
図9は、図4のステップS360における先端位置検出の処理内容を示すフローチャートである。ステップS362では、低解像度画像(図8(B))において先端位置が存在する画素PXLを決定する。そして、ステップS364では、ステップS362において検出された低解像度画素PXLに対応する撮像画像(高解像度画像)の小区画DVにおいて先端位置が存在する高解像度画素PXHを決定する。なお、ステップS362およびS364における先端位置検出は、一般的な先端位置検出処理、例えば、差分画像抽出処理によって抽出された指示画像をあらわす差分画像データから、計算処理によってその先端位置を検出することにより行われる。ところで、低解像度画像は、キャプチャ画像に比べて解像度が低いため、実際の先端位置は、ステップS362において検出された先端位置(先端画素)とは異なる位置(画素)に含まれる可能性もある。このような場合には、ステップS364では、ステップS362において検出された先端画素の周辺の画素に対応するキャプチャ画像も含めて検出処理を行うことが好ましい。
【0033】
図10は、図4のステップS380における輝点位置検出の処理内容を示すフローチャートである。ステップS382では、低解像度画像において輝点位置の検出を行う。そして、ステップS384では、ステップS382において検出された輝点位置に対応するキャプチャ画像(高解像度画像)において輝点位置の検出を行う。なお、ステップS382およびS384における輝点位置検出は、一般的な種々の輝点位置検出処理、例えば、撮像画像を所定のしきい値で単純に2値化することにより検出する処理により行われる。ところで、輝点の輝度が十分でない場合は、先端位置検出と同様に、差分画像抽出処理によって2値化することにより検出するようにしてもよい。また、輝点の位置が複数画素領域にわたる場合には、輝点領域の重心を求めることにより輝点位置を検出するようにしてもよい。
【0034】
上記のようにして図4のステップS360またはS380で検出された指示位置の座標が、ステップS400において出力される。
【0035】
なお、以下では、上記のように、低解像度画像内において先端位置または輝点位置を大まかに検出し、検出された先端位置または輝点位置に対応する高解像度画像内の小区画において詳細な先端位置または輝点位置を検出する処理する方法を、「多重解像度解析」とも呼ぶ。
【0036】
C.解像度決定処理:
図11は、図3のステップS200における低解像度画像の解像度決定の処理内容を示すフローチャートである。まず、ステップS510では、撮像画像(高解像度画像)の水平解像度(水平方向の画素数)xおよび垂直解像度(垂直方向の画素数)yを取得する。なお、x,yの値としてはカメラCMの撮像解像度あるいはプロジェクタPJや表示部150によって表示可能な画像の解像度が設定される。これらの値は、図3のステップS100のキャリブレーション時にあらかじめ入力されている。あるいは、図11のステップS510において入力するようにしてもよい。
【0037】
ステップS520では、xおよびyが互いに素か否か判断する。xおよびyが互いに素ならば低解像度画像を作製することができないため、ステップS530において多重解像度解析を行わないこととする。xおよびyが互いに素でないならば、ステップS540において、最適解像度指数Roptを下式(11)により求める。
【0038】
【数11】
【0039】
この最適解像度指数Roptは、以下のような意味を有する。前述した図8および図9で説明したように、多重解像度解析では、まず、低解像度画像において特定の位置に相当する低解像度画素PXLを決定する処理を行い、次に、その低解像度画素PXLに対応する高解像度画像内の小区画DV内で、その特定の位置に相当する高解像度画素PXHを決定する処理を行う。低解像度画像内の画素位置の決定処理では、最悪な場合には、低解像度画像内のx/a×y/b個のすべての画素を調べる必要が生じる。同様に、高解像度画像内の1つの小区画DV内における画素位置の決定処理では、a×b個のすべての画素を調べる必要が生じる。このような最悪の場合を想定すると、多重解像度解析において調べられる画素数の最悪値f(「最悪参照画素数」と呼ぶ)は、以下の式(12)で表される。
【0040】
【数12】
【0041】
ここで、式(12)内のa・bを変数cに置き換えると、次式(13)が得られる。
【0042】
【数13】
【0043】
図12は、(13)式で与えられる最悪参照画素数fと、変数cとの関係を示すグラフである。最悪参照画素数fは、上記(13)式の右辺第1項f1=x・y/cと、右辺第2項f2=cを加算したものなので、図示されるように、下に凸の曲線となる。従って、最悪参照画素数fが最小となるのは、最悪参照画素数fの微分値が0となる場合である。
【0044】
【数14】
【0045】
(14)式を解くと、(15)式が得られる。
【0046】
【数15】
【0047】
従って、前述した最適解像度指数Roptは、最悪参照画素数fが最も少なくなるような条件を意味していることが解る。
【0048】
ステップS550では、xの約数a1…am(mは2以上の整数)およびyの約数b1…bn(nは2以上の整数)をそれぞれ取得し、ステップS560では、下式(16)および(17)を満足するai(i=1…m)とbj(j=1…n)の組み合せを抽出する。
【0049】
【数16】
【数17】
【0050】
(16)式は、aiとbjの積と最適解像度指数Roptとの差が可能な限り小さくなる組み合せを求めるための条件である。本実施例では、ε=200とする。なお、撮像画像の解像度ごとにεの値を変更するようにしてもよい。
【0051】
水平方向の画素数と垂直方向の画素数にあまり大きな差がある組み合せは、低解像度画像の画質の劣化や画像処理において処理のしやすさ等の問題があり好ましくない。そこで、(17)式は、低解像度画像1画素の横方向と縦方向との画素数の差が高解像度画像の横方向と縦方向の画素数の差よりも大きくならないようにするための条件である。なお、必ずしも(17)式の条件に限定されるものではなく、例えば、(17)式を、下式(18)の条件式に置き換えるようにしてもよい。
【0052】
【数18】
【0053】
ステップS570では、ステップS560で抽出されたaiとbjの組み合せが複数存在するか否かを判断する。aiとbjの組み合せが複数存在しない場合にはステップS580において、抽出された組み合わせを低解像度画像1画素あたりの水平方向および直方向の高解像度画像の画素数a,bと決定する。
【0054】
aiとbjの組み合わせが複数存在する場合にはステップS590において、抽出された組み合わせのうち、|Ropt−ai・bj|の値が最小となる組み合わせを、低解像度画像1画素あたりの水平方向および直方向の高解像度画像の画素数a,bと決定する。
【0055】
以上のようにして決定された画素数a,bから低解像度画像の水平方向および垂直方向の解像度(x/a),(y/b)が決定される。
【0056】
決定された低解像度画像の1画素PXLに含まれる画素数a,bは、最適解像度指数Roptに最も近い値くなるように決定されている。上述したように最適解像度指数Roptは、最悪参照画素数fが最小となる場合の1画素PXLに含まれる高解像度画素PXHの画素数を示している。従って、以上説明した解像度決定の処理によれば、最悪参照画素数fが最小となるように画素数a,bを決定し、低解像度画像の解像度を決定することができる。
【0057】
図13は、図11のフローチャートに示す解像度決定の処理に従って決定される低解像度画像の解像度の例を示す説明図である。
【0058】
以上説明したように、決定された低解像度画像の解像度は、多重画像解析における最悪参照画素数fが最小となるように、高解像度の撮像画像に対して最適な値に決定されている。従って、このように決定された解像度の低解像度画像を用いて多重画像解析を行えば、従来のように高解像度の撮像画像のみを用いて指示位置を検出する場合に比べて高速に指示位置の検出を行うことができる。しかも、実際の指示位置の検出は、高解像度の撮像画像を用いて検出しているので、高精度に検出することができる。
【0059】
また、高解像度の撮像画像の解像度に合わせて最適な低解像度の解像度を決定することができるので、撮像画像の解像度に応じて、最適に高速かつ高精度な検出が可能である。
【0060】
なお、上記低解像度画像の解像度決定の処理において、低解像度画像の1画素PXLあたりに含まれる画素数を水平方向をa、垂直方向をbとして説明しているが、水平方向および垂直方向をどちらも同じ画素数(ただし、xおよびyの公約数)に限定して、図11に示した解像度決定の処理を実行するようにしてもよい。このように低解像度画像の1画素を正方形とした方が画像処理において都合がよい。
【0061】
D.他の解像度決定処理:
以下では、図8に示した低解像度画素PXLに含まれる高解像度画素PXHの画素数がa×a個、すなわち、低解像度画素PXLが正方形の輪郭形状を有する画素である場合における解像度決定の処理の例について説明する。
【0062】
図14は、図3のステップS200における低解像度画像の解像度決定の処理内容を示す他のフローチャートである。ステップS610〜630は、図11のステップS510〜S530と同じであるので説明を省略する。
【0063】
ステップS640では、図11のステップS540と同様に、最適解像度指数Roptを下式(19)により求める。
【0064】
【数19】
【0065】
この最適解像度指数Roptは、以下のような意味を有する。多重解像度解析における最悪参照画素数fは、上記(12)式と同様に、低解像度画像の画素数x/a×y/aと、低解像度画像の1画素PXLに含まれる高解像度画素PXHの画素数a×aとの和、すなわち下式(20)で表される。
【0066】
【数20】
【0067】
(20)式で与えられる参照画素数fと、変数aとの関係を示すグラフは、上記(12)式と同様に下に凸の曲線となる。従って、最悪参照画素数fが最小となるのは、最悪参照画素数fの微分値が0となる場合である。
【0068】
【数21】
【0069】
(21)式を解くと、(22)式が得られる。
【0070】
【数22】
【0071】
従って、前述した最適解像度指数Roptは、最悪参照画素数fが最も少なくなるような条件を意味していることが解る。
【0072】
ステップS650では、x,yの公約数を取得する。そしてステップS660では、ステップS650で取得された公約数のうち最大公約数の値が最適解像度指数Roptよりも大きいか否かを判断する。最大公約数の値が最適解像度指数Ropt以下の場合には、ステップS680において、最大公約数を低解像度画像1画素あたりの水平方向および垂直方向の高解像度画像の画素数aと決定する。
【0073】
最大公約数の値が最適解像度指数Roptよりも大きい場合には、ステップS670において、最適解像度指数Roptよりも小さい公約数のうち最大のものと、最適解像度指数Roptよりも大きい公約数のうち最小のものとで、(20)式で表される最悪参照画素数fが小さい方を、低解像度画像1画素あたりの水平方向および垂直方向の高解像度画像の画素数aと決定する。
【0074】
以上のようにして決定された画素数aから低解像度画像の水平方向および垂直方向の解像度x/a,y/aが決定される。
【0075】
図15は、図14のフローチャートに示す解像度決定の処理に従って決定される低解像度画像の解像度の例を示す説明図である。
【0076】
以上のようにして、低解像度画像1画素あたりの高解像度画像の画素数が縦方向および横方向で等しいと限定した場合において決定された低解像度画像の解像度も、多重画像解析における最悪参照画素数fが最小となるように、高解像度の撮像画像に対して最適な値に決定されている。従って、このように決定された解像度の低解像度画像を用いて多重画像解析を行えば、従来のように高解像度の撮像画像のみを用いて指示位置を検出する場合に比べて高速に指示位置の検出を行うことができる。しかも、実際の指示位置の検出は、高解像度の撮像画像を用いて検出しているので、高精度に検出することができる。
【0077】
また、高解像度の撮像画像の解像度に合わせて最適な低解像度の解像度を決定することができるので、撮像画像の解像度に応じて、最適に高速かつ高精度な検出が可能である。
【0078】
なお、本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0079】
上記実施例では、プロジェクタで表示された画面を指し示す場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、種々の表示装置で表示された画面を指し示す場合に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての画像表示システムを示す説明図である。
【図2】コンピュータPCの内部構成を示すブロック図である。
【図3】指示位置を検出するための一連の処理を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS300における位置検出の処理内容を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS320における低解像度画像作製の処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】説明者が指し示したい位置を自身の手で指し示している場合における撮像画像およびその低解像度画像の例を示す説明図である。
【図7】説明者が指し示したい位置をレーザポインタで指し示している場合における撮像画像およびその低解像度画像の例を示す説明図である。
【図8】高解像度画像と低解像度画像の一般化した関係を示す説明図である。
【図9】図4のステップS360における先端位置検出の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】図4のステップS380における輝点位置検出の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】図3のステップS200における低解像度画像の解像度決定の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】(13)式で与えられる最悪参照画素数fと、変数cとの関係を示すグラフである。
【図13】図11のフローチャートに示す解像度決定の処理に従って決定される低解像度画像の解像度の例を示す説明図である。
【図14】図3のステップS200における低解像度画像の解像度決定の処理内容を示す他のフローチャートである。
【図15】図14のフローチャートに示す解像度決定の処理に従って決定される低解像度画像の解像度の例を示す説明図である。
【符号の説明】
100…CPU
100b…バス
120…外部記憶装置
130…入力部
140…ディスプレイアダプタ
150…表示部
160…ビデオキャプチャ
170…低解像度画像作製部
200…メインメモリ
210…アプリケーション
220…キャプチャドライバ
230…ディスプレイドライバ
240…マウスドライバ
250…位置検出部
260…解像度決定部
270…画像メモリ
PJ…プロジェクタ
PC…コンピュータ
CM…カメラ
SC…スクリーン
PP…先端位置(指示位置)
Claims (9)
- ユーザが指し示した表示画面上の指示位置を検出する指示位置検出方法であって、
(a)前記指示位置を含む前記表示画面の全体を撮像して、前記表示画面の撮像画像を取得する工程と、
(b)前記撮像画像よりも低解像度の低解像度画像を作製するために、前記撮像画像の解像度に応じて決定される、前記低解像度画像の適切な解像度、および、前記撮像画像に基づいて、前記低解像度画像を作製する工程と、
(c)作製された低解像度画像に基づいて、前記指示位置に対応する前記低解像度画像内の画素を求める工程と、
(d)求められた前記低解像度画像内の画素に対応する前記撮像画像内の小区画に基づいて、前記指示位置を求める工程と、を備え、
前記低解像度画像の適切な解像度は、前記撮像画像の水平方向の画素数をxおよび垂直方向の画素数をy(x,yは1以上の整数)とし、前記低解像度画像の1画素に対応する前記撮像画像の水平方向の画素数をa(aはxの約数)および垂直方向の画素数をb(bはyの約数)とした場合に、下式(1)で与えられる値fが最小となるような前記画素数aおよびbを求めることにより決定される、指示位置検出方法。
- 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の指示位置検出方法であって、
前記低解像度画像の解像度は、前記画素数xのm個の約数ai(i=1〜m、mは1以上の整数)および前記画素数yのn個の約数bj(j=1〜n、nは1以上の整数)のなかで、ai=bjとなる組み合せのなかから、前記値fが最小となるような前記画素数aおよびbを求めることにより決定される、指示位置検出方法。 - ユーザが指し示した表示画面上の指示位置を検出する指示位置検出装置であって、
前記指示位置を含む前記表示画面の全体を撮像して、前記表示画面の撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
前記撮像画像よりも低解像度の低解像度画像を作製するために、前記撮像画像の解像度に応じて決定される、前記低解像度画像の適切な解像度、および、前記撮像画像に基づいて、前記低解像度画像を作製する低解像度画像作製部と、
作製された低解像度画像に基づいて、前記指示位置に対応する前記低解像度画像内の画素を求めるとともに、求められた前記低解像度画像内の画素に対応する前記撮像画像内の小区画に基づいて、前記指示位置を求める位置検出部と、
前記撮像画像の水平方向の画素数をxおよび垂直方向の画素数をy(x,yは1以上の整数)とし、前記低解像度画像の1画素に対応する前記撮像画像の水平方向の画素数をa(aはxの約数)および垂直方向の画素数をb(bはyの約数)とした場合に、下式(4)により求められる値fが最小となるような前記画素数aおよびbを求めることにより、前記低解像度画像の適切な解像度を決定する解像度決定部と、指示位置検出装置。
- 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の指示位置検出装置であって、
前記低解像度画像の解像度は、前記画素数xのm個の約数ai(i=1〜m、mは1以上の整数)および前記画素数yのn個の約数bj(j=1〜n、nは1以上の整数)のなかで、ai=bjとなる組み合せのなかから、前記値fが最小となるような前記画素数aおよびbを求めることにより決定される、指示位置検出装置。 - ユーザが指し示した表示画面上の指示位置を検出するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記指示位置を含む前記表示画面の全体を撮像し、前記表示画面の撮像画像を取得するための機能と、
前記撮像画像よりも低解像度の低解像度画像を作製するために、前記撮像画像の解像度に応じて決定される、前記低解像度画像の適切な解像度、および、前記撮像画像に基づいて、前記低解像度画像を作製するための機能と、
前記低解像度画像に基づいて、前記指示位置に対応する前記低解像度画像内の画素を求めるための機能と、
求められた前記低解像度画像内の画素に対応する前記撮像画像内の小区画に基づいて、前記指示位置を求めるための機能と、
前記撮像画像の水平方向の画素数をxおよび垂直方向の画素数をy(x,yは1以上の整数)とし、前記低解像度画像の1画素に対応する前記撮像画像の水平方向の画素数をa(aはxの約数)および垂直方向の画素数をb(bはyの約数)とした場合に、下式(7)により求められる値fが最小となるような前記画素数aおよびbを求めることにより、前記低解像度画像の適切な解像度を決定するための機能と、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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