JPH033865Y2 - - Google Patents

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JPH033865Y2
JPH033865Y2 JP1985122443U JP12244385U JPH033865Y2 JP H033865 Y2 JPH033865 Y2 JP H033865Y2 JP 1985122443 U JP1985122443 U JP 1985122443U JP 12244385 U JP12244385 U JP 12244385U JP H033865 Y2 JPH033865 Y2 JP H033865Y2
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tank
water
deodorant
air
diffusion plate
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JP1985122443U
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JPS6231218U (ja
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air Humidification (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、消臭機能を備えた空気調和装置に関
する。
(従来の技術) ヒートポンプ方式に代表される冷、暖兼用の空
気調和装置が一般に良く知られている。これは、
夏期は冷房機として、冬期は暖房機として使用さ
れるが、いずれの場合にも部屋を締切つて使用す
ることが多い。そのため、室内の空気がタバコの
煙などで汚染されやすい。また、暖房機として使
用する場合には、室内空気の相対湿度が異常に低
下し、過乾燥状態に陥りやすかつた。これを防止
するために、加湿器を空気調和装置に組み込んだ
ものが従来公知である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の空気調和装置では、タバ
コ臭や食物臭が室内にこもりやすく、場合によつ
ては異臭源が吸気フイルターに付着して、異臭が
室内に向つて吹出されることがあつた。これを解
消するには、例えば消臭手段を装置内に付加して
異臭を除去すると良いが、小形化・薄形化等の要
諸によつて、各機器類が高度に集約配置されてい
る現状においては、前述の加湿器に加えて消臭手
段を組み込むことはスペース的に無理があり、技
術的に大きな困難を伴う。
(考案の目的) 本考案は、上記に鑑み提案されたものであつ
て、室内空気の温度・湿度の制御に加えて異臭の
除去も行えるものとし、室内の快適性を向上する
こと、加湿機能と消臭機能を付加することについ
て、空気調和装置をより小形にしかも低コストで
得られるようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、液状の消臭剤によつて異臭を除去
する。また、水を蒸散させることにより加湿を行
う。そして、消臭剤と水との装置内における貯溜
を一個のタンクで行つて小形化を図る。
具体的には、第1図に示すように、送風通路1
1の近傍に液状の消臭剤13および加湿用の水を
収容するタンク14を配設し、その内底から送風
通路11内に亘つて放散板15を配設する。この
放散板15は、セラミツクスや不織布などの、液
を吸蔵することの可能な多孔材で形成されてい
て、タンク14に注入された水および消臭剤13
を吸蔵保持できるものとし、これらを送風通路1
1を通過する空気に晒して機能させるようにす
る。
(作用) このことにより、本考案では、送風通路11内
において放散板15に保持された水および消臭剤
13は、送風通路11を通過する空気と接触して
水分を供給し、同時に消臭剤13の消臭作用によ
つて異臭を除去する。これにより、室内空気の温
度・湿度の制御に加えて異臭の除去をも同時に行
うことができる。また、一個タンク14を加湿用
の水および消臭剤13の容器として使用するの
で、設置スペースとコストを節約できることにな
る。
(実施例) 以下、本考案を冷・暖兼用の空気調和装置にお
ける床置式の室内ユニツトに適用した実施例を図
面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、室内ユニツト1
は、ケーシング2内に、熱交換器3、送風用のフ
アン4、その他図示しないフアン駆動用のモータ
や運転制御機器などを収容して構成されている。
ケーシング2前面の熱交換器3との対面部には、
フイルター6で覆われた吸込口8が、また、その
上部には偏向板9を備えた吹出口10がそれぞれ
開口されている。ケーシング2内においては吸込
口8と吹出口10とを連通する送風通路11が形
成されており、この内部の下側に熱交換器3が配
置され、上側にフアン4が配置されている。12
は送風通路形成用のハウジングである。しかし
て、室内空気はフアン4の作動により吸込口8か
ら吸い込まれ、熱交換器3を通過する間に加熱ま
たは冷却されたのち、吹出口10から室内に吹き
出される。
本考案は、上記のような空気調和装置におい
て、調和空気への加湿と消臭とを以下のようにし
て行う点に特徴がある。
吸込口8と熱交換器3との間の送風通路11に
臨むケーシング2の内底に、加湿用の水および液
状の消臭剤13を同時に収容するタンク14が配
設されている。このタンク14は偏平な矩形断面
に形成され、その上面壁に放散板15を取り付け
るためのスリツト16が形成されているととも
に、上面壁の一側端寄りに補給口17が開口され
たものである。放散板15は、気孔が連続するセ
ラミツクス、不織布、紙、繊維塊、プラスチツク
発泡体などの多孔材を素材にして、これを板状に
形成したものであり、タンク14の内底から送風
通路11内に亘つて配設されている。そして、タ
ンク14内の水および消臭剤13は、放散板15
に吸い上げられ、送風通路11内で調和空気と接
触する。
消臭剤13としては、茶、サカキ、山茶花など
の椿科植物の主として葉部からの抽出分または乾
留分を基材にしてこれを水またはアルコールある
いはプロピレングリコールなどの比較的沸点の低
い有機溶媒に溶かして一定濃度にした公知のもの
が用いられる(例えば特開昭59−66号公報参照)。
第2図に示すように、消臭剤13は、カートリツ
ジ式のタンク18に充填されており、このタンク
18を前記の補給口17に倒立状態で装填するこ
とにより、消臭剤13がタンク14内に徐々に供
給されるようにしている。
使用時には、室内空気の状態に応じて水と消臭
剤13の双方またはそのいずれか一方をタンク1
4に注入して加湿および消臭を行う。たとえば加
湿と消臭を同時に行いたい場合は水と消臭剤13
をタンク14注入し、加湿または消臭だけを行う
場合は水または消臭剤13のみをタンク14に注
入する。消臭剤13は原液を水で希釈して供給し
てもよく、あるいは原液状態で供給してタンク1
4内の水で希釈されるようにしても良い。従つ
て、異臭の強弱やその量の大小に応じて消臭剤1
3の濃度を変更して、異臭を効果的に除去するこ
とができる。
タンク14から放散板15に吸い上げられた水
および消臭剤13は、放散板15の表面で調和空
気と接触し、水分を供給してその湿度を上昇させ
るとともに、消臭剤13の消臭作用によつて空気
調和に含まれる異臭を除去する。これにより、室
内空気を温度、湿度、臭いの3点で快適なものと
することができる。
(別実施例) 上記の実施例では、消臭剤13を、カートリツ
ジ式のタンク18で供給するものとしたが、必ず
しもその必要はなく、水と同様に直接タンク14
に注入して消臭を行うようにしても良い。この場
合、補給口17はキヤツプ等で塞いでおく。
また、上記の実施例では、タンク14がケーシ
ング2内に固定されているものを想定したが、タ
ンク14を着脱自在なカートリツジ式のものにし
て、タンク14および放散板15の清掃や補給の
容易化を図つても良い。
さらに、本考案は空気調和装置が少なくとも暖
房機である以外何等限定するものではなく、例え
ば熱交換方式や機器配置等については実施例に限
定されない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では、液状の消臭
剤13によつて消臭を行うようにし、この消臭剤
13と加湿用の水を一個のタンク14に収容し
て、共に放散板15に吸蔵された状態で調和空気
と接触して加湿あるいは消臭を行うようにしたの
で、加湿機能と消臭機能との少なくとも一方を実
現するための部材や設置スペースを昇略すること
が可能となり、その分だけ空気調和装置の小形化
とコストダウンとを実現することができる。ま
た、加湿と消臭を、同時にでもあるいは個別にで
も行うことができるので、室内空気の状況に応じ
て、温度、湿度と臭いの3点を好適なものするこ
とができ、室内快適性を向上することができる。
さらに、液状の消臭剤13によつて消臭を行う
こととしたので、その補給時の希釈度合を変更す
ることにより、異臭の強弱や量の大小に対応して
効果的な消臭を行うことができ、しかも補給を簡
単に行える点で有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しており、第1図は
床置式の室内ユニツトの縦断側面図、第2図は要
部を破断した正面図である。 2……ケーシング、3……熱交換器、4……フ
アン、11……送風通路、13……消臭剤、14
……タンク、15……拡散板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング2内に形成された送風通路11の近
    傍に液状の消臭剤13および加湿用の水を収容す
    るタンク14を配置し、該タンク14の内底から
    送風通路11内に亘つて連続気孔性の多孔材で形
    成された放散板15を配設し、該放散板15に吸
    蔵した消臭剤13および水で調和空気の消臭およ
    び加湿を行うように構成したことを特徴とする空
    気調和装置。
JP1985122443U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH033865Y2 (ja)

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JP1985122443U JPH033865Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JPS6231218U JPS6231218U (ja) 1987-02-25
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ID=31012634

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JPH02102103A (ja) * 1988-10-11 1990-04-13 Akai Electric Co Ltd 酸素供給装置
JPH02102105A (ja) * 1988-10-11 1990-04-13 Akai Electric Co Ltd 酸素供給装置
JP3265343B2 (ja) * 1997-11-04 2002-03-11 シャープ株式会社 空気調和機
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