JP2003106578A - 加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器 - Google Patents

加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器

Info

Publication number
JP2003106578A
JP2003106578A JP2001301236A JP2001301236A JP2003106578A JP 2003106578 A JP2003106578 A JP 2003106578A JP 2001301236 A JP2001301236 A JP 2001301236A JP 2001301236 A JP2001301236 A JP 2001301236A JP 2003106578 A JP2003106578 A JP 2003106578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
humidifying
filter
humidification
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001301236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3973391B2 (ja
Inventor
Hidenori Kobayashi
秀徳 小林
Kazuhiro Yamanaka
一弘 山中
Hiroyasu Yamashita
裕康 山下
Mamoru Morikawa
守 守川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001301236A priority Critical patent/JP3973391B2/ja
Publication of JP2003106578A publication Critical patent/JP2003106578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3973391B2 publication Critical patent/JP3973391B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加湿機能が充分発揮し得る電気暖房機器を提供
する。 【解決手段】貯水タンクの水で気化して加湿する加湿フ
ィルター32をジグザグ形状に形成し、このフィルター
32を装着する枠体36にフィルター32の折曲部32
aを保持する保持爪36aを幅方向に複数個設け、加湿
フィルター32のジグザグ形状を略等分に保持させて気
化量が安定化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を気化させて加湿す
る加湿装置と、これを搭載した電気暖房機器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機としての加湿装置は、
例えば特開平8−136017号公報に記載されている
ものが知られている。この加湿装置は、自然蒸発式加湿
装置の下流側に、加湿された通過空気流を加熱する電気
ヒータや補助熱交換器からなる加熱手段が配置され、こ
の加熱手段の下流側に通過空気流の出口温度を検知する
出口温度検知手段が配置され、この出口温度検知手段の
出力に基づいて加熱手段の加熱量を制御するようにして
いる。
【0003】また、別の加湿装置として、実開昭58−
148520号公報に記載されたものは、モータ及びそ
の回転軸に羽根とテーパ形状の吸水管を取り付け、水槽
部の水を吸水管の多数個の穴から加湿フィルターに向け
て飛散させ、この水で濡れた加湿フィルターに乾燥空気
を通過させ、加湿効果を得るようにしている。
【0004】さらに、実開昭63−134326号公報
に記載された冷風扇では、加湿フィルターに脱臭剤を含
有させ、貯水タンク内の水や送風空気の脱臭を行なうよ
うにしている。
【0005】また、本出願人は、事務所や会議室などの
換気の少ない密閉化された部屋では、部屋内の人が多い
と、呼吸により排出される二酸化炭素やたばこの煙、ホ
コリなどの空気汚染物質が増加するため、人間をリラッ
クスさせる効能を有するマイナスイオンと、マイナスイ
オンのみの発生では除去できない空気中の浮遊細菌を積
極的に除去するプラスイオンとを発生させるイオン発生
装置が搭載された空気清浄機を提案し、実用化してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脱臭、除菌
効果を上げるために、加湿フィルターやこれに水を供給
する貯水タンクに脱臭や除菌効果を有する薬剤を保有さ
せる場合には、特別な薬剤を買い求める必要があり、取
扱いにくいという問題を有している。
【0007】また、自然蒸発式加湿装置を搭載した電気
暖房機器において、加湿空気流を加熱する電気ヒータ
は、極力使用せずに加湿運転をするのが消費電力の低減
の意味からも好ましいが、この加湿用の電気ヒータを暖
房用の空気流を加熱する電気ヒータと併用して運転した
ときに、電気ヒータの消費電力に限度があり、中途半端
な能力しか発揮できないといった問題があった。
【0008】この問題は、水分を含んだ加湿フィルター
に空気を当てて気化させることで電気ヒータの消費電力
を抑え、上記問題を解決することができるが、加湿フィ
ルターに空気を通過させて気化するときに、加湿フィル
ターの空気の通過密度がバラツキ、加湿量が安定しない
といった問題があった。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、加湿機能を充分発揮し得る加湿装置及びこれを搭
載した電気暖房機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、水を貯水する貯水タンクと、こ
の貯水タンクの水で気化して加湿する加湿フィルターと
を具備した加湿装置において、前記加湿フィルターは、
上方からみてW字状に連続して折り曲げられてジグザグ
状に形成され、前記加湿フィルターを内装する枠体に前
記加湿フィルターのジグザグ形状を略等分に保持する保
持手段が設けられたことを特徴とする加湿装置を提供す
るものである。この構成によると、保持手段により加湿
フィルターのジグザグ形状が略等分化されて加湿フィル
ターにおける空気の流れが均一になり、気化量が安定化
する。
【0011】この保持手段としては、加湿フィルターの
少なくとも一面側にある複数の折曲部を両側から保持す
るよう前記枠体に形成された複数の保持爪から構成され
た加湿装置も提供することができる。この構成による
と、加湿フィルターの全幅においてジグザグ形状が略均
一に保持することができる。
【0012】また、保持手段は、前記加湿フィルターの
空気の流れる上流側と下流側の両方に配設された加湿装
置も提供することができる。この構成によると、加湿フ
ィルターにおける空気の入り側と出る側の空気の流れが
より均一化することができる。
【0013】さらに、加湿フィルターの上方に前記貯水
タンクの水を散水する散水手段が設けられ、前記散水手
段は、前記加湿フィルターの上方に配設され複数の散水
穴を有する加湿ボックスを備え、前記複数の散水穴は前
記加湿フィルターを通る空気の上流側で大径に、また下
流側で小径に設定された加湿装置も提供することができ
る。この構成によると、上述の空気の流れの均一化に加
え、空気の入り側が多く散水されることになるため、気
化量を多く発生することができる。
【0014】また、加湿フィルターの上方に前記貯水タ
ンクの水を散水する散水手段が設けられ、前記散水手段
は、前記加湿フィルターの上方全幅に亘って配設され一
側の入口側から他側に向かって水を供給する加湿ボック
スと、該加湿ボックスの底部に加湿フィルターの全幅方
向に間隔をおいて形成され複数の散水穴とを備え、前記
散水穴は、加湿ボックスの水の入口側が小径に、また、
該入口より遠い側が大径に設定された加湿装置も提供す
ることができる。この構成によると、上述の空気の流れ
の均一化に加え、加湿フィルターの左右幅方向で均一に
散水することができる。
【0015】さらに、本発明では、水を一時的に貯める
水受けタンク部を有する加湿トレーと、水で気化して加
湿する加湿フィルターと、前記加湿トレーの上方におい
て前記加湿フィルターを収納し送風手段から吸込んだ空
気を本体の吹出口に案内する加湿トレーカバーと、前記
水受けタンク部の水を汲み上げポンプにより汲み上げて
加湿フィルターの上方から散水する散水手段とを備え、
前記加湿トレーカバーの底面に、加湿フィルターから落
下した水を前記水受けタンク部に戻すための穴が前記ポ
ンプの吸込み口側と反対側に形成されたことを特徴とす
る加湿装置も提供することができる。この構成による
と、加湿トレーカバーから水受けタンク部に落下する水
に気泡が混入しても、水受けタンク部においてポンプと
反対側から落水するため、ポンプがエア噛みなどを起こ
して異常音を発生するのを防止することができる。
【0016】上記加湿装置は夫々単独の機器として使用
することもできるが、この加湿装置を搭載した電気暖房
機器に使用した場合、暖房と加湿機能の併用運転をして
も能力が充分発揮し得ることになる。すなわち、本発明
では、請求項1〜6のいずれかに記載の加湿装置と、通
過空気を加熱する加熱体、及びこの加熱体に空気を送る
送風手段からなる暖房装置とを備えたことを特徴とする
加湿機能付き電気暖房機器も提供することができる。
【0017】また、上記電気暖房機器において、前記送
風手段からの空気が前記加湿フィルターを通る第1通路
と、それ以外の第2通路が形成され、前記第1通路の断
面積が前記第2通路の断面積より大きく設定された加湿
機能付き電気暖房機器も提供することができる。この構
成によると、第1通路の断面積が第2通路の断面積より
大きくしたことで、加湿運転時には気化量を多くさせ、
暖房運転時には両通路の出口では両通路の風量が略同一
に流れることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る加湿装置を搭
載した電気暖房機器の実施形態を図面に基づいて説明す
る。図1は加湿装置を搭載した電気暖房機の正面側の概
略斜視図、図2は同じく正面側の概略分解斜視図、図3
は同じく電気暖房器の背面側の概略斜視図、図4は同じ
く電気暖房器の背面側から機器本体に収納する加湿装置
の概略分解斜視図である。図5は電気暖房機の側面から
みた空気の流れを示す概略構成図、図6は電気暖房機の
正面からみた空気の流れを示す概略構成図である。
【0019】図1ないし図6において、1は機器本体、
2はタンクカバー、3は吹出口、4は水タンク、5は把
手、6は空気フィルター、7は加湿トレー、8は加湿ト
レーカバー、9は加湿フィルター体、10は加湿トレー
収納部である。
【0020】機器本体1は、図1から図4に示すよう
に、箱型形状に形成され、その背面上部に形成された把
手5によって持ち運び可能とされている。機器本体1の
前面下部には、加温あるいは加湿された空気を機器外に
放出さするための吹出口3が形成され、その上方には水
タンク4を収納する貯水タンク収納部1aが形成され、
水タンク4は前面のタンクカバー2により着脱自在に収
納できるようになっている。
【0021】機器本体1の背面側では、図3〜図5に示
すように、上部に空気吸込口31が形成され、この吸込
口31には空気フィルター6が取り付けられている。機
器本体1の背面下部には加湿トレー収納部10が凹設さ
れており、この収納部10に、加湿トレー7、加湿トレ
ーカバー8および加湿フィルター体9を含む加湿部Cが
着脱自在に収納できるようになっている。
【0022】機器本体1の内部には、図5及び図6に示
すように、背面の空気吸込口31から前面の吹出口3に
至る空気通路17,18,22が形成され、この通路に
加湿フィルター32を保持する加湿フィルター体9と、
通過空気を加熱する加熱体としてのセラミックヒータ1
2と、これら加湿フィルター体9やセラミックヒータ1
2に空気を送る送風手段としての送風機30と、プラス
イオンとマイナスイオンとを発生させるイオン発生装置
19とが配置されている。
【0023】すなわち、本実施形態の電気暖房機器は、
水タンク4や加湿フィルター32を具備する加湿装置A
と、通過空気を加熱する加熱体12及び加熱体12に空
気を送る送風機30を備えた暖房装置Bと、プラスイオ
ンとマイナスイオンとを発生させるイオン発生装置19
とが主要機能部品となっており、暖房装置Bの加熱体1
2及び送風機30を加湿装置Aを運転するときに駆動さ
せるようにしている。
【0024】吹出口3は、図6に示すように、イオン発
生装置19からのイオンを含んだ空気を吹き出す副吹出
口21と、加湿フィルター体9やセラミックヒータ12
を通過した空気を吹き出す主吹出口20とを備え、主吹
出口20は吹出口3の左右方向でほぼ全幅近く形成さ
れ、副吹出口21は主吹出口20の端側に並設されてい
る。
【0025】機器本体1内に形成された空気の経路は、
図5および図6に示すように、送風機30により機器本
体1の吸込口31から吸込んだ空気をセラミックヒータ
12で加温して、そのまま主吹出□20より放出されて
室内を暖房する第1通路17と、吸込口31から吸込ん
だ空気をセラミックヒータ12を経由して加湿フィルタ
ー体9に送られ、加湿フィルター体9に吸込まれている
水分を前記乾燥した空気又は加温した空気で離脱させ
て、水分を含んだ空気として主吹出口20より放出さ
れ、室内を加湿する第2通路18と、送風機30で吸込
んだ空気をセラミックヒータ12を通らず、イオン発生
装置19を通して副吹出口21より放出されて室内の浮
遊細菌を除去する第3の通路22との3通路からなり、
吹出□3では3通路を一つにした形状としている。
【0026】送風機30は、図5および図6に示すよう
に、機器本体1に回転自在に支持された円筒形のフアン
14と、このファン14を回転させるファンモータ15
とから構成されている。そして、ファン14の回転によ
り、室内の空気を吸込口31から吸込み、セラミックヒ
ータ12を介して、そのまま主吹出口20より吹出す
か、加湿フィルター体9を通して主吹出口20から加湿
空気を放出するか、または吸込んだ空気をイオン発生装
置19を通して副吹出口21から放出ようにしている。
この送風機30は、加湿を多量に発生させるときに風量
を多くし、加湿を少量にするときに風量を少なくするよ
うファンモータ15の回転数が制御される。
【0027】セラミックヒータ12は、送風機30の下
流側に配設された正特性を持つヒータであって、暖房、
加湿装置の運転時に駆動させる。セラミックヒータ12
は、加湿装置の運転時には極力使用せず、加湿の立上が
りを早めたいときや加湿を多量に発生するときに駆動さ
せるよう制御される。
【0028】加湿装置Aは、図4および図5に示すよう
に、本体1より取出し自在な水タンク4と、水タンク4
の水を一時的に貯める水受けタンク部35を備えた加湿
トレー7と、加湿フィルター体9を収納し送風機30か
ら吸込んだ空気を吹出口3に案内する加湿トレーカバー
8と、吸水性のある加湿フィルター32を含む加湿フィ
ルター体9と、加湿フィルター32に水受けタンク部3
5の水を散水する散水手段Dとを備え、加湿トレー7の
水受けタンク部35と水タンク4とにより水を一時的に
ためる貯水タンクが構成されている。
【0029】水タンク4は、機器本体1の前面に設けら
れたタンク収納部1aに収納され、機器本体1の前面タ
ンクカバー2の着脱操作によって取外し自在で給水がで
きるようになっている。この水タンク4は、略直方体形
状のタンク本体4aと、その底面の左側から下方に延長
された延長管4bとが一体的に成形されたものであっ
て、機器本体1への収納状態で、延長管4bは、収納部
1aの穴1bを貫通して下方にある加湿トレー7の水受
けタンク部35にまで達する長さに設定されている。
【0030】延長管4bの下端にある給水口にはタンク
キャップ24が螺子締めされ、タンクキャップ24を取
り外して給水口から水タンク4内に給水することができ
る。タンクキャップ24には、図8(a)に示すよう
に、弁機構40が設けられている。この弁機構40は、
弁体41、ゴム状の弁シート42及び弁スプリング43
から構成されている。
【0031】弁体41は、図8(a)(b)に示すよう
に、その一方の端に円板状の受け部41aが一体的に形
成されており、他方の端(すなわち水タンク4側)には
ゴム状の弁シート42がわずかに上方向に向かって凸形
になるように取付けられている。また、タンクキャップ
24の開口には、弁体41をその長手方向に往復移動し
うるように、弁体41を四方から所定の隙間をあけて支
持するリング状の座受け部24aおよびリブ24bが設
けられている。弁スプリング43は、この座受け部24
aと前記弁体41の受け部41aとの間に介在され、タ
ンクキャップ24の開口44を弁シート42で塞がれる
方向に付勢するようにしている。
【0032】このため、水受けタンク部35内の受け部
8aで水タンク4の弁機構40を押さない限り、水タン
ク4内は弁機構40によって密閉状態が保持され、水タ
ンク4から水が漏れることがない。弁機構40を開閉す
る受け部8aは、後述するように、弁機構40に対向し
て水受けタンク部35に収納される加湿トレーカバー8
の端部から上方に突出形成されている。
【0033】そして、水タンク4が取付けられると、弁
体41が受け部8aに押されて上方に移動し、弁機構4
0の弁スプリング43が縮んだ状態になり、弁機構40
が開いて水タンク4内の水Wが落差によりトレーカバー
8の端部から水受けタンク部35内に供給される。これ
により、水受けタンク部35内の水位がタンクキャップ
24の先端位置で一定に保持される。
【0034】次に、機器本体1の背面にある収納部10
から取り外し自在な加湿部Cの構成について説明する。
加湿部Cは、図4に示すように、水受けタンク部35を
兼ねる加湿トレー7と、加湿フィルター体9を装着し空
気の通路を形成する加湿トレーカバー8と、散水手段D
により上方より供給された水をフィルター32に吸着し
て気化させる加湿フィルター体9とから構成されてい
る。
【0035】加湿トレー7は、図9に示すように、上面
が開放した箱形形状に形成され、その底面の略中央部に
加湿トレーカバー8の底面を受ける凸状の受け部7aが
形成され、その周囲に形成された凹溝7bによって水受
けタンク部35が構成されている。
【0036】この水受けタンク部35は、水タンク4の
水を一時的にためるタンクの役割をし、その凹溝左側に
は水位レベルを検知する近接スイッチを利用した水位ス
イッチ34が配設され、凹溝右側には水受けタンク部3
5に溜まった水を加湿フィルター体9に送るマグネット
分離タイプの汲み上げポンプ11が配設されている。ポ
ンプ11は、加湿フィルター体9の上方部にある加湿ボ
ックス29に水を送るためのもので、設定された湿度に
応じて送水する量が制御される。
【0037】加湿トレーカバー8は、図10に示すよう
に、上面が開放した箱形形状とされ、セラミックヒータ
12で加温された空気を吹出口3に導く空気通路の一部
を構成するようになっている。このトレーカバー8は、
その内部底壁の略中央部に加湿フィルター体9を装着す
る収納部8aが凹状に形成され、また、左右の側壁の上
辺には加湿フィルター体9を受ける切欠穴8cが形成さ
れ、さらに、側壁内側には加湿フィルター体9を下方に
挿入するときのガイド用のリブ8dが加湿フィルター体
9の前後に位置するように形成されている。
【0038】加湿トレーカバー8の前壁には主吹出口2
0が横長の長方形状に形成されている。この加湿トレー
カバー8に加湿フィルター体9を装着した状態では、加
湿トレーカバー8の上方開口が加湿フィルター体9によ
って分離される。すなわち、セラミックヒータ12を通
過した空気の通路は、加湿フィルター体9を通過しない
第1の通路17と、加湿フィルター体9を通過する第2
の通路18とに分離される。
【0039】加湿トレーカバー8の上方開口の通路断面
積は、図7に示すように、加湿フィルター体9を通過す
る第2の通路18の断面積Fの方は、加湿フィルター9
を通過しない第1の通路17の断面積Eより大きく設定
されている。これは、加湿フィルター体9を通過する第
2の通路18を大きくし、加湿運転時に風量を多く流し
て加湿フィルター体9の水分の気化量を多くさせるの
と、暖房運転時に加湿フィルター体9が空気の流れの抵
抗になるので、その抵抗分を考えて空気の流れの面積を
大きくしたいとの要求からである。
【0040】また、加湿トレーカバー8の空気の通路に
おいて、図7に示すように、前壁は加湿フィルター体9
を通った空気を主吹出口20へ流れ易くするために底面
から上方に向かってR形状に形成され、また後壁は上方
よりの空気を加湿フィルター9へ流れ易くするために底
面に向かってR形状に形成されている。
【0041】この加湿トレーカバー8の底面には、図1
0に示すように、加湿フィルター体9の下方において左
側壁面近傍(接続管13と反対側)に角穴8eが形成さ
れ、加湿フィルター体9で気化しなかった水を加湿トレ
ー7の水受けタンク部35に戻す通路となっている。加
湿トレーカバー8の角穴形成位置を接続管13と反対
側、つまりポンプ11の配設位置と反対側の側壁近傍に
設定したのは、角穴8eから水受けタンク部35に落下
した水に気泡が混入し、この気泡がポンプ11に吸込ま
れてエア噛みを起こして異常音を発生するのを防止する
ためである。
【0042】加湿トレーカバー8の外壁の左側には、水
タンク4の延長管4bを嵌合支持する支持部8fが形成
されている。この支持部8fは、加湿トレー7の水受け
タンク部35に収納可能な形状とされ、上面には水タン
ク4のタンクキャップ24を嵌合支持する円形の凹部が
形成され、その底面の中央部に上方に向かって針状の受
け部8bが突出形成されている。
【0043】加湿トレーカバー8の外壁の右側には、図
10に示すように、加湿フィルター体9とポンプ11と
を連通する接続管13が螺子で装着されている。接続管
13は、係止めを備えた管13cの上下に、ポンプ11
と加湿フィルター9に接続するポンプ継手13a及びフ
ィルター継手13bが設けられている。ポンプ継手13
aおよびフィルター継手13bはゴム製で相手側の挿入
部分より僅かに小さい寸法形状に設定されている。前記
散水手段Dは、上記の接続管13、汲み上げポンプ1
1、および後述の加湿ボックス29から構成される。
【0044】前記加湿フィルター体9は、図11〜図1
5に示すように、加湿フィルター32と、加湿フィルタ
ー32を装着保持する枠体36と、枠体36の上方で水
を下方に分配する加湿ボックス29とから構成されてい
る。
【0045】加湿フィルター32は、吸水性のある所定
厚みの不織布が上方からみてW字状に連続して折り曲げ
られてジグザグ状に形成されたものであって、空気を折
曲面に向かって吹き付けてフィルター32に吸着した水
分を気化させるようにしている。
【0046】このフィルター32の上部後側にはフィル
ター32を枠体36に係合保持するために左右方向に棒
材39が貫通されている。この棒材39は、フィルター
32の後側上部における折曲部32a同士の間隔を所定
間隔に維持する機能も発揮している。
【0047】枠体36は、図15に示すように、前後方
向及び上方向を開放させた横長タイプの直方体の箱形状
をなし、左右の側面および底面は閉塞面とされ、後側開
放面と対向する前側面では、上下左右に差し渡された骨
材36f、36gが交差して格子状の開放面が形成され
ている。
【0048】この格子状の開放面において、図15に示
すように、上下の略中心線状の骨材36gに横方向に一
列に内側に向かって断面を略二等辺三角形とした複数の
保持爪36aが等間隔に突出形成され、この保持爪36
aにより、加湿フィルター32の前側において、そのジ
グザグ形状を略等分に保持する保持手段が構成されてい
る。つまり、一対の保持爪36a間で前記フィルター3
2の折曲部32aが挟持され、フィルター32の折曲部
32a間の距離が左右全幅で均一化されるようになって
いる。
【0049】この各保持爪36aの長さは、フィルター
32の前後方向幅の約半分の長さに設定されている。ま
た、横方向の骨材36gの中央部には仕切板36hがフ
ィルター32の折曲部32a間に介在するように固定さ
れ、骨材の剛性を確保するようにしている。
【0050】なお、本実施形態では、一対の保持爪36
aをフィルター前面側の各折曲部32aを挟持できる複
数組の保持爪を設けたが、これに限らず、一つ置き、二
つ置きの折曲部を保持するなど、種々の態様も採用可能
である。
【0051】枠体36の左右側壁の内側上方部には、後
側の開放面に対して開放するU字壁により前記フィルタ
ー32の棒材39を収納する細溝36bが形成されてい
る。また、枠体36の底面の後辺にはフィルター32の
位置決め用のストッパ片36cが左右2箇所に間隔をお
いて上方に突出形成されている。このストッパ片36c
と前記細溝36bに収納される棒材39とにより、加湿
フィルター32の後側において、そのジグザグ形状を略
等分に保持する保持手段が構成されている。
【0052】また、枠体36の左右側壁の上縁には、左
右方向で内側に突出するL状のレール36dが形成さ
れ、このレール36dに沿って加湿ボックス29が装着
されて一体化されるようになっている。
【0053】加湿ボックス29は、図4及び図11〜図
13に示すように、ボックス本体38及び蓋37で構成
されている。ボックス本体38は、上面が開放された外
側周囲に外壁38iが形成された横長の箱形形状をな
し、さらに、その内側に四方を囲む内側周壁38jが形
成され、その内側周壁38jの内側底面部にフィルター
32に水を散水する散水穴33が前後に2列で左右方向
に間隔をおいて複数個形成されている。左右方向の散水
穴33同士はさらに仕切壁38bにより仕切られてい
る。
【0054】外側周壁38iと内側周壁38jとの間に
は、前側および左右を互いに連通する周溝38cが形成
され、その右側溝部には、加湿トレーカバー8の接続管
13と連通接続される水入口38aが形成され、水入口
38aから入った水が周溝に沿って前側から左側まで流
れるようになっている。各散水穴33への水の供給は内
側周壁38jの前壁及び左壁に形成されたV字状の切欠
穴38eから行われる。
【0055】外側周壁38iと内側周壁38jの間で、
後壁側にはオーバーフロー水を回収する回収溝38dが
形成され、この溝を形成する内側周壁38jが前壁より
も一段と低く設定され、後ろ側の回収溝38dに流れる
ようにされている。さらに、回収溝38dを構成する外
側周壁38iの上縁にはオーバーした水をタンクカバー
8から水受けタンク部35に戻すための角穴38fが形
成されている。
【0056】各散水穴33の大きさは、空気がフィルタ
ー32に入る側(後側)が大きく、また、左右方向では
ポンプ11で送られてきた入口38aより遠い方が大き
くなるように設定されている。
【0057】ボックス本体38の底面の外側3方向に外
側に向けて開放したコ字状の溝38gが形成され、この
溝38gが枠体36のレール36dに嵌合することによ
り、枠体36と加湿ボックス本体38とが一体化され
る。蓋37は、その裏面にボックス本体38の壁に対向
したリブ(図示せず)が形成され、蓋37をボックス本
体38に取り付けると、リブと壁とにより散水用の部屋
が個々に形成され、各部屋ごとに前後2列の散水穴33
が位置するようになっている。
【0058】上記構成の加湿フィルター体9の組立の手
順は、まず、ジグザグ状に折曲加工加工されたフィルタ
ー32の上方の角穴に棒材39を通し、これを枠体36
の開放面から棒材39を枠体36の溝部36bに挿入し
ながらフィルター32の折曲部を枠体36の保持爪に挿
入し、格子面までしっかりと挿入する。次に、フィルタ
ー32の後端面をストッパー片36cの内側に入れる。
次いで、フィルター32を装着した枠体36のレール3
6dを加湿ボックス29のボックス本体38の溝38g
に収めると、加湿フィルター体9が完成される。
【0059】加湿部の組立は、加湿トレー7の右側の所
定の位置にポンプ11を装着した状態で、接続管13が
固定された状態の加湿トレーカバー8を上方から挿入す
ると、接続管13のポンプ継手13bとポンプ11が接
続される。次いで、上述のように組み立てた加湿フィル
ター体9を加湿トレーカバー8の所定の位置に挿入する
と、加湿フィルター体9の加湿ボックス本体38のボッ
クス入口38aと、接続管13の加湿継手13aとが接
続され、水受けタンク部35のポンプ11から加湿ボッ
クス29への汲み上げ通路が連通接続される。
【0060】また、加湿部Cのメンテナンスは、機器本
体1から水タンク4を取出した後、本体背面の収納部1
0から加湿フィルター体9、加湿トレーカバー8を加湿
トレー7に装着された状態で引き出して行う。この際、
加湿フィルター体9のメンテナンスや、加湿トレーカバ
ー8あるいは加湿トレー7の水垢の清掃もできるように
なる。
【0061】上記加湿装置Aの水の流路は、取り外し自
在な水タンク4の水がタンクキャップ24の弁機構40
を介して加湿トレー7の水受けタンク部35に一時的に
貯められる。水受けタンク部35に設けられたポンプ1
1により水受けタンク部35内の水が加湿ボックス29
に送られ、加湿ボックス29に設けられている複数の散
水穴33からフィルター32の上方部に散水され、フィ
ルター32の素材に吸水される。このフィルター32で
気化されずに下方に落下した水は、加湿フィルター体9
の下方部の水受けタンク部35に戻されるようになる。
【0062】次に、イオン発生装置19の構成について
説明する。イオン発生装置19は、図16〜図19に示
すように、イオン発生素子28、ケース27、及び駆動
回路や接続端子を搭載した基板(図示せず)から構成さ
れている。イオン発生素子28は、約15mm×37m
m×0.9mmの誘電体46の内部に誘電体上面に平行
に約6mm×24mmの誘導電極44が埋設され、誘電
体上面における両短辺のそれぞれの中心を結ぶ中央線上
に約10.4mm×28mmの格子状の放電電極45が
設けられたものである。
【0063】誘電体46の素材は、有機物としては、ポ
リイミド、ガラスエポキシとして用いるエポキシ等の樹
脂が使用でき、無機物としては、高アルミナ、結晶化ガ
ラス、フオルステライト、ステアタイト等のセラミツク
を使用することができる。誘電体46には、耐熱性及び
強度が要求されるので、セラミツクを誘電体46として
用いる。具体的にはアルミナ材が好適に使用される。
【0064】放電電極45及び誘導電極44の材料とし
ては、特に制限がなく通常用いられるものを使用するこ
とができるが、誘電体46は、セラミツク製で焼成工程
が必要となるので、特にタングステン叉はモリブデン等
の高融点の金属を用いるのがよい。放電電極45と誘導
電極44の位置関係は、放電電極45が誘導電極44よ
りも外側に配された関係となっている。
【0065】図示しない基板には、駆動回路を構成する
昇圧コイル、コンデンサ、サーミスタなどと、イオン発
生素子28のリード線接続部と、制御回路用接続端子が
搭載されコイルの上方に相当する部分に穴が形成されて
いる。
【0066】ケース27は、コイルや基板を内装するケ
ース本体25と、イオン発生素子28を装着するケース
カバー26とから構成されている。ケース本体25は、
箱状で一方が開口状態の形状となっており、側面には制
御回路用接続端子が複数個形成され、その端子ピッチが
異なるように設定されている。
【0067】イオン発生装置19の組立手順は、ケース
本体25の所定の位置にコイルの脚を上方向に挿入し、
コイルの上から絶縁性が高いエポキシ樹脂を気泡が入ら
ないように充填して自然乾燥させて固める。更に、コイ
ルの脚に基板のコイル穴を合わせて挿入し、ケース本体
25の段付部まで挿入し、コイルの脚と基板のパターン
部とを溶着する。
【0068】さらに、イオン発生素子28をケースカバ
ー26の凹部に取付け、ケース本体25に嵌着する。そ
して、ウレタン樹脂を基板とケースカバー26との空間
に充填し、自然乾燥させると、イオン発生素子28がケ
ースカバー26に接着されてイオン発生装置19が完成
される。
【0069】次に、上述の暖房装置の動作を説明する。
まず、図20に示す操作部16の電源スイッチ51を
『入』にし、暖房スイッチ52を押して自動運転モード
を選択すると、暖房自動運転がスタートする。暖房スイ
ッチ52を順送り押していくと、『自動』→『切』→
『弱』→『強』→『自動』の暖房運転モードを選択し、
選択された暖房運転モードで暖房運転される。
【0070】暖房自動運転モードでは、図示しない温度
センサからの信号を入力して、室温を設定温度(例え
ば、22℃)になるように、セラミックヒータ及び送風
機を制御して自動運転を行う。このとき、イオン発生装
置19も自動的に併用運転をする。
【0071】暖房運転をしながらイオン発生装置19を
併用運転すると、室内の温度を上昇させて室内を暖房
し、更にイオン発生装置19によりプラスイオンとマイ
ナスイオンを発生させることができるので、空気中の浮
遊細菌を除去することができ、快適な空気を得ることが
できる。
【0072】自動暖房運転以外の「強」運転モードで
は、室温に関係なく、セラミックヒータ12を最大の1
200Wで連続運転をする。また、「弱運転」は、室温
に関係なく、セラミックヒータ12を600Wで連続運
転をする。
【0073】送風機30より吸込んだ空気は、セラミッ
クヒータ12を通過して、そのまま吹出口3に至る第1
通路17と、セラミックヒータ12を通過して、加湿フ
ィルター9を経由して吹出口3に至る第2通路18を流
れ、両通路を流れる空気が吹出口3で合流して放出され
る。
【0074】第2通路18の空気は加湿フィルター9を
通過することで速度が僅かに低下するので、吹出口3よ
り上方に空気が流れようとするが、第1通路17の空気
により、第2通路18の空気が吹出口より上方に上がろ
うとするのを押えられて遠くまで飛ばされ、室内を循環
するので、室内温度の分布がよい。
【0075】次に加湿装置の動作を説明する。まず、機
器本体1のタンクカバー2を開けて、水タンク3を機器
本体1にセットする。そして、操作部16の電源スイッ
チ51を『入』にし、加湿スイッチ53を押して自動運
転モードを選択すると、加湿自動運転がスタートする。
加湿スイッチ53を順送り押していくと、『40』→
『50』→『60』→『切』→『連続』→『40』の加
湿運転モードを選択し、選択された加湿運転モードで加
湿運転される。
【0076】加湿スイッチ53がON状態にされると、
加湿運転されると共にイオン発生装置19も自動的に併
用運転をする。加湿運転をしながらイオン発生装置19
を併用運転すると、空気中の湿度は上昇し、風邪のウイ
ルス菌の生息率を低下させ、更にイオン発生装置19に
よりプラスイオンとマイナスイオンを発生させることに
より空気中の浮遊細菌を除去することが出来、快適な空
気を得ることができる。
【0077】自動加湿運転モードの『40』、『5
0』、『60』の加湿運転は、検出された湿度と設定し
た湿度との差に応じて、加湿量を変えて自動的に加湿制
御される。『40』、『50』、『60』の加湿運転
は、湿度が設定した湿度(40%、50%、60%)に
なるように、セラミックヒータ12、ポンプ116、送
風機30を組み合わせて加湿量を変えるよう自動的に加
湿制御される。
【0078】また、『連続』加湿運転は、湿度に関係な
く、連続加湿運転をする。この加湿運転のときに、吸込
んだ空気をセラミックヒータ12により空気を加温し、
温度が高くなった空気を加湿フィルター9へ通過させる
ことにより、加湿フィルター9より水分を多量に離脱さ
せることができ、多く水分を含んだ空気を放出すること
ができる。
【0079】このように、通常加湿運転のときにはセラ
ミックヒータ12は駆動しないが、加湿量の多い運転を
するときや設定した湿度までに短時間に達したいときな
どには、セラミックヒータ12を駆動させるので、使用
勝手が良く、使用性が向上する。
【0080】また、送風機30より吸込んだ空気は、セ
ラミックヒータ12を通過して、そのまま吹出口3に至
る第1通路17と、セラミックヒータ12を通過して、
加湿フィルター4を経由して吹出口3に至る第2通路1
8とを流れ、吹出口3で合流して放出される。
【0081】このとき、第2通路18の空気は加湿フィ
ルター9を通過することで水分を含んだ空気となり、空
気が重くなり速度が僅かに低下するので、吹出口3より
下方に空気が流れようとするが、第1通路17の空気に
より、第2通路18の空気が吹出口3より下方に流れよ
うとするのを空気の温度を上げて、遠くまで飛ばすこと
ができ、室内を循環させて室内温度の分布状態を良好に
することができる。
【0082】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加
えることができるのは勿論である。例えば、上記実施形
態では加湿フィルターの保持形態を備えた電気暖房機器
について説明したが、同様な構成の加湿装置であっても
よい。また、上記実施形態において、水タンク4と水受
けタンク部35とを一体にした態様を採用してもよい。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、保持手段により加湿フィルターのジグザグ形状
が略均―に等分化されるので、加湿フィルターにおける
空気の流れが均―になり、気化量が安定する。更に、加
湿フィルターの両側に保持手段を配置すると、加湿フィ
ルターにおける空気の入りと出る具合の流れがより均一
になる。
【0084】さらに、前記加湿フィルターの上方に配設
した加湿ボックスに形成された散水穴について、空気の
入り側を大きく、出る側を小さく設定し、また、水の入
口近傍を小さく、遠くの位置を大きく設定することによ
って、加湿ボックスからの水は空気の入口側が多く、左
右に均―に散水させることができ、気化量を多くかつ安
定的に発生させることができる。
【0085】また、加湿部において、送風機からの空気
を加湿フィルターを通る第1通路とそれ以外の第2通路
とを形成し、第1通路の通路面積を第2通路の通路面積
より大きくしたことで、加湿運転時には気化量を多く発
生させ、暖房運転時には両通路の出口では両通路の風量
が略同一流れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である加湿装置を搭載した電
気暖房機器の本体前面からみた斜視図である。
【図2】図1の本体の前面からみた分解斜視図である。
【図3】図1の本体の背面からみた斜視図である。
【図4】図3の本体背面からみた分解斜視図ある。
【図5】図1の電気暖房機器の概略構成を示す正面図で
ある。
【図6】図1の空気の流れを示す側面からみた概略構成
図である
【図7】図1の加湿部の断面概略図である。
【図8】(a)は図2の水タンクの弁部の構造断面図、
(b)はその弁体の座受け部の平面図である。
【図9】図4の加湿トレーの概略斜視図である。
【図10】図4の加湿トレーカバーの概略斜視図であ
る。
【図11】図4の加湿フィルターを装着した加湿トレー
カバーを正面側からみた概略斜視図である。
【図12】図4の加湿フィルター体におけるボックスと
枠体の係合状態を示す分解斜視図である。
【図13】図4の加湿フィルター体を後面側からみた概
略図
【図14】図12のフィルターと枠体の組立状態を後面
側からみた概略図である。
【図15】図12の枠体の概略図である。
【図16】図1のイオン発生装置の概略斜視図である。
【図17】図15のイオン発生素子の概略斜視図である
【図18】図16のA―A断面図である。
【図19】図16のB―B断面図である。
【図20】図1の操作部の概略図である。
【符号の説明】
1 機体 2 タンクカバー 3 吹出口 4 水タンク 5 把手 6 空気フィルター 7 加湿トレー 8 加湿トレーカバー 9 加湿フィルター 10 加湿トレー収納部 11 ポンプ 12 セラミックヒータ 13 接続管 14 ファン 15 ファンモータ 16 操作部 17 第1通略 18 第2通路 19 イオン発生装置 36 枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 裕康 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 守川 守 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3L055 AA05 BA01 CA04 DA01 DA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を貯水する貯水タンクと、この貯水タン
    クの水で気化して加湿する加湿フィルターとを具備した
    加湿装置において、前記加湿フィルターは、上方からみ
    てW字状に連続して折り曲げられてジグザグ状に形成さ
    れ、前記加湿フィルターを内装する枠体に前記加湿フィ
    ルターのジグザグ形状を略等分に保持する保持手段が設
    けられたことを特徴とする加湿装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は前記加湿フィルターの少
    なくとも一面側にある複数の折曲部を両側から保持する
    よう前記枠体に形成された複数の保持爪から構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、前記加湿フィルターの
    空気の流れる上流側と下流側の両方に配設されたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の加湿装置。
  4. 【請求項4】前記加湿フィルターの上方に前記貯水タン
    クの水を散水する散水手段が設けられ、前記散水手段
    は、前記加湿フィルターの上方に配設され複数の散水穴
    を有する加湿ボックスを備え、前記複数の散水穴は前記
    加湿フィルターを通る空気の上流側で大径に、また下流
    側で小径に設定されたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の加湿装置。
  5. 【請求項5】前記加湿フィルターの上方に前記貯水タン
    クの水を散水する散水手段が設けられ、前記散水手段
    は、前記加湿フィルターの上方全幅に亘って配設され一
    側の入口側から他側に向かって水を供給する加湿ボック
    スと、該加湿ボックスの底部に加湿フィルターの全幅方
    向に間隔をおいて形成された複数の散水穴とを備え、前
    記散水穴は、加湿ボックスの水の入口側が小径に、ま
    た、該入口より遠い側が大径に設定されたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の加湿装置。
  6. 【請求項6】水を一時的に貯める水受けタンク部を有す
    る加湿トレーと、水で気化して加湿する加湿フィルター
    と、前記加湿トレーの上方において前記加湿フィルター
    を収納し送風手段から吸込んだ空気を本体の吹出口に案
    内する加湿トレーカバーと、前記水受けタンク部の水を
    汲み上げポンプにより汲み上げて加湿フィルターの上方
    から散水する散水手段とを備え、前記加湿トレーカバー
    の底面に、加湿フィルターから落下した水を前記水受け
    タンク部に戻すための穴が前記ポンプの吸込み口側と反
    対側に形成されたことを特徴とする加湿装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の加湿装置
    と、通過空気を加熱する加熱体、及びこの加熱体に空気
    を送る送風手段からなる暖房装置とを備えたことを特徴
    とする加湿機能付き電気暖房機器。
  8. 【請求項8】請求項7記載の電気暖房機器において、前
    記送風手段からの空気が前記加湿フィルターを通る第1
    通路と、それ以外の第2通路が形成され、前記第1通路
    の通路断面積が前記第2通路の通路断面積よりも大きく
    設定されたことを特徴とする加湿機能付き電気暖房機
    器。
JP2001301236A 2001-09-28 2001-09-28 加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器 Expired - Fee Related JP3973391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301236A JP3973391B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301236A JP3973391B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003106578A true JP2003106578A (ja) 2003-04-09
JP3973391B2 JP3973391B2 (ja) 2007-09-12

Family

ID=19121680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001301236A Expired - Fee Related JP3973391B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3973391B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046732A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Sharp Corp 加湿装置
JP2008032314A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Sharp Corp 加湿装置及びこれを備えた電気機器
JP2008039317A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 加湿機能付き空気清浄機
JP2009036407A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Sanyo Electric Co Ltd 加湿器
JP2010038515A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Hitachi Plant Technologies Ltd 散水管および加湿器ならびに加湿器の散水方法
JP2010054190A (ja) * 2008-08-01 2010-03-11 Hitachi Appliances Inc 空気清浄機
JP2010121787A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Panasonic Corp 加湿機能付空気清浄装置
JP2012154548A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Zojirushi Corp 加湿器
WO2022019221A1 (ja) * 2020-07-22 2022-01-27 シャープ株式会社 加湿フィルタ用ホルダ、加湿フィルタユニットおよび加湿装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101707838B1 (ko) * 2010-08-27 2017-02-20 (주)쿠첸 토출구 이물질 차단구조를 갖는 가습기

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046732A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Sharp Corp 加湿装置
JP2008032314A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Sharp Corp 加湿装置及びこれを備えた電気機器
JP4676400B2 (ja) * 2006-07-28 2011-04-27 シャープ株式会社 加湿装置及びこれを備えた電気機器
JP2008039317A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 加湿機能付き空気清浄機
JP4628327B2 (ja) * 2006-08-08 2011-02-09 三菱電機株式会社 加湿機能付き空気清浄機
JP2009036407A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Sanyo Electric Co Ltd 加湿器
JP2010054190A (ja) * 2008-08-01 2010-03-11 Hitachi Appliances Inc 空気清浄機
JP2010038515A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Hitachi Plant Technologies Ltd 散水管および加湿器ならびに加湿器の散水方法
JP2010121787A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Panasonic Corp 加湿機能付空気清浄装置
JP2012154548A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Zojirushi Corp 加湿器
WO2022019221A1 (ja) * 2020-07-22 2022-01-27 シャープ株式会社 加湿フィルタ用ホルダ、加湿フィルタユニットおよび加湿装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3973391B2 (ja) 2007-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3920050B2 (ja) 加湿装置
JP6367445B2 (ja) 加湿空気清浄機
JP3973391B2 (ja) 加湿装置及びこれを備えた電気暖房機器
CN107327945A (zh) 一种空调
JP2013079755A (ja) イオン送出装置及びそれを備えた空気調節装置
CN107339752A (zh) 一种空调
JP2002061901A (ja) 気化式加湿機
JP2003056873A (ja) 加湿機能付き電気暖房機器
JP2008039326A (ja) 加湿装置
CN107388411A (zh) 一种空调
JP2002327940A (ja) 空気調和機
JP2013155958A (ja) 加湿機およびそれを備えた加湿温風機
CN216384445U (zh) 无雾加湿器
CN216346867U (zh) 桌面空气处理器
JP3115357U (ja) 加湿装置
CN216897635U (zh) 加湿器
JP3926600B2 (ja) 加湿装置
KR20120033591A (ko) 회전형 가습필터를 구비한 가습장치
CN114151891A (zh) 无雾加湿器
JP4676400B2 (ja) 加湿装置及びこれを備えた電気機器
JP2004012029A (ja) 加湿器
JP2004190939A (ja) 加湿装置およびそれを備えた空気調和機
JP2002228211A (ja) 加湿器
KR100706261B1 (ko) 기화식 가습장치의 가습판
CN216620110U (zh) 无雾加湿器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees