JP2007048135A - Dmdを使用した投影面上の座標位置の取得方法 - Google Patents

Dmdを使用した投影面上の座標位置の取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 赤外光により投影面に位置情報を表示し、その位置情報から座標位置を算出することができるプロジェクタシステムを提供する。
【解決手段】 可視光の投影動作中に、投影面の縦方向に明るさが階調的に変化する第1の投影パターン400と、投影面の横方向に明るさが階調的に変化する第2の投影パターン410を、可視光以外の波長、例えば、赤外光を用いてDMDにより投影する。好ましくは、投影パターンに基づき投影された投影面の所定領域の明るさを検出し、検出された信号に基づき投影面の所定領域の座標位置を算出する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、テレビやDVDなどの映像を投影することができる前面投射型または背面投射型のプロジェクタに関し、特に、プロジェクタの投影面に位置情報を投影することができるプロジェクタおよび投影面の座標位置を取得することができるプロジェクタシステムに関する。
プロジェクタによる投影画像に、筆記情報を合成して表示する電子黒板機能とプロジェクタ機能をもつ投影表示システムが知られている。これは、電子黒板の所定の位置に超音波を発生させる装置を配置して、ペンの位置を三角測量の原理により検出し、検出された位置情報を基にして、筆記情報を作成し、投影画像に合成させるものである。
特許文献1は、プロジェクタを使用した電子黒板システムに関するもので、図13(A)に示すように、ホワイトボード1の信号処理器2に、赤外光受光部21、超音波受信部22、超音波受信部23が設けられている。電子ペン3からは、同時に赤外光パルス4と超音波パルス5が出力される。雷の光が見えてから音が聞こえるまでの時間で雷までの距離が判る原理を利用し、信号処理器2は赤外光受光部20に赤外光パルス4が入力してから、超音波受信部21、22に超音波が入力するまでの時間を測ることで、電子ペン3から超音波受信部21、22までの距離を知ることができる。超音波受光部21,22は信号処理器2に固定されていることから、超音波受信部21、22からみた電子ペン3の位置は三角測量の原理から求めることができる。図13(B)に示すように、プロジェクタでホワイトボードに映像を投射し、投射映像6のどの位置に電子ペン3があるかを算出し、その結果、パソコンに電子ペンの座標を出力したり、またマウスカーソルを動かしたり、画面上のアイコンを指定することを可能にしている。
特許文献2は、電子黒板システムに関するもので、表示データを投影するスクリーンには、マーカ等のインクにより手書きで加筆されることができ、その加筆内容が電子黒板の読取部12で読み取られ、読取られた手書きデータと現在投影中の表示データがパソコンにて合成され、合成されたデータがプリンタから出力されるものである。
特許文献3は、マルチメディアプロジェクタに関し、投影像を外部カメラで撮像し、撮像された映像信号がケーブルを介してマルチメディアプロジェクタのビデオ信号入力端子に接続され、マルチメディアプロジェクタ内の画像メモリに記録され、これにより、記録映像を投影することと紙へ印字することを可能にしている。
特開2005−128611号 特開平10−297166号 特開2001−312001号
しかしながら、特許文献1に示すような電子黒板システムでは、超音波発生装置のようなものをプロジェクタの投影画面に設けなければならず、利用できる場所や範囲が限定されてしまう。他の特許文献においても、手書き文字を撮像する外部カメラ等を必要とし、装置が大型化し、コストも高くなるという課題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、プロジェクタの投影面に位置情報を投影し、かつ、投影面の位置情報の検出を容易に行うことが可能なプロジェクタおよびプロジェクタシステムを提供することを目的とする。
さらに本発明は、投影面の位置情報を取得して、投影面上に入力ペン等の入力情報を併せて投影表示することができるプロジェクタおよびプロジェクタシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る、プロジェクタにより投影される投影面に位置情報を投影する投影方法は、可視光の投影動作中に、投影面の位置に応じて明るさが変化する投影パターンを投影するものである。好ましくは、投影パターンは、投影面の縦方向に明るさが階調的に変化する第1の投影パターンと、投影面の横方向に明るさが階調的に変化する第2の投影パターンとを含み、投影パターンは、可視光以外の波長、例えば、赤外光を用いてディジタルマイクロミラーデバイス(以下、DMDという)により投影される。
位置情報の投影方法はさらに、投影パターンに基づき投影された投影面の所定領域の明るさを検出するステップと、検出された信号に基づき投影面の前記所定領域の座標位置を算出するステップとを有することができる。検出するステップは、DMDによる照射時間を検出する。
位置情報の投影方法はさらに、算出された座標位置に基づき画像データを作成するステップと、作成された画像データと投影用の画像データを合成するステップと、合成された画像データを投影面に投影するステップとを有することができる。この検出するステップは、投影面上においてポインティング装置を移動することにより行われ、合成された画像データは、ポインティング装置の移動軌跡を含む。
本発明に係る、投影面に画像データを投影するプロジェクタは、光源と、光源からの光をDMDに照射する照射手段と、照射された光を変調するDMDと、DMDにより変調された光を投影面に投影する投影手段と、投影面の明るさが2次元的に変化する投影パターンを記憶する記憶手段と、投影パターンに基づきDMDを駆動する制御手段とを有する。
好ましくは、投影パターンは、投影面の縦方向の明るさが階調的に変化する第1の投影パターンと、投影面の横方向の明るさが階調的に変化する第2の投影パターンを含み、照射手段は、光源から赤外光を選択し、選択された赤外光光をDMDに照射したとき、制御手段が投影パターンによりDMDを駆動する。
さらに本発明に係るプロジェクタシステムは、上記構成のプロジェクタと、プロジェクタとデータ通信が可能なポインティング装置とを有し、ポインティング装置は、投影パターンに基づき投影された投影面の所定領域の明るさを検出する検出手段と、検出された信号を送信する送信手段とを含み、プロジェクタは、送信された信号に基づき所定領域に対応する画像データを作成する手段と、作成された画像データと投影用の画像データを合成する手段とを有し、前記制御手段は、合成された画像データに基づきDMDを駆動するものである。好ましくは、プロジェクタは、電子黒板の描画面に画像データを投影する。
本発明によれば、投影面において、2次元的に明るさが変化する投影パターンを投影面に投影することで、投影面の位置情報を表示し、かつ、その位置情報から所定領域の座標位置を取得することができる。これにより、従来のように特殊な装置を用いることなく、簡単な検出用センサーを用いて座標位置を算出することができる。また、取得した座標位置を利用して、投影面にペン等の入力装置により筆記された情報を、画像データとして投影面に投影することができる。
以下、本発明に係るプロジェクタシステムの好ましくは構成を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るプロジェクタシステムの構成を示す図である。プロジェクタシステム10は、背面投射型のプロジェクタ100と、プロジェクタ100による投影面上で操作されるポインティング装置200とを有する。ポインティング装置200は、有線または無線によりデータをプロジェクタ100に送信可能であり、また、ポインティング装置200は、後述するように、投影面に映し出された文字、図形、映像等の画像に対して、文字や図形等を入力するための入力装置として機能する。
図2は、プロジェクタ100の一般的な構成を示す図である。同図は、DMD(Digital Micro-mirror Device)を用いたDLP方式のプロジェクタを示している。ランプ110から発せられた光は、集光ミラーである楕円ミラー112で反射され、光学部品であるライトトンネルまたは光インテグレータ114に入射される。ライトトンネル114において均一な光線束とされた光は、カラーホイール116に入射される。
カラーホイール116は、円周上にR(赤色)、G(緑色)、B(青色)のカラーフィルターと赤外光の透過フィルターを配列しており、これらがモータ118によって回転される。カラーホイール116に入射された光は、R、G、Bの可視光と、可視光以外の赤外光に分離され、R、G、B光および赤外光が、順次、コンデンサレンズ120、折り返し用の平面ミラー122、第2の折り返し用の球面ミラー124、第2のコンデンサレンズ126を介してDMD128を照明する。DMD128の反射光は、投影レンズ130に入射され、そこで拡大されスクリーン状に映像が投影される。
図3は、カラーホイールの構成を示す図である。カラーホール116は、R、G、Bのカラーフィルター140、142、144と、波長の異なる赤外光を透過するための赤外光透過フィルター146、148を有している。ランプ110により発光される光は、可視光の波長と赤外光の波長を含んでおり、この光が、回転するカラーホイール116に対して略垂直に入射され、カラーホイール116からは、赤(R)、緑(G)、青(B)、および2つの赤外光が順次出射される。こうして、ランプ110から発せられた光は、カラーホイール116により可視光と2つの赤外光に分離される。
図4は、DMDの平面図である。DMD128は、シリコン基板上に複数のミラー150を2次元アレイ状に配列している。ミラー150は、M行×N列に配置され、例えば、XGA、SVGA等の解像度に応じた数のミラーが配列されている。各ミラー150は、例えばヒンジによって回動可能に支持され、1つ1つが±12度(オン・オフ)で傾斜される。ミラー150の表面は、鏡として機能し、照射された光を反射する。各ミラー150は、ディジタル信号で制御され、1秒間に数千回というハイスピードで高速にオン・オフに切り替えられる。
図5は、プロジェクタの電気的構成を示すブロック図である。プロジェクタ100は、ポインティング装置200とデータ通信を行うデータ通信部300、ランプ110の駆動を行うランプ駆動回路310、カラーホイール116およびモータ118を駆動するカラーホイール駆動回路320、DMD128を駆動するDMD駆動回路330、DMD128によって投影される画像データ等を生成する画像処理回路340、投影面に投影される位置情報やポインティング装置の移動軌跡、プログラムデータ等を記憶するメモリ350、プログラムに従い各部の制御を行うCPU360を含んでいる。
画像処理回路340は、DMD128のミラー画素に対応するR、G、Bのフォーマットプレーンを有するディジタル画像データを生成し、CPU360は、これらのフォーマットプレーンデータに基づきDMD駆動回路330の駆動する。画像処理回路340はさらに、メモリ350に格納された、投影面の位置情報を表す投影パターンに対応するフォーマットプレーンを有する画像データを生成する。
図6は、投影パターンを説明する図である。本実施例では、図6(a)に示すように、投影面の縦方向(Y方向)に漸次明るさが変化し、横方向(X方向)の明るさが一定の第1の投影パターン400と、図6(b)に示すように、投影面の横方向(X方向)に漸次明るさが変化し、縦方向(Y方向)の明るさが一定の第2の投影パターン410を有している。これらの投影パターンは、メモリ350に格納されている。
DMD128が、M行×N列の画素を有しているとき、第1の投影パターン400は、400−1行から400−M行に向けて階調的に明るさが変化するデータ構造である。一方、第2の投影パターン410は、410−1列から410−N列に向けて階調的に明るさが変化するデータ構造である。
投影面における画素の明るさは、DMD128の照射時間に比例する。第1の投影パターン400では、400−1行が最も明るく、そこから徐々に暗くなり、400−M行が最も暗い行となる。DMD128による単位時間当りまたは1フレーム当りの各行の照射時間は、図6(a)に示すように、Y方向に向かうに従い減少する。第2の投影パターン410では、410−1列が最も明るく、そこから徐々に暗くなり、410−N列が最も暗い列となる。DMD128による単位時間当たりの各列の照射時間は、図6(b)に示すように、X方向に向かうにつれ減少する。
図7は、カラーホイールにより選択された波長と、DMDにより投影される画像データとの関係を示している。カラーホイール116が1回転するときの時間をTとすると、各カラーフィルターの占有する大きさに比例した時間だけ各波長の光が選択される。赤外光フィルター146、148により、波長の異なる参照光1、参照光2が選択され、残りの時間が、R、G、Bの波長の光が選択される。選択された波長の光に同期するようにDMD128が駆動される。すなわち、参照光1が選択されたとき、第1の投影パターン400に基づきDMD128が駆動され、参照光2が選択されたとき、第2の投影パターン410に基づきDMD128が駆動される。R、G、Bが選択されたとき、投影すべき画像データに従いDMD128が駆動される。
図8(a)は、ポインティング装置の構成を示すブロック図である。ポインティング装置200は、ペン状のハウジング210内に、赤外光検出用のセンサー220と、センサー220より検出された信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器230と、変換されたディジタル信号から座標位置を算出する算出回路240と、プロジェクタ100にデータを送信する送信回路250と、ハウジング210の先端に筆記部260とを有している。
センサー220は、参照光1の波長を検出する第1のセンサー222と、参照光2の波長を検出する第2のセンサー224を含んでいる。図8(b)は、筆記部260を正面から見た図であるが、図示しない対物レンズを介して第1、第2のセンサー222、224の受光面が併設されている。
筆記部260が投射面に当接または近接されたとき、対物レンズを介して一定範囲内の赤外光の検出が行われる。第1、第2のセンサー222、224による検出範囲は、1×1画素領域である。第1のセンサー222は、第1の投影パターンが投影されたとき、筆記部260が位置する画素領域の照射時間を検出し、第2のセンサー224は、第2の投影パターンが投影されたときの画素領域の照射時間を検出する。第1、第2のセンサー222、224によって検出された信号は、アナログ・ディジタル変換器230により2値化され、算出回路240へ供給される。
算出回路240は、第1、第2のセンサーによって検出された信号から、画素領域の照射時間を算出し、これにより、筆記部260の2次元座標位置を算出する。算出回路240は、算出した座標位置を送信回路250へ出力し、送信回路250は、座標位置をプロジェクタ100へ送信する。
また、ポインティング装置は、複数の線種、例えば、細線用、中線用、太線用が用意され、かつ、複数の色、例えば、赤、青、黒が用意されている。それぞれのポインティング装置には識別コードが付与されており、送信回路250は、データの送信時に、併せて識別コードを送信する。
次に、本実施例のプロジェクタシステムの動作について説明する。ランプ110が点灯され、その光は、回転するカラーホイール116に入射される。カラーホイール116からのR、G、Bの可視光および赤外光による参照光1、2がDMD128を照射する。DMD128は、画像処理回路340により生成された画像データに応答してミラー画素がオン・オフ制御され、このオン・オフ制御は、カラーホイール116の回転に同期して行われる。こうして、投影面上に、画像データが投影される。
DMD128はさらに、カラーホイール116の参照光1、2のタイミングに同期して画像処理回路340により生成された第1、第2の投影パターン400、410に応答してミラー画素がオン・オフ制御される。これにより、通常の画像データが投影されている最中に、参照光1、2による投影パターンが投影面に表示される。投影パターンは、カラーホイール116の1回転に付き1回の割合で一定の期間だけ表示されるが、投影パターンは、赤外光による表示であるため、投影面において肉眼により認識されず、投影されている画像に何ら干渉することはない。
一方、ユーザーは、ポインティング装置200を用い、投影面上で文字や図形等の入力を行うことができる。ポインティング装置の筆記部260を投影面上で移動させると、第1、第2のセンサー222、224が、投影面にある投影パターンの明るさを検出する。算出回路240は、第1、第2のセンサー222、224から順次送られてくる検出信号から、筆記部260の座標位置、すなわち移動軌跡を算出する。送信回路250は、算出された座標位置をプロジェクタ100に送信する。
図9にプロジェクタの動作フローを示す。プロジェクタ100において、データ通信部300がポインティング装置200から時刻t1の座標位置S1(X1、Y1)およびポインティング装置の識別コードを受信すると(ステップS101)、CPU360は、識別コードを解読し、ポインティング装置200の位置、線種、および色を判別する(ステップS102)。
さらにCPU360は、受信した時刻t1の座標位置S1と、一定時間前の時刻t0の座標位置S0(X0、Y0)とを比較し(ステップS103)、差分があるか否かを判定する(ステップS104)。差分があるとき、CPU360は、移動軌跡に対応する画像データを生成し(ステップS105)、画像処理回路340に、投影すべき画像データと、移動軌跡に対応する画像データを合成させる(ステップS106)。
次に、CPU360は、合成された画像データに基づきDMD128を駆動させ、投影面に筆記部260の移動軌跡を併せて投影させる(ステップS107)。こうして、ポインティング装置200により描画された文字、図形等の移動軌跡が、投影されている画像に上書きされるかの如く表示される。なお、移動軌跡は、識別されたポインティング装置の線種および色で表示される。一方、ポインティング装置200から一定の期間、座標位置を受信できないとき、あるいは、ポインティング装置200から終了の指示があったとき、CPU360は、画像データの合成および投影を終了する(ステップS108)。
このように本実施例によれば、投影面の座標位置を取得するために、簡単なセンサーを用いる以外に、特殊な装置が不要となり、プロジェクタシステムの低コスト化、簡素化を図ることができる。また、第1、第2のセンサー222、224は、画像領域の明るさの強度を測定するのではなく、その照射時間を測定するため、照射距離、強度、センサー面と投射方向の傾きなどによるバラツキを無視することができる。分解能は、主に、測定時間の分解能にのみ依存する。さらに、参照光として赤外光を用いることで、座標位置を表す投影パターンを気にすることなく、可視光による投影用の画像を投影することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図10は、第2の実施例に係るカラーホイールを示す図である。第2の実施例に係るカラーホイールは、参照光1および参照光2を透過する赤外光透過フィルター146、148と、白色光を透過する領域(フィルターなし)149とを備えている。このカラーホイールを用いることで、投影される画像は白黒表示となり、ポインティング装置による移動軌跡は、黒色で表示される。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第1の実施例では、ポインティング装置200が、アナログ・ディジタル変換器230、算出回路240を包含する例を示したが、アナログ・ディジタル変換器230および算出回路240をプロジェクタ側に設けるようにしてもよい。この場合、ポインティング装置200によって検出された信号は、送信回路250によってプロジェクタに送信される。プロジェクタは、受信した検出信号をディジタル変換し、その照射時間からポインティング装置の座標位置を算出する。これにより、ポインティング装置側の構成を簡易にし、ポインティング装置の小型化、軽量化、低コスト化を図ることができる。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図11(a)は、ポインティング装置の構成を示すブロック図である。第4の実施例では、ポインティング装置に、線種、色の切り替えを行うペン切換回路270が設けられている。ペン切換回路270は、図11(b)に示すように、線種と色の組合せを予めメモリ等に格納しており、選択された線種と色に対応する識別コードを、ポインティング装置の識別コードの代わりに送信するようにする。これにより、ポインティング装置を、線種および色毎に複数用意する必要はなくなる。
さらにポインティング装置は、図11(a)に示すように、ポインティング装置の検出機能を有効または無効にするための入力切替回路280を有するようにしてもよい。入力切替回路280は、例えばユーザーの操作によりオン・オフの選択が可能である。オンが選択されたとき、入力切替回路280は、送信回路250に対して、送信回路250が有効に動作可能であることを示す許可信号を与え、オフが選択されたとき、送信回路250が動作不可であることを示す不許可信号を与える。あるいは、入力切替回路280は、センサー装置220に対して、許可信号または不許可信号を与えるようにしてもよい。
送信無効または検出無効の状態のとき、ポインティング装置200は、通常のマジック等のペンとして実際に投影面(例えば、電子黒板)に文字、図形等を描画できるようにし、送信有効または読取有効の場合にのみ、ポインティング装置の移動軌跡を画像データに合成し、これを投影表示することができる。
次に、本発明の第5の実施例について説明する。第5の実施例は、電子黒板の描画面をリアプロジェクタの投影面に適用したものである。図12に示すように、電子黒板500は、文字、図形等を描画する描画面510を有している。さらに、電子黒板500の下部には、プロジェクタ520が接続されている。プロジェクタ520は、画像データを、投影面510に投影するように図2の光学系を構成している。つまり、描画面510は、筆記面および投影面として機能する。プロジェクタにより投影面510に画像を投影している最中に、投影面510上をポインティング装置200を移動させると、その移動軌跡に対応する画像データがプロジェクタにおいて生成され、その画像データが合成されて投影面510に投影される。
次に、本発明の第6の実施例について説明する。第1の実施例では、1次元方向に明るさ(濃淡)が変化する第1の投影パターン400と第2の投影パターン410を用いたが、第6の実施例は、2次元方向に明るさ(濃淡)が変化する投影パターンを用いる。すなわち、第1の投影パターンと第2の投影パターンを合成した投影パターンである。第6の実施例では、単一の参照光を用いて投影パターンを投影すればよいため、カラーホイールの赤外光透過フィルターは1つですみ、かつポインティング装置のセンサーも1つでよい。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
上記実施例では、単一のランプからの光をカラーホイールを用いて可視光と赤外光に分割したが、可視光用の光源と別個に、赤外光用の光源を用いるようにしてもよい。この場合、赤外光用の光源からの光を一定のタイミングでDMDを照明するようにすれば、カラーホイールには赤外光透過フィルターを設ける必要はない。そして、第1の実施例と同様に、赤外光がDMD128を照明するタイミングと同期してDMD128に位置情報を投影させる。さらに、単一のDMD128を用いたが、複数のDMDを用いた光学系であってもよい。この場合、一方のDMDは、赤外線による位置情報の表示用に用いるようにすれば、DMDにより常に位置情報が投影面に投影されることになる。さらに、ランプの光源は、放電ランプや、それ以外にも、ダイオードやレーザを用いたものであっても良い。
さらに上記実施例では、明るさがX方向およびY方向に一様に変化するようにしたが、必ずしもその必要はない。必要な位置、分解能が取り出せる限り、明るさの順番は変更可能である。さらに上記実施例ではセンサーを2つ利用する例を示したが、センサーは1つであってもよい。
本発明に係るプロジェクタおよびプロジェクタシステムは、画像や映像などを表示するための入力機能付き表示装置や電子黒板として利用することができる。
本発明の実施例に係るプロジェクタシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るプロジェクタの光学系の構成を示す図である。 カラーホイールの構成を示す平面図である。 DMDの平面図である。 本発明の実施例に係るプロジェクタの電気的構成を示すブロック図である。 座標位置を表す位置情報を説明する図である。 プロジェクタによる投射面と識別パターンの関係を示す図である。 ポインティング装置の構成を示すブロック図である。 プロジェクタの動作フローを示す図である。 本発明の第2の実施例に係るカラーホイールの構成を示す図である。 本発明の第4の実施例に係るポインティング装置の構成を示す図である。 本発明の第5の実施例に係る電子黒板の構成を示す図である 従来の電子黒板システムを示す図である。
符号の説明
10:プロジェクタシステム 100:プロジェクタ
110:ランプ 116:カラーホイール
128:DMD 140〜144:カラーフィルター
146、148:赤外光透過フィルター 150:反射ミラー
200:ポインティング装置 210:ハウジング
220:センサー装置 250:送信回路
260:筆記部 400:第1の投影パターン
410:第2の投影パターン 500:電子黒板

Claims (15)

  1. プロジェクタにより投影される投影面に位置情報を投影する投影方法であって、
    可視光の投影動作中に、投影面の位置に応じて明るさが変化する投影パターンを投影する、投影方法。
  2. 投影パターンは、投影面の縦方向に明るさが階調的に変化する第1の投影パターンと、投影面の横方向に明るさが階調的に変化する第2の投影パターンとを含む、請求項1に記載の位置情報の投影方法。
  3. 投影パターンは、可視光以外の波長で投影される、請求項1または2に記載の位置情報の投影方法。
  4. 投影パターンは、ディジタルマイクロミラーデバイスにより投影される、請求項1ないし3いずれか1つに記載の位置情報の投影方法。
  5. 位置情報の投影方法はさらに、
    投影パターンに基づき投影された投影面の所定領域の明るさを検出するステップと、
    検出された信号に基づき投影面の前記所定領域の座標位置を算出するステップと、
    を有する、請求項1ないし4いずれか1つに記載の位置情報の投影方法。
  6. 検出するステップは、ディジタルマイクロミラーデバイスによる照射時間を検出する、請求項5に記載の位置情報の投影方法。
  7. 位置情報の投影方法はさらに、
    算出された座標位置に基づき画像データを作成するステップと、
    作成された画像データと投影用の画像データを合成するステップと、
    合成された画像データを投影面に投影するステップと、
    を有する、請求項1ないし6いずれか1つに記載の位置情報の投影方法。
  8. 検出するステップは、投影面上においてポインティング装置を移動することにより行われる、請求項5ないし7いずれか1つに記載の位置情報の投影方法。
  9. 合成された画像データは、ポインティング装置の移動軌跡を含む、請求項5ないし8いずれか1つに記載の位置情報の投影方法。
  10. 投影面に画像データを投影するプロジェクタであって、
    光源と、
    光源からの光をディジタルマイクロミラーデバイスに照射する照射手段と、
    照射された光を変調するディジタルマイクロミラーデバイスと、
    ディジタルマイクロミラーデバイスにより変調された光を投影面に投影する投影手段と、
    投影面の明るさが2次元的に変化する投影パターンに基づきディジタルマイクロミラーデバイスを駆動する制御手段と、
    を有するプロジェクタ。
  11. 投影パターンは、投影面の縦方向の明るさが階調的に変化する第1の投影パターンと、投影面の横方向の明るさが階調的に変化する第2の投影パターンを含む、請求項10に記載のプロジェクタ。
  12. 照射手段は、光源から選択した赤外光をディジタルマイクロミラーデバイスに照射したとき、制御手段により投影パターンが投影面に投影される、請求項10に記載のプロジェクタ。
  13. 請求項10ないし12いずれか1つに記載のプロジェクタと、
    プロジェクタとデータ通信が可能なポインティング装置とを有し、
    ポインティング装置は、投影パターンに基づき投影された投影面の所定領域の明るさを検出する検出手段と、検出された信号を送信する送信手段とを含み、
    プロジェクタは、送信された信号に基づき所定領域に対応する画像データを作成する手段と、作成された画像データと投影用の画像データを合成する手段とを有し、前記制御手段は、合成された画像データに基づきディジタルマイクロミラーデバイスを駆動する、プロジェクタシステム。
  14. ポインティング装置はさらに、検出された信号に基づき座標位置を算出する算出手段を含む、請求項13に記載のプロジェクタシステム。
  15. 投影面は、電子黒板の描画面である、請求項8ないし14いずれか1つに記載のプロジェクタシステム。
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