JP3837651B2 - 気化式加湿装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、気化式加湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の気化式加湿装置においては、気化エレメントを水で濡らして、そこに送風ファンで発生した風を当てて加湿を行う方式がとられており、その気化エレメントに雑菌やカビなどが付着して繁殖してしまう不具合が生じることがあった。このため、気化エレメントについては、熱水を掛けるなどをして除菌処理を行う必要がある。
【0003】
そこで、従来は図2に示すような気化式加湿装置が提案されている。
図2において、1は加湿装置の本体、2はこの本体1内下部に設けられた水槽、3はこの水槽2内の水に下部が浸るように配設された吸水性を有する気化エレメント、4は水槽2内の水を加熱するヒータ、5は水タンク、6は送風ファン、7は吸入口、8は吐出口である。
図2に示した従来の気化式加湿装置では、水槽2内に水があるのを確認した後、運転スイッチ(図示せず)をオンすることにより、送風ファン6が回転し、吸入口7から外気が吸込まれ、気化エレメント3を通過して吐出口8より外部に放出される。このとき、前記気化エレメント3はその吸水性により水槽2内の水を吸い上げて水で濡れているので気化エレメント3を通過した空気は湿気を帯び、室内の加湿を行う。
また、気化エレメント3の除菌時には、ヒータ4に通電して水槽2内の水を加熱することによって気化エレメント3の除菌を行っていた。
【0004】
また、他の従来例として、特開昭55−53650号公報に示すものがある。
図3は特開昭55−53650号公報に示された気化式加湿装置の構成図であり、このものは、気化エレメント3を水槽2の水面よりも高い位置に設け、モータにより回転されるポンプ10で水槽2内の水を吸い上げて気化エレメント3に供給するように構成したものである。このように構成することで、機器の運転中はポンプ10で吸い上げられた水が気化エレメント3に供給され、気化エレメント3は常に湿った状態にあるが、夜間などのように、機器の停止時においては、気化エレメント3は自然乾燥となり、かびや細菌の繁殖が停止され、悪臭の発生を防止できるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の気化式加湿装置の場合、前者においては、単に熱水に気化エレメント3の下部を浸しておき、熱水を吸い上げて除菌するように構成したものであるから、熱水が気化エレメント3の上部に達するまでに時間がかかり、熱水の温度が除菌可能な温度よりも低くなったり、あるいは熱水が最上部まで達しなかったりして、気化エレメント3全体を除菌することは困難であった。また、後者においては、かびや細菌の繁殖を抑制し、悪臭の発生を防止できるという効果は期待できるものの、気化エレメントを機器の停止中に自然乾燥させているだけであるから、かびや細菌の繁殖を抑制できるという消極的な効果が得られるだけであり、積極的な除菌作用はないという不具合があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたもので、低コストで、気化エレメント全体を熱除菌することができる気化式加湿装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願明の気化式加湿装置は、常時一定量の水を収容する水槽、この水槽内の水面に触れることなく設けられた気化エレメント、前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する汲み上げポンプ、前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンとから構成されるものにおいて、前記水槽内の水を加熱するヒータと、前記汲み上げポンプで汲み上げられた水を気化エレメントの上方に導く水管とを設け、除菌運転時においては、前記送風ファンに通電せずに、前記ヒータで水槽内の水を所定の温度に加熱して熱水にし、この熱水を気化エレメントに対して上方から供給して気化エレメントの熱除菌を行うようにするとともに、前記気化エレメントの下部から滴下した熱水を水槽内に戻すように構成したものである。
【0008】
また、前記気化エレメントは、フィルター機能を備えているものである。
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による実施の形態1の気化式加湿装置の構成図である。
図1において、1は加湿装置の本体、2はこの本体1内下部に設けられた水槽、3はこの水槽2内の水面に触れることなく、その上方に配置された吸水性を有する気化エレメント、4は水槽2内の水を加熱するヒータ、5は水タンク、6はシロッコファンなどで構成された送風ファン、7は吸入口、8は吐出口である。9は前記吸入口7に対向して配設したプレフィルター、10は水槽2内の水を汲み上げる汲上げポンプ、11は汲上げポンプで汲み上げた水槽2内の水を気化エレメント3の上方に導く水管、12は水管11の先端に設けたシャワー口であり、前記気化エレメント3の上端部の幅とほぼ同等の幅を有して対向設置される。13は水槽2とタンク受部14とを連通させるための水路である。
【0009】
さらに詳しく説明すると、水槽2内の水位は水タンク5、タンク受部14、水路13の関係で常時一定水位に保たれるようになっている。ヒータ4は水槽2内の水のみを加熱して熱水にできるように配されている。また、水槽2の容積は気化エレメント3全体に熱水が行き渡るのに必要な量のみが収容できるような大きさに設定されている。気化エレメント3はフィルター機能を有しており、プレフィルター9とで二重フィルター効果が得られるようになっている。また、気化エレメント3は水槽2の上端部の幅よりもやや小さ目の幅で形成されており、送風ファン6は気化エレメント3の下流側に位置して配置されている。汲み上げポンプ10は電磁ポンプ等で構成され、汲み上げ量が電気的に制御できるように構成されている。
【0010】
次に、上記の構成からなる実施の形態1の動作について説明する。
まず、通常の加湿運転時は、ヒータ4に通電せず、送風ファン6と汲み上げポンプ10のみに通電する。これにより、水槽2内の常温の水は汲み上げポンプ10によって汲み上げられ、水管11を通ってシャワー口12に導かれる。そして、シャワー口12に導かれた水は分散されて気化エレメント3の上部に万遍なく供給され、気化エレメント3の上部に供給された水は、気化エレメント3の上部から下部に向かって浸透しながら流下し、気化エレメント3全体に浸透し、余分に供給された水は気化エレメント3の下部から滴下して水槽2内に戻る。一方、送風ファン6の運転により吸入口7から室内の乾燥した空気が吸い込まれ、この乾燥した空気が吸水した前記気化エレメント3を通過することにより湿気を帯び、吐出口8から外部に放出されることによって、加湿が行われる。
【0011】
次に、除菌運転時には、送風ファン6に通電せず、ヒータ4と汲み上げポンプ10のみを通電する。これにより、ヒータ4は水槽2内の水を加熱してあらかじめ設定された所定温度(例えば80℃)の熱水となり、この熱水が汲み上げポンプ10によって汲み上げられ、水管11を通ってシャワー口12に導かれる。そして、シャワー口12に導かれた熱水はシャワー口12で分散されて気化エレメント3の上部に万遍なく供給され、気化エレメント3の上部に供給された熱水は、気化エレメント3の上部から下部に向かって浸透しながら流下し、気化エレメント3全体に浸透した後、余分に供給された熱水は気化エレメント3の下部から滴下して水槽2内に戻り、水槽2内に戻った熱水は再び所定温度に昇温されて汲み上げポンプ10で汲み上げられ、水管11、シャワー口12、気化エレメント3へと供給される。そして、除菌動作が終了するまで、この動作をくり返えす。
【0012】
従って、除菌のための熱水は、再利用が可能となるので、水槽2は気化エレメント3の必要吸水量の約2倍の容量があればよく、ヒータ4で加熱する水量は必要最小限の量でまかなうことが可能となり、熱水を無駄に使用することがなくなるとともに、除菌中は送風ファン6を停止しているので、熱水の温度を送風ファン6からの送風で下げてしまうという不具合もなく、低コストで、気化エレメント全体を熱除菌することができる。
【0013】
なお、上記加湿運転の開始時に、ヒータ4に通電して水槽2内の水を加熱して温水にし、この温水を汲み上げポンプ10で汲み上げ、気化エレメント3に供給することにより、運転開始時の加湿量を増大し、所定時間後あるいは湿度が所定値以上に達した時点からヒーター4への通電を停止して加湿運転を継続することも可能である。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、除菌のための熱水は、再利用が可能となるので、水槽は気化エレメントの必要吸水量の約2倍の容量があればよく、必要最小限の熱水量でまかなえるので、熱水を無駄に使用することがなく、低コストで、気化エレメント全体の熱除菌ができるという効果が得られる。
【0015】
また、気化エレメントにフィルター機能を備えさせているので、プレフィルターとで二重フィルター効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す気化式加湿装置の構成図である。
【図2】 従来の気化式加湿装置の構成図である。
【図3】 従来の他の気化式加湿装置の構成図である。
【符号の説明】
1 加湿装置の本体、2 水槽、3 気化エレメント、4 ヒータ、5 水タンク、6 送風ファン、7 吸込口、8 吐出口、9 プレフィルター、10 汲み上げポンプ、11 水管、12 シャワー口。

Claims (2)

  1. 常時一定量の水を収容する水槽
    この水槽内の水面に触れることなく設けられた気化エレメント
    前記水槽内の水を汲み上げて前記気化エレメントに給水する汲み上げポンプ
    前記気化エレメントを通して送風を外部に放出する送風ファンと
    から構成されるものにおいて、
    前記水槽内の水を加熱するヒータと、
    前記汲み上げポンプで汲み上げられた水を気化エレメントの上方に導く水管と
    を設け、除菌運転時においては、前記送風ファンに通電せずに、前記ヒータで水槽内の水を所定の温度に加熱して熱水にし、この熱水を気化エレメントに対して上方から供給して気化エレメントの熱除菌を行うようにするとともに、前記気化エレメントの下部から滴下した熱水を水槽内に戻すように構成したことを特徴とする気化式加湿装置。
  2. 前記気化エレメントは、フィルター機能を備えていることを特徴とした請求項1記載の気化式加湿装置。
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