JP2013155958A - 加湿機およびそれを備えた加湿温風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿機に給水する水の抗菌機能高めるとともに長期間に亘り安定して維持することを目的とする。
【解決手段】吸気口130と吹出口140とを連通する風路150と、送風機160と、空気を加湿する加湿フィルタ230と、加湿フィルタ230に給水する加湿トレー220と、加湿トレー220に給水する水を貯水する給水タンク210とを含み、給水タンク210はタンク本体211と、着脱自在な蓋212と、抗菌ユニット280とを備え、抗菌ユニット280は蓋212の内側に着脱自在な格子状の抗菌ユニットカバー281と抗菌剤282とを備え、抗菌剤282は抗菌ユニットカバー281を介して蓋212に着脱可能に支持させた構成とすることにより、抗菌ユニットカバーを着脱して抗菌剤を交換することが可能となり、抗菌剤を交換することにより高い抗菌機能を長期間に亘って安定して維持することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、加湿機に給水する水の抗菌機能に関するものである。
従来、この種の加湿機は、本体の内部に設置された水槽に抗菌剤を含有した樹脂材料で成型した樹脂ブロックを配置し、給水タンクの蓋を抗菌剤を含有した樹脂材料で成型することにより、水槽に貯水された水は樹脂ブロックの抗菌作用により微生物の繁殖を抑制し、給水タンクに貯水された水は蓋の抗菌作用により微生物の繁殖を抑制するようにしている。また、水槽にイオン交換樹脂を内蔵する筒体を配置することにより水に含まれるカルシウムやマグネシウムを除去している(例えば、特許文献1参照)。
図13は、特許文献1に記載された従来の加湿機を示すものである。図13に示すように、従来の加湿機は、本体1の内部に備えた水槽2と、水槽2に自動給水する着脱自在な給水タンク3と、空気を送るファン4とを備えている。給水タンク3は抗菌剤を含有した樹脂材料で成型された蓋5を備えており、蓋5は水槽2に供給する水量を調節する給水弁6を有している。水槽2の底部には水を霧化する超音波振動子7と、抗菌剤を含有した樹脂材料を網目状に成型された樹脂ブロック8が設置されている。また、水槽2の給水タンク3の蓋5に対応する部分には、網目状に形成された筒体9が設置されており、筒体9の内部にはイオン交換樹脂10が収容されている。
特開平5−180471号公報
しかしながら、前記従来の構成では、水槽に設置する樹脂ブロックと給水タンクの樹脂製の蓋に抗菌剤を含有させて成型したものであり、このような構成の場合、抗菌作用が発揮されるのは樹脂ブロックと蓋に接触または近辺に滞留する水に限られるものと推察される。また、含有させた抗菌剤は水中に溶出したり表面が汚染されることにより短期間に効果が減衰するため、長期間抗菌作用を維持することが困難であり、抗菌作用を長期間に亘り安定して維持するという観点から未だ改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、加湿機に給水する水の抗菌機能高めるとともに長期間に亘り安定して維持することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加湿器は、本体の外面に開口された吸気口と吹出口とを連通する風路と、風路の途中に配置され空気を送風する送風機と、送風機で送風された空気を加湿する加湿フィルタと、加湿フィルタに給水する加湿トレーと、加湿トレーに給水する水を貯水する給水タンクとを含み、給水タンクは、給水口を備えたタンク本体と、給水口に着脱自在な蓋と、抗菌ユニットとを備え、抗菌ユニットは、蓋の内側に着脱自在な格子状の抗菌ユニットカバーと、抗菌剤とを備え、抗菌剤は、抗菌ユニットカバーを介して蓋に着脱可能に支持させた構成の加湿機である。
これにより、抗菌ユニットカバーを着脱して抗菌剤を交換することが可能となり、抗菌
剤を交換することにより高い抗菌機能を長期間に亘って安定して維持することができる。
本発明の加湿機は、加湿に使用する水の抗菌機能を長期間に亘り安定して維持することができる。
本発明の実施の形態1における加湿温風機の外観斜視図 図1にAAで示す断面図 図1にBBで示す断面図 加湿温風機の給水タンクの着脱操作途中を示す背面側の斜視図 加湿温風機の本体から給水タンクと加湿トレーを取り外した状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1における給水タンクの外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1における給水タンクの断面図 本発明の実施の形態1における蓋の断面図 本発明の実施の形態1における抗菌ユニットを分解した状態の蓋の斜視図 本発明の実施の形態1における抗菌ユニットを取り付けた状態の蓋の斜視図 本発明の実施の形態1における加湿トレーとフィルタトレーと加湿フィルタの分解状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1における加湿レートの平面図 従来の加湿機の断面図
第1の発明は、本体の外面に開口された吸気口と吹出口とを連通する風路と、前記風路の途中に配置され空気を送風する送風機と、前記送風機で送風された空気を加湿する加湿フィルタと、前記加湿フィルタに給水する加湿トレーと、前記加湿トレーに給水する水を貯水する給水タンクとを含み、前記給水タンクは、給水口を備えたタンク本体と、前記給水口に着脱自在な蓋と、抗菌ユニットとを備え、前記抗菌ユニットは、前記蓋の内側に着脱自在な格子状の抗菌ユニットカバーと、抗菌剤とを備え、前記抗菌剤は、前記抗菌ユニットカバーを介して前記蓋に着脱可能に支持させた構成の加湿機である。
これにより、抗菌ユニットカバーを着脱して抗菌剤を交換することが可能となり、抗菌剤を交換することにより高い抗菌機能を長期間に亘って安定して維持することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記蓋は、前記給水タンクが前記本体の所定位置に設置された状態で自動的に開放される閉止栓を備え、前記抗菌ユニットは、前記閉止栓を取り囲むように配置された構成とし、前記給水タンクから前記加湿トレーに給水される水は、前記抗菌ユニットを通過して給水されることを特徴としたものである。
これにより、抗菌剤の効果は給水タンクに貯水されている水と、給水タンクから加湿トレーに給水される水に発揮させることができるため、結果的に加湿機内の全ての水に抗菌作用を発揮させることが可能となる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、 前記抗菌剤は、六方晶リン酸ジルコニウムに銀イオンを担持させた無機系抗菌剤をポリエチレン樹脂に混練し、ペレット状に成型したものを円環状に形成したネット状の袋に収容したものである。
これにより、抗菌剤の表面積を拡大するとともに、ペレット状の抗菌剤の隙間に通水す
ることが可能となるので、多くの抗菌剤を水中に溶出させることが可能となり、高い抗菌機能を得ることが可能となる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つの加湿機と、前記風路の前記送風機と前記加湿フィルタとの間に空気を加熱するヒータとを備え、前記吹出口より加湿された温風を吹き出すことを特徴とする加湿温風機である。
これにより、湿度が低い温風に加湿することができ、適度な湿度を備えた温風で暖房効果を発揮させることができる。
第5の発明は、特に第4の発明において、前記風路は前記ヒータの下流側で、前記加湿フィルタに連通する加湿風路と、前記加湿フィルタを通過させずに前記吹出口に直接連通する温風風路とに分岐し、前記風路の分岐点に、前記加湿風路および前記温風風路のいずれか一方または両方に温風を選択的に送風するダンパと、前記ダンパの操作を行う操作手段を備え、前記ダンパの操作により、温風と加湿温風の吹き出しが選択可能としたものである。
これにより、温風のみの送風と加湿温風の選択が可能となり、短時間の暖房をする場合は温風を選択することにより短時間で昇温することが可能となり、長時間の暖房する場合は加湿温風を選択することにより快適な暖房効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における加湿機を備えた加湿温風機の外観を示す斜視図であり、図2は図1に示すAA断面図を示し、図3は図1に示すBB断面図を示し、図4は貯水タンクの着脱操作途中を示す斜視図であり、図5は本体から給水タンクと給水トレーを取り外した状態を示す斜視図である。
なお、本実施の形態においては、図1に示す加湿温風機の吹出口を設けた前面側を前とし、吸気口を設けた背面側を後とし、前面から背面に向かって右側を右とし、左側を左として説明をおこなう。また着脱可能な部材については本体に設置した状態での方向に従って説明を行う。
<1>加湿機の構成
図1および図4に示すように、加湿温風機100の本体110の上面には操作部120が、背面には吸気口130が、前面には吹出口140が設けられており、図2に示すように本体110内には吸気口130から吹出口140まで風路150が連通している。風路150には、吸気口130に近い最も上流側には送風機160が配置されており吸気口130から吸引した外気を風路150に送風する。
送風機160の下流にはヒータ170が配置されている。ヒータ170は全体で1200Wの容量であるが、全体を2分割した構成であり、低容量の加熱を行うときは、その半分にのみに通電することで600Wの容量で加熱することができる。
風路150は送風機160とヒータ170との間で2本に分岐しており、分岐した風路は静電霧化部180を介して吹出口140に連通する静電霧化風路151を形成している。送風機160から送風された少量(約5%)の風量は常時静電霧化風路151に供給される構成となっている。
また、風路150はヒータ170の下流で2本に分岐しており、一方は吹出口140に直接連通する温風風路152と、他方は加湿部190を介して吹出口140に連通する加湿風路153が形成されている。
風路150の分岐点にはダンパ200が設置されており、ダンパ200はタイミングモータとギアとクランク等で構成された駆動機構(図示せず)を備えており、ヒータ170で加熱された温風を、温風風路152のみ、または温風風路152と加湿風路153の両方に送風することを操作部120の操作で選択的に切り替えることができる。
図2に示すようにダンパ200が位置Cの場合、温風は温風風路152と加湿風路153の両方に同時に送風される。この場合、風量の約10%を温風風路152に送風し、残りを加湿風路153に送風する。
ダンパ200が加湿風路153を閉じる位置Dに切り替えられた場合は、温風風路152にのみ温風が送風される。
操作部120には、加湿温風機100の電源の「入」、「切」を行う電源スイッチ121と、温風運転を連続的に行う温風連続スイッチ122と、設定温度に合わせて温風運転を行う温風室温スイッチ123と、加湿運転を行う加湿スイッチ124と、静電霧化運転を行う静電霧化スイッチ125と、入タイマを設定する入タイマスイッチ126と、切タイマを設定する切タイマスイッチ127と、子供のいたずら等の誤操作をロックするロックスイッチ128と、加湿部190のメンテナンス後に操作するリセットスイッチ129が設けられている。
また、操作部120には上記の各種スイッチの操作状態を表示する複数の表示ランプが設置されている。
なお、本実施の形態における加湿温風機100は、加湿風路153とは別に温風風路152を設けるとともに、風路を切り替えるダンパ200と切り替え操作を行う操作スイッチとを設け、「温風」と「加湿温風」とが選択できる構成としたが、これに限るものではなく、例えば、風路は加湿風路153のみとし、ダンパ200および切り替え操作を行う操作スイッチを設けない構成とし、送風機160による送風が全て加湿部190に供給されるものを加湿機と定義する。なお、ヒータ170は加湿機の必須の構成要素ではないが、加湿性能を向上するためにヒータ170を備えた構成であってもよい。また、静電霧化部180も加湿機の必須の構成要素ではない。
<2>静電霧化部の構成
図2に示すように、静電霧化部180は、送風機160とヒータ170との間の風路150から分岐した静電霧化風路151内に静電霧化ユニット181が設置されている。
静電霧化ユニット181は、送風機160で送風された空気中の水分を結露させて水を生成する結露水生成部と、生成された水に電圧を印加する霧化電極と、霧化電極に対向して設けられた対向電極とで構成されている。
結露水生成部は、冷却基板と放熱基板とを有するペルチェ素子を主構成部材とし、ペルチェ素子の冷却基板には尖鋭形状の霧化電極が設置されており、ペルチェ素子の冷却基板に結露した水が霧化電極に搬送される構成となっている。
尖鋭形状の霧化電極と対向する位置に、霧化電極を包囲するように略ドーム状の対向電
極が配置されており、霧化電極と対向電極の間に約3500Vの直流電流が印加することにより、霧化電極に搬送された結露水にレイリー分裂を生じさせ、ナノメートルサイズの帯電微粒子水が発生する。
すなわち、静電霧化ユニット181を通過後の空気は、ナノメートルサイズの帯電微粒子水が含まれたものであり、吹出口140から帯電微粒子水が放出される。ナノメータサイズの帯電微粒子水は、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸、メタン、一酸化炭素、一酸化窒素、ホルムアルデヒド等の臭気成分の分解除去と各種菌類への殺菌効果を備えており、室内に浮遊および壁面や床面に付着した臭気成分や菌類に対して脱臭と除菌および殺菌の効果を発揮することができる。
<3>加湿部の構成
図6は給水タンクの外観を示す斜視図であり、図7は給水タンクの断面図であり、図8は蓋の断面図であり、図9は抗菌ユニットを分解した状態の蓋の詳細を示す斜視図であり、図10は抗菌ユニットを取り付けた状態の蓋の斜視図であり、図11は加湿レートとフィルタトレーと加湿フィルタの分解状態を示す斜視図であり、図12は加湿レートの平面図を示すものである。なお、図11および図12は加湿トレーを後ろ側から見た状態を示したものである。
図2および図3に示すように、加湿部190は、加湿に使用する水を貯水する給水タンク210と、給水タンク210から流出した水を貯溜する加湿トレー220と、水を気化させる加湿フィルタ230と、加湿フィルタ230を加湿トレー220に取り付けるフィルタトレー250を主構成部材として構成されている。
図6および図7に示すように、給水タンク210は、半透明の樹脂材料で成型された容量約3リットルのボトル形状のタンク本体211と、タンク本体211の下面に設けた給水口211aに着脱自在に螺合する蓋212と、タンク本体211の上面に設けられた略コの字型の取っ手213と、タンク本体211の側部に設置されタンク開口111を閉塞する閉塞部材214で構成されている。
図8に示すように、蓋212の中央部には、ばねの付勢力により自動的に閉止される閉止栓212aが設けられており、給水タンク210が加湿トレー220の所定位置にセットされた場合に閉止栓212aが自動的に開放され、給水タンク210の水が加湿トレー220に供給される。
また、蓋212の内側には、閉止栓212aを取り囲むように抗菌ユニット280が設置されている。抗菌ユニット280は格子状の抗菌ユニットカバー281の内部に円筒形状に形成された抗菌剤282が収容されている。
図9に示すように、抗菌ユニットカバー281は円筒形状の上面281aと外周面281bと内周面281cが格子状に形成されており、抗菌ユニットカバー281の外側と内側とは水が相互に流通可能な構成となっている。また、外周面281bの下端部の対抗する位置には抗菌ユニットカバー281を蓋212に係止する略鉤型状の係止部281dが形成されている。
一方、蓋212の閉止栓212aの外周部は円筒形状のカバー受部212bが形成されており、カバー受部212bの外周面には対抗する位置に係止突起212cが形成されている。
図10に示すように、抗菌ユニットカバー281をカバー受部212bに嵌合させて、
回転させることにより、抗菌ユニットカバー281の係止部281dが蓋の係止突起212cに係止し、抗菌ユニットカバー281は蓋212に固定される。
抗菌剤282は、無機イオン交換体である六方晶リン酸ジルコニウムに、イオン交換で銀イオンを担持させた無機系抗菌剤をポリエチレン樹脂に混練し、ペレット状に成型したものを円環状形成したネット状の袋に入れたものである。
図8に示すように、タンク本体211から加湿トレー220に供給される水は、抗菌ユニットカバー281の上面281aと外周面281bの格子状の開口から図の矢印A1およびA2で示すように抗菌ユニットカバー281内に流入し、抗菌剤282の隙間を通過し、内周面281cの開口より矢印Bで示すように閉止栓212aより加湿トレー220に流入する。抗菌剤282を水が通過する間に抗菌成分が水に添加される。
また、加湿トレー220に流入されず給水タンク210に留まっている水も、抗菌ユニットカバー281の上面281aと外周面281bと内周面281cが格子状に形成されているため給水タンク210内に抗菌剤282が溶け出すことにより抗菌成分を添加することができる。
取っ手213は略コの字型の形状をしており両端部がタンク本体211の上部に起倒自在に枢支されている。図6に示すように取っ手213はタンク本体211の上面に倒置した収容位置に収容された状態で本体110内に収容される。また、給水タンク210を本体110から取り出した状態では、取っ手213を起立させることにより保持部213aを握って給水タンク210を容易に持ち運びすることができる。
また、給水タンク210の側部には閉塞部材214が設置されており、閉塞部材214は給水タンク210を本体110に設置した状態で、タンク開口111の全面を閉塞し、外表面は本体110の外表面と連続的な形状を成すように形成されており、タンク本体211にねじで固定されている。
閉塞部材214の上端部には閉塞部材214を本体110に係止する係止部214bが設置されている。係止部214bは弾性により本体110に係止され、開放する場合は閉塞部材214の上部に設けられたロック解除ボタン214cを押すことにより開放される。
また、閉塞部材214の上部には表面より凹陥した引き手214dが形成されており、引き手214dに指をかけて引き出すことにより閉塞部材214の下端部を支点とするように回動させながら給水タンク210を本体110より取り外すことができる。
図11および図12に示すように、加湿トレー220は給水タンク210から水を受ける水受部221と、加湿フィルタ230に供給する水を貯水する貯水部222と、貯水部の水位を検知する水位検知部の構成部材であるフロート槽240で構成されている。本実施の形態においては、加湿トレー220の右側に水受部221と、中央部に貯水部222と左側にフロート槽240が配置されている。
水受部221は略円形の凹陥形状であり、その中央には円柱状の突出部223が形成されており、給水タンク210の閉止栓212aが突出部223に当接することにより、閉止栓212aが開放される構成となっている。
貯水部222は略長方形の箱状に形成されており、貯水部222の内部には貯水部222と略相似形のフィルタトレー250が設置されている。フィルタトレー250の底面に
は複数の開口が設けられており、貯水部222に貯水された水が流入する構成となっている。フィルタトレー250は加湿トレー220より耐熱性の高い樹脂材料で成型されており、加湿部190に送風される温風で加湿トレー220が変形することを防止するとともに、加湿フィルタ230を加湿トレー220に固定する機能を備えている。
水受部221と貯水部222とフロート槽240は連通溝で連通しており、水受部221で給水タンク210より給水された水は連通溝を介して貯水部222とフロート槽240に供給されて一定の水位で維持される。
フロート槽240には水位の変動により浮動するフロート270が設置されており、フロート270に内蔵された磁石(図示せず)と本体110に設置されたリードスイッチ(図示せず)で構成された水位検知部の検知結果に基づいて加湿温風機100の運転が制御される。
また、加湿トレー220の後方上部には、加湿トレー220を本体110にロックするロック機構224が設置されており、背面下部には加湿トレー220を本体110から引き出すときに使用する引き手225が一体に形成されている。
加湿フィルタ230は樹脂材料で成型した略直方体のフィルタケース231と、フィルタケース231に内装されたフィルタ材232で構成されている。フィルタケース231は網目状に形成されており、その内外が通風可能な構成となっている。フィルタ材232は樹脂繊維の不織布を蛇行形状に折り曲げて形成した吸水性能および耐熱性の優れたものである。
図5に示すように、加湿トレー220は本体110背面の下部に設けられたトレー開口112より収容および取り出しを行うことができる。また、本実施の形態におけるタンク開口111とトレー開口112は中間部に仕切等を配設せず連続して一体的に形成された開口となっている。
<4>加湿温風機の動作、作用
加湿温風機100を使用する場合、準備作業として第1に給水タンク210への水の充填作業を行う。充填作業を行うときは、タンク本体211から蓋212を取り外し、給水タンク210を倒立させて取っ手213を回動させて最大に開放することにより、取っ手213と閉塞部材214を脚として自立させることができる。
この状態で蓋212をタンク本体211から取り外し、蓋212に設置されている抗菌ユニットカバー281を取り外し、内部に抗菌剤を収容し抗菌ユニットカバー281をカバー受部212bに嵌合させて、回転させることにより、抗菌ユニットカバー281の係止部281dが蓋の係止突起212cに係止し、抗菌ユニットカバー281は蓋212に固定される。
蓋212をタンク本体211から取り外した状態で、給水口211aからタンク本体211内に水を充填する。充填終了後に蓋212を閉めることにより充填作業は終了する。
次に、加湿フィルタ230とフィルタトレー250を加湿トレー220の貯水部222にセットし、本体110背面のトレー開口112から押し込む。加湿トレー220が所定位置まで押し込まれたら、ロック機構224により本体110に固定される。
次に水を充填した給水タンク210を底部が上になる起立状態で保持し、タンク開口111から蓋212を加湿トレー220の水受部221に挿入して、上部をタンク開口11
1に押し付けることにより、閉塞部材214の係止部214bが本体110に係止して給水タンク210は本体110に固定される。
上記の準備作業完了状態において、給水タンク210の水は抗菌ユニット280の抗菌ユニットカバー281の上面281aと外周面281bの格子状の開口から図8の矢印A1およびA2で示すように抗菌ユニットカバー281内に流入し、抗菌剤282の隙間を通過し、内周面281cの開口より矢印Bで示すように閉止栓212aより加湿トレー220に流入する。抗菌剤282を水が通過する間に抗菌成分が水に添加される。
また、加湿トレー220に流入されず給水タンク210に留まっている水も、抗菌ユニットカバー281の上面281aと外周面281bと内周面281cが格子状に形成されているため給水タンク210内に抗菌剤282が溶け出すことにより抗菌成分が添加される。
加湿トレー220の水受部221に流出した水は貯水部222およびフロート槽240に流入し、所定の水位に達したら停止する。この状態で加湿フィルタ230の下側の約1/3は水没した状態になり、毛細管現象によりフィルタ材232全体が吸水状態となる。
貯水部222が所定の水位に達して給水が停止した状態において、フロート270はフロート槽240の所定の高さに浮き上がっており、水位検知部のリードスイッチ(図示せず)はONの状態となっており、操作部120の加湿スイッチ124の操作が可能な状態となる。
加湿温風機100の運転を開始する場合、まず操作部120の電源スイッチ121を「入」にし、次に好みの運転モードを選択する。運転モードとしては、「温風」、「加湿」、「静電霧化」3つの基本的な運転モードがあるが、これに加え「温風」と「加湿」を同時に行う「加湿温風」の運転モードがある。また、「静電霧化」の運転モードは単独の運転モードに加え、他の「温風」、「加湿」、「加湿温風」の運転モードとの同時運転が可能な構成となっている。
温風モードの運転を行う場合は、温風連続スイッチ122か温風室温スイッチ123のどちらかを選択操作する。温風連続スイッチ122を選択した場合には、加湿温風機100はヒータ170が「強」または「弱」の容量で室温に関係なく温風を吹き出す。また、温風室温スイッチ123を選択した場合、室温に連動してヒータ170の容量を切り換えて室温を所定温度に保つように運転する。
温風モードの運転を行う場合は、ダンパ200は加湿風路153を閉じる位置Dに配置され、温風は温風風路152のみに供給され吹出口140から直接吹き出す。この場合、吹き出す温風は高温で乾燥した状態のものであり、このモードは短時間の部屋の暖房や、乾燥を目的とした使用に適している。
加湿モードの運転を行う場合は加湿スイッチ124を操作する。加湿モードの運転の場合、ヒータ170の容量は低容量(約600)に設定される。ダンパ200は温風を主に加湿風路153に送風する位置Cに配置され、低温の温風は温風風路152と加湿風路153の両方に送風され、温風風路152を通過した乾燥状態の温風と、加湿風路153を通過し加湿部190で加湿された加湿空気が吹出口140の手前で混合され、吹出口140から吹き出す。
このモードの場合、温風の一部を温風風路152から直接吹き出させることにより、流速の早い温風が吹出口140の手前で混合する加湿空気を効率的に吸引して吹き出す効果
を得ることができる。
温風モードの運転と加湿モードの運転を同時に行う加湿温風モードの運転を行う場合を、上記のように温風連続スイッチ122か温風室温スイッチ123のどちらかと加湿スイッチを操作する。
加湿温風モードの運転の場合、ダンパ200の位置および送風状態は加湿運転の場合と同じであるが、ヒータ170の容量が1200Wの最大容量で運転される。そのため、適度に加湿された温風が吹き出し、長時間に亘り部屋を快適に暖房する場合に最も適したモードである。
静電霧化モードの運転を行う場合は静電霧化スイッチ125を操作する。静電霧化スイッチ125を操作することにより、静電霧化ユニット181に通電され、静電霧化ユニット181は送風機160から送風された空気に含まれる水分からナノメートルサイズの帯電微粒子を発生し、帯電微粒子を含む空気を吹出口140から吹き出す。
静電霧化モードの運転は、単独運転で実施することに加え、温風運転、加湿運転、加湿温風運転の各運転モードと同時に運転することが可能であり、いずれ運転モードにおいても室内に浮遊および壁面や床面に付着した臭気成分や菌類に対して脱臭と除菌および殺菌の効果を発揮することができる。
運転を停止する場合は、電源スイッチ121を「切」操作することにより、加湿温風機100の運転が停止する。
運転停止の状態で、給水タンク210の水の補充や加湿フィルタ230および抗菌ユニット280のメンテナンス等を実施することができる。給水タンク210を本体110から取り外す場合は、閉塞部材214の上部に設置されたロック解除ボタン214cを押しながら引き手214dに指を掛けて引けば上部を手前に引き出すことができ、給水タンク210を上方に引き出せば本体110より取り外すことができる。
加湿トレー220を本体110から取り外すときは、加湿トレー220の背面の引き手225に指を掛けて強く引っ張ることにより本体110から引き出すことができる。
加湿フィルタ230メンテナンスを行う場合は、加湿フィルタ230とフィルタトレー250を加湿トレー220から取り外して水洗いをすることによりフィルタ材の中に堆積したスケールやごみを取り除ことができる。
抗菌ユニット280のメンテナンスを行う場合は、抗菌ユニットカバー281に通気孔が空いているため、蓋212に抗菌ユニット280を取り付けたまま水洗いをすることで蓄積したスケールやごみを取り除くことができる。また、抗菌ユニットカバー281を取り外し抗菌剤282を取り替えることもできる。
以上のように、本実施に形態の加湿温風機100は、抗菌ユニットカバーを着脱して抗菌剤を交換することが可能となり、抗菌剤を交換することにより高い抗菌機能を長期間に亘って安定して維持することができる。
また、本実施の形態の構成によれば、抗菌剤の効果は給水タンクに貯水されている水と、給水タンクから加湿トレーに給水される両方の水に発揮させることができるため、結果的に加湿機内の全ての水に抗菌作用を発揮させることが可能となる。
なお、本実施の形態においては、抗菌成分としては六方晶リン酸ジルコニウムに銀イオンを担持させた無機系抗菌剤を採用したが、これに限定されるものではなく、銀イオン系の他の構成あるいは銅イオン系の抗菌成分等でもよい。
また、本実施の形態においては、抗菌成分を含む樹脂ペレット状を網状の袋に収容した構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば、抗菌成分を含む樹脂ペレットを加熱して押し固めた多孔質状のブロック等の形態でもよい。
以上のように、本発明にかかる加湿機は、水の抗菌機能高めるとともに長期間に亘り安定して維持すること可能となるので、水を使用する他の民生用機器等の用途にも適用できる。
100 加湿温風機
110 本体
120 操作部(操作手段)
130 吸気口
140 吹出口
150 風路
152 温風風路
153 加湿風路
160 送風機
170 ヒータ
200 ダンパ
210 給水タンク
211 タンク本体
211a 給水口
212 蓋
212a 閉止栓
220 加湿トレー
230 加湿フィルタ
280 抗菌ユニット
281 抗菌ユニットカバー
282 抗菌剤

Claims (5)

  1. 本体の外面に開口された吸気口と吹出口とを連通する風路と、
    前記風路の途中に配置され空気を送風する送風機と、
    前記送風機で送風された空気を加湿する加湿フィルタと、
    前記加湿フィルタに給水する加湿トレーと、
    前記加湿トレーに給水する水を貯水する給水タンクと、を含み、
    前記給水タンクは、給水口を備えたタンク本体と、前記給水口に着脱自在な蓋と、抗菌ユニットと、を備え、
    前記抗菌ユニットは、前記蓋の内側に着脱自在な格子状の抗菌ユニットカバーと、抗菌剤と、を備え、
    前記抗菌剤は、前記抗菌剤ユニットカバーを介して前記蓋に着脱可能に支持させた構成の、
    加湿機。
  2. 前記蓋は、前記給水タンクが前記本体の所定位置に設置された状態で自動的に開放される閉止栓を備え、
    前記抗菌ユニットは、前記閉止栓を取り囲むように配置された構成とし、前記給水タンクから前記加湿トレーに給水される水は、前記抗菌ユニットを通過して給水されることを特徴とした、
    請求項1に記載の加湿機。
  3. 前記抗菌剤は、六方晶リン酸ジルコニウムに銀イオンを担持させた無機系抗菌剤をポリエチレン樹脂に混練し、ペレット状に成型したものを円環状に形成したネット状の袋に収容した、
    請求項1または2に記載の加湿機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の加湿機と、
    前記風路の前記送風機と前記加湿フィルタとの間に空気を加熱するヒータと、を備え、
    前記吹出口より加湿された温風を吹き出すことを特徴とする、
    加湿温風機。
  5. 前記風路は前記ヒータの下流側で、前記加湿フィルタに連通する加湿風路と、前記加湿フィルタを通過させずに前記吹出口に直接連通する温風風路とに分岐し、
    前記風路の分岐点に、前記加湿風路および前記温風風路のいずれか一方または両方に温風を選択的に送風するダンパと、
    前記ダンパの操作を行う操作手段を備え、
    前記、ダンパの操作により、温風と加湿温風の吹き出しが選択可能な、
    請求項4に記載の加湿温風機。
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